JP2014129042A - バッテリ搭載構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】リヤフロアサイドパネルとサイドアウタパネルとの結合強度を特に高く設定しなくてもリヤフロアサイドパネルとサイドアウタパネルとの結合を維持できるバッテリ搭載構造を得る。
【解決手段】本バッテリ搭載構造では、バッテリトレイ52は載置部54がリインフォース92の下端側を介して間接的にリヤフロアサイドパネル22の下壁部44に固定されるだけでなく、バッテリトレイ52の上方延出壁60の上端側である連結部62がリインフォース92の上端側を介して間接的にリヤフロアサイドパネル22の上壁部24に固定される。このため、上側から載置部54に作用する荷重がリヤフロアサイドパネル22の下壁部44と、リヤフロアサイドパネル22におけるリヤサイドメンバ32との結合部分の近傍とに分散される。このため、リヤフロアサイドパネル22の下壁部44とサイドアウタパネル46との結合部分の結合強度を特別高くしなくてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の後部にバッテリを載置するためのバッテリ搭載構造に関する。
下記特許文献1に開示された構成では、リヤフロアサイドパネル(特許文献1では「フロアパネル」と称している)の下側でリヤサイドメンバ(特許文献1では「車体フレーム」と称している)がリヤフロアサイドパネルに固定されている。このリヤフロアサイドパネルにおけるリヤサイドメンバの取付部分よりも車幅方向外側ではリヤフロアサイドパネル上にバッテリが載置され、このリヤフロアサイドパネルにおけるバッテリの載置部分よりも車幅方向外側でリヤフロアサイドパネルがサイドアウタパネル(特許文献1では「車体側壁」と称している)に結合されている。
特開平11−115808号の公報
上記の特許文献1のような構造では、リヤフロアサイドパネルにおけるバッテリの載置部分に上方から大きな荷重が作用すると、この荷重がサイドアウタパネルからリヤフロアサイドパネルを引き剥がそうとし、これにより、サイドアウタパネルとリヤフロアサイドパネルとが剥離する可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮して、リヤフロアサイドパネルとサイドアウタパネルとの剥離を防止又は抑制できるバッテリ搭載構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るバッテリ搭載構造は、車両前後方向に延びるリヤサイドメンバと、前記リヤサイドメンバが固定される上壁部と、前記上壁部における車幅方向外側の端部から車両下方へ延びる縦壁部と、前記縦壁部の下端から車幅方向外側へ延びる下壁部とを有し、前記下壁部における前記縦壁部とは反対側の端部がサイドアウタパネルに結合されたリヤフロアサイドパネルと、前記リヤフロアサイドパネルの前記下壁部上に設けられてバッテリが載置される載置部を有すると共に、前記載置部における前記縦壁部側の端部から車両上方へ上方延出壁が延出されたバッテリトレイと、前記リヤフロアサイドパネルと前記バッテリトレイとの間に設けられ、上端側が前記上方延出壁の上端側及び前記リヤフロアサイドパネルに結合されて、下端側が前記バッテリトレイの前記載置部の下側で前記載置部に結合されると共に前記リヤフロアサイドパネルに結合されたリインフォースと、前記載置部上に載置された前記バッテリの上側に設けられる挟持部を有し、前記挟持部と前記載置部とで前記バッテリを挟み込んで保持する保持部材と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係るバッテリ搭載構造によれば、上壁部にリヤサイドメンバが固定されたリヤフロアサイドパネルの車幅方向外側の端部からは車両下方へ縦壁部が延び、この縦壁部の下端から車幅方向外側へ延びた下壁部がサイドアウタパネルに結合されると共に、この下壁部上にバッテリトレイが設けられる。このバッテリトレイの載置部上にはバッテリが載置され、バッテリは保持部材の挟持部とバッテリトレイの載置部とで車両上下方向に挟み込まれた状態で保持される。
このバッテリトレイとリヤフロアサイドパネルとの間にはリインフォースが設けられる。リインフォースはその下端側がリヤフロアサイドパネルに結合されると共に、バッテリトレイの載置部がリインフォースの下端側に結合される。これによって、バッテリトレイの載置部が間接的にリヤフロアサイドパネルに結合される。
