JP2017041783A - 通信方法及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】有限の識別子空間を有効に利用し、ハードウェアの制約などに起因するマルチキャストの制限を緩和する通信方法及び通信システムを提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係る通信システムは、内部ID毎にチャネル識別方式やフィルタ方式を設定できるので、チャネル毎にこれらを変更できる。また、本発明に係る通信システムは、予めONUに、マルチキャストチャネル用のLLIDやVLAN_IDの廃棄や透過の設定をしておくことで、有限である識別子の使用を最小限に留めつつマルチキャストを実現する。【選択図】図2

Description

本発明は、光加入者線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)及び光ネットワーク終端装置(ONU:Optical Network Unit)を光ファイバ伝送路を介して接続して、光信号の送受信によって通信を行う光通信システムに関する。
[PONの説明]
光ネットワークは、1つのOLTが、1つあるいは複数のONUと、光ファイバ伝送路を介してポイントツーポイントあるいはポイントツーマルチポイントの通信を行うネットワークである。
[TDM−PONの説明]
パワースプリッタを用いた時分割多重PONでは、OLTが収容する全てのONUに対して下りの光信号が到着する。このため、非特許文献1に示されるLogical Link ID(LLID)のように、ユーザ識別のための識別子を用意し、OLTからの下り送信の際に識別子を付与し、ONUでは受信対象の識別子以外の信号を破棄する必要がある。図1は、PONの構成を説明する図である。OLTは、上位のネットワークからのユニキャストフレームにONU#1のLLIDを付与する。PONでは、OLTからの光信号は全てのONUに到着する。このため、ONU#2は、到着した信号のLLIDを確認して自身宛以外の信号(ONU#1宛の信号)を廃棄する。一方、ONU#1はONU#1宛の信号を透過し、配下の端末へ転送する。
[シングルコピーブロードキャストの説明]
非特許文献2で示される、PONにおけるシングルコピーブロードキャストは、OLTが送出する光信号がPON配下の全てのONUに到着することを活かし、ONUで前述の破棄を行わないように、OLTで識別子を付与することで、パケットのコピーが不要となるブロードキャストである。
[IPマルチキャストの説明]
IPマルチキャストは、配信元ノードから配信先の複数のノードに対してパケットを送信する際に、配信元ノードがパケットをコピーするのではなく、経路の途中にある中継ノードがコピーを行うことで、配信元ノードに近い区間の通信帯域を節約する。
[PONマルチキャストの説明]
図1のような構成のPONでマルチキャストを実現する例を説明する。図1で、「映像ストリーム」がマルチキャストである。非特許文献1で示されるPONマルチキャストは、前述のシングルコピーブロードキャストを用いて全てのONUにパケットをブロードキャストした上で、配信先ノードを除くONUに当該のパケットを破棄させることで、配信先ノードにのみパケットを通過させ、マルチキャストを実現する。
具体的には、OLTは受信した信号のVLAN IDを読み取り、PONマルチキャストとして転送すべきか否かを判断する。PONマルチキャストとして転送すべきだと判断した場合は、ブロードキャスト用のLLIDを付与してパケットを転送する。ONUは、受信したパケットのLLIDやMACアドレスを読み取り、更に転送すべきか破棄するかを判別する。
IEEE Std. 1904.1−2013 Standard for Interoperability in Ethernet(登録商標) PON(SIEPON),IEEE,pp.7−12,2013年7月. IEEE Std. 802.3ah−2004 Amendment: Media Access Control Parameters, Physical Layers, and Management Parameters for Subscriber Access Networks,IEEE,pp.7−12.2004年9月
[従来のPONマルチキャストの課題]
しかしながら、従来の構成では、使用する方式やONUのハードウェアの制約によってPONマルチキャストに利用できるチャネル数が限られるという課題が存在する。例えば、ONUで受信したフレームの宛先MACアドレスを読み取り、破棄対象のMACアドレスと一致する場合に当該のフレームを破棄するという方式を使用する。これは、特定のMACアドレス一致したフレームのみを通過させる方式では、ONU配下の通信装置のMACアドレスや数が未知の場合に、ONU配下の通信装置に宛てられたフレームを転送できないためである。この時、ONUで識別可能なMACアドレスが10だった場合は、破棄できるチャネルの合計はこのハードウェアの制約を受け、同一のPON区間で利用可能なマルチキャストチャネルの合計は10以下に制限されてしまう。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために、有限の識別子空間を有効に利用し、ハードウェアの制約などに起因するマルチキャストの制限を緩和する通信方法及び通信システムを提供することを目的とする。
