JP2011098440A - 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents
記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】記憶した画像データを記録媒体に記録する記録装置によって、記憶している画像を他の形態で記録できるようにする。
【解決手段】記憶した画像データを読み出して記録媒体に記録するプリンター2は、画像データを記憶するロゴイメージ記憶部210と、ホストコンピューター4から、画像データと、この画像データを識別する識別情報とともに、画像データの記憶の指示を含む受信データを受信した場合に、受信した画像データをロゴイメージ記憶部210に記憶させる記憶制御部206と、ホストコンピューター4または他の装置から、ロゴイメージ記憶部210に記憶された画像データの識別情報を指定して記録実行が指示された場合に、指定された識別情報に対応する画像データをロゴイメージ記憶部210から読み出して、読み出した画像データの一部を記録媒体に記録させる印刷制御部205と、を備える。
【選択図】図4
【解決手段】記憶した画像データを読み出して記録媒体に記録するプリンター2は、画像データを記憶するロゴイメージ記憶部210と、ホストコンピューター4から、画像データと、この画像データを識別する識別情報とともに、画像データの記憶の指示を含む受信データを受信した場合に、受信した画像データをロゴイメージ記憶部210に記憶させる記憶制御部206と、ホストコンピューター4または他の装置から、ロゴイメージ記憶部210に記憶された画像データの識別情報を指定して記録実行が指示された場合に、指定された識別情報に対応する画像データをロゴイメージ記憶部210から読み出して、読み出した画像データの一部を記録媒体に記録させる印刷制御部205と、を備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、記憶した画像データを記録媒体に記録する記録装置、この記録装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
従来、スーパーやコンビニエンス・ストア等の小売業において利用されているPOSシステム(販売時点情報管理システム)では、商品販売に関する入力情報を取得するホストコンピューターと、レシートに記録を行うための記録装置とによってPOS端末が構成されている。この種のPOS端末としては、ホストコンピューターにより生成された決済処理記録データを記録装置が受信し、受信した決済処理記録データを、店舗のロゴ等の画像とともに記録して、レシートを発行する形態が一般的である(例えば、特許文献1参照。)。この種のPOS端末では、レシートに記録されるロゴ等の画像を予め記録装置に記憶しておき、この記憶した画像を読み出して記録することがあった。この構成によれば、ホストコンピューターと記録装置との間で送受信されるデータ量を減らすことで、通信に要する時間を短縮し、高速化を達成できる。
ところで、一般的な記録装置は画像を編集する機能を持たないため、記憶した画像をそのままレシート等に記録する。このため、既に記憶させた画像の変更を要する場合は、新たな画像を作成してホストコンピューターから記録装置に送り、記録装置に記憶させる必要があり、手間がかかっていた。しかしながら、記録装置そのものに画像を処理する機能を持たせることは、記録装置が画像処理に耐え得る高性能のハードウェアを搭載する必要が生じ、現実的ではない。従って、記憶している画像を、記憶している状態とは異なる形態で記録することはできなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、記憶した画像データを記録媒体に記録する記録装置によって、画像データを記憶する際の形態と記録媒体に記録する際の形態とを異なる形態にできるようにすることを目的とする。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、記憶した画像データを記録媒体に記録する記録装置によって、画像データを記憶する際の形態と記録媒体に記録する際の形態とを異なる形態にできるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、記憶した画像データを読み出して記録媒体に記録する記録装置であって、画像データを記憶する記憶部と、外部接続された装置から、画像データと、この画像データを識別する識別情報とともに、画像データの記憶の指示を含む受信データを受信した場合に、受信した画像データを前記記憶部に記憶させる記憶制御部と、前記外部接続された装置または他の装置から、前記記憶部に記憶された画像データの識別情報を指定して記録実行が指示された場合に、指定された識別情報に対応する画像データを前記記憶部から読み出して、読み出した画像データの一部を前記記録媒体に記録させる画像記録制御部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、外部接続された装置から受信した画像データを識別情報に対応付けて記憶し、外部接続された装置または他の装置によって、記憶した画像データの識別情報を指定して記録が指示された場合に、指定された識別情報に対応する画像データの一部を記録媒体に記録する。このため、記録媒体には記憶する画像データの一部のみ記録することができるので、例えば、大きなサイズの画像データや、記録装置において複数の画像データを繋げた画像を記憶しておき、その任意の部分を記録媒体に記録することができ、画像データを、記憶している形態とは異なる形態で記録できる。
この構成によれば、外部接続された装置から受信した画像データを識別情報に対応付けて記憶し、外部接続された装置または他の装置によって、記憶した画像データの識別情報を指定して記録が指示された場合に、指定された識別情報に対応する画像データの一部を記録媒体に記録する。このため、記録媒体には記憶する画像データの一部のみ記録することができるので、例えば、大きなサイズの画像データや、記録装置において複数の画像データを繋げた画像を記憶しておき、その任意の部分を記録媒体に記録することができ、画像データを、記憶している形態とは異なる形態で記録できる。
上記構成において、前記記憶制御部は、前記外部接続された装置から受信した画像データを、受信した他の画像データと結合して結合画像データを生成し、生成した前記結合画像データを、前記外部接続された装置から受信した画像データの識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶させてもよい。
この場合、外部接続された装置から受信した画像データを他の画像データと結合して結合画像データを生成し、生成した結合画像データを識別情報と対応付けて記憶するので、複数の画像データを一つの画像データとしてまとめて管理することができる。そして、結合された画像データを記録する場合は、その一部が記録媒体に記録されるので、結合する前の画像データの形態で記録できる。これにより、外部接続された装置から受信した画像データの記録時の形態を変えることなく、記憶時の形態を変えて効率よく管理できる。
この場合、外部接続された装置から受信した画像データを他の画像データと結合して結合画像データを生成し、生成した結合画像データを識別情報と対応付けて記憶するので、複数の画像データを一つの画像データとしてまとめて管理することができる。そして、結合された画像データを記録する場合は、その一部が記録媒体に記録されるので、結合する前の画像データの形態で記録できる。これにより、外部接続された装置から受信した画像データの記録時の形態を変えることなく、記憶時の形態を変えて効率よく管理できる。
また、上記構成において、前記画像記録制御部は、前記外部接続された装置または他の装置から、前記記憶部に記憶された画像データの識別情報を指定して記録実行が指示された場合に、指定された識別情報に対応する前記結合画像データを前記記憶部から読み出し、読み出した前記結合画像データのうち、指定された識別情報に対応する結合される前の前記画像データに相当する部分を前記記録媒体に記録させてもよい。
この場合、外部接続された装置から受信した画像データを他の画像データと結合して結合画像データを生成し、生成した結合画像データを識別情報と対応付けて記憶した状態で、結合する前の画像データの識別情報を指定して記録が指示された場合に、結合された画像データから、指定された画像データに対応する部分を取り出して記録媒体に記録する。これにより、複数の画像データを結合して記憶している場合に、外部接続された装置または他の装置の指示に対して、結合していない場合と同様に対応して同じ形態で画像データを記録できる。このため、外部の装置から受信した指示に対する応答や記録形態を変えることなく、複数の画像データをまとめて効率よく管理できる。
