JP6459260B2 - 記録システム、記録制御方法、及び、記録装置 - Google Patents

記録システム、記録制御方法、及び、記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、記録装置と制御装置とを備える記録システム、記録制御方法、及び、記録装置に関する。
従来、制御装置(端末装置)と、記録装置(ネットワークプリンタ)とが通信する記録システム(ネットワークプリンタシステム)が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の記録システムでは、制御装置は、記録データ(印刷データ)の送信に際し、記録データに識別子を付与し、識別子のみを記録装置に送信する。記録装置は、受信した識別子が、予め記憶した識別子と一致する場合は、予め記憶した識別子と対応付けて予め記憶した記録データに基づく記録を実行する。一方、記録装置は、受信した識別子が、予め記憶した識別子と一致しない場合は、制御装置に対して記録データを要求し、要求に応じて制御装置により送信された記録データを受信し、受信した記録データに基づく記録を行う。
特開2000−163228号公報
しかしながら、上述した特許文献1の記録システムでは、記録装置による記録データに基づく記録に際し、記録装置が、制御装置から受信した識別子を予め記憶しない場合、制御装置と記録装置との間でデータの送受信を複数回行う必要があり、このことに起因してスループットが低下する可能性があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、記録システム、記録制御方法、及び、記録装置について、記録のスループットを向上することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の記録システムは、記録データを生成する記録データ生成部と、前記記録データを識別する識別子を生成する識別子生成部と、前記識別子と前記記録データとをこの順で送信する送信部と、を有する制御装置と、記録を実行する記録部と、前記識別子と前記記録データとを関連付けて格納する記憶部と、前記制御装置の前記送信部で送信された前記識別子と前記記録データとをこの順で受信する受信部と、前記受信部で前記識別子を受信した場合、受信した前記識別子が前記記憶部に格納された前記識別子に含まれるか否かを判定する識別子判定部と、前記識別子判定部で含まれると判定された場合、前記識別子に関連付けて前記記憶部に格納された前記記録データに基づいて、前記記録部に記録を実行させる記録制御部と、を有する記録装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、記録装置は、制御装置から識別子を受信した場合、受信した識別子が、予め格納(記憶)した識別子と一致する場合、対応する記録データの受信の完了を待たずに、予め識別子と関連付けて格納した記録データに基づいて記録を開始できる。このため、受信した識別子と、予め格納した識別子とが一致する場合は、受信した記録データの受信を完了した後に記録を開始する場合と比較して、記録を開始するタイミングを早くでき、スループットを向上できる。
また、本発明の記録システムは、前記記録装置の前記記録制御部は、前記識別子判定部で含まれると判定された場合、前記受信部による前記記録データの受信の完了を待たずに、前記識別子に関連付けて前記記憶部に格納された前記記録データに基づいて、前記記録部に記録を実行させることを特徴とする。
本発明の構成によれば、スループットを向上できる。
また、本発明の記録システムは、前記記録装置の前記記録制御部は、前記識別子判定部で含まれないと判定された場合、前記受信部による前記記録データの受信が完了した後、受信が完了した前記記録データに基づいて、前記記録部に記録を実行させることを特徴とする。
本発明の構成によれば、記録装置は、受信した識別子と、予め格納した識別子とが一致しない場合、受信した記録データに基づいて記録を実行できる。
また、本発明の記録システムは、前記記録装置は、前記識別子判定部で含まれないと判定された場合、前記受信部で受信した前記識別子と、前記記録データとを関連付けて前記記憶部に格納する格納部を有することを特徴とする。
本発明の構成によれば、記録装置は、制御装置から過去に受信した識別子、及び、記録データを用いて、スループットを向上できる。
また、本発明の記録システムは、前記記録装置は、所定の条件が成立した場合、前記記憶部に記憶された前記識別子と前記記録データとの組み合わせを消去する消去部を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、記録装置は、所定の条件が成立した場合に、記憶部に記憶された識別子と記録データとの組み合わせを消去することにより、記憶領域のオーバーフローを防止できる。
また、本発明の記録システムは、前記記録装置の前記消去部は、前記識別子判定部で含まれると判定される頻度の低い前記識別子と、前記記録データとの組み合わせを優先的に消去することを特徴とする。
本発明の構成によれば、記録装置は、記憶部から識別子と記録データとの組み合わせを消去する際に、今後、利用される可能性の低いものから消去できる。
