JP5748285B2 - フレーム転送装置および方法 - Google Patents
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Description
図33は、従来のGE−PON用OLTの構成を示すブロック図である(特許文献1参照)。図34は、従来のGE−PON用OLTで用いられるフレーム転送処理の要部構成を示すブロック図である。
第2の送受信回路58は、SNI(Service Node Interface)側に設けられたSNIポート59を介して接続された事業者ネットワークNWとのインターフェースになる回路である。
フレーム分離部53は、第1の送受信回路52より受信されたフレームのうち、OLT50宛てのフレーム(PONの制御に用いられる制御フレーム)を制御フレーム処理部54へ送信するとともに、その他のフレームをフレーム転送処理部60へ送信する処理部である。
フレーム転送処理部60は、フレーム分離部53と第2の送受信回路58の双方から受信したフレームについて、それぞれの宛先MACアドレスに基づき、フレームの転送処理を行う処理部である。
帯域割当処理部55は、制御フレーム処理部54からの要求に従い、ONUへ帯域(送信開始時刻と送信データ量)を割り当てる処理や、制御フレーム処理部54から転送されたPON−IFポート情報を管理する処理を行う処理部である。
MACアドレス検索テーブル61Bには、各送信元MACアドレスに対応するONUのLLIDが登録されている。
下りレイテンシ吸収部61Dは、受信した下りフレームに遅延を付加して、MACアドレス検索部61CでのLLID決定処理によるレイテンシを吸収する。
出力合成部61Eは、下りレイテンシ吸収部61Dから出力された下りフレームのプリアンブルに、MACアドレス検索部61Cで決定したLLIDを挿入することにより、送信する下りフレームに宛先LLIDを付与する。
下り伝送速度検索テーブル62Bには、各ONUのLLIDに対応する下り伝送速度情報が登録されている。
下り伝送速度検索部62Cは、下りフレームの宛先LLIDに基づいて下り伝送速度検索テーブル62Bから下り伝送速度情報を読み出して、送信する下りフレームの下り伝送速度情報を決定する。
第2の出力合成部62Eは、第2の下りレイテンシ吸収部62Dから出力された下りフレームに、下り伝送速度検索部62Cでの検索により読み出された下り伝送速度情報を付与する。
下りフレームは、付与された下り伝送速度情報に従って、所定の速度でPONへ送出される。
これら例では、MACアドレス検索テーブルを8個のメモリ#1〜#8で構成し、それぞれのメモリに、アドレスを1ずつすらしたエントリアドレス8n〜8n+7を付与してデータを格納している。また、これらデータごとに、選択回路#1〜#8および比較器#1〜#8を設けて、入力フレームから選択したMACアドレスとメモリから読み出したデータのMACアドレスとを、並列的に比較している。
したがって、GE−PONにおける上記条件をクリアするためには、MACアドレス検索テーブルから、より多くのエントリを並列的に読み出す必要がある。このため、このような同じ回路を多数搭載して処理時間を短縮することになるため、回路規模および消費電力が大きくなる。
[第1の実施の形態]
まず、図1および図2を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるPONシステム100について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかるPONシステムの構成を示すブロック図である。図2は、第1の実施の形態にかかるOLTの構成を示すブロック図である。
図2に示すように、OLT10(フレーム転送装置)には、主な機能部として、PONポート11、受信回路12、フレーム分離部13、制御フレーム処理部14、帯域割当処理部15、フレーム多重部16、送信回路17、送受信回路18、SNIポート19、およびフレーム転送処理部20が設けられている。
送信回路17は、PONポート11に接続されたPONを介してONUへの下りフレームを送信するための回路である。
送受信回路18は、SNI(Service Node Interface)側に設けられたSNIポート19を介して接続された事業者ネットワークNWとのインターフェースになる回路である。
フレーム分離部13は、受信回路12より受信されたフレームのうち、OLT10宛てのフレーム(PONの制御に用いられる制御フレーム)を制御フレーム処理部14へ送信するとともに、その他のフレームをフレーム転送処理部20へ送信する処理部である。
フレーム転送処理部20は、フレーム分離部13と送受信回路18の双方から受信したフレームについて、それぞれの宛先MACアドレスに基づき、フレームの転送処理を行う処理部である。
帯域割当処理部15は、制御フレーム処理部14からの要求に従い、ONUへ帯域(送信開始時刻と送信データ量)を割り当てる処理や、制御フレーム処理部14から転送されたPON−IFポート情報を管理する処理を行う処理部である。
