JP2014131847A - 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents
印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】印刷中に記録媒体の後端が検出された後、新たな記録媒体への画像の記録を再開する際に、適切な印刷を行なえるようにする。
【解決手段】プリンター1は、ホストコンピューター5から1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを受信して一時記憶する受信部と、受信した制御コマンドの読出し、制御コマンドに基づくイメージデータの行バッファー33aへの展開、及び、イメージデータに基づく画像の印刷を繰り返し行なって記録媒体に画像を印刷する一方、印刷中に記録媒体の後端が検出された場合、印刷を停止する印刷制御部30bと、を備え、印刷制御部30bは、印刷の開始後、行バッファー33aに展開したイメージデータを、順次、イメージデータ記憶領域33cに記憶し、印刷を停止した後、印刷を再開する場合、イメージデータ記憶領域33cに記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷する。
【選択図】図2
【解決手段】プリンター1は、ホストコンピューター5から1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを受信して一時記憶する受信部と、受信した制御コマンドの読出し、制御コマンドに基づくイメージデータの行バッファー33aへの展開、及び、イメージデータに基づく画像の印刷を繰り返し行なって記録媒体に画像を印刷する一方、印刷中に記録媒体の後端が検出された場合、印刷を停止する印刷制御部30bと、を備え、印刷制御部30bは、印刷の開始後、行バッファー33aに展開したイメージデータを、順次、イメージデータ記憶領域33cに記憶し、印刷を停止した後、印刷を再開する場合、イメージデータ記憶領域33cに記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷する。
【選択図】図2
Description
本発明は、制御装置に接続可能な印刷装置、当該印刷装置の制御方法、及び、当該印刷装置の制御に供するプログラムに関する。
従来、記録媒体(記録シート)の後端を検出するセンサー(通過検知センサー)を備える印刷装置(画像形成装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上述した印刷装置のように、記録媒体の後端を検出するセンサーを備えるものでは、記録媒体への画像の印刷中に当該センサーにより後端を検出した場合、何らかのエラーが発生することを防止すべく、印刷を停止するものがある。このような場合、印刷装置に記録媒体をセットし直して印刷を再開することとなるが、その際、例えば、画像が途中から印刷される等の事態を発生させることなく、また、煩雑な作業を経ることなく、適切な印刷を行ないたいとするニーズがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、印刷中に記録媒体の後端が検出された後、新たな記録媒体への画像の記録を再開する際に、適切な印刷を行なえるようにすることを目的とする。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、印刷中に記録媒体の後端が検出された後、新たな記録媒体への画像の記録を再開する際に、適切な印刷を行なえるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、制御装置に接続可能な印刷装置であって、前記制御装置から1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを、順次、受信して一時記憶する受信部と、前記制御装置から受信した制御コマンドの読出し、読出した制御コマンドに基づく1行分の画像に係るイメージデータのバッファーへの展開、及び、展開したイメージデータに基づく1行分の画像の印刷を繰り返し行なって記録媒体に画像を印刷する一方、印刷中に前記記録媒体の搬送路に設けられたセンサーにより前記記録媒体の後端が検出された場合、前記記録媒体への画像の印刷を停止する制御部と、を備え、前記制御部は、前記記録媒体への画像の印刷の開始後、前記バッファーに展開したイメージデータを、順次、所定の記憶領域に記憶し、印刷中に前記センサーにより前記記録媒体の後端が検出されたことによって前記記録媒体への画像の印刷を停止した後、新たな前記記録媒体への画像の印刷を再開する場合、前記所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷することを特徴とする。
この構成によれば、印刷装置は、記録媒体への画像の印刷の開始後、バッファーに展開したイメージデータを、順次、所定の記憶領域に記憶し、印刷中にセンサーにより記録媒体の後端が検出されたことによって記録媒体への画像の印刷を停止した後、新たな記録媒体への画像の印刷を再開する場合、所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷する。このため、印刷の再開後、途中から画像が記録されることなく、かつ、新たに制御装置から制御コマンドを送信する等の煩雑な作業を経ることなく、新たな記録媒体に、先頭行から適切に画像を印刷することが可能となる。
この構成によれば、印刷装置は、記録媒体への画像の印刷の開始後、バッファーに展開したイメージデータを、順次、所定の記憶領域に記憶し、印刷中にセンサーにより記録媒体の後端が検出されたことによって記録媒体への画像の印刷を停止した後、新たな記録媒体への画像の印刷を再開する場合、所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷する。このため、印刷の再開後、途中から画像が記録されることなく、かつ、新たに制御装置から制御コマンドを送信する等の煩雑な作業を経ることなく、新たな記録媒体に、先頭行から適切に画像を印刷することが可能となる。
また、本発明は、前記記録媒体は、所定のサイズの印刷領域が搬送方向に間隔をあけて形成された連続紙であり、前記制御部は、1の前記印刷領域への画像の印刷の開始後、前記バッファーに展開したイメージデータを、順次、前記所定の記憶領域に記憶し、印刷中に前記センサーにより前記記録媒体の後端が検出されたことによって1の前記印刷領域への画像の印刷を停止した後、新たな前記印刷領域への画像の印刷を再開する場合、前記所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷することを特徴とする。
この構成によれば、1の印刷領域への画像の印刷中に、記録媒体の後端の検出に起因した印刷の停止が行なわれた場合であっても、新たな印刷領域に先頭行から適切に画像を記録することが可能となる。
この構成によれば、1の印刷領域への画像の印刷中に、記録媒体の後端の検出に起因した印刷の停止が行なわれた場合であっても、新たな印刷領域に先頭行から適切に画像を記録することが可能となる。
また、本発明は、前記制御部は、1の前記印刷領域の先頭行から印刷するための頭出し処理の実行をトリガーとして、前記バッファーに展開したイメージデータの前記所定の記憶領域への記憶を開始し、印刷中に前記センサーにより前記記録媒体の後端が検出されたことによって1の前記印刷領域への画像の印刷を停止した場合、新たな前記印刷領域への印刷に係る頭出し処理の実行をトリガーとして、前記所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づく画像の印刷を開始することを特徴とする。
この構成によれば、印刷領域への画像の開始時に頭出し処理が実行されることを利用して、適切に、イメージデータの所定の記憶領域への記憶の開始、及び、所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づく画像の印刷の開始を行なうことができる。
この構成によれば、印刷領域への画像の開始時に頭出し処理が実行されることを利用して、適切に、イメージデータの所定の記憶領域への記憶の開始、及び、所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づく画像の印刷の開始を行なうことができる。
また、本発明は、前記記録媒体は、前記印刷領域が形成されたラベル部が搬送方向に間隔をあけて剥離紙に貼付されたラベル用紙であることを特徴とする。
この構成によれば、1のラベル部に形成された印刷領域への画像の印刷中に、記録媒体の後端の検出に起因した印刷の停止が行なわれた場合であっても、新たなラベル部に形成された印刷領域に先頭行から適切に画像を記録することが可能となる。