本発明に係る通信方法及び通信システムは、OLTが有限の識別子を異なる識別子に変換することとした。
具体的には、本発明に係る第1の通信方法は、
上流のネットワークからの信号を受信し、光信号へ変換して光伝送路へ出力する光加入者線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)と、
前記光伝送路からの光信号を受信して電気信号へ変換し、前記電気信号を下流の加入者側へ透過する或いは廃棄するフィルタリングを行う光ネットワーク終端装置(ONU:Optical Network Unit)と、
を備える通信システムにおける通信方法であって、
上流側から前記OLTに到着した信号がマルチキャストチャネルである場合に、前記マルチキャストチャネルそれぞれを識別する識別子に対応する内部IDを前記マルチキャストチャネルに付与し、
前記ONUにおいて、前記内部IDに基づき、いずれの識別子種に基づいて前記フィルタリングを行うかのフィルタ機能を切り替えることを特徴とする。
また、本発明に係る第1の通信システムは、
上流のネットワークからの信号を受信し、光信号へ変換して光伝送路へ出力するOLTと、
前記光伝送路からの光信号を受信して電気信号へ変換し、前記電気信号を下流の加入者側へ透過する或いは廃棄するフィルタリングを行うONUと、
を備える通信システムであって、
前記OLTは、上流側から前記OLTに到着した信号がマルチキャストチャネルである場合に、前記マルチキャストチャネルそれぞれを識別する識別子に対応する内部IDを前記マルチキャストチャネルに付与し、
前記ONUは、前記内部IDに基づき、いずれの識別子種に基づいて前記フィルタリングを行うかのフィルタ機能を切り替えること
を特徴とする。
従来、マルチキャストチャネルの識別方法と、ONUでのフィルタ方法が直接紐付いており、チャネル毎に識別方式やフィルタ方式を変更できなかった。本発明は、内部ID毎にチャネル識別方式やフィルタ方式を設定できるので、チャネル毎にこれらを変更できる。
本発明は、内部IDを用いることでチャネル識別方式やフィルタ方式の自由度が向上する。従って、本発明は、有限の識別子空間を有効に利用し、ハードウェアの制約などに起因するマルチキャストの制限を緩和する通信方法及び通信システムを提供することができる。
具体的には、本発明に係る第2の通信方法は、
上流のネットワークからの信号を受信し、光信号へ変換して光伝送路へ出力するOLTと、
前記光伝送路からの光信号を受信して電気信号へ変換し、前記電気信号を下流の加入者側へ透過する或いは廃棄するフィルタリングを行うONUと、
を備える通信システムにおける通信方法であって、
予め前記ONUにマルチキャストチャネルに対応する識別子を設定しておき、
上流側から前記OLTに到着した信号がマルチキャストチャネルである場合に、前記マルチキャストチャネルそれぞれに対応する前記識別子を付与し、
前記ONUにおいて、設定された前記識別子に基づいて前記フィルタリングを行うことを特徴とする。
また、本発明に係る第2の通信システムは、
上流のネットワークからの信号を受信し、光信号へ変換して光伝送路へ出力するOLTと、
前記光伝送路からの光信号を受信して電気信号へ変換し、前記電気信号を下流の加入者側へ透過する或いは廃棄するフィルタリングを行うONUと、
を備える通信システムであって、
予め前記ONUにマルチキャストチャネルに対応する識別子を設定する設定部をさらに備え、
前記OLTは、上流側から前記OLTに到着した信号がマルチキャストチャネルである場合に、前記マルチキャストチャネルそれぞれに対応する前記識別子を付与し、
前記ONUは、設定された前記識別子に基づいて前記フィルタリングを行うこと
を特徴とする。
ユニキャストチャネルやブロードキャストチャネルを識別する「識別子」として、例えば、LLIDやVLAN_IDが存在する。本発明では、マルチキャストチャネル用の識別子を設定する。本発明は、予めONUに、マルチキャストチャネル用の識別子の廃棄や透過の設定をしておくことで、有限である識別子の使用を最小限に留めつつマルチキャストを実現する。
従って、本発明は、有限の識別子空間を有効に利用し、ハードウェアの制約などに起因するマルチキャストの制限を緩和する通信方法及び通信システムを提供することができる。
本発明に係る第2の通信方法は、
前記識別子が複数種類存在しており、
前記識別子の種類毎に使用されている識別子の合計数を管理し、
1の識別子の合計数が前記OLTで利用可能な該1の識別子上限数未満の閾値となったとき、マルチキャストチャネルに1の識別子を付与することを抑制して他の識別子を付与することを特徴とする。
また、本発明に係る第2の通信システムの
前記識別子が複数種類存在しており、
前記OLTは、
