JP2014132853A - 柱状体倒し誘導用ロープ取付け具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明の課題は、従来提案品の特徴である円弧形状はさみ部の囲む面が操作の棹と直角であることでの欠点を克服し、円弧状はさみ部が容易に樹木の幹を挟み、ロープを容易に掛けることが可能な柱状体倒し誘導用ロープ取付け具を提供することである。
【解決手段】
本発明に係る柱状体倒し誘導用ロープ取付け具は、所望の長さを確保する棹と柱や樹木等の柱木を挟み動作により囲み挟むための挟み部と、相対する挟み部の辺に取り付け外れ自在に沿わせたロープと、ロープの両先端に存在し、相対する挟み部が接触した時に互いに結合して両ロープを結合する結合具と、挟み部の挟み動作、結合具の結合動作、ロープ及び結合具を挟み部から外す動作の内、少なくとも1つを、倒しのための引きロープによる駆動とは異なる、棹の手元にある手元操作具から駆動可能な操作手段により駆動されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電柱等の柱、伐採木等の樹木を所望の方向に倒すためにこれらの幹に掛ける倒し誘導用のロープを掛けるロープ取付け具に関するものである。
従来、この手の提案としては以下のようなものがあり図5に示されている。特許文献1に示される5−Aでは。円弧形はさみ状(クエスチョンマーク状:「?」)の棒状部先端のリング部を通過したロープがあり、ロープの先端は、第二のリングになっていて、樹木等の幹に円弧形はさみを絡ませた状態で円弧形はさみの円弧形部の先端を第二のリングに通す操作を行うことで、ロープを樹木等の幹に絡ませることが出来るものである。この提案は、単純であり軽量化が可能だが、実際には非常に使いにくい欠点がある。というのは、図のように円弧形はさみを樹木の幹に掛けやすくするには、操作の棹に対して、円弧形はさみ面が直角に曲がっていると、円弧形部の先端を第二のリングに通す操作を行うことは難しい。図面のように操作の棹に対して、円弧形はさみ面がまっすぐの場合は、円弧形はさみ面が樹木の幹に掛かるためには、よほど斜めに操作の棹を繰り出さないといけない。当然、円弧形部の先端を第二のリングに通す操作は、操作者から遠くの状態を目視しながら行うので、遠隔カメラでも用いなければ容易でない。又、操作の棹自体も長くなり重さが操作の負担になる。
特許文献2に示される5−Bのものは、5−Aのものより幾分操作が容易である。これは、樹木の幹に掛ける引きロープを誘導するものである。操作の棹の先端にやはり円弧形はさみ状の器具があり、これに備えられた溝に沿ってロープとその先端に付いた掛けリングがあり、操作の棹の先端には、掛けリングを掛けるための棒がある。円弧形はさみ状の器具の面は、操作の棹の伸びる方向に直角に曲がっているので、樹木の真下から、樹木に円弧形はさみ状の器具を嵌めて、操作の棹を操作しながら棒を掛けリングに掛ける動作を行い、掛かった状態で操作の棹を引くと、引きロープが繰り出されて、樹木に引きロープが掛かった状態になる。この提案には、操作の棹を操作しながら棒を掛ける動作があり、やはり難しい。
特許文献3に示される5−Cには、操作の棹の先端で棹の中心軸を軸に回転可能に付けられ互いに反対向きの円弧形部とそれに一体接続し、軸に回転可能に接続した長片があり、二つの円弧形部に樹木の幹を挟んだ状態で、手元の紐を引くと、ピンが抜けて、バネで付勢された長片が動いて二つの円弧形部が閉じて幹を把持するものである。これは、この装置全体で幹を挟んで倒すことになるため、紐を引いて倒した場合には、倒木と一緒に装置全体が倒れ、倒木の下敷きになって装置が壊れる可能性が極めて高いので、好ましい装置とはいえない。
特許文献4に示される5−Dでは、結果的には、5−Cの改良されたようなもので、二つの円弧形部には、引きロープが支持され、その先端同士は、円弧形部が閉じたときに噛みあう結合具を有している。円弧形部が棹に直角であることと、引きロープは棹の長さ方向に引かれるため、引きロープにより円弧形部を動かすには、以下の余分な仕掛けを必要とする。長片には付勢のためのゴムと、長片を動ける状態にする操作板、引き抜きピンがあり、引きロープに繋がっている。この装置は、引きロープがこの装置から離れて、引きロープのみを引いて倒木できるので、5−Cのような不具合はないが、付勢のためのゴムの強さの劣化や、枝にひっかかる可能性があり、安定な機能が確保できるかどうか危惧される。又、円弧形部の閉じる動作と倒木のための引きを同一の引きロープで行っており、安定な操作が難しい。又、一端引きロープを引いたり、枝に掛かって結果的に引くと、結合具が閉じて戻らないので、厄介である。
