JP2014133997A - 踏切構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】踏切の横断者の道路面に対する視認性及び鉄道用軌道ブロックの道路幅員の外側部分と道路面の境界の視認性のさらなる向上を図り、道路用舗装ブロックと鉄道用軌道ブロックの間に発生する幅員の段差に起因する、横断者の道路からの脱落を確実に防止する。
【解決手段】鉄道軌道用ブロック2は、道路を構成する複数の道路用ブロック22、23と、道路用ブロック22の軌道方向両端に連接する、道路を構成しない道路外側ブロック21を備え、道路外側ブロック21は、道路用ブロック22、23より薄く形成され、複数の道路用ブロック22、23は、第一のPC鋼棒61を用いて両端で締結して連結固定し、道路外側ブロック21は、対向する道路用端部ブロック22と、第一のPC鋼棒61より低い位置に設置した第二のPC鋼棒62を用いて連結固定した踏切構造。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数枚のコンクリートブロックを、軌道方向に連接させて、PC鋼棒で締結して一体化させて構成する踏切構造に関する。
従来から踏切道には、軌道沈下が少なく、保守管理が容易であるため、軌道方向に形成された挿入孔を有する複数枚のコンクリートブロックを軌道方向に連接し、該連接状態で直線状に連通した挿入孔にPC鋼棒を挿入して、PC鋼棒の両端をナットで締結して複数枚のコンクリートブロックを一体化させて構成した踏切構造が採用されている。
そして、このような踏切構造は、単線の場合には、軌道方向にレールを施設する2本の凹溝を備える鉄道用軌道ブロックのみ、又は鉄道用軌道ブロックと鉄道用軌道ブロックの一側又は両側に施設された専ら道路部分を構成する道路用舗装ブロックを備えて構成されている。又、複線の場合には、鉄道用軌道ブロックと鉄道用軌道ブロック間に施設された道路用舗装ブロックを備えて構成され、或いは更に鉄道用軌道ブロックの外側に施設された道路用舗装ブロックを備えて構成されている。
又、このような踏切構造においては、道路用舗装ブロックは、道路幅員に合わせて端部を斜角にした構造が採用可能であるが、鉄道用軌道ブロックは、道路と軌道の交差角度が直角でない場合であっても、踏切道前後のレール締結間隔を保持するために、鉄道用軌道ブロックの端部を斜角にすることなく、軌道に直角にした構成が採用されている。即ち、軌道方向の両端部に使用される鉄道用軌道ブロックも他の部分に用いられるブロックと同様に平面視四角形の形状である。このため、道路と鉄道との交角が小さくなるほど道路用舗装ブロック又は該ブロックを使用しない道路部分と鉄道用軌道ブロックの間に発生する幅員の段差が大きくなる。
そして、この幅員段差に起因して、踏切を横断する歩行者、自転車、車椅子等の横断者が道路から脱落する事故が発生したため、踏切内での安全性確保の要請が高まっていた。
そこで、横断者の道路面に対する視認性、鉄道用軌道ブロックの道路幅員の外側部分と道路面の境界の視認性を向上させて注意を喚起するために、鉄道用軌道ブロックの道路幅員の外側部分を、100mm低くして薄型にすると共に、道路幅員の外側部分の表面を道路の色とは異なる黒色に塗装した構成が提案されている(非特許文献1)。
一般社団法人日本鉄道技術協会発行 JREA 2011年 Vol.54 No.12 37〜39頁
しかし、このような従来技術では、軌道方向に連接する鉄道用軌道ブロックの両端に亘る長さを備える直線状のPC鋼棒を用いて両端から締結していると共に、PC鋼棒による締結で鉄道用軌道ブロックが反らないように、PC鋼棒を鉄道用軌道ブロックの厚みの略中間に位置させているので、鉄道用軌道ブロックの道路幅員の外側部分の薄型化には限界があり、踏切の横断者の道路面に対する視認性及び鉄道用軌道ブロックの道路幅員の外側部分と道路面の境界の視認性の向上には不十分であり、横断者が道路から脱落する危険性が充分には解消されていなかった。