MACアドレス検索テーブル22には、各送信元MACアドレスに対応するONUのLLIDが登録されている。
下りレイテンシ吸収部24は、受信した下りフレームに遅延を付加して、MACアドレス検索部23でのLLID決定処理によるレイテンシを吸収する。
出力合成部25は、下りレイテンシ吸収部24から出力された下りフレームのプリアンブルに、MACアドレス検索部23で決定したLLIDを挿入することにより、送信する下りフレームに宛先LLIDを付与する。
下り伝送速度検索テーブル32には、各ONUのLLIDに対応する下り伝送速度情報が登録されている。
下り伝送速度検索部33は、下りフレームの宛先LLIDに基づいて下り伝送速度検索テーブル32から下り伝送速度情報を読み出して、送信する下りフレームの下り伝送速度情報を決定する。
第2の出力合成部35は、第2の下りレイテンシ吸収部34から出力された下りフレームに、下り伝送速度検索部33での検索により読み出された下り伝送速度情報を付与する。
下りフレームは、付与された下り伝送速度情報に従って、所定の速度でPONへ送出される。
MACアドレス検索テーブル22は、半導体メモリなどの記憶回路からなり、ONUと接続されたユーザ装置に個別のMACアドレスごとに、当該MACアドレスおよび当該ONUの宛先情報を含むデータを記憶する機能を有している。
このMACアドレス検索部23は、主な回路部として、比較回路23A、検索応答処理回路23B、および検索制御回路23Cが設けられている。
検索応答処理回路23Bは、各比較回路23Aからの比較結果に基づいて、MACアドレス検索テーブル22から並列的に出力されたデータのうち、宛先MACアドレスと一致したMACアドレスを含むデータから宛先情報を取得し、MACアドレス検索応答として出力する機能とを有している。
これにより、MACアドレス検索テーブル22のすべてのエントリを検索範囲とするのではなく、MACアドレス検索テーブル22のうち、検索対象MACアドレスが格納されていると予測されるバケットだけに検索範囲を絞り込むことができる。
前述した図3または図4の第1の出力合成部25Aは、第1の下りレイテンシ吸収部24Aから出力された下りフレームのプリアンブルに、このMACアドレス検索応答に含まれているLLIDを挿入することにより、送信する下りフレームに宛先LLIDを付与する。
MACアドレス登録部21は、ONUから受信した上りフレームの送信元MACアドレスに基づいて、MACアドレス検索テーブル22から対応するデータを検索する機能と、送信元MACアドレスと一致したMACアドレスを含むデータが登録されていない場合には、当該上りフレームから取得した送信元MACアドレスおよび宛先情報を含むデータを、MACアドレス検索テーブル22のうち当該バケット番号のバケットに属する空きエントリへ登録する機能とを有している。
検索応答処理回路21Bは、各比較回路21Aからの比較結果に基づいて、MACアドレス検索テーブル22から並列的に出力されたデータのうち、宛先MACアドレスと一致したMACアドレスを含むデータの登録有無を判定し、MACアドレス検索応答として出力する機能とを有している。
これにより、MACアドレス検索テーブル22のすべてのエントリを検索範囲とするのではなく、MACアドレス検索テーブル22のうち、検索対象MACアドレスが格納されていると予測されるバケットだけに検索範囲を絞り込むことができる。
このように、本実施の形態は、MACアドレス検索テーブル22に、データを格納するM×N(Mは2以上の整数、Nは2以上の整数)個のエントリを設けて、これらエントリをN個ずつM個のバケットに分割するとともに、各バケットに属する同一エントリ番号のエントリをM個ずつN個の記憶領域に分割し、各データを、当該データに含まれるMACアドレスからバケット振分用のハッシュ関数で特定されるバケット番号のバケットに属するエントリにそれぞれ記憶し、MACアドレス検索部23から指定されたバケット番号のバケットに属するすべてのエントリで記憶しているデータをそれぞれ読み出して並列的に出力するようにしたものである。
次に、図7および図8を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるPONシステム100について説明する。図7は、PON区間で伝送されるフレームの構成例である。図8は、第2の実施の形態にかかるOLTの構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかるOLT10における、第1の実施の形態との違いは、フレーム多重部16および送信回路17が、下り伝送速度の異なる伝送系統ごとに設けられ、さらにこれら異なる伝送系統ごとに設けられたフレーム多重部16A,16Bおよび送信回路17A,17Bに対応する構成のフレーム転送処理部20を備えていることである。
各ONUは、光通信路を介して1つの光スプリッタに共通接続されており、さらにこの光スプリッタは、光通信路と光多重分離装置とを介して、1つのOLT10と接続されている。