また、上記目的を達成するために、本発明の記録制御方法は、制御装置で、記録データを生成し、前記記録データを識別する識別子を生成し、前記識別子と前記記録データとをこの順で送信し、記録装置で、前記識別子と前記記録データとを関連付けて記憶し、前記制御装置で送信された前記識別子を受信し、受信した前記識別子が前記記憶部に格納された前記識別子に含まれるか否かを判定し、含まれると判定した場合、前記識別子に関連付けた前記記録データに基づいて記録を実行することを特徴とする。
本発明の構成によれば、記録装置は、制御装置から識別子を受信した場合、受信した識別子が、予め格納(記憶)した識別子と一致する場合、対応する記録データの受信の完了を待たずに、予め識別子と関連付けて格納した記録データに基づいて記録を開始できる。このため、受信した識別子と、予め格納した識別子とが一致する場合は、受信した記録データの受信を完了した後に記録を開始する場合と比較して、記録を開始するタイミングを早くでき、スループットを向上できる。
また、上記目的を達成するために、本発明の記録装置は、記録を実行する記録部と、識別子と記録データとを関連付けて格納する記憶部と、外部装置で送信された前記識別子と前記記録データとをこの順で受信する受信部と、前記受信部で前記識別子を受信した場合、受信した前記識別子が、記憶した前記識別子に含まれるか否かを判定する識別子判定部と、前記識別子判定部で含まれると判定された場合、前記識別子に関連付けて前記記憶部に格納された前記記録データに基づいて、前記記録部に記録を実行させる記録制御部と、を有することを特徴とする。
本発明の構成によれば、記録装置は、外部装置から識別子を受信した場合、受信した識別子が、予め格納(記憶)した識別子と一致する場合、対応する記録データの受信の完了を待たずに、予め識別子と関連付けて格納した記録データに基づいて記録を開始できる。このため、受信した識別子と、予め格納した識別子とが一致する場合は、受信した記録データの受信を完了した後に記録を開始する場合と比較して、記録を開始するタイミングを早くでき、スループットを向上できる。
本実施形態に係る記録システムの機能的構成を示すブロック図。 ホストコンピューター、及び、記録装置の動作を示すフローチャート。 制御データのデータ構造を示す図。 記録データ格納テーブルを示す図。 記録装置の動作を示すフローチャート。 変形例に係る記録装置が発行するレシートを示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る記録システム1の機能的構成を示すブロック図である。
図1に示すように、記録システム1は、記録装置10と、記録装置10に通信可能に接続されたホストコンピューター11(制御装置)と、を備える。
記録システム1は、いわゆるPOSシステムの一部を構成するシステムである。本実施形態では、記録装置10及びホストコンピューター11は、店舗に設けられたレジカウンターに設けられる。後述するように、記録装置10は、ホストコンピューター11の制御で、クーポンを発行する。
記録装置10は、ロール紙を収納し、ライン型のサーマルヘッドによりロール紙に記録するラインサーマルプリンターである。
図1に示すように、記録装置10は、制御部20と、入力部21と、表示部22と、記憶部23と、記録部24と、通信部25(受信部)と、を備える。
制御部20は、CPUや、ROM、RAM、その他の制御回路等を備え、記録装置10を制御する。制御部20は、ROMに記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより、識別子判定部201と、記録制御部202と、格納部203と、消去部204と、として機能する。識別子判定部201、及び、記録制御部202については後述する。
入力部21は、記録装置10に設けられた操作スイッチに接続され、操作スイッチに対する操作を検出して、制御部20に出力する。制御部20は、入力部21からの入力に基づいて、操作に対応する処理を実行する。
表示部22は、記録装置10に設けられた複数のLEDに接続され、制御部20の制御で、複数のLEDを所定の態様で駆動して、記録装置10の動作モードや、状態、エラーの発生の有無等を報知する。
記憶部23は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。記憶部23は、記録データ格納テーブル231を記憶する。記録データ格納テーブル231については後述する。
記録部24は、制御部20の制御で、ロール紙への記録を実行する。詳述すると、記録部24は、記録機構241と、搬送機構242と、切断機構243と、を備える。記録機構241は、ライン型のサーマルヘッドや、サーマルヘッドを駆動する駆動機構、駆動機構を制御する制御回路等のロール紙にドットを形成して画像を記録する各種機構を備える。搬送機構242は、ロール紙を搬送するプラテンローラーや、プラテンローラーを回転させる搬送モーター等のロール紙を搬送する各種機構を備える。切断機構243は、カッターや、カッターを駆動するカッター駆動モーター等のロール紙を切断する各種機構を備える。
記録部24は、搬送機構242によりロール紙を搬送し、記録機構241によりロール紙にドットを形成して画像を記録し、切断機構243によりロール紙を切断して、画像が記録された紙片を発行する。
通信部25は、制御部20の制御で、所定の通信規格に従って、ホストコンピューター11と通信する。
