JP2014132856A - 作業車両 - Google Patents

作業車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2014132856A
JP2014132856A JP2013002452A JP2013002452A JP2014132856A JP 2014132856 A JP2014132856 A JP 2014132856A JP 2013002452 A JP2013002452 A JP 2013002452A JP 2013002452 A JP2013002452 A JP 2013002452A JP 2014132856 A JP2014132856 A JP 2014132856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
inclination sensor
control
sensor
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013002452A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Iegi
邦彦 家木
Koji Koyama
浩二 小山
Yasuhiro Hisaoka
泰裕 久岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2013002452A priority Critical patent/JP2014132856A/ja
Publication of JP2014132856A publication Critical patent/JP2014132856A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Abstract

【課題】機体の後部に連結した作業機のこまめな水平制御が可能な走行車両を提供することである。
【解決手段】前方傾斜センサ22aと後方傾斜センサ22bをそれぞれフロントアクスル20とリアアクスル21に配置し、前方傾斜センサ22aと後方傾斜センサ22bと走行車体2の水平制御を行う一対の水平シリンダ24と、前方傾斜センサ22aと後方傾斜センサ22bの検出値の差異と車速センサ23の検出値に応じて、変速装置6により適切な車速を選択し、同時に水平シリンダ24により走行車体2を水平にする制御を行う制御装置100を備えた走行車両であり、走行安定性が確保される。
【選択図】図3

Description

この発明は、農業用、建築用、運搬用等のトラクタなどの作業車両に関する。
車体又は車体に連結した作業機の左右方向の傾きを正確に調整できるようにした水平制御装置を備えたトラクタなどの作業車両が、例えば特開2000−166308号公報に記載されている。
特開2000−166308号公報
引用文献1の作業車両では、傾斜センサを1個しか備えていないので、車両の前後でこまめな機体の傾斜検出ができず、このため機体に連結した作業機のこまめな水平制御ができなかった。
そこで、本発明の課題は、機体に連結した作業機のこまめな水平制御が可能な走行車両を提供することである。
本発明の上記課題は、次の解決手段で解決される。
請求項1記載の発明は、機体上にエンジン(4)と変速装置(6)を内装したミッションケース(5)を設け、機体に前輪(2)を支持するフロントアクスル(20)と後輪(3)を支持するリヤアクスル(21)と走行速度を検出する車速センサ(23)を設けた走行車両において
機体の前部に前方傾斜センサ(22a)を設け、機体の後部に後方傾斜センサ(22b)を設け、
機体の後部に連結した作業機(30)の水平制御を行う水平シリンダ(24)を機体に設け、
前方傾斜センサ(22a)と後方傾斜センサ(22b)の検出値の差異と車速センサ(23)の検出値に応じて、変速装置(6)により適切な車速を選択し、同時に水平シリンダ(24)により作業機(30)を水平にする制御を行う制御装置(100)を備えたことを特徴とする走行車両である。
請求項2記載の発明は、前方傾斜センサ(22a)と後方傾斜センサ(22b)の検出値の差異が所定値以上であり、前記差異の変化率が増加していると、制御装置(100)は水平シリンダ(24)の作動速度を所定値以上とする制御構成を有することを特徴とする請求項1記載の走行車両である。