これに対して、リインフォースはその上端側がリヤフロアサイドパネルに結合されると共に、バッテリトレイの載置部におけるリヤフロアサイドパネルの縦壁部側から車両上方へ延出された上方延出壁の上端側に結合される。これによって、バッテリトレイの上方延出壁が間接的にリヤフロアサイドパネルに結合される。
このような構成とすることで、バッテリトレイの載置部に対して車両上方から作用した荷重がリインフォースを介してリヤフロアサイドパネルに伝わっても、この荷重は、リインフォースの上端側におけるリヤフロアサイドパネルとの結合部分とリインフォースの下端側におけるリヤフロアサイドパネルとの結合部分とに分散される。これによって、リヤフロアサイドパネルの下壁部とサイドアウタパネルとの結合強度を特に高く設定しなくても、このような荷重の影響を軽減できる。
しかも、リインフォースを設けることによってリヤフロアサイドパネルの剛性を向上できる。このため、上記のような荷重によるリヤフロアサイドパネルとサイドアウタパネルとの剥離を防止又は抑制できる。
請求項2に記載の本発明に係るバッテリ搭載構造は、請求項1に記載の本発明において、前記リヤフロアサイドパネルの前記下壁部に対して車両上下方向に対向すると共に、前記下壁部と前記バッテリトレイの前記載置部とに結合されるリインフォース下壁部と、前記リインフォース下壁部における前記リヤフロアサイドパネルの前記縦壁部側の端部から車両上方へ延出されて、前記リヤフロアサイドパネルの前記縦壁部及び前記上壁部の少なくとも一方に結合されると共に、前記載置部よりも前記車両前後方向外側で前記バッテリトレイの前記上方延出壁に結合されるリインフォース縦壁部と、を含めて前記リインフォースを構成している。
請求項2に記載の本発明に係るバッテリ搭載構造によれば、リインフォースがリインフォース下壁部と、このリインフォース下壁部におけるリヤフロアサイドパネルの縦壁部側の端部から車両上方へ延出されたリインフォース縦壁部とを含めて構成される。このような構成のリインフォースは、リインフォース下壁部がリヤフロアサイドパネルの下壁部とバッテリトレイの載置部とに結合され、リインフォース縦壁部がリヤフロアサイドパネルの上壁部及び縦壁部の少なくとも一方と、バッテリトレイの上方延出壁とに結合される。
ここで、リインフォース縦壁部は、バッテリトレイの載置部よりも車両前後方向外側でバッテリトレイの上方延出壁とに結合される。このため、車幅方向にリインフォース縦壁部と上方延出壁との結合部分とバッテリとが対向しない。このため、車幅方向に沿ったバッテリの搭載スペースを大きくできる。
請求項3に記載の本発明に係るバッテリ搭載構造は、請求項1又は請求項2に記載の本発明において、前記載置部と前記リインフォースとの結合部分よりも前記載置部における車両前後方向内側に前記リインフォースとリヤフロアサイドパネルの前記下壁部との結合部分を設定すると共に、前記リインフォースを前記載置部よりも前記車両前後方向外側に延ばして、前記バッテリトレイの前記載置部よりも前記車両前後方向外側に前記リインフォースと前記リヤフロアサイドパネルの前記下壁部との結合部分を更に設定している。
請求項3に記載の本発明に係るバッテリ搭載構造によれば、バッテリトレイの載置部とリインフォースとの結合部分よりも載置部における車両前後方向内側にリインフォースとリヤフロアサイドパネルの下壁部との結合部分が設定される。また、リインフォースはバッテリトレイの載置部よりも車両前後方向外側に延ばされており、バッテリトレイの載置部よりも車両前後方向外側にリインフォースとリヤフロアサイドパネルの下壁部との結合部分が更に設定される。すなわち、本発明に係るバッテリ搭載構造では、バッテリトレイの載置部とリインフォースとの結合部分よりも車両前方側及び車両後方側の双方にリインフォースとリヤフロアサイドパネルの下壁部との結合部分が設定される。
このため、バッテリトレイを介してリインフォースに伝わった力がリヤフロアサイドパネルからリインフォースを引き剥がすように作用しても、このような力は、上述したリインフォースとリヤフロアサイドパネルの下壁部との双方の結合部分に分散される。このため、このような力によってリヤフロアサイドパネルとリインフォースとが剥離することを防止又は効果的に抑制できる。
以上、説明したように、請求項1に記載の本発明に係るバッテリ搭載構造は、リヤフロアサイドパネルとサイドアウタパネルとの剥離を防止又は抑制できる。