ホストコンピューター11は、記録装置10を制御して、記録装置10に記録を実行させるコンピューターである。
図1に示すように、ホストコンピューター11は、ホスト制御部30と、ホスト入力部31と、ホスト表示部32と、ホスト記憶部33と、ホスト通信部34(送信部)と、を備える。
ホスト制御部30は、CPUや、ROM、RAM、その他の制御回路等を備え、ホストコンピューター11を制御する。ホスト制御部30は、アプリケーション実行部301と、プリンタードライバー実行部302とを備える。プリンタードライバー実行部302は、記録データ生成部3021と、識別子生成部3022とを備える。これら機能ブロックについては後述する。
ホスト入力部31は、キーボードや、バーコードリーダー、カードリーダー等の入力デバイスに接続され、入力デバイスからの入力を検出して、ホスト制御部30に出力する。ホスト制御部30は、ホスト入力部31からの入力に基づいて、入力に対応する処理を実行する。
ホスト表示部32は、カスタマーディスプレー等の表示装置に接続され、ホスト制御部30の制御で、表示装置に各種情報を表示する。
ホスト記憶部33は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。
ホスト通信部34は、ホスト制御部30の制御で、所定の通信規格に従って、記録装置10と通信する。
以上の構成の下、ホストコンピューター11は、店舗に来店した顧客の会計に応じて、記録装置10にクーポンを発行させる。クーポンの発行に際し、ホストコンピューター11、及び、記録装置10は、以下の処理を実行することにより、クーポンの発行に係る処理のスループットを向上する。
以下、顧客の会計に応じてクーポンの発行時の、ホストコンピューター11、及び、記録装置10の処理について詳述する。
図2は、クーポンの発行時におけるホストコンピューター11、及び、記録装置10の動作を示すフローチャートであり、(A)はホストコンピューター11の動作を示し、(B)は記録装置10の動作を示す。
図2(A)に示すように、ホストコンピューター11、及び、記録装置10が設けられたレジカウンターにおいて顧客による会計が行われた場合、ホストコンピューター11のホスト制御部30のアプリケーション実行部301は、会計に関する情報、及び、顧客に関する情報を取得する(ステップSA1)。
アプリケーション実行部301とは、インストールされた所定のアプリケーションの機能によって処理を実行する機能ブロックである。
会計に関する情報とは、顧客が購入した商品や、合計購入金額等である。ホスト制御部30が取得する会計に関する情報は、事前に設定される。
顧客に関する情報とは、ホスト入力部31に接続されたカードリーダーによって会員カードが読み取られることにより取得されたユーザーID等である。ホスト制御部30が取得する顧客に関する情報は、事前に設定される。
次いで、アプリケーション実行部301は、ステップSA1で取得した会計に関する情報、及び、顧客に関する情報に基づいて、クーポンを発行するか否かを判定する(ステップSA2)。ここで、クーポンを発行する場合に成立する1又は複数の条件が事前に設定されており、ステップSA2で、アプリケーション実行部301は、事前に設定した条件が成立する場合、クーポンを発行すると判定する。なお、条件は、ステップSA1でアプリケーション実行部301が取得した情報や、事前に記憶した情報等に基づいて、その成否が判定できるものである。一例として、ステップSA1で、アプリケーション実行部301が、会計に関する情報として合計購入金額を取得する構成の場合に、条件は、合計購入金額が所定の閾値を上回ること、である。
クーポンを発行しない場合(ステップSA2:NO)、アプリケーション実行部301は、処理を終了する。
クーポンを発行する場合(ステップSA2:YES)、アプリケーション実行部301は、発行するクーポンの種類を特定する(ステップSA3)。本実施形態では、発行可能なクーポンとして複数の種類が存在する。そして、ホスト記憶部33は、クーポンの種類ごとに、クーポンの種類を示す情報と、対応する種類のクーポンを発行するときの条件とを関連付けたテーブルを記憶する。条件は、ステップSA1でホスト制御部30が取得した情報や、事前に記憶した情報等に基づいて、その成否が判定できるものである。ステップSA3で、アプリケーション実行部301は、ホスト記憶部33が記憶する上記テーブルを参照し、テーブルに格納された条件のうち、成立する条件を特定し、成立した条件と関連付けられた情報が示すクーポンの種類を、発行するクーポンの種類として特定する。
次いで、アプリケーション実行部301は、ステップSA3で特定した種類のクーポンの発行に必要な情報を、プリンタードライバー実行部302に出力する(ステップSA4)。
クーポンの発行に必要な情報とは、クーポンに記録する画像に関する情報や、画像を記録する位置に関する情報等である。
プリンタードライバー実行部302とは、インストールされたプリンタードライバーの機能によって処理を実行する機能ブロックである。
次いで、プリンタードライバー実行部302の記録データ生成部3021は、アプリケーション実行部301から入力された情報に基づいて、記録データを生成する(ステップSA5)。
