JP2014127533A - 搬送装置、基板貼り合わせ装置および搬送装置駆動プログラム - Google Patents

搬送装置、基板貼り合わせ装置および搬送装置駆動プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】環境が変化した場合も振動を抑制できる搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送装置であって、搬送物を搭載する搭載部と、搬送物を搬送すべく搭載部を変位させるアクチュエータと、搭載部の固有振動数を検出する検出部と、検出部に検出された固有振動数を含む帯域を減衰させた駆動信号をアクチュエータに入力するアクチュエータ駆動部とを備える。上記搬送装置において、アクチュエータ駆動部は、周波数が逐次変化する検知用駆動信号でアクチュエータを駆動し、検出部は、検知用駆動信号により生じた搭載部の共振を検出してもよい。
【選択図】図12

Description

本発明は搬送装置、基板貼り合わせ装置および搬送装置駆動プログラムに関する。
搬送装置を制御する場合、搬送装置の制御部は、当該搬送装置の固有振動帯域を避けた駆動指令を発生すべく設定される(特許文献1参照)。
[特許文献1]特開2008−202719号公報
しかしながら、例えば真空環境において搬送装置を駆動した場合に、予め測定した固有振動帯域を避けているにも関わらず、搬送装置が振動を生じる場合がある。
本発明の第一態様においては、搬送物を搭載する搭載部と、搬送物を搬送すべく搭載部を変位させるアクチュエータと、搭載部の固有振動数を検出する検出部と、検出部に検出された固有振動数を含む帯域を減衰させた駆動信号をアクチュエータに入力するアクチュエータ駆動部とを備える搬送装置が提供される。
本発明の第二態様においては、搬送物を搭載する搭載部と、搬送物を搬送すべく搭載部を変位させるアクチュエータと、搭載部の固有振動数を検出する検出部と、検出部が検出した固有振動数の値が予め定められた帯域の範囲外であった場合に、搭載部の固有振動数を変化させて帯域の範囲内に戻す固有振動数調節部とを備える搬送装置が提供される。
本発明の第三態様においては、上記搬送装置を備えた基板貼り合わせ装置が提供される。
本発明の第四態様においては、搬送物を搭載する搭載部の固有振動数を検出する検出ステップと、検出ステップで検出された固有振動数を含む帯域を減衰させた駆動信号を、搬送物を搬送すべく搭載部を変位させるアクチュエータに入力する駆動ステップとをアクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動部に実行させる搬送装置駆動プログラムが提供される。
上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。これらの特徴群のサブコンビネーションもまた発明となり得る。
基板貼り合わせ装置10の模式的平面図である。 基板210の斜視図である。 基板ホルダ220の斜視図である。 基板210の状態遷移を示す断面図である。 基板210の状態遷移を示す断面図である。 基板210の状態遷移を示す断面図である。 基板210の状態遷移を示す断面図である。 搬送ロボット330の斜視図である。 搬送ロボット330の平面図である。 搬送ロボット330の制御系400の模式的ブロック図である。 フィンガセンサ440の模式的平面図である。 固有振動数の検出手順を例示する流れ図である。 制御系400のブロック線図である。 搬送ロボット331の模式的断面図である。 制御系401のブロック図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、基板貼り合わせ装置10の模式的平面図である。一対の基板210を貼り合わせて積層基板230を製造する。貼り合わされる基板210としては、シリコンウエハ、化合物半導体ウエハ、ガラス基板等を例示できる。また、貼り合わされる基板210は、それ自体が貼り合わせにより製造された積層構造を有する基板であってもよい。
基板貼り合わせ装置10は、大気環境部100および真空環境部300を備える。大気環境部100は、環境チャンバ110の内部に収容された搬送ロボット130、160、180、プリアライナ140、アライナ150、分離部170およびホルダラック190を有する。環境チャンバ110の内部は、清浄な雰囲気の温度、湿度等が管理されている。
環境チャンバ110の外側には、制御部112および基板カセット120が配される。制御部112は、基板貼り合わせ装置10全体の動作を制御すると共に、アライナ150等の個々の要素の動作も制御する。基板カセット120は、貼り合わされる基板210と、貼り合わせにより製造された積層基板230とを収容する。基板カセット120は、基板貼り合わせ装置10から取り外して、基板210または積層基板230を運搬する場合の容器としても使用できる。
大気環境部100において、プリアライナ140は、基板カセット120から取り出された基板210を、基板ホルダ220に保持させる。アライナ150は、互いに対向する固定ステージ151および移動ステージ152を有して、制御部112の制御下に重ね合わせ装置を形成する。固定ステージ151および移動ステージ152には、それぞれが基板ホルダ220に保持された一対の基板210が搭載される。ホルダラック190は、使用していない基板ホルダ220を収容する。
