JP2014128228A - 植栽基盤、壁面緑化構造、及び植栽基盤の製作方法 - Google Patents

植栽基盤、壁面緑化構造、及び植栽基盤の製作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】植栽基盤を軽量化する。
【解決手段】第二網材140でシート材130と保水部材120とを間に挟んでパネル材110に取り付けることで、第二網材140とシート材130と保水部材120とパネル材110とが一体化された植栽基盤100となる。また、シート材130と外側保水材126とで形成され第二網材140の網目144から突出する収容部150に植物50が植栽される。収容部150に植栽された植物50は、保水部材120の第一網材124に根52を絡ませて生育する。
【選択図】図1

Description

本発明は、植栽基盤、壁面緑化構造、及び植栽基盤の製作方法に関する。
特許文献1には、根を受けるポケットが設けられた植栽パネルを備える植栽基盤を壁面に取り付けて、壁面を緑化する技術が開示されている(特許文献1を参照)。
しかし、このように植栽パネルのポケットで植物を支持する構成の場合、植栽パネルは高い剛性が必要であり、植栽基盤の重量が重くなる傾向にある。このため植栽基盤を取り付ける壁面(構造物)への負担が大きくなる。
したがって、従来の植栽基盤よりも軽量化することが望まれている。
特開2008−29322号公報
本発明は、植栽基盤を軽量化することが課題である。
請求項1の発明は、パネル材と、前記パネル材の外側に設けられ、内側保水材と外側保水材との間に第一網材が挟まれた保水部材と、前記保水部材の外側に設けられたシート材と、前記パネル材に取り付けられ、前記パネル材との間に前記保水部材と前記シート材とを挟む第二網材と、前記第二網材の網目から突出して、前記シート材と前記外側保水材とで形成され、植物が植栽される上部が開口した収容部と、を備える。
請求項1に記載の発明では、第二網材でシート材と保水部材とを間に挟んでパネル材に取り付けることで、第二網材とシート材と保水部材とパネル材とが一体化される。また、シート材と外側保水材とで形成され第二網材の網目から突出する収容部に植物が植栽される。そして、収容部に植栽された植物は、保水部材の第一網材に根を絡ませて生育する。
収容部はシート材と外側保水材とで構成されているため軽量であり、第二網材の網目の枠によって支えられる。また、第一網材に根が絡んで生育することで、植物が第一網材に固定され落下が防止される。
よって、例えば、高剛性の植栽パネルのポケットに植物を植栽し、この植栽パネルのポケットで植物を支持する場合と比較し、植栽基盤を軽量化することできる。
請求項2の発明は、前記保水部材に自動的に潅水する潅水装置を備える。
請求項2に記載の発明では、潅水装置で自動的に潅水することで、別途、人が保水部材に水を補給する場合と比較し、植物の管理作業が簡略化される。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の植栽基盤が壁面に設けられて前記壁面が緑化されている。
請求項3に記載の発明では、植栽基盤は軽量であるので、大面積の壁面を緑化しても壁面への負担が小さい。よって、例えば、修学院離宮の大刈込みのように緑化された壁面を都会のビル街壁で容易に創出することができる。
請求項4の発明は、前記植栽基盤に設けられた基盤側引掛部材を、前記壁に設けられた壁側引掛部材に引っ掛ける引掛構造で、前記植栽基盤が前記壁面に取り付けられて前記壁面が緑化されている。
請求項4に記載の発明は、植栽基盤に設けられた基盤側引掛部材を、壁に設けられた壁側引掛部材に引っ掛けることで、植栽基盤が壁面に取り付けられて壁面が緑化されるので、施工が容易である。
請求項5の発明は、パネル材と、前記パネル材の外側に設けられる内側保水材と、前記内側保水材の外側に設けられる第一網材と、前記第一網材の外側に設けられる外側保水材と、前記外側保水材の外側に設けられるシート材と、を重ね、前記第二網材を前記シート材の外側から前記パネル材に取り付ける取付工程と、前記シート材と前記外側保水材とに切れ目を入れ、前記第二網材の網目から突出するように、前記シート材及び前記外側保水材における前記切れ目の下側の部位を引き出し、植物が植栽される上部が開口した収容部を前記シート材と前記外側保水材とで形成する収容部形成工程と、を備える。
請求項5に記載の発明では、シート材と外側保水材とに入れた切れ目の下側の部位を引き出すことで、容易に収容部を形成することができる。また、緑化する現場の風景や意匠性に合わせて、収容部の位置を自由に選定することができる。
