JP2014124920A - インクジェットヘッド用基板、インクジェットヘッドおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長寿命のヒューズを用いて1つの発熱抵抗体が破断しても他の発熱抵抗体に影響を及ぼさない。
【解決手段】基体と、該基体に配置されインクを加熱するために発熱する複数の発熱抵抗体を備えた発熱抵抗体層と、前記発熱抵抗体層を覆うように配置され、前記発熱抵抗体層から電気的に絶縁する第1の保護層と、該第1の保護層の一部に接するように配置され、通電可能な第2の保護層と、を備え、前記第2の保護層は、前記複数の発熱抵抗体にそれぞれ対応して設けられた個別部分と、複数の前記個別部分をそれぞれ接続する部分であって、ヒューズ素子が設けられる共有部分とを備え、前記ヒューズ素子は前記個別部分より薄く形成される。
【選択図】図4

Description

インクジェットヘッド用基板、インクジェットヘッドおよびインクジェット記録装置に関し、特に、保護層の絶縁性を検査するインクジェットヘッド用基板、インクジェットヘッドおよびインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置は、1つの発熱抵抗体でより多くのインクを吐出しつづけることが求められている。しかしながら発熱抵抗体において、インクの発泡、収縮、消泡が起こる際に生じるキャビテーションによる衝撃などの物理的作用が生じることがある。また、インクが発熱抵抗体に到達すると、そのインクにより化学的作用を受けることがある。
これらの、物理的および化学的作用から発熱抵抗体を保護するために、発熱抵抗体を保護する保護層を設けることがある。この保護層は、発熱抵抗体の上に形成されることから、耐熱性が優れた材料が必要である。実際にはこれらの条件に満たすタンタルTaやイリジウム(Ir)やルテニウム(Ru)の白金族系等の金属膜が用いられる。
保護層は、通常インクと接している。そのため保護層は、発熱抵抗体が作用することにより瞬間的に温度が上昇する過酷な環境にある。このような環境下、保護層に電気が流れると、保護層とインクとの間で電気化学反応が生じ、保護膜は全体に陽極酸化したり、溶出したりしてしまう。このような状態が広がると、保護膜は本来の役割を果たせず、他の発熱抵抗体もすぐに破断してしまう。
このようなことを防ぐ為、発熱抵抗体に供給される電気の一部が保護層へ流れないように、発熱抵抗体と保護層との間に、絶縁層が配置されることがある。しかしながら、製造時に電気的に絶縁する保護膜(絶縁膜)に欠陥がある場合、発熱抵抗体層および電極配線層と保護層は短絡する可能性がある。
そのために、発熱抵抗体が破損すると溶断するヒューズを介して、分離された上部保護膜をつなぐ技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3828728号公報
ところで、上部保護膜には2つの役割が求められる。1つの役割は本来の上部保護膜の役割である物理的作用や化学的作用から保護する役割である。この役割は、上部保護膜はある程度の厚さが必要である。
もう1つの役割はヒューズを上部保護膜として形成して発熱抵抗体が破損した時に溶断させる役割である。上部保護膜は高融点金属が用いられる為、溶断するためにはより多くのエネルギーが必要である。そのため出来るだけ上部保護膜が薄いほうが望ましい。つまり、この2つの役割の膜厚に対しての要求が相反してしまう。
これに対し、個別のスルーホールを設けて他の配線層にヒューズを形成することが考えられる。しかしながら、個別のスルーホールを設けると配置場所が必要になるため、発熱抵抗体の配列の密度を低くなりインクジェットヘッド用基板の面積を増大してしまう。
本発明は以上の点を鑑みてなされたものであり、1つの発熱抵抗体が破断しても他の発熱抵抗体に影響を及ぼすことない、長寿命のヒューズを用いたインクジェットヘッド用基板、インクジェットヘッドおよびインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、基体と、該基体に配置されインクを加熱するために発熱する複数の発熱抵抗体を備えた発熱抵抗体層と、前記発熱抵抗体層を覆うように配置され、前記発熱抵抗体層から電気的に絶縁する第1の保護層と、該第1の保護層の一部に接するように配置され、通電可能な第2の保護層と、を備え、前記第2の保護層は、前記複数の発熱抵抗体にそれぞれ対応して設けられた個別部分と、複数の前記個別部分をそれぞれ接続する部分であって、ヒューズ素子が設けられる共有部分とを備え、前記ヒューズ素子は前記個別部分より薄く形成されることを特徴とする。