請求項3記載の発明は、前方傾斜センサ(22a)と後方傾斜センサ(22b)の検出値の差異が所定値未満であり、前記差異の変化率が減少していると、制御装置(100)は水平シリンダ(24)の作動速度を所定値未満とする制御構成を有することを特徴とする請求項1記載の走行車両である。
請求項1記載の発明によれば、前方傾斜センサ(22a)と後方傾斜センサ(22b)の検出値の差異と車速センサ(23)の検出値に応じて、変速装置(6)により適切な車速を選択し、同時に水平シリンダ(24)により機体に連結した作業機(30)を水平にする制御を制御装置(100)が行うことができるので走行安定性が確保される。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、前方傾斜センサ(22a)と後方傾斜センサ(22b)の検出値の差異が所定値以上であり、前記差異の変化率が増加していると、制御装置(100)が水平シリンダ(24)の作動速度を所定値以上とする制御構成を有するので、車体が傾斜し、前記傾斜率が変化するときにも適切な作業機(30)の水平制御ができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、前方傾斜センサ(22a)と後方傾斜センサ(22b)の検出値の差異が所定値未満であり、前記差異の変化率が減少していると、制御装置(100)は、水平シリンダ(24)の作動速度を所定値未満とする制御を行うので傾斜地でも安定した作業機(30)の水平制御ができる。
本発明の実施例のトラクタの側面図である。 図1のトラクタの変速装置の動力伝動機構線図である。 図1のトラクタの制御ブロック図である。 図1の作業機の3点リンク機構を上下動スイッチとそのガードを示す側面図(図4(a))と正面図(図4(b))である。 図1の別実施例の作業機の3点リンク機構を上下動スイッチとそのガードを示す側面図(図5(a))と正面図(図5(b))である。 図1のトラクタの傾斜時の一実施例の制御フロー図である。 図1のトラクタの傾斜時の一実施例の制御フロー図である。 図1のトラクタの傾斜時の一実施例の制御フロー図である。 図1のトラクタの傾斜時の一実施例の制御フロー図である。 図1のトラクタの傾斜時の一実施例の制御フロー図である。 図1のトラクタの傾斜時の一実施例の制御フロー図である。 図1のトラクタの傾斜時の一実施例の制御フロー図である。 図1のトラクタの傾斜時の一実施例の制御フロー図である。 図1のトラクタの傾斜時の一実施例の制御フロー図である。 図1のトラクタの傾斜時の一実施例の制御フロー図である。 図1のトラクタの傾斜時の一実施例の制御フロー図である。 図1のトラクタの傾斜時の一実施例の制御フロー図である。 本発明の一実施例のフロントローダを備えたトラクタの全体側面図(図18(a))とフロントローダ部分の側面図(図18(b))である。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
作業車両の一例としてトラクタを例に以下説明する。図1に全体側面図、図2に図1のトラクタの変速装置の動力伝動機構線図を示し、図3に図1のトラクタの制御ブロック図を示す。
なお、本明細書において作業車両の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後ろという。
以下、図面に基づいて、この発明の実施の形態を説明する。まず、構成から説明すると、トラクター1は前輪2と後輪3を備え、走行車体9の前部に搭載されたエンジン4の回転動力をミッションケース5内の変速装置6に伝え、この変速装置6で減速された回転動力を前輪2と後輪3に伝えるように構成している。
動力伝達経路を図2に示す線図に基づいて詳細に説明すると、エンジン4の動力は主クラッチ8を介して油圧式の2段切替可能な高低速切替装置10に伝達され、さらにリバーサ機構12に伝達される。
リバーサ機構12は走行車体9の進行方向を切り替えるものであり、前進クラッチ12Fと後進クラッチ12Rとからなる。前進クラッチ12Fが接続されると走行車体9は前進し、反対に後進クラッチ12Rが接続されると走行車体9は後進する。
