JP2013120481A - 定型印字情報処理プログラム、定型印字情報処理方法、記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作端末において表示する文字列の態様が、印字ラベル作成装置で印字形成されるときの文字列の態様と異なるのを防止し、利便性を向上する。
【解決手段】PC118のCPUは、所定の定型印字情報作成アプリケーションプログラムを用いて、印字ラベルLの作成時に使用されるテンプレートTを作成し、作成されたテンプレートTに含まれる文字列R−1を抽出する。またCPUは、所定の定型印字情報転送アプリケーションプログラムの言語情報に基づき、上記テンプレートTに対して適用すべきフォント種類を決定し、テンプレートTから抽出された文字列R−1のフォントを、上記決定されたフォントに変換する。さらに、CPUは、フォントが変換された文字列R−1を含むテンプレートTを表示部118aに表示し、表示されたテンプレートTを印字ラベル作成装置1へ転送する。
【選択図】図7
【解決手段】PC118のCPUは、所定の定型印字情報作成アプリケーションプログラムを用いて、印字ラベルLの作成時に使用されるテンプレートTを作成し、作成されたテンプレートTに含まれる文字列R−1を抽出する。またCPUは、所定の定型印字情報転送アプリケーションプログラムの言語情報に基づき、上記テンプレートTに対して適用すべきフォント種類を決定し、テンプレートTから抽出された文字列R−1のフォントを、上記決定されたフォントに変換する。さらに、CPUは、フォントが変換された文字列R−1を含むテンプレートTを表示部118aに表示し、表示されたテンプレートTを印字ラベル作成装置1へ転送する。
【選択図】図7
Description
本発明は、印字ラベル作成装置に接続された操作端末で用いられる定型印字情報処理プログラム及び定型印字情報処理方法、並びに、上記定型印字情報処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
操作端末(コンピュータ装置)と印字ラベル作成装置(テープ印刷装置)とが接続され、操作者が操作端末を介し印字ラベル作成装置を操作して印字ラベル(印刷テープ)を作成可能なシステムが既に知られている(例えば、特許文献1参照)。この従来技術では、操作者が所望の態様の印字ラベルを簡単に作成できるように、印字ラベル作成装置では定型印字情報(いわゆるテンプレート)を用いることができる。また、操作端末の演算手段には、所定の定型印字情報作成アプリケーションプログラム(エディタ)が予めインストールされており、上記定型印字情報の内容を所望に編集することができる。操作者は、表示手段(表示装置)での表示により編集後の定型印字情報の内容を確認した後、印字ラベル作成装置に当該定型印字情報を転送することができる。
上記従来技術では、以下の課題が存在する。
すなわち、定型印字情報には、例えば、枠線や罫線等の線図部分と、その線図部分に対応付けた位置に適宜に配置される文字列部分と、が含まれる(線図部分がない場合もある)。操作端末はパソコン等によって構成されるので、文字列の表示のために多種類のフォントが予め用意されている。一方、印字ラベル作成装置は、機能上の制約により、上記パソコンとは異なり、それほど多くのフォントが用意されていない場合が多い。したがって、操作者により編集された定型印字情報が操作端末の表示手段で表示されたとき、そのときに文字列に使用されているフォントが、印字ラベル作成装置においては用意されていないフォントである可能性がある。
このような場合、操作端末は、そのようなフォントの文字列を備えた定型印字情報を、印字ラベル作成装置が保有する別のフォントに変換して印字ラベル作成装置へ転送する。したがって、操作端末で定型印字情報作成時に使用される多種多様な種類のフォントは、ある範囲の複数種類のフォントごとに集約されて、印字ラベル作成装置で使用される1種類のフォントが対応付けられることとなる。このように、操作端末側と印字ラベル作成装置側とで保有可能なフォントの種類数に差があることに由来し、操作端末で定型印字情報作成時に使用されるフォントと印字ラベル作成装置での印字形成時に使用されるフォントとは、必ずしも一対一には対応しなくなる。
この結果、操作端末で適宜のフォントを用いた文字列を含む定型印字情報が印字ラベル作成装置へ転送された後、その定型印字情報を用いて印字ラベルが作成されたとき、印字形成された文字列の態様が、操作者が定型印字情報の編集時に意図した態様と異なってしまう可能性があった。言い換えれば、印字ラベル作成装置で印字形成されるときの文字列の態様とは異なる態様で、操作端末が文字列を表示する可能性があった。
本発明の目的は、操作端末において表示する文字列の態様が、印字ラベル作成装置で印字形成されるときの文字列の態様と異なるのを防止し、利便性を向上できる、定型印字情報処理プログラム、定型印字情報処理方法、及び記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明の定型印字情報処理プログラムは、印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置に接続可能に構成されるとともに、操作手段と、表示手段と、演算手段と、を備えた操作端末に備えられた、前記演算手段に対し、前記操作手段を介した操作者の操作に基づき、前記操作端末が接続される前記印字ラベル作成装置に対応させて予め前記演算手段にインストールされた所定の定型印字情報作成アプリケーションプログラムを用いて、前記印字ラベル作成装置での前記印字ラベルの作成時に使用される定型印字情報を、作成する定型印字作成手順と、前記定型印字作成手順で作成された前記定型印字情報に含まれる文字列を抽出する文字列抽出手順と、前記定型印字作成手順で作成された前記定型印字情報に関連する定型印字周辺情報、又は、前記文字列抽出手順で前記定型印字情報から抽出された前記文字列に関連する文字列周辺情報、に基づき、前記定型印字情報に対して適用すべきフォントを決定するフォント決定手順と、前記文字列抽出手順で前記定型印字情報から抽出された前記文字列のフォントを、前記フォント決定手順により決定されたフォントに変換するフォント変換手順と、前記フォント変換手順でフォントが変換された前記文字列を含む前記定型印字情報を前記表示手段に表示する定型印字表示手順と、前記操作端末が接続される前記印字ラベル作成装置に対応させて予め前記演算手段にインストールされた所定の定型印字情報転送アプリケーションプログラムを用いて、前記定型印字表示手順で表示された前記定型印字情報を前記印字ラベル作成装置へ転送する定型印字転送手順と、を実行させる。
本願発明の対象となる操作端末は、印字ラベル作成装置に接続されている。操作者は、操作端末を介し印字ラベル作成装置を操作することで印字ラベルを作成することができる。このとき、所望の態様の印字ラベルを簡単に作成できるように、印字ラベル作成装置では定型印字情報(いわゆるテンプレート)を用いることができる。また、操作端末の演算手段には、所定の定型印字情報作成アプリケーションプログラムが予めインストールされており、上記定型印字情報の内容を所望に編集することができる。操作者は、表示手段での表示により編集後の定型印字情報の内容を確認した後、印字ラベル作成装置に当該定型印字情報を転送することができる。
そして、本願発明の定型印字情報処理プログラムでは、操作端末側のフォントが印字ラベル作成装置側のフォントと不一致になる前述のような弊害を回避するために、操作端末に、定型印字作成手順、文字列抽出手順、フォント決定手順を実行する。