以上の構成によれば、上部保護膜のうち発熱抵抗体を覆う部分は長寿命になるよう厚く形成でき、ヒューズ素子を形成する部分は薄く形成される。その結果、発熱抵抗体が破損し発熱抵抗層と上部保護膜がショートした場合であっても、ヒューズ素子を瞬時に溶断することが可能になる。
第1の実施形態のインクジェット記録装置を示す斜視図である。 第1の実施形態のインクジェットヘッドを概念的に示す斜視図である。 第1の実施形態のインクジェットヘッドユニットを模式的に示す斜視図である。 第1の実施形態のインクジェットヘッド用基板の発熱部付近を示す概念図である。 第1の実施形態のヒューズ部を示す概念図である。 第1の実施形態の動作を説明するための回路図である。 第1の実施形態のインクジェットヘッド用基板の製造工程を示す断面図である。 図7に示すインクジェットヘッド用基板を模式的に示す平面図である。 第2の実施形態のヒューズ部とインクジェットヘッド用基板の製造工程を模式的に示す説明図である。 第3の実施形態のヒューズ部とインクジェットヘッド用基板の製造工程を示す模式図である。 第4の実施形態のヒューズ部とインクジェットヘッド用基板の製造工程を示す模式図である。 第5の実施形態の動作を説明するための回路図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態のインクジェット記録装置を示す斜視図である。インクジェット記録装置1000は、内部にインクジェット記録ヘッドユニット410が収納されるキャリッジ211を備えている。本実施形態のインクジェット記録装置1000において、キャリッジ211は、ガイドシャフト206に沿って矢印Aの主走査方向に移動自在にガイドされている。ガイドシャフト206は、記録媒体の幅方向に沿って延在するように配置されている。従って、キャリッジ211に搭載されたインクジェット記録ヘッドは、記録媒体の搬送される搬送方向と交差する方向に走査しながら記録を行う。このように、インクジェット記録装置100は、記録ヘッド1の主走査方向の移動と、記録媒体の副走査方向の搬送を伴って画像を記録するいわゆるシリアルスキャンタイプのインクジェット記録装置である。
キャリッジ211は、記録媒体の搬送方向に直交する方向に走査されるように、ガイドシャフト206によって貫通されて支持されている。キャリッジ211にはベルト204が取り付けられており、ベルト204にはキャリッジモータ212が取り付けられている。これにより、キャリッジモータ212による駆動力がベルト204を介してキャリッジ211に伝えられるので、キャリッジ211がガイドシャフト206によって案内されながら主走査方向に移動可能に構成されている。
また、キャリッジ211には、後述する制御部からの電気信号をインクジェット記録ヘッドユニットのインクジェット記録ヘッドに転送するためのフレキシブルケーブル213が、インクジェット記録ヘッドユニットに接続されるように取り付けられている。また、インクジェット記録装置1000は、インクジェット記録ヘッドの回復処理を行うために用いられるキャップ241及びワイパブレード243が配置されている。また、インクジェット記録装置1000は、記録媒体を積層状態で蓄える給紙部215と、キャリッジ211の位置を光学的に読み取るエンコーダセンサ216を有している。
キャリッジ211は、キャリッジモータおよびその駆動力を伝達するベルト等の駆動力伝達機構により、主走査方向に往復動される。キャリッジ211には、インクジェット記録ヘッドユニット410が搭載される。キャリッジ211には、インクジェット記録装置から吐出可能なインクの種類に対応した複数のインクジェット記録ヘッドユニット410が搭載される。記録媒体は、給紙部215に積載された後、搬送ローラによって矢印Bの副走査方向に搬送される。
図2は、本実施形態のインクジェットヘッドを概念的に示す斜視図である。本実施形態のインクジェットヘッド1は、インクジェット記録ヘッド用基板100に流路形成部材120が貼り付けられて形成されている。この流路形成部材120は、インクを加熱する熱作用部117に対向する位置にインクを吐出する複数の吐出口121を形成する。また、基板100を貫通して設けたインク供給口130から熱作用部117を経て、インク吐出口121に連通する流路116を形成している。流路形成部材120とインクジェット記録ヘッド用基板100との間には、インクジェットヘッドにインクを貯留することができる液室131が形成されている。また、それぞれの液室131には、熱作用部117が形成されている(図4(b)参照)。
