JP2014126823A - 感光性樹脂捲回体の梱包物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】感光性樹脂捲回体と、コアホルダーと、包装材とを有する梱包物であって、該感光性樹脂捲回体がコアと該コアに捲回された感光性樹脂積層体とを含み、該コアホルダーが該感光性樹脂捲回体を軸方向両端で支えるように該感光性樹脂捲回体に取り付けられており、該感光性樹脂捲回体及び該コアホルダーが該包装材内に収容されている、感光性樹脂捲回体の梱包物。
【選択図】図3
Description
[1] 感光性樹脂捲回体と、コアホルダーと、包装材とを有する梱包物であって、
該感光性樹脂捲回体がコアと該コアに捲回された感光性樹脂積層体とを含み、
該コアホルダーが該感光性樹脂捲回体を軸方向両端で支えるように該感光性樹脂捲回体に取り付けられており、
該感光性樹脂捲回体及び該コアホルダーが該包装材内に収容されている、感光性樹脂捲回体の梱包物。
[2] 前記包装材が、平膜、袋、又はチューブである、上記[1]に記載の感光性樹脂捲回体の梱包物。
[3] 前記袋又は前記チューブが、開口部から延びる舌片部を有する、上記[2]に記載の感光性樹脂捲回体の梱包物。
[4] 前記包装材の材質が、樹脂製フィルム又はアルミニウム蒸着フィルムである、上記[1]〜[3]のいずれかに記載の感光性樹脂捲回体の梱包物。
[5] 前記感光性樹脂捲回体、前記コアホルダー及び前記包装材を収容するハードケースを更に有する、上記[1]〜[4]のいずれかに記載の感光性樹脂捲回体の梱包物。
該感光性樹脂捲回体がコアと該コアに捲回された感光性樹脂積層体とを含み、
該コアホルダーが該感光性樹脂捲回体を軸方向両端で支えるように該感光性樹脂捲回体に取り付けられており、
該感光性樹脂捲回体及び該コアホルダーが該包装材内に収容されている、感光性樹脂捲回体の梱包物を提供する。
図1は、感光性樹脂捲回体とコアホルダーとを含む構成体の例を示す図である。構成体1において、感光性樹脂積層体12がコア11に捲回されてなる感光性樹脂捲回体は、軸方向両端にてコアホルダー13で挟持されている。構成体は、感光性樹脂捲回体及びコアホルダーのみを有していてもよいし、例えば、捲回体の端面を保護するサイドパッド、感光性樹脂積層体の乾燥状態を維持する乾燥剤、等のうち1つ以上を更に有してもよい。
感光性樹脂捲回体は、コアと、該コアに捲回された感光性樹脂積層体とを含み、典型的にはコアと感光性樹脂積層体とからなる。
感光性樹脂積層体は、感光性樹脂層を含み、典型的には、支持体、感光性樹脂層及び保護層がこの順に積層されてなる積層体である。
感光性樹脂層は、例えば、(A)バインダーポリマー、(B)分子内に少なくとも1つの光重合性基(例えばエチレン性不飽和基)を有する光重合性モノマー、及び(C)光重合開始剤を含む感光性樹脂組成物の層であることができる。
(A)バインダーポリマーとしては、アルカリ可溶性高分子を好ましく例示できる。具体的には、アルカリ可溶性に寄与する官能基(例えばカルボキシル基)を、所望のアルカリ物質に溶解するのに十分な量で有する高分子を例示できる。典型的には、アルカリ可溶性高分子に含まれるカルボキシル基の量は、酸当量で100〜600であり、好ましくは250〜450である。酸当量とは、その分子中に1当量のカルボキシル基を有する線状重合体の質量(単位:グラム)を言う。アルカリ可溶性高分子の重量平均分子量は、好ましくは5,000〜500,000であり、300,000以下にすることがより好ましく、200,000以下にすることが更に好ましく、また5,000以上が好ましく、10,000以上にすることがより好ましく、20,000以上にすることが更に好ましい。
(B)光重合性モノマーとしては、分子内に少なくとも1つのエチレン性不飽和基を有する化合物を例示できる。例えば、分子内にアクリロイル基を有する化合物が好ましい。分子内にアクリロイル基を有する化合物としては、例えば、ポリアルキレンオキシドの片方の末端に(メタ)アクリル酸を付加した化合物、又は、片方の末端に(メタ)アクリル酸を付加し、他方の末端をアルキルエーテル化又はアリルエーテル化した化合物、アルキレンオキシド鎖の両末端に(メタ)アクリロイル基を有する化合物、又はエチレンオキシド鎖とプロピレンオキシド鎖とがランダム若しくはブロックで結合したアルキレンオキシド鎖の両末端に(メタ)アクリロイル基を有する化合物、ビスフェノールAをアルキレンオキシド変性し、両末端に(メタ)アクリロイル基を有する化合物等が挙げられる。
(C)光重合開始剤としては、活性光線(例えば紫外線等)により活性化されて重合反応を開始させる化合物として一般に知られている光重合開始剤を使用でき、ヘキサアリールビイミダゾール化合物、N−アリール−α−アミノ酸化合物、キノン類、芳香族ケトン類、アセトフェノン類、アシルフォスフィンオキサイド類、ベンゾイン又はベンゾインエーテル類、ジアルキルケタール類、チオキサントン類、ジアルキルアミノ安息香酸エステル類、オキシムエステル類、アクリジン類、ピラゾリン誘導体、N−アリールアミノ酸のエステル化合物、及びハロゲン化合物等が挙げられる。好ましくは、2,4,5−トリアリールイミダゾール二量体とp−アミノフェニルケトンとの併用系を例示できる。