この場合、外部接続された装置から受信した画像データを他の画像データと結合して結合画像データを生成し、生成した結合画像データを識別情報と対応付けて記憶した状態で、結合する前の画像データの識別情報を指定して記録が指示された場合に、結合された画像データから、指定された画像データに対応する部分を取り出して記録媒体に記録する。これにより、複数の画像データを結合して記憶している場合に、外部接続された装置または他の装置の指示に対して、結合していない場合と同様に対応して同じ形態で画像データを記録できる。このため、外部の装置から受信した指示に対する応答や記録形態を変えることなく、複数の画像データをまとめて効率よく管理できる。
また、上記構成において、前記記憶制御部は、前記外部接続された装置から受信した画像データを、既に前記記憶部に記憶されている他の画像データと結合して結合画像データを生成してもよい。
この場合、外部接続された装置から受信して記憶した画像データと、その後に受信した画像データとを結合するので、画像データを受信したタイミングに関わらず、複数の画像データを結合して、まとめて効率よく管理できる。
この場合、外部接続された装置から受信して記憶した画像データと、その後に受信した画像データとを結合するので、画像データを受信したタイミングに関わらず、複数の画像データを結合して、まとめて効率よく管理できる。
さらに、上記構成において、前記記憶制御部は、前記外部接続された装置から複数の画像データ及びこれら複数の画像データの各々を識別する識別情報とともに、画像データの記憶の指示を含む受信データを受信した場合に、受信した複数の画像データの少なくとも2つを結合して結合画像データを生成し、生成した前記結合画像データを、結合された各画像データの識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶させてもよい。
この場合、外部接続された装置から複数の画像データが送信された場合に、これらの画像データを結合するので、互いに関連性の高い複数の画像データを結合することで、より効率よく管理できる。また、結合した画像データは結合前の複数の画像データの識別情報と対応付けて記憶されるので、この識別情報に基づく指示を受信した場合には、結合していない場合と同様に識別情報に基づく処理を行うことができる。このため、外部の装置から受信した指示に対する応答や記録形態を変えることなく、複数の画像データをまとめて効率よく管理できる。
この場合、外部接続された装置から複数の画像データが送信された場合に、これらの画像データを結合するので、互いに関連性の高い複数の画像データを結合することで、より効率よく管理できる。また、結合した画像データは結合前の複数の画像データの識別情報と対応付けて記憶されるので、この識別情報に基づく指示を受信した場合には、結合していない場合と同様に識別情報に基づく処理を行うことができる。このため、外部の装置から受信した指示に対する応答や記録形態を変えることなく、複数の画像データをまとめて効率よく管理できる。
また、上記構成において、前記記憶制御部は、前記外部接続された装置から受信した画像データの端と、受信した他の画像データの端とを結合することで前記結合画像データを生成し、前記結合画像データにおける結合位置を示す結合位置データを、結合された各画像データの識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶させてもよい。
この場合、外部接続された装置から受信した画像データを結合する際に、画像データの端と他の画像データの端とを結合し、生成した結合画像データにおける結合位置を示す結合位置データを各画像データの識別情報と対応付けて記憶するので、結合された結合画像データから、結合前の画像データに対応する部分を容易に特定することができ、この結合前の画像データに対応する部分を切り出して、結合前の画像データを容易に再現できる。このため、結合前の画像データの形態を損なうことなく、複数の画像データをまとめて効率よく管理できる。
この場合、外部接続された装置から受信した画像データを結合する際に、画像データの端と他の画像データの端とを結合し、生成した結合画像データにおける結合位置を示す結合位置データを各画像データの識別情報と対応付けて記憶するので、結合された結合画像データから、結合前の画像データに対応する部分を容易に特定することができ、この結合前の画像データに対応する部分を切り出して、結合前の画像データを容易に再現できる。このため、結合前の画像データの形態を損なうことなく、複数の画像データをまとめて効率よく管理できる。
また、本発明は、記憶した画像データを読み出して記録媒体に記録する記録装置の制御方法であって、外部接続された装置から、画像データと、この画像データを識別する識別情報とともに、画像データの記憶の指示を受信した場合に、受信した画像データを記憶させ、前記外部接続された装置または他の装置から、記憶させた前記画像データの識別情報を指定して記録実行が指示された場合に、指定された識別情報に対応する画像データを読み出して、読み出した画像データの一部を前記記録媒体に記録させること、を特徴とする。
この方法によれば、外部接続された装置から受信した画像データを識別情報に対応付けて記憶し、外部接続された装置または他の装置によって、記憶した画像データの識別情報を指定して記録が指示された場合に、指定された識別情報に対応する画像データの一部を記録媒体に記録する。このため、記録媒体には記憶する画像データの一部のみ記録することができるので、例えば、大きなサイズの画像データや、記録装置において複数の画像データを繋げた画像を記憶しておき、その任意の部分を記録媒体に記録することができ、画像データを、記憶している形態とは異なる形態で記録できる。
この方法によれば、外部接続された装置から受信した画像データを識別情報に対応付けて記憶し、外部接続された装置または他の装置によって、記憶した画像データの識別情報を指定して記録が指示された場合に、指定された識別情報に対応する画像データの一部を記録媒体に記録する。このため、記録媒体には記憶する画像データの一部のみ記録することができるので、例えば、大きなサイズの画像データや、記録装置において複数の画像データを繋げた画像を記憶しておき、その任意の部分を記録媒体に記録することができ、画像データを、記憶している形態とは異なる形態で記録できる。
また、本発明は、記憶した画像データを読み出して記録媒体に記録する記録装置を制御するための制御部が実行するプログラムであって、外部接続された装置から、画像データと、この画像データを識別する識別情報とともに、画像データの記憶の指示を受信した場合に、受信した画像データを記憶させ、前記外部接続された装置または他の装置から、記憶させた前記画像データの識別情報を指定して記録実行が指示された場合に、指定された識別情報に対応する画像データを読み出して、読み出した画像データの一部を前記記録媒体に記録させること、を特徴とする。
このプログラムを実行する制御部により、外部接続された装置から受信した画像データを識別情報に対応付けて記憶し、外部接続された装置または他の装置によって、記憶した画像データの識別情報を指定して記録が指示された場合に、指定された識別情報に対応する画像データの一部を記録媒体に記録する。このため、記録媒体には記憶する画像データの一部のみ記録することができるので、例えば、大きなサイズの画像データや、記録装置において複数の画像データを繋げた画像を記憶しておき、その任意の部分を記録媒体に記録することができ、画像データを、記憶している形態とは異なる形態で記録できる。
このプログラムを実行する制御部により、外部接続された装置から受信した画像データを識別情報に対応付けて記憶し、外部接続された装置または他の装置によって、記憶した画像データの識別情報を指定して記録が指示された場合に、指定された識別情報に対応する画像データの一部を記録媒体に記録する。このため、記録媒体には記憶する画像データの一部のみ記録することができるので、例えば、大きなサイズの画像データや、記録装置において複数の画像データを繋げた画像を記憶しておき、その任意の部分を記録媒体に記録することができ、画像データを、記憶している形態とは異なる形態で記録できる。
本発明によれば、外部接続された装置から受信して記憶した画像データの一部を記録媒体に記録するので、画像データを、記憶している形態とは異なる形態で記録できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るPOS端末1の概略構成を示す図である。また、図2は、POS端末1が備えるプリンター2の本体内部の構成を模式的に示す図である。
図1に示すPOS端末1は、例えば小売店等の店頭に設置され、売上げ精算を行うレジスターであり、販売時点管理システム(POSシステム)を構成する。POS端末1は、売上登録処理及び精算処理を行うホストコンピューター4に、レシート101を発行するプリンター2を接続して構成される。ここで、ホストコンピューター4は、プリンター2に対して、外部接続された装置に相当する。また、ホストコンピューター4は、売上登録した情報を収集するPOSサーバー5に、通信回線を介して接続されている。
ホストコンピューター4は、売上登録処理及び精算処理の処理内容を表示するディスプレイ41、売上登録処理時に商品に付されたバーコードを読み取るバーコードスキャナー42、売上登録キー等の各種キーを備えたキー入力部43、精算用の現金を収容するキャッシュドロワー44等を備えている。
