JP6035604B2 - 柱状体倒し誘導用ロープ取付け具 - Google Patents
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Description
以下、請求項に沿って記述する。
所望の長さを与える操作のための棹と、前記棹の先端に接続され、柱状体を挟み動作により囲み挟むためのもので、前記挟み動作の支点で互いに軸支された一対の円弧形状のはさみ片を有する円弧形状部を備えた挟み部と、前記挟み部の辺に取り付け外れ自在に沿わせた一対のロープを有するロープユニットと、前記ロープの両先端に存在し、前記挟み部の相対する先端が接触した時に互いに結合して両ロープを結合する結合具と、前記棹と前記挟み部の間の角度を変えるために両者の間に存在する回転結合部と、前記回転を前記棹の手元から操作する手元操作具を前記棹の手元側に備えたことで、前記柱状体の下から前記挟み部と前記棹を持ち上げるときは、挟み部の円弧形状部が呈する面は、前記棹と平行状態に近い角度とし、持ち上がってから、前記柱状体を挟む前に前記面を前記棹に対して直角状態に近く折込むことを可能としたことを特徴とする。
前記はさみ片の開閉、前記結合具の結合、前記挟み部からの前記ロープユニットの外し動作の内、すくなくとも一つを前記手元操作具から行う場合に、前記挟み部の円弧形状部が呈する面が、前記棹に対して直角状態に近く折曲がったときにも、前記手元操作具による操作を前記折曲った前記挟み部に、操作ワイヤで操作を伝達するように、前記回転結合部のある前記棹又は前記挟み部に前記操作ワイヤを掛ける滑車を備えたことで操作方向を変えることを可能としたことを特徴とする。
前記棹の前記手元操作具がある方には、作業者に前記棹と前記挟み部の重さを与えないように所望の長さの延長棹とその先端に備えた地面接触具を備えたことを特徴とする。
前記ロープユニットの前記結合具が付いた端側から、前記柱状体を挟み絡む長さ分の前記ロープは、金属性の複数の細線の集合によるロープであることを特徴とする。
前記挟み部の二つの前記はさみ片が、各々円弧状の第一の挟み片と第二の挟み片で形成され、両者の間は回転軸を有して軸支結合されていることを特徴とする。
前記はさみ片の開口部に柱状体の周辺の枝葉が入り邪魔になることを回避するために、前記はさみ片の開口部の先端にこれを覆うカバーを有することを特徴とする。
挟み部の面が棹と平行状態に近い場合は、樹木の枝葉の間の空間から見た場合、挟み部は非常に薄い断面に見えるため、見た目に空いたところを紙を通すように、紙の両端のみに注意すればよく、空間を通すのは格段に容易になっている。しかも、通ってから挟み動作の前に、角度を自在に手元で所望の角度に戻せ、挟みを行い、ロープを掛けることが出来る。ロープを掛けた後は、ロープを挟み部の辺から外し、再度、挟み部の角度を平行状態に戻して、棹を下げればよい。これで、ロープが掛かった状態が実現する。
1−Cには、作業者101が、柱状体倒し誘導用ロープ取付け具100の操作棹110を持って樹木の枝葉の隙間空間を見ながら、操作棹110を上げてゆく状態を示している。操作棹110の先端には、挟み部120があって、従来の提案では、操作棹110に対して挟み部120は略直角の状態で上げなければならない。従ってA、B地点で図に示すように、枝葉に接触しやすい欠点を有していた。本願では、操作棹110を持ち上げるときは、操作棹110に対して挟み部120は略直角の状態から外れ平行状態又はこれに近い状態なので、図上のCのような状態で最初から上げることが出来るので、途中で枝葉の邪魔を受けることなく上げることができて、最終の高さに上がったときに、手元の操作で図のCのように略直角に角度を向けることが出来る。ロープを掛け終わったら再び角度を平行に近く戻すことができる。
次に、回転結合部130以外の特に挟み部120他の構成部の例を図2以下の図を用い説明する。
挟み部120は、棒状部121とその先端にはさみ動作の支点(回転軸)122を介して回転自在に備えられた二つの互いに向き合った円弧状のはさみ片123がある。はさみ片123は、支点122の反対側に延長部124があり、ここには、操作ワイヤ141が繋がっているので、手元操作具140の操作ではさみ片123の開閉が出来る。この図では、更に、はさみ片123の先端にはさみ片123が閉じたときに噛みあう結合具124の保持・分離を行う結合具保持具125を備えている。更に、結合具124の互いの結合を支援する結合支援具126も付いている。
ロープユニット200は、樹木等にロープユニットが掛かってから引いて樹木等を倒すための引き綱201と引き綱201に繋がって樹木等の幹に絡む絡み綱202と、二つの絡み綱202の先端に付いた結合具124を有している。