支持体としては、露光光源から放射される活性光線を透過する透明なものが好ましく例示される。例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、塩化ビニル共重合体フィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、塩化ビニリデン共重合フィルム、ポリメタクリル酸メチル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、スチレン共重合体フィルム、ポリアミドフィルム、セルロース誘導体フィルム等が挙げられる。これらのフィルムとしては、必要に応じ延伸されたものも使用可能である。支持体(特にフィルム)のヘーズは5以下であることが好ましい。支持体(特にフィルム)の厚みは、薄い方が画像形成性及び経済性の面で有利であるが、強度を維持する必要等から、10〜30μmが好ましい。
保護層の重要な特性は、感光性樹脂層との密着力について、支持体よりも保護層の方が充分小さく、保護層を感光性樹脂層から容易に剥離できることである。例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等が保護層として好ましく使用できる。また、例えば特開昭59−202457号公報に示された剥離性の優れたフィルムを用いることができる。保護層の膜厚は10〜100μmが好ましく、10〜50μmがより好ましい。
コアは、感光性樹脂捲回体において従来一般的に用いられている任意のコアであることができ、典型的には円筒コアである。コアの材質及び寸法は所望の目的に応じて適宜選択される。好適例としては、内径3インチのABS樹脂製コアが挙げられる。
コアホルダーは、感光性樹脂捲回体の運搬において従来一般的に用いられている任意のコアホルダーであることができる。コアホルダーの材質及び寸法は所望の目的に応じて適宜選択される。好適例としては、例えば、ポリプロピレン製のコアホルダーが挙げられる。
包装材は、感光性樹脂捲回体及びコアホルダーを収容している。本開示で、包装材が感光性樹脂捲回体及びコアホルダーを収容しているとは、感光性樹脂捲回体及びコアホルダーが目視で視認されない程度に包装材によって覆われ、防塵機能がある程度発揮されている状態を意味する。包装材は、例えばジッパー開閉式容器、或いは密封後にヒートシールした容器等、内容物を密封しうるものでもよいし、平膜、袋、又はチューブ状の樹脂フィルムで構成体を被覆しうるものでもよい。包装材は、内容物を密封するための脱気口を有してもよい。感光性樹脂捲回体及びコアホルダーを含む構成体全体を容易かつ良好に包装する観点から、包装材は可撓性であり、特に、平膜、袋、又はチューブであることが好ましい。ここで袋は典型的には開口部を1つ有し、そしてチューブは開口部を2つ以上(典型的には2つ)有する。
好ましい態様において、梱包物は、前述の感光性樹脂捲回体、前述のコアホルダー及び前述の包装容器を収容するハードケースを更に有する。すなわちこの態様においては、構成体は包装材内に収容され、更に包装材ごとハードケース内に収容されている。ハードケースは捲回体を損傷なく運搬するのに好適である。ハードケースは感光性樹脂捲回体の運搬において従来公知の任意のハードケースであることができ、またその材質、形状及び寸法は目的に応じて適宜選択できる。好適例としては、例えばプラスチック製段ボールケースや紙製段ボールケースが挙げられる。
目視で、捲回体の両側端面を観察する。
感光性樹脂積層体(旭化成イーマテリアルズ(株)製、商品名サンフォートAK−4021を、外径88mmの、エアブローしたABS製中空コアに巻き、感光性樹脂捲回体を作製した。この捲回体を、エアブローしたコアホルダーで軸方向両端から挟み込み、捲回体とコアホルダーとからなる構成体を作製した。
包装材として、図2に示す形状の舌片部付袋(高密度ポリエチレン袋)を用い、梱包物を作製した。クリーンルーム搬入して開梱後に、捲回体両側端面に観察された異物は0個であった。
包装材を用いなかった以外は、実施例1と同様にして梱包物を作製した。クリーンルーム搬入して開梱後に、捲回体両側端面に観察された異物は合計で40個であった。
11 コア
12 感光性樹脂積層体
13 コアホルダー
2 包装材
21 袋状部
22 舌片部
Claims (5)
- 感光性樹脂捲回体と、コアホルダーと、包装材とを有する梱包物であって、
該感光性樹脂捲回体がコアと該コアに捲回された感光性樹脂積層体とを含み、
該コアホルダーが該感光性樹脂捲回体を軸方向両端で支えるように該感光性樹脂捲回体に取り付けられており、
該感光性樹脂捲回体及び該コアホルダーが該包装材内に収容されている、感光性樹脂捲回体の梱包物。 - 前記包装材が、平膜、袋、又はチューブである、請求項1に記載の感光性樹脂捲回体の梱包物。
- 前記袋又は前記チューブが、開口部から延びる舌片部を有する、請求項2に記載の感光性樹脂捲回体の梱包物。
- 前記包装材の材質が、樹脂製フィルム又はアルミニウム蒸着フィルムである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の感光性樹脂捲回体の梱包物。
- 前記感光性樹脂捲回体、前記コアホルダー及び前記包装材を収容するハードケースを更に有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の感光性樹脂捲回体の梱包物。
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