前記識別子の種類毎に使用されている識別子の合計数を管理し、
1の識別子の合計数が前記OLTで利用可能な該1の識別子上限数未満の閾値となったとき、マルチキャストチャネルに1の識別子を付与することを抑制して他の識別子を付与することを特徴とする。
識別子であるLLIDやVLAN_IDには、管理できる上限数が存在する。このため、マルチキャスト用にLLIDを消費すれば、LLIDが不足してユニキャストやブロードキャストを伝送することができなくなる。また、マルチキャスト用にVLAN_IDを消費すれば、、本来のVLAN目的(PONを跨ぐ通信)のVLAN_IDが不足することになる。
そこで、本発明では、LLID合計数がLLID上限数に近づいているときは、マルチキャストチャネルにLLIDではなくVLAN_IDを付与することで、LLID合計数がLLID上限に達することを回避する。一方、本発明では、VLAN_ID合計数がVLAN_ID上限数に近づいているときは、マルチキャストチャネルにVLAN_IDではなくLLIDを付与することで、VLAN_ID合計数がVLAN_ID上限に達することを回避する。
従って、本発明は、識別子相互間でマルチキャストチャネルに付与する識別子を融通することで、有限の識別子空間を有効に利用し、ハードウェアの制約などに起因するマルチキャストの制限を緩和する通信方法及び通信システムを提供することをができる。
本発明に係る第2の通信方法は、前記ONUの中で、管理可能な前記識別子の数が最小であるONUの該前記識別子の数を、前記1の識別子上限数とすることを特徴とする。
また、本発明に係る第2の通信システムの前記OLTは、
前記ONUの中で、管理可能な前記識別子の数が最小であるONUの該識別子の数を、前記1の識別子上限数とすることを特徴とする。
本発明は、有限の識別子空間を有効に利用し、ハードウェアの制約などに起因するマルチキャストの制限を緩和する通信方法及び通信システムを提供することができる。
PONの構成を説明する図である。 本発明に係る通信システムを説明する図である。 本発明に係る通信システムの内部IDを説明する具体例である。 本発明に係る通信システムの動作を説明する図である。LLID、VLAN_ID共にOLTで管理できる上限数より少ない閾値(LLID所定数、VLAN_ID所定数)を有している。使用しているLLID数がLLID所定数を超えた場合、以降のマルチキャストチャネルにはLLIDではなくVLAN_IDを付与する。また、使用しているLLID数がLLID所定数を下回った場合、以降のマルチキャストチャネルにはLLIDを付与する。逆も同様であり、使用しているVLAN_ID数がVLAN_ID所定数を超えた場合、以降のマルチキャストチャネルにはVLAN_IDではなくLLIDを付与する。また、使用しているVLAN_ID数がVLAN_ID所定数を下回った場合、以降のマルチキャストチャネルにはVLAN_IDを付与する。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
[実施形態1]
図2は、本実施形態の通信システム301を説明する図である。通信システム301は、上流のネットワークからの電気信号を受信し、光信号へ変換して光伝送路へ出力するOLT100と、
前記光伝送路からの光信号を受信して電気信号へ変換し、前記電気信号を下流の加入者側へ透過する或いは廃棄するフィルタリングを行うONU200と、
を備える通信システムであって、
OLT100は、上流側からOLT100に到着した電気信号がマルチキャストチャネルである場合に、前記マルチキャストチャネルそれぞれを識別する識別子に対応する内部IDを前記マルチキャストチャネルに付与し、
ONU200は、前記内部IDに基づき、いずれの識別子種に基づいて前記フィルタリングを行うかのフィルタ機能を切り替えること
を特徴とする。
OLT100は、PONマルチキャスト識別回路11、マルチキャストチャネル識別回路12、マルチキャストチャネル変換回路13、及びLLID付与回路14を備える。ONU200は、LLIDフィルタ21及び契約フィルタ22を備える。
まず、基本動作から説明する。
上位ネットワークからOLT100にフレームが入力されると、PONマルチキャスト識別回路11は、そのフレームをPONマルチキャストで送信すべきか否かをVLAN IDで判断する。フレームには、単一のVLAN IDで(例えばVLAN ID=4000)複数のマルチキャストチャネル(ch1、ch2、ch3)をまとめてある形式や、単一のVLAN IDで単一のマルチキャストチャネル(VLAN ID 4001=ch101、 VLAN ID 4002=ch102)の形式がある。
マルチキャストチャネル識別回路12は、マルチキャストチャネルを識別する。具体的には、マルチキャストチャネル識別回路12は、フレーム形式が前者であれば宛先IPアドレス等を参照して各チャネルを識別する。マルチキャストチャネル識別回路12は、フレーム形式が後者であれば、VLAN IDをそのままチャネルの識別に利用する。
