JP2014127801A - Oltおよびフレーム転送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】任意のONUから受信した上りフレームを、複数の上位装置ごとに設けられるSNI(Service Node Interface)を介して接続されている当該複数の上位装置のうち、当該ONUと対応する上位装置へ転送する。
【解決手段】内部IDテーブル23に、当該LLIDと対応するSNI選択情報を、ONUのLLIDに対応する内部IDごとに登録しておき、ONUから上りフレームを受信した場合、当該上りフレームのLLIDを内部IDに変換した後、フレーム転送処理部20で、当該内部IDに対応するSNI選択情報を、内部IDテーブル23から取得する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光通信技術に関し、特にPONシステムを事業者側ネットワーク(サービス網)の上位装置と接続するOLT(Optical Line Terminal)におけるフレーム転送技術に関する。
2009年にIEEE802.3avにおいて10G−EPON(10 Gigabit Ethernet Passive Optical Network:Ethernetは登録商標)の標準化が完了した。10G−EPONの特徴は、既に広く普及しているGE−PON(Gigabit Ethernet Passive Optical Network:非特許文献1参照)の10倍の高速伝送が可能なことである。さらに、既存のGE−PONと10G−EPONを混在させて利用できるという特徴がある。
GE−PONと10G−EPONを混在させて利用する場合は、1G下り信号と10G下り信号で異なる波長を使用するWDM技術を用い、1G下り信号間と10G下り信号間のそれぞれにおいてTDM技術を用いる。上り信号においては、1G上り信号と10G上り信号で同一の波長を使用し、1G上り信号と10G上り信号をまとめてTDMA技術を用いる。すなわち、1G下り信号、10G下り信号、および、上り信号で異なる3種類の波長を用いる。
従来のGE−PONシステムでは、非特許文献2が示すように、事業者側のネットワーク(サービス網)とを接続するための局内装置であるOLTにおいて、SNI(Service Node Interface)側にSNIポートが1つ設けられており、1台のOLTを複数のネットワーク(サービス網)に接続する場合は、OLTと複数のネットワーク(サービス網)との間にスイッチ(もしくはルータ等)を挿入している。
図17は、従来のGE−PONシステムの構成例である。図18は、従来のGE−PONシステムの他の構成例である。従来のGE−PONシステムにおいて、ONU毎に接続するネットワーク(サービス網)を変える必要がある場合、図17もしくは図18のようなシステム構成となる。このうち、OLTと複数のネットワーク(サービス網)との間にスイッチ(もしくはルータ等)を挿入する場合が図18である。図19は、従来のOLTの構成を示すブロック図である(特許文献1参照)
まず、図19を参照して、従来のOLTの各処理部について説明する。
第1の送受信回路52は、PONポート51に接続されたPONを介してONUとフレームを送受信するための回路である。
第2の送受信回路58は、SNIポート59を介して接続された事業者ネットワークNWとのインターフェースになる回路である。
フレーム分離部53は、第1の送受信回路52より入力されたフレームのうち、OLT宛てのフレーム(PONの制御に用いられる制御フレーム)を制御フレーム処理部54へ送信するとともに、その他のフレームをフレーム転送処理部60へ送信する処理部である。
フレーム多重部56は、フレーム転送処理部60からの下りフレームと制御フレーム処理部54からの制御フレームを時分割的に多重し、第1の送受信回路52に対して送信する処理部である。
フレーム転送処理部60は、フレーム分離部53と第2の送受信回路58の双方から受信したフレームの宛先MACアドレスに基づき、フレームの転送処理を行う処理部である。
制御フレーム処理部54は、各ONUにLLIDを自動的に割り当てるための発見処理(Discoveryプロセス)や、上り信号(ONUからOLT宛ての信号)の調停といった、PONの制御に関する処理を行う処理部である。
帯域割当処理部55は、制御フレーム処理部54からの要求に従い、ONUへの帯域(送信開始時刻と送信データ量)割当を行う処理部である。
図17および図18のどちらのシステム構成の場合も、SNIとネットワークNWの間には、サービス網内の転送制御等を行う上位装置が挿入される。この際、PONシステムで実現できるサービスの内容は、OLTに接続する上位装置により制限される。例えば、OLTと接続している上位装置が1G Ethernet用の場合、このPONシステムは1G Ethernetによるサービスに制限される。
また、図18の場合、1台のスイッチとOLTを複数の上位装置で共用する、すなわちOLT1台分の帯域を分割して使用することになる。このため、図17の場合と比較するとそれぞれの上位装置で使用できる下りフレームの帯域が小さくなってしまう。
つまり、ONU毎に接続するネットワークNWが異なる場合、従来は2とおりの方法があったが、それらの方法は、
方法1(図17):各上位装置で使用できる下り帯域を最大にできるが、接続するネットワークNWと同数のOLTが必要
方法2(図18):各上位装置で使用できる下り帯域が方法1(図17)より小さくなる(上位装置の下り帯域を最大まで使用できない)が、OLTは1台でよい
と、どちらも長所と短所があった。
特開2009−260668号公報
「技術基礎講座[GE-PON技術]第1回 PONとは」、NTT技術ジャーナル、Vol.17、No.8、pp.71-74、2005 「Gigabit Ethernet-PON(GE-PON)システムの開発」、NTT技術ジャーナル、Vol.17、No.3、pp.75-80、2005
1台のOLTに複数のネットワーク(サービス網)NWを接続する場合、前述した2つの従来技術のうち、方法1によれば、接続するネットワーク(サービス網)と同数のOLTが必要となるため、PONシステム全体のOLT数を考慮した場合、方法2が望ましい。
しかしながら、方法2によれば、OLTと各ネットワークNWの上位装置との間にスイッチ(もしくはルータ等)を挿入する必要がある。このため、各上位装置でスイッチの下り帯域を共用することになり、個々の上位装置で使用できる下り帯域が制限されるという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、下り帯域に対する制限を回避しつつ、任意のONUから受信した上りフレームを、当該ONUと対応する上位装置へ転送することができるフレーム転送技術を提供することを目的としている。