請求項2に記載の本発明に係るバッテリ搭載構造は、車幅方向に沿ったバッテリの搭載スペースを大きくできる。
請求項3に記載の本発明に係るバッテリ搭載構造は、リヤフロアサイドパネルとリインフォースとの剥離を防止又は抑制できる。
本発明の一実施の形態を適用した車両後部におけるバッテリ搭載部分においてリヤフロアサイドパネルとリインフォースとの結合部分及びバッテリトレイとリインフォースとの結合部分を含むように切った要部拡大断面図である。 本発明の一実施の形態を適用した車両後部におけるバッテリ搭載部分の要部拡大斜視図である。 本発明の一実施の形態の変形例を適用した車両後部におけるバッテリ搭載部分においてリヤフロアサイドパネルとリインフォースとの結合部分及びバッテリトレイとリインフォースとの結合部分を含むように切った要部拡大断面図である。
<本実施の形態の構成>
次に、本発明に係るバッテリ搭載構造を車両10の後部、更に言えば、後述するリヤサイドメンバ32の車幅方向外側にバッテリ56を搭載した実施の形態について図1から図3の各図に基づいて説明する。なお、各図において矢印FRは車両10の前方を示し、矢印UPは車両10の上方を示し、矢印LFは車両10の幅方向左方を示す。なお、図1は、単純に車両10の後方から見た断面図ではなく、後述する接合部108の溶接ポイント110、ボルト収容部102におけるボルト104の通過位置、リインフォース92の下壁部94における溶接ポイント96、及びバッテリトレイ52の連滅部62におけるボルト122の通過位置を通るように、断面線が適宜に屈曲した断面図となっており、図3もまた、同様の断面図となっている。
図1には車両10の後部において本発明の一実施の形態を適用した部分の要部拡大断面図が示されており、図2には図1に示される部分の要部拡大斜視図が示されている。
これらの図に示されるように、車両10の後部にはリアフロアパネル12が設けられている。このリアフロアパネル12はフロアパネル本体14を備えている。このフロアパネル本体14における車両10の幅方向端部(図1及び図2で幅方向左側の端部のみを図示)からは縦壁部16が車両10の上方へ向けて立設され、さらに、縦壁部16の上端部からは上壁部18が車幅方向外側へ向けて延出されている。
また、車両10の後部における車幅方向両側(図1及び図2で幅方向左側の端部のみを図示)にはリヤフロアサイドパネル22が設けられている。リヤフロアサイドパネル22は上壁部24を備えている。上壁部24は厚さ方向が車両10の上下方向に沿った板状に形成され、この上壁部24における車両10の幅方向中央側の端部と上述した車両10の上壁部18における車両10の幅方向外側の端部とが互いに重ね合わされた状態でスポット溶接等の接合手段やリベットやボルト等の結合手段により結合されている。
このリヤフロアサイドパネル22の上壁部24上には車両10の前後方向に延びるリヤサイドメンバ32が設けられている。リヤサイドメンバ32は基部34を備えている。基部34は厚さ方向が車両10の上下方向に沿った板状とされている。この基部34における車両10の幅方向両側の端部からは脚板36が車両10の下方へ向けて延出されている。これらの脚板36の下端部からは接合片38が車両10の幅方向外側へ向けて延出されており、これらの接合片38がリヤフロアサイドパネル22の上壁部24にスポット溶接等の接合手段やリベットやボルト等の結合手段により結合されている。
一方、リヤフロアサイドパネル22の上壁部24におけるリアフロアパネル12とは反対側、すなわち、上壁部24における車両10の幅方向外側(本実施の形態では上壁部24の左側)の端部からは車両10の下方、更に詳細には車両10の左下方へ向けて縦壁部42が延出されている。
この縦壁部42の下端部からは車両10の幅方向外側(本実施の形態では上壁部24の左側)へ向けて下壁部44が延出されている。この下壁部44は厚さ方向が車両10の上下方向に沿った板状とされており、下壁部44の縦壁部42とは反対側の端部(すなわち、下壁部44における車両10の幅方向外側の端部で、本実施の形態では下壁部44の左側の端部)は、図1に示されるように車両10のサイドアウタパネル46にスポット溶接等の接合手段やリベットやボルト等の結合手段により結合されている。
図1に示されるように、このサイドアウタパネル46とリヤフロアサイドパネル22の縦壁部42との間には車両10の上方へ開口した凹形状の空間部が形成され、この空間部に後述するバッテリ56が配置される。