分離部170は、基板210を貼り合わせて製造された積層基板230を基板ホルダ220から分離する。積層基板230から分離された基板ホルダ220は、ホルダラック190に格納して待機させてもよいし、プリアライナ140に搬送して次の基板210を保持させてもよい。
搬送ロボット130、160、180のそれぞれは、フィンガ132、162、182と、フォールディングアーム134、164、184とを有する。フィンガ132、162、182は、基板210、基板ホルダ220および積層基板230のうちの少なくともひとつを保持する。フォールディングアーム134、164、184は、フィンガ132、162、182を支持して移動させる。
基板カセット120の直近に配され、プリアライナ140、アライナ150およびホルダラック190に包囲された搬送ロボット130は、プリアライナ140に、基板ホルダ220および基板210を順次搬入する。また、搬送ロボット130は、プリアライナ140において基板210を保持した基板ホルダ220をアライナ150に搬入する。更に、搬送ロボット130は、分離部170において基板ホルダ220から分離された積層基板230を基板カセット120に搬入する。
アライナ150に対して搬送ロボット130と反対側に配された搬送ロボット160は、アライナ150において基板210を保持した基板ホルダ220を重ね合わせることにより形成された積層体201を、真空環境部300に搬送する。また、搬送ロボット160は、真空環境部300において処理された積層体201を、再び大気環境部100に搬出する。
アライナ150の図中側部に沿って配された搬送ロボット180は、搬送ロボット160により搬出された積層体201から分離部170において分離された基板ホルダ220および積層基板230を、基板カセット120側に向かって搬送する。
基板貼り合わせ装置10における真空環境部300は、ロードロック310、ロボットチャンバ320、加熱加圧部340および冷却室360を有する。ロードロック310は、大気環境部100における環境チャンバ110の内部と、真空環境部300のロボットチャンバ320の内部とを連通させる。
ロードロック310は、個別に開閉するアクセスドア312およびゲートバルブ314を有する。よって、アクセスドア312およびゲートバルブ314の両方を閉じた状態で給気または排気することにより、ロードロック310の内部を大気環境にすることも真空環境にすることもできる。
ロードロック310の内部が大気環境の場合、ゲートバルブ314を閉じたままアクセスドア312を開いて、ロードロック310と大気環境部100と連通させる。これにより、搬送ロボット160は、大気環境部100の環境を維持したまま、ロードロック310に積層体201を搬入または搬出できる。
また、ロードロック310の内部が真空環境の場合、アクセスドア312を閉じたままゲートバルブ314を開くことにより、ロードロック310を真空環境部300に連通させる。これにより、真空環境部300の環境を維持したまま、搬送ロボット330を用いて真空環境部300側からロードロック310に積層体201を搬入または搬出できる。
即ち、ロボットチャンバ320には、搬送ロボット330が配される。搬送ロボット330は、積層体201を保持するフィンガ332、352と、フィンガ332、352を支持すると共に移動させるフォールディングアーム334、354とをそれぞれ一対有する。
複数の加熱加圧部340と単一の冷却室360は、それぞれが断熱容器349、369を有して、個別にロボットチャンバ320に連通する。加熱加圧部340および冷却室360の各々とロボットチャンバ320との間は、個別に開閉できるゲートバルブ342、362により気密に遮断できる。これにより、加熱加圧部340および冷却室360は、個別の温度環境を独立して維持できる。
加熱加圧部340は、加熱部と加圧部とを有し、搬入された積層体201を加熱すると共に加圧する。これにより、積層体201において重ね合わされていた基板210は、互いに貼り合わされて単一の積層基板230となる。なお、加熱加圧部340は、加熱加圧後の積層体201をある程度冷却する機能を有してもよい。これにより、加熱加圧部340から搬出される積層体201と、加熱加圧部340に搬入される積層体201とのそれぞれ生じる温度変化を抑制できる。
冷却室360は、加熱加圧部340から搬出された積層体201の温度を、大気環境部100の環境温度と略等しい温度まで冷却する。これにより、大気環境部100の熱負荷の増加を防止すると共に、真空環境部300から大気環境部100に搬入された積層体201の温度変化を抑制できる。
真空環境部300においては、搬送ロボット330の一方のフィンガ332、352が加熱加圧部340のひとつから積層体201を搬出した場合に、搬送ロボット330の他方のフィンガ332、352が、他の積層体201を当該加熱加圧部340に即座に搬入できる。これにより、加熱加圧部340の待機時間を短縮して、基板貼り合わせ装置10のスループットを向上させることができる。