このOLT10には、SNI側に設けられたSNIポート19に、SNIを介して上位装置が接続されている。また、上位装置には、事業者側のネットワーク(サービス網)NWが接続されている。
図7において、プリアンブルは、EthernetのプリアンブルにLLIDを埋め込んだものである。
TPID(Tag Protocol ID)は、VLANタグが続くことを示すEther Type値である。通常、TPIDは、IEEE802.1Qによるタグ付きフレームであることを表す0x8100である。
TCI(Tag Control Information)は、VLANタグ情報である。このTCIは、PCP、CFI、VIDを含んでいる。
CFI(Canonical Format Indicator)は、MACヘッダ内のMACアドレスが標準フォーマットに従っているかどうかを示す値である。
VIDまたはVLAN ID(VLAN Identifier)は、フレームが属するVLANを指定する値である。
Typeは、上位プロトコルの種別を示すEther Type値である。
次に、図8を参照して、本実施の形態にかかるOLT10の構成について説明する。
PONポート11は、ODNを介してONUとの間でフレームをやり取りするための回路である。
受信回路12は、ODNおよびPONポート11を介してONUからの上りフレームを受信するための回路である。
送信回路(0系)17Aおよび送信回路(1系)17Bは、予め設定された下り伝送速度ごとに設けられて、PONポート11およびODNを介して、それぞれ、ONU(0系)およびONU(1系)へ、下りフレームを当該下り伝送速度で送信するための回路である。本発明において、例えば、0系は、下り伝送速度が1Gbpsの伝送系統を示し、1系は、下り伝送速度が10Gbpsの伝送系統を示している。
送受信回路18は、SNIポート19および上位装置を介して、事業者ネットワークNWとの間でフレームを送受信する回路部である。
フレーム多重部(0系)16Aは、フレーム転送処理部20からのONU(0系)宛の下りフレームと制御フレーム処理部14からの制御フレームとを時分割的に多重し、送信回路(0系)17Aに対して送信する処理部である。
フレーム多重部(1系)16Bは、フレーム転送処理部20からのONU(1系)宛の下りフレームと制御フレーム処理部14からの制御フレームとを時分割的に多重し、送信回路(1系)17Bに対して送信する処理部である。
帯域割当処理部15は、制御フレーム処理部14からの要求に従い、ONUへの帯域(送信開始時刻と送信データ量)割当や、制御フレーム処理部14から転送されたPON−IFポート情報の管理を行う処理部である。
次に、図9−図11を参照して、本実施の形態にかかるOLT10のフレーム転送処理について詳細に説明する。図9は、第2の実施の形態にかかるフレーム転送処理部の構成例を示すブロック図である。図10は、MACアドレス検索テーブルの構成例である。図11は、下りフレームの出力先決定手順を示すフローチャートである。
フレーム転送処理部20は、受信した下りフレームをどの送信回路17A,17Bから送信するのか、すなわち速度の異なるどの下り系統へ出力するのかを、次のようにして決定する。
続いて、MACアドレス検索部23は、MACアドレス検索テーブル22から当該宛先MACアドレスに対応する下り出力先選択情報を取得して、当該下りフレームの出力系統を特定し(ステップ102)、一連の処理を終了する。
次に、前述した図5を参照して、図11のステップ100において、MACアドレス検索部23がMACアドレス検索テーブル22を検索する処理について説明する。
MACアドレス検索部23は、上位装置から受信した下りフレームの宛先MACアドレスに基づいて、MACアドレス検索テーブル22から対応するデータを検索し、当該データから当該下りフレームに付加するための宛先情報を取得する機能を有している。
このMACアドレス検索部23は、主な回路部として、比較回路23A、検索応答処理回路23B、および検索制御回路23Cが設けられている。
検索応答処理回路23Bは、各比較回路23Aからの比較結果に基づいて、MACアドレス検索テーブル22から並列的に出力されたデータのうち、宛先MACアドレスと一致したMACアドレスを含むデータから宛先情報を取得し、MACアドレス検索応答として出力する機能とを有している。
これにより、MACアドレス検索テーブル22のすべてのエントリを検索範囲とするのではなく、MACアドレス検索テーブル22のうち、検索対象MACアドレスが格納されていると予測されるバケットだけに検索範囲を絞り込むことができる。
MACアドレス検索応答は、下りフレームの宛先MACアドレスが登録されたエントリの有無、および、当該エントリに登録されている下り出力先選択情報とLLIDを含んでいる。
これら比較結果は、先頭から5クロック目で、各比較回路23Aから検索応答処理回路23Bへ出力されて、検索応答データが生成され、先頭から4クロック目で、検索応答処理回路23Bから出力される。