図1及び図2に示されるように、リヤフロアサイドパネル22の下壁部44上にはバッテリトレイ52が設けられている。バッテリトレイ52は載置部54を備えている。載置部54は厚さ方向が車両10の上下方向に沿った板状に形成されており、図1に示されるように、この載置部54上にバッテリ56が載置される。図2に示されるように、バッテリ56における車両10の前後方向両側には側壁58が設けられている。側壁58は載置部54や後述するリインフォース92に結合されており、載置部54上に載置されたバッテリ56が車両10の前後方向に移動することを規制する。
また、図1及び図2に示されるように、載置部54における車両10の右側(すなわち、車両10の車幅方向中央側)の端部からは上方延出壁60が車両10の上方、更に詳細には右上方へ向けて立設されている。この上方延出壁60の本体部分の上端からは上方延出壁60を構成する連結部62が車両10の右側(すなわち、車両10の車幅方向中央側)へ延出されており、後述するリインフォース92の結合片120に結合されている。
一方、バッテリトレイ52の上方には保持部材としてのバッテリクランプ72が設けられている。バッテリクランプ72は挟持部としてのクランプアーム74を備えている。クランプアーム74は長手方向が概ね車両10の幅方向に沿い、且つ、車両10の下方へ向けて凸形状の断面ハット形状に形成されている。このクランプアーム74における車両10の幅方向右側(すなわち、車両10の幅方向中央側)の端部はボルトによってリヤサイドメンバ32の基部34に着脱可能に締結固定されている。これに対して、クランプアーム74における車両10の幅方向左側(すなわち、車両10の幅方向外側)の端部近傍にはクランプ部76が設けられている。クランプ部76はアングル状(すなわち、断面略L字形状)に形成されており、バッテリ56における車両10の幅方向左側(すなわち、車両10の幅方向外側)の上端角部に係合する。
さらに、バッテリクランプ72におけるクランプ部76よりも車両10の幅方向左側にはJボルト78が設けられている。Jボルト78は長手方向が車両10の上下方向の沿った棒状に形成されていると共に下端側がJ字形状(フック状)に車両10の幅方向左側に湾曲している。このJボルト78の下端側に対応してバッテリトレイ52のバッテリ56における車両10の幅方向左側にはプレート80がスポット溶接等によって結合されている。
プレート80は厚さ方向が概ね車両10の幅方向に沿った板状に形成され、その厚さ方向に貫通した透孔を上記のJボルト78の下端側の湾曲部分が通過している。これにより、Jボルト78の下端側がプレート80(ひいては、載置部54)に着脱可能に係止されている。Jボルト78の上端部近傍には雄ねじが形成されており、このJボルト78の上端側がクランプアーム74を上下方向に貫通する透孔を通過している。このJボルト78の上端からはナット82が取り付けられ、ナット82をJボルト78に締め込み、これにより、クランプアーム74を介してクランプ部76にバッテリ56を下方へ押圧すると、バッテリ56がクランプ部76と載置部54とにより挟持される。
一方、リヤフロアサイドパネル22の縦壁部42及び下壁部44と、バッテリトレイ52の載置部54及び上方延出壁60との間にはリインフォース92が設けられている。リインフォース92はリヤフロアサイドパネル22よりも厚さ寸法が大きな金属板をプレス成形することにより形成されている。リインフォース92はリインフォース下壁部としての下壁部94を備えている。
下壁部94は厚さ方向が車両10の上下方向に沿った板状とされている。下壁部94における車両10の前後方向両側は、バッテリトレイ52の載置部54よりも前後方向外側へ延出されており、この部分には溶接ポイント96が設定されている。この溶接ポイント96にてリインフォース92の下壁部94がリヤフロアサイドパネル22の下壁部44へスポット溶接によって結合されている。
下壁部94における車両10の前後方向両端側で且つ車両10の幅方向左側(すなわち、車両10の幅方向外側)の端部からは連続して下側トレイ結合部98が形成されている。下側トレイ結合部98は車両10の下方へ向けて開口した凹形状に下壁部94を屈曲又は湾曲させることによって形成されている。このため、この凹状部分の上底部分である結合片100がリヤフロアサイドパネル22の下壁部44に対して上側へ離間している。この下側トレイ結合部98に対応してバッテリトレイ52の載置部54にはボルト収容部102が形成されている。