図2は、基板貼り合わせ装置10において貼り合わせる一対の基板210の概念的な斜視図である。基板210の各々は、ノッチ214により一部が欠けた円板型の形状を有する。基板210の各々は、複数の素子領域216および複数のアライメントマーク218を有する。
ノッチ214は、基板210の結晶配向性等を示す指標として設けられる。よって、プリアライナ140においては、ノッチ214の位置を検出することにより、基板210に形成された素子領域216の方向を検知する。
素子領域216は、基板210の表面に周期的に配される。素子領域216の各々には、フォトリソグラフィ技術等により形成された半導体装置が実装される。また、素子領域216の各々には、基板210を他の基板210に貼り合わせる場合に接続端子となるパッド、バンプ等も含まれる。
基板210において、複数の素子領域216相互の間には、素子、回路等の機能的要素が配されていないブランク領域がある。ブランク領域には、基板210を素子領域216毎に切り分ける場合に切断するスクライブライン212が配される。
更に、スクライブライン212上には、貼り合わせる基板210を位置合わせする場合の指標となるアライメントマーク218が配される。スクライブライン212は、基板210を切断してダイにする過程で鋸代となって消滅するので、アライメントマーク218を設けることにより、基板210の実効的な面積が圧迫されることはない。
なお、図中では素子領域216およびアライメントマーク218を大きく描いているが、例えば直径300mmの基板210に形成される素子領域216の数は数百以上にも及ぶ場合がある。また、素子領域216に形成された配線パターン等をアライメントマーク218として利用する場合もある。
図3は、基板貼り合わせ装置10の内部で一対の基板210を貼り合わせる場合に用いられる一組の基板ホルダ220の斜視図である。アライナ150は、基板処理装置の一例である。
基板ホルダ220は、アルミナセラミックス等の硬質材料で形成される。基板ホルダ220の各々は、保持する基板210に接する円形の保持面227、228と、保持面227、228の径方向外側に延在する縁部221、222と有する。
基板ホルダ220の各々において、保持面227、228には、基板210を吸着する静電チャック225、226が埋設される。これにより、基板ホルダ220は、それぞれ基板210を吸着して保持する。
また、一組の基板ホルダ220において、一方は縁部221に配された磁石片223を有し、他方は縁部222に配された磁性体片224を有する。これにより、一組の基板ホルダ220は、間に基板210を挟んで、相互に結合された状態を自律的に維持できる。
図4、図5、図6および図7は、基板貼り合わせ装置10における基板210の積層基板230への変遷を、段階を追って示す図である。これらの図面を参照しつつ、基板貼り合わせ装置10の動作を説明する。
図4に示すように、貼り合わせる基板210の各々は、プリアライナ140において、1枚ずつ基板ホルダ220に搭載される。この段階では、基板210は、静電チャック225、226の静電力により基板ホルダ220に保持される。
プリアライナ140において基板210を保持した基板ホルダ220は、搬送ロボット130によりアライナ150に搬入される。アライナ150においては、固定ステージ151に保持された基板ホルダ220と、移動ステージに保持された基板ホルダ220とが、図5に示すように互いに対向する。これにより、貼り合わされる一対の基板210も互いに対向する。
引き続きアライナ150においては、一対の基板210が、位置合わせされた上で重ね合わされる。これにより、図6に示すように、一対の基板210および一対の基板ホルダ220により積層体201が形成される。
積層体201において、一対の基板ホルダ220は、互いに吸着する磁石片223および磁性体片224により結合され、重ね合わされた一対の基板210の相対位置を維持する。ただし、アライナ150から搬出された段階の積層体201において、一対の基板210は重ね合わされているに過ぎず、貼り合わされてはいない。
このような積層体201は、加熱加圧部340において加熱加圧される。これにより、積層体201に含まれる一対の基板210は相互に貼り合わされて積層基板230を形成する。積層基板230となった基板210は、図7に示すように、分離部170において基板ホルダ220から分離され、基板カセット120に収納される。
なお、上記の例では、磁石片223を有する基板ホルダ220を上側に、磁性体片224を有する基板ホルダ220を下側に描いている。しかしながら、基板ホルダ220の配置はこれに限られない。また、一対の基板ホルダ220を結合する部材は、磁石片223および磁性体片224の組み合わせに限られるわけではなく、一対の基板ホルダ220を弾性的に挟んで保持するクリップ等を用いることもできる。
更に、上記の基板貼り合わせ装置10においては、アライナ150において重ね合わせた基板210を加熱加圧部340において貼り合わせることにより積層基板230とした。しかしながら、例えば、基板210を高度に研磨しておくことにより、加熱加圧なしにアライナ150における重ね合わせで積層基板230とすることもできる。また、接着剤を用いて基板210を貼り合わせて積層基板230を形成することもできる。