特許文献5に示される5−Eでは、二つの円弧形の途中で更に二つの円弧部に分かれ、両者は、回転軸を持って結合している。開口端側の円弧部は、回転軸の反対側に、やはり円弧状の延長部があり、この部分を樹木等が押すと、回転軸を中心に円弧部が回転し、円弧部が樹木の幹を挟むように閉じる。この構成は、円弧部の閉じる動作が5−Dのように紐を引くことに依存しない点で単純な構成である。円弧形部が閉じたときに噛みあう結合具がかみ合った後は、引きロープはこの装置から外れるようになっている。難点は、円弧状の延長部に途中の枝等が当たるとそれで円弧部が閉じてしまう恐れがあり、引っかかったものを外すのは厄介であるので、注意深い操作が必要である。尚、この装置には、操作の棹と円弧形はさみ面の間の角度(傾斜)を変える部分が備えてあるので、傾斜角を選べる。しかし、地上で角度を設定すると、操作が終わるまでは角度を変えられない。実際には、樹木を円弧形はさみで挟むことが必要なので、円弧形はさみは、操作の棹の長手方向に直角近い傾斜(この角度近辺で多少変えられる)が必要である。
この案では、樹木等の直下で円弧形はさみの円弧状の延長部に押し当てるのみの動作で円弧形部を閉じるのは、なかなか難しい。というのは、実際の樹木は枝葉が多く茂っており、その上の幹でこの動作を行うことになるため、簡単ではない。
特開2006−20528 特開2006−238807 実開平04−35751 特許第3598420号 特許第4757236号
従来提案品の特徴である円弧形状はさみ部の囲む面が操作の棹と直角であることでの欠点を克服し、円弧状はさみ部が容易に樹木の幹を挟み、ロープを容易に掛けることが可能な柱状体倒し誘導用ロープ取付け具を提供することである。
本発明の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具は、所望の長さを確保する棹と柱や樹木等の柱木を挟み動作により囲み挟むための挟み部と、相対する挟み部の辺に取り付け外れ自在に沿わせたロープと、ロープの両先端に存在し、相対する挟み部が接触した時に互いに結合して両ロープを結合する結合具と、挟み部の挟み動作、結合具の結合動作、ロープ及び結合具を挟み部から外す動作の内、少なくとも1つを、倒しのための引きロープによる駆動とは異なる、棹の手元にある手元操作具から駆動可能な操作手段により駆動されている。
以下、請求項に沿って記述する。
請求項1記載の発明は、柱状体倒し誘導用ロープ取付け具であって、所望の長さを与える操作のための棹と、前記棹の先端に接続され、柱状体を挟み動作により囲み挟むためのもので、前記挟み動作の支点で互いに軸支された一対の半円弧形状のはさみ片を有する半円弧形状部を備えた挟み部と、前記挟み部の辺に取り付け外れ自在に沿わせた一対のロープを有するロープユニットと、前記ロープの両先端に存在し、前記挟み部の相対する先端が接触した時に互いに結合して両ロープを結合する結合具と、前記棹の手元にある前記手元操作具と、前記挟み部の挟み動作、前記結合具の結合動作、前記ロープ及び前記結合具を前記挟み部から外す動作の内、少なくとも1つを前記手元操作具から駆動可能な操作手段とを有し、前記操作手段は、倒しのための前記ロープによる駆動とは異なることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具において、
前記操作手段は、前記挟み部の挟み動作、前記結合具の結合動作、前記ロープ及び前記結合具を前記挟み部から外す動作の内、少なくとも1つを前記手元操作具から操作可能な操作ワイヤと、前記棹と前記挟み部の接続部近辺に備えられ、前記操作ワイヤを掛ける滑車であり、前記滑車により操作方向を変えることで、前記挟み部の半円弧形状部が呈する面が、前記棹に対して直角状態に近く折曲がっている状態においても、前記手元操作具による操作を前記挟み部に伝達可能としたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具において、