ボルト収容部102は載置部54の一部を車両10の下方へ張り出させるように(すなわち、車両10の上方へ向けて開口した凹形状となるように)湾曲又は屈曲させることによって形成されている。このボルト収容部102の底部には上下方向に貫通した透孔が形成されおり、ボルト104が上側から通過している。ボルト収容部102の透孔を通過したボルト104は下側トレイ結合部98の結合片100を上下に貫通する透孔を通過し、結合片100の下側からナット106が螺合している。このナット106を締め付けることによってバッテリトレイ52の載置部54とリインフォース92の下壁部94とが結合される。
また、上記のようにボルト収容部102に設けられるボルト104はその頭部がボルト収容部102内に収まる。このため、バッテリトレイ52の載置部54上に載置されたバッテリ56の底面にボルト104の頭部が干渉しない。また、下側トレイ結合部98は上記のように結合片100がリヤフロアサイドパネル22の下壁部44に対して上方へ離れているため、下側トレイ結合部98の結合片100とリヤフロアサイドパネル22の下壁部44との間の空間にナット106やボルト104の先端が収まる。
この下側トレイ結合部98の結合片100よりも車両10の幅方向左側(すなわち、車両10の幅方向外側)には板状の接合部108が形成されている。この接合部108は上下方向にリヤフロアサイドパネル22の下壁部44と対向しており、溶接ポイント110にて接合部108とリヤフロアサイドパネル22の下壁部44とがスポット溶接にて結合されている。
一方、下側トレイ結合部98における車両10の車幅方向右側(すなわち、車両10の車幅方向中央側)の端部からはリインフォース縦壁部としての縦壁部112がリヤフロアサイドパネル22の下壁部44に沿うように立設されている。この縦壁部112の上端側における前後方向両端側には溶接ポイント114が設定されており、この溶接ポイント114においてリインフォース92の縦壁部112とリヤフロアサイドパネル22の縦壁部42とがスポット溶接により結合されている。
縦壁部112の溶接ポイント114よりも上側には上側トレイ結合部116が設定されている。上側トレイ結合部116はリヤフロアサイドパネル22の縦壁部42に対して車両10の車幅方向左側(すなわち、車両10の車幅方向外側)へ離間するように鉤状に屈曲又は湾曲された鉤状部118を備えている。この鉤状部118の上端部からは結合片120が車両10の車幅方向右側(すなわち、車両10の車幅方向内側)へ延出されている。
上述したバッテリトレイ52の連結部62は、載置部54よりも車両10の前後方向外側へ延びている。このように載置部54よりも車両10の前後方向外側へ延びた連結部62の前後方向両端側に対応して結合片120における車両10の前後方向両端側は載置部54よりも車両10の前後方向外側に位置しており、車両10の上下方向に連結部62と対向している。連結部62の前後方向両端側では連結部62に上下方向に貫通する透孔が形成されており、連結部62の上側からボルト122が通過している。連結部62の透孔を通過したボルト122はリインフォース92の結合片120に形成された透孔を通過し、上側トレイ結合部116の鉤状部118とリヤフロアサイドパネル22の縦壁部42との間に設けられるナット124が下側から結合片120に螺合している。このナット124を締め付けることによってバッテリトレイ52の連結部62とリインフォース92の縦壁部112とが結合される。
結合片120におけるボルト122の通過部位よりも車両10の幅方向右側(すなわち、車両10の車幅方向内側)には溶接ポイント126が設定されている。結合片120において溶接ポイント126が設定された部位は、リヤフロアサイドパネル22の上壁部24上におけるリヤサイドメンバ32よりも車両10の車幅方向左側(すなわち、車両10の車幅方向外側)で上壁部24に重なっており、溶接ポイント126において結合片120とリヤフロアサイドパネル22の上壁部24とスポット溶接により結合されている。
<本実施の形態の作用、効果>
次に本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