この構成によれば、1のラベル部に形成された印刷領域への画像の印刷中に、記録媒体の後端の検出に起因した印刷の停止が行なわれた場合であっても、新たなラベル部に形成された印刷領域に先頭行から適切に画像を記録することが可能となる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、制御装置に接続可能な印刷装置の制御方法であって、前記制御装置から1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを、順次、受信して一時記憶し、前記制御装置から受信した制御コマンドの読出し、読出した制御コマンドに基づく1行分の画像に係るイメージデータのバッファーへの展開、及び、展開したイメージデータに基づく1行分の画像の印刷を繰り返し行なって記録媒体に画像を印刷する一方、印刷中に前記記録媒体の搬送路に設けられたセンサーにより前記記録媒体の後端が検出された場合、前記記録媒体への画像の印刷を停止し、前記記録媒体への画像の印刷の開始後、前記バッファーに展開したイメージデータを、順次、所定の記憶領域に記憶し、印刷中に前記センサーにより前記記録媒体の後端が検出されたことによって前記記録媒体への画像の印刷を停止した後、新たな前記記録媒体への画像の印刷を再開する場合、前記所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷することを特徴とする。
この制御方法によれば、印刷装置は、記録媒体への画像の印刷の開始後、バッファーに展開したイメージデータを、順次、所定の記憶領域に記憶し、印刷中にセンサーにより記録媒体の後端が検出されたことによって記録媒体への画像の印刷を停止した後、新たな記録媒体への画像の印刷を再開する場合、所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷する。このため、印刷の再開後、途中から画像が記録されることなく、かつ、新たに制御装置から制御コマンドを送信する等の煩雑な作業を経ることなく、新たな記録媒体に、先頭行から適切に画像を印刷することが可能となる。
この制御方法によれば、印刷装置は、記録媒体への画像の印刷の開始後、バッファーに展開したイメージデータを、順次、所定の記憶領域に記憶し、印刷中にセンサーにより記録媒体の後端が検出されたことによって記録媒体への画像の印刷を停止した後、新たな記録媒体への画像の印刷を再開する場合、所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷する。このため、印刷の再開後、途中から画像が記録されることなく、かつ、新たに制御装置から制御コマンドを送信する等の煩雑な作業を経ることなく、新たな記録媒体に、先頭行から適切に画像を印刷することが可能となる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、制御装置に接続可能に構成され、前記制御装置から1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを、順次、受信して一時記憶する印刷装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、前記制御部に、前記制御装置から受信した制御コマンドの読出し、読出した制御コマンドに基づく1行分の画像に係るイメージデータのバッファーへの展開、及び、展開したイメージデータに基づく1行分の画像の印刷を繰り返し行なわせて記録媒体に画像を印刷させる一方、印刷中に前記記録媒体の搬送路に設けられたセンサーにより前記記録媒体の後端が検出された場合、前記記録媒体への画像の印刷を停止させ、前記記録媒体への画像の印刷の開始後、前記バッファーに展開したイメージデータを、順次、所定の記憶領域に記憶させ、印刷中に前記センサーにより前記記録媒体の後端が検出されたことによって前記記録媒体への画像の印刷を停止させた後、新たな前記記録媒体への画像の印刷を再開させる場合、前記所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷させることを特徴とする。
このプログラムによれば、印刷装置は、記録媒体への画像の印刷の開始後、バッファーに展開したイメージデータを、順次、所定の記憶領域に記憶し、印刷中にセンサーにより記録媒体の後端が検出されたことによって記録媒体への画像の印刷を停止した後、新たな記録媒体への画像の印刷を再開する場合、所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷する。このため、印刷の再開後、途中から画像が記録されることなく、かつ、新たに制御装置から制御コマンドを送信する等の煩雑な作業を経ることなく、新たな記録媒体に、先頭行から適切に画像を印刷することが可能となる。
このプログラムによれば、印刷装置は、記録媒体への画像の印刷の開始後、バッファーに展開したイメージデータを、順次、所定の記憶領域に記憶し、印刷中にセンサーにより記録媒体の後端が検出されたことによって記録媒体への画像の印刷を停止した後、新たな記録媒体への画像の印刷を再開する場合、所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷する。このため、印刷の再開後、途中から画像が記録されることなく、かつ、新たに制御装置から制御コマンドを送信する等の煩雑な作業を経ることなく、新たな記録媒体に、先頭行から適切に画像を印刷することが可能となる。
本発明によれば、印刷中に記録媒体の後端が検出された後、新たな記録媒体への画像の記録を再開する際に、適切な印刷を行なえるようになる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンター1(印刷装置)の内部構造を模式的に示す図である。
プリンター1は、筐体にセットされた記録媒体を搬送路11上で、搬送方向YJ1に搬送しつつ、サーマルヘッド12により記録媒体の記録面に画像を記録する装置である。特に、本実施形態に係るプリンター1は、筐体内にセットされたラベル用紙10(連続紙。図2参照)を、搬送路11上で、搬送方向YJ1に搬送しつつ、サーマルヘッド12により、ラベル用紙10の剥離紙13(図2参照)に貼付けられたラベル部14に画像を印刷する機能を有している。
サーマルヘッド12は、サーマル式のラインヘッドであり、搬送方向YJ1と交わる方向に延在して設けられた複数の発熱素子を備え、発熱素子によってラベル部14にドットを形成することにより、ラベル部14に画像を印刷する。
サーマルヘッド12と対向する位置には、ラベル用紙10を搬送するためのプラテンローラー16が設けられている。プラテンローラー16は、搬送モーター17(図3)に接続され、当該モーターの駆動により回転され、当該回転に応じてラベル用紙10が搬送路11上を搬送される。
サーマルヘッド12の搬送方向YJ1下流には、カッター機構18が設けられている。このカッター機構18は、ラベル用紙10におけるラベル部14と、ラベル部14との間を切断して、ラベル部14に対応するラベル用紙10を切り離す機構であり、図示せぬモーターや、当該モーターで駆動する可動刃、この可動刃と交叉する固定刃等を備えている。
サーマルヘッド12の搬送方向YJ1上流には、光センサー19が設けられている。この光センサー19は、反射型の光センサーであり、ラベル用紙10の裏面(ラベル部14が貼付されていない方の面)側から光を照射し、所定のサンプリング周期で反射光の光量を検出し、光量が所定の閾値を上回っている場合は、後述する制御部30(図3)のCPUの所定のポートにHigh信号を出力し、下回っている場合は、Low信号を出力する。
図1は、本実施形態に係るプリンター1(印刷装置)の内部構造を模式的に示す図である。
プリンター1は、筐体にセットされた記録媒体を搬送路11上で、搬送方向YJ1に搬送しつつ、サーマルヘッド12により記録媒体の記録面に画像を記録する装置である。特に、本実施形態に係るプリンター1は、筐体内にセットされたラベル用紙10(連続紙。図2参照)を、搬送路11上で、搬送方向YJ1に搬送しつつ、サーマルヘッド12により、ラベル用紙10の剥離紙13(図2参照)に貼付けられたラベル部14に画像を印刷する機能を有している。
サーマルヘッド12は、サーマル式のラインヘッドであり、搬送方向YJ1と交わる方向に延在して設けられた複数の発熱素子を備え、発熱素子によってラベル部14にドットを形成することにより、ラベル部14に画像を印刷する。
サーマルヘッド12と対向する位置には、ラベル用紙10を搬送するためのプラテンローラー16が設けられている。プラテンローラー16は、搬送モーター17(図3)に接続され、当該モーターの駆動により回転され、当該回転に応じてラベル用紙10が搬送路11上を搬送される。
サーマルヘッド12の搬送方向YJ1下流には、カッター機構18が設けられている。このカッター機構18は、ラベル用紙10におけるラベル部14と、ラベル部14との間を切断して、ラベル部14に対応するラベル用紙10を切り離す機構であり、図示せぬモーターや、当該モーターで駆動する可動刃、この可動刃と交叉する固定刃等を備えている。
サーマルヘッド12の搬送方向YJ1上流には、光センサー19が設けられている。この光センサー19は、反射型の光センサーであり、ラベル用紙10の裏面(ラベル部14が貼付されていない方の面)側から光を照射し、所定のサンプリング周期で反射光の光量を検出し、光量が所定の閾値を上回っている場合は、後述する制御部30(図3)のCPUの所定のポートにHigh信号を出力し、下回っている場合は、Low信号を出力する。
図2は、ラベル用紙10を模式的に示す図である。
