JP2014133252A - アシストガスの交換方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザ加工機における加工ヘッドのノズル内のアシストガスの交換を迅速に行うことのできるアシストガス交換方法及び装置を提供する。
【解決手段】レーザ加工ヘッドにおけるノズル内のアシストガスの交換方法であって、交換すべきアシストガスGAを、前記ノズル7の開口部7Aから離れた位置において前記ノズル7内へ間欠的に供給して、前記ノズル7内に存在していた交換されるべきアシストガスGBを前記ノズル7内の開口部7Aから排出する。交換すべきアシストガスGAを前記ノズル7内へ間欠的に供給する時間は、0.1秒〜2.0秒の範囲である。前記ノズル7内へ供給された交換すべきアシストガスGAを、前記ノズル7の供給口7B付近において膨張させ、このアシストガスGAの膨張によって前記ノズル7の前記開口部7A付近に位置するアシストガスGBを外部へ排出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ加工機におけるレーザ加工ヘッドに備えられたノズル内へのアシストガスの交換方法及び装置に係り、さらに詳細には、前記ノズルに対して、交換すべきアシストガスを間欠的に供給する方法及び装置に関する。
レーザ加工機によって板状のワークのレーザ切断加工を行う場合、ワークの材質によってアシストガスを適正のアシストガスに交換してレーザ加工が行われている。例えば、炭素鋼のレーザ切断加工を行う場合にはアシストガスとして空気又は酸素ガスを使用し、ステンレスのレーザ切断加工時には、アシストガスとして窒素ガスを使用することが行われている。また、ワークの材質、板厚によっては、ピアス加工時のアシストガスとして酸素ガスを使用し、切断加工時にはアシストガスとして窒素ガスを使用することもある。
そこで、レーザ加工機におけるレーザ加工ヘッドに備えたノズルに対して供給すべきアシストガスの切換えを行うことが行われている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−342489号公報
前記特許文献1に記載の構成においては、レーザ加工ヘッドに備えたノズルへ供給するアシストガスの圧力を調整する制御弁と前記レーザ加工ヘッドとの間に急速排気弁を備え、この急速排気弁によって、当該急速排気弁と前記制御弁とを接続した一次側の圧力及び急速排気弁とレーザ加工ヘッドとを接続した二次側の圧力を急速に低下した後、交換すべきアシストガスをレーザ加工ヘッドに備えたノズル内へ供給する構成である。
前述のごとく、交換すべきアシストガスをノズル内へ供給するとき、ノズル内には交換されるべきアシストガスが残留しているものである。そして、ノズルにおける開口部の径が小径であることにより、交換すべきアシストガスをノズル内へ連続的に供給すると、供給されたアシストガスと残留していたアシストガスとが混在することとなり、交換すべきアシストガスに交換されるまで長時間を要するという問題がある。なお、交換すべきアシストガスと交換されるべきアシストガスが混在した状態においてワークのレーザ切断加工を行うと、アシストガスが適正なアシストガスでないために加工不良を生じることがある。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、レーザ加工ヘッドにおけるノズル内のアシストガスの交換方法であって、交換すべきアシストガスを、前記ノズルの開口部から離れた位置において前記ノズル内へ間欠的に供給して、前記ノズル内に存在していた交換されるべきアシストガスを前記ノズルの前記開口部から排出することを特徴とするものである。
また、前記アシストガスの交換方法において、交換すべきアシストガスを前記ノズル内へ間欠的に供給する時間は、0.1秒〜2.0秒の範囲であることを特徴とするものである。
また、前記アシストガスの交換方法において、交換すべきアシストガスの前記ノズル内への供給の停止時間は、0.1秒〜2.0秒の範囲であることを特徴とするものである。
また、前記アシストガスの交換方法において、交換すべきアシストガスの供給時間と停止時間の比は、300%〜20%の範囲であることを特徴とするものである。