以上の構成の本実施の形態では、バッテリトレイ52の載置部54から延出された上方延出壁60が、その上端側の連結部62においてリインフォース92の結合片120(上側トレイ結合部116)に締結固定される。このリインフォース92の結合片120はリヤフロアサイドパネル22の上壁部24におけるリヤサイドメンバ32の側方(近傍)で上壁部24に溶接される。すなわち、バッテリトレイ52は載置部54がリインフォース92の下側トレイ結合部98及び下壁部94を介してリヤフロアサイドパネル22の下壁部44に固定されるだけでなく、上方延出壁60の上端側(すなわち、連結部62)がリインフォース92の結合片120を介して車両10の骨格部材であるリヤサイドメンバ32の近傍でリヤフロアサイドパネル22の上壁部24に固定される。
このように、バッテリトレイ52は、載置部54及び連結部62の各々がリインフォース92に固定され、リインフォース92を介してリヤフロアサイドパネル22に固定される。これにより、載置部54に対して上側から作用する荷重がリヤフロアサイドパネル22の下壁部44と、リヤフロアサイドパネル22におけるリヤサイドメンバ32との結合部分の近傍とに分散される。これにより、上記の荷重がリヤフロアサイドパネル22の下壁部44におけるサイドアウタパネル46との結合部分に与える影響を軽減でき、リヤフロアサイドパネル22の下壁部44とサイドアウタパネル46との結合部分における剥離を防止又は抑制できる。
また、リヤフロアサイドパネル22の縦壁部42の上端側ではリインフォース92の縦壁部112の上端側が結合されており、リヤフロアサイドパネル22の下壁部44にはリインフォース92の下壁部94が結合される。このため、リヤフロアサイドパネル22における縦壁部42、下壁部44の剛性が向上する。これによって、バッテリトレイ52の載置部54及びリインフォース92を介して上側からの荷重が下壁部44に伝わっても、このような荷重による下壁部44の変形を防止又は抑制できる。このため、このような荷重がリヤフロアサイドパネル22の下壁部44におけるサイドアウタパネル46との結合部分に与える影響を軽減でき、リヤフロアサイドパネル22の下壁部44とサイドアウタパネル46との結合部分における剥離を防止又は抑制できる。
さらに、ボルト104とナット106とによって結合されるボルト収容部102と下側トレイ結合部98の結合片100との結合部分よりも車両10の幅方向内側には溶接ポイント96が設定されて、この結合部分よりも車両10の幅方向外側には溶接ポイント110が設定される。ボルト収容部102と下側トレイ結合部98の結合片100との結合部分の近傍では、これらの溶接ポイント96、110の2か所でリインフォース92の下壁部94がリヤフロアサイドパネル22の下壁部44に結合される。このため、例えば、載置部54上のバッテリ56が倒れこみ、これにより、リインフォース92の下壁部94がリヤフロアサイドパネル22の下壁部44から剥離されようとしても、このような剥離に作用する力が溶接ポイント96、110との双方の溶接部分に分散される。このため、リインフォース92の下壁部94がリヤフロアサイドパネル22の下壁部44との剥離を防止又は抑制できる。
さらに、ボルト122とナット124とによるバッテリトレイ52の連結部62とリインフォース92の結合片120との結合部分は、リインフォース92の縦壁部112とリヤフロアサイドパネル22の縦壁部42とのスポット溶接部分である溶接ポイント114と、リインフォース92の結合片120とリヤフロアサイドパネル22の上壁部24とのスポット溶接部分である溶接ポイント126とに車両10の幅方向に挟まれる。このため、例えば、上記の載置部54上のバッテリ56が倒れこみ、これにより、リインフォース92の縦壁部112がリヤフロアサイドパネル22の縦壁部42から引き剥がされようとしても、このような引き剥がしに作用する力が溶接ポイント114と溶接ポイント126との双方の溶接部分に分散される。このため、上記のような引き剥がしを防止又は抑制できる。
また、バッテリトレイ52はリインフォース92を介してリヤフロアサイドパネル22に固定される。ここで、バッテリトレイ52の連結部62とリインフォース92の結合片120とを締結固定するためのボルト122の取付位置は、バッテリトレイ52の載置部54よりも車両10の前後方向外側に設定される。このため、車両10の幅方向にボルト122の取付位置と載置部54上におけるバッテリ56の載置位置と重ならないようにできる。これにより、車両10の幅方向に沿ったバッテリ56の搭載スペースを大きく確保できる。