図8は、基板貼り合わせ装置10に設けられた搬送ロボット330を単体で示す斜視図である。搬送ロボット330は、一対のフィンガ332、352と、これらフィンガ332、352を個別に支持する一対のフォールディングアーム334、354とを有する。フィンガ332、352は、フォールディングアーム334、354の一端に結合され、フォールディングアーム334、354に対して回動する。
フォールディングアーム334、354は、全長の中程に屈曲する関節を有し、これにより全体として伸縮する。フォールディングアーム334、354の他端は、モータユニット336に結合される。
モータユニット336は、ステッピングモータ等のアクチュエータを備える。モータユニット336は、端子盤338を通じて、モータを駆動する駆動電力を供給され、フィンガ332、352およびフォールディングアーム334、354を、昇降、屈曲または回動させる。
このように、搬送ロボット330においては、フィンガ332、352およびフォールディングアーム334、354が、モータユニット336に対して相対的に移動または回転する可動部350をなす。これにより。搬送ロボット330は、フィンガ332、352に積層体201を搭載して、移動させることができる。
図9は、搬送ロボット330の平面図である。搬送ロボット330全体としては、一対のフォールディングアーム334、354を交互に屈曲させることができる。よって、フィンガ332、352の一方に積層体201を搭載して待機させながら、フィンガ332、352の他方で、他の積層体201を加熱加圧部340に搬入または搬出できる。これにより、真空環境部300における加熱加圧部340の待機時間を短縮して、基板貼り合わせ装置10のスループットを向上させることができる。
なお、可動部350は、複数存在する回動の支点の各々について機械的な固有振動数を有する。よって、搬送ロボット330が固有振動数と共振を生じる周期で変化する駆動電力を供給された場合に、可動部350が共振を生じる。
可動部350に共振が生じると、搬送物である積層体201の位置決め精度に影響する。また、搬送物が、接合前の基板210を含む積層体201である場合は、基板210相互の位置決め精度に影響を与える可能性がある。このため、搬送ロボット330に共振が生じた場合は、基板貼り合わせ装置10の精度またはスループットが低下する場合がある。よって、搬送ロボット330を駆動する場合は、搬送ロボット330の固有振動数と共振する周期で駆動電力を変化させないことが推奨される。
図10は、搬送ロボット330を制御する制御系400の模式的ブロック図である。なお、制御系400は、基板貼り合わせ装置10の制御部112に実装してもよいし、搬送ロボット330に設けてもよい。更に、制御部112の一部と搬送ロボット330の一部とが協働して制御系400を形成してもよく、更に、基板貼り合わせ装置10の他の要素も加えてもよい。
制御系400は、駆動部410、固有振動数検出部420および帯域設定部430を含む。また、制御系400は、搬送ロボット330内に設けられたエンコーダ339、搬送ロボット330外に配されたフィンガセンサ440等を含んでもよい。これら制御系400の要素の少なくとも一部は、ソフトウェアにより制御部112等に実装してもよい。また、制御系400の要素の少なくとも一部は、ハードウェアとして実装することもできる。
駆動部410は、モータユニット336に供給する駆動電力を発生して搬送ロボット330を動作させる。また、駆動部410は、エンコーダ339の出力を参照して搬送ロボット330の動作をフィードバック制御する。エンコーダ339は、搬送ロボット330に設けられ、搬送ロボット330の可動部350における各部の動作量を検出する。よって、エンコーダ339の出力を参照することにより、駆動部410は、搬送ロボット330の動作を把握して、積層体201を搭載した搬送ロボット330を目標位置まで精度よく搬送させることができる。
駆動部410は、基板貼り合わせ装置10の制御部112に実行させるプログラムとして実装してもよい。また、駆動部410は、ハードウェアとして制御部112または搬送ロボット330に実装してもよい。
固有振動数検出部420は、検出用駆動部422、振動検出部424を含み、搬送ロボット330の固有振動数を検出する場合に動作する。検出用駆動部422は、周期的に変動する検出用駆動電力を発生して搬送ロボット330に供給する。また、検出用駆動部422は、検出用駆動電力の周期を逐次変化させることができる。これにより、検出用駆動部422は、逐次変化する周期で周期的な動作を搬送ロボット330に実行させることができる。
検出用駆動部422は、基板貼り合わせ装置10の制御部112にプログラムとして実装してもよい。また、検出用駆動部422は、専用の回路を、固有振動数検出部420または搬送ロボット330にハードウェアとして実装してもよい。
帯域設定部430は、例えば、駆動部410の出力にノッチフィルタを設定することにより、固有振動数検出部420が検出した搬送ロボット330の固有振動数を含む帯域において、駆動部410が出力する駆動電力を減衰する。また、駆動部410にカットオフ周波数可変のノッチフィルタが既に実装されている場合は、そのノッチフィルタのカットオフ周波数を変更して、検出された搬送ロボット330の固有振動数を含む帯域を減衰させる設定をする。これにより、搬送ロボット330が共振を生じる周期で駆動されることが抑止または抑制される。