前記操作手段は、前記挟み部の挟み動作、前記結合具の結合動作、前記ロープ及び前記結合具を前記挟み部から外す動作の内、少なくとも1つを前記手元操作具から操作可能な操作ワイヤと、前記挟み部に備えられ前記操作ワイヤを駆動する駆動電動機と、前記駆動電動機を駆動する無線受信制御器と、前記手元操作具に備えられた無線送信器とを備え、前記手元操作具から操作を可能としたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は請求項2、又は請求項3のいずれか1つに記載の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具において、前記ロープユニットの前記結合具が付いた端側から、前記柱状体を挟み絡む長さ分の前記ロープは、金属性の複数の細線の集合によるロープであることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具において、前記挟み部の二つの前記はさみ片が、各々円弧状の第一の挟み片と第二の挟み片で形成され、両者の間は回転軸を有して軸支結合されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具において、前記はさみ片の開口部に柱状体の周辺の枝葉が入り邪魔になることを回避するために、前記はさみ片の開口部の先端にこれを覆うカバーを有することを特徴とする。
以上の様に構成されているので、本発明による柱状体倒し誘導用ロープ取付け具では、
挟み部の挟み動作、結合具の結合動作、ロープの外し動作の内すくなくとも1つが、倒しのための引きロープの動作と兼ねて行うことや、特許文献5の例のように挟み部の樹木への接触により挟み部を閉じることがなく、引きロープなど他の操作とは独立した手元操作具から駆動可能な操作手段を用いてこれらの動作を行うので、安定した動作が行える。
本発明に係る柱状体倒し誘導用ロープ取付け具の一実施態様を示す図である。 本発明に係る柱状体倒し誘導用ロープ取付け具の構成の詳細な一実施態様を示す図である。 本発明に係る柱状体倒し誘導用ロープ取付け具の詳細な構成の別の実施態様を示す図である。 本発明に係る柱状体倒し誘導用ロープ取付け具の詳細な構成の別の実施態様を示す図である。 従来の倒木用誘導用ロープ取付け具の例を示す図である。
本発明の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具は、所望の長さを確保する棹と柱や樹木等の柱木を挟み動作により囲み挟むための挟み部と、相対する挟み部の辺に取り付け外れ自在に沿わせたロープと、ロープの両先端に存在し、相対する挟み部が接触した時に互いに結合して両ロープを結合する結合具と、挟み部の挟み動作、結合具の結合動作、ロープの外し動作の内すくなくとも1つを、倒しのための引きロープによる駆動とは異なる、棹の手元にある手元操作具から駆動可能な操作手段により駆動されることを特徴とする。
以下図に沿って説明する。
図1は、本発明に係る柱状体倒し誘導用ロープ取付け具の一実施態様を示す図である。
1−Cには、作業者101が、柱状体倒し誘導用ロープ取付け具100の操作棹110を持って樹木の枝葉の隙間空間を見ながら、操作棹110を上げてゆく状態を示している。操作棹110の先端には、挟み部120があって、操作棹110を持ち上げるときは、操作棹110に対して挟み部120は略直角の状態から外れ平行状態又はこれに近い状態なので、図上のCのような状態で最初から上げる方が枝葉が邪魔にならない。最終の高さに上がったときに、手元の操作で図のCのように略直角に角度を向けることを行うのが好都合である。ロープを掛け終わったら再び角度を平行に近く戻すことができる。以上は、本願の趣旨からは外れるが、最終の高さに上げてからはさみ動作によりロープを樹木等の幹に掛けるときは、操作棹110に対して挟み部120は略直角の状態になった状態で行うので参考に記述する。
1−Aにおいて、柱状体倒し誘導用ロープ取付け具100は、作業者が手に持って操作する操作棹110とその先端についた挟み部120を有している。挟み部120と操作棹110は、回転結合部130により接続している。挟み部120は、棒状部121とその先端にはさみ動作の支点122を介して回転自在に備えられた二つの互いに向き合った円弧状のはさみ片123があり、二つのはさみ片123が動く面に直角方向に動くように回転結合部130の軸が定められている。