また、前記アシストガスの交換方法において、前記ノズルの開口部から離れた位置の供給口から前記ノズル内へ供給された交換すべきアシストガスを、前記供給口付近において膨張させ、このアシストガスの膨張によって前記ノズルの前記開口部付近に位置するアシストガスを外部へ排出することを複数回数繰り返すことを特徴とするものである。
また、レーザ加工ヘッドにおけるノズル内のアシストガスの交換装置であって、複数種のアシストガス供給源と前記ノズルとを接続したアシストガス供給路に、前記ノズルへ供給するアシストガスを切換えるためのソレノイドバルブを備え、前記ソレノイドバルブに備えた各ソレノイドのON,OFFを制御するための制御装置に、前記各ソレノイドのON,OFF時間を予め格納したON時間メモリ及びOFF時間メモリを備えていることを特徴とするものである。
本発明によれば、交換すべきアシストガスをノズル内へ間欠的に供給して、ノズル内に残留していた交換されるべきアシストガスを、ノズルの開口部から外部へ排出するものであるから、ノズル内においての交換されるべきアシストガスの混在が抑制されて円滑に排出されるものである。したがって、交換すべきアシストガスへの交換が短時間で行われ得ることとなり、レーザ加工の能率向上を図ることができるものである。
本発明の実施形態に係るアシストガス交換装置の構成を概念的、概略的に示した説明図である。 レーザ切断加工の良否判定の説明図である。 アシストガス交換の実験結果を示す説明図である。 交換すべきアシストガスの供給時間と停止時間との関係においての交換時間を示す説明図である。
図1に概念的、概略的に示すように、本発明の実施形態に係るアシストガスの交換装置1は、複数種のアシストガスGA,GBのアシストガス供給源3とレーザ加工機におけるレーザ加工ヘッド5のノズル7とを接続したアシストガス供給路9を備えている。そして、前記アシストガス供給路9には、前記ノズル7へ供給するアシストガスGA,GBを切換えるソレノイドバルブ(ソレノイド切換弁)11が備えられている。上記ソレノイドバルブ11には、ON動作された励磁状態時にはアシストガスGAをノズル7へ供給すべくソレノイドバルブ11を切換えるソレノイドSOLAが備えられていると共に、ON動作時にはアシストガスGBを供給すべくソレノイドバルブ11を切換えるソレノイドSOLBが備えられている。
前記アシストガス交換装置1には、前記ソレノイドバルブ11における各ソレノイドSOLA,SOLBのON,OFF制御を行うための制御装置13が備えられており、この制御装置13には入力手段15が接続してある。前記制御装置13には、ガス圧メモリ17、ソレノイドON時間メモリ19、ソレノイドOFF時間メモリ21及び回数メモリ23が備えられている。前記ガス圧メモリ17には、前記ノズル7へ供給すべきアシストガスGA,GBのガス圧が前記入力手段15から予め入力設定してある。そして、アシストガス供給源3からノズル7へアシストガスを供給するときに、アシストガス供給路9に備えられている圧力制御弁25を制御して、ノズル7へ供給されるアシストガスGA,GBのガス圧を適正の圧力に制御するものである。
前記ソレノイドON時間メモリ19及びソレノイドOFF時間メモリ21には、前記ノズル7内に残留している交換されるべきアシストガス(GB,GA)を排出して、交換すべきアシストガスGA,GBに交換するときに、前記ソレノイドバルブ11における各ソレノイドSOLA,SOLBのON時間,OFF時間、すなわち、交換すべきアシストガスの供給時間、停止(休止)時間が、実験的に求められて、前記入力手段15からそれぞれ予め入力設定されている。したがって、ノズル7内のアシストガスを、交換すべきアシストガスGA,GBに交換するときに、前記ソレノイドON時間メモリ19及びソレノイドOFF時間メモリ21に予め設定されているON時間,OFF時間でもって各ソレノイドSOLA,SOLBのON,OFFが制御されるものである。