また、OLT100の処理能力とONU200の処理能力が異なるため、例えばOLT100ではフレームに記載されたIPアドレスまで参照できても、ONU200ではMACアドレスしか参照ができない場合もある。このため、ONU200側で契約フィルタ22を実現には、ONU200の識別機能(例えばLLID識別/MACアドレス識別/VLAN−ID識別など)を利用する必要がある。そこで、マルチキャストチャネル変換回路13はフレームのIPアドレスを参照し、ONU200が識別できる識別子(例えばLLID等)に変換する。
例えば、上位ネットワークからマルチキャストチャネルch1〜ch10までが、同一のVLAN−ID=4000でまとめてOLT100へ送信され、かつ、各マルチキャストチャネルが別の宛先IPアドレスで送信されていたとする。宛先IPアドレスがマルチキャストアドレスの場合、マルチキャストチャネル変換回路13は、その宛先IPアドレスの一部を宛先MACアドレスに一部転写する。このため、ONU200は、宛先MACアドレスを確認し、そのフレームがどのチャネルか(ch1かch2か、あるいはch10か)を判別することが可能となる。
ここで、契約フィルタ22を実現するために、OLT100は事前に、あるONUがch1を透過して良いか(契約しているかどうか)を確認しておき、契約していなければch1に該当する宛先MACアドレスが含まれるフレームを、そのONUで弾くように指示しておく。このような作業を、予め各チャネル分、各ONU分実施しておく。
上述のようにマルチキャストチャネルを識別可能な状態にした後、ONUへ転送する。この転送には次の方式が存在する。
<方式1>
方式1では、PONマルチキャストを示すVLAN−IDが(この例では4000)付けられてOLTで受信したフレームに対して、LLID付与回路14がブロードキャストLLIDを付けて送信する。これにより、当該フレームは、全ONUのLLIDフィルタ21を透過し、契約フィルタ22(例えばMACアドレスフィルタ)で破棄又は透過される。
<方式2>
方式2では、VLAN ID=4001、VLAN ID4002が付けられてOLTで受信したフレームに対して、LLID付与回路14がブロードキャストLLIDを付けて送信する。そして、当該フレームは、LLIDフィルタを透過し、契約フィルタ22でVLAN IDに基づいて破棄又は透過される。
<方式3>
方式3は、方式1と2を組み合わせた方式である。方式3では、VLAN ID=4000で複数チャネルが束ねて送信される場合、IPアドレスで識別した後に、マルチキャスト変換回路13がフレームのIPアドレスをVLAN IDに付け替える。例えば、マルチキャスト変換回路13は、VLAN ID=4000で到着したch1にVLAN ID=4001を付与、VLAN ID=4000で到着したch2にVLAN ID=4002を付与する。そして、ONU200において、方式2と同様に破棄又は透過させる。
従来、上記方式は通信システムに設定した方式で固定されており、マルチキャストチャネル毎に方式を切り替えることができなかった。本実施形態では、方式を切り替えることを可能とし、ONUの識別機能を有効活用し、利用できるマルチキャストチャネルの数を増やすことができる。
OLT100は有限の識別子を異なる識別子に変換する。例えば、OLT100はマルチキャストチャネルとVLAN IDを直接紐付けるのではなく、変換用の内部IDを介して紐付ける。内部IDの具体例を図3に示す。図3(A)は従来の契約フィルタ22設定例である。図3(B)と図3(C)は本発明での契約フィルタ22設定例である。
具体的には、VLAN−IDとIPアドレスで識別するマルチキャストチャネルが100チャネルあり、ONU200でフィルタ可能なMACアドレスが50あり、ONU200でフィルタ可能なVLAN IDが50あるとする。この際に、OLT200は、各マルチキャストチャネルに対して、内部IDでチャネル番号1〜100として管理する。
PONマルチキャストで送信すべきフレームには、特定のVLAN IDを付与されており、OLT100は、PONマルチキャスト識別回路11で当該特定のVLAN IDでPONマルチキャストで送信すべきか否かを把握する。なお、PONマルチキャストの対象であるかどうかを判別するために、フレームに記載されたVLAN ID以外にも、直接IPアドレスを参照してもよいし、MACアドレスなど他の論理的な識別子を用いてもよいし、特定の物理ポートから入力されることで識別してもよい。
OLT100は、PONマルチキャストで送信すべきフレームを受信すると、マルチキャストチャネル識別回路12でIPアドレスを参照し、どのマルチキャストチャネルに該当するかを判別する。なお、どのマルチキャストチャネルに該当するかを示す識別子についても、フレームに記載されたIPアドレスだけではなく、VLAN IDやMACアドレスなどの他の論理的な識別子であってもよいし、特定の物理ポートから入力されることで識別してもよい。