ステアリングハンドル15を支えるハンドルポスト16の左側横側部に設けられるリバースレバー11を前後方向に適宜操作することによってリバーサ機構12が切り替えられて走行車体9を前進又は後進させることができるようになっている。変速装置6はシンクロメッシュ式で4段変速可能な主変速装置6aとコンスタントメッシュ式で3段変速可能な副変速装置6bとからなる。
主変速装置6aは油圧式のアクチュエータ14により変速がなされる従来周知の構造であり、副変速装置6bは副変速レバー17を前後方向および左右方向のh型に操作することによって3段に切り替えられる。更に詳述すると、副変速レバー17を操作して前側のシフター18を後方へ移動させるとL速(低速)、前側に移動させるとH速(高速)が得られ、後側のシフター19を後方へ移動させるとLL速(超低速)が得られ、その減速された回転がドライブピニオンシャフト27に伝達されるように構成している。
また、副変速レバー17の把手部には増減速用のボタンスイッチ(図示せず)が設けられ、増速用のスイッチ21を押すと油圧アクチュエータ14が作動して主変速装置6aが1段ずつ変速され、反対に減速スイッチ22を押すと1段ずつ減速されるように構成している。
主変速装置6aを切り替えるときには図示外のコントローラからの指令によりリバーサ機構12が一度中立に戻され、変速完了後にリバーサ機構12が再び接続される。
また、変速装置6の伝動後位には後輪デフ装置25が設けられ、後輪デフ装置25から左右方向に突出する出力軸26、26上には後輪3、3を制動するブレーキ装置28、28が設けられている。
このブレーキ装置28、28はディスクブレーキで構成され、左右のブレーキペダル29、29を踏み込むことによりロッド、リンクからなる機械的連結装置を介して作業機30を連結するトップリンク31が支点31aを中心として前方へ引かれ、ブレーキ装置28、28が作動してブレーキが掛かるようになっている。
また、トップリンク31の後側には後付けタイプの油圧シリンダ33、33が設けられ、作業中のように低速走行時にステアリングハンドル15を回動操作すると旋回内側に設けた油圧シリンダ33のピストンが突出してトップリンク31を押圧し、自動的にブレーキが掛かるようになっている。
この自動によるブレーキ装置28、28の作動は安全のため路上を高速で旋回する場合には作動しないようになっている。
後輪デフ装置25の直前で分岐された動力は前輪駆動系の中に組み込まれた前輪増速装置35に伝えられ、この前輪増速装置35により旋回時には前輪2を高速で回転させることができる。
前輪増速装置35は増速クラッチ36と等速クラッチ37を備え、通常の4WD走行時には等速クラッチ37が繋がって前輪2と後輪3の周速が略等しい4WD走行状態となり、圃場内において、ステアリングハンドル15を所定角度以上回動操作したときだけ増速クラッチ36が繋がって前輪2が後輪3よりも速く回転させられるようにしている。
前輪駆動軸39の前部には前輪デフ装置40が設けられ、前輪デフ装置40の左右に設けた前輪最終減速ギヤ機構42、42を介して前輪2、2が駆動される。
なお、図2において、PTO作動用にPTOクラッチ44、高低3段の切り替えが可能なPTO変速装置45、及びPTO軸46が設けられている。PTOクラッチ44に対しては常時エンジン4側の回転動力が伝達されており、PTOクラッチ44を接続すると、PTO駆動軸47が回転され、PTOクラッチ44を切るとPTO駆動軸47は回転を停止する。座席49の横側部に図示しないパーキングレバーが設けられ、該パーキングレバーを支点廻りに上方へ回動させることにより左右のロアリンク32、32(図1)を介してトップリンク31が前方へ引かれ、左右のブレーキ装置28、28(図2)が同時に作動して左右の後輪3、3に対して制動状態が保持されるようにしている。
図1の車両の側面図に示すように、フロントアクスル20とリヤアクスル21の近傍のミッションケース5内にそれぞれ前後一対の傾斜センサ22a、22bを設ける。また車速センサ23をミッションケース5の外壁に設けて、ミッションケース5内の歯車の回転数を検出し、演算して車速を得る構成としている。