請求項6の発明は、前記取付工程の前に、前記内側保水材と前記第一網材と前記外側保水材と前記シート材とを重ねて一体化し生育基版を作成する生育基版作成工程を有し、前記取付工程では、前記第二網材を前記パネル材に取り付け、前記パネル材との間に前記生育基版を挟む。
請求項6に記載の発明では、内側保水材と第一網材と外側保水材とシート材とを一体化して生育基版とすることで、容易に植栽基盤を製作することができる。
本発明によれば、植栽基盤を軽量化することができる。
本発明の実施形態に係る植栽基盤によって緑化された壁面緑化構造を示す面外方向に沿った縦断面図である。 本発明の実施形態に係る植栽基盤によって緑化された壁面緑化構造を示す斜視図である。 収容部に植物が植栽される前の植栽基盤を示す斜視図である。 収容部を形成する前の植栽基盤を示す(A)は正面図であり、(B)は分解側面図である。 C形鋼を示す面外方向に沿った縦断面図である。 上下に並んで配置された植栽基盤同士の接続部を示す(A)は縦断面図であり、(B)は接続前の状態を示す縦断面図である。 収容部を形成する前の植栽基盤を示す分解斜視図である。 内側保水材と第一網材と外側保水材とシート材とを重ね保水基版として一体化した状態の植栽基盤を示す分解斜視図である。 収容部を形成する工程を(A)〜(C)へと順番に示す斜視図である。 第二網材を固定する他の方法を示す(A)は縦断面図であり、(B)は正面図である。 潅水装置を示すブロック図である。 植栽基盤の壁への取付構造の変形例としての引掛構造を示す図1に対応する面外方向に沿った縦断面図である。 図13に植栽基盤と壁との間に断熱材を入れた構造を示す縦断面図である。 図12に示す引掛構造の他の例を示す部分縦断面図である。 図12に示す引掛構造の部分拡大断面図である。
図1〜図11を用いて、本発明の実施形態に係る植栽基盤及び壁面緑化構造について説明する。なお、植栽基盤100における後述する壁面10A側を「背面側」又は「内側」とし、反対側を「正面側」又は「外側」として説明する。
<実施形態>
図1及び図2に示すように、植栽基盤100が壁10の壁面10Aに設けられ、壁面10Aが緑化されている。なお、図では植栽基盤100は、一つのみが図示されているが、実際には複数の植栽基盤100が壁面10Aに上下左右に並んで配置されることで、壁面10A全体が緑化されている。
図1〜図3、図4(B)、図7に示すように、植栽基盤100は、パネル材110と保水部材120とシート材130と第二網材140とを有し、図2に示すように、上端部には、潅水装置200(図11参照)のホース202が設けられている。また、図1、図2、図3に示すように、植栽基盤100の外側前面には、植物50(図1及び図2参照)が植栽される上部が開口した収容部150が形成されている。
図1〜図3、図4(B)、図7に示すように、パネル材110は、壁面10A(図1〜図3参照)の外側に設けられ、耐熱樹脂等の断熱機能を有する材料で構成された正面視において略矩形状の板材である。なお、本実施形態では、株式会社エーアンドエーマテリアル製の内外装用フレキシブルボード・セルフレックス(JUS A 5430 / 不燃 NM−9027(NM−8576))を使用している。
図1〜図3、図4(B)、図7に示すように、保水部材120は、パネル材110の外側に設けられ、内側保水材122と外側保水材126との間に第一網材124が挟まれた構造となっている。
内側保水材122及び外側保水材126は、植物50の根52(図1参照)が侵入可能で、保水及び吸水性の高い材料(フェルト、不織布、ウレタン、スポンジ、ヤシ繊維等)で構成されている。
第一網材124は、網目がハニカム形状の樹脂製のネットで構成されている。なお、本実施形態では、第一網材124は、ポリ塩化ビニリデン系合成繊維(塩化ビニリデンを主成分とする共重合物を原料として溶融紡糸したもの)を網状に成形したものを使用した。具体的には、旭化成ホームプロダクツ株式会社製のサラン繊維(登録商標)のハニカムネットを用いた。なお、第一網材124は、樹脂性のネット以外であってもよい。例えば、SUS等からなる金網であってもよい。
シート材130は、保水部材120の外側に設けられ、ゴムやビニール等の水分蒸発防止機能を有する材料で構成されてしている。なお、本実施形態では、水分蒸発防止機能に加え、遮熱性や不燃性を有すると共に耐候性に優れた加硫ゴム系の防水シートを使用した。具体的には三ツ星ベルト株式会社製のネオ・ルーフィングEを使用した。
第二網材140は、シート材130の外側に設けられ、SUS製のφ5の500×500メッシュの金網で構成されている。なお、第二網材140は、SUS製以外のメッキされた金属メッシュ、或いは耐候性樹脂のメッシュ素材で構成されていてもよい。また、第一網材124の網目よりも第二網材140の網目144の方が大きい。
