JP2014133260A - プレス部品の成形方法、プレス部品の製造方法およびプレス部品の成形用金型 - Google Patents

プレス部品の成形方法、プレス部品の製造方法およびプレス部品の成形用金型 Download PDF

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Abstract

【課題】成形に必要な荷重を小さくして設備構成の小型化および単純化が実現できるプレス部品の成形方法、プレス部品の製造方法およびプレス部品の成形用金型を提供する。
【解決手段】プレス部品90は、テーパ状に形成された筒状部91の先端部に円弧状に屈曲した傾斜部92が形成された予備成形品90をホールド体110、ピアスパンチ120およびピアスダイス130からなる成形金型100によってプレス加工されることにより成形される。成形金型100は、筒状部がホールド体110の外側固定支持部112とピアスダイス130の内側固定支持部132とによって予備成形品90の筒状部91を押さえた状態でピアスパンチ120の外側切れ刃122とピアスダイス130の内側切れ刃135とによって傾斜部92を切断した後、ピアスパンチ120の押圧部121が切り残された傾斜部92を成形空間FS内で傾倒させた後圧縮することにより角部83を成形する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、筒状体の一方の端部が内側に屈曲してカップ状に形成された金属製のプレス部品の成形方法、プレス部品の製造方法およびプレス部品の成形用金型に関する。
一般に、自動車や自動二輪車などに搭載される動力伝達装置においては、クラッチガイド、エンドプレート、クラッチピストンおよびプレートキャリア用カップなどの部品、すなわち、断面が略U字状のカップ状に形成された金属製のプレス部品が用いられている。一般に、これらのプレス部品は、絞り加工、バーリング加工、据え込み加工、打抜き加工および切削加工などによって成形される。
例えば、下記特許文献1には、平板状のブランクをカップ形状に深絞りした後、カップ形状における端部を圧縮による据え込み加工を行うことによって角部を含む端部を増肉して成形するプレス部品の成形方法が開示されている。
特開平06−218442号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたプレス部品の成形方法においては、プレス部品の成形に大きな圧縮荷重を必要とするため、金型を含む設備構成が大型化および複雑化するという問題ある。すなわち、上記特許文献1に記載された従来のプレス部品の成形方法においては、平板状のブランクの端部を屈曲させるとともに同端部の先端部にテーパ面を成形した後、この屈曲させた部分を同部分が延びる方向に沿って押し潰して座屈させながら塑性変形させるため、塑性変形させるために非常に大きな圧縮荷重を作用させる構成およびこの圧縮荷重に耐える構成が必要となって設備構成の大型化および複雑化を招来するという問題があった。
本発明は上記問題に対処するためなされたもので、その目的は、成形に必要な荷重を小さくすることにより設備構成の小型化および単純化が実現できるプレス部品の成形方法、プレス部品の製造方法およびプレス部品の成形用金型を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、筒状体の一方の端部が内側に屈曲してカップ状に形成された金属製のプレス部品の成形方法であって、筒状に成形された筒状部および同筒状部の先端部側に同筒状部から傾斜する傾斜部をそれぞれ有する予備成形品と、予備成形品における傾斜部の外側に配置されて同予備成形品における傾斜部の一部を切断するための外側切れ刃および同外側切れ刃によって切り残された部分を押圧する押圧部をそれぞれ有するピアスパンチと、予備成形品における傾斜部の内側に配置されて外側切れ刃と協働して傾斜部の一部を切断するための内側切れ刃、傾斜部との間に成形空間を介して押圧部によって押圧される傾斜部を受ける受け部、前記押圧部によって押圧される傾斜部の長さ方向の延伸を規制する内側延伸規制部および筒状部を固定的に支持するための内側固定支持部をそれぞれ有したピアスダイスと、予備成形品における傾斜部の外側に配置されて前記押圧部によって押圧される傾斜部の長さ方向の延伸を規制する外側延伸規制部および傾斜部を固定的に支持する外側固定支持部をそれぞれ有したホールド体とをそれぞれ用意しておき、ピアスダイスとホールド体とで予備成形品を固定支持した状態でピアスパンチとピアスダイスとを相対変位させることによって傾斜部の一部を切断するとともに前記切断による切り残された部分を傾倒させた後押圧することによって角部を成形する角部成形工程を含むことにある。