記録データとは、記録装置10に記録させる画像をドットマトリックス状に配置したドットによって表すデータである。記録データを構成する各ドットは、ドットの濃淡を表す諧調値を保持する。本実施形態では、記録装置10は2値のモノクロで記録を実行する構成であり、記録データを構成する各ドットは、ドットの濃淡を表す諧調値として、白黒2値を保持する。アプリケーション実行部301がプリンタードライバー実行部302に出力する情報には、記録データを生成するのに必要な情報が含まれる。
次いで、プリンタードライバー実行部302の識別子生成部3022は、記録データ生成部3021が生成した記録データに基づいて、識別子を生成する(ステップSA6)。識別子とは、記録データを識別する識別情報であり、同一の記録データには、同一の値の識別子が付与される。本実施形態では、識別子は、記録データに基づいて所定の計算式により算出されるCRC値である。識別子はCRC値に限らず、異なる記録データの場合は異なる値となり、同一の記録データの場合は同一の値となる情報であれば、どのような情報であってもよい。
次いで、プリンタードライバー実行部302は、制御データを生成する(ステップSA7)。制御データは、ステップSA5で生成された記録データ、及び、ステップSA6で生成された識別子を含み、記録データに基づく記録の実行を指示するデータである。
図3は、制御データのデータ構造を模式的に示す図である。
図3に示すように、制御データは、ヘッダー部D1と、データ部D2とを備える。ヘッダー部D1は、データ部D2に格納された記録データに基づく記録の実行を指示する命令コード等の記録に関する制御情報が格納されるエリアである。図3に示すように、ヘッダー部D1には、識別子格納エリアD11が設けられる。識別子格納エリアD11は、識別子が格納されるエリアである。
データ部D2は、記録データが格納されるエリアである。
ステップSA7で、プリンタードライバー実行部302は、図3で示すデータ構造に従った制御データを生成する。制御データの生成に際し、プリンタードライバー実行部302は、制御データのヘッダー部D1の識別子格納エリアD11にステップSA6で生成された識別子を格納し、データ部D2にステップSA5で生成された記録データを格納する。
図2(A)に示すように、ステップSA7で制御データを生成した後、プリンタードライバー実行部302は、ホスト通信部34を制御して、制御データを、記録装置10に送信する(ステップSA8)。図3で説明したように、制御データは、ヘッダー部D1→データ部D2の順番で各エリアが形成される。従って、ヘッダー部D1に属するデータ(識別子を含む)、データ部D2に属するデータ(記録データ)の順番で、送信される。
ホスト通信部34は、識別子と、記録データとをこの順で送信する「送信部」に相当する。
図2(B)に示すように、ホストコンピューター11による制御データの送信に応じて、記録装置10の通信部25は、制御データの受信を開始する(ステップSB1)。通信部25は、受信した制御データを、順次、受信バッファーに格納する。
通信部25は、識別子と記録データとをこの順で受信する「受信部」に相当する。
制御データの受信の開始後、制御部20は、受信バッファーを参照し、制御データのうち、ヘッダー部D1に属するデータの受信バッファーへの格納が完了したか否かを監視する(ステップSB2)。上述したように、制御データは、ヘッダー部D1→データ部D2の順番で各エリアが形成されるため、受信バッファーには、ヘッダー部D1→データ部D2の順番で、対応するデータが格納される。
ヘッダー部D1に属するデータの受信バッファーへの格納が完了した場合(ステップSB2:YES)、制御部20は、ヘッダー部D1の識別子格納エリアD11に格納された識別子を取得する(ステップSB3)。
次いで、制御部20の識別子判定部201は、記憶部23が記憶する記録データ格納テーブル231を参照する(ステップSB4)。
図4は、記録データ格納テーブル231のデータ構造を示す図である。
図4に示すように、記録データ格納テーブル231の1件のレコードは、識別子フィールドF1と、記録データフィールドF2と、回数フィールドF3とを備える。識別子フィールドF1には、識別子が格納される。記録データフィールドF2には、記録データが格納される。回数フィールドF3には、回数情報が格納される。回数情報は、詳細は後述するが、対応する記録データが利用されて記録が実行された回数を示す情報である。
記録データ格納テーブル231の1件のレコードは、識別子と、識別子に対応する記録データと、回数情報(後述)とを関連付けて格納する。
なお、記録データ格納テーブル231のレコードがどのような場合に、どのような方法で生成されるのかについては後述する。
以上のように、記憶部23は、識別子と記録データとを関連付けて格納する記録データ格納テーブル231を記憶する。
次いで、識別子判定部201は、記録データ格納テーブル231に、ステップSB3で取得した識別子が識別子フィールドF1に格納されたレコードがあるか否かを判定する(ステップSB5)。
レコードがない場合(ステップSB5:NO)、制御部20の記録制御部202は、受信バッファーを参照し、データ部D2に属するデータ(記録データ)の受信バッファーへの格納が完了したか否かを監視する(ステップSB6)。
データ部D2に属するデータ(記録データ)の受信バッファーへの格納が完了した場合(ステップSB6:YES)、記録制御部202は、受信バッファーに格納された記録データを取得し、RAM等に形成された画像バッファーに展開する(ステップSB7)。