また、複数の上位装置へのフレーム転送を行うためには、従来技術の方法2におけるスイッチ(もしくはルータ等)と同様な機能な必要であるが、従来のスイッチ(もしくはルータ等)はMACアドレス、VLANタグ、もしくは、IPアドレスにより転送先を判定する回路を必要とし、回路規模が大きくなるという課題があり、できるだけ小さな回路規模で上記の課題を解決することも目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるOLTは、PONを介して複数のONUと接続するとともに、複数の上位装置に当該上位装置ごとに設けられるSNI(Service Node Interface)を介して接続し、これらONUと上位装置との間でやり取りするフレームを相互に転送処理するOLTであって、前記PONを介して前記ONUからの上りフレームを受信する受信回路と、予め設定された伝送速度ごとに設けられて、前記ONUへの下りフレームを、前記PONを介して当該伝送速度で送信する複数の送信回路と、前記SNIごとに設けられて、当該SNIを介して当該上位装置へ前記上りフレームを送信するとともに、当該SNIを介して当該上位装置からの前記下りフレームを受信する複数の送受信回路と、前記受信回路で受信した前記上りフレームを前記送受信回路へ転送し、前記送受信回路で受信した前記下りフレームを前記送信回路へ転送するフレーム転送処理部とを備え、前記フレーム転送処理部は、前記ONUに個別のLLID(Logical Link ID)に対応する内部IDごとに、当該内部IDと対応するSNI選択情報がそれぞれ登録されている内部IDテーブルを含み、前記受信回路で受信した前記上りフレームのLLIDに対応する内部IDと対応するSNI選択情報を前記内部IDテーブルから取得して、前記送受信回路のうち当該SNI選択情報と対応する送受信回路へ当該上りフレームを転送するようにしたものである。
また、上記OLTの一構成例は、前記フレーム転送処理部に、前記受信回路で受信した前記上りフレームのLLIDに対応する内部IDと対応するSNI選択情報を前記内部IDテーブルから取得する出力先判定部と、前記送受信回路のうち、前記出力先判定部で取得した前記SNI選択情報と対応する送受信回路へ、前記上りフレームを転送する上り出力先制御部とを含むものである。
また、上記OLTの一構成例は、前記受信回路で受信した前記上りフレームに対して、当該上りフレームのフォーマットを変換する上り入力部をさらに備え、前記上り入力部は、当該上りフレームのLLIDと1対1に対応付けられている、LLIDよりも少ないビット数で構成される内部IDを当該上りフレームに付与し、前記フレーム転送処理部は、前記上り入力部で前記上りフレームに付与された内部IDと対応するSNI選択情報を前記内部IDテーブルから取得して、前記送受信回路のうち当該SNI選択情報と対応する送受信回路へ当該上りフレームを転送するようにしたものである。
また、上記OLTの一構成例は、前記フレーム転送処理部に、前記下りフレームが属するVLANを識別するためのVID(VLAN Identifier)ごとに、当該下りフレームに関する内部IDおよび下り出力先選択情報が登録されているVIDテーブルをさらに含み、前記送受信回路で受信した前記下りフレームのVIDと対応する内部IDおよび下り出力先選択情報を前記VIDテーブルから取得して、当該内部IDに対応するLLIDを当該下りフレームに付与した後、前記送信回路のうち当該下り出力先選択情報と対応する送信回路へ転送するようにしたものである。
また、上記OLTの一構成例は、前記フレーム転送処理部に、前記送受信回路ごとに設けられて、当該送受信回路で受信した前記下りフレームのVIDに対応する内部IDおよび下り出力先選択情報を、前記VIDテーブルから取得する複数の下り出力先判定部と、前記送受信回路ごとに設けられて、当該下り出力先判定部で取得した前記内部IDに対応するLLIDを、当該送受信回路で受信した前記下りフレームに付与する複数のLLID付与部と、前記送受信回路ごとに設けられて、前記送信回路のうち、当該下り出力先判定部で取得した前記下り出力先選択情報と対応する送信回路へ、当該LLID付与部からの前記下りフレームを転送する複数の下り出力先制御部とをさらに含むようにしたものである。
また、上記OLTの一構成例は、前記送信回路から送信する前記下りフレームに対して、当該下りフレームのフォーマットを変換する下り出力部をさらに備え、前記送受信回路で受信した前記下りフレームのVIDと対応する内部IDおよび下り出力先選択情報を前記VIDテーブルから取得して、当該内部IDを当該下りフレームに付与した後、前記送信回路のうち当該下り出力先選択情報と対応する下り出力部へ転送し、前記下り出力部は、当該下りフレームの内部IDと1対1に対応付けられているLLIDを当該下りフレームに付与するようにしたものである。
また、本発明にかかるフレーム転送方法は、PONを介して複数のONUと接続するとともに、複数の上位装置に当該上位装置ごとに設けられるSNI(Service Node Interface)を介して接続し、これらONUと上位装置との間でやり取りするフレームを相互に転送処理するOLTで用いられるフレーム転送方法であって、前記ONUに個別のLLID(Logical Link ID)に対応する内部IDごとに、当該内部IDと対応するSNI選択情報を内部IDテーブルで記憶するステップと、前記PONを介して前記ONUから受信した上りフレームのLLIDに対応する内部IDと対応するSNI選択情報を前記内部IDテーブルから取得し、前記SNIごとに設けられて当該SNIを介して当該上位装置との間でフレームを送受信する送受信回路のうち、当該SNI選択情報と対応する送受信回路へ当該上りフレームを転送するステップとを備えている。
本発明によれば、OLTが複数の上位装置に当該上位装置ごとに設けられるSNIを介して接続される場合に、PONシステムに接続されている任意のONUから受信した上りフレームを、当該ONUと対応する上位装置へ転送することができる。また、複数のSNIポートを経由して入力される下りフレームを、入力SNIポートごとに並行して処理して宛先ONUへ転送することができる。
したがって、PONシステムの各ONUと各上位装置、さらにはその先の各事業者ネットワークの間で、OLTと複数のSNIの間にスイッチを介すことなく、SNIごとのポートを備えた1つのOLTでフレームを転送処理することができる。このため、各上位装置でスイッチの下り帯域を共用することがなくなり、個々の上位装置で使用できる下り帯域に対する制限を回避することが可能となる。
また、10G−ONUと1G−ONUが混在するシステムで、SNIの一方が10G−Ethernet用、他方が1G−Ethernet用の場合、10G−ONUについては10G−Ethernet用のSNI、1G−ONUについては1G−Ethernet用のSNIを使用できる。これにより、異なる通信速度のPONシステムを、1つのOLTで構築することができる。
さらに、ビット数が少ない内部IDにより上りフレームの転送先SNIを決定できるため、48bitのMACアドレス、12bitのVLAN ID、もしくは、32bit(または128bit)のIPアドレスにより転送先を決定する従来のスイッチ(もしくはルータ等)よりも小さい回路で上りフレームの転送先を決定することができる。