このように構成した本発明の特徴によれば、プレス部品の成形方法は、筒状に形成された筒状部および同筒状部の先端部側に同筒状部から傾斜する傾斜部をそれぞれ有する予備成形品に対して傾斜部の一部を切断するとともにこの切断による切り残された部分を成形空間内でピアスダイスに向かって押し倒した後圧縮して角部を成形している。すなわち、本発明に係るプレス部品の成形方法は、予備成形品における角部の形成部分(傾斜部)を同部分を座屈させながら押し潰して塑性変形させるのではなく、同部分を形成方向に交わる方向に押圧して傾倒させて成形しているため、従来技術に比べて小さな力で角部を増肉しながら成形することができ、成形用金型および同成形用金型を装備する金型設備の構成の小型化および単純化を実現することができる。この場合、本発明に係るプレス部品の成形方法によれば、上記従来技術のようにブランクの先端部にテーパ面を成形する必要がないため、テーパ面を成形するための金型、同金型を装備する金型設備およびテーパ面を成形する工程が不要なる。また、本発明に係るプレス部品の成形方法によれば、予備成形品における角部の形成部分(傾斜部)を傾倒させながら押圧するため、同部分に巻き込みを生じさせることなく精度良く成形することができる。なお、プレス部品におけるカップ状とは、筒状体の少なくとも一方の端部を内側に屈曲させて底部を成形するとともに同底部に円形または非円形の貫通孔を形成した形状である。
また、本発明の他の特徴は、前記プレス部品の成形方法において、予備成形品は、傾斜部が筒状部から滑らかに円弧状に湾曲して形成されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、プレス部品の成形方法は、予備成形品における傾斜部が筒状部から滑らかに円弧状に湾曲して形成されているため、角部の成形時に応力が集中する部分の発生を回避して傾斜部に巻き込みやまくれ込みをより効果的に防止しながら塑性変形させて角部を成形することができる。また、予備成形品における傾斜部を円弧状に形成することによって傾斜部を成形する際の板厚の減少(所謂減肉)を防止することができるため、結果としてプレス部品における角部の減肉を効果的に防止することができる。なお、この場合、予備成形品における傾斜部を構成する円弧形状の半径を大きくすればする程、プレス部品における角部の減肉を防止することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記プレス部品の成形方法において、予備成形品は、筒状部が先細りのテーパ状に形成されていることにある。
このように構成した本発明の他の特徴によれば、プレス部品の成形方法は、予備成形品における筒状部が先細りのテーパ状に形成されている。このため、予備成形品を固定的に支持するピアスダイスおよびホールド体における内側固定支持部および外側固定支持部を筒状部のテーパ形状に対応するテーパ形状にすることによってピアスダイスとホールド体との接近および離隔を一軸上の変位のみで実現することができ、予備成形品を容易かつ精度良く支持することができるとともに設備構成の小型化および単純化が実現できる。
また、本発明は、プレス部品の成形方法の発明として実施できるばかりでなく、プレス部品の製造方法およびプレス部品の成形用金型の発明としても実施できるものである。
具体的には、プレス部品の製造方法は、筒状体の一方の端部が内側に屈曲してカップ状に形成された金属製のプレス部品の製造方法であって、筒状に成形された筒状部および同筒状部の先端部側に同筒状部から傾斜する傾斜部をそれぞれ有する予備成形品と、予備成形品における傾斜部の外側に配置されて同予備成形品における傾斜部の一部を切断するための外側切れ刃および同外側切れ刃によって切り残された部分を押圧する押圧部をそれぞれ有するピアスパンチと、予備成形品における傾斜部の内側に配置されて外側切れ刃と協働して傾斜部の一部を切断するための内側切れ刃、傾斜部との間に成形空間を介して押圧部によって押圧される傾斜部を受ける受け部、押圧部によって押圧される傾斜部の長さ方向の延伸を規制する内側延伸規制部および筒状部を固定的に支持するための内側固定支持部をそれぞれ有したピアスダイスと、予備成形品における傾斜部の外側に配置されて押圧部によって押圧される傾斜部の長さ方向の延伸を規制する外側延伸規制部および傾斜部を固定的に支持する外側固定支持部をそれぞれ有したホールド体とをそれぞれ用意しておき、ピアスダイスとホールド体とで予備成形品を固定支持した状態でピアスパンチとピアスダイスとを相対変位させることによって傾斜部の一部を切断するとともに前記切断による切り残された部分を傾倒させた後押圧することによって角部を成形する角部成形工程を含むようにするとよい。