図1は、本発明を適用した実施形態に係るPOS端末1の概略構成を示す図である。また、図2は、POS端末1が備えるプリンター2の本体内部の構成を模式的に示す図である。
図1に示すPOS端末1は、例えば小売店等の店頭に設置され、売上げ精算を行うレジスターであり、販売時点管理システム(POSシステム)を構成する。POS端末1は、売上登録処理及び精算処理を行うホストコンピューター4に、レシート101を発行するプリンター2を接続して構成される。ここで、ホストコンピューター4は、プリンター2に対して、外部接続された装置に相当する。また、ホストコンピューター4は、売上登録した情報を収集するPOSサーバー5に、通信回線を介して接続されている。
ホストコンピューター4は、売上登録処理及び精算処理の処理内容を表示するディスプレイ41、売上登録処理時に商品に付されたバーコードを読み取るバーコードスキャナー42、売上登録キー等の各種キーを備えたキー入力部43、精算用の現金を収容するキャッシュドロワー44等を備えている。
また、図1及び図2に示すように、記録装置としてのプリンター2は、本体11に記録媒体としての感熱ロール紙100を収容し、ロール紙100を搬送するローラー形状のプラテン32と、プラテン32に対向配置された印刷ヘッド31と、ロール紙100を切断するカッターユニット33とを備えている。プリンター2は、ロール紙100をローラー形状のプラテン32によって搬送しながら、発熱素子(図示略)が並べて設けられた印刷ヘッド31によって、ロール紙100の記録面に熱を与えることにより、ロール紙100に文字や画像を印刷(記録)するサーマルラインプリンターである。
文字や画像が印刷されたロール紙100は、本体11の上面に形成された排紙口14から外に向けて、プラテン32によって搬送され、印刷終了位置よりも下でカッターユニット33により切断され、レシート101となる。レシート101には、店名や売り上げた商品名、商品数量、金額、合計金額等の文字のほか、たとえば図1に示すように、トップロゴ102等のロゴの画像が印刷される。
文字や画像が印刷されたロール紙100は、本体11の上面に形成された排紙口14から外に向けて、プラテン32によって搬送され、印刷終了位置よりも下でカッターユニット33により切断され、レシート101となる。レシート101には、店名や売り上げた商品名、商品数量、金額、合計金額等の文字のほか、たとえば図1に示すように、トップロゴ102等のロゴの画像が印刷される。
図2に示すように、プリンター2が備えるカッターユニット33は、ロール紙100の搬送路の一方側に配置された固定刃34と、この固定刃34に対向してロール紙100の搬送路の他方側に配置された可動刃35と、可動刃35を固定刃34に向けてスライドさせるカッター駆動モーター36とを備え、カッター駆動モーター36の駆動力により、駆動機構(図示略)を介して可動刃35がカッター駆動モーター36に向けて移動され、固定刃34と可動刃35との間に印刷後のロール紙100が挟まれ、切断される。
また、図1に示すように、プリンター2の本体11には開閉可能なカバー12が設けられる。本体11には、カバー12を開くためのレバー13が設けられ、カバー12を開くと、ロール紙100を収容する空間が露出し、ロール紙100の補充や交換が可能になる。また、本体11には、プリンター2の電源をオン/オフさせる電源スイッチ16、動作モードの切り替え等の操作を行うための紙送りスイッチ17、及び、プリンター2の動作状態等を表示するためのLED表示部18が設けられている。
また、図1に示すように、プリンター2の本体11には開閉可能なカバー12が設けられる。本体11には、カバー12を開くためのレバー13が設けられ、カバー12を開くと、ロール紙100を収容する空間が露出し、ロール紙100の補充や交換が可能になる。また、本体11には、プリンター2の電源をオン/オフさせる電源スイッチ16、動作モードの切り替え等の操作を行うための紙送りスイッチ17、及び、プリンター2の動作状態等を表示するためのLED表示部18が設けられている。
図3は、プリンター2の回路構成を示すブロック図である。
プリンター2は、プリンター2の全体を制御する制御部20と、制御部20の制御に従って動作する各部を備えて構成される。制御部20は、所定のプログラムを実行して各種データを処理することにより制御を行うCPU21と、CPU21が実行する基本制御プログラムを記憶したROM22と、CPU21が実行するプログラムや処理対象のデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成するRAM23と、CPU21の制御に従ってモーター等を駆動するモータードライバー24とを備えている。そして、CPU21には、CPU21が実行する制御プログラムや処理対象のデータ等を不揮発的に記憶する不揮発性メモリー25が接続される。不揮発性メモリー25は、具体的には、EEPROMやフラッシュメモリー等の半導体記憶素子により構成される。
プリンター2は、プリンター2の全体を制御する制御部20と、制御部20の制御に従って動作する各部を備えて構成される。制御部20は、所定のプログラムを実行して各種データを処理することにより制御を行うCPU21と、CPU21が実行する基本制御プログラムを記憶したROM22と、CPU21が実行するプログラムや処理対象のデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成するRAM23と、CPU21の制御に従ってモーター等を駆動するモータードライバー24とを備えている。そして、CPU21には、CPU21が実行する制御プログラムや処理対象のデータ等を不揮発的に記憶する不揮発性メモリー25が接続される。不揮発性メモリー25は、具体的には、EEPROMやフラッシュメモリー等の半導体記憶素子により構成される。
また、CPU21には、紙送りスイッチ17における操作を検出する入力部26、LED表示部18を制御して各種表示を行わせる表示部27、ロール紙100の搬送路上の所定位置に配置され、該位置におけるロール紙100の有無を検出する用紙端センサー37、ロール紙100の残量が所定量以下になったことを検出する用紙残量センサー38、及び、ホストコンピューター4に接続され、ホストコンピューター4との間のコマンドやデータの送受信を制御するインターフェース28等が接続されている。
CPU21は、用紙端センサー37及び用紙残量センサー38により検出されるロール紙100の位置やロール紙100の残量を監視しながら、インターフェース28を介してホストコンピューター4から入力される印刷ジョブを実行し、モータードライバー24を介して印刷ヘッド31、カッター駆動モーター36及び搬送モーター39を動作させ、ロール紙100への印刷を実行する。CPU21は、入力部26によって紙送りスイッチ17の操作を検出した場合は搬送モーター39を動作させてロール紙100を所定量搬送する。また、CPU21は、プリンター2の動作状態等に合わせて表示部27を介してLED表示部18の各LEDの点灯状態を変化させる。
CPU21は、用紙端センサー37及び用紙残量センサー38により検出されるロール紙100の位置やロール紙100の残量を監視しながら、インターフェース28を介してホストコンピューター4から入力される印刷ジョブを実行し、モータードライバー24を介して印刷ヘッド31、カッター駆動モーター36及び搬送モーター39を動作させ、ロール紙100への印刷を実行する。CPU21は、入力部26によって紙送りスイッチ17の操作を検出した場合は搬送モーター39を動作させてロール紙100を所定量搬送する。また、CPU21は、プリンター2の動作状態等に合わせて表示部27を介してLED表示部18の各LEDの点灯状態を変化させる。
モータードライバー24には、印刷ヘッド31、カッター駆動モーター36、及び、プラテン32を駆動する搬送モーター39が接続される。モータードライバー24は、印刷ヘッド31の各発熱素子(図示略)に対して駆動電流を供給するとともに電圧を制御して、ロール紙100への印刷を行わせる。また、モータードライバー24は、例えばステッピングモーターで構成されるカッター駆動モーター36及び搬送モーター39に対し、駆動電源を供給するとともに必要数の駆動パルスを出力する。
図4は、プリンター2の機能的構成を示す機能ブロック図である。この図4に示す各ブロックは、図3に示したプリンター2の各部のハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される機能を示す。
制御部20は、インターフェース28を介してホストコンピューター4から受信したコマンドやデータを一時的に保持する受信バッファー201、受信バッファー201に保持されたコマンドを検出して、その種類や内容を判定するコマンド判定部202、コマンド判定部202により検出されたコマンドに従って処理を実行するコマンド処理部203、ロール紙100に印刷されるロゴ等の画像を一時的に記憶するイメージバッファー204、及び、ロール紙100への印刷を制御する印刷制御部205(画像記録制御部)を有し、コマンド処理部203は、画像データをロゴイメージ記憶部210に記憶させる制御を行う記憶制御部206を有する。
