JP2014129305A - 歯磨組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】塩化セチルピリジニウムと、炭酸カルシウムを併用しつつも、塩化セチルピリジニウムの保存安定性に優れ、歯ブラシ等によりブラッシングし水で漱いだ後に歯がつるつるする感触を実感しながら、口腔内に粉残りしにくいすっきりした感触が得られる歯磨組成物に関する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)塩化セチルピリジニウム 0.005質量%以上0.5質量%以下
(B)炭酸カルシウム 5質量%以上20質量%以下
(C)研磨性シリカ
(D)水
を含有し、かつ成分(B)と成分(C)の合計含有量が10質量%以上30質量%以下であり、pHが8.2以上9以下であるチューブ容器入り歯磨組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、歯磨組成物に関する。
従来より、歯磨組成物等の口腔用組成物には、口腔内におけるステイン付着を抑制したり、歯垢形成を抑制したりするために、殺菌活性の高い塩化セチルピリジニウムが配合されている。例えば、特許文献1には、チモールやイソプロピルメチルフェノール等の水酸基を有する特定の化合物を併用することにより、塩化セチルピリジニウムの歯牙への吸着効果を高め得るとともにステインの付着を抑制し得る口腔用組成物が開示されている。また、特許文献2に記載の口腔用組成物では、特定の一価アルコールを含有することにより、塩化セチルピリジニウムの歯牙への吸着の促進を図っている。さらに、特許文献3には、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマーを併用した口腔用組成物が開示されており、かかる組成物は、塩化セチルピリジニウムの抗菌活性を安定化し得るものである。
一方、一般に歯磨組成物には、歯ブラシ等によるブラッシングを行うことで清掃実感を向上させるべく、研磨剤として各種粉体が配合されており、上記いずれの組成物においてもこうした研磨剤が配合されている。
特開2011−201861号公報 特開2011−173873号公報 特開平4−202121号公報
しかしながら、本発明者らは、歯磨組成物を用いて歯ブラシ等によりブラッシングを行った後に歯がつるつるとする感触をともなう清掃実感を高める上で、研磨性粉体として炭酸カルシウムを用いることが有用であることを見出したものの、上記組成物にこれらの研磨性粉体を配合すると、塩化セチルピリジニウムの含有量が低下してしまうことが判明した。
本発明は、塩化セチルピリジニウムと炭酸カルシウムを併用しつつも、塩化セチルピリジニウムの保存安定性に優れ、しかも歯ブラシ等によりブラッシングし、水で漱いだ後に歯がつるつるとする感触を実感しながら、口腔内に粉残りしにくいすっきりした感触が得られる歯磨組成物に関する。
そこで本発明者らは、塩化セチルピリジニウムを特定量で含有しつつ、特定量の炭酸カルシウムと研磨性シリカを併用することにより、良好な清掃実感が得られるとともに塩化セチルピリジニウムの保存安定性を高めることができる歯磨組成物を見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)塩化セチルピリジニウム 0.005質量%以上0.5質量%以下
(B)炭酸カルシウム 5質量%以上20質量%以下
(C)研磨性シリカ
(D)水
を含有し、pHが8.2以上9以下であって、かつ成分(B)と成分(C)の合計含有量が10質量%以上30質量%以下であるチューブ容器入り歯磨組成物に関するものである。
本発明の歯磨組成物によれば、歯ブラシ等によりブラッシングした後に歯がつるつるとする感触を実感しながら口腔内に粉残りしにくいすっきりした感触が得られるとともに、塩化セチルピリジニウムの残存量が低減するのを効果的に抑制することができ、優れた抗菌活性を十分に発揮することができる。