すなわち、定型印字作成手順で、操作手段を介した操作者の操作に基づき定型印字情報作成アプリケーションプログラムにより定型印字情報が作成されると、文字列抽出手順で、その作成された定型印字情報に含まれる文字列が抽出される。そして、フォント決定手順で、上記文字列に関連する文字列周辺情報(又は、上記定型印字情報に関連する定型印字周辺情報)等に基づき、定型印字情報に対して適用すべきフォントが決定される。文字列周辺情報の例としては、文字列に含まれる各文字に対応する文字コードや、複数の文字列を適宜に区切って生成される単語、等がある。定型印字周辺情報の例としては、印字ラベル作成装置への転送時に用いる定型印字情報転送アプリケーションプログラムで使用される言語情報、等がある。
その後、フォント変換手順で、上記文字列抽出手順で定型印字情報から抽出された文字列のフォントを、上記のように決定されたフォントに変換する。なお、上記のようにしてフォントが変換された文字列を含む定型印字情報は、定型印字表示手順において表示手段で表示された後、定型印字転送手順で印字ラベル作成装置へ転送される。
本願発明では、上記のように、定型印字周辺情報や文字列周辺情報を用いて、定型印字情報に含まれる文字列のフォントを、印字ラベル作成装置側のフォントに対応させたフォントに変換する。これにより、操作端末において表示する文字列の態様が、印字ラベル作成装置で印字形成されるときの文字列の態様と異なるのを防止することができる。この結果、操作者の利便性を向上することができる。
本発明によれば、操作端末において表示する文字列の態様が、印字ラベル作成装置で印字形成されるときの文字列の態様と異なるのを防止し、利便性を向上することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施形態の印字ラベル作成装置を備えたラベル生成システムを、図1により説明する。
図1に示すこのラベル生成システムLSにおいて、印字ラベル作成装置1は、有線あるいは無線による通信回線NWを介してPC118(操作端末)に接続されている。上記PC118は、液晶ディスプレイ等の表示部118a(表示手段)と、キーボードやマウス等である操作部118b(操作手段)と、図示しないCPU(演算手段)やメモリ(RAMやROM)等を備えた制御部を有している。上記CPUは、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って処理を行う。このプログラムには、後述する図9の制御手順を実行するための定型印字情報処理プログラム(詳細は後述)が含まれている。なお、当該定型印字情報処理プログラムは、事前にROMに記憶させておくのではなく、適宜の記録媒体に記録しておいてもよい。この場合、当該記録媒体に対し適宜のタイミングでPC118のCPUが読み取りを行って当該定型印字情報処理プログラムの取得を行い、取得後にCPUが当該プログラムを実行する。
印字ラベル作成装置1の構成を図2及び図3を用いて説明する。図2及び図3において、印字ラベル作成装置1は、樹脂製の本体筐体2と、本体筐体2の上側を覆うように後側上端縁部に開閉自在に取り付けられた透明樹脂製の上カバー5とを備えている。上カバー5の前側のフロントカバー6には、印字が形成された後のラベル用テープ30A(被印字テープ)を外部に排出する排出口6Aが形成されている。
本体筐体2には、所定幅の上記ラベル用テープ30Aがロール状に巻回されたラベル用テープロール30が収納されている(図3参照)。このラベル用テープ30Aは、自己発色性を有する長尺状の感熱シート(いわゆるサーマルペーパー)と、該感熱シートの片面に粘着剤を介して貼り合わされた離型紙とから構成される。ラベル用テープロール30は、例えばカートリッジ化されたものであり、本体筐体2には、このカートリッジを着脱自在なカートリッジホルダ(図示せず)が設けられている。なお、上記のようなカートリッジ方式ではなく、ラベル用テープロール30を直接本体筐体2の内部に収納し、ラベル用テープロール30を本体筐体2の内部で回転させながら、ラベル用テープ30Aを繰り出すようにしてもよい。
ラベル用テープロール30から繰り出されたラベル用テープ30Aは、搬送手段としてのプラテンローラ26により搬送される(図3参照)。プラテンローラ26は、プラテンローラ用モータ208によって駆動される。その駆動により、ラベル用テープ30Aに搬送力が働き、ラベル用テープ30Aがラベル用テープロール30から繰り出される。プラテンローラ用モータ208の制御は、プラテンローラ駆動回路209によって行われる。搬送されるラベル用テープ30Aは、サーマルヘッド31とプラテンローラ26との間を通って排出口6Aへと導かれる。なお、センサ239は、上記ラベル用テープ30Aに適宜の識別用マークが設けられている場合に、当該マークを検出する。
サーマルヘッド31は、ラベル用テープ30Aの搬送方向と直交する方向に、複数個の発熱素子を備えている(図示せず)。サーマルヘッド31の発熱素子が設けられた面と対向する側に、上記プラテンローラ26は配置されている。発熱素子には、印字すべきドットパターンデータに従って通電がなされ、これによって、ラベル用テープロール30から繰り出されたラベル用テープ30A上に文字や図像等が印字される。サーマルヘッド31に設けられた各発熱素子の駆動は、印刷駆動回路205によって行われる。
排出口6Aの内側には、固定刃41Bと可動刃41Aを備えたカッターユニット40が配置されている(図3参照)。サーマルヘッド31により印字が行われたラベル用テープ30Aは、切断用モータやソレノイド等のアクチュエータ(図示せず)により所定のタイミングで可動刃41Aが往復移動することで切断され、所定長さの印字ラベルL(後述の図4(c)参照)となって排出口6Aから排出される。なお、このようなアクチュエータの駆動力による自動切断動作ではなく、操作者が可動刃41Aを手動で往復移動させて切断する、手動切断としてもよい。
排出口6Aの上側の前面部には、上記キー入力部4が配置されている(図2参照)。キー入力部4は、複数(この例では9個)のキー4A,4B,4C,4D,4E,4F,4G,4H,4Iを備えている。
フロントカバー6の下側縁部には、フロントカバー6の前側を覆うようにトレー部材9が開閉自在に取り付けられている(図2参照)。トレー部材9は、上端部に形成された凹み部9Aに操作者が指を掛け前側に回動させることにより、開く。なお、図示していないが、本体筐体2の背面部には図示しない電源コードが接続されるインレットと、複数のUSB(Universal Serial Bus)コネクタとが設けられている。また本体筐体2の適宜の箇所に、上記電源コードを介した給電により装置電源をON又はOFFする電源スイッチが設けられている(いずれかのキー4A〜4Iがこの電源スイッチ機能を備えていてもよい)。上記USBコネクタを用いることで、通信回線NWを介してPC118との接続が可能となる。
制御回路210は、いわゆるマイクロコンピュータであり、例えばRAMやROMからなるメモリ210Aを備える。また制御回路210は、メモリ210A以外にも、詳細な図示を省略するが、中央演算処理装置であるCPU等を備えている。このCPUは、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って処理を行う。このプログラムには、後述する図10の制御手順を実行するための印字ラベル作成プログラムが含まれている。制御回路210は、プラテンローラ駆動回路209及び印刷駆動回路205等を介し、印字ラベル作成装置1全体の動作を制御する。すなわち、制御回路210は、PC118から転送されてきた編集後の印字データ(後述のテンプレートを含む)に従って、プラテンローラ26によりラベル用テープ30Aを繰り出しつつサーマルヘッド31による印刷を行わせ、印字ラベルLを作成する。