また、プレス部品の成形金型は、筒状体の一方の端部が内側に屈曲してカップ状に形成された金属製のプレス部品の成形用金型であって、筒状に成形された筒状部および同筒状部の先端部側に同筒状部から傾斜する傾斜部をそれぞれ有する予備成形品における傾斜部の外側に配置されて同予備成形品における傾斜部の一部を切断するための外側切れ刃および同外側切れ刃によって切り残された部分を押圧する押圧部をそれぞれ有するピアスパンチと、予備成形品における傾斜部の内側に配置されて外側切れ刃と協働して傾斜部の一部を切断するための内側切れ刃、傾斜部との間に成形空間を介して押圧部によって押圧される傾斜部を受ける受け部、押圧部によって押圧される傾斜部の長さ方向の延伸を規制する内側延伸規制部および筒状部を固定的に支持するための内側固定支持部をそれぞれ有したピアスダイスと、予備成形品における傾斜部の外側に配置されて押圧部によって押圧される傾斜部の長さ方向の延伸を規制する外側延伸規制部および傾斜部を固定的に支持する外側固定支持部をそれぞれ有したホールド体とを備えるようにするとよい。これらによれば、上記プレス部品の成形方法と同様の作用効果が期待できる。
本発明に係るプレス部品の成形方法によって成形されるプレス部品の概略構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプレス部品の成形方法において用いられる予備成形品および同予備成形品を成形する予備成形金型の概略構成を示した断面図である。 (A),(B)は本発明の一実施形態に係るプレス部品の成形方法における加工工程を説明するための説明図であり、(A)は成形金型上に予備成形品をセットした状態を示す断面図であり、(B)は予備成形品に対してピアスパンチが切断加工した後圧縮している状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプレス部品の成形方法によるプレス部品のプレス成形における加工工程を示す流れ図である。 本発明の一実施形態に係るプレス部品の成形方法に用いる予備成形品を成形する前の材料となるブランクの外観構成の概略を示す斜視図である。 (A)〜(D)は本発明の変形例に係るプレス部品の成形方法において用いられる予備成形品の形状のバリエーションをそれぞれ示す予備成形品の断面図である。 本発明の変形例に係るプレス部品の形状を示す断面図である。
以下、本発明に係るプレス部品の成形方法の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るプレス部品の成形方法によって成形されるプレス部品80の概略構成を示す断面図である。なお、本明細書において参照する各図は、本発明の理解を容易にするために一部の構成要素を誇張して表わすなど模式的に表している。このため、各構成要素間の寸法や比率などは異なっていることがある。
まず、本発明に係るプレス部品の成形方法によって成形されるプレス部品80について簡単に説明する。このプレス部品80は、自動車や自動二輪車などの車両に搭載されるクラッチ装置を構成するクラッチガイド、エンドプレート、クラッチピストンおよびプレートキャリア用カップなどとして用いられる部品であり、鋼板材(例えば、SPCC,SPCD、SPCE、S35Cなどの炭素鋼および高張力鋼など)を円筒状に成形して構成されている。より具体的には、プレス部品80は、円筒状に形成された本体81の外周部がテーパ状に形成された製品筒状部82と、この製品筒状部82における一方(図示上側)の端部が本体81の内側に向かって直角に屈曲する角部83によって構成されている。また、プレス部品80における角部83の内側には、貫通孔からなる抜き孔84が形成されている。
(成形金型100の構成)
次に、本発明に係るプレス部品の成形方法によってプレス部品80をプレス成形するための成形金型100について説明する。この成形金型100は、予備成形品90にプレス加工を行うことによりプレス部品80を成形する金属製の型である。この場合、予備成形品90は、成形金型100によってプレス部品80を成形する前の半加工品であり、詳しくは図2に示すように、有底筒状に形成されている。この予備成形品90は、主として、テーパ状に形成された筒状部91とこの筒状部91における小径側の端部から内側に円弧状に屈曲した後平面状に延びる傾斜部92とで構成されている。また、予備成形品90の傾斜部92における平面状に延びた部分の中央部には、貫通孔からなる位置決め孔93が形成されている。
成形金型100は、図3(A),(B)に示すように、主として、ホールド体110、ピアスパンチ120およびピアスダイス130によって構成されている。
ホールド体110は、ピアスダイス130と協働して予備成形品90を固定的に支持しつつピアスパンチ120およびピアスダイス130と協働してプレス部品80を成形するための金型であり、ダイス鋼を略円筒状に形成して構成されている。より具体的には、ホールド体110は、中央部に形成された貫通孔を構成する外側延伸規制部111および外側固定支持部112によって構成されている。