ラベル用紙10は、プリンター1の筐体にセットした場合における搬送方向YJ1に細長く延在する剥離紙13に、所定のサイズのラベル部14が搬送方向YJ1に間隔をあけて貼付された記録媒体である。ラベル部14のそれぞれには、画像の記録が可能な領域、換言すれば、サーマルヘッド12によるドットの形成が可能な領域である印刷領域A1が形成されている。すなわち、記録媒体たるラベル用紙10は、所定のサイズの印刷領域A1が搬送方向に間隔をあけて形成された連続紙である。そして、連続紙が搬送方向YJ1に搬送され、その最終端が、記録媒体たるラベル用紙10の後端である。
隣接するラベル部14の間には、切断位置T1が形成されている。ラベル用紙10は、カッター機構18によって切断位置T1にて切断される。
剥離紙13の裏面には、黒色で塗りつぶされたブラックマークBMが所定の間隔で形成されている。各切断位置T1と、各切断位置T1に対応する各ブラックマークBMとの離間距離L1は一定である。
ブラックマークBMは、光センサー19によって光学的に検出されるマークであり、後述する制御部30は、光センサー19によるブラックマークBMの検出結果に基づいて、ラベル部14の位置の調整、例えば、頭出し処理(後述)を実行する。
ラベル用紙10は、プリンター1の筐体にセットした場合における搬送方向YJ1に細長く延在する剥離紙13に、所定のサイズのラベル部14が搬送方向YJ1に間隔をあけて貼付された記録媒体である。ラベル部14のそれぞれには、画像の記録が可能な領域、換言すれば、サーマルヘッド12によるドットの形成が可能な領域である印刷領域A1が形成されている。すなわち、記録媒体たるラベル用紙10は、所定のサイズの印刷領域A1が搬送方向に間隔をあけて形成された連続紙である。そして、連続紙が搬送方向YJ1に搬送され、その最終端が、記録媒体たるラベル用紙10の後端である。
隣接するラベル部14の間には、切断位置T1が形成されている。ラベル用紙10は、カッター機構18によって切断位置T1にて切断される。
剥離紙13の裏面には、黒色で塗りつぶされたブラックマークBMが所定の間隔で形成されている。各切断位置T1と、各切断位置T1に対応する各ブラックマークBMとの離間距離L1は一定である。
ブラックマークBMは、光センサー19によって光学的に検出されるマークであり、後述する制御部30は、光センサー19によるブラックマークBMの検出結果に基づいて、ラベル部14の位置の調整、例えば、頭出し処理(後述)を実行する。
図3は、プリンター1、及び、このプリンター1の機能的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、プリンター1は、制御部30と、インターフェイス部31と、メカ機構32と、一時記憶領域33と、記憶部34と、を備えている。
制御部30は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、プリンター1の基本制御プログラムであるファームウェアを読み出して実行することにより、プリンター1の各部を制御する。制御部30が備える機能ブロックについては後述する。
インターフェイス部31は、制御部30の制御の下、プリンター1に通信可能に接続されたホストコンピューター5(制御装置)との間で通信規格に準拠した通信を行なう。ホストコンピューター5は、プリンター1の制御に際し、プリンター1のコマンド体系に準拠した適切な制御コマンドを生成して、プリンター1に送信する。プリンター1は、ホストコンピューター5から受信した制御コマンドを読み出して実行することにより、各種処理を実行する。
メカ機構32は、少なくとも、上述したカッター機構18と、サーマルヘッド12と、搬送モーター17と、プラテンローラー16と、光センサー19と、を含んで構成されている。
一時記憶領域33は、RAM等のメモリーに形成されたワークメモリーとして機能する記憶領域である。一時記憶領域33には、行バッファー33a(バッファー)、受信バッファー33b、及び、イメージデータ記憶領域33c(所定の記憶領域)が形成されるが、これらについては後述する。
記憶部34は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを不揮発的に書き換え可能に記憶する。記憶部34には、フォントテーブル34aが記憶されているが、これについては後述する。
図3に示すように、プリンター1は、制御部30と、インターフェイス部31と、メカ機構32と、一時記憶領域33と、記憶部34と、を備えている。
制御部30は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、プリンター1の基本制御プログラムであるファームウェアを読み出して実行することにより、プリンター1の各部を制御する。制御部30が備える機能ブロックについては後述する。
インターフェイス部31は、制御部30の制御の下、プリンター1に通信可能に接続されたホストコンピューター5(制御装置)との間で通信規格に準拠した通信を行なう。ホストコンピューター5は、プリンター1の制御に際し、プリンター1のコマンド体系に準拠した適切な制御コマンドを生成して、プリンター1に送信する。プリンター1は、ホストコンピューター5から受信した制御コマンドを読み出して実行することにより、各種処理を実行する。
メカ機構32は、少なくとも、上述したカッター機構18と、サーマルヘッド12と、搬送モーター17と、プラテンローラー16と、光センサー19と、を含んで構成されている。
一時記憶領域33は、RAM等のメモリーに形成されたワークメモリーとして機能する記憶領域である。一時記憶領域33には、行バッファー33a(バッファー)、受信バッファー33b、及び、イメージデータ記憶領域33c(所定の記憶領域)が形成されるが、これらについては後述する。
記憶部34は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを不揮発的に書き換え可能に記憶する。記憶部34には、フォントテーブル34aが記憶されているが、これについては後述する。
次に、制御部30が備える各機能ブロックについて説明する。
インターフェイス制御部30aは、ファームウェアの機能により、インターフェイス部31を制御して、ホストコンピューター5から受信した制御コマンドを、順次、受信バッファー33bに格納する。受信バッファー33bとは、ホストコンピューター5から受信したデータを一時記憶する記憶領域のことである。
印刷制御部30bは、ファームウェアの機能により、受信バッファー33bに一時記憶された制御コマンドを、順次、読み出し、解析し、実行し、後述するカッター制御部30c、ヘッド制御部30d、及び、搬送制御部30eを統括的に制御して、ラベル用紙10のラベル部14への画像の印刷、その他の動作を実行させる。
印刷制御部30bには、光センサー19の検出値が入力される。印刷制御部30bは、光センサー19の検出値の変位に基づいて、ラベル用紙10の前端が光センサー19に対応する位置に位置していること、ラベル用紙10の後端が光センサー19に対応する位置に位置していること、及び、ラベル用紙10の裏面に形成されたブラックマークBMが光センサー19に対応する位置に位置していること、を検出する。
さらに、印刷制御部30bは、ラベル部14への画像の印刷中に、光センサー19の検出値に基づいて、当該センサーに対応する位置にラベル用紙10の後端が位置していることが検出された場合、ラベル用紙10の空搬送や、空印刷、その他のエラーが発生することを確実に防止すべく、ラベル部14への画像の印刷を停止する。
カッター制御部30cは、信号処理回路や、駆動回路、その他の制御回路等を備え、印刷制御部30bの制御の下、カッター機構18の可動刃に接続されたモーターに駆動信号を出力して可動刃を動作させて、ラベル用紙10を切断させる。
ヘッド制御部30dは、信号処理回路や、駆動回路、その他の制御回路等を備え、印刷制御部30bの制御の下、サーマルヘッド12に駆動信号を出力して、サーマルヘッド12に画像を記録させる。
搬送制御部30eは、信号処理回路や、駆動回路、その他の制御回路等を備え、印刷制御部30bの制御の下、ステッピングモーターとして構成された搬送モーター17に駆動信号を出力してプラテンローラー16を回転させ、ラベル用紙10を搬送させる。
インターフェイス制御部30aは、ファームウェアの機能により、インターフェイス部31を制御して、ホストコンピューター5から受信した制御コマンドを、順次、受信バッファー33bに格納する。受信バッファー33bとは、ホストコンピューター5から受信したデータを一時記憶する記憶領域のことである。
印刷制御部30bは、ファームウェアの機能により、受信バッファー33bに一時記憶された制御コマンドを、順次、読み出し、解析し、実行し、後述するカッター制御部30c、ヘッド制御部30d、及び、搬送制御部30eを統括的に制御して、ラベル用紙10のラベル部14への画像の印刷、その他の動作を実行させる。
印刷制御部30bには、光センサー19の検出値が入力される。印刷制御部30bは、光センサー19の検出値の変位に基づいて、ラベル用紙10の前端が光センサー19に対応する位置に位置していること、ラベル用紙10の後端が光センサー19に対応する位置に位置していること、及び、ラベル用紙10の裏面に形成されたブラックマークBMが光センサー19に対応する位置に位置していること、を検出する。
さらに、印刷制御部30bは、ラベル部14への画像の印刷中に、光センサー19の検出値に基づいて、当該センサーに対応する位置にラベル用紙10の後端が位置していることが検出された場合、ラベル用紙10の空搬送や、空印刷、その他のエラーが発生することを確実に防止すべく、ラベル部14への画像の印刷を停止する。