また制御回路210には、上記キー入力部4が接続されている。図示を省略しているが、上記切断用のアクチュエータを制御する切断用駆動回路も接続される。なお、制御回路210は、上記電源コードに接続された電源回路211Aにより給電されるとともに、通信回路211Bを介し上記通信回線NWに接続されている。この結果、制御回路210は、通信回線NWに接続された上記PC118や、さらには図示しないサーバ、他の端末等との間で情報のやりとりが可能となっている。
<本実施形態の特徴>
上記の基本構成において、本実施形態の特徴は、操作者がPC118でテンプレートを編集する際に表示される文字列の態様(フォントの種類)を、その後印字ラベル作成装置1で文字列を印字形成するときの態様(フォントの種類)に近づけることにある。以下、その詳細を順を追って説明する。
上記の基本構成において、本実施形態の特徴は、操作者がPC118でテンプレートを編集する際に表示される文字列の態様(フォントの種類)を、その後印字ラベル作成装置1で文字列を印字形成するときの態様(フォントの種類)に近づけることにある。以下、その詳細を順を追って説明する。
<テンプレートを用いた印字ラベルの作成>
本実施形態では、前述したように、PC118が印字ラベル作成装置1に接続されている。操作者は、PC118の操作部118bを介し表示部118aの編集画面で編集操作を行うことで印字ラベルLを作成することができる。このとき、所望の態様の印字ラベルLを簡単に作成できるように、本実施形態では、定型印字情報としてのテンプレートが用意されている。テンプレートには、一般的に、枠線や罫線等の線図部分や、その線図部分に対応付けた位置に適宜に配置される文字列部分とが含まれる(線図部分がない場合もある)。また文字列部分は、通常、操作者が自由に操作入力できる部分を含む。本実施形態では、操作者は、PC118において、テンプレートに対して適宜の入力を行って上記文字列部分を編集した後、その編集後のテンプレートを印字ラベル作成装置1に転送することで、当該テンプレートを用いて印字ラベルLを作成することができる。
本実施形態では、前述したように、PC118が印字ラベル作成装置1に接続されている。操作者は、PC118の操作部118bを介し表示部118aの編集画面で編集操作を行うことで印字ラベルLを作成することができる。このとき、所望の態様の印字ラベルLを簡単に作成できるように、本実施形態では、定型印字情報としてのテンプレートが用意されている。テンプレートには、一般的に、枠線や罫線等の線図部分や、その線図部分に対応付けた位置に適宜に配置される文字列部分とが含まれる(線図部分がない場合もある)。また文字列部分は、通常、操作者が自由に操作入力できる部分を含む。本実施形態では、操作者は、PC118において、テンプレートに対して適宜の入力を行って上記文字列部分を編集した後、その編集後のテンプレートを印字ラベル作成装置1に転送することで、当該テンプレートを用いて印字ラベルLを作成することができる。
上記編集前の原型テンプレートT−0の概念的構成を図4(a)に示す。図4(a)において、原型テンプレートT−0では、この例では5つの文字列に対応したテキスト印字(この例では後述のように「名古屋太郎」の文字)のための領域AR−1が予め用意されている。なお、この時点では領域AR−1には何も入力がなされず、実際には空欄のままである。
操作者は、表示部118aの編集画面に上記原型テンプレートT−0を表示させた状態で、操作部118bにより所望に編集を行うことができる。この編集のために、PC118の上記CPUには、所定の定型印字情報作成アプリケーションプログラム(いわゆるエディタ)が予めインストールされている。この編集後のテンプレートTの概念的構成を図4(b)に示す。図4(b)において、この例では、領域AR−1に対し、操作者の上記編集により「名古屋太郎」の文字列R−1が入力されている。
ここで、PC118の上記CPUには、所定の定型印字情報転送アプリケーションプログラム(いわゆるトランスファーマネージャ)が予めインストールされている。操作者は、上記定型印字情報転送アプリケーションプログラムによる表示部118aでの所定の転送画面の表示により編集後のテンプレートTの内容を確認した後、印字ラベル作成装置1に当該テンプレートTを転送することができる。印字ラベル作成装置1は、この転送されたテンプレートTを用いて、印字ラベルLを作成する。生成された印字ラベルLの一例を図4(c)に示す。図4(c)において、この例では、印字ラベルLには、上記テンプレートTの「名古屋太郎」の文字列R−1に対応した、「名古屋太郎」の文字列R−2が印字形成されている。なお、上記の転送後は、PC118と印字ラベル作成装置1との接続を切り離した印字ラベル作成装置1単独の状態で、印字ラベルLを作成可能としてもよい。
<フォント種類の集約、変換>
ところで、PC118は、通常のパソコン等によって構成されるので、文字の形を表現するフォントデータとして、多種類のフォントが予め用意されている。一方、印字ラベル作成装置1は、機能上の制約により、上記パソコンとは異なり、それほど多くのフォントが用意されていない場合が多い。したがって、操作者により編集されたテンプレートTがPC118の表示部118aで表示されたとき、そのときに文字列R−1に使用されているフォントが、印字ラベル作成装置1においては用意されていないフォントである可能性がある。
ところで、PC118は、通常のパソコン等によって構成されるので、文字の形を表現するフォントデータとして、多種類のフォントが予め用意されている。一方、印字ラベル作成装置1は、機能上の制約により、上記パソコンとは異なり、それほど多くのフォントが用意されていない場合が多い。したがって、操作者により編集されたテンプレートTがPC118の表示部118aで表示されたとき、そのときに文字列R−1に使用されているフォントが、印字ラベル作成装置1においては用意されていないフォントである可能性がある。
そこで、PC118は、上記のようなフォントの文字列を備えたテンプレートTが作成された場合、そのテンプレートTの文字列を、印字ラベル作成装置1が保有する別のフォントに変換して印字ラベル作成装置1へ転送する。したがって、PC118でテンプレートTの作成時に使用される多種多様な種類のフォントは、ある範囲の複数種類のフォントごとに集約されて、印字ラベル作成装置1で使用される1種類のフォントが対応付けられることとなる。本実施形態では、そのような変換の一例として、文字コードを用いた変換が行われる。本実施形態のPC118で実行される、上記の文字コードを用いた変換を図5を用いて説明する。
本実施形態では、図5に示す文字コード表LCがPC118に組み込まれている。文字コード表LCには、例えば世界中のすべての言語のすべての文字や記号に対し1つ1つの文字コードが対応付けられている。この文字コードは、例えば16進数で表される(後述の図6も参照)。そして、PC118では、例えば「名古屋太郎」という文字列R−1が備えられたテンプレートTが、ゴシック体フォントを用いて作成された場合であっても、明朝体フォントを用いて作成された場合であっても、行書体フォントを用いて作成された場合であっても、当該文字列R−1が、「名」「古」「屋」「太」「郎」それぞれの文字コード(例えば、16進数表記)に変換される。そして、PC118では、例えば、「名」「古」「屋」「太」「郎」それぞれの文字コードが日本語に相当する文字コードであることに対応し、日本語に対して一義的に定められた所定の日本語フォント(この例では美杉ゴシック体)を、上記「名」「古」「屋」「太」「郎」それぞれの文字コードに対応付けて、印字ラベル作成装置1へ転送する。これにより、印字ラベル作成装置1は、「名古屋太郎」の文字列R−2が美杉ゴシック体フォントを用いて形成された、印字ラベルLを作成する。すなわち、PC118においてテンプレートTの作成時に使用された、ゴシック体、明朝体、行書体、の3種類のフォントが、印字ラベル作成装置1側の機能に対応させて、美杉ゴシック体という1種類のフォントに集約される形で変換される。以上のようにして、本実施形態では、PC118で使用される多種多様な種類のフォントは、ある範囲の複数種類のフォントごとに、印字ラベル作成装置1で使用される1種類のフォントが対応付けられる。