前記回数メモリ23には、交換すべきアシストガスGA,GBをノズル7内へ供給するとき、前記各ソレノイドSOLA,SOLBのON,OFFを繰り返す適正回数が、実験的に求められて予め設定されているものである。したがって、ノズル7へ供給するアシストガスをアシストガスGAに切換えるときには、ソレノイドバルブ11におけるソレノイドSOLAのON,OFFが前記回数メモリ23に予め設定されている回数だけ繰り返されるものである。同様に、アシストガスGBに切換えるときには、ソレノイドSOLBのON,OFFが回数メモリ23に設定されている回数だけ繰り返されるものである。
前記構成において、ノズル7内に例えばアシストガスGBが残留しており、アシストガスGAに切換えるときには、前記制御装置13の制御の下に、ソレノイドバルブ11におけるソレノイドSOLAのON動作時間とOFF動作時間はソレノイドON時間メモリ19、ソレノイドOFF時間メモリ21に予め設定されているON時間,OFF時間でもって制御される。そして、前記ソレノイドSOLAのON,OFFは、前記回数メモリ23に予め設定された回数だけ繰り返されることになる。前記ソレノイドSOLAがON動作されることによってノズル7内へ供給されるアシストガスGAの圧力は、ガス圧メモリ17に予め設定されている一定圧に維持されて供給されるものである。
前述のごとく、ソレノイドバルブ11におけるソレノイドSOLAをON動作してアシストガスGAをノズル7内に供給すると、ノズル7内に残留している排気されるべきアシストガスGBは、ノズル7における小径の開口部7Aから排出されることになる。ところで、前述のごとく、ソレノイドSOLAのON,OFFを繰り返してアシストガスGAを、前記開口部7Aから離れた位置においてノズル7内に供給したとき、ノズル7の開口部7Aが小径であることにより、供給されたアシストガスGAの供給量に等しい量のアシストガスGBが前記開口部7Aから直ちに排出されるようなことはなく、アシストガスGAとアシストガスGBとが混在する傾向にある。
そこで、ノズル7(容量一定:約0.2リットル)における開口部7Aの直径が1mm、供給するアシストガスGAのガス圧を0.5MPa(一定:1秒当たりの供給量約1.1リットル)として、ソレノイドSOLAの適正なON,OFF時間を見出すべく実験を行った。この場合、ノズル7の容量にもよるであろうが、ON時間を1.0秒に保持し、OFF時間が0.4秒,0.6秒,0.7秒,0.8秒及び1.0秒の場合について、それぞれON,OFFを複数回繰り返してワークのレーザ切断加工を行ったところ、判定条件として、図2に示す丸印(二重丸も含む)の良好状態になるには16.0秒以上の時間が必要であった。なお、この場合、ON時間+OFF時間は当然のこととして1秒以上である。
図2に示す判定条件としての×印は、レーザ切断加工時に生じたドロスがワーク裏面に大量に付着(溶着)した状態である。△印は、×印の場合よりはドロスの付着量は少ないものの、満足できるものではない状態である。○印は、△印の場合よりもドロスの付着量が少なく、良好な状態である。◎印は、○印の場合よりもドロスの付着量が少なく、さらに良好な状態である。
上記実験の結果に鑑み、ON時間及びOFF時間をそれぞれ1秒以下に設定し、ON時間,OFF時間が(0.7秒,0.7秒)、(0.7秒,0.6秒)、(0.6秒,0.7秒)、(0.5秒,0.7秒)、(0.4秒,0.7秒)の条件、すなわちON時間+OFF時間が1.0秒以上の条件でもって前記ソレノイドSOLAのON,OFFを複数回繰り返してワークのレーザ切断加工を行ったところ、前記丸印になるには15.0秒以上の時間を要し、大きな差は認められなかった。
そこで、ソレノイドSOLAのON時間+OFF時間が1秒となるように設定し、ON時間が0.3秒でOFF時間が0.7秒(ON時間が30%)、ON時間が0.5秒でOFF時間が0.5秒(ON時間が50%)、ON時間が0.7秒でOFF時間が0.3秒(ON時間が70%)の条件でON,OFFを複数回繰り返してレーザ切断加工を行うと共に、比較のためにON時間を100%としてアシストガスGAを連続して供給した場合のレーザ切断加工を行い、前記丸印(良好状態)になるまでの時間を測定した結果は、図3(A)に示すとおりであり、グラフ化すると、図3(B)に示すとおりである。