次いで、記録制御部202は、画像バッファーに展開した記録データに基づいて、記録部24を制御して記録部24に記録を実行させ、クーポンを発行する(ステップSB8)。
次いで、制御部20の格納部203は、以下の処理を実行する(ステップSB9)。格納部203は、記録データ格納テーブル231に1件のレコードを生成する。次いで、格納部203は、生成したレコードの識別子フィールドF1に、ステップSB3で取得した識別子を格納する。次いで、格納部203は、生成したレコードの記録データフィールドF2に、ステップSB7で取得した記録データを格納する。次いで、格納部203は、「0回」を示す回数情報を、回数フィールドF3に格納する。回数フィールドF3に格納された回数情報は、記録データフィールドF2に格納された記録データに基づく記録が実行された回数を示す情報である。後述するように、記録データフィールドF2に格納された記録データに基づく記録が実行される度に、回数情報が示す回数は、「1」、増加する。
このステップSB9の処理により、記録データ格納テーブル231には、ホストコンピューター11から過去に受信した制御データに含まれる識別子と、記録データとが関連付けて格納される。つまり、記録データ格納テーブル231には、過去に発行したクーポンに対応する識別子と、記録データとが関連付けて格納される。この構成のため、後述するように、過去に発行したクーポンについては、スループットを向上して、発行に係る処理を実行できる。
一方、ステップSB5で、記録データ格納テーブル231に、ステップSB3で取得した識別子が識別子フィールドF1に格納されたレコード(以下、「対象レコード」という。)があると判定した場合(ステップSB5:YES)、制御部20の記録制御部202は、以下の処理を実行する。記録制御部202は、対象レコードの記録データフィールドF2に格納された記録データを取得する(ステップSB10)。
次いで、記録制御部202は、取得した記録データを画像バッファーに展開し(ステップSB11)、画像バッファーに展開した記録データに基づいて、記録部24を制御して記録部24に記録を実行させ、クーポンを発行する(ステップSB12)。
このように、本実施形態では、記録装置10の制御部20は、制御データのうち、ヘッダー部D1に属するデータの受信が完了した時点で、当該データに含まれる識別子を取得する。次いで、制御部20は、取得した識別子が識別子フィールドF1に格納されたレコードが、記録データ格納テーブル231にあるか否かを判定する。そして、レコードがある場合、制御部20は、制御データのデータ部D2に属するデータ(記録データ)の受信が完了したか否かにかかわらず、そのレコードの記録データフィールドF2に格納された記録データに基づく記録を実行させる。
この構成のため、制御部20は、データ部D2に属するデータの受信が完了する前に、記録部24に記録の実行を開始させることができ、スループットが向上する。
ステップSB12の処理後、制御部20の格納部203は、対象レコードの回数フィールドF3に格納された回数情報を更新し、当該情報が示す回数を、「1」、増加する(ステップSB13)。ステップSB13の処理により、1のレコードの回数フィールドF3に格納された回数情報は、当該1のレコードの記録データフィールドF2に格納された記録データに基づく記録が実行された回数を示す情報となる。
次に、記録装置10の制御部20が備える消去部204について説明する。
上述したように、記録装置10の制御部20の格納部203は、ホストコンピューター11から新たな識別子を含む制御データを受信した場合、当該新たな識別子と、記録データとを関連付けた1件のレコードを生成する。このため、時間の経過に応じて、記録データ格納テーブル231のレコードの数が増加し、記録データ格納テーブル231のデータ量が増大する。そして、消去部204は、所定の条件が成立した場合に、記録データ格納テーブル231から所定のレコードを消去して、当該テーブルのデータ量を低減し、オーバーフロー等のエラーが発生することを防止する機能ブロックである。
図5は、消去部204の動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、消去部204は、所定の条件が成立したか否かを監視する(ステップSC1)。所定の条件とは、記録データ格納テーブル231のデータ量の増大に伴うエラーの発生を防止するために設定された条件である。例えば、所定の条件は、記録データ格納テーブル231のデータ量が、予め定められた所定の閾値を上回ったこと、である。
所定の条件が成立した場合(ステップSC1:YES)、消去部204は、記録データ格納テーブル231の各レコードの回数フィールドF3に格納された回数情報を参照し、最も低い回数を示す回数情報が当該フィールドに格納されたレコードを特定する(ステップSC2)。
次いで、消去部204は、ステップSC2で特定したレコードを消去する(ステップSC3)。ステップSC3により、記録データ格納テーブル231のデータ量が低減される。また、ステップSC3で、消去部204は、利用頻度の最も低い記録データが格納されたレコードを記録データ格納テーブル231から消去する。このため、今後利用される可能性が低いと推定される記録データが格納されたレコードを、優先的に記録データ格納テーブル231から消去することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る記録システム1は、ホストコンピューター11(制御装置)と、記録装置10と、を備える。