<フォント種類の不一致による弊害>
上記のように、PC118側と印字ラベル作成装置1側とで保有可能なフォントの種類数に差があることに由来し、PC118で使用されるフォントと印字ラベル作成装置1で使用されるフォントとは、必ずしも一対一には対応していない。この結果、PC118で適宜のフォントを用いた文字列を含むテンプレートTが印字ラベル作成装置1へ転送された後、そのテンプレートTを用いて印字ラベル作成装置1が印字ラベルLを作成したとき、印字形成された文字列の態様が、操作者がテンプレートTの編集時に意図した態様と大きく異なってしまう可能性がある。言い換えれば、操作者がテンプレートTの編集時にPC118の表示部118aで表示される文字列の態様が、印字ラベル作成装置1で印字形成されるときの文字列の態様とは大きく異なっている可能性がある。特に、上記のような弊害が顕著に起こりうる例を、本実施形態の比較例として、図6を用いて説明する。
上記のように、PC118側と印字ラベル作成装置1側とで保有可能なフォントの種類数に差があることに由来し、PC118で使用されるフォントと印字ラベル作成装置1で使用されるフォントとは、必ずしも一対一には対応していない。この結果、PC118で適宜のフォントを用いた文字列を含むテンプレートTが印字ラベル作成装置1へ転送された後、そのテンプレートTを用いて印字ラベル作成装置1が印字ラベルLを作成したとき、印字形成された文字列の態様が、操作者がテンプレートTの編集時に意図した態様と大きく異なってしまう可能性がある。言い換えれば、操作者がテンプレートTの編集時にPC118の表示部118aで表示される文字列の態様が、印字ラベル作成装置1で印字形成されるときの文字列の態様とは大きく異なっている可能性がある。特に、上記のような弊害が顕著に起こりうる例を、本実施形態の比較例として、図6を用いて説明する。
<CJK統合文字コードエリア>
図6において、前述の文字コード表LCは、通常、基本的に、各国の言語毎に領域分けされている。図示の例では、日本語の文字に対応した日本語文字コード領域LCa、中国語の文字に対応した中国語文字コード領域LCb、韓国語の文字に対応した韓国語文字コード領域LCcが設けられている。しかしながら、単純に各国毎に領域分けを行ったのでは膨大な数の文字コードが必要となることから、複数の言語に共通の文字については、当該共通の文字用の領域を別個設けて配置している。図示の例では中国語、日本語、韓国語に共通の文字(いわゆるCJK統合漢字)について、CJK統合漢字文字コード領域LCxが設けられている。そして、日本語の文字のうち上記CJK統合漢字に該当しない文字(すなわち日本語固有の文字)が上記日本語文字コード領域LCaに配置され、中国語の文字のうち上記CJK統合漢字に該当しない文字(すなわち中国語固有の文字)が上記中国語文字コード領域LCbに配置され、韓国語の文字のうち上記CJK統合漢字に該当しない文字(すなわち韓国語固有の文字)が上記韓国語文字コード領域LCcに配置されている。
図6において、前述の文字コード表LCは、通常、基本的に、各国の言語毎に領域分けされている。図示の例では、日本語の文字に対応した日本語文字コード領域LCa、中国語の文字に対応した中国語文字コード領域LCb、韓国語の文字に対応した韓国語文字コード領域LCcが設けられている。しかしながら、単純に各国毎に領域分けを行ったのでは膨大な数の文字コードが必要となることから、複数の言語に共通の文字については、当該共通の文字用の領域を別個設けて配置している。図示の例では中国語、日本語、韓国語に共通の文字(いわゆるCJK統合漢字)について、CJK統合漢字文字コード領域LCxが設けられている。そして、日本語の文字のうち上記CJK統合漢字に該当しない文字(すなわち日本語固有の文字)が上記日本語文字コード領域LCaに配置され、中国語の文字のうち上記CJK統合漢字に該当しない文字(すなわち中国語固有の文字)が上記中国語文字コード領域LCbに配置され、韓国語の文字のうち上記CJK統合漢字に該当しない文字(すなわち韓国語固有の文字)が上記韓国語文字コード領域LCcに配置されている。
上述したように、PC118は、上記文字コード表LCを用いて、テンプレートTの文字列を文字コードに変換し、当該文字コードに対し一義的に定められたフォントを対応付けて印字ラベル作成装置1へ転送する。例えば、テンプレートTの文字列R−1それぞれの文字コードが上記日本語文字コード領域LCaに配置されている場合には、前述のように、日本語に対して一義的に定められた所定の日本語フォント(美杉ゴシック体)を対応付けることができる。また、テンプレートTの文字列R−1それぞれの文字コードが上記中国文字コード領域LCbに配置されている場合には、中国語に対して一義的に定められた所定の中国語フォント(図示の例では、Simhei)を対応付けることができる。また、テンプレートTの文字列R−1それぞれの文字コードが上記韓国文字コード領域LCcに配置されている場合には、韓国語に対して一義的に定められた所定の韓国語フォント(図示の例では、UnPen)を対応付けることができる。
ここで、図6に示すように、例えば、「日本 中国」という文字列R−1を含むテンプレートTが作成された場合を考える。これら「日」「本」「中」「国」の文字は、いずれも、日本語にも中国語にも韓国語にも存在して共用される文字であることから、それぞれの文字は、上記文字コード表LCの上記CJK統合漢字文字コード領域LCxに配置されている。このような場合には、上述の手法のままでは、PC118は、上記日本語フォント(美杉ゴシック体)、中国語フォント(Simhei)、韓国語フォント(図示の例では、UnPen)のいずれを対応付けるかを、一義的に決定することができない。この結果、テンプレートTが印字ラベル作成装置1へ転送された後、そのテンプレートTを用いて印字ラベルLが作成されたとき、印字ラベルLに印字形成された文字列の態様が、操作者が編集時に意図した態様と異なってしまう可能性がある。具体的には、例えば、操作者が中国語としての「日本 中国」を印字形成した印字ラベルLを作成することを意図している(本来ならフォント種類としてSimpeiを使用すべき)のに、印字ラベル作成装置1が美杉ゴシック体の「日本 中国」を印字形成したり、操作者が日本語としての「日本 中国」を印字形成した印字ラベルLを作成することを意図している(本来ならフォント種類として美杉ゴシックを使用すべき)のに、印字ラベル作成装置1がUnPenの「日本 中国」を印字形成したりする場合が起こりうる。
<本実施形態の手法>
そこで、本実施形態では、上記のようなフォント種類の不一致による弊害を回避するために、前述した定型印字情報転送アプリケーションプログラムで使用される言語に基づいて、テンプレートTの表示時に使用するフォントの種類を決定する。
そこで、本実施形態では、上記のようなフォント種類の不一致による弊害を回避するために、前述した定型印字情報転送アプリケーションプログラムで使用される言語に基づいて、テンプレートTの表示時に使用するフォントの種類を決定する。
すなわち、図7に示すように、印字ラベル作成装置1には、前述の定型印字情報作成アプリケーションプログラムと定型印字情報転送アプリケーションプログラムとが(例えば適宜のディスク等の記録媒体に記録される形で)同梱されている。通常、PC118を印字ラベル作成装置1に接続する前に、当該PC118に対して上記定型印字情報作成アプリケーションプログラムと上記定型印字情報転送アプリケーションプログラムとがインストールされる。