また、検索制御回路23C、MACアドレス検索テーブル22、比較回路23A、および検索応答処理回路23Bは、それぞれの入力に応じて順に処理を実行することが可能であることから、全体としてシーケンス動作を行うことができ、1つの処理が終了すれば、1クロックの間隔をあけて次の処理を開始できる。このため、MACアドレス検索部23は、最小間隔1クロックでの検索処理が可能となる。
LLID付与部25Bは、MACアドレス検索部23で決定したLLIDに従って、下りレイテンシ吸収部24からの下りフレームに宛先LLIDを付与する。
下り出力先制御部26は、MACアドレス検索部23で決定した下り出力先選択情報に従って、該当する0系の下り出力タイミング調整部27A、または1系の下り出力タイミング調整部27Bへ、LLID付与部25Bからの下りフレームを転送する。
MACアドレス検索部23で破棄と判定された場合、下り出力先制御部26は、当該下りフレームの廃棄処理を行う。
このように、本実施の形態は、MACアドレス検索テーブル22に、ONUのLLIDおよび下り出力先選択情報を、ONUと接続されたユーザ装置もしくはONUのMACアドレスごとに登録しておき、上位装置から下りフレームを受信した場合、フレーム転送処理部20で、当該下りフレームの宛先MACアドレスに対応するLLIDおよび下り出力先選択情報を、MACアドレス検索テーブル22から取得するようにしたものである。
次に、図13を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかるOLT10について説明する。図13は、第3の実施の形態にかかるOLTの構成を示すブロック図である。
第3の実施の形態と比較して、本実施の形態にかかるOLT10には、上り入力部12Aが追加されている。
上り入力部12Aは、帯域割当処理部15から指示された下り出力先選択情報を、上りフレームのプリアンブルに挿入する処理部である。
本実施の形態にかかるこの他の構成については、第2の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
帯域割当処理部15は、予め割り当てた上りフレームの受信タイミングに合わせて、予定されている上りフレームのLLIDに対応した下り出力先選択情報をPON−IFポート情報から読み出し、この下り出力先選択情報を上り入力部12Aに指示する。下り出力先選択情報は、例えば、通信開始時にONUから通知された制御フレームにより、ONUの下り出力先選択情報を取得しておく。
上り入力部12Aは、例えば、帯域割当処理部15からの指示が「0系」であれば、上りフレームのプリアンブルの下り出力先選択情報に「0」を挿入し、帯域割当処理部15からの指示が「1系」であれば、上りフレームのプリアンブルの下り出力先選択情報に「1」を挿入する。
MACアドレス登録部21は、受信した上りフレームがPON制御フレームでない場合、上りフレームの送信元MACアドレスに基づいて、図15のMACアドレス登録処理を行う。
ここで、空きがある場合(ステップ202:YES)、当該MACアドレスに対応付けて、下り出力先選択情報およびLLIDを空きエントリに新規に登録し(ステップ203)、一連の処理を終了する。また、空きがない場合(ステップ202:NO)、一連の処理を終了する。
MACアドレス登録部21は、ONUから受信した上りフレームの送信元MACアドレスに基づいて、MACアドレス検索テーブル22から対応するデータを検索する機能と、送信元MACアドレスと一致したMACアドレスを含むデータが登録されていない場合には、当該上りフレームから取得した送信元MACアドレスおよび宛先情報を含むデータを、MACアドレス検索テーブル22のうち当該バケット番号のバケットに属する空きエントリへ登録する機能とを有している。
検索応答処理回路21Bは、各比較回路21Aからの比較結果に基づいて、MACアドレス検索テーブル22から並列的に出力されたデータのうち、宛先MACアドレスと一致したMACアドレスを含むデータの登録有無を判定し、MACアドレス検索応答として出力する機能とを有している。
これにより、MACアドレス検索テーブル22のすべてのエントリを検索範囲とするのではなく、MACアドレス検索テーブル22のうち、検索対象MACアドレスが格納されていると予測されるバケットだけに検索範囲を絞り込むことができる。
これら比較結果は、先頭から4クロック目で、各比較回路21Aから検索応答処理回路21Bへ出力されて、検索応答データが生成され、先頭から5クロック目で、検索応答処理回路21Bから出力され、これに基づき登録制御回路21Cから書込要求がMACアドレス検索テーブル22へ出力される。
また、登録制御回路21C、MACアドレス検索テーブル22、比較回路21A、および検索応答処理回路21Bは、それぞれの入力に応じて順に処理を実行することが可能であることから、全体としてシーケンス動作を行うことができ、1つの処理が終了すれば、1クロックの間隔をあけて次の処理を開始できる。このため、MACアドレス登録部21は、最小間隔1クロックでの検索処理が可能となる。