カッター制御部30cは、信号処理回路や、駆動回路、その他の制御回路等を備え、印刷制御部30bの制御の下、カッター機構18の可動刃に接続されたモーターに駆動信号を出力して可動刃を動作させて、ラベル用紙10を切断させる。
ヘッド制御部30dは、信号処理回路や、駆動回路、その他の制御回路等を備え、印刷制御部30bの制御の下、サーマルヘッド12に駆動信号を出力して、サーマルヘッド12に画像を記録させる。
搬送制御部30eは、信号処理回路や、駆動回路、その他の制御回路等を備え、印刷制御部30bの制御の下、ステッピングモーターとして構成された搬送モーター17に駆動信号を出力してプラテンローラー16を回転させ、ラベル用紙10を搬送させる。
次に、ラベル用紙10のラベル部14に画像を記録する際の、プリンター1、及び、ホストコンピューター5の動作について説明する。
図4(A)は、画像が記録されたラベル部14の一例を示す図であり、図4(B)は、図4(A)に示す画像の記録に際し、ホストコンピューター5がプリンター1に送信する制御コマンドの一例を模式的に示す図である。なお、図4(B)では、説明の便宜を考慮して、制御コマンドの内容を単純化して表わしている。
以下の説明では、図4(A)に示すように、第1行目にA〜Eのアルファベットからなる文字列(以下、適宜、文字列「A〜E」と表現する。)を印刷し、第2行目にF〜J、第3行目にK〜Oのアルファベットからなる文字列(以下、適宜、文字列「F〜J」、文字列「K〜O」と表現する。)を印刷する場合を例にして、プリンター1、及び、ホストコンピューター5の動作について説明する。
図4(A)に示す2行分の文字列の印刷に際し、ホストコンピューター5は、図4(B)に示すように、第1行目の文字列の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドC1と、第2行目の文字列の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドC2と、第3行目の文字列の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドC3を生成して、プリンター1に送信する。
文字列印刷指示コマンドCとは、1行分の文字列を印刷することを指示する制御コマンドである。文字列印刷指示コマンドCは、命令コードと、所定の文字コード(例えば、アスキーコード。)で表現された文字の組合せからなる文字列と、の組合せを含んで構成されている。本例では、1行目の文字列の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドC1は、「XXX‘ABCDE’」(ただし、XXXは、1行分の文字列を印刷することを指示する命令コード、また、クォーテーション内の文字列は、アスキーコードで表現された文字の組合せによって構成された文字列。)という構成となっており、また、2行目の文字列の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドC2は、「XXX‘FGHIJ’」という構成となっており、また、3行目の文字列の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドC3は、「XXX‘KLMNO’」という構成となっている。
このように、本実施形態では、ホストコンピューター5は、プリンター1に対して、1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを、順次、送信する。
図4(A)は、画像が記録されたラベル部14の一例を示す図であり、図4(B)は、図4(A)に示す画像の記録に際し、ホストコンピューター5がプリンター1に送信する制御コマンドの一例を模式的に示す図である。なお、図4(B)では、説明の便宜を考慮して、制御コマンドの内容を単純化して表わしている。
以下の説明では、図4(A)に示すように、第1行目にA〜Eのアルファベットからなる文字列(以下、適宜、文字列「A〜E」と表現する。)を印刷し、第2行目にF〜J、第3行目にK〜Oのアルファベットからなる文字列(以下、適宜、文字列「F〜J」、文字列「K〜O」と表現する。)を印刷する場合を例にして、プリンター1、及び、ホストコンピューター5の動作について説明する。
図4(A)に示す2行分の文字列の印刷に際し、ホストコンピューター5は、図4(B)に示すように、第1行目の文字列の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドC1と、第2行目の文字列の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドC2と、第3行目の文字列の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドC3を生成して、プリンター1に送信する。
文字列印刷指示コマンドCとは、1行分の文字列を印刷することを指示する制御コマンドである。文字列印刷指示コマンドCは、命令コードと、所定の文字コード(例えば、アスキーコード。)で表現された文字の組合せからなる文字列と、の組合せを含んで構成されている。本例では、1行目の文字列の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドC1は、「XXX‘ABCDE’」(ただし、XXXは、1行分の文字列を印刷することを指示する命令コード、また、クォーテーション内の文字列は、アスキーコードで表現された文字の組合せによって構成された文字列。)という構成となっており、また、2行目の文字列の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドC2は、「XXX‘FGHIJ’」という構成となっており、また、3行目の文字列の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドC3は、「XXX‘KLMNO’」という構成となっている。
このように、本実施形態では、ホストコンピューター5は、プリンター1に対して、1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを、順次、送信する。
プリンター1が受信した文字列印刷指示コマンドC1、及び、文字列印刷指示コマンドC2は、受信バッファー33bに、順次、一時記憶される。本実施形態では、ホストコンピューター5から制御コマンド(文字列印刷指示コマンドC1、C2、及び、C3)を、順次、受信して受信バッファー33bに一時記憶する機能ブロックが「受信部」として機能する。
プリンター1の制御部30の印刷制御部30bは、受信バッファー33bに一時記憶された1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを、順次、読み出す。本例では、まず、印刷制御部30bは、文字列印刷指示コマンドC1を読み出す。次いで印刷制御部30bは、文字列印刷指示コマンドC1が指定する文字列(文字列「A〜E」)を構成する文字の文字コードを順番に取得し、記憶部34に記憶されたフォントテーブル34aを参照し、取得した文字コードのそれぞれをフォントデータに変換する。
フォントテーブル34aとは、フォントデータを集合して記憶するテーブルである。また、フォントデータとは、文字を記録媒体に印刷可能な態様で表現する実データのことであり、データ形式として、ビットマップフォントデータや、スケイラブルフォントデータ、ベクトルフォントデータ、アウトラインフォントデータ等がある。ここで、アスキーコードで表現された文字のそれぞれは、フォントテーブルに記憶されたいずれかのフォントデータと対応関係にあり、この対応関係を示す情報が記憶部34に予め記憶されている。
次いで、印刷制御部30bは、変換したフォントデータを、順次、行バッファー33aに展開する。
プリンター1の制御部30の印刷制御部30bは、受信バッファー33bに一時記憶された1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを、順次、読み出す。本例では、まず、印刷制御部30bは、文字列印刷指示コマンドC1を読み出す。次いで印刷制御部30bは、文字列印刷指示コマンドC1が指定する文字列(文字列「A〜E」)を構成する文字の文字コードを順番に取得し、記憶部34に記憶されたフォントテーブル34aを参照し、取得した文字コードのそれぞれをフォントデータに変換する。
フォントテーブル34aとは、フォントデータを集合して記憶するテーブルである。また、フォントデータとは、文字を記録媒体に印刷可能な態様で表現する実データのことであり、データ形式として、ビットマップフォントデータや、スケイラブルフォントデータ、ベクトルフォントデータ、アウトラインフォントデータ等がある。ここで、アスキーコードで表現された文字のそれぞれは、フォントテーブルに記憶されたいずれかのフォントデータと対応関係にあり、この対応関係を示す情報が記憶部34に予め記憶されている。
次いで、印刷制御部30bは、変換したフォントデータを、順次、行バッファー33aに展開する。
図5(A)は、文字列印刷指示コマンドC1に基づいて、行バッファー33aにフォントデータが展開される様子を示す図である。