なお、歯がつるつるとする感触とは、歯面を舌でふれたときに、付着物等の存在を感じることなく舌を滑らかにすべらせることができ、歯の表面が良好に清掃されているという清掃感を実感できる感触をいう。また、本発明においてすっきりした感触とは、歯磨き後の口腔内の粘膜や歯の表面の全体に、歯磨組成物が付着していると感じたり、付着している歯磨組成物中に含まれる粉体によって粉っぽさを感じたりする残留感がないことをいう。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の歯磨組成物は、塩化セチルピリジニウム(A)を0.005質量%以上0.5質量%以下含有する。成分(A)の含有量は、優れた殺菌活性を保持する観点から、本発明の歯磨組成物中に、0.005質量%以上であって、好ましくは0.01質量%以上である。成分(A)の含有量は、保存安定性を確保する観点及び良好な風味を確保する観点から、本発明の歯磨組成物中に、0.5質量%以下であって、好ましくは0.1質量%以下であり、より好ましくは0.05質量%以下である。また、成分(A)の含有量は、0.005〜0.5質量%であって、好ましくは0.01〜0.1質量%であり、さらに好ましくは0.01〜0.05質量%である。
本発明の歯磨組成物は、炭酸カルシウム(B)を5質量%以上20質量%以下含有する。成分(B)をかかる量で含有することにより、研磨剤としての性能を十分に発揮して良好な清掃実感をもたらすことができるとともに、成分(A)の保存安定性を効果的に高め、かつ歯磨組成物を収容しているチューブ容器の膨れを防止することができる。
成分(B)の炭酸カルシウムとしては、重質炭酸カルシウム及び軽質炭酸カルシウムから選ばれる1種又は2種が好ましい。一般に、研磨性粉体として歯磨組成物に含有される炭酸カルシウムとしては、重質炭酸カルシウムが用いられる。重質炭酸カルシウムは、炭酸カルシウムを含有する石灰石、貝殻等を選別して清浄化したものを粉砕し、白色の粉末としたものであり、研磨性の高い粉体であり、炭酸カルシウムとして市販され、食品添加物としても用いられている。
本発明の歯磨組成物において、成分(B)として重質炭酸カルシウムを用いる場合、かかる重質炭酸カルシウムの平均粒径は、良好な清掃実感をもたらす観点から、好ましくは0.1μm以上であり、より好ましくは1μm以上である。重質炭酸カルシウムの平均粒径は、口腔内における良好な分散性及び使用感を確保する観点から、好ましくは50μm以下であり、より好ましくは10μm以下である。なお、この平均粒径はレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置で測定することができる。
また一般に、歯磨組成物に含有される顆粒の原料となる炭酸カルシウムとしては、軽質炭酸カルシウムが用いられる。軽質炭酸カルシウムは、消石灰を水に分散させた石灰乳に二酸化炭素を反応させることにより得られるものであり、これから製造された顆粒を用いることによって、高い研磨性を発揮することができる。かかる顆粒は、軽質炭酸カルシウムを有機系結合剤又は無機系結合剤、及び水不溶性繊維等の成分、或いは必要に応じて他の成分を配合して結着させて得ることができ、また軽質炭酸カルシウムを凝集させたり複合化したりすることにより得ることができる。
本発明の歯磨組成物において、成分(B)として軽質炭酸カルシウムを用いる場合、軽質炭酸カルシウムから製造された顆粒を用いることが好ましい。すなわち、本発明の歯磨組成物は、上記成分(B)の少なくとも一部を含む顆粒を含有することができる。かかる顆粒を含有することにより、口腔内に適用した際、顆粒が崩壊するのに伴ってこれに含まれる成分(B)を徐々に放出させ、長期にわたって成分(A)の保存安定性を良好に保持しながら優れた研磨性を作用させることができる。
本発明の歯磨組成物において用いることができる軽質炭酸カルシウムから製造された顆粒の平均粒径は、良好な清掃実感をもたらす観点から、好ましくは100μm以上であり、より好ましくは150μm以上であり、好ましくは300μm以下であり、より好ましくは250μm以下である。
本発明の歯磨組成物において、より優れた清掃実感をもたらす観点から、成分(B)として重質炭酸カルシウムを用いることがより好ましい。