そこで、本発明は、踏切の横断者の道路面に対する視認性及び鉄道用軌道ブロックの道路幅員の外側部分と道路面の境界の視認性のさらなる向上を図り、道路用舗装ブロック又は該ブロックを使用しない道路部分と鉄道用軌道ブロックの間に発生する幅員の段差に起因する、歩行者、自転車、車椅子等の横断者の道路からの脱落を確実に防止することを主たる目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、道路と軌道の交差角度が鋭角であって、レールを施設する、軌道方向に連接した複数個の鉄道用軌道ブロックを備えて構成される踏切構造であって、鉄道軌道用ブロックは、道路を構成する複数の道路用ブロックと、前記道路用ブロックの軌道方向両端に連接する、道路を構成しない道路外側ブロックを備え、前記道路外側ブロックは、前記道路用ブロックより薄く形成され、前記複数の道路用ブロックは、第一のPC鋼棒を用いて両端で締結して連結固定し、前記道路外側ブロックは、対向する前記道路用ブロックと前記第一のPC鋼棒より低い位置に設置した第二のPC鋼棒を用いて連結固定したことを特徴とする踏切構造である。
又、上記踏切構造において、前記複数の道路用ブロックの軌道方向の両端に亘って連通させた挿入孔に第一のPC鋼棒を挿通させて、両端をナットで締結して前記複数の道路用ブロックを連結固定し、前記道路外側ブロックには、軌道方向に貫通し、前記第二のPC鋼棒を挿入するための挿入孔が穿孔され、前記道路外側ブロックに対向する前記道路用ブロックの前記道路外側ブロックとの対向面には、前記道路外側ブロックの挿入孔と連通するアンカーが埋め込まれ、前記道路外側ブロックに前記第二のPC鋼棒を挿通させて、一端を前記道路用ブロックのアンカーに螺合し、他端をナットで締結して連結固定したことを特徴とする踏切構造である。
又、上記踏切構造において、前記道路外側用ブロックの上面に粒状体を敷設したことを特徴とする踏切構造である。
以上のような本発明によれば、踏切の横断者の道路面に対する視認性及び鉄道用軌道ブロックの道路幅員の外側部分と道路面の境界の視認性を高めることが出来、道路用舗装ブロック又は該ブロックを使用しない道路部分と鉄道用軌道ブロックの間に発生する幅員の段差に起因する、歩行者、自転車、車椅子等の横断者の道路からの脱落を確実に防止することが出来た。
本発明踏切構造一実施例平面図 本発明踏切構造端部の鉄道用軌道ブロック平面図 図1A−A断面図 図1B−B断面図 図1C−C断面図 図1D−D断面図 鉄道用軌道ブロック図1E方向からの端面図 図1F−F断面図 粒状体を用いた踏切構造一実施例断面図
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1に示すように、踏切構造1は、道路9と軌道10の交差角度Sが鋭角であって、レール4を施設する、軌道方向に連接した複数個の鉄道用軌道ブロック2と、鉄道用軌道ブロック2の側方に設置する軌道方向に連接した複数個の道路用舗装ブロック3を備えて構成されている。尚、踏切の状態に応じて、道路用舗装ブロック3は鉄道用軌道ブロック2の両側又は片側に設置すればよく、更には道路用舗装ブロック3に替えてアスファルト等で道路面を形成した構成としてもよい。尚、道路とは、踏切内においては、車道のほか、自転車等が通行する通路及び歩道を含むものである。
尚、図示はしないが、鉄道用軌道ブロック2及び道路用舗装ブロック3は、路盤上に合成樹脂等の道床安定剤を用いて形成したバラスト道床上に設置することが出来る。又、この構成に限定されず、鉄道用軌道ブロック2及び道路用舗装ブロック3は、路盤コンクリート上に設けたモルタル等の緩衝材の上に設置する等その設置面は公知の構成を採用することが出来る。