図3(A),(B)に示された結果を考察するに、交換すべきアシストガスGAを供給口7Bからノズル7内へ連続的に供給した場合、前記アシストガスGAはノズル7内において乱流を生じ、ノズル7内において交換されるべきアシストガスGBと混在するものと思われる。そして、アシストガスGAが連続して供給されることにより、ノズル7内におけるアシストガスGBの濃度が次第に薄くなり、アシストガスGAの濃度が適正に切換るまでの時間として100秒要したものと思われる。
ところで、ソレノイドバルブ11におけるソレノイドSOLAのON,OFFを繰り返して、ノズル7内へアシストガスGAを間欠的に供給する場合、供給されたアシストガスGA1は、前記供給口7B付近において一定容積の一種の塊りを呈することになる。そして、アシストガスGA1がノズル7内に供給されることにより、ノズル7の開口部7A付近の交換されるべきアシストガスGBは、供給されたアシストガスGA1の容積に対応して開口部7Aから排出されることになる。また、供給されたアシストガスGA1は、ノズル7内のアシストガスGBよりも高圧であるから、前記供給口7B付近において膨張することになる。したがって、アシストガスGA1の膨張により、前記開口部7A付近のアシストガスGBはさらに排出されることになる。
前述のように、アシストガスGA1を、ノズル7の開口部7Aから離れた上部の供給口7B付近内へ供給して、ノズル7内の開口部7A付近のアシストガスGBを排出した後、再びソレノイドSOLAがON作動されると、アシストガスGA1とほぼ等量(等容積)のアシストガスGA2(符号省略)が、アシストガスGA1と同様に、ノズル7内の供給口7B内付近へ供給されることになる。したがって、供給口7B付近にあった当初のアシストガスGA1は、次のアシストガスGA2によってノズル7の内部奥へじわじわと押圧移動される。そして、ノズル7における開口部7A付近の交換されるべきアシストガスGBは前記開口部7Aから次第に連続して排出されることになる。
前述のように、ソレノイドバルブ11におけるソレノイドSOLAのON,OFFを繰り返して、アシストガスGAをノズル7内に間欠的に供給するとき、ソレノイドSOLAのON時間が短時間であることにより、アシストガスGAは供給口7B付近に留まって膨張することが繰り返されることになるものである。換言すれば、ノズル7内にアシストガスGAのほぼ定量を間欠的に供給することにより、ノズル7内の圧力が一時的に上昇し、ノズル7の開口部7A付近のアシストガスGBが排出されて圧力が低下すると、供給されたアシストガスGAが膨張することの動作が繰り返されるものである。
この際、ノズル7内へのアシストガスGAの供給が間欠的であることにより、ノズル7内においてのアシストガスGAの連続した流れが抑制されることとなり、ノズル7内の乱流が抑制され、交換されるべきアシストガスGBと交換すべきアシストガスGAとの混合が抑制されるものである。換言すれば、ノズル7内の供給口7B付近のアシストガスGA1は、後から供給されるアシストガスGA2によってじわじわと押し広げられる態様となって次第に開口部7A側へ移動されることになるものである。したがって、ノズル7内に残留していたアシストガスGBは、交換すべきアシストガスGAによって押圧されて、流れに乱を生じることなく、開口部7Bから整然と連続して排出されることになるものである。
すなわち、アシストガスGBとアシストガスGAとが混合することなく、アシストガスGBの排出が円滑に行われることになるものである。したがって、図3(A),(B)に示されるように、ノズル7内へアシストガスGAを連続して供給する場合に比較して極めて短時間にアシストガスの交換が行われ得るものである。
ところで、図3(A)から明らかなように、ソレノイドSOLAのON時間が0.5秒、OFF時間が0.5秒及びON時間が0.7秒、OFF時間が0.3秒の場合は、アシストガスの交換に6秒要したが、ON時間が0.3秒でOFF時間が0.7秒の場合には、交換に7秒要している。すなわち、ON時間が0.3秒、OFF時間が0.7秒の場合には、ノズル7内へ供給するアシストガスGAの量が少なく、休止時間が長いために、交換時間が長くなったものと思われる。
したがって、ノズル7内の残留アシストガスを能率よく排出してアシストガスの交換を行うには、ON時間+OFF時間=1秒の場合には、ソレノイドバルブ11におけるソレノイドSOLAのON時間は0.3秒以上が望ましいものである。