成分(B)の含有量は、良好な清掃実感を確保する観点、及び歯磨組成物を収容しているチューブ容器が膨れることを防止する観点から、本発明の歯磨組成物中に、5質量%以上であって、好ましくは7質量%以上である。成分(B)の含有量は、成分(A)の高い保存安定性を保持する観点、及び歯磨き後の口腔内への歯磨組成物の残留感を防止する観点から、本発明の歯磨組成物中に、20質量%以下であって、好ましくは18質量%以下である。また、成分(B)の含有量は、本発明の歯磨組成物中に、5〜20質量%であって、好ましくは7〜18質量%である。なお、成分(B)として軽質炭酸カルシウムを用い、これから製造された顆粒を含有させる場合、顆粒中に含まれる軽質炭酸カルシウムの量から、成分(B)の含有量、及び後述する成分(B)と成分(C)の合計含有量を換算し、所定の値となるような量で本発明の歯磨組成物に含有させる。
本発明の歯磨組成物は、研磨性シリカ(C)を含有する。かかる成分(C)を含有することにより、後述する成分(C)との合計含有量が特定の範囲となる成分(B)と相まって、研磨剤としての作用を十分に発揮しながら成分(A)の保存安定性を良好に保持して残存量が低下するのを効果的に抑制することができる。成分(C)は、研磨剤としての作用を十分に発揮する観点から、シリカの吸油量が、好ましくは50〜150mL/100gであり、より好ましくは70〜130mL/100gであり、RDA値(Radioactive Dentine Abrasion values)が、好ましくは80〜230であり、より好ましくは100〜180であり、さらに好ましくは120〜150である。なお、吸油量とは、シリカが担持できる油量を示したものであり、測定方法はJIS K5101−13−2(2004年制定)の方法により、吸収される煮あまに油の量により特定される値を意味する。RDA値は、歯磨きのRDA試験方法(Hefferren, Journal of Dental Research 1976, No:7,8 p.563−573)により測定することができる。また、成分(C)の平均粒径は、歯のつるつるした感触を増強させつつ良好な使用感をもたらす観点から、好ましくは1〜25μmであり、より好ましくは2〜20μmであり、さらに好ましくは3〜15μmである。
成分(C)の市販品としては、具体的には、ソルボシル AC77(PQ Corporation)(吸油量:129mL/100g、RDA値:125)、チクソシル TX73(ローディア)(吸油量:111mL/100g、RDA値:100)、ソルボシルAC33(PQ Corporation)(吸油量:65mL/100g、RDA値:180)、Zeodent124(ヒューバー)(吸油量:70mL/100g、RDA値:150)が挙げられる。
本発明の歯磨組成物において、成分(B)と成分(C)の合計含有量は、10質量%以上30質量%以下である。成分(B)と成分(C)の合計含有量がかかる範囲であることにより、これらの成分が相まって優れた研磨性を発揮して歯につるつるとした感触をもたらしながら、歯磨き後の口腔内に歯磨組成物が残りにくいすっきりした感触が得られ、成分(A)の保存安定性を良好に保持して残存量の低下を抑制し、抗菌活性を十分に発揮させることができる。成分(B)と成分(C)の合計含有量は、優れた研磨性を発揮する観点から、本発明の歯磨組成物中に、10質量%以上であって、好ましくは12質量%以上である。成分(B)と成分(C)の合計含有量は、成分(A)の保存安定性を良好に保持する観点から、本発明の歯磨組成物中に、30質量%以下であって、好ましくは25質量%以下であり、より好ましくは20質量%以下である。また、成分(B)と成分(C)の合計含有量は本発明の歯磨組成物中に、10〜30質量%であって、好ましくは12〜25質量%であり、より好ましくは12〜20質量%である。