OLTは、内部IDを用いて、マルチキャストチャネル毎に、どのユーザに対して、どの識別子を用いてONUにおいてフィルタリングさせるかを紐付けて管理することができる。内部IDは、図3(B)のように、予めOLT100のマルチキャストチャネル識別回路12とONU200の契約フィルタ22に設定しておく。あるいは、OLT100が、どのユーザに対して、どの識別子を用いてONUにおいてフィルタリングさせるかを紐付けした後に、OLT100からONU200へ内部IDが通知されてもよい。
従来構成では、全てのマルチキャストチャネルに対しては、全てのONUに対して、宛先MACアドレスを参照して破棄するようにしか設定できなかった(図3(A))。しかし、本実施形態の通信システムでは、あるマルチキャストチャネルに対しては、全てのONUにおいて、宛先MACアドレスを参照して破棄するように設定できるとともに、別のあるマルチキャストチャネルに対しては、全てのONUにおいて、VLAN IDを参照して破棄するように設定することができる(図3(B))。
このように、ONU200の契約フィルタにおいてMACアドレスとVLAN IDを切り替えることで、ONUにおけるフィルタ機能を有効活用でき、システム全体として利用できるマルチキャストチャネルの数がONUのMACアドレスフィルタのみに制限されない。本実施例では、従来のようにONUにおいて、MACアドレスフィルタのみ、あるいはVLANフィルタのみを使用した場合には50チャネルしかマルチキャストとして利用できなかったのに対して、発明の構成によれば、これらの併用によって100チャネルをマルチキャストチャネルとして利用することができる。
また、内部ID用いて管理することの効果として、更に、OLTにおいてマルチキャストチャネルを識別するための識別子がVLAN−IDからIPアドレスに変更になっても、ONUにおけるフィルタ方法がVLAN―IDフィルタからMACアドレスフィルタに変更になっても、内部IDを変更することでその両者を紐付けることができる(図3(C))。
上記実施例では、VLAN IDとMACアドレスを例に説明したが、同様に異なる識別子として、LLIDやIPアドレス、Ethernet(登録商標) Type、IP Type、VLANの優先度やIPの優先度など、様々な識別子をPONマルチキャストに利用することができ、2種よりも多く組み合わせて併用することも可能である。
[実施形態2]
本実施形態では、同一の用途(PONマルチキャスト)に併用する複数種類の識別子の中に、識別子空間の一部を別の用途として利用する例について説明する。本実施例では、ある1つの識別子において、利用できる識別子の合計数を識別子空間と呼ぶ。実施例1と同様に、発明の構成によれば、LLIDとMACアドレスを併用してPONマルチキャストを実現することが可能である。
本実施形態の通信システムの構成は図2と同じである。通信システム301は、上流のネットワークからの信号を受信し、光信号へ変換して光伝送路へ出力するOLTと、
前記光伝送路からの光信号を受信して電気信号へ変換し、前記電気信号を下流の加入者側へ透過する或いは廃棄するフィルタリングを行うONUと、
を備える通信システムであって、
予め前記ONUにマルチキャストチャネルに対応する識別子を設定する設定部をさらに備え、
前記OLTは、上流側から前記OLTに到着した信号がマルチキャストチャネルである場合に、前記マルチキャストチャネルそれぞれに対応する前記識別子を付与し、
前記ONUは、設定された前記識別子に基づいて前記フィルタリングを行うこと
を特徴とする。
本実施形態において、前記識別子がLLID及びVLAN_IDである例を説明する。具体的には、通信システム301は、上流のネットワークからの電気信号を受信し、光信号へ変換して光伝送路へ出力するOLTと、
前記光伝送路からの光信号を受信して電気信号へ変換し、前記電気信号を下流の加入者側へ透過する或いは廃棄するフィルタリングを行うONUと、
を備える通信システムであって、
予め前記ONUにマルチキャストチャネルに対応するマルチキャストLLID及びVLAN_IDを設定する設定部をさらに備え、
前記OLTは、上流側から前記OLTに到着した電気信号がマルチキャストチャネルである場合に、前記マルチキャストチャネルそれぞれに対応するマルチキャストLLID又はVLAN_IDを付与し、
前記ONUは、設定されたマルチキャストLLID又はVLAN_IDに基づいて前記フィルタリングを行うこと
を特徴とする。
本実施形態の特徴は、マルチキャスト用のLLIDやVLAN_IDを用意することである。
マルチキャストLLIDは、ユニキャストLLIDやブロードキャストLLIDとは異なるLLIDである。マルチキャストLLIDは、ONUとOLTとの間で事前にマルチキャストチャネルとLLIDを紐付けておく。例えばch1にはLLID=501、ch2にはLLID=502を付与するとする。マルチキャストLLIDが存在しなければ、ONUは自分宛てのユニキャストLLIDが付いているか、ブロードキャストLLIDが付いていれば通過させ、後は破棄するだけでよいので(2つのみを識別できればよいので)容易に実現できる。しかし、マルチキャストLLIDを用いる場合は、より多くのLLIDを通過させる必要があるため、ONUに対しより高度なLLID識別機能が求められる。マルチキャスト用VLAN_IDについても同様である。