これらのうち、外側延伸規制部111は、後述するピアスパンチ120を案内するとともにそれぞれ後述する外側切れ刃122および内側切れ刃135によって切り残された傾斜部92が筒状部91の径方向外側に延伸する塑性変形を防止するための壁体を構成する円筒状の孔である。この外側延伸規制部111は、プレス部品80における角部83の外径に対応する内径に形成されている。一方、外側固定支持部112は、予備成形品90における筒状部91を同筒状部91の外側から押圧してピアスダイス130とともに予備成形品90を固定的に支持するためのテーパ状の孔であり、予備成形品90における筒状部91のテーパ形状に対応するテーパ形状に形成されている。
ピアスパンチ120は、ピアスダイス130およびホールド体110と協働して予備成形品90に対して切断加工および押圧加工を行うことによりプレス部品80を成形するための金型であり、ダイス鋼を略円筒状に形成して構成されている。より具体的には、ピアスパンチ120は、プレス部品80における角部83の外径に対応する外径、換言すれば、ホールド体110における外側延伸規制部111に摺動可能に嵌合する外径に形成されるとともに、プレス部品80における角部83の内側に形成される抜き孔84の内径に対応する内径にそれぞれ形成されて構成されている。
そして、ピアスパンチ120におけるピアスダイス130に対向する図示下側の端部には、押圧部121が形成されている。押圧部121は、予備成形品90における傾斜部92をピアスダイス130側に押圧して塑性変形させることによりプレス部品80の角部83を成形する部分であり、角部83の外側面の形状を反転した形状に形成されて構成されている。本実施形態においては、押圧部121は、外側面が凹状に形成された角部83に対応する凸状に形成されて構成されている。このリング状に形成された押圧部121における内側の端部には、予備成形品90における傾斜部92を切断加工することによりプレス部品80の抜き孔84を成形するための外側切れ刃122が形成されている。
ピアスダイス130は、ホールド体110と協働して予備成形品90を固定的に支持しつつピアスパンチ120およびホールド体110と協働して予備成形品90に対して切断加工および押圧加工を行うことによりプレス部品80を成形するための金型であり、ダイス鋼を略円柱状に形成して構成されている。より具体的には、ピアスダイス130は、主として、ダイス本体131と突出体134とで構成されている。これらのうち、ダイス本体131は、円柱体で構成されるとともにこの円柱体におけるピアスパンチ120に対向する側の先端部に内側固定支持部132が形成されている。
内側固定支持部132は、予備成形品90における筒状部91を同筒状部91の内側から支持してホールド体110とともに予備成形品90を固定的に支持するための部分であり、予備成形品90における筒状部91のテーパ形状に対応するテーパ形状に形成されている。また、ダイス本体131におけるピアスパンチ120に対向する側の先端面には、同先端面の外径より小径の突出体134が形成されるとともに、先端面における突出体134の外側に受け部133が形成されている。
受け部133は、ピアスパンチ120によって押圧された予備成形品90の傾斜部92を受け止めて同部分を塑性変形させることによりプレス部品80の角部83を成形するリング状の部分であり、角部83の内側面の形状を反転した形状に形成されて構成されている。本実施形態においては、受け部133は、プレス部品80における角部83の内側面の平面形状に対応して平面状に形成されている。
一方、突出体134は、予備成形品90における傾斜部92を切断加工するとともに同切断加工により切り残された傾斜部92を塑性変形させることによりプレス部品80の角部83を成形する部分であり、円柱状に形成されている。より具体的には、突出体134は、その外周部に内側切れ刃135および内側延伸規制部136がそれぞれ形成されて構成されている。
これらのうち、内側切れ刃135は、予備成形品90における傾斜部92を外側切れ刃122と協働して切断加工することによりプレス部品80における抜き孔84を成形するための刃部である。また、内側延伸規制部136は、外側切れ刃122および内側切れ刃135によって切り残された傾斜部92が筒状部91の径方向内側に延伸する塑性変形を防止するための壁体である。すなわち、ホールド体110の外側延伸規制部111と突出体134の内側延伸規制部136との間のリング状の空間である成形空間FSの幅Wは、プレス部品80の角部83における径方向の幅に対応している。
また、ピアスダイス130におけるダイス本体131の外側には、受け支持体137が設けられている。受け支持体137は、予備成形品90を塑性変形させてプレス部品80を成形する際に予備成形品90における筒状部91の図示下側端部を受け止めて支持する金型である。この受け支持体137は、ダイス本体131の外周部に固定的に嵌合するリング状に形成されている。