ここで、通常、印字ラベル作成装置1は、操作者が使用する各国(各仕向地)ごとに仕様が異なる。そして、世界各国で使用される種々の言語は、既に述べたように、各言語に固有の字体などに対応する形で固有のフォントに対応付けられている場合が多い。そして、印字ラベル作成装置1に同梱された上記アプリケーションプログラムをPC118がインストールした場合には、当該アプリケーションプログラムの言語は、印字ラベル作成装置1に対応しているはずである。本実施形態ではこのことを利用し、印字ラベル作成装置1への転送時に用いる定型印字情報転送アプリケーションプログラムで使用される言語情報を検出し、その検出された言語情報を定型印字周辺情報として用いて、テンプレートTを表示する際に適用すべきフォントの種類を決定する。
<テンプレート作成時の入力操作画面>
図8は、上記PC118のCPUにインストールされた上記定型印字情報作成アプリケーションプログラムに基づき、表示部118aに表示される入力操作画面16Aの一例を示している。図8において、入力操作画面16A上には、編集データの各種処理を行うための処理アイコン16aと、編集用アイコン16bと、編集プレビュー表示画面16cと、フォント種類表示欄16eと、文字サイズ表示欄16fと、が備えられている。
図8は、上記PC118のCPUにインストールされた上記定型印字情報作成アプリケーションプログラムに基づき、表示部118aに表示される入力操作画面16Aの一例を示している。図8において、入力操作画面16A上には、編集データの各種処理を行うための処理アイコン16aと、編集用アイコン16bと、編集プレビュー表示画面16cと、フォント種類表示欄16eと、文字サイズ表示欄16fと、が備えられている。
編集プレビュー表示画面16cには、操作者による操作部118bを介した適宜の操作によって、定型印字情報作成アプリケーションプログラムによるテンプレートTが作成される。フォント種類表示欄16eには、この例では、文字列R−1を形成するフォント種類としてゴシック体が使用されている状態を表している。
なお、プレビュー表示画面16cの下側には、編集終了ボタン16dが設けられている。例えば操作者が操作部118bを操作してこの編集終了ボタン16dをクリックすることで、入力操作画面16A上において、定型印字情報転送アプリケーションプログラムの入力操作画面17Aが自動的に開く。
<テンプレート転送時の入力操作画面>
図9に上記入力操作画面17Aの一例を示す。このとき、上述したように、本実施形態では、上記定型印字情報転送アプリケーションプログラムで使用される言語情報に基づき、テンプレートTを表示する際に適用すべきフォントの種類が決定される。この入力操作画面17Aは、上記言語情報が中国語であった場合、言い換えれば、印字ラベル作成装置1の仕向地が中国であった場合、を例にとって示している。
図9に上記入力操作画面17Aの一例を示す。このとき、上述したように、本実施形態では、上記定型印字情報転送アプリケーションプログラムで使用される言語情報に基づき、テンプレートTを表示する際に適用すべきフォントの種類が決定される。この入力操作画面17Aは、上記言語情報が中国語であった場合、言い換えれば、印字ラベル作成装置1の仕向地が中国であった場合、を例にとって示している。
この入力操作画面17Aには、印字ラベル作成装置1の機種名を選択可能に表示する機器表示ボックス17aと、「転送(但し、中国語表記である)」ボタン17bと、「閉じる(但し、中国語表記である)」ボタン17cと、PC118で用意されている複数のテンプレートTをリスト表示するテンプレート一覧ボックス17dと、各テンプレートTに対応したプレビュー画像が表示される転送プレビュー表示画面17fと、が設けられている。
機器表示ボックス17aには、この例では、複数の印字ラベル作成装置1の機種名が一括して表示(この例ではプルダウン表示)される。操作者が操作部118bを適宜に操作し、このようにして表示された印字ラベル作成装置1の機種名のうち、いずれか1つを選択すると、当該選択された機種名に対応したテンプレートTが検索される。この検索結果が、上記テンプレート一覧ボックス17dにリスト表示される。
テンプレート一覧ボックス17dには、各テンプレートTの名称、バージョン名、容量(サイズ)がこの順序で表示されている。この例では、上記機器表示ボックス17aでの「QL−700」の選択に対応するテンプレートTとして、「備品管理ラベル(18mm)テンプレート」「備品管理ラベル(24mm)テンプレート」「ファイルラベル(12mm)テンプレート」「ファイルラベル(18mm)テンプレート」「名札ラベル(18mm)テンプレート」「名札ラベル(24mm)テンプレート」の6種類が、中国語表記で表示されている。
一方、テンプレート一覧ボックス17dの各テンプレートTの名称の表示の左端には、当該テンプレートTを操作者が選択可能とするためのチェックボックスが設けられている。操作者が操作部118bを適宜に操作し、上記一覧表示されたテンプレートTのいずれかのチェックボックスにチェックを入れて選択すると、転送プレビュー表示画面17fにこのテンプレートTの画像がプレビュー表示される。前述したように、図8の編集プレビュー表示画面16cでのテンプレートTの「日本 中国」の文字列R−1は、操作者によるテンプレート作成時のフォント種類、すなわちゴシック体での表示となっていた。これに対し、この転送プレビュー表示画面17fでのテンプレートTの「日本 中国」の文字列R−1は、中国語に対応したフォント種類、すなわちShimHeiでの表示となっている。
そして、操作者が操作部118bの適宜の操作により上記「転送」ボタン17bを押すことにより、上記のようにして選択されたテンプレートTがPC118から印字ラベル作成装置1へ転送される。なお、図示の例では、「ファイルラベル(12mm)テンプレート」のチェックボックスにチェックが入れられて選択されている状態を示している。なお、上記「閉じる」ボタン17cは、この入力操作画面17Aをクローズする(もしくは移行前の前画面に移行する)ためのボタンである。
<印字ラベル作成装置での制御手順>
上述の手法を実現するために、印字ラベル作成装置1の制御回路210の上記CPUが実行するラベル作成処理の内容を、図10により説明する。
上述の手法を実現するために、印字ラベル作成装置1の制御回路210の上記CPUが実行するラベル作成処理の内容を、図10により説明する。
まずステップS10において、制御回路210の上記CPUは、PC118から既に文字列のフォント種類が決定された状態(後述するステップS150参照)で取得され上記メモリ210Aに記憶されていたテンプレートTを、当該メモリ210Aから読み込む。
その後、ステップS20において、制御回路210の上記CPUは、プラテンローラ駆動回路209に制御信号を出力する。これにより、プラテンローラ用モータ208がプラテンローラ26を駆動し、ラベル用テープ30Aの搬送を開始する。
そして、ステップS30において、制御回路210の上記CPUは、上記ステップS10で読み込まれたテンプレートTを用いて印字データを生成し、当該生成された印字データに応じた制御信号を印刷駆動回路205に出力する。これにより、サーマルヘッド31が、ラベル用テープ30Aに対し、上記印字データに対応したテンプレートT(前述した文字列R−2を含む)の印字を開始する。
その後、ステップS40で、制御回路210の上記CPUは、ラベル用テープ30Aへの印字が完了したかどうかを判定する。ラベル用テープ30Aへの印字が完了した場合、ステップS40の判定が満たされ(S40:YES)、ステップS50へ移行する。ラベル用テープ30Aへの印字が完了していない場合(S40:NO)、ステップS40の判定が満たされるまでループ待機する。