このように、本実施の形態では、上り入力部12Aで、受信した上りフレームの送信元ONUに関する下り出力先選択情報を当該上りフレームに付与し、MACアドレス登録部21で、上り入力部12Aからの上りフレームから送信元MACアドレスおよびLLIDと下り出力先選択情報とを取得し、これらLLIDおよび下り出力先選択情報を当該送信元MACアドレスと対応付けて、MACアドレス検索テーブル22に登録するようにしたものである。
また、上りフレームを利用して、MACアドレス登録部21へ下り出力先選択情報を通知するようにしたので、これと同時にMACアドレス検索テーブル22に登録する送信元MACアドレスやLLIDと同様にして、同一タイミングでMACアドレス登録部21が下り出力先選択情報を取得することが可能なる。これにより、下り出力先選択情報を送信元MACアドレスやLLIDと同期させて取得するための回路や制御の追加を必要とせず、極めて簡素な構成で下り出力先選択情報を通知することができる。
次に、本発明の第4の実施の形態にかかるOLT10について説明する。
本実施の形態において、OLT10のMACアドレス登録部21は、一定周期ごとに登録済みMACアドレスの受信履歴を確認して、一定期間内に受信履歴がない登録済みMACアドレスをMACアドレス検索テーブル22で無効状態とする(エージング処理)手段を追加している。エージング処理の周期を「エージング周期」とし、エージング周期をカウントするためのタイマを「エージングタイマ」とする。
まず、MACアドレス登録部21は、MACアドレス検索テーブル22から今回未処理のエントリを1つ選択し(ステップ310)、この選択エントリのエントリが「有効」状態に設定されているかどうか確認する(ステップ311)。ここで、選択エントリが「有効」状態である場合(ステップ311:YES)、選択エントリのエージング後受信状況が「受信有り」に設定されているかどうか確認する(ステップ312)。
また、ステップ311において、選択エントリのエントリが「無効」状態である場合も(ステップ311:NO)、ステップ315へ移行する。
時刻T1から時刻T2までのエージング周期T内における時刻T11において、OLT10が未登録の送信元MACアドレスを持つ上りフレームを受信した場合、この送信元MACアドレスが空いているエントリに新規登録され、当該エントリが「有効」状態および「受信あり」に設定され、時刻T2における次のエージング処理で「受信なし」に設定される。
エントリが無効状態に設定されている記憶領域には、他のMACアドレスを新規登録することができる。
このように、本実施の形態では、MACアドレス登録部21において、受信した上りフレームごとに、当該上りフレームの送信元MACアドレスに関する受信状況をMACアドレス検索テーブル22に登録し、MACアドレス検索テーブル22に登録されている各MACアドレスの当該受信状況を検査し、これらMACアドレスのうち一定期間内に受信確認されていないMACアドレスを無効状態に設定するようにしたものである。
次に、図21を参照して、本発明の第5の実施の形態にかかるOLT10について説明する。図21は、第5の実施の形態にかかるMACアドレス検索テーブルとMACアドレス検索部の構成例である。
本実施の形態にかかるOLT10における、第1の実施の形態との違いは、電源制御部40を設け、MACアドレス検索テーブル22のうち、未使用の記憶領域への電源供給を遮断するようにした点にある。
比較回路23Aは、エントリ番号16〜31と対応する比較回路#16〜#31において入力値を無視する機能を有している。
これにより、比較回路#16〜#31からの比較結果が不一致を示すことになり、検索応答処理回路23Bにおいて、比較回路#0〜#15からの比較結果に応じた検索応答データが出力される。
本実施の形態では、MACアドレス検索テーブル22の各記憶領域を、それぞれ1つ以上の記憶回路から構成し、電源制御部40で、各記憶領域の使用状態を示す外部からの設定に基づいて、記憶領域のうち、使用状態の記憶領域へ電源を供給し、未使用状態の記憶領域を構成する記憶回路へ電源供給を停止するようにしたので、使用するMACアドレスの個数(合計数)に合わせて、MACアドレス検索テーブル22を構成する記憶領域のうち、未使用バケット内エントリ番号用の記憶領域への電源供給を遮断することができ、OLT10の消費電力を削減することができる。
次に、図22を参照して、本発明の第6の実施の形態にかかるOLT10について説明する。図22は、第6の実施の形態にかかるMACアドレス検索テーブルとMACアドレス検索部の構成例である。
本実施の形態にかかるOLT10における、第1の実施の形態との違いは、MACアドレス検索テーブル22をエントリ番号ごとに分割して格納する記憶領域が、バケット番号の範囲によりさらに分割されている点にある。
一方、バケット番号≧256の場合は、記憶領域#32〜記憶領域#63のデータ格納アドレスとバケット番号の関係は、(データ格納アドレス)=(バケット番号−256)×aとなる。aは、記憶領域を構成する記憶回路(半導体メモリ)における、データ格納アドレスの間隔を示す係数であり、1以上の整数が用いられる。