また、プリンター2は、制御部20の制御に従ってロゴの画像データを記憶するロゴイメージ記憶部210(記憶部)を有する。ロゴイメージ記憶部210は、不揮発性メモリー25(図3)に形成される記憶領域であり、ロゴの画像データを不揮発的に記憶する。
制御部20は、インターフェース28を介してホストコンピューター4から受信したコマンドやデータを一時的に保持する受信バッファー201、受信バッファー201に保持されたコマンドを検出して、その種類や内容を判定するコマンド判定部202、コマンド判定部202により検出されたコマンドに従って処理を実行するコマンド処理部203、ロール紙100に印刷されるロゴ等の画像を一時的に記憶するイメージバッファー204、及び、ロール紙100への印刷を制御する印刷制御部205(画像記録制御部)を有し、コマンド処理部203は、画像データをロゴイメージ記憶部210に記憶させる制御を行う記憶制御部206を有する。
また、プリンター2は、制御部20の制御に従ってロゴの画像データを記憶するロゴイメージ記憶部210(記憶部)を有する。ロゴイメージ記憶部210は、不揮発性メモリー25(図3)に形成される記憶領域であり、ロゴの画像データを不揮発的に記憶する。
受信バッファー201は、RAM23(図3)により構成される揮発性の記憶部であり、インターフェース28を介して受信したデータを、コマンドやデータの区別なく、受信した順に記憶する。
コマンド判定部202は、受信バッファー201に記憶されたデータを先頭から順に参照し、各データがコマンドであるか否かを判定する。すなわち、コマンド判定部202は、受信バッファー201に記憶されたデータの中からコマンドを検出する。
コマンド処理部203は、コマンド判定部202によってコマンドであると判定されたデータを受信バッファー201から読み出して、そのコマンドを実行する。ホストコンピューター4から送信されるコマンドは、その処理対象のデータを伴っている場合があり、例えば、ホストコンピューター4から、印刷実行のコマンドと印刷データとが続けて送信され、ロゴ登録等のコマンドと登録すべき画像データとが続けて送信される。これらのコマンドとデータはインターフェース28を介して受信される毎に、順次、受信バッファー201に記憶される。
コマンド判定部202は、受信バッファー201に記憶されたデータを先頭から順に参照し、各データがコマンドであるか否かを判定する。すなわち、コマンド判定部202は、受信バッファー201に記憶されたデータの中からコマンドを検出する。
コマンド処理部203は、コマンド判定部202によってコマンドであると判定されたデータを受信バッファー201から読み出して、そのコマンドを実行する。ホストコンピューター4から送信されるコマンドは、その処理対象のデータを伴っている場合があり、例えば、ホストコンピューター4から、印刷実行のコマンドと印刷データとが続けて送信され、ロゴ登録等のコマンドと登録すべき画像データとが続けて送信される。これらのコマンドとデータはインターフェース28を介して受信される毎に、順次、受信バッファー201に記憶される。
図5は、プリンター2がホストコンピューター4から受信する受信データの構成を模式的に示す図である。
図5(A)〜図5(B)は、トップロゴ102(図1)等としてレシート101に印刷される画像データをプリンター2に登録する際に、ホストコンピューター4から送信されるデータの構成例を示す。画像データを登録させる場合、図5(A)に示すように、登録コマンドと、登録したい画像データとが続けて送信され、この画像データには識別情報としての指定画像番号(指定画像No.)が付されている。指定画像番号はホストコンピューター4が画像データに付与した固有の番号であり、ホストコンピューター4は、この指定画像番号に基づいて画像データを識別する。
これら図5(A)〜図5(B)に示す受信データをプリンター2が受信し、コマンド処理部203は、登録コマンドがコマンド判定部202によって検出された場合、記憶制御部206の機能によって、登録コマンドに続けて受信した画像データを、この画像データとともに送信された指定画像番号に対応付けてロゴイメージ記憶部210に記憶させる。
図5(A)〜図5(B)は、トップロゴ102(図1)等としてレシート101に印刷される画像データをプリンター2に登録する際に、ホストコンピューター4から送信されるデータの構成例を示す。画像データを登録させる場合、図5(A)に示すように、登録コマンドと、登録したい画像データとが続けて送信され、この画像データには識別情報としての指定画像番号(指定画像No.)が付されている。指定画像番号はホストコンピューター4が画像データに付与した固有の番号であり、ホストコンピューター4は、この指定画像番号に基づいて画像データを識別する。
これら図5(A)〜図5(B)に示す受信データをプリンター2が受信し、コマンド処理部203は、登録コマンドがコマンド判定部202によって検出された場合、記憶制御部206の機能によって、登録コマンドに続けて受信した画像データを、この画像データとともに送信された指定画像番号に対応付けてロゴイメージ記憶部210に記憶させる。
また、ホストコンピューター4が複数の画像データの登録をまとめて指示することも可能である。この場合、図5(B)に示すように、ホストコンピューター4から、登録コマンドに続けて複数の画像データが送信される。この場合、複数の画像データの各々に指定画像番号が付加されて送信される。
この図5(B)に示す登録コマンドがコマンド判定部202によって検出された場合、コマンド処理部203は、記憶制御部206の機能によって、登録コマンドに続けて受信した複数の画像データを、各画像データに付加して送信された指定画像番号に対応付けてロゴイメージ記憶部210に記憶させる。
本実施形態に係るプリンター2のコマンド処理部203は、図5(A)や図5(B)に例示した登録コマンドに対応してロゴイメージ記憶部210に画像データを記憶させる際に、複数の画像データを結合させて記憶する処理を行う。この処理については後述する。
この図5(B)に示す登録コマンドがコマンド判定部202によって検出された場合、コマンド処理部203は、記憶制御部206の機能によって、登録コマンドに続けて受信した複数の画像データを、各画像データに付加して送信された指定画像番号に対応付けてロゴイメージ記憶部210に記憶させる。
本実施形態に係るプリンター2のコマンド処理部203は、図5(A)や図5(B)に例示した登録コマンドに対応してロゴイメージ記憶部210に画像データを記憶させる際に、複数の画像データを結合させて記憶する処理を行う。この処理については後述する。
図5(C)〜図5(D)は、プリンター2に登録された画像データの印刷を指示するために、ホストコンピューター4から送信されるデータの構成例を示す。
プリンター2には複数の画像データが登録可能であるため、印刷を指示する場合は印刷させる画像データが指定画像番号によって指定される。すなわち、図5(C)に示すように、印刷実行を指示する印刷コマンドと、印刷させる画像データの指定画像番号とが連続してホストコンピューター4から送信される。
この図5(C)に示す印刷コマンドがコマンド判定部202によって検出された場合、コマンド処理部203は、印刷制御部205に対して印刷コマンドと指定画像番号とを出力する。印刷制御部205は、コマンド処理部203から入力された指定画像番号に対応する画像データをロゴイメージ記憶部210から読み出して、イメージバッファー204に展開する。イメージバッファー204は、RAM23(図3)により構成される揮発性の記憶部であり、印刷制御部205によってロール紙100に印刷されるデータを展開する領域である。印刷制御部205は、用紙端センサー37及び用紙残量センサー38の検出値に基づいて、印刷ヘッド31及び搬送モーター39を制御し、イメージバッファー204に展開したデータをロール紙100に印刷する。
プリンター2には複数の画像データが登録可能であるため、印刷を指示する場合は印刷させる画像データが指定画像番号によって指定される。すなわち、図5(C)に示すように、印刷実行を指示する印刷コマンドと、印刷させる画像データの指定画像番号とが連続してホストコンピューター4から送信される。
この図5(C)に示す印刷コマンドがコマンド判定部202によって検出された場合、コマンド処理部203は、印刷制御部205に対して印刷コマンドと指定画像番号とを出力する。印刷制御部205は、コマンド処理部203から入力された指定画像番号に対応する画像データをロゴイメージ記憶部210から読み出して、イメージバッファー204に展開する。イメージバッファー204は、RAM23(図3)により構成される揮発性の記憶部であり、印刷制御部205によってロール紙100に印刷されるデータを展開する領域である。印刷制御部205は、用紙端センサー37及び用紙残量センサー38の検出値に基づいて、印刷ヘッド31及び搬送モーター39を制御し、イメージバッファー204に展開したデータをロール紙100に印刷する。