軌道方向に連接させた複数個の鉄道用軌道ブロック2は連結固定され、1個の鉄道用軌道ブロック集合体20を形成し、鉄道用軌道ブロック集合体20は、軌道方向の両端部に使用され、道路9を構成しない道路外側ブロック21と、道路外側ブロック21と連接し、道路9を構成する道路用ブロックのうち両端部に位置する道路用端部ブロック22と、道路外側ブロック21と連続しない道路用中間部ブロック23とを備えている。道路外側ブロック21は、道路9を形成するためではなく、踏切道前後のレール4の締結間隔を保持するため設置されるブロックである。
鉄道用軌道ブロック2は鉄筋コンクリートで形成されたブロックであり、道路外側ブロック21は平面視台形又は三角形に形成され、道路用端部ブロック22は、軌道方向の端辺を道路幅員に合わせて斜角にして平面視三角形又は台形に形成され、道路用中間部ブロック23は平面視四角形に形成されている。
鉄道用軌道ブロック2の上面には軌道方向にレール4を施設する2本の凹溝29が形成されている。又、図示はしないが、凹溝29の底面から積層されたタイプレートパット、タイプレート、レールパッドの上にレール4が設置され、鉄道用軌道ブロック2に結合するボルト、クリップ、ばね等で構成される公知のレール締結装置により固定されている。尚、道路9を構成する道路用端部ブロック22及び道路用中間部ブロック23においては、レール4と凹溝29との隙間には、軌間側の隙間にはゴムシュートを設置すること、軌間外側の隙間には上面にゴム板を設けたブロックを設置し、鉄道用軌道ブロック2の上面及びレール4の上面と面一にすることが歩行者等の安全のために望ましい。
軌道方向に連接させた複数個の道路用舗装ブロック3は連結固定され、1個の道路用舗装ブロック集合体30を形成し、道路用舗装ブロック集合体30は、軌道方向の両端部に位置し、道路9を構成する道路用端部舗装ブロック32と、両端の道路用端部舗装ブロック32間に位置する道路用中間部舗装ブロック33を備えている。
道路用舗装ブロック3は鉄筋コンクリートで形成されたブロックであり、道路用端部舗装ブロック32は、軌道方向の端辺を道路幅員に合わせて斜角にして平面視台形又は三角形に形成され、道路用中間部舗装ブロック33は平面視四角形に形成されている。
道路用中間部ブロック23及び道路用中間部舗装ブロック33の軌道方向の長さ及び設置個数は、特に限定されず、道路の幅員に応じた所定長さ及び個数が採用される。又、道路用端部ブロック22、道路用中間部ブロック23、道路用端部舗装ブロック32、道路用中間部舗装ブロック33は同一の厚さに形成されているが、軌道方向の両端部に使用される道路外側ブロック21は、道路用端部ブロック22及び道路用中間部ブロック23より薄く形成されている。
図2、図4〜図6及び図8によく示すように、道路用端部ブロック22、道路用中間部ブロック23、道路用端部舗装ブロック32、道路用中間部舗装ブロック33には、夫々軌道方向に貫通し、第一のPC鋼棒61を挿入するための挿入孔51が穿孔されている。
挿入孔51は、複数個の道路用端部ブロック22及び道路用中間部ブロック23を軌道方向に連接させた状態で、軌道方向の両端に亘って直線状に連通し、連通した挿入孔51には、塩化ビニル等の合成樹脂製のパイプ60が挿入設置され、パイプ60内に第一のPC鋼棒61を挿通させて、PC鋼棒61の両端をナットで締結して複数個の道路用端部ブロック22及び道路用中間部ブロック23を連結固定している。
同様に、軌道方向に連接させた複数個の道路用端部舗装ブロック32及び道路用中間部舗装ブロック33の軌道方向の両端に亘って連通させた挿入孔51には、塩化ビニル等の合成樹脂製のパイプ60が挿入設置され、パイプ60内に第一のPC鋼棒61を挿通させて、PC鋼棒61の両端をナットを用いて締結して複数個の道路用ブロック、即ち道路用端部舗装ブロック32及び道路用中間部舗装ブロック33を連結固定している。