第1の実施の形態にかかるPONシステムの構成を示すブロック図である。 PON区間で伝送されるフレームの構成例である。 本発明にかかるOLTの構成を示すブロック図である。 フレーム転送処理部の構成例を示すブロック図である。 内部IDテーブルの構成例である。 上りフレームの出力先SNI決定手順を示すフローチャートである。 VIDテーブルの構成例である。 下りフレームの出力先決定手順を示すフローチャートである。 MACアドレステーブルの構成例である。 MACアドレス検索テーブルの構成例である。 第2の実施の形態にかかるOLTの構成を示すブロック図である。 OLT内部で伝送される上りフレームの構成例である。 第3の実施の形態にかかるVIDテーブルの構成例である。 第3の実施の形態にかかる下りフレームの出力先決定手順を示すフローチャートである。 第4の実施の形態にかかるOLTの構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態にかかるフレーム転送処理部の構成例を示すブロック図である。 従来のGE−PONシステムの構成例である。 従来のGE−PONシステムの他の構成例である。 従来のOLTの構成を示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1および図2を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるPONシステム100について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかるPONシステムの構成を示すブロック図である。図2は、PON区間で伝送されるフレームの構成例である。
図1に示すように、このPONシステム100において、ONUn(n=1〜4)は、UNI(User Network Interface)を介してユーザ装置nと接続されている。
各ONUは、光通信路を介して1つの光スプリッタに共通接続されており、さらにこの光スプリッタは、1つの光通信路を介して、1つのOLT10と接続されている。上り信号、NW1に属するONU宛下り信号、および、NW2に属するONU宛下り信号は使用波長が異なるので、光通信路とOLT10の間に光多重分離装置(図1に記載せず)が介在する。
このOLT10には、SNI側に2つのSNIポートが設けられており、これらSNIポートごとに、SNIを介して上位装置1および上位装置2が個別に接続されている。
また、上位装置1には、事業者側のネットワーク(サービス網)NW1が接続されており、上位装置2には、事業者側のネットワーク(サービス網)NW2が接続されている。
このPONシステム100のPON区間、すなわちONUnとOLT10との間の区間では、図2に示すような構成のフレームでデータがやり取りされる。
図2において、プリアンブルは、EthernetのプリアンブルにLLIDを埋め込んだものである。
LLID(Logical Link ID)は、各ONUと1対1に対応する識別子である。ONU登録(ONUがOLTの配下となる)時にOLTで決定され、OLTは自分の配下のONUでLLIDの重複が起こらないように管理している。
VLANタグは、VLAN情報を含むタグである。タグがついていない場合やタグが複数ついている場合もある。このVLANタグは、TPID、TCIを含んでいる。
TPID(Tag Protocol ID)は、VLANタグが続くことを示すEther Type値である。通常は0x8100である。
TCI(Tag Control Information)は、VLANタグ情報である。このTCIは、PCP、CFI、VIDを含んでいる。
PCP(Priority Code Point)は、当該フレームの優先度である。
CFI(Canonical Format Indicator)は、MACヘッダ内のMACアドレスが標準フォーマットに従っているかどうかを示す値である。
VIDまたはVLAN ID(VLAN Identifier)は、フレームが属するVLANを指定する値である。
Typeは、上位プロトコルの種別を示すEther Type値である。
[OLT]
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかるOLT10の構成について説明する。図3は、本発明にかかるOLTの構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかるOLT10における、従来のOLTとの構成上の違いは、SNIポート、送受信回路、フレーム多重部、送信回路が、伝送速度の異なる伝送系統ごとに設けられていることである。
図3を参照して、本実施の形態にかかるOLT10の各処理部について説明する。
PONポート11は、PONを介してONUとの間でフレームをやり取りするための回路である。
受信回路12は、PONおよびPONポート11を介してONUからの上りフレームを受信するための回路である。
送信回路(0系)17Aおよび送信回路(1系)17Bは、予め設定された伝送速度ごとに設けられて、PONポート11およびPONを介して、それぞれ、ONU(0系)およびONU(1系)へ、下りフレームを当該伝送速度で送信するための回路である。本発明において、0系は、伝送速度が1Gbpsの伝送系統を示し、1系は、伝送速度が10Gbpsの伝送系統を示している。
SNIポート(0系)19AおよびSNIポート19B(1系)は、上位装置ごとに設けられて、SNIを介して当該上位装置との間でフレームをやり取りする回路部である。
送受信回路(0系)18Aおよび送受信回路(1系)18Bは、上位装置ごとすなわちSNIごとに設けられて、それぞれSNIポート19A,19B、さらには対応する上位装置1,2を介して、事業者ネットワーク(0系)NW1および事業者ネットワーク(1系)NW2との間でフレームを送受信する回路部である。
フレーム分離部13は、受信回路12より入力されたフレームのうち、OLT10宛てのフレーム(PONの制御に用いられる制御フレーム)を制御フレーム処理部14へ送信するとともに、その他のフレームをフレーム転送処理部20へ送信する処理部である。
フレーム多重部(0系)16Aは、フレーム転送処理部20からのONU(0系)宛の下りフレームと制御フレーム処理部14からの制御フレームとを時分割的に多重し、送信回路(0系)17Aに対して送信する処理部である。
フレーム多重部(1系)16Bは、フレーム転送処理部20からのONU(1系)宛の下りフレームと制御フレーム処理部14からの制御フレームとを時分割的に多重し、送信回路(1系)17Bに対して送信する処理部である。
フレーム転送処理部20は、受信回路12で受信されてフレーム分離部13から入力された上りフレームを、内部IDテーブル23から取得した当該上りフレームのLLIDに対応する内部IDと対応するSNI選択情報に基づいて、送受信回路18A,18B(0系または1系)のいずれかへ転送処理し、送受信回路18A,18Bで受信された下りフレームを、VIDテーブル35から取得した当該下りフレームのVIDと対応する下り出力先選択情報に基づいて、フレーム多重部16A,16B(0系または1系)のいずれかへ転送処理を行う処理部である。
制御フレーム処理部14は、各ONUにLLIDを自動的に割り当てるための発見処理(Discoveryプロセス)や上り信号(ONUからOLT宛ての信号)の調停といった、PONの制御に関する処理を行う処理部である。