この成形金型100を構成するこれらのホールド体110、ピアスパンチ120およびピアスダイス130は、予備成形品90をプレス加工することによりプレス部品80を成形する図示しないプレス加工機に取り付けられて用いられる。この場合、受け体支持体137を含むピアスダイス130は、プレス加工機に固定的に設けられる。一方、ホールド体110およびピアスパンチ120は、プレス加工機内においてピアスダイス130に対して同軸上でかつピアスダイス130に対して接近および離隔する方向に変位可能な状態で設けられる。
(プレス部品80の成形)
次に、上記のように構成した成形金型100を用いたプレス部品の成形方法の作動について図4に示す工程流れ図を参照しながら説明する。まず、作業者は、第1工程にて、ブランクBLを用意する。具体的には、作業者は、図5に示すように、鋼板(例えば、SPCC,SPCD、SPCE、S35Cなどの炭素鋼および高張力鋼など)材を円形状に形成した平板の中央部に図示しない打抜きプレス加工機を用いて位置決め用の位置決め孔93を成形してブランクBLを得る。なお。ブランクBLに形成した位置決め孔93は、予備成形品90をプレス成形する加工機において位置決めに用いるものであるため、この加工機において位置決め用の孔が不要の場合には省略することができる(図6(D)参照)。
次に、作業者は、第2工程にて、予備成形品90を成形する。この場合、予備成形品90は、図2に示したように、成形金型100によってプレス部品80に成形される材料であって、前記ブランクBLに対して絞り加工によりカップ状に成形した半加工品である。具体的には、作業者は、例えば、図2に示すような予備成形金型200を備えた絞り加工機(図示せず)にブランクBLをセットして予備成形品90を成形する。
この場合、予備成形金型200は、平板状のブランクBLを塑性加工することにより予備成形品90を成形する金型であり、主として、予備成形パンチ210、予備成形ダイス220およびイジェクトピン230によって構成されている。これらのうち、予備成形パンチ210は、ブランクBLの中央部を押圧することによって筒状部91および傾斜部92をそれぞれ成形するための金型である。この予備成形パンチ210は、予備成形品90における筒状部91に対応するテーパ形状に形成された部分および同部分の先端部に傾斜部92に対応する円弧状に形成された部分をそれぞれ備えて構成されている。
また、予備成形ダイス220は、予備成形パンチ210に対向配置されてこの予備成形パンチ210によって押圧されるブランクBLを支持しつつ筒状部91および傾斜部92をそれぞれ成形するための金型である。この予備成形ダイス220は、予備成形パンチ210によって押圧されるブランクBLを受け止めるとともに筒状部91を形成するために筒状部91に対応するテーパ状に形成された貫通孔を備えて構成されている。また、イジェクトピン230は、筒状部91および傾斜部92がそれぞれ成形された予備成形品90を予備成形ダイス220内から押し出すための円柱状の金型である。
したがって、作業者は、予備成形金型200にブランクBLをセットして図示しない絞り加工機を操作することによって予備成形品90を成形する。これにより、作業者は、平板状のブランクBLに筒状部91および傾斜部92をそれぞれ成形したカップ状の予備成形品90を得ることができる。この場合、予備成形品90は、傾斜部91を円弧状に形成することによって筒状部91および傾斜部92の板厚の減少を抑えながら成形することができる。
次に、作業者は、第3工程にて、プレス部品80を成形する。具体的には、作業者は、図3(A)に示すように、前記第2工程で成形した予備成形品90を成形金型100内にセットして図示しないプレス加工機を操作することにより予備成形品90へのプレス加工を開始する。この場合、作業者は、ピアスダイス130における突出体134上に被せるように予備成形品90を配置する。このプレス部品80の成形加工は、図3(A),(B)に示すように、プレス加工機がホールド体110およびピアスパンチ120をピアスダイス130側に移動を開始することにより、次のサブステップ1,2の各工程を経て行われる。
サブステップ1:まず、成形金型100は、予備成形品90に対して傾斜部92の内側部分の切断加工を行う。具体的には、成形金型100は、図3(A)に示すように、ホールド体110がピアスダイス130側に移動して外側固定支持部112が予備成形品90における筒状部91を押圧することにより同筒状部91を外側固定支持部112とピアスダイス130の内側固定支持部132とで挟んで固定支持する。次いで、成形金型100は、ピアスパンチ120がピアスダイス130側に移動することにより押圧部121が予備成形品90における傾斜部92を押圧するとともに外側切れ刃122とピアスダイス130における内側切れ刃135とで傾斜部92を切断する。これにより、予備成形品90は、傾斜部92における位置決め孔93を含む内側部分が円状に切除される。