また図3に制御ブロック図を示し、前記前後一対の傾斜センサ22a、22bと車速センサ23による検出値に基づき制御装置100はコントロールバルブ99を作動させる油圧により水平シリンダ24を適切な位置に作動させる。
前後一対の傾斜センサ22a、22bの検出値の差異に基づき、水平シリンダ24の作動速度を変えて、作業機30の最適な水平制御を行う。
例えば、前方傾斜センサ22aと後方傾斜センサ22bの検出値の差異が所定値以上であり、前記差異の変化率が増加していると、水平シリンダ24の作動速度を所定値以上とする制御構成を制御装置100は有するので、走行車体9が傾斜し、前記傾斜率が変化するときにも適切な作業機30の水平制御ができる。
また、前方傾斜センサ22aと後方傾斜センサ22bの検出値の差異が所定値未満であり、前記差異の変化率が減少していると、制御装置100は、水平シリンダ24の作動速度を所定値未満とする制御を行うので傾斜地でも安定した作業機30の水平制御ができる。
また走行車体9の後方には作業機30が連結装置により連結しているが、該作業機30の3点リンク機構からなる連結装置(3Pヒッチ)のトップリンク31と一対のロアリンク32、32と一方のロアリンク32を上下させるリフトシリンダ33が設けられている。
図4に示すように上記作業機30の3点リンク機構をリフトシリンダ33により作動させて上下動するための上下動スイッチ51と車体2の前後一対の前方傾斜センサ22aと後方傾斜センサ22bの検出値による水平制御スイッチ52を設けているが、作業機30の調整時などにおいて、これらのスイッチ51、52に体が触れて、エンジン4が掛かっているときには不意に作業機30が動き出すことがあり得る。
そこで図4に示すように、スイッチ51、52の操作部に穴を開けたプレート状のガード53を設けておき、不意にスイッチ51、52に作業者の体が触れることがないようにする。
また、ガード53に操作ラベル50を貼り付けておき、操作方向を分かりやすくする。
図5には別実施例の前記スイッチ51、52の操作部のガード構成を示す。該ガード53は丸棒を折り曲げ、互いに要所を溶接接続した構成である。この場合は、丸棒を用いた簡単な構成であるので安価である。
またスイッチ51、52の操作部を丸棒からなるガード53で囲むと同時に、スイッチ51、52の基部を支持するボックス56を丸棒からなるガード53とスイッチボックス56の周りに沿って折曲状のプレート57で更に支持する構成とする。
こうして簡単に組み立て可能なスイッチ51、52のガード構成により不意にスイッチ51、52に作業者の体が触れることがなくなる。
前記前後一対の前方傾斜センサ22aと後方傾斜センサ22bで走行車体9の傾斜角度を計測し、いずれかが規定値を超えると報知する図示しないLEDランプ又は警音器を備えている。
さらにLEDランプ又は警音器で車両が規定値(例えば、水平から20度の傾斜角度)を超えて傾斜すると手動で変速装置6のクラッチ装置及びブレーキ装置28を作動させて走行車体9を停止させることができる。
図6に示す制御では走行車体9の傾斜角度が2〜5度、5〜10度、10〜15度、15〜20度と傾斜がきつくなる度にブザーを鳴らす間隔をだんだん短くし、傾斜角度が20度以上になると、ブザーを連続的に鳴らし、同時にクラッチ装置を切り、ブレーキ装置28を掛ける。
また、図7に示す制御は、図6に示す制御とほぼ同じであるが、走行車体9の傾斜角度が20度以上になると、ブザーを連続的に鳴らし、ブレーキ装置28を掛け、その後クラッチを切る制御構成である。
図8に示す制御は、図7に示す制御とほぼ同じであるが、ブザーを鳴らす間隔を走行車体9の傾斜角度が大きくなる度に短くし、傾斜角度が20度以上になると、ブザーを連続的に鳴らし、クラッチを切り、その後ブレーキ装置28を掛ける。
図9に示す制御では走行車体9の傾斜角度が所定値より大きくなる度に、ブザーとランプの点灯を行い、傾斜角度が大きくなる度に、ブザーを鳴らす間隔を小さくすると同時にランプの点灯個数を多くしていき、傾斜角度が20度以上になると、ブザーを連続的に鳴らし、ランプの点灯個数を5個としてクラッチを切り、同時にブレーキ装置28を掛ける制御構成である。
図10に示す制御では傾斜角度が大きくなる度に、ブザーを鳴らす間隔を小さくすると同時にランプの点灯個数を多くしていき、傾斜角度が20度以上になると、ブザーを連続的に鳴らし、ランプの点灯個数を5個としてブレーキ装置28を掛け、その後クラッチを切る制御構成である。