また、図1、図4、図7に示すように、第二網材140の網目144の角部には、SUS製の座金142が溶接接合されている。そして、パネル材110との間に保水部材120とシート材130とを挟んで、座金142とパネル材110の背面110Aに形成された凹部112に嵌め込めまれたSUS製のC形鋼180とを、保水部材120及びシート材130を貫通する全ネジ30及びナット32で締結することとで(図5も参照)、第二網材140がパネル材110に取り付けられている。そして、保水部材120及びシート材130を挟んで、全ネジ30及びナット32で締結し第二網材140がパネル材110に取り付けられるこことで、植栽基盤100として一体化される。
また、図1、図4(B)、図5に示すように、植栽基盤100のパネル材110のC形鋼180と、壁10に打ち込まれたアンカーボルト20と、をナット22で締結するとによって、植栽基盤100が壁面10Aに固定されている。すなわち、第二網材140は、全ネジ30及びC形鋼180を介して、壁10に打ち込まれたアンカーボルト20に締結された構造(第二網材140が壁10に固定された構造)となっている。
なお、第二網材140のパネル材110への取り付け(固定)は、上記構成(方法)に限定されない。どのような構成(方法)であってもよい。
例えば、図10に示すように、保水部材120及びシート材130を貫通するネジ36の先端部のかぎ状に曲がった引掛部38を、第二網材140に引掛ける構成であってもよい。
また、本実施形態では、C形鋼180は植栽基盤100のパネル材110に嵌め込まれた構成であるが、これに限定されない。C形鋼180は壁面10Aに埋め込まれた構成であってもよいし、壁面10Aとパネル材110の背面110Aとの間に配置された構成(壁面10Aとパネル材110の背面110Aとが間隔をあけた構成)であってもよい。更に、C形鋼以外、例えばL形鋼であってもよい。
図11に示すように、潅水装置200は、外周面202Aに複数の孔204が形成された筒状のホース202と、ポンプ210と、ホース202とポンプ210とを繋ぐチューブ212と、ポンプ210に電気的に接続されポンプ210を制御する制御部214と、を有している。
図2に示すように、潅水装置200のホース202は、最上段に配置された植栽基盤100の保水部材120における内側保水材122の上端部122Uと外側保水材126の上端部126Uとの間に挟まれている。
図11に示す制御部214は、定期的に予め定めた量の水がホース202に供給されるように、ポンプ210を制御する。そして、図2に示すホース202に水が供給されると、孔204から水が吐出し、保水部材120の内側保水材122と外側保水材126とに浸透する。つまり、保水部材120に灌水される。また、本実施形態では、肥料入りの水を吐出(灌水)させている(液肥潅水)。
ホース202から吐出する灌水量は、夏季の快晴時に最下段に配置された植栽基盤100の保水部材120の下部から余剰水が染み出すように設定する。なお、本実施形態では、保水部材120の内側保水材122と外側保水材126とが乾燥しないように、3.6リットル/時間を一回15分程度行っている。また、これを1日当たり4〜5回程度実施している(このように制御部214がポンプ210を制御している)。
本実施系形態では、図6に示すように、植栽基盤100のパネル材110は、保水部材120に対して上側にずれて設けられている。よって、植栽基盤100の上部背面部ではパネル材110の上端部116が突出し、下部背面部の角部はパネル材110がなく段差部114が形成される。そして、上下に並んで配置された上側の植栽基盤100の下部背面部の段差部114に、下側の植栽基盤100のパネル材110の上部背面部の上端部116が係合している。また、この係合部分には、壁面10Aへの漏水を防止するための防水具158が設けられている。
防水具158は、係合部の形状に応じた凹部152を形成するL字状の片部154と背面板部156とを有する構造となっている。片部154は背面板部156から水平方向に延びる横壁部154Aと、この横壁部154Aの先端部から下方に延びる縦壁部154Bとを有している。そして、背面板部156が下側の植栽基盤100のパネル材110と上側の植栽基盤100のパネル材110とに跨って配置されている。また、背面板部156から延びる片部154の横壁部154Aが、パネル材110の端部間の隙間115に挟まれている。そして、片部154の縦壁部154Bが下側の植栽基盤100の内側保水材122と上側の植栽基盤100の内側保水材122とに跨って配置されている。