操作棹110の他の先端には、操作者が操作する手元操作具140があって、これを操作すると、挟み部120は、操作棹110に対して回転結合部130の軸の周りに回転し、いつでも自在に挟み部120の操作棹110への角度が変わるようになっている。1−Aの例では、手元操作具140からは操作ワイヤ141が出ていて、棒状部121を引っ張り回転することが出来る。手元操作具140を戻したときに操作ワイヤ141が堅固さをもって、これによって、棒状部121が戻ることも良いし、棒状部121に戻りのために付勢バネのような弾性体を備えても良い。
1−Bでは、手元操作具140により操作ワイヤ141を引いて実現した、挟み部120と操作棹110の傾斜角度が3つの状態(勿論、角度は所望のどの値も取ることが出来る)を示す。(イ)の状態は、挟み部120と操作棹110が略平行の場合で、円弧状のはさみ片123の横から見た状態になり、樹木の枝葉の隙間側の方向Sから見ても薄いので、枝葉の狭い間隙を通して持ち上げるには好都合である。(ハ)の状態は、挟み部120と操作棹110が略直角の場合で、樹間側の方向Sから見たら、挟み部の円弧が作る円形面が見えるので、狭い間隙を通すには不都合である。従って、持ち上がった後に樹木の幹を挟む前にこの状態に変えるのが極めて都合がよい。(ロ)は両者の中間状態である。随時、手元操作具140により角度を変えることが出来るので、使用時以外にも収納時にも適当な角度で収納がコンパクトに出来る利点もある。
従って、最終の高さに上げてからはさみ動作によりロープを樹木等の幹に掛けるときは、(ハ)の状態で行う。前提となる周辺の説明を行ったので、次に、本願に趣旨に関する記述を行う。
最終の高さに上げてからはさみ動作によりロープを樹木等の幹に掛ける動作は、3つの動作がある。1つ目は、挟み部110のはさみ片123を閉じて樹木等の幹を挟む動作、
2つ目は、はさみ片123先端にある結合具を繋ぐ結合動作、3つ目は、ロープ及び結合具を挟み部から外す動作である。これらの3つの動作によりロープが樹木等の幹に絡むので後は、所望の方向に引き倒せばよい。倒木後は、ロープと結合具等の挟み部110を幹じから外せばよい。以上の3つの動作のうち、少なくとも1つを、引きロープとは別の手段により棹の手元に備えた手元操作具から行うことが可能となっている。
操作時点では、挟み部120と操作棹110が略直角になっているので、はさみ片123を閉じる動作は、手元操作具からの押し引き動作では行えない。
1−Aの例では、操作ワイヤ141の操作方向を変える滑車150があることで、挟み部が直角に曲がった場合も手元操作具から以下のように有効な操作が行える。この例では、はさみ片123のはさみ動作を行える図になっているが、勿論、他の動作も同様に行える。操作ワイヤを掛ける滑車を備えたことで操作方向を変えている例となっているが、滑車150を備えない場合は、操作の向きがことなるので、単純な構成ではなくなるが駆動モータを備えて、無線等で駆動することも可能である。
図2は、本発明に係る柱状体倒し誘導用ロープ取付け具の構成の詳細な一実施態様を示す図である。2−Aは、柱状体倒し誘導用ロープ取付け具100の全体を示す。操作棹110は、ここでは、2−Bに示すように所望の長さを実現するために一本棹でも良いが、図示のように繋ぎ棹の構成になっていると都合がよい。最初は短く、挟み部120を上げるにつれて、操作棹110を延ばし長くしてゆくのが扱いやすい。操作棹110の操作者が握る手元には、手元操作具140、この図の例では、操作レバー(釣り竿の回転リールや、電動操作スイッチも可能)が備えられ、これを引き押しすると、これに繋がった操作ワイヤ141に接続した挟み部120に備わった操作具を動かし状態を変えることが出来る。尚、この図に示すように、操作棹110の手元操作具140がある方には、更に作業者の胸の高さ程度の長さの延長棹とそれに地面への安定接触具142(例えば、この例では、円形のブーツ、三脚など)があると、棹等の重みを感じなくて済むので好都合である。
操作棹110の先端についた挟み部120は、一例として2−Cのようになっている。勿論他の例も適用できる。