行バッファー33aとは、1行分のプリントバッファーのことである。本実施形態では、文字列の記録は、「行」ごとに行なわれる構成となっており、ラベル部14に1行分の文字列を記録する場合、図5(A)に示すように、印刷制御部30bは、当該1行分の文字列を構成する文字の全てのフォントデータをイメージデータとして行バッファー33aに展開した後、行バッファー33aに展開されたイメージデータに基づいて、1行分の文字列を記録する。
なお、「行」とは、文字列を記録する場合における「行」のみを意味するのではなく、行バッファー33aに展開したイメージデータに基づいて記録される画像の1単位を表わす概念である。
行バッファー33aの横方向(搬送方向YJ1に対応する方向に交わる方向)のサイズ(ドット数)は、印刷領域A1の対応する方向におけるサイズ(ドット数)と同一である。
行バッファー33aにフォントデータが展開される動作をより具体的に説明すると、印刷制御部30bは、図5(A)に示すように、文字列「A〜E」を構成する5個の文字のうち、処理対象となっている1つの文字の文字コードを取得し、取得した文字コードをフォントデータに変換し、変換したフォントデータを行バッファー33aに展開する、という動作を順番に行うことにより、文字列「A〜E」を構成する5個の文字のフォントデータを、順次、行バッファー33aに展開する。
以上のようにして、文字列「A〜E」を構成する5個全ての文字のフォントデータを行バッファー33aに展開した後、印刷制御部30bは、行バッファー33aに展開されているイメージデータに基づいて、ヘッド制御部30d、及び、搬送制御部30eを制御して、ラベル部14への文字列「A〜E」の記録を行なわせる。
行バッファー33aとは、1行分のプリントバッファーのことである。本実施形態では、文字列の記録は、「行」ごとに行なわれる構成となっており、ラベル部14に1行分の文字列を記録する場合、図5(A)に示すように、印刷制御部30bは、当該1行分の文字列を構成する文字の全てのフォントデータをイメージデータとして行バッファー33aに展開した後、行バッファー33aに展開されたイメージデータに基づいて、1行分の文字列を記録する。
なお、「行」とは、文字列を記録する場合における「行」のみを意味するのではなく、行バッファー33aに展開したイメージデータに基づいて記録される画像の1単位を表わす概念である。
行バッファー33aの横方向(搬送方向YJ1に対応する方向に交わる方向)のサイズ(ドット数)は、印刷領域A1の対応する方向におけるサイズ(ドット数)と同一である。
行バッファー33aにフォントデータが展開される動作をより具体的に説明すると、印刷制御部30bは、図5(A)に示すように、文字列「A〜E」を構成する5個の文字のうち、処理対象となっている1つの文字の文字コードを取得し、取得した文字コードをフォントデータに変換し、変換したフォントデータを行バッファー33aに展開する、という動作を順番に行うことにより、文字列「A〜E」を構成する5個の文字のフォントデータを、順次、行バッファー33aに展開する。
以上のようにして、文字列「A〜E」を構成する5個全ての文字のフォントデータを行バッファー33aに展開した後、印刷制御部30bは、行バッファー33aに展開されているイメージデータに基づいて、ヘッド制御部30d、及び、搬送制御部30eを制御して、ラベル部14への文字列「A〜E」の記録を行なわせる。
同様にして、印刷制御部30bは、受信バッファー33bに一時記憶された文字列印刷指示コマンドC2を読み出し、当該コマンドに基づいて、文字列「F〜J」のフォントデータをイメージデータとして行バッファー33aに展開し(図5(B)参照)、当該バッファーに展開したイメージデータに基づいて、ラベル部14に文字列「F〜J」を記録する。
さらに、印刷制御部30bは、受信バッファー33bに一時記憶された文字列印刷指示コマンドC3を読み出し、当該コマンドに基づいて、文字列「K〜O」のフォントデータをイメージデータとして行バッファー33aに展開し(図5(C)参照)、当該バッファーに展開したイメージデータに基づいて、ラベル部14に文字列「K〜O」を記録する。
このように、印刷制御部30bは、ホストコンピューター5から受信した1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドの読出し、読出した制御コマンドに基づく1行分の画像に係るイメージデータの行バッファー33aへの展開、及び、展開したイメージデータに基づく1行分の画像の印刷を繰り返し行なってラベル部14に画像を印刷する。
さらに、印刷制御部30bは、受信バッファー33bに一時記憶された文字列印刷指示コマンドC3を読み出し、当該コマンドに基づいて、文字列「K〜O」のフォントデータをイメージデータとして行バッファー33aに展開し(図5(C)参照)、当該バッファーに展開したイメージデータに基づいて、ラベル部14に文字列「K〜O」を記録する。
このように、印刷制御部30bは、ホストコンピューター5から受信した1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドの読出し、読出した制御コマンドに基づく1行分の画像に係るイメージデータの行バッファー33aへの展開、及び、展開したイメージデータに基づく1行分の画像の印刷を繰り返し行なってラベル部14に画像を印刷する。
ところで、上述したように、印刷制御部30bは、ラベル部14への画像の印刷中に、光センサー19の検出値に基づいて、当該センサーに対応する位置にラベル用紙10の後端が位置していることが検出された場合、ラベル用紙10の空搬送や、空印刷、その他のエラーが発生することを確実に防止すべく、ラベル部14への画像の印刷を停止する。
このことに起因して以下の課題があった。
図6(A)、(B)、及び、(C)は、従来の課題を明らかにするために、プリンター1によってラベル部14に画像を記録する際の様子を模式的に示す図である。
図6(A)に示すように、アルファベットA〜Lについて、1行が同一の8個のアルファベットからなる文字列を、アルファベット順に記録する場合を想定する。このような場合において、図6(B)に示すように、Iの行を記録した際に、光センサー19によりラベル用紙10の後端が検出され、印刷が停止されたとする。このような場合、画像が途中までしか印刷されていないラベル部14については、破棄され、新たなラベル用紙10をプリンター1の筐体がセットされ、新たなラベル部14に改めて画像が印刷されることとなる。
この場合において、何ら対処をせずに印刷を再開した場合、図6(C)に示すように、読み出しが完了していない制御コマンド(=J、K、及び、Lの行の印刷を指示する制御コマンド)に基づいて、J、K、及び、Lの行の記録が行なわれてしまい、適切ではない。一方で、新たに、ホストコンピューター5からプリンター1にA〜Lの各行を印刷させる制御コマンドを送信させることにより、先頭行から適切に印刷を実行することが可能であるものの、受信バッファー33bのクリアーや、ホストコンピューター5への指示入力等が必要であり、煩雑である。
以上を踏まえ、本実施形態に係るプリンター1は、以下の動作を行なう。
このことに起因して以下の課題があった。
図6(A)、(B)、及び、(C)は、従来の課題を明らかにするために、プリンター1によってラベル部14に画像を記録する際の様子を模式的に示す図である。
図6(A)に示すように、アルファベットA〜Lについて、1行が同一の8個のアルファベットからなる文字列を、アルファベット順に記録する場合を想定する。このような場合において、図6(B)に示すように、Iの行を記録した際に、光センサー19によりラベル用紙10の後端が検出され、印刷が停止されたとする。このような場合、画像が途中までしか印刷されていないラベル部14については、破棄され、新たなラベル用紙10をプリンター1の筐体がセットされ、新たなラベル部14に改めて画像が印刷されることとなる。
この場合において、何ら対処をせずに印刷を再開した場合、図6(C)に示すように、読み出しが完了していない制御コマンド(=J、K、及び、Lの行の印刷を指示する制御コマンド)に基づいて、J、K、及び、Lの行の記録が行なわれてしまい、適切ではない。一方で、新たに、ホストコンピューター5からプリンター1にA〜Lの各行を印刷させる制御コマンドを送信させることにより、先頭行から適切に印刷を実行することが可能であるものの、受信バッファー33bのクリアーや、ホストコンピューター5への指示入力等が必要であり、煩雑である。
以上を踏まえ、本実施形態に係るプリンター1は、以下の動作を行なう。
図7は、プリンター1の動作、特に、ラベル部14に画像を印刷するときの動作を示すフローチャートである。なお、ラベル部14への画像の印刷に際しては、実際には、画像の印刷完了後の紙送り処理や、切断位置T1における切断、その他の付随する処理が行なわれるが、これらの処理については省略する。
プリンター1の制御部30の印刷制御部30bは、ホストコンピューター5から、ラベル部14への画像の印刷を指示する制御コマンドを受信したか否かを監視する(ステップSA1)。上述したように、ホストコンピューター5は、1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを、順次、送信し、また、プリンター1が受信した制御コマンドは、受信バッファー33bに、順次、一時記憶される。