このように、搬送ロボット330の固有振動数を含む狭い帯域のノッチフィルタを設定することにより、搬送ロボット330の動作速度を低下させることなく、共振の発生を効果的に防止できる。なお、帯域設定部430は、搬送ロボット330の駆動電力を減衰させる帯域の設定に加えて、当該帯域における減衰量も併せて設定してもよい。これにより、駆動電力の一部を減衰させることによる搬送ロボット330の動作速度低下を抑制できる。
振動検出部424は、検出用駆動電力により駆動された搬送ロボット330が共振を生じた場合に振幅が増加した振動を検出する。即ち、搬送ロボット330に供給された検出用駆動信号の周期が搬送ロボット330の固有振動数と共振を生じた場合、可動部350の機械的な振動振幅が増加する。よって、フィンガ332、352およびフォールディングアーム334、354の変位を検出することにより、搬送ロボット330における共振の発生を検知できる。固有振動数検出部420は、共振を検知した時点で搬送ロボット330に供給していた検出用駆動電力の周期に基づいて搬送ロボット330の固有振動数を検出できる。
なお、共振により増加したフィンガ332、352およびフォールディングアーム334、354の変位は、例えば、搬送ロボット330に設けられたエンコーダ339の出力が予め定めた閾値を超えたことにより検知できる。また、搬送ロボット330のフィンガ332、352またはフォールディングアーム334、354の存在を検出するフィンガセンサ440を、基板貼り合わせ装置10の内部であって搬送ロボット330の外部に設けて、フィンガセンサ440を用いて搬送ロボット330の共振を検出してもよい。
図11は、フィンガセンサ440の模式的な構造を示す平面図である。フィンガセンサ440は、複数のフォトインタラプタ441、442、443を有する。一対のフォトインタラプタ441、442は、予め定めた検出位置にフィンガ332がある場合に、フィンガ332の先端と重なる位置に配される。また、ひとつのフォトインタラプタ443は、フィンガ332の先端が他のフォトインタラプタ441、442と重なる位置にある場合に、フィンガ332の内側の一部に隣接する位置に配される。
これにより、フォトインタラプタ441、442がフィンガ332に遮断され、且つ、フォトインタラプタ443が遮断されていない場合に、フィンガ332が予め定めた位置に正確に位置していることが判る。また、フォトインタラプタ441、442の検出光が漏れた場合、または、フォトインタラプタ443の検出光が遮断された場合は、フィンガ332が、フォトインタラプタ441、442、443の検出範囲よりも大きく変位したことが判る。
よって、搬送ロボット330を駆動した場合に、共振が生じて搬送ロボット330の振動振幅が大きくなると、フィンガセンサ440により検出できる。なお、同様の仕組みを、フォールディングアーム334、354に対しても設け得ることはもちろんである。
また、フィンガセンサ440は、搬送ロボット330の固有振動数を検出する場合に使用する目的で専用に設けてもよい。また、積層体201の搬入または搬出を検出する目的で加熱加圧部340等に設けられていたものを固有振動数検出部420が兼用してもよい。
図12は、制御系400の固有振動数検出処理に係る動作手順を示す流れ図である。制御系400の処理が開始されると、制御部112は、搬送ロボット330が加熱加圧により基板210が接合される前の積層体201を搬送していないかどうかを調べる(ステップS101)。
搬送ロボット330が、加熱加圧部340により接合をする前の積層体201を搬送している場合(ステップS101:YES)、制御部112は、固有振動数検出部420による固有振動数の検出動作を待機させる。これにより、検出用駆動電力により駆動された搬送ロボット330の振動で、積層体201における基板210が位置ずれを生じることが防止される。
ステップS101において、搬送ロボット330が接合前の積層体201を搬送していないことが判った場合(ステップS101:NO)、制御部112は、固有振動数検出部420の検出用駆動部422から、搬送ロボット330に検出用駆動電力を供給させる(ステップS102)。これにより、搬送ロボット330は、固有振動数を検出するための周期的な動作を実行する。なお、上記ステップS101:NOには、搬送ロボット330が積層体201を搭載していない場合と、加熱加圧による接合済みの積層体201を搭載している場合の両方が含まれる。
次に、制御部112は、検出用駆動部422による搬送ロボット330の駆動を継続しつつ、固有振動数検出部420の振動検出部424を通じて搬送ロボット330が共振しているか否かを調べる(ステップS103)。振動検出部424が搬送ロボット330の共振による振動を検出した場合(ステップS103:YES)、制御部112は、固有振動数検出部420に、振動が検出された時点で搬送ロボット330に供給されていた検出用駆動電力の駆動周波数を、搬送ロボット330の固有振動数として記録させる(ステップS104)。