帯域割当処理部15は、制御フレーム処理部14からの要求に従い、ONUへの帯域(送信開始時刻と送信データ量)割当を行う処理部である。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図4−図8を参照して、本実施の形態にかかるOLTで用いられるフレーム転送処理部20について詳細に説明する。図4は、フレーム転送処理部の構成例を示すブロック図である。図5は、内部IDテーブルの構成例である。図6は、上りフレームの出力先SNI決定手順を示すフローチャートである。図7は、VIDテーブルの構成例である。図8は、下りフレームの出力先決定手順を示すフローチャートである。
まず、フレーム転送処理部20が、上りフレームの出力先を決定する動作について説明する。
PONポート11で受信した上りフレームがPON制御フレームでない場合、フレーム転送処理部20は、受信した上りフレームをどの事業者ネットワークNWへ出力するのかを、次のようにして決定する。
フレーム転送処理部20は、図5に示すような内部IDテーブル23を備えている。内部IDテーブル23には、ONUのLLID(16bit)に対応する内部ID(例えば8bit)ごとに、エントリの有効/無効とSNI選択情報とが登録されている。エントリ有効/無効は、当該エントリの有効/無効、すなわち、当該内部IDの登録済/未登録を示す情報である。
出力先SNI判定部22では、上りフレームのLLIDに対応する内部IDに基づいて、内部IDテーブル23からSNI選択情報を読み出して、出力先SNIを、図6の手順により決定し、その出力先SNI情報を上り出力先制御部24に与える。
内部IDは、OLTと接続中のONUのLLIDと1対1に対応しており、OLT内部のみで使用される、ビット数が小さい識別子である。16bitで表わされるLLIDは0x0000〜0xFFFFの65536とおりの値をとりうるが、1台のOLTと接続するONUの台数はもっと少ないので、OLT内部ではONUを識別する番号の範囲はもっと狭くてもよい。例えば、OLT内部で使用されるONU識別番号、すなわち、内部IDを256とおり(0x00〜0xFF)とすればよい。
出力先SNI判定部22でLLIDと内部IDを対応付ける方法としては、例えば、当該PONシステムにおいてOLTと各ONUの間で使用されるLLIDの範囲を0x0000〜0x00FFに限定しておいて、LLIDの下位8bitを内部IDとする。
図6における上りフレームの出力先SNI決定手順において、出力先SNI判定部22は、まず、内部IDテーブル23のうち、受信した上りフレームのLLIDに対応する内部IDのエントリ有効/無効に基づいて、当該内部IDが内部IDテーブル23に登録されているか確認する(ステップ100)。
ここで、エントリ有効/無効として「有効」状態が設定されている場合、すなわち、当該内部IDが登録されている場合(ステップ100:YES)、出力先SNI判定部22は、内部IDテーブル23から当該内部IDに対応するSNI選択情報を取得し、下りフレームの出力先として特定し(ステップ101)、一連の処理を終了する。
一方、エントリ有効/無効として「無効」状態が設定されている場合、すなわち、受信した上りフレームのLLIDに対応する内部IDが内部IDテーブル23に登録されていない場合(ステップ100:NO)、出力先SNI判定部22は、当該上りフレームの破棄を決定し(ステップ102)、一連の処理を終了する。
このような上りフレームの出力先SNI決定手順と並行して、上りレイテンシ吸収部21は、受信した上りフレームに遅延を付加して、出力先SNI判定部22における出力先SNI決定処理によるレイテンシを吸収する。
上り出力先制御部24は、出力先SNI判定部22で決定したSNI選択情報に従って、該当する上り出力タイミング調整部25A,25Bへ、上りレイテンシ吸収部21からの上りフレームを転送する。
上り出力タイミング調整部25A,25Bは、送受信回路18A,18Bごとに設けられており、各上りフレームに含まれているPCPなどで決まる優先度に基づいて、各上りフレームの出力順序を調整して、該当する送受信回路18A,18Bへ、上り出力先制御部24からの上りフレームを転送する。
出力先SNI判定部22からフレーム廃棄が通知された場合、上り出力先制御部24は、当該上りフレームの廃棄処理を行う。
内部IDテーブル23の値は、制御フレーム処理部14でのONU登録時に、外部のハードウェアまたはソフトウェア(図3に記載せず)により、どのネットワークNW1,NW2に接続するのかを決めて設定される。例えば、10G−ONUと1G−ONUが混在するシステムで、SNIの一方が10G−Ethernet用、他方が1G−Ethernet用の場合であれば、10G−ONUについては10G−Ethernet用のSNI、1G−ONUについては1G−Ethernet用のSNIを指定することができる。
次に、フレーム転送処理部20が、下りフレームの出力先を決定する動作について説明する。
フレーム転送処理部20は、受信した下りフレームをどの送信回路17A,17Bから送信するのか、すなわち速度の異なるどの下り系統へ出力するのかを、次のようにして決定する。
フレーム転送処理部20は、図7に示すようなVIDテーブル35を備えている。VIDテーブル35には、VIDごとに、LLID、下り出力先選択情報、およびエントリ有効/無効が登録されている。VID(VLAN Identifier)は、当該下りフレームが属するVLANを指定する値である。エントリ有効/無効は、当該エントリの有効/無効、すなわち、当該VIDの登録済/未登録を示す情報である。
下り出力先判定部(0系)34Aおよび下り出力先判定部(1系)34Bは、送受信回路18A,18Bごとに設けられており、受信した下りフレームのVIDに基づいて、VIDテーブル35からLLIDと下り出力先選択情報を読み出して、下りフレームの付与LLIDと出力先を、図8の手順により決定する。決定されたLLIDの情報は、宛先LLIDとして、対応する系統のLLID付与部(0系)32AおよびLLID付与部(1系)32Bへ与えられる。
図8における下りフレームの下り出力先決定手順において、下り出力先判定部34A,34Bは、まず、受信した下りフレームにVLANタグが含まれているかどうか確認する(ステップ110)。
ここで、VLANタグが含まれている場合(ステップ110:YES)、下り出力先判定部34A,34Bは、VIDテーブル35のうち、受信した下りフレームのVIDのエントリ有効/無効に基づいて、当該VIDがVIDテーブル35に登録されているかどうか確認する(ステップ111)。
ここで、エントリ有効/無効として「有効」状態が設定されている場合、すなわち、当該VIDが登録されている場合(ステップ111:YES)、下り出力先判定部34A,34Bは、VIDテーブル35から当該VIDに対応するLLIDを取得し、下りフレームの宛先LLIDとして特定するとともに(ステップ112)、VIDテーブル35から当該VIDに対応する下り出力先選択情報を取得して、当該下りフレームの出力系統を特定し(ステップ113)、一連の処理を終了する。