本発明の歯磨組成物において、成分(B)と成分(C)の質量比((B)/(C))は、良好な清掃感と、使用後における口腔内で粉っぽさを感じる残留感を抑制する観点から、好ましくは0.8以上であり、より好ましくは1以上であり、さらに好ましくは1.5以上である。成分(B)と成分(C)の質量比((B)/(C))は、同様の観点から、好ましくは4以下であり、より好ましくは3以下である。また、成分(B)と成分(C)の質量比((B)/(C))は、好ましくは0.8〜4であり、より好ましくは1〜3であり、さらに好ましくは1.5〜3である。
本発明の歯磨組成物は、水(D)を含有する。かかる成分(D)を含有することにより、本発明の歯磨組成物の口腔内における分散性を高めることができるとともに、良好な使用感をもたらすことができる。成分(D)の含有量は、分散性を高める観点、及び使用後における口腔内で粉っぽさを感じる残留感を抑制する観点から、本発明の歯磨組成物中に、好ましくは20質量%以上であり、より好ましくは25質量%以上であり、さらに好ましくは30質量%以上である。成分(D)の含有量は、良好な分散性を有しつつ歯磨組成物の保形性を確保し、使用感を良好にする観点から、本発明の歯磨組成物中に、好ましくは60質量%以下であり、より好ましくは50質量%以下であり、さらに好ましくは45質量%以下である。また、成分(D)の含有量は、本発明の歯磨組成物中に、好ましくは20〜60質量%であり、より好ましくは25〜50質量%であり、さらに好ましくは30〜45質量%である。ここで、本発明の歯磨剤組成物中の水の含有量には、ソルビトール液などの配合成分中に含まれる水と、別途配合した水とを含む。
なお、歯磨組成物中の水分量は、配合した水分量及び配合した成分中の水分量から計算によって算出することもできるが、例えばカールフィッシャー水分計で測定することができる。カールフィッシャー水分計としては、例えば、微量水分測定装置(平沼産業)を用いることができる。この装置では、歯磨き組成物を5gとり、無水メタノール25gにより懸濁させ、この懸濁液0.02gを分取して水分量を測定することができる。
本発明の歯磨剤組成物において、成分(B)と成分(D)の質量比((B)/(D))は、成分(B)を口腔内で良好に分散させて清掃感を向上させる観点、及び使用後における口腔内で粉っぽさを感じる残留感を抑制する観点から、好ましくは0.1以上であり、より好ましくは0.15以上である。成分(B)と成分(D)の質量比((B)/(D))は、良好な分散性を有しつつ歯磨組成物の保形性を確保し、使用感を良好にする観点から、好ましくは1以下であり、より好ましくは0.6以下であり、さらに好ましくは0.5以下である。また、成分(B)と成分(D)の質量比((B)/(D))は、好ましくは0.1〜1であり、より好ましくは0.1〜0.6であり、さらに好ましくは0.15〜0.5である。
本発明の歯磨剤組成物は、さらに粘結剤を含有することが好ましい。かかる粘結剤としては、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキプロピルセルロース、ペクチン、トラガントガム、アラビアガム、グアーガム、カラヤガム、ローカストビーンガム、ジェランガム、タマリンドガム、サイリウムシードガム、ポリビニルアルコール、コンドロイチン硫酸ナトリウム及びメトキシエチレン無水マレイン酸共重合体から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。なかでも、良好な使用感をもたらす等の観点から、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン及びキサンタンガムから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。粘結剤の含有量は、本発明の歯磨組成物中に、好ましくは0.05〜3質量%であり、より好ましくは0.1〜2質量%であり、さらに好ましくは0.4〜1.5質量%である。