サブステップ2:次に、成形金型100は、予備成形品90に対して傾斜部92を塑性加工することにより角部83の成形を行う。具体的には、成形金型100は、図3(B)に示すように、予備成形品90における傾斜部92の一部を切除した後、更にピアスパンチ120をピアスダイス130側に進行させることによって切り残された傾斜部92をホールド体110、ピアスパンチ120およびピアスダイス130によって囲まれた成形空間FS内において受け部133側に向かって傾倒させた後圧縮する。
この場合、前記サブステップ1によって切り残された傾斜部92は、湾曲して延びて形成されているためホールド体110の外側延伸規制部111と突出体134の内側延伸規制部136との間のリング状の成形空間FSの幅Wより長く切り残されているが、同成形空間FSにおける幅方向が外側延伸規制部111と内側延伸規制部136とによって塑性変形が規制されているため、受け部133側に押圧されるに従って厚さが増加、すなわち、増肉される。したがって、予備成形品90における傾斜部92は、厚さが増加した状態で角部83が成形されるとともに同角部83の径方向内側に抜き孔84が成形される。本実施形態においては、角部83は、抜き孔84の周囲の水平部分も含めてブランクBLおよび筒状部91(後の製品筒状部82)の厚さよりも厚く形成される。
この角部83の成形加工は、傾斜部92を傾倒させた後圧縮するものであるため、材料を終始圧縮のみで成形する従来技術に比べて小さな力で角部83を増肉しながら成形することができる。また、この角部83の成形加工は、傾斜部92を傾倒させながら押圧するため、同部分に巻き込みを生じさせることなく精度良く成形することができる。なお、これらのサブステップ1における傾斜部92の切断加工時およびサブステップ2における角部83の成形加工時においては、ピアスダイス130の外側に配置された受け支持体137が予備成形品90の筒状部91における図示下端部を支持する。
これらサブステップ1による傾斜部92の切断加工およびサブステップ2による角部83の成形加工によってプレス部品80が成形される。すなわち、これらサブステップ1による傾斜部92の切断加工およびサブステップ2による角部83の成形加工が、本発明に係る角部成形加工に相当する。したがって、プレス加工機は、この角部83の成形加工工程の後、ピアスパンチ120およびホールド体110をピアスダイス130から離隔させる方向に移動させることにより、成形金型100を開放、すなわち、成形されたプレス部品80を成形金型100から取り出し可能な状態とする。これにより、作業者は、開放された成形金型100内からプレス部品80を取り出すことにより、プレス部品80の成形加工作業を終了する。
上記作動説明からも理解できるように、上記実施形態によれば、プレス部品の成形方法は、筒状に形成された筒状部91および同筒状部91の先端部側に同筒状部91から傾斜する傾斜部92をそれぞれ有する予備成形品90に対して傾斜部92の一部を切断するとともにこの切断による切り残された部分を成形空間FS内でピアスダイス130に向かって押し倒した後圧縮して角部83を成形している。すなわち、本発明に係るプレス部品の成形方法は、予備成形品90における角部83の形成部分(傾斜部92)を同部分を座屈させながら押し潰して塑性変形させるのではなく、同部分を形成方向に交わる方向に押圧して傾倒させて成形しているため、従来技術に比べて小さな力で角部83を増肉しながら成形することができ、成形金型100および同成形金型100を装備する金型設備の構成の小型化および単純化を実現することができる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、下記変形例の説明において参照する図においては、上記実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は適宜省略する。
例えば、上記実施形態においては、成形金型100は、予備成形品90に対して切断加工および塑性加工を行うことにより完成品としてのプレス部品80を成形するように構成した。しかし、成形金型100は、予備成形品90に対して切断加工および塑性加工を行うことにより仕上げ加工を施すことによってプレス部品80として完成する完成直前状態の半加工品であるプレス部品80を成形するようにしてもよい。この場合、作業者は、完成直前状態の半加工品であるプレス部品80に対して図示しない仕上げ用金型などを用いて仕上げ成形加工を行うことによってプレス部品80を完成させる。