図6によく示すように、道路外側ブロック21には、軌道方向に貫通し、第二のPC鋼棒62を挿入するための挿入孔52が穿孔され、挿入孔52には、塩化ビニル等の合成樹脂製のパイプ69が挿入設置されている。又、道路外側ブロック21に対向する道路用ブロックとしての道路用端部ブロック22の道路外側ブロック21との対向面222には、道路外側ブロック21の挿入孔52と連通するめねじが形成されたアンカー71が埋め込まれている。
そして、道路外側ブロック21のパイプ69内に第二のPC鋼棒62を挿通させて、一端を道路用端部ブロック22のアンカー71に螺合し、図7に示すように、他端をナット99で締結して道路外側ブロック21と道路用端部ブロック22を連結固定している。このようにして、一体に締結固定した道路用端部ブロック22及び道路用中間部ブロック23に道路外側ブロック21を締結固定して鉄道用軌道ブロック集合体20を形成している。
ここで、PC鋼棒61による締結で鉄道用軌道ブロック2及び道路用舗装ブロック3が反らないように、PC鋼棒61、62は出来るだけ鉄道用軌道ブロック2及び道路用舗装ブロック3の厚みの略中間に位置させる必要がある。従って、道路外側ブロック21は道路用端部ブロック22及び道路用中間部ブロック23より薄いので、第二のPC鋼棒62の中心軸は第一のPC鋼棒61の中心軸より低い位置、言い換えれば各ブロックの底面からの高さが低い位置に位置させる必要がある。そのため、道路用端部ブロック22と道路用中間部ブロック23を締結する第一のPC鋼棒61とは別個の第二のPC鋼棒62を用いて道路外側ブロック21を締結固定している。即ち、図3及び図6に示すように、アンカー71及び挿入孔52の中心軸を挿入孔51の中心軸より低い位置、言い換えれば下方に設置して、第二のPC鋼棒62の中心軸を第一のPC鋼棒61の中心軸より低い位置に設置させている。
一例として、道路用端部ブロック22及び道路用中間部ブロック23の厚さを340mmとし、道路外側ブロック21の厚さを200mmとした場合、第一のPC鋼棒61の中心軸は道路用端部ブロック22及び道路用中間部ブロック23の底面から150〜170mmの高さに位置させ、第二のPC鋼棒62の中心軸は道路外側ブロック21の底面から100mmの高さに位置させて構成できる。この場合、道路用端部ブロック22及び道路用中間部ブロック23の厚さと道路外側ブロック21の厚さの差は140mmとすることが出来る。
一方、上記例において、軌道方向の両端部に使用され、道路9を構成しない道路外側ブロックの締結にも道路用端部ブロック22及び道路用中間部ブロック23の締結に使用する第一のPC鋼棒61を用いる場合、すべてのブロックの底面から最低150mmの高さに第一のPC鋼棒61の中心軸が位置するので、道路外側ブロックの厚みは少なくとも240mmは必要となり、道路外側ブロックを道路用端部ブロック22、道路用ブロック23及び道路舗装用ブロック3より薄く出来る限度は100mmである。
このように、道路外側ブロック21を締結固定するPC鋼棒を道路用端部ブロック22と道路用中間部ブロック23とを締結するPC鋼棒とは別個のPC鋼棒を使用すると共に、道路外側ブロック21を締結固定するPC鋼棒を道路用端部ブロック22と道路用中間部ブロック23とを締結するPC鋼棒より低い位置に位置させることにより、道路外側ブロック21をより薄型化することが可能となっている。更に、道路用端部ブロック22と道路用中間部ブロック23の厚さとは無関係に第二のPC鋼棒62の設置高さを設定することが出来るので、強度的に問題がない範囲で道路外側ブロック21の薄型化を図ることが出来る。