ホストコンピューター11は、記録データを生成する記録データ生成部3021と、記録データを識別する識別子を生成する識別子生成部3022と、識別子と記録データとをこの順で送信するホスト通信部34(送信部)と、を有する。
記録装置10は、記録を実行する記録部24と、識別子と記録データとを関連付けて格納する記憶部23と、ホストコンピューター11のホスト通信部34で送信された識別子と記録データとをこの順で受信する通信部25(受信部)と、通信部25で識別子を受信した場合、受信した識別子が記憶部23に格納された識別子に含まれるか否かを判定する識別子判定部201と、識別子判定部201で含まれると判定された場合、識別子に関連付けて記憶部23に格納された記録データに基づいて、記録部24に記録を実行させる記録制御部202と、を有する。
この構成によれば、記録装置10は、ホストコンピューター11から識別子を受信した場合、受信した識別子が、予め格納(記憶)した識別子と一致する場合、対応する記録データの受信の完了を待たずに、予め識別子と関連付けて格納した記録データに基づいて記録を開始できる。このため、受信した識別子と、予め格納した識別子とが一致する場合は、受信した記録データの受信を完了した後に記録を開始する場合と比較して、記録を開始するタイミングを早くでき、スループットを向上できる。
また、本実施形態では、記録装置10の記録制御部202は、識別子判定部201で含まれないと判定された場合、通信部25による記録データの受信が完了した後、受信が完了した記録データに基づいて、記録部24に記録を実行させる。
この構成によれば、記録装置10は、受信した識別子と、予め格納した識別子とが一致しない場合、受信した記録データに基づいて記録を実行できる。
また、本実施形態では、記録装置10は、識別子判定部201で含まれないと判定された場合、通信部25で受信した識別子と、記録データとを関連付けて記憶部23に格納する格納部203を有する。
この構成によれば、記録装置10は、ホストコンピューター11から過去に受信した識別子、及び、記録データを用いて、スループットを向上できる。
また、本実施形態では、記録装置10は、所定の条件が成立した場合、記憶部23に記憶された識別子と記録データとの組み合わせを消去する消去部204を備える。
この構成によれば、記録装置10は、所定の条件が成立した場合に、記憶部23に記憶された識別子と記録データとの組み合わせを消去することにより、記憶領域のオーバーフローを防止できる。
また、本実施形態では、消去部204は、識別子判定部201で含まれると判定される回数の低い識別子と、記録データとの組み合わせを優先的に消去する。
この構成によれば、記録装置10は、記憶部23から識別子と記録データとの組み合わせを消去する際に、今後、利用される可能性の低いものから消去できる。
<変形例>
次に、変形例について説明する。
以下では、ホストコンピューター11の制御で、記録装置10がレシートを発行する場合を例にして、変形例について説明する。
図6は、本変形例で、記録装置10が発行するレシートを示す図である。
図6に示すように、レシートは、トップロゴ領域A1と、明細領域A2と、ボトムロゴ領域A3の3つの領域を有する。
トップロゴ領域A1は、いわゆるトップロゴが記録される領域である。トップロゴ領域A1は、長手方向に50ドットのサイズを有する。トップロゴ領域A1に記録される画像の内容、トップロゴ領域A1の位置、及び、トップロゴ領域A1のサイズは、記録装置10が発行するレシートによって相違しない。
明細領域A2は、購入した商品や、商品の単価、購入数量、税に関する情報、合計金額、お釣り等の会計に関する情報が記録される領域である。明細領域A2に記録される情報、及び、明細領域A2のサイズは、記録装置10が発行するレシートごとに異なる。
ボトムロゴ領域A3は、いわゆるボトムロゴが記録される領域である。ボトムロゴ領域A3は、長手方向に50ドットのサイズを有する。ボトムロゴ領域A3に記録される画像の内容、ボトムロゴ領域A3の位置、及び、ボトムロゴ領域A3のサイズは、記録装置10が発行するレシートによって相違しない。
レシートの発行に際し、ホストコンピューター11のアプリケーション実行部301は、レシートの発行に必要な情報をプリンタードライバー実行部302に出力する。
プリンタードライバー実行部302は、入力された情報に基づいて、トップロゴ領域A1の記録を指示する制御データ(以下、「制御データS1」と表現する。)、明細領域A2の記録を指示する制御データ(以下、「制御データS2」と表現する。)、及び、ボトムロゴ領域A3の記録を指示する制御データ(以下、「制御データS3」と表現する。)を生成する。
制御データS1の生成は以下の方法で実行される。プリンタードライバー実行部302の記録データ生成部3021は、入力された情報に基づいて、トップロゴ領域A1に記録する画像の記録データを生成する。次いで、プリンタードライバー実行部302の識別子生成部3022は、トップロゴ領域A1に係る記録データに基づいて、識別子を生成する。次いで、プリンタードライバー実行部302は、ヘッダー部D1の識別子格納エリアD11に生成した識別子が格納され、データ部D2に生成した記録データが格納された制御データS1を生成する。なお、制御データS1のヘッダー部D1に格納される命令コードは、記録データに基づく記録の実行後にロール紙の切断を実行しないことを指示する命令コードである。