図11に示す制御では走行車体9の傾斜角度が大きくなる度に、ブザーの鳴らす間隔を小さくすると同時にランプの点灯個数を多くしていき、傾斜角度が20度以上になると、ブザーを連続的に鳴らし、ランプの点灯個数を5個としてクラッチを切り、その後ブレーキ装置28を掛ける制御構成である。
図12に示す制御では走行車体9の傾斜角度と走行車体9の走行速度を勘案しながら、走行車体9の走行速度のレンジ(低速か、高速か)によって報知レベルを変化させる制御構成である。このとき車速が低速でない場合は傾斜角度が小さくても、一段高い報知レベルに上げて、ランプの点灯個数を多くしていく。走行車体9の傾斜角度が20度以上になると、車速には関係無く、ランプの点灯個数を5個とし、クラッチを切った後にブレーキ装置28を掛ける制御構成である。
図13に示す制御は図12に示す制御におけるランプの点灯個数に代えてブザーの鳴らす間隔を変える制御であり、走行車体9の走行速度のレンジ(低速か、高速か)によって報知レベルを変化させ、次いでクラッチを切り、その後ブレーキ装置28を掛ける制御構成である。
図14に示す制御は図12と図13に示す制御を組み合わせた制御であり、走行車体9の走行速度のレンジ(低速か、高速か)によって報知レベルを変化させる制御構成であり、走行車体9の傾斜角度が大きくなる度に、ブザーを鳴らす間隔を小さくすると同時にランプの点灯個数を多くしていき、傾斜角度が20度以上になると、ブザーを連続的に鳴らし、ランプの点灯個数を5個としてクラッチを切り、その後ブレーキ装置28を掛ける制御構成である。
図15に示す制御は図13に示す制御の中で走行車体9の走行速度のレンジ(低速か、中速か)によって報知レベルを変化させる制御構成に代えて、走行車体9の走行速度のレンジが低速か、中速か、高速かによって報知レベルを変化させ、前記走行速度が速くなるとブザーを鳴らす間隔を小さくし、傾斜角度が20度以上になると、ブザーを連続的に鳴らし、次いでクラッチを切り、その後ブレーキ装置28を掛ける制御構成である。
図16に示す制御は図14に示す制御における、走行車体9の走行速度のレンジ(低速か、高速か)によって報知レベルを変化させる制御構成に代えて走行車体9の走行速度のレンジが低速か、中速か、高速かによって報知レベルを変化させ、前記走行速度が速くなるとブザーを鳴らす間隔を小さくすると共にランプの点灯個数を多くし、傾斜角度が20度以上になると、ランプの点灯個数を5個としてブザーを連続的に鳴らし、次いでクラッチを切り、その後ブレーキ装置28を掛ける制御構成である。
図17に示す制御は図12に示す制御における、走行車体9の走行速度のレンジ(低速か、高速か)によって報知レベルを変化させる制御構成に代えて走行車体9の走行速度のレンジが低速か、中速か、高速かによって報知レベルを変化させ、前記走行速度が速くなるとブザーを鳴らす間隔を小さくし、次いでクラッチを切り、その後ブレーキ装置28を掛ける制御構成である。
図18にはフロントローダを備えたトラクタの全体側面図(図18(a))とフロントローダ部分の側面図(図18(b))を示す。
フロントローダ58自体を上下させる第1油圧シリンダ64を走行車体9とフロントローダ58の間に配置しておき、第1油圧シリンダ64の伸縮でフロントローダ58の全体が上下する構成であり、またバケット65をローダアーム61の先端に設けた回動支点61aを中心として上下動させる第2油圧シリンダ66がローダアーム61の上側に設けられている。またバケット65に掛かる圧力を検知する圧力センサ63がローダアーム61に設けられている。圧力センサ63はバケット65にかかる圧力を、第2油圧シリンダ66内の内圧により検知する。
この圧力センサ63と主変速の変速段を検知する主変速センサ38が高速段(高速段に代えて、例えば車速が10km/h以上としても良い)であることを検知している時に圧力センサ63がバケット65の圧力が所定値以上であることを検知すると、図18(b)の「h」で示す位置にバケット65を降ろして、バケット65の底面を水平にする制御構成を備えている。