図3は、本実施形態のインクジェットヘッドユニットを模式的に示す斜視図である。本実施形態のインクジェットヘッドユニット410は、インクジェットヘッド1とインクタンク404から形成され、記録装置に装着可能なカートリッジの形態を有している。インクジェットヘッド1に電力を供給するための端子を有するTAB(Tape Automated Bonding)用のテープ部材402は、プリンタ本体から接点403を介して電力を供給する。インクタンク404は、インクを収容し、インクをインクジェットヘッド1に供給する。
インクジェット記録装置から熱作用部117に対応する発熱抵抗体108に、接点403からテープ部材402を通って選択的に電力が供給される。
なお、本発明のインクジェットヘッド1は、本実施形態のようにインクタンクと一体化された形態に適用されるものに限定されるものではない。例えば、インクタンクが分離可能に装着されるようになし、インクタンク内のインク残量が無くなったときに、これを取り外して新たなインクタンクが装着されるものであってもよい。また、インクジェットヘッドがインクタンクとは別体に構成されて、チューブ等を介してインクが供給されるものであってもよい。さらに、インクジェットヘッドとしては、次に述べるようなシリアル記録方式に適用されるもののほか、ラインプリンタに適用されるような、記録媒体の全幅に対応した範囲にわたってノズルを有しているものであってもよい。
図4は、本実施形態のインクジェットヘッド用基板の発熱部付近を示す概念図である。図4(a)は、インクジェットヘッド用基板を示す模式的平面図であり、図4(b)は、図4(a)のI−I線に沿って基板を切断した状態を示す模式的断面図である。
インクジェットヘッド用基板は、シリコンの基体101、熱酸化膜、SiO膜、SiN膜等からなる蓄熱層102、発熱抵抗体層104、Al,Al−Si,Al−Cu等の金属材料からなる配線としての電極配線層105を有している。電気熱変換素子としての発熱抵抗体108は、電極配線層105の一部を除去してギャップを形成し、その部分の発熱抵抗体層104を露出することで形成される。電極配線層105は、不図示の駆動素子回路および外部電源端子に接続され、外部からの電力供給を受けることができる。
なお、本実施形態では、発熱抵抗体層104上に電極配線層105を配置しているが、電極配線層105を基体101または熱酸化膜102上に形成し、その一部を部分的に除去してギャップを形成した上で発熱抵抗体層を配置してもよい。
SiO膜,SiN膜等からなる絶縁層としても機能する保護層(第1の保護層)106は、発熱抵抗体108および電極配線層105の上層として設けられている。上部保護膜(第2の保護層)107は、発熱抵抗体108の発熱に伴う化学的、物理的衝撃から電気熱変換素子を守る層であり、本実施形態では化学的の耐性が強いTaまたはIr、Ru等の白金族を用いている。
上部保護膜107は、各々の発熱抵抗体108の上に個別に形成されている部分と、その間をつなぐ共有の部分で構成されている。各個別部分と共有部分の接続部にはヒューズ素子112が形成されている。本実施形態のヒューズ素子は、単一の層で形成されている。
図5は、本実施形態のヒューズ部を示す概念図である。図5(a)は、ヒューズ素子112を示す平面図であり、図5(b)は、図5(a)のII−II線に沿って基板を垂直に切断した状態を示す断面図である。
部分112aは、ヒューズ素子112の中で溶断する部分である。図5に示されるように、発熱抵抗体108上の上部保護膜107は、高寿命を目標とするため200〜500nm程度と厚いが、溶断する部分112aを形成している上部保護膜107は10〜100nmと薄く形成されている。
さらに、上部保護膜107は、スルーホール110に挿通され、電極配線層105に電気的に接続されている。電極配線層105は、インクジェットヘッド用基体の端部にまで延在し、その先端が外部との電気的接続を行うための外部電極111をなす。
図6は、本実施形態の動作を説明するための回路図である。図6(a)を参照すると、インクジェット記録ヘッドは、インクジェットヘッド用基板100と電気的にはほぼ同じになるため省略している。発熱抵抗体108は、それぞれに設けられたスイッチングトランジスタ113が選択回路114で選択され駆動されている。発熱抵抗体108上の上部保護膜107は、ヒューズ素子112を通じて外部電極111につながっている。外部電極111は、インクジェット記録装置300を通じて接地されている。電源301は、発熱抵抗体108を駆動する電源であり、20〜35Vの電圧である。