図3に示すように、第二網材140の網目144から収容部150が突出している(図1及び図2も参照)。収容部150は、シート材130と外側保水材126とで形成されている(形成方法は後述する)。そして、図1及び図2に示すように、収容部150に植物50が植栽されている。なお、本実施形態で植栽されている植物50は、木本類とされている。また、図1に示すように、植物50の根52が伸長し、第一網材124に絡みつき生育する。また、根52が第一網材124に絡みつくことで、植物50が植栽基盤100に固定される。
<製造方法>
つぎに、本実施形態の植栽基盤100の製造方法について説明する。
図8に示すように、内側保水材122と第一網材124と外側保水材126とシート材130とを重ねて縫い合わせて一体化し、生育基版132を作成する。そして、パネル材110との間に生育基版132を挟んで、第二網材140をパネル材110に取り付ける(図1及び図2も参照)。
図9(A)に示すように、シート材130と外側保水材126とに水平方向の切目55を入れる。そして、図9(B)に示すように、第二網材140の網目144から突出するように、シート材130及び外側保水材126における切目55の下側の部位130A,126Aを引き出し、図9(C)上部が開口した収容部150を形成する。
図1及び図2に示すように、このようにして作製された植栽基盤100の収容部150に植物50を植栽し、壁面10Aに並べて固定することで、壁面10Aが緑化される。
<作用及び効果>
つぎに、本実施形態の作用及び効果について説明する。
第二網材140を、シート材130と保水部材120とを間に挟んでパネル材110に取り付けることで、第二網材140とシート材130と保水部材120とパネル材110とが一体化された植栽基盤100となる。また、シート材130と外側保水材126とで形成され第二網材140の網目144から突出する収容部150に植物50が植栽されている。収容部150に植栽された植物50は、保水部材120の第一網材124に根52を絡ませて生育する(図1参照)。
このように、収容部150はシート材130と外側保水材126とで構成されているため軽量であり、第二網材140の網目144によって支えられる。そして、第一網材124に植物50の根52が絡んで生育することで、植物50が第一網材124(植栽基盤100)に固定され落下が防止される。つまり、収容部150が植物50を支持するのではなく、第一網材124が植物50を支持する構造となっている。よって、例えば、高剛性の植栽パネルのポケットに植物を植栽し、この植栽パネルのポケットで植物を支持する場合と比較し、植栽基盤100を軽量化することできる。
そして、このように植栽基盤100は軽量(本実施形態では湿潤時の平米荷重15〜20kg)であるので、大面積の壁面10Aを緑化しても壁面10Aへの負担が小さい。よって、例えば、修学院離宮の大刈込みのように緑化された壁面10Aを都会のビル街壁で容易に創出することができる。また、植栽基盤100が軽量化されることで、折半屋根にコケ植物に代わる緑化工法としても利用可能である。また、ビル等の建築物と防音壁等の土木構造物とのいずれにも適用可能である。更に、鉛直面だけでなく、傾斜面も容易に緑化することができる。
また、シート材130は、水分蒸発防止機能、遮熱機能、及び不燃機能を有する。そして、シート材130の水分蒸発防止機能によって保水部材120からの水分の蒸発が抑制される。更に遮熱機能を有するシート材130と断熱効果を有するパネル材110とで、保水部材120を挟むことで、植物50の根52の環境(根圏環境)が熱的に保護される。よって、植物50の生育環境が向上する。
なお、シート材130の不燃機能と保水部材120の保水とによって、火災時における延焼防止効果が発揮される。また、準防火地域や商業地域等では予め定められた外壁付帯物の不燃性の基準を満たすことが求められるが、上記延焼防止効果を有する植栽基盤100で壁面を緑化することで、この基準を容易に満たすことができる。
また、潅水装置200で自動的に潅水することで、別途、人が保水部材120に水を補給する場合と比較し、植物50の管理作業が簡略化される。また、シート材130の水分蒸発防止機能によって潅水効率が向上する(節水効果が高い)。
なお、本実施形態では、図6に示すように、植栽基盤100のパネル材110は、保水部材120に対して、上側にずれて設けられている。そして、上下に並んで配置された上側の植栽基盤100の下部背面部の段差部114に、下側の植栽基盤100のパネル材110の上部背面部の上端部116が係合している。また、この係合部分には、防水具158が設けられている。
よって、上側の植栽基盤100の保水部材120の下端が上下のパネル材110の端部間の隙間115よりも下側に位置するので、上側の保水部材120の下端から染み出す水の、隙間115から壁面10Aへの染み出しが抑制される。