図23は、第6の実施の形態にかかるMACアドレス検索テーブルの電源供給遮断例である。この例では、バケット番号256〜511用を使用しない場合、電源制御部40により、バケット番号256〜511用の記憶領域(図23中の斜線部)を構成する記憶回路への電源供給を遮断する。
このように、本実施の形態は、MACアドレス検索テーブル22の各記憶領域を、それぞれ1つ以上の記憶回路から構成し、MACアドレス検索テーブル22のうち、エントリ番号ごとに分割して設けた記憶領域を、そのバケット番号の範囲によりさらに分割して記憶領域を設け、電源制御部40で、各記憶領域の使用状態を示す外部からの設定に基づいて、記憶領域のうち、使用状態の記憶領域を構成する記憶回路へ電源を供給し、未使用状態の記憶領域を構成する記憶回路へ電源供給を停止するようにしたので、使用するMACアドレスの個数(合計数)に合わせて、MACアドレス検索テーブル22を構成する記憶領域のうち、未使用バケット番号用の記憶領域への電源供給を遮断し、OLT10の消費電力を削減することができ、第5の実施の形態と比較して、さらに細かくOLT10の消費電力を削減することができる。
また、本実施の形態では、エントリ番号ごとに分割して設けた記憶領域を、バケット番号0〜255用とバケット番号256〜511用の2つの記憶領域に再分割した例を示したが、3つ以上の記憶領域に分割することも可能である。
次に、図25を参照して、本発明の第7の実施の形態にかかるOLT10について説明する。図25は、第7の実施の形態にかかるMACアドレス検索テーブルとMACアドレス検索部の構成例である。
本実施の形態にかかるOLT10における、第6の実施の形態との違いは、電源制御部40で、比較回路23Aのうち、未使用の比較回路23Aへの電源供給をも遮断するようにした点にある。
これにより、比較回路#16〜#31からの比較結果が不一致を示すことになり、検索応答処理回路23Bにおいて、比較回路#0〜#15からの比較結果に応じた検索応答データが出力される。
このように、本実施の形態は、電源制御部40で、各記憶領域の使用状態を示す外部からの設定に基づいて、MACアドレス検索部23の比較回路23Aのうち、未使用の記憶領域と対応する比較回路23Aへの電源供給を遮断するようにしたので、OLT10の消費電力を削減することができる。
通常、接続するONUの台数が少ないほど、使用するMACアドレスの個数(合計数)を少なくすることができる。つまり、接続するONUの台数が少ない場合には、使用するMACアドレスの個数(合計数)を少なくして未使用の比較回路23Aへの電源供給を遮断することにより、OLT10の消費電力を削減(省電力化)することが可能である。
次に、図27を参照して、本発明の第8の実施の形態にかかるOLT10について説明する。図27は、第8の実施の形態にかかるMACアドレス検索テーブルとMACアドレス検索部の構成例である。
本実施の形態にかかるOLT10における、第1の実施の形態との違いは、MACアドレス検索部23の比較回路23Aが、エントリ番号の範囲により複数のグループに分けられ、グループごとにタイミングをずらして、MACアドレス検索テーブル22からのデータ読み出しと比較処理を行う点である。
電源制御部40は、一方のグループの比較回路23Aが比較処理を行っている期間は、他方のグループの比較回路23Aへのクロック入力を停止すること等により消費電力を削減(省電力化)する。
このように、本実施の形態によれば、MACアドレス検索部23に下りフレームの宛先MACアドレスおよびMACアドレス検索要求が入力されてから、7クロック後にMACアドレスが検索され、MACアドレス検索応答が出力される。また、MACアドレス検索部23は、最小間隔2クロックでの検索処理が可能である。
次に、図29を参照して、本発明の第9の実施の形態にかかるOLT10について説明する。図29は、第9の実施の形態にかかるMACアドレス検索テーブルとMACアドレス検索部の構成例である。
比較回路23Aは、これに応じて選択されたバケット(結合前バケット)ごとに、当該バケットに属する各エントリから並列的に出力されたN個のデータを順次比較することにより、N個の比較結果を得る処理をK回繰り返す機能を有している。
検索応答処理回路23Bは、比較回路23Aで得られたN×K個の比較結果に基づいて、これらN×K個のデータのうち宛先MACアドレスと一致したMACアドレスを含むデータから宛先情報を取得する機能を有している。
この時、算出したバケット番号をレジスタに保持しておき、selectの値を0から1に変化させれば、2種類のアドレス値をタイミングをずらして出力することができる。図29の場合、バケット番号=「1」であり、2種類のアドレス値は「2a」と「3a」である。
エントリ番号ごとに設けられた複数の比較回路(23A)#j(j=0,1,…,31)には、MACアドレス検索テーブル22から読み出されたデータ1_jが同一のタイミングで入力され、次の同一のタイミングで、データ1_(j+32)が入力される。