一般に、ヒューズ素子112に使われるポリシリコンは融点が約1400℃程度であるが、上部保護膜107に用いられるTaは融点が約4,000℃の高融点金属である。溶断させる為には、少なくともある体積を溶融し取り去らなければならない。このため、Taを用いて形成したヒューズ素子112を溶断つまり溶融するには大きなエネルギーが必要である。溶融は溶断する部分の一部の点を起点に起こり、体積はその膜厚と幅のそれぞれにほぼ比例している。ヒューズ素子の溶断部分112aの膜厚を50nm、熱作用部108の上部保護膜107の膜厚を300nmとすると、比は1/6であるから、本実施形態の構成を用いると上部保護膜107の厚さを変えない場合に比べ、エネルギーが1/6で溶断できる。
また、膜厚が1/6であれば、抵抗値は6倍になる。エネルギーEは電流Iと抵抗RよりE=I2Rと表されるから、エネルギーが1/6かつ抵抗値が6倍で、電流も1/6にできる。電流が減ると電気が流れる他の部分での様々な抵抗の影響を受けにくく、エネルギーがヒューズに集中することになり、ヒューズとしての感度がよくなる。本実施形態のように、高融点金属であるTaであっても、ヒューズ素子部分を薄膜化することで電流を下げれば、より溶断感度の高いヒューズ素子112が形成できる。
また、溶断時にはヒューズ素子112を構成していた材料をなるべく広く拡散させ、もとあった場所より取り去らなければならない。融点の高い膜が上部にあると融けても材料がとどまる為、切断ができない。上層保護膜107は上部に融点の高い部材はないため、確実な切断ができる。
図6(b)を参照して、発熱抵抗体108が破損すると保護層106が破断し、発熱抵抗層104と上部保護膜107の一部が溶融し直接接触して短絡200した場合について説明する。
発熱抵抗体108は常に電圧が印加されているため、短絡200があると上部保護膜107にも電圧がかかり電気化学反応を起こし陽極酸化が始まる。陽極酸化が進むと、酸化したTaはインクに溶け出すため寿命が短くなる。
短絡200は抵抗が低く、上部保護膜107の共有部分は外部電極111を介して接地している。そのため、発熱抵抗体108からヒューズ素子112を経由して外部電極111に大きな電流が流れる。電源301は20〜30Vであるのでヒューズ素子112が発熱、溶断するのに十分なmAオーダーの電流が流れる。このような大きな電流が流れると、ヒューズ素子112は溶断され破損した発熱抵抗体108上の上部保護膜107は、異なる発熱抵抗体108上にある上部保護膜107と電気的に分離される。ヒューズ素子112の溶断に要する時間は長くとも数十μsであり、上部保護膜107に電気化学反応が起こる時間より十分短く、他の発熱抵抗体108の上部保護膜107は影響を受けない。このように本発明のヒューズ素子112はインクジェット記録基板全体の高寿命化に大きな役割を果たす。
上部保護膜107の陽極酸化は、製造時に電極配線層105との絶縁を行う保護層106にピンホール等でつながっていても起こる。そのため、絶縁性が確保されているかを製造時に確認する必要がある。確認は上部保護膜107が形成され電気を印加する外部電極111が形成された後が最適である。
図6(c)を参照すると、確認は外部電極111にプローバ装置で針(プローブピン)を立てて行う。このプローブピンは、測定装置302につながっている。測定装置302には様々な検査、発熱抵抗体108やスイッチングトランジスタ113が正常に機能するか等、に用いるデジタルやアナログの測定機能が備えられている。上部保護膜107と、発熱抵抗体108や電極配線105の間に、実際にかかる電圧以上を印加して流れる電流を測定する。このとき電流の上限を1mA以下にしておけば、前記のヒューズ素子112があっても溶断することなく問題無く確認ができる。
図7は、本実施形態のインクジェットヘッド用基板の製造工程を模式的に示す断面図である。また、図8は、図7に示すインクジェットヘッド用基板を模式的に示す平面図である。
なお、以下の製造工程は、Siでなる基体101、または発熱抵抗体108を選択的に駆動するためのスイッチングトランジスタ113等の半導体素子でなる駆動回路が予め作り込こまれた基体に対して実施されるものである。しかし簡略化のために、以下の図ではSiでなる基体101が図示されている。
まず、基体101に対し、熱酸化法,スパッタ法,CVD法などによって、発熱抵抗体層104の下部層としてSiOの熱酸化膜からなる蓄熱層102を形成した。なお、駆動回路を予め作り込んだ基体に対しては、それら駆動回路の製造プロセス中で蓄熱層を形成することができる。