更に、制御部112は、記録された搬送ロボット330の固有振動数を参照して、駆動部410から搬送ロボット330に供給される駆動電力において、当該固有振動数を含む帯域が減衰されるように、帯域設定部430に駆動部410を設定させる(ステップS105)。これにより、駆動部410からは、搬送ロボット330の固有振動数を含む帯域が減衰された駆動電力が搬送ロボット330に供給される状態になる。
なお、制御部112は、ステップS105におけるフィルタの設定後に、再び同じ周波数の検出用電力を搬送ロボット330に供給して、共振の抑制を確認してもよい。この場合、搬送ロボット330を共振させる周波数帯域が減衰されるので、搬送ロボット330における共振は検出されない(ステップS103:NO)。
当初のステップS103において搬送ロボット330から共振による振動が検出されなかった場合(ステップS103:NO)、制御部112は、固有振動数の検出が、制御部112の制御帯域の範囲内で全て完了しているか否かを調べる(ステップS106)。ここで、まだ共振の有無を調べていない帯域が残っている場合(ステップS106:NO)制御部112は、検出用駆動電力の駆動周波数を変更して、再び、ステップS102およびステップS103を繰り返す。なお、搬送ロボット330は固有振動数を有し得る複数の要素を含むので、ひとつの固有振動数が既に検出されている場合であっても、他の駆動周波数についても共振が生じるか否かを調べることが好ましい。
一方、ステップS106において、制御部112の全制御帯域について共振の有無が確認されていたことが判った場合(ステップS106:YES)、制御部112は、搬送ロボット330の他の状態について、固有振動数を検出していない場合があるか否かを調べる(ステップS108)。即ち、搬送ロボット330の固有振動数は、環境、付加、経時劣化等により変化する。
より具体的には、例えば、フォールディングアーム334が伸びている場合と屈曲している場合とでは、搬送ロボット330の固有振動数は異なる。また、フィンガ332に積層体201が搭載されている場合と搭載されていない場合でも、搬送ロボット330の固有振動数は異なる。更に、搬送ロボット330が動作している環境の真空度、温度等の環境条件の変化に応じて搬送ロボット330の固有振動数も変化する。固有振動数を検出すべき条件は、固有振動数検出部420に予め設定してもよい。
搬送ロボット330について固有振動数を検出していない条件がまだ残っている場合(ステップS108:YES)、制御部112は、搬送ロボット330の条件を変更した上で(ステップS109)、再びステップS102からの一連の処理を実行する。これにより、搬送ロボット330の動作条件が異なる場合についても固有振動数を検出して、帯域設定部430に駆動部410を設定させる(ステップS105)。こうして、駆動部410には、搬送ロボット330の共振を防止する駆動条件が順次蓄積される。
予め指示された複数の異なる動作条件について固有振動数を検出し終わった場合(ステップS108:NO)、固有振動数検出部420は動作を終了する。このような固有振動数検出動作は、基板貼り合わせ装置10において搬送ロボット330が待機している期間に実行してもよい。これにより、基板貼り合わせ装置10のスループットを低下させることなく、固有振動数検出部420は固有振動数検出動作を実行できる。
また、搬送ロボット330が、既に加熱加圧により基板210が接合された積層体201を搭載している場合に、固有振動数検出部420が固有振動数検出動作を実行してもよい。これにより、搬送ロボット330が積層体201を搭載した状態の固有振動数を検出できる。
更に、固有振動数検出部420は、基板貼り合わせ装置10の初期化動作の一環として固有振動数検出動作を実行してもよい。これにより、搬送ロボット330の稼働時間の増加と共に変化する固有振動数に対しても対応することができる。また更に、基板貼り合わせの動作条件が変化した場合、動作環境が変化した場合に、固有振動数検出部420は、固有振動数検出動作をその都度実行してもよい。これにより、搬送ロボット330の固有振動数の変化に未然に対応して共振を防止できる。
上記のような一連の制御は、制御部112に実行させるプログラムとして、制御部に実装することもできる。この場合、例えば基板貼り合わせ装置10に設けられた既存のセンサ類を利用して、固有振動数検出部420を形成することができる。
図13は、駆動部410による搬送ロボット330の制御を示すブロック線図である。制御系400は、搬送ロボット330(R)を制御対象とし、搬送ロボット330においてフィンガ332、フォールディングアーム334等を動作させるモータユニット336に搭載されたモータ(M)の駆動電力を制御要素とする。搬送ロボット330は、フィンガ332、フォールディングアーム334等の移動量または回転量を検出するエンコーダの出力をフィードバック要素として、制御部112によりフィードバック制御される。
制御部112は、制御器(C)、増幅器(A)およびノッチフィルタ(F)を有する。制御器(C)は、指令としての目標位置と、フィードバック要素としてのエンコーダ出力を受けて、モータ(M)の駆動信号を出力する。増幅器(A)は、駆動信号を増幅して駆動電力Iを出力する。更に、増幅器(A)から出力された駆動電力Iは、ノッチフィルタ(F)において一部の帯域を減衰された駆動電力Iとなって、搬送ロボット330に供給される。