まず、マルチキャストLLIDについて説明する。
OLT100は、1つ以上のマルチキャストチャネルに対して、マルチキャストチャネルに対応するLLID(マルチキャストLLID)を用意する。ONU側で、複数のLLIDを識別して通過させることができれば、通過させてよいマルチキャストのチャネルに対応するLLIDと、通過させてよいユニキャストに対応するLLIDに該当するフレームのみを通過させることで、PONマルチキャストを実現できる。
しかし、LLIDの上限値は規格で規定されている上、OLTの装置として当該規格より制約の多い上限値が存在する場合があり、当該手法には、ユニキャストに利用するLLID数が多くなった際にはマルチキャストに利用できるLLIDの数が少なくなる、逆に、マルチキャストLLIDの用途でLLIDを消費してしまうと、ユニキャスト用途として利用できるLLIDの数が減るといったトレードオフの関係が存在する。
次に、VLAN IDを利用したマルチキャストについて説明する。
VLANを利用したPONマルチキャストも可能である。具体的には、OLT100のマルチキャストチャネル変換回路13でマルチキャストチャネルにマルチキャスト用VLAN_IDを付与し、ONUの契約フィルタ22でVLAN IDに基づいて破棄もしくは通過を判断する。
しかし、PONマルチキャストにVLAN IDを使った場合には、従来のVLANの用途である論理ネットワークの識別やユーザの識別に利用できないため、LLIDと同様にトレードオフが存在する。
具体例を挙げて説明する。
VLAN IDも規格上の上限値があり、OLTおよびONUで当該規格よりも厳しい上限値がある場合がある。ここで、PONマルチキャスト用途で多数のVLAN_IDを利用してしまうと、ユーザが多地点で(PONをまたいで)VLANを利用したくても、PONマルチキャスト用途のVLANと衝突(重複)し、利用できなくなる。逆に、PON区間でのユーザ識別にVLAN IDを多く用いていた場合も、マルチキャスト用途で利用できる数が減ることになる。そのため、ユーザの利用するVLAN IDと、PONマルチキャストで利用されるVLAN IDはトレードオフの関係にあります。例えば、VLAN_IDの上限数が100の場合に、PONマルチキャスト用途でVLAN_IDを50の使うと、他の用途(ユーザ利用)ではVLAN_IDを50しか使えなくなる。
そこで、本実施形態では、LLIDとVLAN IDを併用することで、マルチキャスト用途に必要となるいずれかの識別子の識別子空間の消費を抑制する。
具体的には、OLT100は、
マルチキャストLLIDとユニキャストLLIDのLLID合計数、及びマルチキャスト用のVLAN_IDと仮想LAN形成のためのVLAN_IDのVLAN_ID合計数を管理し、
前記LLID合計数が前記OLTで利用可能なLLID上限数未満の所定LLID数となったとき、マルチキャストチャネルにマルチキャストLLIDを付与することを抑制してマルチキャスト用のVLAN_IDを付与し、
前記VLAN_ID合計数が前記OLTで利用可能なVLAN_ID上限数未満の所定VLAN_ID数となったとき、マルチキャストチャネルにマルチキャスト用のVLAN_IDを付与することを抑制してマルチキャストLLIDを付与する。
図4は、本動作を説明する図である。
マルチキャストチャネル変換回路13は、マルチキャストに必要となる識別子の数と、ユーザ識別として必要になる識別子の数を管理し、それぞれ必要な数をLLIDとVLAN IDの合計で実現する。例えば、LLIDを用いたユーザ識別が多く必要となり、マルチキャスト用途でのLLIDが圧迫される際には、優先的にVLANをマルチキャストで利用することで、必要に応じてそれぞれの識別子としての用途を補完することができ、結果としてシステムで収容できる人数を増加させることができる。
なお、OLT100は、
ONUの中で、管理可能なLLIDの数及びVLAN_IDの数が最小であるONUの該LLIDの数及び該VLAN_IDの数を、前記LLID上限数及び前記VLAN_ID上限数としておく。ONUの上限数を超えるLLIDやVLAN_IDではフレームの廃棄や透過を管理できないからである。
このように、後から識別子の利用用途を変更できるようにすることで、システムの利用効率を高めることができるため、初期投資のリスクを低減することにも資する。また、本実施形態では、識別子がLLIDやVLAN_IDの2つである例を説明したが、識別子の数は3以上あってもよいし、識別子もLLIDやVLAN_ID以外に、MACアドレス、IPアドレス、Ethernet(登録商標) Type、IP Type、VLANの優先度やIPの優先度など、様々な識別子を使用することができる。
[実施形態3]
本実施形態では、OLT100のマルチキャストチャネル変換回路13は、接続されているONU200の数やONU200が収容するユーザの契約内容に応じてマルチキャストチャネルの識別子を選択する。OLT100は、接続されているONU200の数やONU200が収容するユーザの契約内容を事前に知ることができ、ONU200に対して、事前にマルチキャストチャネルの識別子としてVLAN IDを用いるかMACアドレスを用いるかを通知しておく。