プリンタードライバー実行部302は、制御データS3(ボトムロゴ領域A3の記録を指示する制御データ)を、制御データS1と同様の方法で生成する。なお、制御データS3のヘッダー部D1に格納される命令コードは、記録データに基づく記録の実行後にロール紙の切断を実行することを指示する命令コードである。
制御データS2の生成は以下の方法で実行される。プリンタードライバー実行部302の記録データ生成部3021は、入力された情報に基づいて、明細領域A2に記録する画像の記録データを生成する。次いで、プリンタードライバー実行部302は、ヘッダー部D1の識別子格納エリアD11にヌルデータが格納され、データ部D2に生成した記録データが格納された制御データS2を生成する。なお、制御データS2のヘッダー部D1に格納される命令コードは、記録データに基づく記録の実行後にロール紙の切断を実行しないことを指示する命令コードである。
プリンタードライバー実行部302は、制御データS1〜S3の生成後、ホスト通信部34を制御して、制御データS1→制御データS2→制御データS3の順番で、記録装置10に送信する。
記録装置10の制御部20は、上述した実施形態で説明した方法で、制御データS1、及び、制御データS3に基づく記録を記録部24に実行させる。従って、記録データ格納テーブル231に、制御データS1、又は、制御データS3に含まれる識別子が識別子フィールドF1に格納されたレコードがある場合は、スループットを向上して、記録を実行することができる。
また、記録装置10の制御部20は、制御データS2に基づいて、以下の方法で、記録を実行する。すなわち、制御部20は、制御データS2にヘッダー部D1の受信が完了すると、ヘッダー部D1の識別子格納エリアD11を参照し、当該エリアにヌルデータが格納されたことを認識する。識別子格納エリアD11にヌルデータが格納されたことを認識した場合、制御部20は、記録データ格納テーブル231を参照することなく、データ部D2に属するデータの受信が完了するまで待機し、当該データの受信の完了後、受信した記録データに基づいて記録部24に記録を実行させる。その後、制御部20は、記録データ格納テーブル231におけるレコードの生成を行わない。
この構成のため、発行するレシートごとに記録される画像の内容が異なる領域については、ホストコンピューター11による識別子の生成が行われず、処理効率が向上する。また、発行するレシートごとに記録される画像の内容が異なる領域の記録を指示する制御データを受信した場合、記録装置10の制御部20は、記録データ格納テーブル231に対応するレコードを生成しないため、使用しない不必要なレコードが生成されず、当該テーブルのデータ量の増大を抑制できる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
上述した実施形態では、ホストコンピューター11の制御で記録装置10がクーポンを発行するシステムを例にして発明を説明した。また、変形例では、ホストコンピューター11の制御で記録装置10がレシートを発行するシステムを例にして発明を説明した。ただし、発明が適用可能なシステム、装置は例示したものに限らない。
また、図1に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアにより任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。
1…記録システム、10…記録装置、11…ホストコンピューター(制御装置)、201…識別子判定部、202…記録制御部、203…格納部、204…消去部、23…記憶部、24…記録部、25…通信部(受信部)、3021…記録データ生成部、3022…識別子生成部、34…ホスト通信部(送信部)。

Claims (6)

  1. 記録データを生成する記録データ生成部と、
    前記記録データを識別する識別子を生成する識別子生成部と、
    前記識別子を格納するヘッダー部と、前記記録データを格納するデータ部と、を備える制御データを送信する送信部と、を有し、
    前記送信部により、前記ヘッダー部に属するデータ、前記データ部に属するデータの順番で前記制御データを送信する制御装置と、
    記録を実行する記録部と、
    前記識別子と前記記録データとを関連付けてテーブルに格納する記憶部と、
    前記制御装置の前記送信部で送信された前記ヘッダー部と前記データ部とをこの順で受信して、前記ヘッダー部に属するデータ、及び、前記データ部に属するデータを、この順に受信バッファーに格納する受信部と、
    前記受信部により前記ヘッダー部に属するデータの前記受信バッファーへの格納が完了したか否かを監視し、前記ヘッダー部に属するデータの前記受信バッファーへの格納が完了した場合に、前記テーブルを参照し、受信した前記ヘッダー部に格納された前記識別子が前記テーブルに格納された前記識別子に含まれるか否かを判定する識別子判定部と、
    前記識別子判定部で含まれると判定された場合、前記受信部による前記記録データの受信の完了を待たずに、前記識別子に関連付けて前記テーブルに格納された前記記録データを取得し、取得した記録データに基づいて、前記記録部に記録を実行させる記録制御部と、