本発明の歯磨組成物は、成分(A)の保存安定性を確保する観点、及び本発明の歯磨組成物をチューブ容器に充填した際に、例えば成分(B)との反応によって容器における膨れが生じるのを有効に防止する観点から、酸からなるpH調整剤の含有量は、好ましくは0.01質量%以下であり、より好ましくは0.001質量%以下であり、或いは酸からなるpH調整剤を含有しないのが好ましい。酸からなるpH調整剤としては、例えば、酢酸、フマル酸、リンゴ酸、乳酸、グルコン酸、酒石酸等の有機酸;縮合リン酸、フィチン酸、塩酸、硫酸等の無機酸が挙げられる。
本発明の歯磨組成物には、上記成分以外に、本発明の効果を阻害しない範囲で、炭酸カルシウム以外の研磨剤;ラウリル硫酸ナトリウム等のアニオン性界面活性剤;ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤;グリセリン、ポリエチレングリコール等の湿潤剤;メントール、アネトール等の香料;サッカリンナトリウム、スクラロース等の甘味料;防腐剤:塩化セチルピリジニウム以外の薬効成分等を必要に応じて含有させることができる。
本発明の歯磨組成物の25℃におけるpHは、成分(A)の保存安定性を高める観点、及び本発明の歯磨組成物をチューブ容器に充填して保存をした後から使用時に至るまで、チューブ容器の膨れが生じるのを有効に防止する観点から、8.2以上であって、より好ましくは8.3以上である。本発明の歯磨組成物の25℃におけるpHは、良好な味や使用感を確保する観点及び成分(A)の保存安定性を高める観点から、好ましくは9以下であって、より好ましくは8.8以下であり、さらに好ましくは8.6以下である。また、本発明の歯磨組成物の25℃におけるpHは、好ましくは8.2〜9であり、より好ましくは8.2〜8.8であり、さらに好ましくは8.3〜8.6である。
なお、本発明の歯磨組成物のpHとは、pH電極を用いて測定した値であり、具体的には、蒸留水を加えて歯磨組成物が10質量%となる濃度に希釈した水溶液に調整した後、測定した値を意味する。
本発明の歯磨組成物のpHを上記範囲に調整するには、酸からなるpH調整剤以外のpH調整剤を用いるのが好ましく、かかるpH調整剤としては、水酸化ナトリウム等の水酸化物、アンモニア又はアンモニア水、低級アルカノールアミン類、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
本発明の歯磨組成物の形態は、適宜用途に応じて、練歯磨き組成物、ゲル状歯磨き組成物とすることができる。また、かかる歯磨組成物を充填するチューブ容器は、容器本体の胴体部が押圧することによって内容物である組成物を吐出可能な肉厚、柔軟性を有しており、例えば、肉厚は120〜250μmであることが好ましく、材質は複数の樹脂層(多層樹脂層)を備えるものが好ましく、中間層としてアルミニウム層を備えていてもよく、最内層は低密度ポリエチレンであることが好ましい。また、チューブ容器は、筒状の胴体部の一方の端部が融着され、他方の端部に吐出口を一体に備える肩部を有するものが好ましい。なお、肩部及び吐出口はポリエチレン製であることが、容器本体の胴体部を押圧して最後まで吐出しやすい柔軟性を備える観点から好ましい。容器本体の胴体部の樹脂層を構成する樹脂としては、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ乳酸、ポリスチレン、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH樹脂)等が挙げられ、押し出し易さの観点からポリエチレン層を有するものが好ましい。本発明の歯磨組成物を充填するチューブ容器は、容器本体の胴体部を押圧することによって充填されている歯磨組成物を押し出し吐出することができるため、充填された歯磨組成物中に炭酸ガスが発生すると、容器本体の胴体部は容易に膨れることになると考えられる。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の好ましい組成物を開示する。
[1]次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)塩化セチルピリジニウム 0.005質量%以上0.5質量%以下
(B)炭酸カルシウム 5質量%以上20質量%以下