次に、蓄熱層102上にTaSiN等の発熱抵抗体層104を、反応スパッタリングにより約50nmの厚さに形成し、さらに電極配線層105となるAl層をスパッタリングにより約300nmの厚さに形成した。そして、フォトリソグラフィ法を用い、発熱抵抗体層104および電極配線層105に対して同時にドライエッチングを施し、図7(a)に示すような断面形状および図8(a)に示すような平面形状を得た。なお、本実施形態では、ドライエッチングとしてリアクティブイオンエッチング(RIE)法を用いた。
次に、発熱抵抗体108を形成するために、図7(b)および図8(b)に示すように、再びフォトリソグラフィ法を用いて、ウエットエッチングによりAlの電極配線層105を部分的に除去し、その部分の発熱抵抗体層104を露出させた。なお、配線端部における保護層106のカバレッジ性を良好なものとするため、配線端部において適切なテーパ形状が得られる公知のウエットエッチングを行うことが望ましい。
その後、プラズマCVD法を用いて、図7(c)および図8(c)に示すように、保護層106としてSiN膜を約350nmの厚みに形成した。
次にフォトリソグラフィ法を用いて、上部保護膜107と電極配線層105とを電気的に接触させるためのスルーホール110を形成するために、図7(d)および図8(d)に示すような、ドライエッチングを行った。これによりSiN膜を部分的に除去し、その部分の電極配線層105を露出させた。
次に、上部保護膜107として、保護層106上に、スパッタリングによりTa層を約300nmの厚さに形成した。次に、図7(e)および図8(e)に示すような形状に、フォトリソグラフィ法を用いてドライエッチングにより上部保護膜107を部分的に除去する。次にヒューズ素子112の部分の上部保護膜107のみを、フォトリソグラフィ法を用いてドライエッチングした。このとき上部保護膜107を全てエッチングするのではなく、厚さが約50nmになるようにエッチングを途中で止めた。これにより、図7(f)および図8(f)に示すような形状を形成した。
次に、外部電極111を形成するために、図7(g)に示すように、フォトリソグラフィ法を用いて、ドライエッチングにより保護層106を部分的に除去し、その部分の電極配線層105を部分的に露出させた。
本実施形態の構成では、図5(b)に示すように、一層として形成したTaをハーフエッチすることで、ヒューズ素子の溶断部102aを薄くしている。発熱抵抗体108部分の上部保護膜107は高寿命を実現するに十分な300nmの厚さとしている。しかし、ヒューズ素子の溶断部102aは50nmとすることで、電源301の電圧24Vで短絡200が発生した時に必要な溶断性を有する。
このとき、薄い部分はヒューズ素子の溶断部112aのみでもよく、ヒューズ素子112a全体でもよい。配線上の部分は電流を効率的に流すことが必要であり、熱作用部108と同じ厚さ、ここでは300nmが好適である。
また、本実施形態では、図4(b)に示すように、ヒューズ素子112はインクに常に触れる液室内に設けられている。このため、溶断した材料がインク中に広く飛び散り確実な切断をすることができる。
(第2の実施形態)
図9は、本実施形態のヒューズ部の製造工程を模式的に示す説明図である。図9(a)は、ヒューズ素子112を模式的に示す平面図、図9(b)は、図9(a)のIII−IIIに沿って基板を垂直に切断した断面図である。
次に、上部保護膜107aとして、保護層106上に、スパッタリングによりTa層を約250nmの厚さに形成した。
次に、図9(d)に示すような形状に、フォトリソグラフィ法を用いてドライエッチングによりヒューズ素子の溶断部112aを含む上部保護膜107aを部分的に除去した。次に、上部保護膜107bとして、上部保護膜107a上に、スパッタリングによりTa層を約50nmの厚さに形成した。そして、図9(e)に示すような形状に、フォトリソグラフィ法を用いてドライエッチングにより上部保護膜107bを部分的に除去した。後の工程は、図9(g)に示すとおり、第1の実施形態と同じである。このとき、ヒューズ素子の溶断部112a以外の部分は図9(a)に示すように上部保護膜107bが上部保護膜107aより外側にはみ出した形となる。この場合、ヒューズ素子の溶断部112aはスパッタリング時の条件のみできまり、精度を上げることが容易である。