制御コマンドを受信すると(ステップSA1:YES)、印刷制御部30bは、頭出し処理を実行する(ステップSA2)。頭出し処理とは、ラベル部14への画像の記録にあたり、ラベル部14の先頭行から画像の記録を開始できるように、サーマルヘッド12に対するラベル部14の相対的な位置を調整する処理である。印刷制御部30bは、搬送制御部30eを制御してラベル用紙10を搬送し、ブラックマークBMを検出すると共に、検出後におけるステッピングモーターである搬送モーター17のステップ数を調整して、頭出し処理を行なう。
そして、頭出し処理の実行をトリガーとして、印刷制御部30bは、受信バッファー33bから、1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを読み出し(ステップSA3)、読み出した制御コマンドに基づいて1行分の画像に係るイメージデータを行バッファー33aに展開し(ステップSA4)、行バッファー33aに展開したイメージデータに基づいて1行分の画像を印刷する(ステップSA5)。
プリンター1の制御部30の印刷制御部30bは、ホストコンピューター5から、ラベル部14への画像の印刷を指示する制御コマンドを受信したか否かを監視する(ステップSA1)。上述したように、ホストコンピューター5は、1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを、順次、送信し、また、プリンター1が受信した制御コマンドは、受信バッファー33bに、順次、一時記憶される。
制御コマンドを受信すると(ステップSA1:YES)、印刷制御部30bは、頭出し処理を実行する(ステップSA2)。頭出し処理とは、ラベル部14への画像の記録にあたり、ラベル部14の先頭行から画像の記録を開始できるように、サーマルヘッド12に対するラベル部14の相対的な位置を調整する処理である。印刷制御部30bは、搬送制御部30eを制御してラベル用紙10を搬送し、ブラックマークBMを検出すると共に、検出後におけるステッピングモーターである搬送モーター17のステップ数を調整して、頭出し処理を行なう。
そして、頭出し処理の実行をトリガーとして、印刷制御部30bは、受信バッファー33bから、1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを読み出し(ステップSA3)、読み出した制御コマンドに基づいて1行分の画像に係るイメージデータを行バッファー33aに展開し(ステップSA4)、行バッファー33aに展開したイメージデータに基づいて1行分の画像を印刷する(ステップSA5)。
さらに、印刷制御部30bは、一時記憶領域33に形成されたイメージデータ記憶領域33cに、ステップSA4で行バッファー33aに展開したイメージデータを記憶する(ステップSA6)。
より詳細には、ステップSA6の処理は、1行分の画像の記録が実行される度に、すなわち、1行分の画像に係るイメージデータが行バッファー33aに展開される度に実行される処理である。印刷制御部30bは、ステップSA6において、行バッファー33aに展開したイメージデータを、順次、累積的に、イメージデータ記憶領域33cに記憶していく。
図8は、図6(B)の例、すなわち、A〜Lの行をラベル部14に印刷する場合において、Iの行の印刷の完了の際に後端が検出された場合に、イメージデータ記憶領域33cに記憶されたデータの内容を、説明に適した態様で模式的に示す図である。上記のような場合、図8に示すように、イメージデータ記憶領域33cには、A〜Iの行のそれぞれに係るイメージデータが、順次、累積的に記憶された状態となる。なお、例えば、1行目の画像に係るイメージデータは、アドレス○○番地が示す記憶領域に記憶され、2行目の画像に係るイメージデータは、アドレス××番地が示す記憶領域に記憶される等、イメージデータ記憶領域33cは、行ごとにその記憶領域が区分されており、ステップSA6において、印刷制御部30bは、処理対象となるイメージデータを、適切な記憶領域に記憶する。
このように、本実施形態では、頭出し処理の実行をトリガーとして、行バッファー33aに展開したイメージデータのイメージデータ記憶領域33cへの累積的な記憶を開始する。また、後に明らかとなるとおり、光センサー19によりラベル用紙10の後端が検出された時点では、イメージデータ記憶領域33cには、その時点で既にラベル部14への印刷が完了した行の画像に係るイメージデータが、累積的に記憶された状態となる。
より詳細には、ステップSA6の処理は、1行分の画像の記録が実行される度に、すなわち、1行分の画像に係るイメージデータが行バッファー33aに展開される度に実行される処理である。印刷制御部30bは、ステップSA6において、行バッファー33aに展開したイメージデータを、順次、累積的に、イメージデータ記憶領域33cに記憶していく。
図8は、図6(B)の例、すなわち、A〜Lの行をラベル部14に印刷する場合において、Iの行の印刷の完了の際に後端が検出された場合に、イメージデータ記憶領域33cに記憶されたデータの内容を、説明に適した態様で模式的に示す図である。上記のような場合、図8に示すように、イメージデータ記憶領域33cには、A〜Iの行のそれぞれに係るイメージデータが、順次、累積的に記憶された状態となる。なお、例えば、1行目の画像に係るイメージデータは、アドレス○○番地が示す記憶領域に記憶され、2行目の画像に係るイメージデータは、アドレス××番地が示す記憶領域に記憶される等、イメージデータ記憶領域33cは、行ごとにその記憶領域が区分されており、ステップSA6において、印刷制御部30bは、処理対象となるイメージデータを、適切な記憶領域に記憶する。
このように、本実施形態では、頭出し処理の実行をトリガーとして、行バッファー33aに展開したイメージデータのイメージデータ記憶領域33cへの累積的な記憶を開始する。また、後に明らかとなるとおり、光センサー19によりラベル用紙10の後端が検出された時点では、イメージデータ記憶領域33cには、その時点で既にラベル部14への印刷が完了した行の画像に係るイメージデータが、累積的に記憶された状態となる。
次いで、印刷制御部30bは、光センサー19の検出値に基づいて、光センサー19に対応する位置にラベル用紙10の後端が位置したか(通過したか)否かを判別する(ステップSA7)。なお、ステップSA5における1行分の画像の印刷中にラベル用紙10の後端が検出された場合は、当該1行分の画像の記録を完了させた上で、ステップSA6において、光センサー19に対応する位置にラベル用紙10の後端が位置した(通過した)と判別する。サーマルヘッド12と、光センサー19との離間距離は、1行分の画像を記録するときのラベル用紙10の搬送量より十分長いため、1行分の画像の印刷中に後端が検出された場合であっても、当該1行分の画像については確実に印刷を完了できる。
ステップSA6において、光センサー19に対応する位置にラベル用紙10の後端が位置していない(通過していない)と判別した場合(ステップSA7:NO)、印刷制御部30bは、全ての行の印刷が完了したか否か、換言すれば、画像の記録を指示する制御コマンドの実行が完了したか否かを判別する(ステップSA8)。印刷が完了していない場合は、印刷制御部30bは、処理手順をステップSA3へ移行し、一方、印刷が完了している場合は、印刷制御部30bは、処理を終了する。
一方、ステップSA7において、光センサー19に対応する位置にラベル用紙10の後端が位置している(通過した)と判別した場合(ステップSA7:YES)、印刷制御部30bは、印刷を停止し(ステップSA9)、対応する処理を実行する(ステップSA10)。ステップSA10において、印刷制御部30bは、例えば、表示手段を備える場合は、当該表示手段によりその旨表示したり、また例えば、ホストコンピューター5にその旨を示すステータスを送信したりして、ユーザーに、後端が検出されたことを報知する。
ユーザーは、ステップSA10の処理により、光センサー19によりラベル用紙10の後端が検出されたことを認識し、画像の印刷が途中で停止したラベル部14に係るラベル用紙10をプリンター1の筐体から取り外すと共に、新たなラベル用紙10をセットし、再印刷の指示入力をホストコンピューター5に対して行なう。当該指示入力をトリガーとして、ホストコンピューター5は、再印刷を指示する制御コマンドをプリンター1に送信する。その際、ホストコンピューター5は、図4(B)に示すような文字列印刷指示コマンドCの送信を行なわない。
一方、ステップSA7において、光センサー19に対応する位置にラベル用紙10の後端が位置している(通過した)と判別した場合(ステップSA7:YES)、印刷制御部30bは、印刷を停止し(ステップSA9)、対応する処理を実行する(ステップSA10)。ステップSA10において、印刷制御部30bは、例えば、表示手段を備える場合は、当該表示手段によりその旨表示したり、また例えば、ホストコンピューター5にその旨を示すステータスを送信したりして、ユーザーに、後端が検出されたことを報知する。
ユーザーは、ステップSA10の処理により、光センサー19によりラベル用紙10の後端が検出されたことを認識し、画像の印刷が途中で停止したラベル部14に係るラベル用紙10をプリンター1の筐体から取り外すと共に、新たなラベル用紙10をセットし、再印刷の指示入力をホストコンピューター5に対して行なう。当該指示入力をトリガーとして、ホストコンピューター5は、再印刷を指示する制御コマンドをプリンター1に送信する。その際、ホストコンピューター5は、図4(B)に示すような文字列印刷指示コマンドCの送信を行なわない。