(C)研磨性シリカ
(D)水
を含有し、かつ成分(B)と成分(C)の合計含有量が10質量%以上30質量%以下であり、pHが8.2以上9以下であるチューブ容器入り歯磨組成物。
[2]成分(B)と成分(C)の質量比((B)/(C))は、好ましくは0.8以上であり、より好ましくは1以上であり、さらに好ましくは1.5以上であり、好ましくは4以下であり、より好ましくは3以下である上記[1]のチューブ容器入り歯磨組成物。
[3]成分(A)の含有量は、好ましくは0.01質量%以上であり、好ましくは0.1質量%以下であり、より好ましくは0.05質量%以下である上記[1]又は[2]のチューブ容器入り歯磨組成物。
[4]成分(B)の含有量は、好ましくは7質量%以上であり、好ましくは18質量%以下である上記[1]〜[3]いずれか1のチューブ容器入り歯磨組成物。
[5]成分(B)が、好ましくは平均粒径0.1μm以上であり、より好ましくは平均粒径1μm以上であり、好ましくは平均粒径50μm以下であり、より好ましくは平均粒径10μm以下の重質炭酸カルシウムである上記[1]〜[4]いずれか1のチューブ容器入り歯磨組成物。
[6]成分(B)の少なくとも一部が、好ましくは平均粒径100μm以上300μm以下の顆粒に含まれる軽質炭酸カルシウムである上記[1]〜[5]いずれか1のチューブ容器入り歯磨組成物。
[7]成分(C)の吸油量は、好ましくは50〜150mL/100gであり、より好ましくは70〜130mL/100gである上記[1]〜[6]いずれか1のチューブ容器入り歯磨組成物。
[8]成分(C)のRDA値は、好ましくは80〜230であり、より好ましくは100〜180であり、さらに好ましくは120〜150である上記[1]〜[7]いずれか1のチューブ容器入り歯磨組成物。
[9]成分(C)の平均粒径は、好ましくは1〜25μmであり、より好ましくは2〜20μmであり、さらに好ましくは3〜15μmである上記[1]〜[8]いずれか1のチューブ容器入り歯磨組成物。
[10]成分(B)と成分(C)の合計含有量は、好ましくは12質量%以上であり、好ましくは25質量%以下であり、より好ましくは20質量%以下である上記[1]〜[9]いずれか1のチューブ容器入り歯磨組成物。
[11]成分(D)の含有量は、好ましくは20質量%以上であり、より好ましくは25質量%以上であり、さらに好ましくは30質量%以上であり、好ましくは60質量%以下であり、より好ましくは50質量%以下であり、さらに好ましくは45質量%以下である上記[1]〜[10]いずれか1のチューブ容器入り歯磨組成物。
[12]成分(B)と成分(D)の質量比((B)/(D))は、好ましくは0.1以上であり、より好ましくは0.15以上であり、好ましくは1以下であり、より好ましくは0.6以下であり、さらに好ましくは0.5以下である上記[1]〜[11]いずれか1のチューブ容器入り歯磨組成物。
[13]さらに好ましくは粘結剤を含有し、かかる粘結剤の含有量は、好ましくは0.05〜3質量%であり、より好ましくは0.1〜2質量%であり、さらに好ましくは0.4〜1.5質量%である上記[1]〜[12]いずれか1のチューブ容器入り歯磨組成物。
[14]さらに好ましくはカルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン及びキサンタンガムから選ばれる1種又は2種以上の粘結剤を含有する上記[1]〜[13]いずれか1のチューブ容器入り歯磨組成物。
[15]酸からなるpH調整剤の含有量は、好ましくは0.01質量%以下であり、より好ましくは0.001質量%以下であり、或いは酸からなるpH調整剤を含有しないのが好ましい上記[1]〜[14]いずれか1のチューブ容器入り歯磨組成物。
[16]25℃におけるpHは、好ましくは8.3以上であり、好ましくは8.8以下であり、より好ましくは8.6以下である上記[1]〜[15]いずれか1のチューブ容器入り歯磨組成物。
[17]チューブ容器が、好ましくは容器本体の胴体部の肉厚が120〜250μmであり、好ましくは多層樹脂層を備えており、好ましくはポリエチレン層を備えている上記[1]〜[16]いずれか1のチューブ容器入り歯磨組成物。