OLT100は、予め接続されているONU200の数やONU配下のユーザがどのような契約(映像視聴契約)をしているかを認識している。OLT100は、上位ネットワークからマルチキャストチャネルを受信すると、接続されているONU200の数やONU200が収容するユーザの契約内容に応じた識別子としてLLID、VLAN ID、またはMACアドレスを選択し、フレームに当該識別子を付与して、ONU200へ送信する。
具体的には、マルチキャストチャネル変換回路13は、マルチキャストチャネルに対して、接続ONU数が50までならマルチキャストLLIDを付与し、50を超えて接続したONUに対してはVLAN_IDを付与する。また、マルチキャストチャネル変換回路13は、例えば、映像AとCを契約するONUへのマルチキャストチャネルにはLLIDを付与し、映像Bを契約するONUへのマルチキャストチャネルにはVLAN_IDを付与する。
ONU200は、事前にいずれの識別子でフィルタリングを行うかが通知されており、フレーム到着時に識別子をフレームから読み取り、フレームを透過させるか破棄するかを判断する。これにより、複数の識別子を併用してPONマルチキャストを実現することができる。
[付記]
以下は、本実施形態の通信システムを説明したものである。
<課題>
本通信システムは、有限の識別子を異なる識別子に変換して識別子空間を有効利用することで、ONUが扱えるマルチキャストのチャネル数を増加させることを課題とする。
(1):複数識別子の共存におけるフィルタ実装の最適化
受動光ネットワークを介して光加入者線終端装置に接続され、
識別子読み取り部と、
識別子テーブルと、
識別子リソース管理テーブルと、
を備える光ネットワーク装置であって、
先述の識別子読み取り部は、受信した信号から識別子を読み取る読み取り部であって、
先述の識別子は、受信した信号に含まれ、信号に対する振る舞いを判別するために用いられる識別子であって、
先述の識別子テーブルは、識別子と、識別子が含まれる信号に対する振る舞いを紐付けるテーブルであって、
先述の識別子制御部は、識別子テーブルに記述された情報に基づき、受信した信号に対する振る舞いを実施し、
先述の識別子リソースは、識別子読み取り部に含まれ、識別子読み取りを実現するために使用されるリソースであって、
先述の識別子リソース管理テーブルは、識別子リソースの残量を把握するためのテーブルであって、
先述の識別子読み取り部は、識別子リソース管理テーブルを参照し、
識別子リソースを使い切らないように、利用する識別子を選択し、
識別子リソースの消費を低減することを特徴とする、光ネットワーク装置。
(2):上位装置の指示に従うONU
受動光ネットワークを介して光加入者終端装置に接続され、
識別子読み取り部と、
識別子テーブルと、
識別子リソース管理制御部と、
を備える光ネットワーク装置と、
識別子リソース管理テーブルを備える識別子リソース管理装置と、
を備える通信システムであって、
先述の識別子読み取り部は、受信した信号から識別子を読み取る読み取り部であって、
先述の識別子は、受信した信号に含まれ、信号に対する振る舞いを判別するために用いられる識別子であって、
先述の識別子テーブルは、識別子と、識別子が含まれる信号に対する振る舞いを紐付けるテーブルであって、
先述の識別子制御部は、識別子テーブルに記述された情報に基づき、受信した信号に対する振る舞いを実施し、
先述の識別子リソースは、識別子読み取り部に含まれ、識別子読み取りを実現するために使用されるリソースであって、
先述の識別子リソース管理制御部は、識別子リソースの残量を把握できる情報を識別子リソース管理装置に通知し、
先述の識別子リソース管理テーブルは、識別子リソースの残量を把握するためのテーブルであって、
先述の識別子リソース管理装置は、識別子リソースを使い切らないように利用する識別子を選択し、選択した
識別子を先述の光ネットワーク装置に通知し、
先述の識別子読み取り部は、通知に基づいて識別子読み取り部を構成し、
識別子リソースの消費を低減することを特徴とする、通信システム。
(3):残リソースが最少のONUがひっ迫しないように指示を行うリソース管理装置
上記(2)に記載の識別子リソース管理装置は、
2台以上の光ネットワーク装置の識別子リソースを管理し、
先述の識別子リソース管理テーブルを参照し、
識別子リソースの残量が最少となる光ネットワーク装置の
識別子リソースの消費を優先的に低減することを特徴とする、
上記(2)に記載の通信システム。
(4):接続ONU数に応じて消費リソースを変えるOLT
上記(2)に記載の識別子リソース管理装置は、
光加入者終端装置に接続されている光ネットワーク装置の数を基に、
使用する識別子リソースを選択することで、
識別子リソースの消費を低減することを特徴とする、
上記(2)に記載の通信システム。
(5):接続ONU数に応じて消費リソースを変えるOLT
上記(2)に記載の識別子リソース管理装置は、