さて、ステップSA10において対応する処理を実行後、印刷制御部30bは、再印刷を指示する制御コマンドをホストコンピューター5から受信したか否か監視する(ステップSA11)。当該制御コマンドを受信した場合(ステップSA11:YES)、印刷制御部30bは、画像を記録すべき新たなラベル部14に画像を記録するための頭出し処理を実行する(ステップSA12)。
この頭出し処理の実行をトリガーとして、印刷制御部30bは、イメージデータ記憶領域33cに記憶した各行のイメージデータに基づいて、順次、各行の画像を印刷する(ステップSA13)。詳述すると、ステップSA13の処理の開始時点では、イメージデータ記憶領域33cには、交換前のラベル用紙10のラベル部14に既に印刷された各行の画像に係るイメージデータが、適切な態様で、記憶されている。そして、ステップSA13において、印刷制御部30bは、先頭行から順番に、イメージデータの読み出し、読み出したイメージデータの行バッファー33aへの展開、及び、行バッファー33aに展開されたイメージデータに基づく1行分の画像の記録を、順次、実行する。
このステップSA13の処理の完了により、印刷の対象となっているラベル部14には、交換前のラベル用紙10のラベル部14に既に印刷されていた各行の画像が印刷された状態となる。
イメージデータ記憶領域33cに記憶された各行のイメージデータにデータに基づく画像の印刷後、印刷制御部30bは、処理手順をステップSA3に移行する。以後のステップSA3以下の処理により、読み出しが完了していない制御コマンドに基づいて、印刷が完了していない行に係る画像の記録が実行され、最終的に、全ての行の画像の印刷が完了する。
このように、本実施形態では、各行の画像の記録に応じて、各行の画像に対応するイメージデータを、イメージデータ記憶領域33cに累積的に記憶しておき、後端が検出されたことに起因してラベル用紙10が交換された場合、イメージデータ記憶領域33cに記憶した各行のイメージデータに基づいて、交換前のラベル用紙10のラベル部14に既に印刷されていた各行の画像を、交換後のラベル用紙10のラベル部14に印刷する。このため、交換後のラベル用紙10のラベル部14に先頭行から画像が印刷されなかったり、また、受信バッファー33bのクリアーや、ホストコンピューター5への指示入力等の煩雑な作業を行なったりする必要がない。
この頭出し処理の実行をトリガーとして、印刷制御部30bは、イメージデータ記憶領域33cに記憶した各行のイメージデータに基づいて、順次、各行の画像を印刷する(ステップSA13)。詳述すると、ステップSA13の処理の開始時点では、イメージデータ記憶領域33cには、交換前のラベル用紙10のラベル部14に既に印刷された各行の画像に係るイメージデータが、適切な態様で、記憶されている。そして、ステップSA13において、印刷制御部30bは、先頭行から順番に、イメージデータの読み出し、読み出したイメージデータの行バッファー33aへの展開、及び、行バッファー33aに展開されたイメージデータに基づく1行分の画像の記録を、順次、実行する。
このステップSA13の処理の完了により、印刷の対象となっているラベル部14には、交換前のラベル用紙10のラベル部14に既に印刷されていた各行の画像が印刷された状態となる。
イメージデータ記憶領域33cに記憶された各行のイメージデータにデータに基づく画像の印刷後、印刷制御部30bは、処理手順をステップSA3に移行する。以後のステップSA3以下の処理により、読み出しが完了していない制御コマンドに基づいて、印刷が完了していない行に係る画像の記録が実行され、最終的に、全ての行の画像の印刷が完了する。
このように、本実施形態では、各行の画像の記録に応じて、各行の画像に対応するイメージデータを、イメージデータ記憶領域33cに累積的に記憶しておき、後端が検出されたことに起因してラベル用紙10が交換された場合、イメージデータ記憶領域33cに記憶した各行のイメージデータに基づいて、交換前のラベル用紙10のラベル部14に既に印刷されていた各行の画像を、交換後のラベル用紙10のラベル部14に印刷する。このため、交換後のラベル用紙10のラベル部14に先頭行から画像が印刷されなかったり、また、受信バッファー33bのクリアーや、ホストコンピューター5への指示入力等の煩雑な作業を行なったりする必要がない。
以上説明したように、プリンター1は、本実施形態によれば、ホストコンピューター5から1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを、順次、受信して受信バッファー33bに記憶する受信部を備えている。また、プリンター1は、ホストコンピューター5から受信した制御コマンドの読出し、読出した制御コマンドに基づく1行分の画像に係るイメージデータの行バッファー33aへの展開、及び、展開したイメージデータに基づく1行分の画像の印刷を繰り返し行なってラベル部14に画像を印刷する一方、印刷中にラベル用紙10の搬送路11に設けられた光センサー19によりラベル用紙10の後端が検出された場合、ラベル部14への画像の印刷を停止する印刷制御部30b(制御部30)を備えている。
そして、印刷制御部30bは、ラベル部14への画像の印刷の開始後、行バッファー33aに展開したイメージデータを、順次、イメージデータ記憶領域33c(所定の記憶領域)に記憶し、印刷中に光センサー19によりラベル用紙10の後端が検出されたことによってラベル部14への画像の印刷を停止した後、新たなラベル用紙10のラベル部14への画像の印刷を再開する場合、イメージデータ記憶領域33cに記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷する。
この構成によれば、交換後のラベル用紙10のラベル部14への印刷を再開した場合、途中から画像が記録されることなく、かつ、新たにホストコンピューター5から制御コマンドを送信する等の煩雑な作業を経ることなく、新たなラベル用紙10のラベル部14に、先頭行から適切に画像を印刷することが可能となる。
そして、印刷制御部30bは、ラベル部14への画像の印刷の開始後、行バッファー33aに展開したイメージデータを、順次、イメージデータ記憶領域33c(所定の記憶領域)に記憶し、印刷中に光センサー19によりラベル用紙10の後端が検出されたことによってラベル部14への画像の印刷を停止した後、新たなラベル用紙10のラベル部14への画像の印刷を再開する場合、イメージデータ記憶領域33cに記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷する。
この構成によれば、交換後のラベル用紙10のラベル部14への印刷を再開した場合、途中から画像が記録されることなく、かつ、新たにホストコンピューター5から制御コマンドを送信する等の煩雑な作業を経ることなく、新たなラベル用紙10のラベル部14に、先頭行から適切に画像を印刷することが可能となる。
また、本実施形態によれば、画像の印刷の対象となる記録媒体は、所定のサイズの印刷領域A1が搬送方向YJ1に間隔を開けて形成された連続紙である。そして、印刷制御部30bは、1の印刷領域A1への画像の印刷の開始後、行バッファー33aに展開したイメージデータを、順次、イメージデータ記憶領域33cに記憶し、印刷中に光センサー19によりラベル用紙10の後端が検出されたことによって1の印刷領域A1への画像の印刷を停止した後、新たな印刷領域A1への画像の印刷を再開する場合、イメージデータ記憶領域33cに記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷する。
この構成によれば、1の印刷領域A1への画像の印刷中に、ラベル用紙10の後端の検出に起因した印刷の停止が行なわれた場合であっても、新たな印刷領域A1に先頭行から適切に画像を記録することが可能となる。
この構成によれば、1の印刷領域A1への画像の印刷中に、ラベル用紙10の後端の検出に起因した印刷の停止が行なわれた場合であっても、新たな印刷領域A1に先頭行から適切に画像を記録することが可能となる。
また、本実施形態では、印刷制御部30bは、1の印刷領域A1の先頭行から印刷するための頭出し処理の実行をトリガーとして、行バッファー33aに展開したイメージデータのイメージデータ記憶領域33cへの記憶を開始し、印刷中に光センサー19によりラベル用紙10の後端が検出されたことによって1の印刷領域A1への画像の印刷を停止した場合、新たな印刷領域A1への印刷に係る頭出し処理の実行をトリガーとして、イメージデータ記憶領域33cに記憶したイメージデータに基づく画像の印刷を開始する。
この構成によれば、印刷領域A1への画像の開始時に頭出し処理が実行されることを利用して、適切に、イメージデータのイメージデータ記憶領域33cへの記憶の開始、及び、イメージデータ記憶領域33cに記憶したイメージデータに基づく画像の印刷の開始を行なうことができる。
この構成によれば、印刷領域A1への画像の開始時に頭出し処理が実行されることを利用して、適切に、イメージデータのイメージデータ記憶領域33cへの記憶の開始、及び、イメージデータ記憶領域33cに記憶したイメージデータに基づく画像の印刷の開始を行なうことができる。