また、上記実施形態においては、予備成形品90における傾斜部92は、筒状部91から滑らかに円弧状に湾曲する形状に形成した。しかし、予備成形品90における傾斜部92は、傾斜部92の切断加工後において成形空間FSの幅Wよりも長くなるように幅Wに交わる方向に延びる、すなわち、傾斜して延びて形成されていればよく、必ずしも上記実施形態に限定されるものではない。したがって、予備成形品90における傾斜部92は、例えば、図6(A),(B)に示すように、傾斜した状態で直線状に延びて形成することもできる。
また、上記実施形態においては、予備成形品90における筒状部91は、傾斜部92側に向かって先細りとなるテーパ状に形成した。しかし、予備成形品90における筒状部91は、筒状に形成されていればよく、必ずしも上記実施形態に限定されるものではない。したがって、予備成形品90における筒状部91は、例えば、図6(B),(C)に示すように、外径が一定の筒状に形成することもできる。この場合、成形金型100は、予備成形品90における筒状部91を筒状部91の径方向から挟むように構成するとよい。
また、筒状部91は、例えば、図6(D)に示すように、傾斜部92とは反対側の端部側が円弧状に広がる所謂ラッパ形状に形成することもできる。この場合、この予備成形品90によって成形されるプレス部品80は、例えば、図7に示すように、製品筒状部82における角部83とは反対側の端部が円弧状に広がったラッパ状に成形することもできる。
また、上記実施形態においては、成形金型100におけるピアスダイス130は、予備成形品90における筒状部91を固定的に支持するダイス本体131と、予備成形品90における傾斜部92を切断加工する突出体134とを一体的に備えて構成した。しかし、ピアスダイス130は、予備成形品90における筒状部91を固定的に支持するダイス本体131と、予備成形品90における傾斜部92を切断加工する突出体134とをそれぞれ別々の別体で構成することもできる。例えば、ピアスダイス130は、ダイス本体131を貫通孔を有した円筒状に構成するとともに、突出体134をダイス本体131に形成した貫通孔に摺動自在に嵌合させて構成することもできる。
また、上記実施形態においては、成形金型100は、受け体支持体137を含むピアスダイス130がプレス加工機に固定的に設けられるとともに、ホールド体110およびピアスパンチ120がピアスダイス130に対して可動的に設けられている。しかし、ピアスダイス130に対するホールド体110およびピアスパンチ120の移動は相対的なものであるため、いずれが移動側および固定側であってもよいことは当然である。例えば、ホールド体110およびピアスパンチ120に対して受け体支持体137を含むピアスダイス130が移動するように構成されていてもよい。
また、上記実施形態においては、プレス部品80は、自動車や自動二輪車などの車両に搭載されるクラッチ装置を構成するクラッチガイド、エンドプレート、クラッチピストン
プレートキャリア用カップおよびなどとして用いられる部品を想定したが、これら以外の部品であってもよい。すなわち、本発明に係るプレス部品の成形方法は、筒状体の一方の端部に屈曲した角部83を有する金属製のプレス部品80に広く適用することができる。この場合、プレス部品80は、円筒形状に限らず、円以外の楕円、三角や四角などの多角形状などの所謂異形状であってもよい。
また、上記実施形態においては、プレス部品80における抜き孔84を円形に形成した。しかし、プレス部品80における抜き孔84の形状は、プレス部品80の仕様に応じて適宜決定されるのであり、上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、プレス部品80における抜き孔84は、円形以外の形状、例えば、楕円形、三角形や四角形などの多角形、歯車形状およびスプライン形状を単体でまたはこれらを適宜組み合わせた異形形状などに成形することができる。
また、プレス部品80を構成する材料もSPCC,SPCDおよびSPCEなど絞り加工に特に適した鋼板以外の金属材料であっても採用することができる。特に、一般的に絞り加工やバーリング加工に適さない高炭素鋼や高張力鋼を材料に対しても割れや亀裂などの成形不良を生じさせることなく精度よく成形加工を行うことができる。
BL…ブランク、FS…成形空間、W…成形空間の幅
80…プレス部品、81…本体、82…製品筒状部、83…角部、84…抜き孔、
90…プレス部品、91…筒状部、92…傾斜部、93…位置決め孔、
100…成形金型、
110…ホールド体、111…外側延伸規制部、112…外側固定支持部、
120…ピアスパンチ、121…押圧部、122…外側切れ刃、
130…ピアスダイス、131…ダイス本体、132…内側固定支持部、133…受け部、134…突出体、135…内側切れ刃、136…内側延伸規制部、137…受け支持体、
200…金型、210…予備成形パンチ、220…予備成形ダイス、230…イジェクタピン。

Claims (5)

  1. 筒状体の一方の端部が内側に屈曲してカップ状に形成された金属製のプレス部品の成形方法であって、