したがって、ソレノイド11におけるソレノイドSOLAのON時間とOFF時間との和が1秒の場合、ON時間を0.3秒〜0.7秒(30%〜70%)の範囲とし、OFF時間を0.7秒〜0.3秒(70%〜30%)の範囲とすることが望ましいものである。なお、ON時間とOFF時間との和を1秒以上に設定し、例えばON時間を1秒、OFF時間を0.6秒などとすることも可能である。この場合、ノズル7内のアシストガスの交換を行うことができるものの、交換時間(16.0秒)が長くなる。また、前述したように、ON時間及びOFF時間を1秒以下に設定し、ON時間+OFF時間が1秒以上になるように、例えばON時間を0.6秒、OFF時間を0.7秒に設定することも可能である。この場合、アシストガスの交換を行うことができるものの、交換に時間が15.6秒となり長くなる。
既に理解されるように、ON時間+OFF時間の交換時間が1秒以上になる場合であっても、交換すべきアシストガスを連続的に供給する場合の100秒に比較すると極めて単時間(例えば16秒)であり、交換すべきアシストガスを、ノズル7内へ間欠的に供給して、前記ノズル7内のアシストガスを交換することは効果が大きなものである。
しかし、前述したように、ON時間+OFF時間を約1秒とし、この条件においてのON時間を30%〜70%にすると、前述したように、交換時間は6〜7秒となり、さらに単時間になり望ましいものである。
前記説明は、ノズル7における開口部7Aの直径が最小径の1mmで交換すべきアシストガスGAのガス圧が0.5MPaの場合について例示した。前記開口部7Aの直径が2mm以上の大径になると、ノズル7の容積にもよるが、アシストガスの交換は比較的円滑に行われるものであり、ソレノイドバルブ11におけるソレノイドSOLAのON,OFFを必ずしも繰り返す必要はないものである。なお、ソレノイドSOLBのON,OFF動作を行う場合も同様である。
前述の説明より理解されるように、ソレノイドバルブ11におけるソレノイドSOLAのON時間とOFF時間との和を1秒とし、ON時間を0.5秒(50%)としたときに、アシストガスの交換時間は6秒であり、交換すべきアシストガスを連続供給した場合の100秒に比較して極めて単時間であった。そこで、ソレノイドSOLAのON時間とOFF時間とが等しい条件(50%)において、ON時間及びOFF時間を共に0.5秒以下にした場合、及び0.5秒以上にした場合について実験した結果は、図4(A)に示すとおりであった。
図4(A)より明らかなように、ソレノイドSOLAのON時間及びOFF時間を0.5秒としたときには、ソレノイドSOLAのON動作を6回行い、交換時間は6秒であった。次に、ON時間及びOFF時間を共に1.0秒、2.0秒にした場合は、ON動作はそれぞれ5回、6回であって、大差はないものの交換時間が次第に長くなっている。この場合は、休止時間(OFF時間)が長いので、OFF時間の影響が大きくなるものと考えられる。
ソレノイドSOLAのON時間、OFF時間を0.5秒よりも短い0.25秒にしたときには、ソレノイドSOLAのON動作は9回であったが交換時間は5秒以下になった。そして、ON,OFF時間をより短い0.1秒にしたときには、ソレノイドSOLAのON動作は40回であり、交換時間は6秒以上であった。すなわち、ソレノイドSOLAのON,OFF時間が0.25秒程度以下に短くなると、交換すべきアシストガスの供給時間(ON時間)が短くなり供給量が少なくなるので、ソレノイドSOLAのON動作回数が多くなるものである。
上記より理解されるように、ソレノイドSOLAのON,OFF時間を共に等時間にする場合、ON動作回数をより少なくし、かつアシストガスの交換時間をより短時間にするためのON,OFF時間があるものである。なお、交換すべきアシストガスを連続供給する場合の交換時間(100秒)と比較すると、極めて単時間であるから、所望のON,OFF時間とすることができるものである。
図4(A)に示された実験結果から理解されるように、ソレノイドSOLAのOFF時間(休止時間)が長くなると、アシストガスの交換時間が長くなる。また、ソレノイドSOLAのON時間(供給時間)を短くすると、ソレノイドSOLAのON動作回数が多くなると共に、交換時間が長くなる傾向にある。