また、ホストコンピューター4が、画像データと他のデータ(テキスト等)の印刷をまとめて指示することも可能である。この場合、図5(D)に示すように、ホストコンピューター4から、印刷コマンドと画像データの指定画像番号とが送信され、続けて印刷コマンドと印刷データ(テキスト等)が送信される。また、図5(D)に示すように、印刷コマンドとデータに続けてカットコマンドを送信してもよい。
この図5(D)に示す印刷コマンドがコマンド判定部202によって検出された場合、コマンド処理部203は、印刷制御部205に対して印刷コマンドと指定画像番号、印刷コマンドと印刷データ、及びカットコマンドを順次出力する。印刷制御部205は、コマンド処理部203から入力された指定画像番号に対応する画像データをロゴイメージ記憶部210から読み出して、イメージバッファー204に展開する。また、印刷制御部205は、コマンド処理部203から入力される印刷イメージをイメージバッファー204に展開する。そして、印刷制御部205は、印刷ヘッド31及び搬送モーター39を制御し、イメージバッファー204に展開したデータをロール紙100に印刷し、その後に、コマンド処理部203から入力されたカットコマンドに対応してカッター駆動モーター36を駆動し、ロール紙100をカットする。
この図5(D)に示す印刷コマンドがコマンド判定部202によって検出された場合、コマンド処理部203は、印刷制御部205に対して印刷コマンドと指定画像番号、印刷コマンドと印刷データ、及びカットコマンドを順次出力する。印刷制御部205は、コマンド処理部203から入力された指定画像番号に対応する画像データをロゴイメージ記憶部210から読み出して、イメージバッファー204に展開する。また、印刷制御部205は、コマンド処理部203から入力される印刷イメージをイメージバッファー204に展開する。そして、印刷制御部205は、印刷ヘッド31及び搬送モーター39を制御し、イメージバッファー204に展開したデータをロール紙100に印刷し、その後に、コマンド処理部203から入力されたカットコマンドに対応してカッター駆動モーター36を駆動し、ロール紙100をカットする。
本実施形態のコマンド処理部203は、記憶制御部206の機能によって、ホストコンピューター4から受信した複数の画像データを結合して1または複数の画像データとし、ロゴイメージ記憶部210に記憶する。
図6は、ホストコンピューター4から受信した画像データを結合する処理を示す説明図である。この図6において、110、120、130はホストコンピューター4から受信した画像データである。
図6は、ホストコンピューター4から受信した画像データを結合する処理を示す説明図である。この図6において、110、120、130はホストコンピューター4から受信した画像データである。
図6(A)に示すように、ホストコンピューター4から3つの画像データ110、120、130を受信した場合、記憶制御部206は、これら3つの画像データ110、120、130を、例えば図6(B)に示すように縦方向に結合して結合画像データAを生成し、ロゴイメージ記憶部210に記憶させる。例えば、登録コマンドと3つの画像データ110、120、130とを続けてホストコンピューター4から受信した場合に、3つの画像データ110、120、130から結合画像データAを生成する。
結合画像データAは、3つの画像データ110、120、130の端どうしを繋げて生成された画像データであり、もとの画像データの境界が明瞭である。この画像データ110と画像データ120との境界を結合位置P1とし、画像データ120と画像データ130との境界を結合位置P2とする。結合位置P1、P2の位置は、後述するようにロゴイメージ記憶部210に結合画像データAとともに記憶される。ここで、結合位置P1、P2の位置は、例えば、結合画像データAの上端からのライン数や、結合画像データA上に仮想的に設けた座標系における位置座標で表現される。
結合画像データAは、3つの画像データ110、120、130の端どうしを繋げて生成された画像データであり、もとの画像データの境界が明瞭である。この画像データ110と画像データ120との境界を結合位置P1とし、画像データ120と画像データ130との境界を結合位置P2とする。結合位置P1、P2の位置は、後述するようにロゴイメージ記憶部210に結合画像データAとともに記憶される。ここで、結合位置P1、P2の位置は、例えば、結合画像データAの上端からのライン数や、結合画像データA上に仮想的に設けた座標系における位置座標で表現される。
また、記憶制御部206は、ロゴイメージ記憶部210に既に記憶されている結合画像データに、別の画像データを結合して、新たな結合画像データを生成することも可能である。すなわち、図6(C)に示すように、画像データ110と画像データ120とを繋げた結合画像データBがロゴイメージ記憶部210に記憶されている状態で、ホストコンピューター4から登録コマンドとともに画像データ130を受信した場合に、結合画像データBの下端に画像データ130をさらに繋げて、図6(B)に示す結合画像データAを生成し、ロゴイメージ記憶部210に記憶することもできる。
この場合、結合画像データBにおいて画像データ110と画像データ120との境界が結合位置P1として検出され、ロゴイメージ記憶部210に記憶される。記憶制御部206は、結合画像データBに画像データ130を繋げて結合画像データAを生成する際に、元の結合画像データBにおける結合位置P1と、新たに画像データ130を結合して発生した結合位置P2との両方を、結合画像データAに対応付けて記憶する。
この場合、結合画像データBにおいて画像データ110と画像データ120との境界が結合位置P1として検出され、ロゴイメージ記憶部210に記憶される。記憶制御部206は、結合画像データBに画像データ130を繋げて結合画像データAを生成する際に、元の結合画像データBにおける結合位置P1と、新たに画像データ130を結合して発生した結合位置P2との両方を、結合画像データAに対応付けて記憶する。
図7は、ロゴイメージ記憶部210に、結合画像データA、Bとともに記憶される画像情報テーブル211の構成例を、模式的に示す図である。
この図7に示す画像情報テーブル211には、ホストコンピューター4から画像データを受信した際に画像データに付加されていた指定画像番号、各指定画像番号に対応する画像データが結合されたか否かを示す結合フラグ、各指定画像番号に対応する画像データが含まれる結合画像データと結合画像データ中の位置とを示す結合後画像番号(結合後画像No.)、各指定画像番号に対応する画像データと結合画像データ中の結合位置との対応を示す結合位置(上)、(下)、(右)、(左)の各情報が対応づけられている。画像情報テーブル211は、画像データや結合画像データとともに、ロゴイメージ記憶部210に記憶される。
この図7に示す画像情報テーブル211には、ホストコンピューター4から画像データを受信した際に画像データに付加されていた指定画像番号、各指定画像番号に対応する画像データが結合されたか否かを示す結合フラグ、各指定画像番号に対応する画像データが含まれる結合画像データと結合画像データ中の位置とを示す結合後画像番号(結合後画像No.)、各指定画像番号に対応する画像データと結合画像データ中の結合位置との対応を示す結合位置(上)、(下)、(右)、(左)の各情報が対応づけられている。画像情報テーブル211は、画像データや結合画像データとともに、ロゴイメージ記憶部210に記憶される。
指定画像番号は、ホストコンピューター4により画像データに付加された番号であり、ホストコンピューター4は指定画像番号により各画像データを識別する。このため、指定画像番号は、登録後に印刷コマンド等とともにホストコンピューター4から送信される。
結合フラグは、ホストコンピューター4から受信した画像データを他の画像データと結合させた場合に、この画像データに対応する結合フラグがONに設定され、受信した画像データ単独の状態で、結合されずにロゴイメージ記憶部210に記憶された画像データについてはOFFに設定される。
結合フラグは、ホストコンピューター4から受信した画像データを他の画像データと結合させた場合に、この画像データに対応する結合フラグがONに設定され、受信した画像データ単独の状態で、結合されずにロゴイメージ記憶部210に記憶された画像データについてはOFFに設定される。
また、例えば、一つの画像データを他の画像データと結合して結合画像データAを生成した場合、結合画像データAの1番目に位置する画像データの結合後画像番号は「A−1」となり、結合画像データAの2番目に位置する画像データの結合後画像番号は「A−2」となり、結合画像データAの3番目に位置する画像データの結合後画像番号は「A−3」となる。また、結合画像データBの1番目に位置する画像データの結合後画像番号は「B−1」となる。結合画像データにおける順番は、ここでは上端を1番目とした場合の番号としたが、結合画像データ中における位置を特定できればよく、左端を1番目として左右方向に付けた順番であってもよいし、結合画像データの形状に合わせて決められた順序で数えた場合の順番であってもよい。
また、結合されていない画像データ(結合フラグがOFFの画像データ)の結合後画像番号は、設定されないものとするが、結合されない画像データ用の番号を設定してもよい。この番号は、結合された画像データの結合後画像番号とは明らかに異なる番号(0番など)であることが好ましい。