一方、ステップ110で、受信した下りフレームにVLANタグが含まれていない場合(ステップ110:NO)、あるいはステップ111で、エントリ有効/無効として「無効」状態が設定されている場合、すなわち、受信した下りフレームのVIDがVIDテーブル35に登録されていない場合(ステップ111:NO)、下り出力先判定部34A,34Bは、当該下りフレームの破棄を決定し(ステップ114)、一連の処理を終了する。
このような下りフレームの下り出力先決定手順と並行して、送受信回路18A,18Bごとに設けられている下りレイテンシ吸収部(0系)31Aおよび下りレイテンシ吸収部(1系)31Bは、受信した下りフレームに遅延を付加して、下り出力先判定部34A,34Bでの下り出力先判定処理によるレイテンシを吸収する。
LLID付与部(0系)32AおよびLLID付与部(1系)32Bは、送受信回路18A,18Bごとに設けられており、下り出力先判定部34A,34Bで決定したLLIDに従って、下りレイテンシ吸収部31A,31Bからの下りフレームに宛先LLIDを付与する。
下り出力先制御部(0系)33Aおよび下り出力先制御部(1系)33Bは、送受信回路18A,18Bごとに設けられており、下り出力先判定部34A,34Bで決定した出力先情報に従って、該当する0系の下り出力タイミング調整部36Aまたは1系の下り出力タイミング調整部36Bを介して、下り出力先選択情報と対応する送信回路17A,17Bへ、LLID付与部32A,32Bからの下りフレームを転送する。
下り出力タイミング調整部(0系)36Aおよび下り出力タイミング調整部(1系)36Bは、伝送速度(伝送系統)ごとに設けられており、下りフレームに含まれているPCPなどの優先度に基づいて、各下りフレームの出力順序を調整して、該当するフレーム多重部(0系)16Aおよびフレーム多重部(1系)16Bを介して対応する送信回路17A,17Bへ、下りフレームを転送する。例えば、10G−ONUと1G−ONUが混在するシステムであれば、10G−ONUについては10G(802.3av仕様)出力、1G−ONUについては1G(802.3ah仕様)出力を指定すれば良い。
下り出力先判定部34A,34Bで破棄と判定された場合、下り出力先制御部33A,33Bは、当該下りフレームの廃棄処理を行う。
0系の下り出力先制御部33Aから1系の下り出力タイミング調整部36Aへ下りフレームが転送される場合、あるいは、1系の下り出力先制御部33Bから1系の下り出力タイミング調整部36Bへ下りフレームが転送される場合の例としては、GE−PONと10G−EPONが共存するシステムがある。本発明において、0系は、伝送速度が1Gbpsの伝送系統を示し、1系は、伝送速度が10Gbpsの伝送系統を示している。
このようなケースでは、SNIポート(1系)から入力された伝送速度10Gbpsの下りフレームの宛先ユーザ装置がGE−PON用ONUの配下にある場合、OLT10において、PONポート11から伝送速度1GbpsのGE−PON用フレームとして出力する必要がある。
そのためには、フレーム転送処理部20で、1系から受信した下りフレームを0系から出力する必要がある。GE−PONから10G−EPONへと移行する過渡期においては、このような技術が必要である。
VIDテーブル35の値は、制御フレーム処理部14でのONU登録時に、外部のハードウェアまたはソフトウェア(図4に記載せず)により、使用するVIDを決めて設定する。
なお、下りの処理は、2つの送受信回路18A,18Bから入力されるフレームを並行して処理する必要があるが、図4の構成のように、系統間で並行処理することにより、各SNIへのフレーム入力のスループットを上限まで使用することができる。この際、10G出力が802.3av仕様の場合のスループットの上限は約8.7Gbpsなので、その場合の10G出力用のSNI入力のスループットの上限は約8.7Gbpsとなる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、内部IDテーブル23に、当該内部IDと対応するSNI選択情報を、内部IDごとに登録しておき、ONUから上りフレームを受信した場合、フレーム転送処理部20で、当該上りフレームのLLIDに対応する内部IDに対応するSNI選択情報を、内部IDテーブル23から取得するようにしたものである。また、VIDテーブル35に、当該VIDと対応するLLIDと下り出力先選択情報を、VIDごとに登録しておき、上位装置から下りフレームを受信した場合、フレーム転送処理部20で、入力SNIポートごとに並行して、当該上りフレームのVIDに対応するLLIDと下り出力先選択情報を、VIDテーブル35から取得するようにしたものである。
これにより、OLTが複数の上位装置に当該上位装置ごとに設けられるSNIを介して接続される場合に、PONシステムに接続されている任意のONUから受信した上りフレームを、当該ONUと対応する上位装置へ転送することができる。また、複数のSNIポートを経由して入力される下りフレームを、入力SNIポートごとに並行して処理して宛先ONUへ転送することができる。
したがって、PONシステムの各ONUと各上位装置、さらにはその先の各事業者ネットワークの間で、OLTと複数のSNIの間にスイッチを介すことなく、SNIごとのポートを備えた1つのOLTでフレームを転送処理することができる。このため、各上位装置でスイッチの下り帯域を共用することがなくなり、個々の上位装置で使用できる下り帯域に対する制限を回避することが可能となる。
また、本実施の形態では、上りフレームのLLIDに対応する内部ID(例では8bit)に対応するSNI選択情報を内部IDテーブル23から取得することにより、上りフレームの出力先SNIを決定する。この方法では、内部IDをアドレスとしてメモリからそのアドレスのデータを読み出すだけで出力先SNIを決定できるので、小さな回路で出力先SNIを決定できる。
これに対して、別の方法として、OLTが上りフレームのMACアドレス(48bit)と対応するSNI選択情報を登録したテーブルを備えている構成が考えられる。図9は、MACアドレステーブルの構成例である。上りフレームのMACアドレスに対応するSNI選択情報をテーブルから取得することにより、上りフレームの出力先SNIを決定する方法も考えられる。しかし、48bitのMACアドレスがとりうる全ての値に対してエントリを用意しようとすると248個のエントリが必要となり、テーブルが非常に大きくなり、回路規模が増大する。
なお、小規模の(エントリ数が少ない)MACアドレス検索テーブルを使用して出力SNIを決定することも可能なので、その例との比較を行う。図10は、MACアドレス検索テーブルの構成例である。例えば、送信元MACアドレスを用いて32台のONUに対応するSNIを決定する場合、MACアドレス検索テーブルには少なくとも32個のエントリが必要であり、32エントリのテーブルに必要となるメモリのビット数は、(48+2)ビット×32エントリ=1600ビットとなる。
本発明の構成では、32台のONUに対応するために最低限必要となる内部IDテーブル23のビット数は2ビット×32エントリ=64ビットであり、本発明の構成の方が小さなメモリで出力SNIを決定することができる。
また、MACアドレス検索テーブルを使用する方法では、MACアドレスは必ずしも規則的に並んで登録されるわけではない。よって、上りフレームのMACアドレスを探し当てるためには、最悪の場合、全てのエントリを検索する必要があり、非常に時間がかかる。また、検索時間を短縮するために並列処理を行うと、回路規模が大きくなる。