又、図6及び図7を参照すると、軌道方向の両端に使用される道路外側ブロック21又は道路用端部ブロック22及び道路用端部舗装ブロック32の軌道方向の外側端から突出する第一のPC鋼棒61及び第二のPC鋼棒62の両先端部分にはおねじが形成され、第一のPC鋼棒61及び第二のPC鋼棒62の先端部分をドーナツ状の支圧板パッキン及びワッシャーの作用を有するドーナツ状の支圧板98に挿入して、めねじが形成されたナット99を用いて締結して、軌道方向に連接させた複数個の鉄道用軌道ブロック2及び道路用舗装ブロック32、33を夫々連結固定している。尚、図3に示すように、PC鋼棒61、62の先端部分及びナットは合成樹脂製のキャップ77で被覆することが好ましい。
又、道路外側ブロック21と道路用端部ブロック22、道路用端部ブロック22と道路用中間部ブロック23及び道路用端部舗装ブロック32と道路用中間部舗装ブロック33を夫々連結する第一のPC鋼棒61或いは第二のPC鋼棒62は、踏切構造1の軌道方向の長さや各ブロックの軌道方向の長さ等に応じて、両端に亘って1本のPC鋼棒で構成してもよいが、複数のPC鋼棒を、挿入孔51或いは挿入孔52内で、めねじを形成したカップラーで連結固定して構成してもよい。
尚、PC鋼棒61、62の直径、設置数は特に限定されず、鉄道用軌道ブロック2又は道路用舗装ブロック3にかかる応力や鉄道用軌道ブロック2又は道路用舗装ブロック3の軌道と直交する方向の幅V、W等に応じて所定数を設置すればよい。一例として、鉄道用軌道ブロック2の幅Vが2000mmの場合、道路用端部ブロック22及び道路用中間部ブロック23には、第一のPC鋼棒61を5本程度を設置すればよく、道路外側ブロック21には第二のPC鋼棒62を4本程度を設置すればよい。道路用端部ブロック22及び道路用中間部ブロック23に比べ少ない本数でよいとしたのは、自動車等による荷重が無いためである。又、道路用舗装ブロック3幅Wが2000mmの場合、道路用端部舗装ブロック32及び道路用中間部舗装ブロック33には、2本程度を設置すればよい。鉄道用軌道ブロック2に比べて少ない本数でよいとしたのは、電車による荷重がないためである。
このようにして、鉄道用軌道ブロック集合体20の両側に道路用舗装ブロック集合体30を設置して踏切構造1を形成している。尚、道路用舗装ブロック集合体30は鉄道用軌道ブロック集合体20の片側にのみ設置した構成としてもよい。又、鉄道用軌道ブロック2と道路用舗装ブロック3同士は固定する必要はないが、図8に示すように、鉄道用軌道ブロック2と道路用舗装ブロック3間にはモルタル等の目地材80を充填することが好ましい。
尚、軌道方向の端部に使用される道路外側ブロック21は1個に限定されず、道路9と軌道10の交差角度S、線路状況や道路9の形状等に応じて、三角形又は台形のブロックの軌道方向端部に更に四角形の鉄道用軌道ブロックを付加する構成としてもよい。
道路外側ブロック21には、誘導部41を備えた、レール4と略同一の高さに立設した踏切ガード40が固定されている。又、図9に示すように、凹溝29以外の道路外側ブロック21の上面210には、通常バラストに用いられる、砕石、砂利、溶岩等の粒状体81を敷設することが好ましい。粒状体81を敷設することにより、道路外側ブロック21が道路でないことがより明確となり、道路外側ブロック21と道路用端部ブロック22の境界即ち、道路9の境界の視認性を向上させることが可能となっている。又、粒状体81による吸音効果により、騒音防止の効果を有することともなる。
粒状体81は、道路外側ブロック21の上面210の全面に敷設しているが、上面210の全面でなく、道路用端部ブロック22との境界から所定幅の部分のみ或いは踏切ガード5内側及び2本のレール4の外側部分のみに敷設する等、道路外側ブロック21の上面210の一部にのみ敷設することとしてもよい。又、粒状体81の厚みは、道路用端部ブロック22より高くならない厚さに敷設するが、その高さ以上の厚みとしてもよい。