また、同様な構成で107aを約50nm、107bを約250nmとして形成してもよい。この場合ヒューズ素子の溶断部112a部は107aのみで形成され、形状は第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
図10は、本実施形態のヒューズ素子を示す模式図である。図10(a)は、ヒューズ素子を示す模式図であり、図10(b)は、図10(a)のIV−IVに沿って基板を垂直に切断した断面図である。上部保護膜107を、50nmの上部保護膜107cと250nmの上部保護膜107dの2層に分けて形成した。上部保護膜107cと上部保護膜107dは、ほぼ同じパターンで形成されているが、ヒューズ素子の溶断部112aでは上部保護膜107dは除去され、上部保護膜107cのみで形成されている。
上部保護膜107cは、Taで形成されており、上部保護膜107dは白金族、ここではIrで形成されている。
短絡200が起きると電極配線層105は常に電圧が印加されているため上部保護膜107cに電圧がかかる。このときIrやRuは、電気化学反応を起こすが、Taと異なり陽極酸化して酸化膜を形成しない。そのかわりに、IrやRu自体が溶出してしまう。実際に電気化学反応が起こって溶出が始まるまでは1秒程度の時間がかかる。
ヒューズ素子の溶断に要する時間は長くとも数十μsであり、上部保護膜107が溶出する電気化学反応が起こる時間より十分短く、他の発熱抵抗部104’の上部保護膜107は溶出せず影響を受けない。
図10(c)〜(e)はヒューズ素子の製造工程を示している。図10(c)は、図7(d)と同じ図になっており、それまでの工程は第1の実施形態と同じである。
次に、保護層106上に、上部保護膜107cとしてスパッタリングによりTa層を約50nmの厚さを形成した。さらに、連続して上部保護膜107dとしてスパッタリングによりIr層を約250nmの厚さを形成した。次に、図10(d)に示すような形状に、フォトリソグラフィ法を用いてドライエッチングによりヒューズ素子の溶断部分112aを含む上部保護膜107dを部分的に除去する。このときエッチングは上部保護膜107cによって確実にストップしている。
そして、図10(e)に示すような形状に、フォトリソグラフィ法を用いてドライエッチングにより上部保護膜107cを部分的に除去した。後の工程は図7(g)に示す第1の実施形態と同じである。このとき、ヒューズ素子の溶断部112a以外の部分は図10(a)に示すように上部保護膜107dが上部保護膜107cより内側に入る形となる。
Irは、保護層106を形成しているSiNと密着があまりよくないことが知られており、上部保護膜107cのTaは密着力を向上する層としての機能を有する。また、Irは白金族でエッチングが難しく、一般的により物理的な手法がとられる。この場合、下地のSiNも速いスピードでエッチングされてしまい、保護膜106としての機能を損なってしまう可能性がある。このような観点からも、本実施形態のようにIr層である上部保護膜107dとSiNからなる保護層106との間にTa層である上部保護膜107cを設けることが有効である。
(第4の実施形態)
図11は、本実施形態のヒューズ素子を示す模式図である。図11(a)は、ヒューズ素子を示す平面図であり、図11(b)は、図11(a)のV−Vに沿って基板を垂直に切断した断面図である。上部保護膜107を、50nmの上部保護膜107eと200nmの上部保護膜107f、100nmの上部保護膜107gの3層に分けて形成した。上部保護膜107e、上部保護膜107f、上部保護膜107gは、ほぼ同じパターンで形成されているが、ヒューズ素子の溶断部112aでは上部保護膜107e、上部保護膜107fは除去され、上部保護膜107gのみで形成されている。
図11(c)〜(e)は、製造工程を示している。図11(c)は、第1の実施形態で図7(d)を用いて説明した工程と同じである。
次に、保護層106上に、上部保護膜107eとしてスパッタリングによりTa層を約50nmの厚さを形成した。さらに、連続して上部保護膜107fとしてスパッタリングによりIr層を約200nmの厚さを形成した。次に、図11(d)に示すように、フォトリソグラフィ法を用いてドライエッチングによりヒューズ素子の溶断部分112aを含む部分を除去する。このときエッチングは、上部保護膜107eも同時にエッチングしている。
次に、上部保護膜107gとしてスパッタリングによりTa層を約50nmの厚さを形成した。そして、図11(e)に示すように、フォトリソグラフィ法を用いてドライエッチングにより上部保護膜107gを部分的に除去した。後の工程は、第1の実施形態で図7(g)を用いて説明した工程と同じである。このとき、ヒューズ素子の溶断部112a以外の部分は図10(a)に示すように上部保護膜107eと上部保護膜107fが上部保護膜107gより内側に入る形となる。この場合、ヒューズ素子の溶断部112aはスパッタリング時の条件のみできまり、精度を上げることが容易である。