また、本実施の形態では、LLID(16bit、0x0000〜0xFFFF)を基にSNI選択情報を取得するのではなく、ビット数が小さい内部ID(8bit、0x00〜0xFF)を基にSNI選択情報を取得する。(LLIDの取りうる値の範囲)>(内部IDの取りうる値の範囲)なので、内部IDテーブル23のエントリ数を削減することができる。
また、本実施の形態では、10G−ONUと1G−ONUが混在するシステムで、SNIの一方が10G−Ethernet用、他方が1G−Ethernet用の場合、10G−ONUについては10G−Ethernet用のSNI、1G−ONUについては1G−Ethernet用のSNIを使用できる。これにより、異なる通信速度のPONシステムを、1つのOLTで構築することができる。
この場合、下りフレームは、10G−Ethernet用のSNIから入力されるフレームはすべて10G−ONU宛てのフレームとなり、1G−Ethernet用のSNIから入力されるフレームはすべて1G−ONU宛てのフレームとなり、PON区間の下りの転送能力(伝送速度)を上限まで使用することができる。これにより、従来の図18の構成のように、下りの帯域を2台の上位装置で共用することがなくなる。
10G−ONU宛ての下り出力が802.3av仕様の場合、PON区間の下りのスループットの上限は約8.7Gbpsなので、その場合の10G−ONU用のSNI入力のスループットの上限は約8.7Gbpsとなり、10G−ONU用の上位装置で下りの帯域制限が必要である。しかし、この帯域制限は接続する上位装置が10G−ONU用1台のみの場合でも同じであり、本発明の有効性を否定するものではない。
仮に、従来技術で10G−Ethernet用のSNIを1つのみを搭載したOLTを構成した場合、802.3av仕様と802.3ah仕様混在時の下りのスループットの上限については本発明と同様に、約8.7Gbps+1Gbps=約9.7Gbpsであるが、複数の上位装置に接続するためにスイッチ等が必要となる。
また、本実施の形態において、10G−ONU宛ての下り出力の仕様を、802.3av仕様ではなく、10Gbpsのスループットが可能となる仕様に変更すれば、10G−ONUと1G−ONUが混在した場合の下りの最大スループットが10Gbps+1Gbps=11Gbps となり、上位装置での下りの帯域制限は不要となる。
なお、フレーム転送処理部20を図4の構成とした場合、1G−ONU用のSNIとして10G−Ethernet用のSNIを使用することも可能である。ただし、この場合は上位装置で下りの帯域を1Gbps以下に制限してもらう必要が有る。逆に、10G−ONU用のSNIとして1G−Ethernet用のSNIを使用することも可能である。この場合は、PON区間の下りの転送能力を上限まで使用することはできない。
また、本実施の形態では、10G−ONUと1G−ONUが混在するシステムを例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、収容するONUは10G−ONUのみであるが、ONU毎に異なるネットワークに接続する場合にも適用できる。この場合のOLTは、10G−Ethernet用のSNIを複数搭載し、802.3av仕様と同等の下りPON出力を複数搭載すれば良い。ただし、下りの波長を下り出力ポート毎に変え、必要に応じて、ONUに搭載するWDMフィルタを接続する上位ネットワーク毎に変えればよい。
[第2の実施の形態]
次に、図11を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるOLT10について説明する。図11は、第2の実施の形態にかかるOLTの構成を示すブロック図である。図12は、OLT内部で伝送される上りフレームの構成例である。
第1の実施の形態と比較して、本実施の形態にかかるOLT10には、上り入力部12Aが追加されている。
本実施の形態において、制御フレーム処理部14は、各ONUにLLIDを自動的に割り当てるための発見処理(Discoveryプロセス)において、各ONUにLLIDを自動的に割り当てると同時に、割り当てたLLIDに対応する内部IDを決定し、内部IDを含むPON−IFポート情報を帯域割当処理部15へ転送する。
帯域割当処理部15は、予め帯域割当処理部15が割り当てた上りフレームのタイミングに合わせて、到着が予定されている上りフレームのLLIDに対応した内部IDを、予め帯域割当処理部15に登録されているPON−IFポート情報から読み出して、内部IDを上り入力部12Aに指示する。
上り入力部12Aは、帯域割当処理部15から指示された内部IDを、上りフレームのプリアンブルに挿入(またはLLIDが格納されている位置に上書き)する(図12を参照)。
フレーム転送処理部20内の出力先SNI判定部22では、上りフレームのプリアンブルに格納された内部IDに基づいて、内部IDテーブル23からSNI選択情報を読み出して、出力先SNIを、図6の手順により決定し、その出力先SNI情報を上り出力先制御部24に与える。
[第2の実施の形態の効果]
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、OLTが複数の上位装置に当該上位装置ごとに設けられるSNIを介して接続される場合に、PONシステムに接続されている任意のONUから受信した上りフレームを、当該ONUと対応する上位装置へ転送することができる。また、複数のSNIポートを経由して入力される下りフレームを、入力SNIポートごとに並行して処理して宛先ONUへ転送することができる。
したがって、PONシステムの各ONUと各上位装置、さらにはその先の各事業者ネットワークの間で、OLTと複数のSNIの間にスイッチを介すことなく、SNIごとのポートを備えた1つのOLTでフレームを転送処理することができる。このため、各上位装置でスイッチの下り帯域を共用することがなくなり、個々の上位装置で使用できる下り帯域に対する制限を回避することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、フレーム転送処理部20での出力先SNI判定処理よりも前に、上り入力部12Aにおいて、PON−IFポート情報を利用してLLIDから内部IDへの変換を行うので、LLIDと内部IDの対応づけを任意に行うことができる。
これに対して、第1の実施の形態では、出力先SNI判定部22で簡易な方法でLLIDから内部IDへの変換を行うため、「LLIDの範囲を0x0000〜0x00FFに限定しておいて、LLIDの下位8bitを内部IDとする」というように、LLIDと内部IDの対応づけの方法に制限があった。
また、LLIDから内部IDへの変換のために大規模な回路の追加が必要になることはない。既に説明した通り、帯域割当処理部15が上りフレームのタイミングに合わせてそのフレームの内部IDを上り入力部に指示するので、上り入力部は小規模な回路で内部IDを挿入することができる。また、PON区間のフレームが暗号化されているシステムでは、上り入力部12Aでフレームの復号化(フレームフォーマットの変換)を行う。復号化処理と同時に内部IDへの変換を行う構成にすれば、元からある復号化用の回路(上り入力部12A)を利用して、小さな回路変更のみで内部IDへの変換を実現できる。