このように、搬送ロボット330は、目標位置に向かってフィードバック制御される。このため、目標位置を入力される毎に加速と減速とを繰り返すべく駆動電力が変動するので、駆動電力の変動周期が、搬送ロボット330と共振を生じる周波数成分を含む場合がある。
搬送ロボット330の可動部350は、もとより固有振動数を有しているので、設計の段階から当該固有振動数を避けて駆動する構造を有する。しかしながら、基板貼り合わせ装置10における真空環境部300のように、搬送ロボット330が可動する環境が変化した場合に、例えば、当初は100Hz程度であった固有振動数が10Hz以上まで変化する場合がある。
しかしながら、制御系400におけるノッチフィルタ(F)は、固有振動数検出部420が検出して帯域設定部430が設定した帯域を減衰させる。よって、外的な要因により搬送ロボット330の固有振動数が変化した場合であっても、搬送ロボット330の共振を効果的に抑制できる。
図14は、搬送ロボット331の模式的断面図である。搬送ロボット331は、フィンガ332を形成する部材に、ウエイト335および送りねじ337を含む固有振動数調節部333を有する。なお、固有振動数調節部333を有する点を除くと、搬送ロボット331は、搬送ロボット330と同じ構造を有するので、重複する説明は省く。
搬送ロボット331において、ウエイト335は、フィンガ332の上に摺動自在に配される。また、ウエイト335は、送りねじ337と螺合し、送りねじ337が回転した場合は、送りねじ337の長手方向に移動する。これにより、フィンガ332の重心が移動して実効的な長さが変化するので、フィンガ332を含む系の固有振動数が変化する。なお、送りねじ337は、例えば、制御部112から供給される駆動電力で動作するステッピングモータにより駆動される。
図15は、搬送ロボット331を制御する制御系401の模式的ブロック図である。制御系401は、制御部112が、帯域設定部430に換えて振動数設定部450を備える点において、制御系400と相違する。その余の点で制御系401は制御系400と同じ構造を有する。
制御系401に設けられた振動数設定部450は、固有振動数検出部420により検出された搬送ロボット330の固有振動数が駆動部410のノッチフィルタに設定された減衰帯域からはずれた場合に、図14に示した固有振動数調節部333を動作させて、搬送ロボット330の固有振動数を再び減衰帯域に移動させる。これにより、駆動部410のフィルタFの設定を変更することなく、搬送ロボット330の共振による振動を防止できる。
なお、図14には、固有振動数調節部333をフィンガ332に設けた場合を例示した。しかしながら、搬送ロボット330の他の要素、例えばフォールディングアーム334にも個別に固有振動数調節部333を設けてもよい。また、固有振動数調節部333の構造は、ウエイト335と送りねじ337の組み合わせに限られるわけではなく、更に、アクチュエータとしても、圧電モータ等の他の種類のアクチュエータを用いてもよい。
更に、固有振動数調節部333は、ウエイト335を移動させることにより実効的な長さを変化させる構造以外の構造でも形成できる。例えば、搬送ロボット330の可動部350と共に変形する弾性体または粘性体を用いて固有振動数調節部333を形成することもできる。
また更に、固有振動数検出部420は、検出して蓄積した搬送ロボット330の固有振動数に基づいて、搬送ロボット330の固有振動数の変化を予測してもよい。予測された固有振動数は、例えば、次に固有振動数を検出する場合に、検出用駆動電力の周波数を予測値近傍から変更させることにより検出動作を高速化できる。また、十分な検出値が蓄積されて予測精度が高い場合、制御部112は、駆動部410の駆動電力において予測値を含む帯域を減衰させる制御を実行してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を、後の処理で用いる場合でない限り、任意の順序で実現しうることに留意されたい。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 基板貼り合わせ装置、100 大気環境部、110 環境チャンバ、112 制御部、120 基板カセット、130、160、180、330、331 搬送ロボット、132、162、182、332、352 フィンガ、134、164、184、334、354 フォールディングアーム、140 プリアライナ、150 アライナ、151 固定ステージ、152 移動ステージ、170 分離部、190 ホルダラック、201 積層体、210 基板、212 スクライブライン、214 ノッチ、216 素子領域、218 アライメントマーク、220 基板ホルダ、221、222 縁部、223 磁石片、224 磁性体片、225、226 静電チャック、227、228 保持面、230 積層基板、300 真空環境部、310 ロードロック、312 アクセスドア、314、342、362 ゲートバルブ、320 ロボットチャンバ、333 固有振動数調節部、335 ウエイト、336 モータユニット、337 送りねじ、338 端子盤、339 エンコーダ、340 加熱加圧部、349、369 断熱容器、350 可動部、360 冷却室、400、401 制御系、410 駆動部、420 固有振動数検出部、422 検出用駆動部、424 振動検出部、430 帯域設定部、440 フィンガセンサ、441、442、443 フォトインタラプタ、450 振動数設定部