MACアドレス登録部21が、ONUから受信した上りフレームの送信元MACアドレスに基づいて、当該上りフレームから取得した送信元MACアドレスおよび宛先情報を含むデータを、MACアドレス検索テーブル22に対して登録する場合も、MACアドレス検索部23と同様にして、MACアドレス検索テーブル22を検索することにより、当該送信元MACアドレスに対応するデータの登録有無を確認する。
比較回路21Aは、これに応じて選択されたバケット(結合前バケット)ごとに、当該バケットに属する各エントリから並列的に出力されたN個のデータを順次比較することにより、N個の比較結果を得る処理をK回繰り返す機能を有している。
検索応答処理回路21Bは、比較回路21Aで得られたN×K個の比較結果に基づいて、これらN×K個のデータのうち宛先MACアドレスと一致したMACアドレスを含むデータの登録有無を判定し、MACアドレス検索応答として出力する機能とを有している。
この時、算出したバケット番号をレジスタに保持しておき、selectの値を0から1に変化させれば、2種類のアドレス値をタイミングをずらして出力することができる。図32の場合、バケット番号=「1」であり、2種類のアドレス値は「2a」と「3a」である。
検索応答処理回路21Bは、得られたN×K個の比較結果に基づいて、MACアドレス検索テーブル22に対する当該送信元MACアドレスの登録有無を確認し、当該送信元MACアドレスがMACアドレス検索テーブル22に登録されていない場合は、当該上りフレームから取得した送信元MACアドレスおよび宛先情報を含むデータを、MACアドレス検索テーブル22のうち当該結合バケットに属する空きエントリへ登録する。
このように、本実施の形態では、MACアドレス検索テーブル22に、各バケットをK(Kは2以上の整数)個ずつ結合したバケット(結合後バケット)を設け、MACアドレス検索部23の検索制御回路23Cで、MACアドレス検索テーブル22のうち、下りフレームの宛先MACアドレスからハッシュ関数でバケット(結合後バケット)を特定するとともに、当該バケットに属するバケット(結合前バケット)を順次切替選択し、比較回路23Aで、これに応じて選択されたバケット(結合前バケット)ごとに、当該バケットに属する各エントリから並列的に出力されたN個のデータを順次比較することにより、N個の比較結果を得る処理がK回繰り返し、比較回路23Aで得られたN×K個の比較結果に基づいて、検索応答処理回路23Bで、これらN×K個のデータのうち宛先MACアドレスと一致したMACアドレスを含むデータから宛先情報を取得するようにしたものである。
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施の形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
Claims (6)
- 上位装置から下りフレームを受信して、複数のONUのうち当該下りフレームの宛先MACアドレスに対応するONUのLLID(Logical Link ID)および/または下り出力先選択情報からなる宛先情報を特定し、当該宛先情報を当該下りフレームに付与して、対応するONUへ転送するフレーム転送装置であって、
前記ONUと接続されたユーザ装置に個別のMACアドレスごとに、当該MACアドレスおよび当該ONUの宛先情報を含むデータが登録されている検索テーブルと、
受信した下りフレームの宛先MACアドレスに基づいて、前記検索テーブルから対応するデータを検索し、当該データから当該下りフレームに付加するための宛先情報を取得する検索部とを備え、
前記検索テーブルは、前記データを格納するM×N(Mは2以上の整数、Nは2以上の整数)個のエントリを有し、これらエントリをN個ずつM個のバケットに分割するとともに、各バケットに属する同一エントリ番号のエントリをM個ずつN個の記憶領域に分割し、これらバケットをK(Kは2以上の整数)個ずつ結合した、M/K個の結合バケットを有し、前記各データを、当該データに含まれるMACアドレスからバケット振分用のハッシュ関数で特定されるバケット番号のバケットに属するエントリでそれぞれ記憶し、前記検索部から指定されたバケット番号のバケットに属するエントリで記憶している前記データを記憶領域ごとに読み出して並列的に出力し、
前記検索部は、前記検索テーブルの各記憶領域に対応して設けられたN個の比較回路を有し、前記検索テーブルのうち、前記下りフレームの宛先MACアドレスから前記ハッシュ関数で結合バケットを特定した後、当該結合バケットに属する結合前のバケットを順次切替選択し、これに応じて当該結合前のバケットに属する各エントリから並列的に出力されたN個の前記データを前記比較回路で比較してN個の比較結果を得る処理をK回繰り返し、得られたN×Kの比較結果に基づいて、これらN×K個のデータのうち前記宛先MACアドレスと一致したMACアドレスを含むデータから前記宛先情報を取得する
ことを特徴とするフレーム転送装置。 - 請求項1に記載のフレーム転送装置において、