ステップS50では、制御回路210の上記CPUは、ラベル用テープ30Aが所定の切断位置に達したかどうか、すなわち、例えば、サーマルヘッド31による印刷の範囲の末端部が、カッターユニット40の固定刃41から所定の長さ分、搬送されたかどうかを判定する。この判定は、例えば、上記ラベル用テープ30Aに設けた適宜の識別用マークを、上記センサ239で検出することにより行えば足りる。あるいは、ある基準位置からの搬送距離を所定の公知の方法(ステッピングモータであるプラテンローラ用モータ208を駆動するプラテンローラ駆動回路209の出力するパルス数をカウントする等)で検出するようにしてもよい。ラベル用テープ30Aが所定の切断位置に達した場合、ステップS50の判定が満たされ(S50:YES)、ステップS60へ移行する。ラベル用テープ30Aが所定の切断位置に達していない場合(S50:NO)、ステップS50の判定が満たされるまでループ待機する。
ステップS60では、制御回路210の上記CPUは、例えばプラテンローラ駆動回路209への制御信号の出力を停止する。これにより、プラテンローラ26の回転が停止し、ラベル用テープ30Aの搬送が停止する。
そしてステップS70において、制御回路210の上記CPUは、切断用駆動回路に制御信号を出力する。これにより、上記アクチュエータがカッターユニット40の可動刃41Aを駆動し、可動刃41Aがラベル用テープ30Aを切断する。これにより、例えば前述の図4(c)に示した、文字列R−2が印字形成された印字ラベルLが生成される。その後、このルーチンを終了する。
<PCでの制御手順>
次に、上述の手法を実現するために、PC118の上記CPUが実行するテンプレート作成処理(定型印字情報処理方法)の内容を、図11により説明する。
次に、上述の手法を実現するために、PC118の上記CPUが実行するテンプレート作成処理(定型印字情報処理方法)の内容を、図11により説明する。
まずステップS110において、PC118のCPUは、操作部118bを介し、操作者により、ラベル作成のための適宜の編集操作(原型テンプレートの選択、読み込み、文字入力等)があったかどうかを判定する。編集操作があった場合、ステップS110の判定が満たされ(S110:YES)、ステップS120へ移行する。編集操作が無かった場合、ステップS110の判定が満たされず(S110:NO)、CPUは編集操作があるまでループ待機する。
ステップS120では、上記操作部118bを介した、上記入力操作画面16A上での操作者の操作に対応して、PC118のCPUは、上記定型印字情報作成アプリケーションプログラムに基づきテンプレートTを作成する。これにより、前述の例では、上記原型テンプレートT−0の領域AR−1に適宜の文字列R−1が入力された、上記テンプレートが完成する。
その後、ステップS130では、上記操作部118bを介した、上記入力操作画面16A上での「end」ボタンの操作に対応して、PC118のCPUは、定型印字情報転送アプリケーションプログラムを起動して入力操作画面17A上を開く。そして、PC118のCPUは、上記ステップS120で作成されたテンプレートTに含まれる文字列R−1を抽出する。その後、ステップS140に移る。
ステップS140では、PC118のCPUは、上記のようにしてステップS130で起動された定型印字情報転送アプリケーションプログラムで使用される言語を表す言語情報を検出する。
その後、PC118のCPUは、ステップS150で、ステップS140で検出された言語情報に基づき、文字列R−1を含むテンプレートTに対して適用すべきフォントの種類を決定し、ステップS160で、上記文字列R−1のフォント種類を、当該ステップS150で決定したフォント種類に設定(変換)する。その後、ステップS170に移る。
ステップS170では、PC118のCPUは、ステップS160で文字列R−1のフォント種類が変換されたテンプレートTを、上記定型印字情報転送アプリケーションプログラムによる上記入力操作画面17A上の転送プレビュー表示画面17fに表示する。その後、ステップS180に移る。
ステップS180では、PC118のCPUは、上記操作部118bを介して、転送プレビュー表示画面17fに表示された上記「転送」ボタン17bが操作されたか否か、を判定する。「転送」ボタン17bが操作された場合、ステップS180の判定が満たされ(S180:YES)、ステップS190へ移行する。「転送」ボタン17bが操作されていない場合、ステップS180の判定が満たされず(S180:NO)、「転送」ボタン17bが操作されるまでループ待機する。
ステップS190では、PC118のCPUは、定型印字情報転送アプリケーションプログラムに基づき、転送プレビュー表示画面17fに表示されたテンプレートTを印字ラベル作成装置1へ転送する。その後、このルーチンを終了する。
なお、上記ステップS120が各請求項記載の定型印字作成手順に相当し、ステップS130が各請求項記載の文字列抽出手順に相当し、ステップS140が各請求項記載のアプリケーションプログラム言語検出手順に相当し、ステップS150が各請求項記載のフォント決定手順に相当し、ステップS160が各請求項記載のフォント変換手順に相当し、ステップS170が各請求項記載の定型印字表示手順に相当し、ステップS190が各請求項記載の定型印字転送手順に相当する。
以上説明したように、本実施形態のPC印字ラベル作成装置1においては、定型印字情報転送アプリケーションプログラムの言語情報(定型印字周辺情報に相当)を用いて、テンプレートTに含まれる文字列R−1のフォントを印字ラベル作成装置1側のフォントに対応させたフォントに変換する。これにより、操作端末PC118において表示する文字列R−1の態様が、印字ラベル作成装置1で印字形成されるときの文字列R−2の態様と異なるのを防止することができる。この結果、操作者の利便性を向上することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られず、技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。なお、各変形例において、上記実施形態と同等の部分や同等の手順には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
(1)テンプレートの文字列中の固有言語の文字コードでフォントを決定する場合
この変形例では、図5や図6を用いて前述したように、テンプレートTの文字列R−1に含まれる各文字を文字コード化したとき、その中の少なくとも1つが、文字コード表LCの前述の共通の文字用の領域(上記の例ではCJK統合漢字文字コード領域LCx)でなく、特定の言語に固有の領域(上記の例では、日本語文字コード領域LCa、中国語文字コード領域LCb、韓国語文字コード領域LCc)に存在した場合、当該文字列R−1に適用すべきフォント種類は、当該特定の言語に対応するフォントとみなされる。すなわち、図12に示す例では、テンプレートTに「日本と中国」の文字列R−1が含まれている。前述のように「日」「本」「中」「国」の各文字は、中国語、日本語、韓国語に共通のCJK統合漢字であり、文字コード表LCのCJK統合漢字文字コード領域LCxに属する。これに対して、「と」の文字は、日本語にのみ存在する文字であり、日本語文字コード領域LCaに属する。これにより、定型印字情報転送アプリケーションプログラムの入力操作画面17Aの転送プレビュー表示画面17fにおいて、当該テンプレートTの「日本と中国」の文字列R−1は、日本語に対応したフォント種類である上記美杉ゴシックでの表示となる。