以下、本発明について、実施例に基づき具体的に説明する。なお、表中に特に示さない限り、各成分の含有量は質量%を示す。
[製造例1:顆粒1(炭酸カルシウム顆粒)の製造]
軽質炭酸カルシウム75質量%(平均粒径2〜5μm)、コロイダルシリカ20質量%(スノーテックスSK 日産化学社製)、セルロース5質量%(KCフロック W− 400g 日本製紙ケミカル社製)及び水を混合して水スラリーとし、噴霧造粒機により送風温度200℃、排風温度80〜90℃で噴霧造粒した。得られた顆粒を90μm/500μm(粒子径90〜500μm)のふるいで分級して平均粒径250μmの顆粒を得た。噴霧乾燥後の顆粒を歯磨組成物の製造に用いた。得られた顆粒の乾燥状態の崩壊強度は10g/個である。なお、崩壊強度は、微小圧縮試験機(島津製作所、MCTM−500)を用いて、粒子径(180〜200μm)の顆粒を10個〜20個測定した平均値である。
[製造例2:顆粒2(亜鉛含有顆粒)の製造]
軽質炭酸カルシウム95質量%(平均一次粒子径:0.05μm)と酸化亜鉛5質量%を混合し、転動造粒機により亜鉛濃度5質量%の亜鉛含有顆粒を製造した。具体的には、軽質炭酸カルシウムと酸化亜鉛を装置内(ニューグラマシン SEG850型)で混合し、造粒時に粉体100質量部に対して15質量部の精製水を加えて造粒を行った。造粒工程終了後、乾燥機(ロータリ−キルン)で20〜30分乾燥させて製造した。得られた亜鉛含有顆粒をふるいで分級して平均粒径200μmの顆粒を得た。乾燥後の顆粒を歯磨組成物の製造に用いた。
[実施例1〜3、比較例1〜5]
表1〜2に示す処方にしたがい、必要に応じて顆粒1又は顆粒2を用いて歯磨組成物を得た後、以下の方法及び基準にしたがって、各測定及び評価を行った。結果を表1〜2に示す。
《pH》
各組成物に蒸留水を加えて歯磨組成物が10質量%となる濃度に希釈した水溶液とし、pH電極を用いて25℃における組成物のpHを測定した。
《塩化セチルピリジニウムの保存安定性評価:残存率の測定》
調製した各歯磨組成物50gを、50g容量のチューブ容器に充填し、蓋をして密封した後、実施例1と比較例1は40℃の恒温槽に3ヶ月保存し、実施例2〜3、比較例2〜5は50℃の恒温槽に1ヶ月保存した。用いたチューブ容器は、容器本体の胴体部が、最内層は直鎖状低密度ポリエチレンであって、最外層に印刷層(ニスを含む)を備え、印刷層/低密度ポリエチレン50μm/接着剤/高密度ポリエチレン80μm/接着剤/アルミニウム12μm/接着剤/ポリエチレンテレフタレート12μm/接着剤/直鎖状低密度ポリエチレン100μmで構成される、中間層にアルミニウム層を備える多層樹脂層からなるものであった。また、チューブ容器は、吐出口を一体に備える肩部を備え、肩部及び吐出口はポリエチレン製であった。保存後の歯磨組成物について、下記に示す方法にしたがって各成分の含有量及び容器の膨れ、清掃感の評価を行った。結果を表1〜2に示す。
《塩化セチルピリジニウムの残存率》
保存後の成分(A)塩化セチルピリジニウムの残存量は、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)により測定し、保存前の塩化セチルピリジニウムに対する含有量の質量比を残存率とした。
<HPLC(高速液体クロマトグラフィー)の測定条件>
装置:日立高速液体クロマトグラム La chromElite
カラム:CAPCELL PAK SCX UG80 (4.6×100mm、5μm) (メーカ:資生堂社製)
カラム温度:40℃
移動相:0.05moL/L過塩素酸ナトリウム含有メタノール/水混液(メタノール:水=3:1)
流量:1.2mL/Min
サンプル注入量:20μL
測定波長:260nm
《チューブ容器の膨れの評価》