挟み部120は、棒状部121とその先端にはさみ動作の支点(回転軸)122を介して回転自在に備えられた二つの互いに向き合った円弧状のはさみ片123がある。はさみ片123は、支点122の反対側に延長部124があり、ここには、操作ワイヤ141が繋がっているので、手元操作具140の操作ではさみ片123の開閉が出来る。この図では、更に、はさみ片123の先端にはさみ片123が閉じたときに噛みあう結合具124の保持・分離を行う結合具保持具125を備えている。更に、結合具124の互いの結合を支援する結合支援具126も付いている。
次に、2−Dにおいて、ロープユニット200を説明する。
ロープユニット200は、樹木等にロープユニットが掛かってから引いて樹木等を倒すための引き綱201と引き綱201に繋がって樹木等の幹に絡む絡み綱202と、二つの絡み綱202の先端に付いた結合具124を有している。
結合具124の例としては、2−E又は2−Fに示すように色々のものが使用できる。2−E、2−Fでは、結合具124の一方が、棒状部を有する穴の開いたドーナツ状のリング状体210をしており、棒状部には、絡み綱202が接続される。結合具124の他方は、2−Eでは、鋏形状体220であり、鋏が閉じたときに鋏の刃先211がリング状体210の穴に嵌り、互いに接触し、リング状体210と鋏形状体220は抜けることなく結合して、樹木等の幹に絡みつく。2−Eにおいては、棒状部と鋏のハンドル部の一方は、各々、結合具保持具125により把持され、又、リング状体210と鋏形状体220が結合した後は、結合具保持具125により把持を解除され、分離される。鋏のハンドル部の他方は、結合支援具126により把持されていて、結合支援具126の把持状態が外されると、この例では、付勢バネ212により、鋏の刃先211が閉じるようになる。2−Fでは、鋏の代わりにカラビナ230になっていて、はさみ片123が閉じたときに、リング状体210がカラビナ230の可動片221を押して、両者が結合する。この場合には、特に結合支援具126の助けは必要としない。
2−Dでは、更にロープユニット200を挟み部120に把持し・外し分離するための把持具240を示している。把持具240は、2−Cにおいては、挟み部120の棒状部121に把持片127を持って把持され、把持片127は、手元操作具140に操作ワイヤ141を通じて繋がっているので、これを操作して、解除をすると、挟み部120からロープユニット200は外れて自由になる。外れる前は、絡み綱202は、はさみ片123上にゆるく保持されている。
尚、ここまで、操作ワイヤ141は、1本での共用よりはむしろ、その用途に応じただけ別々に複数あることを付記する。又、引き綱201と絡み綱202は、同じもので1本でもかまわないことは勿論である。尚、絡み綱202を金属線特に細線の複数集合線にすると耐久性がよい。2−Gには、ロープユニット200が樹木等の幹に絡んでいる状態を示し、操作棹110と挟み部120は、外れていて離れているので示されていない。このような状態で、倒木の場合は、樹木の根の近辺に切り込みを付けたあと、引き綱201を引いて、倒木し、その後、地上に横たわった樹木から、結合具124を外し、ロープユニット200を外すことを行う。
図3は、本発明に係る柱状体倒し誘導用ロープ取付け具の詳細な構成の別の実施態様を示す図である。特に挟み部120が示されている。二つのはさみ片123が、各々円弧状の第一の挟み片123A、第二の挟み片123Bで形成され、両者の間は、回転軸を有して結合されているものである。はさみ片123の開き状態を大きく確保することが出来る。尚、ここでは、操作棹110の手元から手元操作具140によって、開き状態を自由に適時に変えられるように操作ワイヤ141で動作するようにしているが、各々を全部操作ワイヤ141で稼動する必要はなく、バネの付勢などを利用しても良い。
図4は、本発明に係る柱状体倒し誘導用ロープ取付け具の角度手元調節部以外の構成の別の実施態様を示す図である。はさみ片123の例を示すが、はさみ片123の開口側に開口部を覆うカバー401を有したものである。これは、誘導用ロープ取付け具を枝葉の間を通して持ち上げる場合に、多少の枝葉があっても、カバー401があるため、枝葉がはさみ片123の作る円形空間に入らずに、はさみ片123の周辺を滑っていくため、操作が容易に進むことを狙っている。勿論、挟み部120が所望の高さに持ち上がってからは、このカバー401は、手元操作具140によって開くことが出来る。