また、本実施形態では、画像の記録の対象となる記録媒体は、印刷領域A1が形成されたラベル部14が間隔をあけて剥離紙13に貼付されたラベル用紙10である。
この構成によれば、1のラベル部14に形成された印刷領域A1への画像の印刷中に、ラベル用紙10の後端の検出に起因した印刷の停止が行なわれた場合であっても、新たなラベル部14に形成された印刷領域A1に先頭行から適切に画像を記録することが可能となる。
この構成によれば、1のラベル部14に形成された印刷領域A1への画像の印刷中に、ラベル用紙10の後端の検出に起因した印刷の停止が行なわれた場合であっても、新たなラベル部14に形成された印刷領域A1に先頭行から適切に画像を記録することが可能となる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、プリンター1は、サーマル式の記録ヘッドを有していたが、記録ヘッドの印刷形式は何であってもよい。また例えば、図2に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、プリンター1や、ホストコンピューター5の各機能ブロックの機能を、これら装置に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。また、プリンター1や、ホストコンピューター5は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、各種動作を実行してもよい。
例えば、上述した実施形態では、プリンター1は、サーマル式の記録ヘッドを有していたが、記録ヘッドの印刷形式は何であってもよい。また例えば、図2に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、プリンター1や、ホストコンピューター5の各機能ブロックの機能を、これら装置に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。また、プリンター1や、ホストコンピューター5は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、各種動作を実行してもよい。
1…プリンター(印刷装置)、5…ホストコンピューター(制御装置)、10…ラベル用紙(記録媒体)、11…搬送路、13…剥離紙、14…ラベル部、19…光センサー(センサー)、30…制御部、30b…印刷制御部(制御部)、33a…行バッファー(バッファー)、33c…イメージデータ記憶領域(所定の記憶領域)、A1…印刷領域。
Claims (6)
- 制御装置に接続可能な印刷装置であって、
前記制御装置から1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを、順次、受信して一時記憶する受信部と、
前記制御装置から受信した制御コマンドの読出し、読出した制御コマンドに基づく1行分の画像に係るイメージデータのバッファーへの展開、及び、展開したイメージデータに基づく1行分の画像の印刷を繰り返し行なって記録媒体に画像を印刷する一方、印刷中に前記記録媒体の搬送路に設けられたセンサーにより前記記録媒体の後端が検出された場合、前記記録媒体への画像の印刷を停止する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記記録媒体への画像の印刷の開始後、前記バッファーに展開したイメージデータを、順次、所定の記憶領域に記憶し、
印刷中に前記センサーにより前記記録媒体の後端が検出されたことによって前記記録媒体への画像の印刷を停止した後、新たな前記記録媒体への画像の印刷を再開する場合、前記所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷することを特徴とする印刷装置。 - 前記記録媒体は、所定のサイズの印刷領域が搬送方向に間隔をあけて形成された連続紙であり、
前記制御部は、
1の前記印刷領域への画像の印刷の開始後、前記バッファーに展開したイメージデータを、順次、前記所定の記憶領域に記憶し、
印刷中に前記センサーにより前記記録媒体の後端が検出されたことによって1の前記印刷領域への画像の印刷を停止した後、新たな前記印刷領域への画像の印刷を再開する場合、前記所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記制御部は、
1の前記印刷領域の先頭行から印刷するための頭出し処理の実行をトリガーとして、前記バッファーに展開したイメージデータの前記所定の記憶領域への記憶を開始し、
印刷中に前記センサーにより前記記録媒体の後端が検出されたことによって1の前記印刷領域への画像の印刷を停止した場合、新たな前記印刷領域への印刷に係る頭出し処理の実行をトリガーとして、前記所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づく画像の印刷を開始することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。 - 前記記録媒体は、前記印刷領域が形成されたラベル部が搬送方向に間隔をあけて剥離紙に貼付されたラベル用紙であることを特徴とする請求項2又は3に記載の印刷装置。
- 制御装置に接続可能な印刷装置の制御方法であって、
前記制御装置から1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを、順次、受信して一時記憶し、
前記制御装置から受信した制御コマンドの読出し、読出した制御コマンドに基づく1行分の画像に係るイメージデータのバッファーへの展開、及び、展開したイメージデータに基づく1行分の画像の印刷を繰り返し行なって記録媒体に画像を印刷する一方、印刷中に前記記録媒体の搬送路に設けられたセンサーにより前記記録媒体の後端が検出された場合、前記記録媒体への画像の印刷を停止し、
前記記録媒体への画像の印刷の開始後、前記バッファーに展開したイメージデータを、順次、所定の記憶領域に記憶し、印刷中に前記センサーにより前記記録媒体の後端が検出されたことによって前記記録媒体への画像の印刷を停止した後、新たな前記記録媒体への画像の印刷を再開する場合、前記所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷することを特徴とする印刷装置の制御方法。 - 制御装置に接続可能に構成され、前記制御装置から1行分の画像の印刷を指示する制御コマンドを、順次、受信して一時記憶する印刷装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、
前記制御部に、
前記制御装置から受信した制御コマンドの読出し、読出した制御コマンドに基づく1行分の画像に係るイメージデータのバッファーへの展開、及び、展開したイメージデータに基づく1行分の画像の印刷を繰り返し行なわせて記録媒体に画像を印刷させる一方、印刷中に前記記録媒体の搬送路に設けられたセンサーにより前記記録媒体の後端が検出された場合、前記記録媒体への画像の印刷を停止させ、
前記記録媒体への画像の印刷の開始後、前記バッファーに展開したイメージデータを、順次、所定の記憶領域に記憶させ、
印刷中に前記センサーにより前記記録媒体の後端が検出されたことによって前記記録媒体への画像の印刷を停止させた後、新たな前記記録媒体への画像の印刷を再開させる場合、前記所定の記憶領域に記憶したイメージデータに基づいて、対応する各行の画像を印刷させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013000367A JP2014131847A (ja) | 2013-01-07 | 2013-01-07 | 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2014131847A true JP2014131847A (ja) | 2014-07-17 |
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ID=51411166
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JP (1) | JP2014131847A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106626847A (zh) * | 2015-11-03 | 2017-05-10 | 山东新北洋信息技术股份有限公司 | 打印方法及打印机 |
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2013
- 2013-01-07 JP JP2013000367A patent/JP2014131847A/ja active Pending
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CN106626847A (zh) * | 2015-11-03 | 2017-05-10 | 山东新北洋信息技术股份有限公司 | 打印方法及打印机 |
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