粒状体81は、道路外側ブロック21の上面210にそのまま固定せずに敷設してもよいが、固定して敷設してもよい。固定の方法としては特に限定されず、粒状体81を上方から目視可能なように上部開口の箱体或いは袋に詰めて、又は袋状の金網に詰めて敷設する方法が採用できる。このような構成とすることで、踏切構造1の設置の際に、予め袋等につめられた粒状体81を設置すればよく、敷設作業を容易とすることが出来る。又、他の固定の方法として、合成樹脂等の接着剤、セメント又はモルタル等で粒状体81と道路外側ブロック21の上面210及び/又は粒状体81同士を接着固定してもよい。このように粒状体81を固定して敷設する構成とすることで、粒状体の崩れや飛散を防止でき、保守管理を容易とすることが出来る。
又、粒状体81は、黄色等の歩行者の注意を喚起しやすい色をペンキ等を用いて着色することとしてもよい。粒状体81の着色には、粒状体81を接着剤で被服して固定する場合には、接着剤を着色することも含まれる。このような構成とすることで、粒状体81の視認性を向上させて道路9と道路以外の部分の境界の視認性を向上させることが出来る。
道路幅員の外側に用いる道路外側ブロックを締結固定する第二のPC鋼棒に、道路を構成する道路用ブロックを締結する第一のPC鋼棒とは別個のPC鋼棒を使用すると共に、道路幅員の外側に用いる道路外側ブロックを締結固定する第二のPC鋼棒を、道路を構成する道路用ブロックを締結する第一のPC鋼棒より低い位置に設置して、道路外側ブロックを薄型化することにより、歩行者の道路面に対する視認性、鉄道用軌道ブロックの道路幅員の外側部分と道路面の境界の視認性を向上させることができ、道路と鉄道との交角が小さく、道路用舗装ブロックと鉄道用軌道ブロックの間に発生する道路の幅員の段差が大きい踏切に適用することが出来る。
1 踏切構造
10 軌道
2 鉄道用軌道ブロック
20 鉄道用軌道ブロック集合体
21 道路外側ブロック
22 道路用端部ブロック
23 道路用中間部ブロック
29 凹溝
3 道路用舗装ブロック
30 道路用舗装ブロック集合体
32 道路用端部舗装ブロック
33 道路用中間部舗装ブロック
4 レール
40 踏切ガード
51 挿入孔
52 挿入孔
60 パイプ
61 第一のPC鋼棒
62 第二のPC鋼棒
69 パイプ
71 アンカー
80 目地材
81 粒状体
9 道路

Claims (3)

  1. 道路と軌道の交差角度が鋭角であって、レールを施設する、軌道方向に連接した複数個の鉄道用軌道ブロックを備えて構成される踏切構造であって、鉄道軌道用ブロックは、道路を構成する複数の道路用ブロックと、前記道路用ブロックの軌道方向両端に連接する、道路を構成しない道路外側ブロックを備え、前記道路外側ブロックは、前記道路用ブロックより薄く形成され、前記複数の道路用ブロックは、第一のPC鋼棒を用いて両端で締結して連結固定し、前記道路外側ブロックは、対向する前記道路用ブロックと前記第一のPC鋼棒より低い位置に設置した第二のPC鋼棒を用いて連結固定したことを特徴とする踏切構造。
  2. 前記複数の道路用ブロックの軌道方向の両端に亘って連通させた挿入孔に第一のPC鋼棒を挿通させて、両端をボルトで締結して前記複数の道路用ブロックを連結固定し、前記道路外側ブロックには、軌道方向に貫通し、前記第二のPC鋼棒を挿入するための挿入孔が穿孔され、前記道路外側ブロックに対向する前記道路用ブロックの前記道路外側ブロックとの対向面には、前記道路外側ブロックの挿入孔と連通するアンカーが埋め込まれ、前記道路外側ブロックに前記第二のPC鋼棒を挿通させて、一端を前記道路用ブロックのアンカーに螺合し、他端をナットで締結して連結固定したことを特徴とする請求項1に記載の踏切構造。
  3. 前記道路外側用ブロックの上面に粒状体を敷設したことを特徴とする請求項1又は2に記載の踏切構造。
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