尚、今までの説明では、操作棹110に対する挟み部120の曲げの駆動は、手元操作具140により、操作ワイヤ141を通じて行う例を示したが、操作棹110に対する挟み部120の回転をパルスモータ等を使って行い、その駆動を手元操作具140とパルスモータ等の制御器との間で無線通信によって行うことも可能である。当然、操作ワイヤ141が不要であり、高価になるが、構成がすっきりする。同様に、他の駆動のためにある操作ワイヤ141も無線駆動により無くすことが出来ることは当然である。
以上のように本発明による柱状体倒し誘導用ロープ取付け具は、枝葉が邪魔にならずに取付け具を樹上に持ち上げられ、操作上極めて便利であり、又、小さな状態の保管ができるので、産業上利用して効果が極めて大きい。
100 柱状体倒し誘導用ロープ取付け具
101 作業者
110 操作棹
120 挟み部
121 棒状部
122 支点
123、123A、123B はさみ片
124 結合具
125 結合具保持具
126 結合支援具
127 把持片
130 回転結合部
140 手元操作具
141 操作ワイヤ
150 滑車
200 ロープユニット
201 引き綱
202 絡み綱
210 リング状体
211 鋏の刃先
212 付勢バネ
220 鋏形状体
221 可動片
230 カラビナ
240 把持具
401 カバー

Claims (6)

  1. 所望の長さを与える操作のための棹と、前記棹の先端に接続され、柱状体を挟み動作により囲み挟むためのもので、前記挟み動作の支点で互いに軸支された一対の半円弧形状のはさみ片を有する半円弧形状部を備えた挟み部と、前記挟み部の辺に取り付け外れ自在に沿わせた一対のロープを有するロープユニットと、前記ロープの両先端に存在し、前記挟み部の相対する先端が接触した時に互いに結合して両ロープを結合する結合具と、前記棹の手元にある前記手元操作具と、前記挟み部の挟み動作、前記結合具の結合動作、前記ロープ及び前記結合具を前記挟み部から外す動作の内、少なくとも1つを前記手元操作具から駆動可能な操作手段とを有し、前記操作手段は、倒しのための前記ロープによる駆動とは異なることを特徴とする柱状体倒し誘導用ロープ取付け具。
  2. 前記操作手段は、前記挟み部の挟み動作、前記結合具の結合動作、前記ロープ及び前記結合具を前記挟み部から外す動作の内、少なくとも1つを前記手元操作具から操作可能な操作ワイヤと、前記棹と前記挟み部の接続部近辺に備えられ、前記操作ワイヤを掛ける滑車であり、前記滑車により操作方向を変えることで、前記挟み部の半円弧形状部が呈する面が、前記棹に対して直角状態に近く折曲がっている状態においても、前記手元操作具による操作を前記挟み部に伝達可能としたことを特徴とする請求項1記載の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具。
  3. 前記操作手段は、前記挟み部の挟み動作、前記結合具の結合動作、前記ロープ及び前記結合具を前記挟み部から外す動作の内、少なくとも1つを前記手元操作具から操作可能な操作ワイヤと、前記挟み部に備えられ前記操作ワイヤを駆動する駆動電動機と、前記駆動電動機を駆動する無線受信制御器と、前記手元操作具に備えられた無線送信器とを備え、前記手元操作具から操作を可能としたことを特徴とする請求項1記載の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具。
  4. 前記ロープユニットの前記結合具が付いた端側から、前記柱状体を挟み絡む長さ分の前記ロープは、金属性の複数の細線の集合によるロープであることを特徴とする請求項1又は請求項2、又は請求項3のいずれか1つに記載の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具。
  5. 前記挟み部の二つの前記はさみ片が、各々円弧状の第一の挟み片と第二の挟み片で形成され、両者の間は回転軸を有して軸支結合されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具。
  6. 前記はさみ片の開口部に柱状体の周辺の枝葉が入り邪魔になることを回避するために、前記はさみ片の開口部の先端にこれを覆うカバーを有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具。
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