Claims (16)

  1. 搬送物を搭載する搭載部と、
    前記搬送物を搬送すべく前記搭載部を変位させるアクチュエータと、
    前記搭載部の固有振動数を検出する検出部と、
    前記検出部に検出された前記固有振動数を含む帯域を減衰させた駆動信号を前記アクチュエータに入力するアクチュエータ駆動部と
    を備える搬送装置。
  2. 前記アクチュエータ駆動部は、周波数が逐次変化する検知用駆動信号で前記アクチュエータを駆動し、前記検出部は、前記検知用駆動信号により生じた前記搭載部の共振を検出する請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記検出部は、前記搭載部の変位量を計測してフィードバック制御する場合に用いるエンコーダを含み、前記エンコーダの出力に基づいて前記搭載部の振動を検出する請求項1または請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記検出部は、前記搭載部により遮られた光量を検出する光センサを含む請求項1または請求項2に記載の搬送装置。
  5. 前記搭載部は、真空環境において前記搬送物を搬送する請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の搬送装置。
  6. 前記アクチュエータ駆動部は、前記固有振動数を含む前記帯域の減衰量を変化させる請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の搬送装置。
  7. 前記アクチュエータ駆動部は、前記駆動信号において減衰させる帯域の周波数を変化させる請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の搬送装置。
  8. 前記検出部が検出した前記搭載部の前記固有振動数の値を記録する記録部を更に備え、
    前記アクチュエータ駆動部は、前記記録部に記録された前記固有振動数の変化の履歴に基づいて前記駆動信号の一部の帯域を減衰させる請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の搬送装置。
  9. 前記アクチュエータ駆動部は、前記履歴に基づいて減衰させる帯域が予め定められた範囲を超えた場合に、その旨を外部に向かって通知する請求項8に記載の搬送装置。
  10. 前記検出部は、前記搭載部が前記搬送物を搭載している状態と、前記搭載部が前記搬送物を搭載していない状態とについてそれぞれ固有振動数を検出し、
    前記アクチュエータ駆動部は、前記検出部が検出した前記固有振動数の各々を含む複数の帯域を減衰させた駆動信号を前記アクチュエータに入力する
    請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の搬送装置。
  11. 前記搭載部はフォールディングアームを備え、
    前記検出部は、前記フォールディングアームが伸びた状態と屈曲した状態とについてそれぞれ固有振動数を検出し、
    前記アクチュエータ駆動部は、前記検出部が検出した前記固有振動数の各々を含む複数の帯域を減衰させた駆動信号を前記アクチュエータに入力する
    請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載の搬送装置。
  12. 搬送物を搭載する搭載部と、
    前記搬送物を搬送すべく前記搭載部を変位させるアクチュエータと、
    前記搭載部の固有振動数を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した固有振動数の値が予め定められた帯域の範囲外であった場合に、前記搭載部の固有振動数を変化させて前記帯域の範囲内に戻す固有振動数調節部と
    を備える搬送装置。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれか一項に記載の搬送装置を備えた基板貼り合わせ装置。
  14. 前記検出部は、前記搭載部の待機期間に前記搭載部の前記固有振動数を検出する請求項13に記載の基板貼り合わせ装置。
  15. 前記検出部は、初期化動作の一部として前記搭載部の前記固有振動数を検出する請求項13または請求項14に記載の基板貼り合わせ装置。
  16. 搬送物を搭載する搭載部の固有振動数を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された前記固有振動数を含む帯域を減衰させた駆動信号を、前記搬送物を搬送すべく前記搭載部を変位させるアクチュエータに入力する駆動ステップと
    を前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動部に実行させる搬送装置駆動プログラム。
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