この変形例では、図5や図6を用いて前述したように、テンプレートTの文字列R−1に含まれる各文字を文字コード化したとき、その中の少なくとも1つが、文字コード表LCの前述の共通の文字用の領域(上記の例ではCJK統合漢字文字コード領域LCx)でなく、特定の言語に固有の領域(上記の例では、日本語文字コード領域LCa、中国語文字コード領域LCb、韓国語文字コード領域LCc)に存在した場合、当該文字列R−1に適用すべきフォント種類は、当該特定の言語に対応するフォントとみなされる。すなわち、図12に示す例では、テンプレートTに「日本と中国」の文字列R−1が含まれている。前述のように「日」「本」「中」「国」の各文字は、中国語、日本語、韓国語に共通のCJK統合漢字であり、文字コード表LCのCJK統合漢字文字コード領域LCxに属する。これに対して、「と」の文字は、日本語にのみ存在する文字であり、日本語文字コード領域LCaに属する。これにより、定型印字情報転送アプリケーションプログラムの入力操作画面17Aの転送プレビュー表示画面17fにおいて、当該テンプレートTの「日本と中国」の文字列R−1は、日本語に対応したフォント種類である上記美杉ゴシックでの表示となる。
図13は、本変形例のPC118の上記CPUが実行するテンプレート作成処理(定型印字情報処理方法)の内容を表すフローチャートである。上記図11と同等の手順には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。図13において、本変形例では、図11のステップS140に代えて、新たにステップS240が設けられる。すなわち、前述と同様のステップS110、ステップS120を経て、ステップS130でテンプレートT中の文字列R−1の抽出が行われた後、新たに設けた、ステップS240に移る。
ステップS240では、PC118のCPUは、テンプレートTから抽出された文字列R−1に含まれる複数の文字それぞれに一対一に対応する複数の文字コード(本変形例における文字列周辺情報に相当)を検出する。なお、このステップS240が、各請求項記載の文字コード検出手順に相当する。その後、ステップS150へ移る。
本変形例のステップS150では、PC118のCPUは、上記ステップS240で検出されたすべての文字コードの中に、特定の1つの言語のみに対応した文字コードがあるかどうかを調べる。そして、特定の1つの言語のみに対応した文字コードがあった場合には、当該特定の1つの言語に対応させてフォント種類を決定する。なお、特定の1つの言語のみに対応した文字コードがなかった場合には、例えば、前述の図11で説明したように定型印字情報転送アプリケーションプログラムでの使用言語によってフォント種類を決定すればよい。
以降のステップS160、ステップS170、ステップS180、ステップS190は図11と同様の処理であり、説明を省略する。
本変形例によれば、テンプレートTの文字列R−1の文字コードの中に、特定の1つの言語のみに対応した文字コードがあった場合には、当該特定の1つの言語に対応させて文字列R−1を表示するためのフォント種類を決定する。これにより、PC118の上記入力操作画面17Aにおいて表示する文字列R−1の態様を、印字ラベル作成装置1で印字形成されるときの文字列R−2の態様に、確実に一致させることができる。
(2)テンプレートの文字列を単語に区切って辞書検索する場合
この変形例では、予めPC118に、世界で用いられている複数の言語それぞれの辞書データベース(図示せず)が備えられている。そして、例えば図14(a)に示すように、テンプレートTに含まれる文字列R−1を適宜に単語に区切り、各単語が、上記各言語の辞書に含まれているかどうかが検索される。そして、検索がヒットした辞書があった場合は、当該辞書の言語に対応したフォント種類を適用して、当該文字列R−1の表示が行われる。図示の例では、「好看女子」の文字列R−1がテンプレートTに含まれた場合、例えばまず「好看」という単語を生成し、これをキーワードとして各辞書データベースの検索が行われる。いずれの辞書データベースに対しても検索がヒットしなかったら、次に「看女」という単語を生成して(図中の区分イを参照)各辞書データベースの検索が行われる。いずれの辞書データベースに対しても検索がヒットしなかったら、さらに「女子」という単語を生成して(図中の区分ロを参照)検索が行われる。単語「女子」は日本語辞書データベースにヒットし、上記文字列「好看女子」の文字列R−1を表示する際のフォント種類が、日本語に対応したフォント(前述の例では美杉ゴシック)に決定される。
この変形例では、予めPC118に、世界で用いられている複数の言語それぞれの辞書データベース(図示せず)が備えられている。そして、例えば図14(a)に示すように、テンプレートTに含まれる文字列R−1を適宜に単語に区切り、各単語が、上記各言語の辞書に含まれているかどうかが検索される。そして、検索がヒットした辞書があった場合は、当該辞書の言語に対応したフォント種類を適用して、当該文字列R−1の表示が行われる。図示の例では、「好看女子」の文字列R−1がテンプレートTに含まれた場合、例えばまず「好看」という単語を生成し、これをキーワードとして各辞書データベースの検索が行われる。いずれの辞書データベースに対しても検索がヒットしなかったら、次に「看女」という単語を生成して(図中の区分イを参照)各辞書データベースの検索が行われる。いずれの辞書データベースに対しても検索がヒットしなかったら、さらに「女子」という単語を生成して(図中の区分ロを参照)検索が行われる。単語「女子」は日本語辞書データベースにヒットし、上記文字列「好看女子」の文字列R−1を表示する際のフォント種類が、日本語に対応したフォント(前述の例では美杉ゴシック)に決定される。
図14(b)は、本変形例のPC118の上記CPUが実行するテンプレート作成処理(定型印字情報処理方法)の内容を表すフローチャートである。上記図11及び図13と同等の手順には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。図14(b)において、本変形例では、図11のステップS140に代えて、新たにステップS340が設けられる。すなわち、前述と同様のステップS110、ステップS120を経て、ステップS130でテンプレートT中の文字列R−1の抽出が行われた後、新たに設けた、ステップS340に移る。
ステップS340では、PC118のCPUは、前述したように、テンプレートTから抽出された文字列R−1を前述のようにして適宜に区切ることにより、検索用の単語(本変形例における文字列周辺情報に相当)を順次生成する。なお、このステップS340が、各請求項記載の単語生成手順に相当する。その後、ステップS150へ移る。
本変形例のステップS150では、PC118のCPUは、上記ステップS340で順次生成された単語が、上記各国の言語の辞書データベースに存在するかどうかを検索する。そして、特定の1つの言語の辞書データベースに当該単語が存在した場合には、当該特定の1つの言語に対応させてフォント種類を決定する。なお、ステップS340で種々区切りを変化させて生成したすべての単語について、当該単語が存在する辞書データベースがなかった場合には、例えば、前述の図11で説明したように定型印字情報転送アプリケーションプログラムでの使用言語によってフォント種類を決定すればよい。あるいは、上記図13のフローの変形例に示した手法で決定してもよい。
以降のステップS160、ステップS170、ステップS180、ステップS190は図11と同様の処理であり、説明を省略する。
本変形例によれば、テンプレートTの文字列R−1を適宜に区切って少なくとも1つの単語を生成し、当該単語が、特定の1つの言語の辞書データベースに存在していた場合には、当該特定の1つの言語に対応させて、文字列R−1を表示するためのフォント種類を決定する。これにより、PC118の上記入力操作画面17Aにおいて表示する文字列R−1の態様を、印字ラベル作成装置1で印字形成されるときの文字列R−2の態様に、確実に一致させることができる。