また、防水具158の背面板部156が、パネル材110と壁面10Aとの間に、下側のパネル材110と上側のパネル材110とに跨って、つまり隙間115を跨いで配置されている。更に、片部154の縦壁部154Bが下側の内側保水材122と上側の内側保水材122とに跨って配置されている。よって、上側の保水部材120の下端から染み出す水の、隙間115から壁面10Aへの染み出しが、効果的に抑制又は防止される。
また、図9に示すように、第二網材140とシート材130と保水部材120とパネル材110とを一体化したのち、シート材130と外側保水材126とに入れた切目55の下側の部位130A,126Aを引き出すことで、容易に収容部150を形成することができる。
また、収容部150を形成する第二網材140の網目144を、例えば、緑化する現場の風景や意匠性に合わせて、自由に選定することができる。つまり、植物50を植栽する植栽パターンを自由に設定できる。また、収容部150を形成していない部分には、看板を取り付けることも容易に可能であるので、美しい植栽景観と企業広告との組み合わせが容易に可能となる。また、植栽する植物50は、木本類も草本類も自由に植栽可能であり、植栽の自由度が高い
<変形例>
つぎに、本実施形態の植栽基盤100の壁10への取付構造の変形例(他の例)について説明する。なお、本変形例では、植栽基盤100に設けられた基盤側引掛部材を壁10側に設けた壁側引掛部材に引っ掛ける引掛構造となっている。
図12に示すように、本変形例では、ネジ36(図10参照)が保水部材120及びシート材130を貫通し、取付金具250にナット32によって締結されている。なお、このように保水部材120及びシート材130を挟んで、第二網材140をネジ36及び取付金具250で締結してパネル材110に取り付けることで、植栽基盤100として一体化される。
図15に示すように、取付金具250は板状とされ、パネル材110の背面110Aに沿って設けられている。そして、取付金具250の上端部分には、下側方向に屈曲し折り返されたフック部252が形成されている。
一方、壁側引掛部材260は、第一L形鋼262と第二L形鋼264とを含んで構成されている。第一L形鋼262は、壁10に打ち込まれたアンカーボルト20とナット22によって壁10に固定されている。更に、第一L形鋼262の横フランジ部262Aに第二L形鋼264の横フランジ部264Aが重ね合わされてボルト280とナット282とによって締結されている。
そして、植栽基盤100の取付金具250のフック部252が、第二L形鋼264の縦フランジ部264Bに引っ掛けられることで、植栽基盤100が壁面10Aと間隔をあけて壁10に取り付けられる。
なお、図12に示すように、植栽基盤100の上端部に対応する壁10に固定された第一L形鋼262の横フランジ部262Aには、平板状の板金270が重ね合わされてボルト280とナット282とによって締結されている。そして、板金270の先端部が、植栽基盤100のパネル材110の上端部110Bに接し、パネル材110の上端部110Bを押さえている。また、先端部には下側に突出する突起部270Aが形成されている。そして、この突起部270Aがパネル材110の上端部110Bに引掛けられている。
(作用効果)
つぎに本変形例の作用及び効果について説明する。
植栽基盤100の取付金具250のフック部252を、壁10に固定された壁側引掛部材260の第二L形鋼264の縦フランジ部264Bに引っかけることで、植栽基盤100が壁面10Aと間隔をあけて壁10に取り付けられる。よって、植栽基盤100の壁10の壁面10Aへの取り付けが容易である(施工性が向上する)。
なお、本変形例で示した引掛構造は、一例であって本構造に限定されない。例えば、図14に示すような、H形鋼構造であってもよい。図14に示すH形鋼構造は、H形鋼292の壁10側の上側のフランジ部292Aをアンカーボルト20とナット22とよって壁10に固定し、植栽基盤100側の上側のフランジ部292Cに取付金具250のフック部252を引っかけることで、植栽基盤100が壁面10Aと間隔をあけて壁10に取り付けられている。なお、H形鋼292におけるアンカーボルト20の引抜方向に発生する回転力は、壁10側の下側のフランジ部292Bの壁面10Aに対する支圧力で負担する構成となっている。要は、植栽基盤に設けられた基盤側引掛部材を、壁に設けられた壁側引掛部材に引っ掛ける引掛構造で、植栽基盤が壁に取り付けられて壁面が緑化されていればよい。
また、図12や図14に示すように、植栽基盤100を壁10に間隔をあけて取り付けることで、壁10(壁面10A)の仕上精度、納まり地震時の制動等の影響が少なくなる。また、壁面10Aに植栽基盤100が接触していないので、直接接触することによる各種デメリット(湿気の籠もりやこれにともなう経年変化等)が抑制される。