    前記識別子判定部で含まれないと判定された場合、前記受信部で受信した前記識別子と、前記記録データとを関連付けて前記テーブルに格納する格納部と、を有する記録装置と、を備え、
    前記記録装置において、前記ヘッダー部に属するデータの前記受信バッファーへの格納が完了した場合に、前記識別子判定部は前記テーブルを参照せずに前記受信部で受信した前記ヘッダー部に特定のデータが格納されているか否かを認識し、前記識別子判定部が前記特定のデータが格納されていることを認識した場合、前記記録制御部は、前記テーブルを参照することなく、前記受信部による前記データ部の受信が完了するまで待機し、前記格納部は前記識別子と前記記録データとを関連付けて前記テーブルに格納する処理を行わない、ことを特徴とする記録システム。
  2. 前記記録装置の前記記録制御部は、
    前記識別子判定部で含まれないと判定された場合、前記受信部による前記記録データの受信が完了した後、受信が完了した前記記録データに基づいて、前記記録部に記録を実行させることを特徴とする請求項1記載の記録システム。
  3. 前記記録装置は、
    所定の条件が成立した場合、前記テーブルに記憶された前記識別子と前記記録データとの組み合わせを消去する消去部を備えることを特徴とする請求項またはに記載の記録システム。
  4. 前記記録装置の前記消去部は、
    前記識別子判定部で含まれると判定される回数の低い前記識別子と、前記記録データとの組み合わせを優先的に消去することを特徴とする請求項に記載の記録システム。
  5. 制御装置で、記録データを生成し、前記記録データを識別する識別子を生成し、前記識別子を格納するヘッダー部と前記記録データを格納するデータ部とを備える制御データを、前記ヘッダー部に属するデータ、前記データ部に属するデータの順番で送信し、
    記録装置で、前記識別子と前記記録データとを関連付けてテーブルに記憶し、前記制御装置で送信された前記ヘッダー部と前記データ部とをこの順で受信して、前記ヘッダー部に属するデータ、及び、前記データ部に属するデータを、この順に受信バッファーに格納する第1処理と、前記ヘッダー部に属するデータの前記受信バッファーへの格納が完了したか否かを監視し、前記ヘッダー部に属するデータの前記受信バッファーへの格納が完了した場合に、前記テーブルを参照し、受信した前記ヘッダー部に格納された前記識別子が、前記テーブルに格納された前記識別子に含まれるか否かを判定する第2処理と、を実行し、前記第2処理で含まれないと判定された場合、受信した前記識別子と、前記記録データとを関連付けて前記テーブルに格納し、前記第2処理で含まれると判定した場合、前記記録データの受信の完了を待たずに、前記識別子に関連付けた前記記録データを取得し、取得した記録データに基づいて記録を実行し、
    前記ヘッダー部に属するデータの前記受信バッファーへの格納が完了した場合に、前記テーブルを参照せずに、受信した前記ヘッダー部に特定のデータが格納されているか否かを認識し、前記特定のデータが格納されていることを認識した場合、前記テーブルを参照することなく、前記データ部の受信が完了するまで待機し、前記識別子と前記記録データとを関連付けて前記テーブルに格納する処理を行わない、ことを特徴とする記録制御方法。
  6. 記録を実行する記録部と、
    識別子と記録データとを関連付けてテーブルに格納する記憶部と、
    外部装置から、前記識別子が格納されたヘッダー部と前記記録データが格納されたデータ部とを備える制御データを、前記ヘッダー部に属するデータ、前記データ部に属するデータの順番で受信して、前記ヘッダー部に属するデータ、及び、前記データ部に属するデータを、この順に受信バッファーに格納する受信部と、
    前記受信部により前記ヘッダー部に属するデータの前記受信バッファーへの格納が完了したか否かを監視し、前記ヘッダー部に属するデータの前記受信バッファーへの格納が完了した場合に、前記テーブルを参照し、受信した前記ヘッダー部に格納された前記識別子が前記テーブルに格納された前記識別子に含まれるか否かを判定する識別子判定部と、
    前記識別子判定部で含まれると判定された場合、前記受信部による前記記録データの受信の完了を待たずに、前記識別子に関連付けて前記テーブルに格納された前記記録データを取得し、取得した記録データに基づいて、前記記録部に記録を実行させる記録制御部と、
    前記識別子判定部で含まれないと判定された場合、前記受信部で受信した前記識別子と、前記記録データとを関連付けて前記テーブルに格納する格納部と、を有し、
    前記ヘッダー部に属するデータの前記受信バッファーへの格納が完了した場合に、前記識別子判定部は前記テーブルを参照せずに前記受信部で受信した前記ヘッダー部に特定のデータが格納されているか否かを認識し、前記識別子判定部が前記特定のデータが格納されていることを認識した場合、前記記録制御部は、前記テーブルを参照することなく、前記受信部による前記データ部の受信が完了するまで待機し、前記格納部は前記識別子と前記記録データとを関連付けて前記テーブルに格納する処理を行わない、ことを特徴とする記録装置。
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