各歯磨組成物50gを50g容量のチューブ容器に充填し、蓋をして密封した歯磨組成物入りチューブ容器(全長110cm、容器の胴体部のシールされた端部の幅4cm)を、25℃において水を天面まで充填した容器(110.5cm×8.5cm、高さ5.5cmの天面が開口した箱型の容器)に、チューブ容器を静かに投入する。チューブ容器に歯磨組成物を充填する際に空気の混入を防止しており、チューブ容器は沈み、水面から突出した部分はなくなる。チューブ容器を投入することにより、溢れ出た水を回収して質量を測定した。保存後の前記水の質量と保存前の前記水の質量の差を、保存後のチューブ容器の膨れとした。
《清掃感及び残留感の評価》
各歯磨組成物をチューブ容器から1g吐出して歯ブラシにつけ、専門パネラー3名により2分間ブラッシングをいった後に水で口腔内を漱ぎ、次いで歯の表面を舌で触れたときの感触及び口腔内の感触について、下記評価基準に従って評価を行った。3名の協議による結果を表1〜2に示す。
3:歯の表面がつるつるとした良好な清掃感があり、かつ口腔内に歯磨組成物が付着している感触や粉っぽさが残る残留感がない。
2:歯の表面はあまりつるつるせず、口腔内に歯磨組成物が付着している感触や粉っぽさが残る残留感がわずかにある。
1:歯の表面はつるつるしているが、口腔内に歯磨組成物や粉が付着している残留感がある。
Figure 2014129305
Figure 2014129305
表1に示すように、実施例1は成分(B)として炭酸カルシウムを用いるものの塩化セチルピリジニウムの安定性は良好であるのに対して、pHの高い比較例1は塩化セチルピリジニウムの保存後の含有量が減少していることが認められた。表2に示すように、pHが8又は8.1の比較例2、3及び4は、チューブ容器が膨らむことが確認され、さらに、成分(B)と成分(C)の研磨性粉体の量が少ないにもかかわらず、口腔内に粉が残ったような残留感が認められた。これに対して、炭酸カルシウムと研磨性シリカを特定量含有する実施例2、3は、塩化セチルピリジニウムの保存後の残存量の低下が有効に防止されているだけでなく、研磨性粉体の量が多いにもかかわらず口腔内で組成物の付着や粉の残存を感じさせず、保存後にチューブ容器が膨れることも抑制されていることが確認された。なお、成分(B)を十分に含有する比較例5は、保存後のチューブ容器の膨れは防止されているものの、口腔内で組成物の付着や粉の残存を感じることが確認された。

Claims (9)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
    (A)塩化セチルピリジニウム 0.005質量%以上0.5質量%以下
    (B)炭酸カルシウム 5質量%以上20質量%以下
    (C)研磨性シリカ
    (D)水
    を含有し、かつ成分(B)と成分(C)の合計含有量が10質量%以上30質量%以下であり、pHが8.2以上9以下であるチューブ容器入り歯磨組成物。
  2. 成分(B)と成分(C)の質量比((B)/(C))が、0.8以上4以下である請求項1に記載の歯磨組成物。
  3. 成分(B)と成分(D)の質量比((B)/(D))が、0.1以上1以下である請求項1又は2に記載の歯磨組成物。
  4. 成分(B)の少なくとも一部を含む顆粒を含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の歯磨組成物。
  5. 粘結剤を含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の歯磨組成物。
  6. 酸からなるpH調整剤の含有量が0.01質量%以下であるか、或いは酸からなるpH調整剤を含有しない請求項1〜5のいずれか1項に記載の歯磨組成物。
  7. 成分(B)のRDA値が80〜230である請求項1〜6のいずれか1項に記載の歯磨組成物。
  8. 成分(B)が、平均粒径0.1μm以上50μm以下の重質炭酸カルシウムである請求項1〜7のいずれか1項に記載の歯磨組成物。
  9. 成分(B)の少なくとも一部が、平均粒径100μm以上300μm以下の顆粒に含まれる軽質炭酸カルシウムである請求項1〜7のいずれか1項に記載の歯磨組成物。
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