光加入者終端装置に接続されている光ネットワーク装置に収容されるユーザの契約内容を基に、
使用する識別子リソースを選択することで、
識別子リソースの消費を低減することを特徴とする、
上記(2)に記載の通信システム。
11:PONマルチキャスト識別回路
12:マルチキャストチャネル識別回路
13:マルチキャストチャネル変換回路
14:LLID付与回路
21:LLIDフィルタ
22:契約フィルタ
100:OLT
200:ONU
301:通信システム

Claims (8)

  1. 上流のネットワークからの信号を受信し、光信号へ変換して光伝送路へ出力する光加入者線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)と、
    前記光伝送路からの光信号を受信して電気信号へ変換し、前記電気信号を下流の加入者側へ透過する或いは廃棄するフィルタリングを行う光ネットワーク終端装置(ONU:Optical Network Unit)と、
    を備える通信システムにおける通信方法であって、
    上流側から前記OLTに到着した信号がマルチキャストチャネルである場合に、前記マルチキャストチャネルそれぞれを識別する識別子に対応する内部IDを前記マルチキャストチャネルに付与し、
    前記ONUにおいて、前記内部IDに基づき、いずれの識別子種に基づいて前記フィルタリングを行うかのフィルタ機能を切り替えることを特徴とする通信方法。
  2. 上流のネットワークからの信号を受信し、光信号へ変換して光伝送路へ出力するOLTと、
    前記光伝送路からの光信号を受信して電気信号へ変換し、前記電気信号を下流の加入者側へ透過する或いは廃棄するフィルタリングを行うONUと、
    を備える通信システムにおける通信方法であって、
    予め前記ONUにマルチキャストチャネルに対応する識別子を設定しておき、
    上流側から前記OLTに到着した信号がマルチキャストチャネルである場合に、前記マルチキャストチャネルそれぞれに対応する前記識別子を付与し、
    前記ONUにおいて、設定された前記識別子に基づいて前記フィルタリングを行うことを特徴とする通信方法。
  3. 前記識別子が複数種類存在しており、
    前記識別子の種類毎に使用されている識別子の合計数を管理し、
    1の識別子の合計数が前記OLTで利用可能な該1の識別子上限数未満の閾値となったとき、マルチキャストチャネルに1の識別子を付与することを抑制して他の識別子を付与することを特徴とする請求項2に記載の通信方法。
  4. 前記ONUの中で、管理可能な前記識別子の数が最小であるONUの該識別子の数を、前記1の識別子上限数とすることを特徴とする請求項3に記載の通信方法。
  5. 上流のネットワークからの信号を受信し、光信号へ変換して光伝送路へ出力するOLTと、
    前記光伝送路からの光信号を受信して電気信号へ変換し、前記電気信号を下流の加入者側へ透過する或いは廃棄するフィルタリングを行うONUと、
    を備える通信システムであって、
    前記OLTは、上流側から前記OLTに到着した信号がマルチキャストチャネルである場合に、前記マルチキャストチャネルそれぞれを識別する識別子に対応する内部IDを前記マルチキャストチャネルに付与し、
    前記ONUは、前記内部IDに基づき、いずれの識別子種に基づいて前記フィルタリングを行うかのフィルタ機能を切り替えること
    を特徴とする通信システム。
  6. 上流のネットワークからの信号を受信し、光信号へ変換して光伝送路へ出力するOLTと、
    前記光伝送路からの光信号を受信して電気信号へ変換し、前記電気信号を下流の加入者側へ透過する或いは廃棄するフィルタリングを行うONUと、
    を備える通信システムであって、
    予め前記ONUにマルチキャストチャネルに対応する識別子を設定する設定部をさらに備え、
    前記OLTは、上流側から前記OLTに到着した信号がマルチキャストチャネルである場合に、前記マルチキャストチャネルそれぞれに対応する前記識別子を付与し、
    前記ONUは、設定された前記識別子に基づいて前記フィルタリングを行うこと
    を特徴とする通信システム。
  7. 前記識別子が複数種類存在しており、
    前記OLTは、
    前記識別子の種類毎に使用されている識別子の合計数を管理し、
    1の識別子の合計数が前記OLTで利用可能な該1の識別子上限数未満の閾値となったとき、マルチキャストチャネルに1の識別子を付与することを抑制して他の識別子を付与することを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記OLTは、
    前記ONUの中で、管理可能な前記識別子の数が最小であるONUの該識別子の数を、前記1の識別子上限数とすることを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
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