こうして、高速走行時(又は車速が10km/h以上のとき)にバケット65に所定値以上の負荷が掛かっているときにはバケット65を水平にしておくと、走行車体9の走行時の旋回が容易となり、また作業がリセットできるので、次の作業に入り易くなる。
またフロントローダ58の基部のローダアーム回動軸部には該フロントローダ58の回動角度を検知してバケット65の地面からの高さを測定できるバケット高さセンサ67を備えた構成になっているので、バケット65の地面からの高さが1mを超えていると、フロントローダ58が自動的に標準位置(図18(b)のhの位置)まで降りて、バケット65が水平になる制御構成を採用してもよい。こうしてバケット65を水平にしておくと、走行車体9の走行時の旋回が容易となり、また作業がリセットできるので、次の作業に入り易くなる。
また、バケット高さセンサ67と作業者が運転席49に着席している場合にオンとなるシートスイッチ68(図1参照)を有する場合は、作業者がトラクタから離れている時であって、バケット65の地面からの高さが1mを超えているときに、バケット65を水平に戻す制御構成を採用して、危険防止を図り、次の作業をやり易くなる。
さらにバケット65に所定値以上の負荷が掛かっていることを検知する圧力センサ63と前記シートスイッチ68を有する場合は、作業者がトラクタから離れている時はバケット65が自動的に地面まで降りてくる制御構成を採用すると危険防止を図り、次の作業をやり易くなる。
さらに、バケット高さセンサ67とシートスイッチ68とバケット65の圧力センサ63を有する場合は、作業者がトラクタから離れている時であって、バケット65が所定値以上の負荷があり、しかもバケット65の地面からの高さが1mを超えているときに、バケット65を水平に戻す制御構成を採用すると、危険防止を図り、次の作業をやり易くなる。
1 トラクター 2 前輪
3 後輪 4 エンジン
5 ミッションケース 6 変速装置
8 主クラッチ 9 走行車体
10 高低速切替装置 11 リバースレバー
12 リバーサ機構 14 アクチュエータ
15 ステアリングハンドル 16 ハンドルポスト
17 副変速レバー 18、19 シフター
20 フロントアクスル 21 リヤアクスル
22a、22b 傾斜センサ 23 車速センサ
24 水平シリンダ 25 後輪デフ装置
26 出力軸 27 ドライブピニオンシャフト
28 ブレーキ装置 29 ブレーキペダル
30 作業機 31 トップリンク
32 ロアリンク 33 リフトシリンダ
35 前輪増速装置 36 増速クラッチ
37 等速クラッチ 38 主変速センサ
39 前輪駆動軸 40 前輪デフ装置
41 操作ラベル 42 前輪最終減速ギヤ機構
44 PTOクラッチ 45 PTO変速装置
46 PTO軸 47 PTO駆動軸
49 運転席 50 操作ラベル
51 上下動スイッチ 52 水平制御スイッチ
53 ガード
54 パーキング検知スイッチ(パーキングレバースイッチ)
56 スイッチボックス 57 折曲状プレート
58 フロントローダ 59 前進ソレノイド
60 後進ソレノイド 61 ローダアーム
63 圧力センサ 64 第1油圧シリンダ
65 バケット 66 第2油圧シリンダ
67 バケット高さセンサ 68 シートスイッチ
99 コントロールバルブ 100 制御装置(CPU)

Claims (3)

  1. 機体上にエンジン(4)と変速装置(6)を内装したミッションケース(5)を設け、機体に前輪(2)を支持するフロントアクスル(20)と後輪(3)を支持するリヤアクスル(21)と走行速度を検出する車速センサ(23)を設けた走行車両において
    機体の前部に前方傾斜センサ(22a)を設け、機体の後部に後方傾斜センサ(22b)を設け、
    機体の後部に連結した作業機(30)の水平制御を行う水平シリンダ(24)を機体に設け、
    前方傾斜センサ(22a)と後方傾斜センサ(22b)の検出値の差異と車速センサ(23)の検出値に応じて、変速装置(6)により適切な車速を選択し、同時に水平シリンダ(24)により作業機(30)を水平にする制御を行う制御装置(100)を備えたことを特徴とする走行車両。
  2. 前方傾斜センサ(22a)と後方傾斜センサ(22b)の検出値の差異が所定値以上であり、前記差異の変化率が増加していると、制御装置(100)は水平シリンダ(24)の作動速度を所定値以上とする制御構成を有することを特徴とする請求項1記載の走行車両。