[第3の実施の形態]
次に、図13および図14を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるOLT10について説明する。図13は、第3の実施の形態にかかるVIDテーブルの構成例である。図14は、第3の実施の形態にかかる下りフレームの出力先決定手順を示すフローチャートである。
フレーム転送処理部20は、図13に示すようなVIDテーブル35を備えている。VIDテーブル35には、VIDごとに、内部ID、下り出力先選択情報、およびエントリ有効/無効が登録されている。第1、第2の実施の形態の図7と比較して、LLIDではなく内部IDが登録されている点が異なる。
図4と同様、下り出力先判定部(0系)34Aおよび下り出力先判定部(1系)34Bは、送受信回路18A,18Bごとに設けられており、受信した下りフレームのVIDに基づいて、VIDテーブル35から内部IDと下り出力先選択情報を読み出して、下りフレームの付与内部IDと出力先を、図14の手順により決定する。第1、第2の実施の形態と比較して、ステップ112において、下りフレームの宛先LLIDではなく付与内部IDを特定する点が異なる。
決定された内部IDの情報は、対応する系統のLLID付与部(0系)32AおよびLLID付与部(1系)32Bへ与えられ、内部IDに対応するLLIDに変換される。
LID付与部32A,32Bで内部IDとLLIDを対応付ける方法としては、例えば、当該PONシステムにおいてOLTと各ONUの間で使用されるLLIDの範囲を0x0000〜0x00FFに限定しておいて、LLIDの下位8bitを内部IDとして、LLIDの上位8bitを0x00とする。
[第3の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態によれば、VIDテーブル35において、VIDごとに、LLID(16bit)の代わりにビット数が小さい内部ID(例えば、8bit)を登録して、フレーム転送処理部20において下りフレームに内部IDを取得する。(LLIDのビット数)>(内部IDのビット数)なので、VIDテーブル35の1エントリあたりのビット幅を削減することができる。
また、第1の実施の形態と同様に、OLTが複数の上位装置に当該上位装置ごとに設けられるSNIを介して接続される場合に、PONシステムに接続されている任意のONUから受信した上りフレームを、当該ONUと対応する上位装置へ転送することができる。また、複数のSNIポートを経由して入力される下りフレームを、入力SNIポートごとに並行して処理して宛先ONUへ転送することができる。
したがって、PONシステムの各ONUと各上位装置、さらにはその先の各事業者ネットワークの間で、OLTと複数のSNIの間にスイッチを介すことなく、SNIごとのポートを備えた1つのOLTでフレームを転送処理することができる。このため、各上位装置でスイッチの下り帯域を共用することがなくなり、個々の上位装置で使用できる下り帯域に対する制限を回避することが可能となる。
[第4の実施の形態]
次に、図15および図16を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかるOLT10について説明する。図15は、第4の実施の形態にかかるOLTの構成を示すブロック図である。図16は、第4の実施の形態にかかるフレーム転送処理部の構成例を示すブロック図である。
第3の実施の形態と比較して、図15に示すように、本実施の形態にかかるOLT10には、フレーム多重部(0系)16Aと送信回路(0系)17Aの間に、下り出力部(0系)16Cが追加されており、フレーム多重部(1系)16Bと送信回路(1系)17Bの間に、下り出力部(1系)16Dが追加されている。
また、図16に示すように、本実施の形態にかかるフレーム転送処理部20には、LLID付与部(0系)32AとLLID付与部(1系)32Bの代わりに、内部ID付与部(0系)と内部ID付与部(1系)が設けられている。
内部ID付与部(0系)および内部ID付与部(1系)は、下り出力先判定部34A,34Bで決定した内部IDに従って、下りレイテンシ吸収部31A,31Bからの下りフレームに付与内部IDを付与(プリアンブルに挿入)する。内部IDが付与された下りフレームの構成は、例えば、図12と同様な構成である。
下り出力部(0系)16Cおよび下り出力部(1系)16Dは、フレーム多重部(0系)16Aおよびフレーム多重部(1系)16Bから下りフレームを受け取って、この下りフレームの内部IDに対応したLLIDを、帯域割当処理部15に登録されているPON−IFポート情報から読み出する。そして、読み出したLLIDの値を下りフレームのプリアンブルの所定の位置に挿入し(図2を参照)、送信回路(0系)17Aおよび送信回路(1系)17Bへ出力する。また、内部IDがLLIDの位置と異なる位置に挿入されている場合は、内部IDを規定のアイドルデータ等に書き換える。
[第4の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態によれば、フレーム転送処理部20での内部ID付与処理および下り出力先制御処理を行った後に、下り出力部16C,16Dにおいて、PON−IFポート情報を利用して内部IDからLLIDへの変換を行うので、LLIDと内部IDの対応づけを任意に行うことができる。ただし、下り出力部16C,16Dでも、内部IDとLLIDとの対応情報を使用するので、下り出力部16C,16Dから帯域割当処理部15内のPON−IFポート情報を参照できるようにするか、もしくは内下り出力部16C,16D内に別途テーブルを用意する必要がある。
これに対して、第3の実施の形態では、下り出力先判定部34A,34Bで簡易な方法で内部IDからLLIDへの変換を行うため、例えば、「LLIDの範囲を0x0000〜0x00FFに限定しておいて、LLIDの下位8bitを内部IDとする」というように、LLIDと内部IDの対応づけの方法に制限があった。
また、下り出力部16C,16Dは、内部IDのビット数が小さい場合は、小規模な回路で構成できる。現状のIEEE規格では1台のOLT10に接続可能なONUの台数は最大32(=25)台なので、内部IDのビット数として5bit以上あれば問題はない。
また、第1の実施の形態と同様に、OLT10が複数の上位装置に当該上位装置ごとに設けられるSNIを介して接続される場合に、PONシステムに接続されている任意のONUから受信した上りフレームを、当該ONUと対応する上位装置へ転送することができる。また、複数のSNIポートを経由して入力される下りフレームを、入力SNIポートごとに並行して処理して宛先ONUへ転送することができる。
したがって、PONシステムの各ONUと各上位装置、さらにはその先の各事業者ネットワークの間で、OLT10と複数のSNIの間にスイッチを介すことなく、SNIごとのポートを備えた1つのOLT10でフレームを転送処理することができる。このため、各上位装置でスイッチの下り帯域を共用することがなくなり、個々の上位装置で使用できる下り帯域に対する制限を回避することが可能となる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