また、結合されていない画像データ(結合フラグがOFFの画像データ)の結合後画像番号は、設定されないものとするが、結合されない画像データ用の番号を設定してもよい。この番号は、結合された画像データの結合後画像番号とは明らかに異なる番号(0番など)であることが好ましい。
結合位置(上)、(下)、(右)、(左)は、結合された画像データの上端、下端、右端、左端がそれぞれ結合画像データのどの結合位置に相当するかを示す情報である。図6(A)〜(C)を参照して説明した例では画像データを上下方向に並べて結合させていたが、記憶制御部206は、複数の画像データを左右に並べて結合させることも、上下左右に結合させることも可能であり、この場合は(右)、(左)の結合位置が設定される。
例えば、図7に示す指定画像番号2の画像データは結合画像データAの2番目に位置し、その上端は結合位置P1、下端は結合位置P2である。
例えば、図7に示す指定画像番号2の画像データは結合画像データAの2番目に位置し、その上端は結合位置P1、下端は結合位置P2である。
このように、記憶制御部206は、登録コマンドとともにホストコンピューター4から受信した画像データを、複数結合して結合画像データを生成し、この結合画像データをロゴイメージ記憶部210に記憶するので、実際にロゴイメージ記憶部210に記憶する画像データ(結合画像データ)の数は登録された画像データの数よりも少なくなる。このため、ロゴ用等の画像データを効率よく記憶および管理することができる。
そして、印刷制御部205は、印刷コマンドとともに指定画像番号を受信した場合に、この指定画像番号に対応する画像データを結合画像データから切り出して、ロール紙100に印刷する。すなわち、印刷制御部205は、印刷コマンドとともに指定画像番号を受信した場合に、受信した指定画像番号をもとに画像情報テーブル211を参照し、この指定画像番号に対応する画像データを含む結合画像データと、この結合画像データにおける該当する画像データの位置とを特定する。そして、印刷制御部205は、結合画像データから該当する画像データを切り出し、切り出した画像データをイメージバッファー204に展開する。画像情報テーブル211には、画像データの上下左右の端となっている結合位置が設定されているので、結合画像データから、結合する前の画像データを切り出すことは容易である。このように、プリンター2は、結合画像データとして記憶した複数の画像データを、もとの状態でロール紙100に印刷できる。
図8は、プリンター2の動作を示すフローチャートである。特に、ホストコンピューター4から登録コマンド、印刷コマンドを受信した場合の動作を示す。
プリンター2の制御部20は、ホストコンピューター4から受信して受信バッファー201に記憶されたデータから、コマンドが検出されるまで待機する(ステップS11)。
制御部20は、コマンド判定部202によってコマンドを検出した場合(ステップS11;Yes)、コマンドが登録コマンドであるか否かを判別し(ステップS12)、登録コマンドであった場合には(ステップS12;Yes)、記憶制御部206の機能によって、この登録コマンドに続いて受信した画像データを受信バッファー201から読み出して取得する(ステップS13)。
プリンター2の制御部20は、ホストコンピューター4から受信して受信バッファー201に記憶されたデータから、コマンドが検出されるまで待機する(ステップS11)。
制御部20は、コマンド判定部202によってコマンドを検出した場合(ステップS11;Yes)、コマンドが登録コマンドであるか否かを判別し(ステップS12)、登録コマンドであった場合には(ステップS12;Yes)、記憶制御部206の機能によって、この登録コマンドに続いて受信した画像データを受信バッファー201から読み出して取得する(ステップS13)。
ここで、記憶制御部206は、登録コマンドに続いて複数の画像データを受信したか否かを判別し(ステップS14)、一つの登録コマンドに続いて複数の画像データを受信した場合は(ステップS14;Yes)、これら複数の画像データを互いに結合させて結合画像データを生成する(ステップS15)。記憶制御部206は、生成した結合画像データにおける結合位置を検出し、結合後画像番号を特定して、結合した各々の画像データの指定画像番号と、結合後画像番号と、結合位置とを対応付けて画像情報テーブル211に設定して、結合画像データと画像情報テーブル211とをロゴイメージ記憶部210に記憶させ(ステップS16)、本処理を終了する。処理終了後にステップS11の待機状態に戻ってもよい。
また、一つの登録コマンドに続いて受信した画像データが一つであった場合(ステップS14;No)、記憶制御部206は、既にロゴイメージ記憶部210に記憶している画像データ(結合画像データを含む)があるか否かを判別する(ステップS17)。既に記憶している画像データがある場合(ステップS17;Yes)、記憶制御部206は、記憶している画像データの中から一つの画像データ(結合画像データを含む)を読み出し、この画像データに、新たに登録コマンドとともに受信した画像データを結合して新たな結合画像データを生成し(ステップS18)、ステップS16に移行する。
ステップS18で、既に記憶している画像データ(結合画像データを含む)の中から一つの画像データを選択する方法としては、例えば、最終更新日時の順、データサイズの順、結合された画像データの数の順に選択する方法が挙げられる。最終更新日時が最新のものから順に選択すれば、最近ロゴイメージ記憶部210に記憶された画像データ(または結合画像データ)に新たな画像データを結合させることになり、より関連性が高いと思われる画像データどうしを結合させることができる。また、データサイズの順または結合された画像データの数の順に画像データを選択する場合には、新たな画像データを結合させて得られる結合画像データのデータサイズが過大になったり、結合画像データ中の画像データの数が過大になったりすることを防止できる。このため、結合画像データから画像データを切り出す処理等の各種処理に要するワークエリアの容量が小さくて済むので、メモリー容量の小さいプリンター2でも処理可能で、かつ、高速に処理を実行できる。
ステップS18で、既に記憶している画像データ(結合画像データを含む)の中から一つの画像データを選択する方法としては、例えば、最終更新日時の順、データサイズの順、結合された画像データの数の順に選択する方法が挙げられる。最終更新日時が最新のものから順に選択すれば、最近ロゴイメージ記憶部210に記憶された画像データ(または結合画像データ)に新たな画像データを結合させることになり、より関連性が高いと思われる画像データどうしを結合させることができる。また、データサイズの順または結合された画像データの数の順に画像データを選択する場合には、新たな画像データを結合させて得られる結合画像データのデータサイズが過大になったり、結合画像データ中の画像データの数が過大になったりすることを防止できる。このため、結合画像データから画像データを切り出す処理等の各種処理に要するワークエリアの容量が小さくて済むので、メモリー容量の小さいプリンター2でも処理可能で、かつ、高速に処理を実行できる。
一方、制御部20は、コマンド判定部202が検出したコマンドが登録コマンドでない場合(ステップS11;No)、検出したコマンドが印刷コマンドであるか否かを判別する(ステップS20)。ここで、検出したコマンドが印刷コマンドでもない場合には(ステップS20;No)、このコマンドに対応した動作を実行し(ステップS21)、本処理を終了する。
また、検出したコマンドが印刷コマンドであった場合(ステップS21)、制御部20は、印刷制御部205の機能により、印刷コマンドに続いて受信した画像データの指定画像番号を取得して、画像情報テーブル211を参照し(ステップS22)、その指定画像番号に対応する結合フラグに基づいて、該当する画像データが結合されているか否かを判別する(ステップS23)。
指定画像番号に対応する画像データが結合画像データとなっていた場合(ステップS23;Yes)、印刷制御部205は、対応する画像データの結合後画像番号及び結合位置を取得し(ステップS24)、取得した結合後画像番号及び結合位置に基づいて画像データを切り出して元の画像データを復元し(ステップS25)、切り出した画像データをイメージバッファー204に展開した後、印刷を実行して(ステップS26)、本処理を終了する。また、指定画像番号に対応する画像データが結合画像データでない場合(ステップS23;No)、印刷制御部205は、対応する画像データをロゴイメージ記憶部210から読み出してイメージバッファー204に展開した後、印刷を実行して(ステップS26)、本処理を終了する。
また、検出したコマンドが印刷コマンドであった場合(ステップS21)、制御部20は、印刷制御部205の機能により、印刷コマンドに続いて受信した画像データの指定画像番号を取得して、画像情報テーブル211を参照し(ステップS22)、その指定画像番号に対応する結合フラグに基づいて、該当する画像データが結合されているか否かを判別する(ステップS23)。