  3. 前方傾斜センサ(22a)と後方傾斜センサ(22b)の検出値の差異が所定値未満であり、前記差異の変化率が減少していると、制御装置(100)は水平シリンダ(24)の作動速度を所定値未満とする制御構成を有することを特徴とする請求項1記載の走行車両。
JP2013002452A 2013-01-10 2013-01-10 作業車両 Pending JP2014132856A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013002452A JP2014132856A (ja) 2013-01-10 2013-01-10 作業車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013002452A JP2014132856A (ja) 2013-01-10 2013-01-10 作業車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014132856A true JP2014132856A (ja) 2014-07-24

Family

ID=51411679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013002452A Pending JP2014132856A (ja) 2013-01-10 2013-01-10 作業車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014132856A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170000338A (ko) * 2015-06-23 2017-01-02 엘에스엠트론 주식회사 농작업차량의 수평 제어 시스템 및 이를 이용한 수평 제어 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170000338A (ko) * 2015-06-23 2017-01-02 엘에스엠트론 주식회사 농작업차량의 수평 제어 시스템 및 이를 이용한 수평 제어 방법
KR102238820B1 (ko) 2015-06-23 2021-04-12 엘에스엠트론 주식회사 농작업차량의 수평 제어 시스템 및 이를 이용한 수평 제어 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7368163B2 (ja) 作業機械および作業機械の制御方法
JP2013227799A (ja) フロントローダ作業車の変速制御装置
JP5003311B2 (ja) 作業車両
US20220389684A1 (en) Work machine and method for controlling work machine
JP5662647B2 (ja) 田植機
JP5086627B2 (ja) 作業車の操作構造
JP5070788B2 (ja) 作業車
JP2021036785A (ja) 作業車両
JP2009156190A (ja) 作業車両
JP2014132856A (ja) 作業車両
JP2007269122A (ja) 作業車両のクルーズコントロール装置
JP2017108687A (ja) 作業車両
JP5167000B2 (ja) 作業車
JP2006314291A (ja) 乗用型苗移植機
JP6852257B2 (ja) 作業車両
JP2009040273A (ja) 作業車のブレーキシステム
JP2008082124A (ja) トラクタ
JP5003797B2 (ja) 作業車両
JP2010076644A (ja) トラクタの操舵装置
JP4423860B2 (ja) 作業車両の変速制御装置
JP2003261964A (ja) トラクタローダの昇降制御装置
JP7234827B2 (ja) 作業車両
JP4918107B2 (ja) 移動農機
JP2021036786A (ja) 作業車両
JP2021036787A (ja) 作業車両