    筒状に成形された筒状部および同筒状部の先端部側に同筒状部から傾斜する傾斜部をそれぞれ有する予備成形品と、
    前記予備成形品における前記傾斜部の外側に配置されて同予備成形品における前記傾斜部の一部を切断するための外側切れ刃および同外側切れ刃によって切り残された部分を押圧する押圧部をそれぞれ有するピアスパンチと、
    前記予備成形品における前記傾斜部の内側に配置されて前記外側切れ刃と協働して前記傾斜部の一部を切断するための内側切れ刃、前記傾斜部との間に成形空間を介して前記押圧部によって押圧される前記傾斜部を受ける受け部、前記押圧部によって押圧される前記傾斜部の長さ方向の延伸を規制する内側延伸規制部および前記筒状部を固定的に支持するための内側固定支持部をそれぞれ有したピアスダイスと、
    前記予備成形品における前記傾斜部の外側に配置されて前記押圧部によって押圧される前記傾斜部の長さ方向の延伸を規制する外側延伸規制部および前記傾斜部を固定的に支持する外側固定支持部をそれぞれ有したホールド体とをそれぞれ用意しておき、
    前記ピアスダイスと前記ホールド体とで前記予備成形品を固定支持した状態で前記ピアスパンチと前記ピアスダイスとを相対変位させることによって前記傾斜部の一部を切断するとともに前記切断による前記切り残された部分を傾倒させた後押圧することによって前記角部を成形する角部成形工程を含むことを特徴とするプレス部品の成形方法。
  2. 請求項1に記載したプレス部品の成形方法において、
    前記予備成形品は、
    前記傾斜部が前記筒状部から滑らかに円弧状に湾曲して形成されていることを特徴とするプレス部品の形成方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載したプレス部品の成形方法において、
    前記予備成形品は、
    前記筒状部が先細りのテーパ状に形成されていることを特徴とするプレス部品の形成方法。
  4. 筒状体の一方の端部が内側に屈曲してカップ状に形成された金属製のプレス部品の製造方法であって、
    筒状に成形された筒状部および同筒状部の先端部側に同筒状部から傾斜する傾斜部をそれぞれ有する予備成形品と、
    前記予備成形品における前記傾斜部の外側に配置されて同予備成形品における前記傾斜部の一部を切断するための外側切れ刃および同外側切れ刃によって切り残された部分を押圧する押圧部をそれぞれ有するピアスパンチと、
    前記予備成形品における前記傾斜部の内側に配置されて前記外側切れ刃と協働して前記傾斜部の一部を切断するための内側切れ刃、前記傾斜部との間に成形空間を介して前記押圧部によって押圧される前記傾斜部を受ける受け部、前記押圧部によって押圧される前記傾斜部の長さ方向の延伸を規制する内側延伸規制部および前記筒状部を固定的に支持するための内側固定支持部をそれぞれ有したピアスダイスと、
    前記予備成形品における前記傾斜部の外側に配置されて前記押圧部によって押圧される前記傾斜部の長さ方向の延伸を規制する外側延伸規制部および前記傾斜部を固定的に支持する外側固定支持部をそれぞれ有したホールド体とをそれぞれ用意しておき、
    前記ピアスダイスと前記ホールド体とで前記予備成形品を固定支持した状態で前記ピアスパンチと前記ピアスダイスとを相対変位させることによって前記傾斜部の一部を切断するとともに前記切断による前記切り残された部分を傾倒させた後押圧することによって前記角部を成形する角部成形工程を含むことを特徴とするプレス部品の製造方法。
  5. 筒状体の一方の端部が内側に屈曲してカップ状に形成された金属製のプレス部品の成形用金型であって、
    筒状に成形された筒状部および同筒状部の先端部側に同筒状部から傾斜する傾斜部をそれぞれ有する予備成形品における前記傾斜部の外側に配置されて同予備成形品における前記傾斜部の一部を切断するための外側切れ刃および同外側切れ刃によって切り残された部分を押圧する押圧部をそれぞれ有するピアスパンチと、
    前記予備成形品における前記傾斜部の内側に配置されて前記外側切れ刃と協働して前記傾斜部の一部を切断するための内側切れ刃、前記傾斜部との間に成形空間を介して前記押圧部によって押圧される前記傾斜部を受ける受け部、前記押圧部によって押圧される前記傾斜部の長さ方向の延伸を規制する内側延伸規制部および前記筒状部を固定的に支持するための内側固定支持部をそれぞれ有したピアスダイスと、
    前記予備成形品における前記傾斜部の外側に配置されて前記押圧部によって押圧される前記傾斜部の長さ方向の延伸を規制する外側延伸規制部および前記傾斜部を固定的に支持する外側固定支持部をそれぞれ有したホールド体とを備えることを特徴とするプレス部品の成形金型。
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