結合具124の例としては、2−E又は2−Fに示すように色々のものが使用できる。2−E、2−Fでは、結合具124の一方が、棒状部を有する穴の開いたドーナツ状のリング状体210をしており、棒状部には、絡み綱202が接続される。結合具124の他方は、2−Eでは、鋏形状体220であり、鋏が閉じたときに鋏の刃先211がリング状体210の穴に嵌り、互いに接触し、リング状体210と鋏形状体220は抜けることなく結合して、樹木等の幹に絡みつく。2−Eにおいては、鋏のハンドル部の一方は、結合具保持具125により把持され、又、リング状体210と鋏形状体220が結合した後は、
分離される。鋏のハンドル部の他方は、結合支援具126により把持されていて、結合支援具126の把持状態が外されると、この例では、付勢バネ212により、鋏の刃先211が閉じるようになる。2−Fでは、鋏の代わりにカラビナ230になっていて、はさみ片123が閉じたときに、リング状体210がカラビナ230の可動片221を押して、両者が結合する。この場合には、特に結合支援具126の助けは必要としない。
101 作業者
110 操作棹
120 挟み部
121 棒状部
122 支点
123、123A、123B はさみ片
124 結合具
125 結合具保持具
126 結合支援具
127 把持片
130 回転結合部
140 手元操作具
141 操作ワイヤ
150 滑車
200 ロープユニット
201 引き綱
202 絡み綱
210 リング状体
211 鋏の刃先
212 付勢バネ
220 鋏形状体
221 可動片
230 カラビナ
240 把持具
401 カバー
Claims (6)
- 所望の長さを与える操作のための棹と、前記棹の先端に接続され、柱状体を挟み動作により囲み挟むためのもので、前記挟み動作の支点で互いに軸支された一対の円弧形状のはさみ片を有する円弧形状部を備えた挟み部と、前記挟み部の辺に取り付け外れ自在に沿わせた一対のロープを有するロープユニットと、前記ロープの両先端に存在し、前記挟み部の相対する先端が接触した時に互いに結合して両ロープを結合する結合具と、前記棹と前記挟み部の間の角度を変えるために両者の間に存在する回転結合部と、前記回転を前記棹の手元から操作する手元操作具を前記棹の手元側に備えたことで、前記柱状体の下から前記挟み部と前記棹を持ち上げるときは、挟み部の円弧形状部が呈する面は、前記棹と平行状態に近い角度とし、持ち上がってから、前記柱状体を挟む前に前記面を前記棹に対して直角状態に近く折込むことを可能としたことを特徴とする柱状体倒し誘導用ロープ取付け具。
- 前記はさみ片の開閉、前記結合具の結合、前記挟み部からの前記ロープユニットの外し動作の内、すくなくとも一つを前記手元操作具から行う場合に、前記挟み部の円弧形状部が呈する面が、前記棹に対して直角状態に近く折曲がったときにも、前記手元操作具による操作を前記折曲った前記挟み部に、操作ワイヤで操作を伝達するために、前記回転結合部のある前記棹又は前記挟み部に前記操作ワイヤを掛ける滑車を備えたことで操作方向を変えることを可能としたことを特徴とする請求項1記載の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具。
- 前記棹の前記手元操作具がある方には、作業者に前記棹と前記挟み部の重さを与えないように所望の長さの延長棹とその先端に備えた地面接触具を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1つに記載の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具。
- 前記ロープユニットの前記結合具が付いた端側から、前記柱状体を挟み絡む長さ分の前記ロープは、金属性の複数の細線の集合によるロープであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具。
- 前記挟み部の二つの前記はさみ片が、各々円弧状の第一の挟み片と第二の挟み片で形成され、両者の間は回転軸を有して軸支結合されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具。
- 前記はさみ片の開口部に柱状体の周辺の枝葉が入り邪魔になることを回避するために、前記はさみ片の開口部の先端にこれを覆うカバーを有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の柱状体倒し誘導用ロープ取付け具。
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