そこで、ソレノイドSOLAのON,OFF時間が共に0.5秒のときには、ON動作回数は6回であり、アシストガスの交換時間は6秒であって良好であったので、OFF時間(休止時間)を0.5秒に固定し、ON時間(供給時間)を変化した場合に、どのような傾向にあるかを実験した結果は、図4(B)に示すとおりであった。
図4(B)より明らかなように、ソレノイドSOLAのON時間を0.25秒、0.1秒にすると、アシストガスの交換に要するソレノイドSOLAのON動作は10回、40回と次第に多くなる。すなわち、図4(A)の場合においてON動作が0.25秒、0.1秒の場合と同様の傾向にある。そして、ON動作が1.0秒、1.5秒の場合には、ON動作は6回であるが、アシストガスの交換時間は、ON,OFF時間が共に0.5秒の場合に比較して長くなっている。
上記の場合、ON,OFF時間の和が1.0秒以上になっており、かつON時間が1.0秒、1.5秒と比較的長いので、図4(A)においてON時間が1.0秒、2.0秒の場合と同様の傾向にある。なお、この場合においても、交換すべきアシストガスを連続的に供給する場合に比較すると効果は大きなものである。
以上のごとき説明より理解されるように、ノズル7内のアシストガスを交換する場合、交換すべきアシストガスをノズル7内へ間欠的に供給すると、短時間でアシストガスの交換を行うことできるものである。この場合、ノズル7に対するアシストガスの供給時間(ソレノイドSOLAのON時間)と休止時間(ソレノイドSOLAのOFF時間)とを等時間としてもよく、ON時間>OFF時間又はOFF時間>ON時間としてもよいものである。
なお、前記ON時間及びOFF時間は、共に0.1秒〜2.0秒の範囲であることが望ましく、上記ON時間/OFF時間は、300%〜20%の範囲であることが望ましいものである。
1 アシストガス交換装置
3 アシストガス供給源
5 レーザ加工ヘッド
7 ノズル
7A 開口部
7B 供給口
9 アシストガス供給路
11 ソレノイドバルブ
13 制御装置
15 入力手段
17 ガス圧メモリ
19 ソレノイドON時間メモリ
21 ソレノイドOFF時間メモリ

Claims (6)

  1. レーザ加工ヘッドにおけるノズル内のアシストガスの交換方法であって、交換すべきアシストガスを、前記ノズルの開口部から離れた位置において前記ノズル内へ間欠的に供給して、前記ノズル内に存在していた交換されるべきアシストガスを前記ノズルの前記開口部から排出することを特徴とするアシストガスの交換方法。
  2. 請求項1に記載のアシストガスの交換方法において、交換すべきアシストガスを前記ノズル内へ間欠的に供給する時間は、0.1秒〜2.0秒の範囲であることを特徴とするアシストガスの交換方法。
  3. 請求項2に記載のアシストガスの交換方法において、交換すべきアシストガスの前記ノズル内への供給の停止時間は、0.1秒〜2.0秒の範囲であることを特徴とするアシストガスの交換方法。
  4. 請求項3に記載のアシストガスの交換方法において、交換すべきアシストガスの供給時間と停止時間の比は、300%〜20%の範囲であることを特徴とするアシストガスの交換方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のアシストガスの交換方法において、前記ノズルの開口部から離れた位置の供給口から前記ノズル内へ供給された交換すべきアシストガスを、前記供給口付近において膨張させ、このアシストガスの膨張によって前記ノズルの前記開口部付近に位置するアシストガスを外部へ排出することを複数回数繰り返すことを特徴とするアシストガスの交換方法。
  6. レーザ加工ヘッドにおけるノズル内のアシストガスの交換装置であって、複数種のアシストガス供給源と前記ノズルとを接続したアシストガス供給路に、前記ノズルへ供給するアシストガスを切換えるためのソレノイドバルブを備え、前記ソレノイドバルブに備えた各ソレノイドのON,OFFを制御するための制御装置に、前記各ソレノイドのON,OFF時間を予め格納したON時間メモリ及びOFF時間メモリを備えていることを特徴とするアシストガスの交換装置。
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