また、植栽基盤100と壁面10Aとを間の隙間の空気層が、断熱効果を発揮する。なお、断熱効果をより効果的に発揮させるために、図13に示すように、植栽基盤100と壁面10Aとを間に。断熱材300を間に挟んでもよい。断熱材300としては、スタイロフォーム等の断熱板材、外断熱用の吹付材、グラスウール等のガラス繊維系の断熱材等があげられる。
なお、植栽基盤100と壁面10Aとの間に断熱材300を設ける場合は、引掛構造の引掛代となる空間302を設けることが望ましい。また、断熱材300が軽量であり、容易に変形する材料の場合、植栽基盤100と壁面10Aとの間に断熱材300を挟み込むようにして設置すればよい。断熱材300が高い剛性を有するような材料の場合は、植栽基盤100又は壁面10Aに固定してもよい。
なお、板金270の先端部が、植栽基盤100のパネル材110の上端部110Bに接し、パネル材110の上端部110Bを押さえている。よって、植栽基盤100の上部を額縁的に収めていると共に、植栽基盤100の面剛性を確保している。また、板金270の突起部270Aがパネル材110の上端部110Bに引掛けられることで、植栽基盤100の上端部が固定される。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、植栽基盤100のパネル材110を壁10(外壁)の壁面10Aに固定した。しかし、植栽基盤100のパネル材110が壁(外壁)を構成してもよい。また、パネル材110は、複数の板材を積層することよって構成されていてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、第二網材140の網目144の形状は、正面視において、略正方形であったが、これに限定されない。例えば、網目の形状が、正面視において、長方形、菱形、三角形、六角形(ハニカム形状)等であってもよい。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない
10 壁
10A 壁面
50 植物
52 根
100 植栽基盤
110 パネル材
120 保水部材
122 内側保水材
124 第一網材
126 外側保水材
130 シート材
132 生育基版
140 第二網材
144 網目
150 収容部
200 潅水装置
250 取付金具(基盤側引掛部材の一例)
260 壁側引掛部材

Claims (6)

  1. パネル材と、
    前記パネル材の外側に設けられ、内側保水材と外側保水材との間に第一網材が挟まれた保水部材と、
    前記保水部材の外側に設けられたシート材と、
    前記パネル材に取り付けられ、前記パネル材との間に前記保水部材と前記シート材とを挟む第二網材と、
    前記第二網材の網目から突出して、前記シート材と前記外側保水材とで形成され、植物が植栽される上部が開口した収容部と、
    を備える植栽基盤。
  2. 前記保水部材に自動的に潅水する潅水装置を備える、
    請求項1に記載の植栽基盤。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の植栽基盤が壁面に設けられて前記壁面が緑化された壁面緑化構造。
  4. 前記植栽基盤に設けられた基盤側引掛部材を、前記壁に設けられた壁側引掛部材に引っ掛ける引掛構造で、前記植栽基盤が前記壁面に取り付けられて前記壁面が緑化された請求項3に記載の壁面緑化構造。
  5. パネル材と、前記パネル材の外側に設けられる内側保水材と、前記内側保水材の外側に設けられる第一網材と、前記第一網材の外側に設けられる外側保水材と、前記外側保水材の外側に設けられるシート材と、を重ね、前記第二網材を前記シート材の外側から前記パネル材に取り付ける取付工程と、
    前記シート材と前記外側保水材とに切れ目を入れ、前記第二網材の網目から突出するように、前記シート材及び前記外側保水材における前記切れ目の下側の部位を引き出し、植物が植栽される上部が開口した収容部を前記シート材と前記外側保水材とで形成する収容部形成工程と、
    を備える植栽基盤の製作方法。
  6. 前記取付工程の前に、前記内側保水材と前記第一網材と前記外側保水材と前記シート材とを重ねて一体化し生育基版を作成する生育基版作成工程を有し、
    前記取付工程では、前記第二網材を前記パネル材に取り付け、前記パネル材との間に前記生育基版を挟む、
    請求項5に記載の植栽基盤の製作方法。
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