指定画像番号に対応する画像データが結合画像データとなっていた場合(ステップS23;Yes)、印刷制御部205は、対応する画像データの結合後画像番号及び結合位置を取得し(ステップS24)、取得した結合後画像番号及び結合位置に基づいて画像データを切り出して元の画像データを復元し(ステップS25)、切り出した画像データをイメージバッファー204に展開した後、印刷を実行して(ステップS26)、本処理を終了する。また、指定画像番号に対応する画像データが結合画像データでない場合(ステップS23;No)、印刷制御部205は、対応する画像データをロゴイメージ記憶部210から読み出してイメージバッファー204に展開した後、印刷を実行して(ステップS26)、本処理を終了する。
以上のように、本発明を適用した実施形態に係るプリンター2によれば、記憶した画像データを読み出してロール紙100に印刷するプリンター2であって、ホストコンピューター4から登録コマンドとともに受信した画像データを指定画像番号に対応付けてロゴイメージ記憶部210に記憶し、ホストコンピューター4から指定画像番号を伴う印刷コマンドを含む受信データを受信した場合に、指定された指定画像番号に対応する結合画像データの一部をロール紙100に印刷する。このため、ロール紙100には記憶する画像データ(結合画像データを含む)の一部のみを印刷することができるので、例えば、大きなサイズの画像データや、プリンター2において複数の画像データを繋げた画像を記憶しておき、その任意の部分をロール紙100に印刷することができ、画像データを、記憶した形態とは異なる様々な形態で画像データを印刷できる。
また、記憶制御部206は、ホストコンピューター4から受信した画像データを、以前に受信してロゴイメージ記憶部210に記憶している画像データ、あるいは、同時に受信した別の画像データなどの他の画像データと結合して結合画像データを生成し、生成した結合画像データを、ホストコンピューター4から受信した画像データの指定画像番号と対応付けてロゴイメージ記憶部210に記憶させるので、複数の画像データを一つの画像データとしてまとめて効率よく管理でき、結合画像データの一部を切り出し、結合する前の画像データの形態としてロール紙100に印刷できる。これにより、ホストコンピューター4から受信した画像データの印刷時の形態を変更することなく、効率よく管理できる。
また、印刷制御部205は、ホストコンピューター4から指定画像番号を伴う印刷コマンドを受信した場合に、受信した指定画像番号に対応する結合画像データをロゴイメージ記憶部210から読み出し、読み出した結合画像データのうち、指定された指定画像番号に対応する結合される前の画像データに相当する部分を切り出して、ロール紙100に印刷するので、複数の画像データを結合して記憶している場合に、印刷コマンドに対し、画像データを結合していない場合と同様に対応して同じ形態で画像データを印刷できる。このため、外部の装置から受信した指示に対する応答や印刷形態を変えることなく、複数の画像データをまとめて効率よく管理できる。
また、図6(C)及び図6(B)に例示したように、記憶制御部206は、ホストコンピューター4から受信した画像データを、既にロゴイメージ記憶部210に記憶されている他の画像データと結合して結合画像データを生成することができ、この場合、画像データを受信したタイミングに関わらず、複数の画像データを結合して、まとめて効率よく管理できる。
さらに、図6(A)に例示したように、記憶制御部206は、ホストコンピューター4から、一つの登録コマンドとともに複数の画像データ及びこれら複数の画像データの各々を識別する指定画像番号を含む受信データを受信した場合に、受信した複数の画像データの少なくとも2つを結合して結合画像データを生成し、生成した結合画像データを、結合された各画像データの指定画像番号と対応付けてロゴイメージ記憶部210に記憶させることができ、この場合、互いに関連性の高い複数の画像データを結合して、より効率よく管理できる。また、結合した画像データに対応付けて、結合前の複数の画像データの指定画像番号が画像情報テーブル211として記憶されるので、指定画像番号に基づく指示を受信した場合には、結合していない場合と同様に指定画像番号に基づく処理を行うことができる。このため、外部の装置から受信した指示に対する応答や印刷形態を変えることなく、複数の画像データをまとめて効率よく管理できる。
また、図6(A)〜図6(C)に例示したように、記憶制御部206は、ホストコンピューター4から受信した画像データの端と、受信した他の画像データの端とを結合することで結合画像データを生成し、結合画像データにおける結合位置を示す結合位置データを、結合された各画像データの指定画像番号と対応付けて画像情報テーブル211としてロゴイメージ記憶部210に記憶するので、結合画像データから結合前の画像データに対応する部分を容易に特定して切り出し、結合前の画像データを容易に再現できる。このため、結合前の画像データの形態を損なうことなく、複数の画像データをまとめて効率よく管理できる。
なお、上記構成において、プリンター2は、ホストコンピューター4から受信した指定画像番号に基づき、ロゴイメージ記憶部210に記憶した結合画像データの一部を切り出すことにより、結合前の画像データを切り出して結合前の画像データを復元し、これを印刷するものとして説明したが、例えば、ロゴイメージ記憶部210に記憶されている画像データ(結合画像データを含む)の一部領域を任意に指定して切り出し、印刷する構成とすることも可能である。この場合、プリンター2の印刷制御部205は、ロゴイメージ記憶部210に記憶されている画像データ(結合画像データを含む)を指定する情報と、印刷対象範囲を指定する情報とが、印刷コマンドとともに受信されると、ロゴイメージ記憶部210から対象の画像データを読み出して印刷対象範囲を切り出し、印刷する。ここで、画像データの一部領域である印刷対象範囲を指定する情報は、例えば、画像上に仮想的に設けられる座標系の座標や、画像データの一隅を基準として表現される位置である。この場合、ロゴイメージ記憶部210に記憶した画像データの任意の位置を、任意の形状またはサイズで切り出して、印刷できるので、記憶している形態とは異なる様々な形態で印刷できるという利点がある。
なお、上記実施形態は本発明を適用した一具体例を示すものであり、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、矩形の画像データを上下若しくは左右または上下左右に並べて結合して結合画像データを生成し、この結合画像データにおける結合位置が直線となる場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の多角形、楕円形、円形、その他の形状の画像データを結合させてもよい。この場合、隣接する画像データとの間に隙間を生じてもよく、各画像データの境界を結合位置として特定し、この結合位置に沿って切り出した際にもとの画像データを再現できればよい。
また、上記実施形態では複数の画像データの向きを揃えて結合させて結合画像データを生成する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各画像データの向きを変えて結合してもよい。この場合、識別情報テーブルには、結合画像データ中の各画像データの向きを示す情報を含め、この情報に基づいて、印刷制御部205が、印刷時に結合画像データから切り出した画像データの向きを調整する構成とすれば、確実に結合する前の画像データを復元できるので、好ましい。
また、上記実施形態ではプリンター2に対して登録コマンドを送信して画像データを登録させるホストコンピューター4が、印刷コマンドを送信して印刷を指示するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ホストコンピューター4以外の装置から印刷コマンドを受信した場合にプリンター2が印刷を行うものとしてもよい。すなわち、プリンター2に対して登録コマンドを送信して画像データを登録させる装置と、印刷コマンドを送信して印刷を指示する装置とが別の装置であってもよく、プリンター2は、相手先の装置がどの装置であるかに関わらず、受信したコマンドに従って動作すればよい。
また、上記実施形態では複数の画像データの向きを揃えて結合させて結合画像データを生成する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各画像データの向きを変えて結合してもよい。この場合、識別情報テーブルには、結合画像データ中の各画像データの向きを示す情報を含め、この情報に基づいて、印刷制御部205が、印刷時に結合画像データから切り出した画像データの向きを調整する構成とすれば、確実に結合する前の画像データを復元できるので、好ましい。
また、上記実施形態ではプリンター2に対して登録コマンドを送信して画像データを登録させるホストコンピューター4が、印刷コマンドを送信して印刷を指示するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ホストコンピューター4以外の装置から印刷コマンドを受信した場合にプリンター2が印刷を行うものとしてもよい。すなわち、プリンター2に対して登録コマンドを送信して画像データを登録させる装置と、印刷コマンドを送信して印刷を指示する装置とが別の装置であってもよく、プリンター2は、相手先の装置がどの装置であるかに関わらず、受信したコマンドに従って動作すればよい。