さらに、このようなボルト104とナット106とによるバッテリトレイ52とリインフォース92との結合部分、リヤフロアサイドパネル22とリインフォース92とのスポット溶接部分である溶接ポイント96、108、ボルト122とナット124とによるバッテリトレイ52とリインフォース92との結合部分、及びリヤフロアサイドパネル22とリインフォース92とのスポット溶接部分である溶接ポイント114、126の全てが車両10の室内に設定されるので車両10の下側からの水撥ねなどによる水の付着を防止又は抑制でき、このような水の付着による錆びの発生等を防止又は抑制できる。
なお、本実施の形態では、基部34から車両10の下側へ向けて脚板36が延出されたリヤサイドメンバ32を適用した構成であるが、例えば、図3に示されるように、基部34から車両10の上側へ向けて脚板36が延出されたリヤサイドメンバ32をリヤフロアサイドパネル22の上壁部24の下側に設けると共に、車両10の下方へ向けて開口した断面ハット形状のリインフォース142をリヤフロアサイドパネル22の上壁部24の上側でリヤサイドメンバ32と対向するように設ける構成に本発明を適用してもよい。
10 車両
22 リヤフロアサイドパネル
24 上壁部
32 リヤサイドメンバ
42 縦壁部
44 下壁部
46 サイドアウタパネル
52 バッテリトレイ
54 載置部
56 バッテリ
60 上方延出壁
72 バッテリクランプ(保持部材)
92 リインフォース
94 下壁部(リインフォース下壁部)
96 溶接ポイント(リインフォースとリヤフロアサイドパネルとの結合部分)
98 下側トレイ結合部(リインフォースの下端側)
102 ボルト収容部(バッテリトレイとリインフォースとの結合部分)
110 溶接ポイント(リインフォースとリヤフロアサイドパネルとの結合部分)
112 縦壁部(リインフォース縦壁部)
114 溶接ポイント(リインフォースとリヤフロアサイドパネルとの結合部分)
116 上側トレイ結合部(リインフォースの上端側)
120 結合片(バッテリトレイとリインフォースとの結合部分)
126 溶接ポイント(リインフォースとリヤフロアサイドパネルとの結合部分)

Claims (3)

  1. 車両前後方向に延びるリヤサイドメンバと、
    前記リヤサイドメンバが固定される上壁部と、前記上壁部における車幅方向外側の端部から車両下方へ延びる縦壁部と、前記縦壁部の下端から車幅方向外側へ延びる下壁部とを有し、前記下壁部における前記縦壁部とは反対側の端部がサイドアウタパネルに結合されたリヤフロアサイドパネルと、
    前記リヤフロアサイドパネルの前記下壁部上に設けられてバッテリが載置される載置部を有すると共に、前記載置部における前記縦壁部側の端部から車両上方へ上方延出壁が延出されたバッテリトレイと、
    前記リヤフロアサイドパネルと前記バッテリトレイとの間に設けられ、上端側が前記上方延出壁の上端側及び前記リヤフロアサイドパネルに結合されて、下端側が前記バッテリトレイの前記載置部の下側で前記載置部に結合されると共に前記リヤフロアサイドパネルに結合されたリインフォースと、
    前記載置部上に載置された前記バッテリの上側に設けられる挟持部を有し、前記挟持部と前記載置部とで前記バッテリを挟み込んで保持する保持部材と、
    を備えるバッテリ搭載構造。
  2. 前記リヤフロアサイドパネルの前記下壁部に対して車両上下方向に対向すると共に、前記下壁部と前記バッテリトレイの前記載置部とに結合されるリインフォース下壁部と、
    前記リインフォース下壁部における前記リヤフロアサイドパネルの前記縦壁部側の端部から車両上方へ延出されて、前記リヤフロアサイドパネルの前記縦壁部及び前記上壁部の少なくとも一方に結合されると共に、前記載置部よりも前記車両前後方向外側で前記バッテリトレイの前記上方延出壁に結合されるリインフォース縦壁部と、
    を含めて前記リインフォースを構成した請求項1に記載のバッテリ搭載構造。
  3. 前記載置部と前記リインフォースとの結合部分よりも前記載置部における車両前後方向内側に前記リインフォースとリヤフロアサイドパネルの前記下壁部との結合部分を設定すると共に、前記リインフォースを前記載置部よりも前記車両前後方向外側に延ばして、前記バッテリトレイの前記載置部よりも前記車両前後方向外側に前記リインフォースと前記リヤフロアサイドパネルの前記下壁部との結合部分を更に設定した請求項1又は請求項2に記載のバッテリ搭載構造。
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