上部保護膜107eと上部保護膜107gはTaで形成されており、その間に挟まる上部保護膜107dは白金族、ここではIrで形成されている。上部保護膜107eは実施例3と同様に密着力を向上する層としての機能も有する。エッチングが上部保護膜107eにいたった後、条件をTaにあわせてエッチングを行えば保護膜106層にもダメージを与えず好適である。
(第5の実施形態)
図12は、本実施形態の動作を説明するための回路図である。本実施形態では、インクジェットヘッド用基板100内でヒューズ素子112の外部電極111とスイッチングトランジスタ113の接地側の端子から出ている外部電極を共通としている。図12(b)は、保護膜106の絶縁性の確認における回路図である。スイッチングトランジスタ113を確実に閉じるようにしておけば、発熱抵抗体108側の端子より上側の電極配線層105や発熱抵抗体108と上部保護膜107との間に電圧をかけて確認できる。このとき、事前にスイッチングトランジスタ113が正常に動作するか確認しておくとよい。この実施形態は、第1〜4の実施形態に適用することもできる。
1 インクジェットヘッド
100 インクジェットヘッド用基板
106 保護層
107 上部保護膜
108 発熱抵抗体
112 ヒューズ素子

Claims (9)

  1. 基体と、該基体に配置されインクを加熱するために発熱する複数の発熱抵抗体を備えた発熱抵抗体層と、前記発熱抵抗体層を覆うように配置され、前記発熱抵抗体層から電気的に絶縁する第1の保護層と、該第1の保護層の一部に接するように配置され、通電可能な第2の保護層と、を備え、
    前記第2の保護層は、前記複数の発熱抵抗体にそれぞれ対応して設けられた個別部分と、複数の前記個別部分をそれぞれ接続する部分であって、ヒューズ素子が設けられる共有部分とを備え、前記ヒューズ素子は前記個別部分より薄く形成されることを特徴とするインクジェットヘッド用基板。
  2. 前記第2の保護層の前記個別部分の膜厚は、200〜500nmであり、前記個別部分の厚みよりも薄い部分の膜厚は10〜100nmであることを特徴とする請求項1のインクジェットヘッド用基板。
  3. 前記第2の保護層は単一の層で形成され、前記ヒューズ素子はエッチングを途中で止めることで薄く形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェットヘッド用基板。
  4. 前記第2の保護層は2つの層で形成され、前記発熱抵抗体の上部は2つの層で形成され、ヒューズ素子は単一の層で形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェットヘッド用基板。
  5. 前記第2の保護層は、前記ヒューズ素子を通じて外部電極につながっていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のインクジェットヘッド用基板。
  6. 前記第2の保護層はTaからなることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のインクジェットヘッド用基板。
  7. 前記第2の保護層を形成する前記2つの層のうち、前記発熱抵抗体の側の層はTaからなり、前記発熱抵抗体側の層を覆うように設けられた層はIrからなり
    前記ヒューズ素子は前記Taからなる層で形成されていることを特徴とする請求項4に記載のインクジェットヘッド用基板。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載のインクジェットヘッド用基板と、前記基板の上部保護膜が配置された側に取り付けられ、複数の吐出口が形成された流路形成部材を備えたインクジェットヘッド。
  9. 請求項8に記載のインクジェットヘッドを用いて、記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置であって、外部電極が、インクジェット記録装置を通じて接地されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
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