また、上記実施形態では結合画像データから一つの画像データを切り出して印刷する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、結合画像データの一部として、より少数の画像データが結合された結合画像データを切り出して印刷することも可能である。例えば、ホストコンピューター4から印刷コマンドと共に複数の画像データの指定画像番号を受信し、これら複数の指定画像番号に対応する複数の画像データが一つの結合画像データ中の連続する位置にある場合、これら複数の画像データを繋がったまま切り出して印刷してもよい。
また、上記実施形態において、図3及び図4に示す構成はあくまで一例であり、ハードウェア及びソフトウェアの仕様により変更可能であって、複数の機能部を一つの物理デバイスとして実装することも勿論可能であり、その他のプリンター2及びホストコンピューター4の細部構成についても任意に変更可能である。
また、本発明を適用可能な記録装置は、予め記憶した画像データを印刷するプリンターであれば特に制限されず、サーマルラインプリンターに限らず、インクジェット式プリンター、ドットインパクト式プリンター、レーザープリンター、熱昇華型プリンターのいずれであってもよいし、他の方式で文字や画像を形成するプリンターであってもよく、他の装置に組み込まれるプリンターにも本発明を適用可能である。
また、上記実施形態において、図3及び図4に示す構成はあくまで一例であり、ハードウェア及びソフトウェアの仕様により変更可能であって、複数の機能部を一つの物理デバイスとして実装することも勿論可能であり、その他のプリンター2及びホストコンピューター4の細部構成についても任意に変更可能である。
また、本発明を適用可能な記録装置は、予め記憶した画像データを印刷するプリンターであれば特に制限されず、サーマルラインプリンターに限らず、インクジェット式プリンター、ドットインパクト式プリンター、レーザープリンター、熱昇華型プリンターのいずれであってもよいし、他の方式で文字や画像を形成するプリンターであってもよく、他の装置に組み込まれるプリンターにも本発明を適用可能である。
2…プリンター(記録装置)、4…ホストコンピューター(外部接続された装置)、20…制御部、100…ロール紙(記録媒体)、110、120、130…画像データ、201…受信バッファー(バッファーメモリー)、202…コマンド判定部、203…コマンド処理部、205…印刷制御部(画像記録制御部)、206…記憶制御部、210…ロゴイメージ記憶部(記憶部)、211…画像情報テーブル、A、B…結合画像データ。
Claims (8)
- 記憶した画像データを読み出して記録媒体に記録する記録装置であって、
画像データを記憶する記憶部と、
外部接続された装置から、画像データと、この画像データを識別する識別情報とともに、画像データの記憶の指示を含む受信データを受信した場合に、受信した画像データを前記記憶部に記憶させる記憶制御部と、
前記外部接続された装置または他の装置から、前記記憶部に記憶された画像データの識別情報を指定して記録実行が指示された場合に、指定された識別情報に対応する画像データを前記記憶部から読み出して、読み出した画像データの一部を前記記録媒体に記録させる画像記録制御部と、
を備えることを特徴とする記録装置。 - 前記記憶制御部は、前記外部接続された装置から受信した画像データを、受信した他の画像データと結合して結合画像データを生成し、生成した前記結合画像データを、前記外部接続された装置から受信した画像データの識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
- 前記画像記録制御部は、前記外部接続された装置または他の装置から、前記記憶部に記憶された画像データの識別情報を指定して記録実行が指示された場合に、指定された識別情報に対応する前記結合画像データを前記記憶部から読み出し、読み出した前記結合画像データのうち、指定された識別情報に対応する結合される前の前記画像データに相当する部分を前記記録媒体に記録させること、
を特徴とする請求項2記載の記録装置。 - 前記記憶制御部は、前記外部接続された装置から受信した画像データを、既に前記記憶部に記憶されている他の画像データと結合して結合画像データを生成することを特徴とする請求項2または3記載の記録装置。
- 前記記憶制御部は、前記外部接続された装置から複数の画像データ及びこれら複数の画像データの各々を識別する識別情報とともに、画像データの記憶の指示を含む受信データを受信した場合に、受信した複数の画像データの少なくとも2つを結合して結合画像データを生成し、生成した前記結合画像データを、結合された各画像データの識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項2または3記載の記録装置。
- 前記記憶制御部は、前記外部接続された装置から受信した画像データの端と、受信した他の画像データの端とを結合することで前記結合画像データを生成し、前記結合画像データにおける結合位置を示す結合位置データを、結合された各画像データの識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の記録装置。
- 記憶した画像データを読み出して記録媒体に記録する記録装置の制御方法であって、
外部接続された装置から、画像データと、この画像データを識別する識別情報とともに、画像データの記憶の指示を含む受信データを受信した場合に、受信した画像データを記憶させ、前記外部接続された装置または他の装置から、記憶させた前記画像データの識別情報を指定して記録実行が指示された場合に、指定された識別情報に対応する画像データを読み出して、読み出した画像データの一部を前記記録媒体に記録させること、
を特徴とする記録装置の制御方法。 - 記憶した画像データを読み出して記録媒体に記録する記録装置を制御するための制御部が実行するプログラムであって、
外部接続された装置から、画像データと、この画像データを識別する識別情報とともに、画像データの記憶の指示を含む受信データを受信した場合に、受信した画像データを記憶させ、前記外部接続された装置または他の装置から、記憶させた前記画像データの識別情報を指定して記録実行が指示された場合に、指定された識別情報に対応する画像データを読み出して、読み出した画像データの一部を前記記録媒体に記録させること、
を特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009252516A JP2011098440A (ja) | 2009-11-03 | 2009-11-03 | 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム |
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JP2009252516A Withdrawn JP2011098440A (ja) | 2009-11-03 | 2009-11-03 | 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム |
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JP (1) | JP2011098440A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013105181A (ja) * | 2011-11-10 | 2013-05-30 | Seiko Epson Corp | 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム |
JP2014083795A (ja) * | 2012-10-25 | 2014-05-12 | Riso Kagaku Corp | 印刷装置 |
JP2014188692A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Seiko Epson Corp | 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム |
JP2018199269A (ja) * | 2017-05-29 | 2018-12-20 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 |
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2009
- 2009-11-03 JP JP2009252516A patent/JP2011098440A/ja not_active Withdrawn
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