前記検索テーブルの各記憶領域に対応して設けられたN個の比較回路を有し、当該検索テーブルのうち、前記ONUから受信した上りフレームの送信元MACアドレスから前記ハッシュ関数で特定したバケットを選択し、これに応じて当該バケットに属する各エントリから並列的に出力された前記データを、それぞれ対応する前記比較回路により、当該データに含まれるMACアドレスと前記送信元MACアドレスとをそれぞれ比較し、これら比較回路で得られたN個の比較結果に基づいて、当該検索テーブルに対する当該送信元MACアドレスの登録有無を確認し、当該送信元MACアドレスが当該検索テーブルに登録されていない場合は、当該上りフレームから取得した送信元MACアドレスおよび宛先情報を含むデータを、当該検索テーブルのうち当該バケットに属する空きエントリへ登録する登録部をさらに備えることを特徴とするフレーム転送装置。 - 請求項2に記載のフレーム転送装置において、
前記登録部は、前記宛先情報を登録する際、当該送信元MACアドレスに関する受信状況を含めて前記検索テーブルに登録し、一定のエージング周期ごとに、前記検索テーブルに登録されている各MACアドレスの当該受信状況を検査し、これらMACアドレスのうち当該エージング周期内に受信確認されていないMACアドレスを無効状態に設定することを特徴とするフレーム転送装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のフレーム転送装置において、
前記検索テーブルは、N個の前記記憶領域ごとに、前記バケット番号の範囲に基づき分割された複数の記憶領域を有し、
前記検索部は、前記下りフレームの宛先MACアドレスから前記ハッシュ関数で特定したバケット番号を前記検索テーブルへ指定し、これに応じて前記検索テーブルの対応する分割後の記憶領域から並列的に出力された前記データごとに、当該分割後の記憶領域が属する分割前の記憶領域と対応する比較回路で得られたN個の比較結果に基づいて、これらデータのうち前記宛先MACアドレスと一致したMACアドレスを含むデータから前記宛先情報を取得する
ことを特徴とするフレーム転送装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のフレーム転送装置において、
前記検索テーブルの前記各記憶領域は、それぞれ1つ以上の記憶回路からなり、
前記各記憶領域の使用状態を示す外部からの設定に基づいて、前記記憶領域のうち、使用状態の記憶領域を構成する記憶回路および/または当該記憶領域と対応する比較回路へ電源を供給し、未使用状態の記憶領域を構成する記憶回路および/または当該記憶領域と対応する比較回路への電源供給を停止する電源制御部をさらに備えることを特徴とするフレーム転送装置。 - 上位装置から下りフレームを受信して、複数のONUのうち当該下りフレームの宛先MACアドレスに対応するONUのLLID(Logical Link ID)および/または下り出力先選択情報からなる宛先情報を特定し、当該宛先情報を当該下りフレームに付与して、対応するONUへ転送するフレーム転送装置で用いられるフレーム転送方法であって、
検索テーブルが、前記ONUと接続されたユーザ装置に個別のMACアドレスごとに、当該MACアドレスおよび当該ONUの宛先情報を含むデータを登録するステップと、
検索部が、受信した下りフレームの宛先MACアドレスに基づいて、前記検索テーブルから対応するデータを検索し、当該データから当該下りフレームに付加するための宛先情報を取得する検索ステップとを備え、
前記検索テーブルが、前記データを格納するM×N(Mは2以上の整数、Nは2以上の整数)個のエントリを有し、これらエントリをN個ずつM個のバケットに分割するとともに、各バケットに属する同一エントリ番号のエントリをM個ずつN個の記憶領域に分割し、これらバケットをK(Kは2以上の整数)個ずつ結合した、M/K個の結合バケットを有し、前記各データを、当該データに含まれるMACアドレスからバケット振分用のハッシュ関数で特定されるバケット番号のバケットに属するエントリでそれぞれ記憶し、前記検索部から指定されたバケット番号のバケットに属するエントリで記憶している前記データを記憶領域ごとに読み出して並列的に出力するステップと、
前記検索部が、前記検索テーブルの各記憶領域に対応して設けられたN個の比較回路を有し、前記検索テーブルのうち、前記下りフレームの宛先MACアドレスから前記ハッシュ関数で結合バケットを特定した後、当該結合バケットに属する結合前のバケットを順次切替選択し、これに応じて当該結合前のバケットに属する各エントリから並列的に出力されたN個の前記データを前記比較回路で比較してN個の比較結果を得る処理をK回繰り返し、得られたN×Kの比較結果に基づいて、これらN×K個のデータのうち前記宛先MACアドレスと一致したMACアドレスを含むデータから前記宛先情報を取得するステップと
をさらに備えることを特徴とするフレーム転送方法。
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