100…PONシステム、10…OLT、11…PONポート、12…受信回路、12A…上り入力部、13…フレーム分離部、14…制御フレーム処理部、15…帯域割当処理部、16A…フレーム多重部(0系)、16B…フレーム多重部(1系)、16C…下り出力部(0系)、16D…下り出力部(1系)、17A…送信回路(0系)、17B…送信回路(1系)、18A…送受信回路(0系)、18B…送受信回路(1系)、19A…SNIポート(0系)、19B…SNIポート(1系)、20…フレーム転送処理部、21…上りレイテンシ吸収部、22…出力先SNI判定部、23…内部IDテーブル、24…上り出力先制御部、25A…上り出力タイミング調整部(0系)、25B…上り出力タイミング調整部(1系)、31A…下りレイテンシ吸収部(0系)、31B…下りレイテンシ吸収部(1系)、32A…LLID付与部(0系)、32B…LLID付与部(1系)、33A…下り出力先制御部(0系)、33B…下り出力先制御部(1系)、34A…下り出力先判定部(0系)、34B…下り出力先判定部(1系)、35…VIDテーブル、36A…下り出力タイミング調整部(0系)、36B…下り出力タイミング調整部(1系)。

Claims (7)

  1. PONを介して複数のONUと接続するとともに、複数の上位装置に当該上位装置ごとに設けられるSNI(Service Node Interface)を介して接続し、これらONUと上位装置との間でやり取りするフレームを相互に転送処理するOLTであって、
    前記PONを介して前記ONUからの上りフレームを受信する受信回路と、
    予め設定された伝送速度ごとに設けられて、前記ONUへの下りフレームを、前記PONを介して当該伝送速度で送信する複数の送信回路と、
    前記SNIごとに設けられて、当該SNIを介して当該上位装置へ前記上りフレームを送信するとともに、当該SNIを介して当該上位装置からの前記下りフレームを受信する複数の送受信回路と、
    前記受信回路で受信した前記上りフレームを前記送受信回路へ転送し、前記送受信回路で受信した前記下りフレームを前記送信回路へ転送するフレーム転送処理部と
    を備え、
    前記フレーム転送処理部は、
    前記ONUに個別のLLID(Logical Link ID)に対応する内部IDごとに、当該内部IDと対応するSNI選択情報がそれぞれ登録されている内部IDテーブルを含み、
    前記受信回路で受信した前記上りフレームのLLIDに対応する内部IDと対応するSNI選択情報を前記内部IDテーブルから取得して、前記送受信回路のうち当該SNI選択情報と対応する送受信回路へ当該上りフレームを転送する
    ことを特徴とするOLT。
  2. 請求項1に記載のOLTにおいて、
    前記フレーム転送処理部は、
    前記受信回路で受信した前記上りフレームのLLIDに対応する内部IDと対応するSNI選択情報を前記内部IDテーブルから取得する出力先判定部と、
    前記送受信回路のうち、前記出力先判定部で取得した前記SNI選択情報と対応する送受信回路へ、前記上りフレームを転送する上り出力先制御部と
    を含む
    ことを特徴とするOLT。
  3. 請求項1または請求項2に記載のOLTにおいて、
    前記受信回路で受信した前記上りフレームに対して、当該上りフレームのフォーマットを変換する上り入力部をさらに備え、
    前記上り入力部は、当該上りフレームのLLIDと1対1に対応付けられている、LLIDよりも少ないビット数で構成される内部IDを当該上りフレームに付与し、
    前記フレーム転送処理部は、前記上り入力部で前記上りフレームに付与された内部IDと対応するSNI選択情報を前記内部IDテーブルから取得して、前記送受信回路のうち当該SNI選択情報と対応する送受信回路へ当該上りフレームを転送する
    ことを特徴とするOLT。
  4. 請求項1または請求項2に記載のOLTにおいて、
    前記フレーム転送処理部は、前記下りフレームが属するVLANを識別するためのVID(VLAN Identifier)ごとに、当該下りフレームに関する内部IDおよび下り出力先選択情報が登録されているVIDテーブルをさらに含み、
    前記送受信回路で受信した前記下りフレームのVIDと対応する内部IDおよび下り出力先選択情報を前記VIDテーブルから取得して、当該内部IDに対応するLLIDを当該下りフレームに付与した後、前記送信回路のうち当該下り出力先選択情報と対応する送信回路へ転送する
    ことを特徴とするOLT。
  5. 請求項4に記載のOLTにおいて、
    前記フレーム転送処理部は、
    前記送受信回路ごとに設けられて、当該送受信回路で受信した前記下りフレームのVIDに対応する内部IDおよび下り出力先選択情報を、前記VIDテーブルから取得する複数の下り出力先判定部と、
    前記送受信回路ごとに設けられて、当該下り出力先判定部で取得した前記内部IDに対応するLLIDを、当該送受信回路で受信した前記下りフレームに付与する複数のLLID付与部と、
    前記送受信回路ごとに設けられて、前記送信回路のうち、当該下り出力先判定部で取得した前記下り出力先選択情報と対応する送信回路へ、当該LLID付与部からの前記下りフレームを転送する複数の下り出力先制御部と
    をさらに含むことを特徴とするOLT。
  6. 請求項4または請求項5に記載のOLTにおいて、
    前記送信回路から送信する前記下りフレームに対して、当該下りフレームのフォーマットを変換する下り出力部をさらに備え、
    前記送受信回路で受信した前記下りフレームのVIDと対応する内部IDおよび下り出力先選択情報を前記VIDテーブルから取得して、当該内部IDを当該下りフレームに付与した後、前記送信回路のうち当該下り出力先選択情報と対応する下り出力部へ転送し、
    前記下り出力部は、当該下りフレームの内部IDと1対1に対応付けられているLLIDを当該下りフレームに付与する
    ことを特徴とするOLT。
  7. PONを介して複数のONUと接続するとともに、複数の上位装置に当該上位装置ごとに設けられるSNI(Service Node Interface)を介して接続し、これらONUと上位装置との間でやり取りするフレームを相互に転送処理するOLTで用いられるフレーム転送方法であって、
    前記ONUに個別のLLID(Logical Link ID)に対応する内部IDごとに、当該内部IDと対応するSNI選択情報を内部IDテーブルで記憶するステップと、
    前記PONを介して前記ONUから受信した上りフレームのLLIDに対応する内部IDと対応するSNI選択情報を前記内部IDテーブルから取得し、前記SNIごとに設けられて当該SNIを介して当該上位装置との間でフレームを送受信する送受信回路のうち、当該SNI選択情報と対応する送受信回路へ当該上りフレームを転送するステップと
    を備えることを特徴とするフレーム転送方法。
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