なお、上記図10、図11、図13、図14の各図におけるフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、上記図3中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 印字ラベル作成装置
118 PC(操作端末))
118a 表示部(表示手段)
118b 操作部(操作手段)
L 印字ラベル
T テンプレート(定型印字情報)
118 PC(操作端末))
118a 表示部(表示手段)
118b 操作部(操作手段)
L 印字ラベル
T テンプレート(定型印字情報)
Claims (6)
- 印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置に接続可能に構成されるとともに、操作手段と、表示手段と、演算手段と、を備えた操作端末に備えられた、前記演算手段に対し、
前記操作手段を介した操作者の操作に基づき、前記操作端末が接続される前記印字ラベル作成装置に対応させて予め前記演算手段にインストールされた所定の定型印字情報作成アプリケーションプログラムを用いて、前記印字ラベル作成装置での前記印字ラベルの作成時に使用される定型印字情報を、作成する定型印字作成手順と、
前記定型印字作成手順で作成された前記定型印字情報に含まれる文字列を抽出する文字列抽出手順と、
前記定型印字作成手順で作成された前記定型印字情報に関連する定型印字周辺情報、又は、前記文字列抽出手順で前記定型印字情報から抽出された前記文字列に関連する文字列周辺情報、に基づき、前記定型印字情報に対して適用すべきフォントを決定するフォント決定手順と、
前記文字列抽出手順で前記定型印字情報から抽出された前記文字列のフォントを、前記フォント決定手順により決定されたフォントに変換するフォント変換手順と、
前記フォント変換手順でフォントが変換された前記文字列を含む前記定型印字情報を前記表示手段に表示する定型印字表示手順と、
前記操作端末が接続される前記印字ラベル作成装置に対応させて予め前記演算手段にインストールされた所定の定型印字情報転送アプリケーションプログラムを用いて、前記定型印字表示手順で表示された前記定型印字情報を前記印字ラベル作成装置へ転送する定型印字転送手順と、
を実行させるための、定型印字情報処理プログラム。 - 請求項1記載の定型印字情報処理プログラムにおいて、
前記演算手段に対し、
前記文字列抽出手順で前記定型印字情報から抽出された前記文字列に含まれる複数の文字それぞれに一対一に対応する複数の文字コードを検出する文字コード検出手順をさらに実行させ、
前記フォント決定手順は、
前記文字コード検出手順で検出された前記文字列周辺情報としての複数の文字コードに、特定の1つの言語のみに対応した文字コードが含まれていた場合には、当該特定の1つの言語に対応させて、前記適用すべきフォントを決定する
ことを特徴とする定型印字情報処理プログラム。 - 請求項1又は請求項2記載の定型印字情報処理プログラムにおいて、
前記演算手段に対し、
前記文字列抽出手順で前記定型印字情報から抽出された前記文字列を適宜に区切り、少なくとも1つの単語を生成する単語生成手順をさらに実行させ、
前記フォント決定手順は、
前記単語生成手順で生成された前記文字列周辺情報としての前記少なくとも1つの単語が、特定の1つの言語のみに存在していた場合には、当該特定の1つの言語に対応させて、前記適用すべきフォントを決定する
ことを特徴とする定型印字情報処理プログラム。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の定型印字情報処理プログラムにおいて、
前記演算手段に対し、
前記定型印字情報転送アプリケーションプログラムで使用される言語情報を検出するアプリケーションプログラム言語検出手順をさらに実行させ、
前記フォント決定手順は、
アプリケーションプログラム言語検出手順で検出された前記定型印字周辺情報としての前記言語情報に対応させて、前記適用すべきフォントを決定する
ことを特徴とする定型印字情報処理プログラム。 - 印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置に接続可能に構成された操作端末が実行する、定型印字情報処理方法であって、
操作者の操作に基づき、前記印字ラベル作成装置での前記印字ラベルの作成時に使用される定型印字情報を、作成する定型印字作成手順と、
前記定型印字作成手順で作成された前記定型印字情報に含まれる文字列を抽出する文字列抽出手順と、
前記定型印字作成手順で作成された前記定型印字情報に関連する定型印字周辺情報、又は、前記文字列抽出手順で前記定型印字情報から抽出された前記文字列に関連する文字列周辺情報、に基づき、前記定型印字情報に対して適用すべきフォントを決定するフォント決定手順と、
前記文字列抽出手順で前記定型印字情報から抽出された前記文字列のフォントを、前記フォント決定手順により決定されたフォントに変換するフォント変換手順と、
前記フォント変換手順でフォントが変換された前記文字列を含む前記定型印字情報を表示する定型印字表示手順と、
前記定型印字表示手順で表示された前記定型印字情報を前記印字ラベル作成装置へ転送する定型印字転送手順と、
を有することを特徴とする定型印字情報処理方法。 - 印字ラベルを作成する印字ラベル作成装置に接続可能に構成されるとともに、操作手段と、表示手段と、演算手段と、を備えた操作端末に備えられた、前記演算手段に対し、
前記操作手段を介した操作者の操作に基づき、前記操作端末が接続される前記印字ラベル作成装置に対応させて予め前記演算手段にインストールされた所定の定型印字情報作成アプリケーションプログラムを用いて、前記印字ラベル作成装置での前記印字ラベルの作成時に使用される定型印字情報を、作成する定型印字作成手順と、
前記定型印字作成手順で作成された前記定型印字情報に含まれる文字列を抽出する文字列抽出手順と、
前記定型印字作成手順で作成された前記定型印字情報に関連する定型印字周辺情報、又は、前記文字列抽出手順で前記定型印字情報から抽出された前記文字列に関連する文字列周辺情報、に基づき、前記定型印字情報に対して適用すべきフォントを決定するフォント決定手順と、
前記文字列抽出手順で前記定型印字情報から抽出された前記文字列のフォントを、前記フォント決定手順により決定されたフォントに変換するフォント変換手順と、
前記フォント変換手順でフォントが変換された前記文字列を含む前記定型印字情報を前記表示手段に表示する定型印字表示手順と、
前記操作端末が接続される前記印字ラベル作成装置に対応させて予め前記演算手段にインストールされた所定の定型印字情報転送アプリケーションプログラムを用いて、前記定型印字表示手順で表示された前記定型印字情報を前記印字ラベル作成装置へ転送する定型印字転送手順と、
を実行させるための定型印字情報処理プログラムが、前記演算手段により読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018034347A (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置および文字描画プログラム |
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-
2011
- 2011-12-07 JP JP2011267917A patent/JP2013120481A/ja active Pending
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