JP2014122862A - 建設機械の角度検出装置 - Google Patents

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甫 栗熊
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竜夫 滝下
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Abstract

【課題】非接触式のものであっても、出力特性を切換えることができる建設機械の角度検出装置を提供する。
【解決手段】油圧ショベルの作業装置4を構成する部材の回動に伴って回転する回転軸19と、この回転軸19に固定された磁石34と、この磁石34の回転に伴う磁界の変化を検出する磁気検出素子35を有し、回転軸19の回転角に対応した電圧信号を出力する角度検出部39とを備えた建設機械の角度検出装置16において、回転軸19が一方向に回転するに従って電圧信号が増加するような第1の出力特性と回転軸19が反対方向に回転するに従って電圧信号が増加するような第2の出力特性に切換え可能に構成されている。
【選択図】図9

Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に係り、特に、建設機械の作業装置を構成する部材の回動角を検出する建設機械の角度検出装置に関する。
主に掘削作業に用いられる建設機械においては、作業装置と運転室の干渉を防止する干渉防止装置を設けたものが知られている。また、吊荷作業を行う建設機械においては、吊荷の過負荷による転倒を防止する過負荷防止装置を設けたものが知られている。前述した干渉防止装置又は過負荷防止装置では、作業装置を構成する複数の部材の回動角(相対角)をそれぞれ検出する複数の角度検出装置を設け、検出された複数の部材の回動角に基づいて作業装置の位置又は姿勢を演算する。そして、演算された作業装置の位置又は姿勢に基づいて干渉防止制御又は過負荷防止制御を行うようになっている。
従来、上述した目的に使用される角度検出装置は、接触式のもの(詳細には、ポテンショメータを有するもの)が適用されている(例えば、特許文献1参照)。この接触式の角度検出装置では、抵抗体基板の表面に導電性樹脂を塗布し、その表面を摺動する可動接点(コンタクト)を設けている。そして、作業装置を構成する部材の回動に伴って角度検出装置の回転角が回転すると、可動接点が移動して、2つの固定接点のうちの一方の固定接点と可動接点との間の抵抗値が変動する。この抵抗値に基づき、回転軸の回転角ひいては部材の回動角を検出可能としている。
ところで、接触式の角度検出装置を長期間使用すると、建設機械の振動によって可動接点等が摩耗して摩耗粉が発生し、抵抗値が増大する(言い換えれば、ノイズが発生する)可能性がある。すなわち、接触式の角度検出装置を適用した場合には、寿命の点で課題が生じる。そこで、近年、非接触式(詳細には、磁気式)の角度検出装置の適用が求められている。
実開平6−63665号公報
建設機械に使用される角度検出装置は、建設機械の作業形態に応じて土砂、木材、又は建設資材等と干渉する可能性があり、角度検出装置の回転軸に高荷重が加わって破損や検出精度の低下を招く可能性がある。そのため、角度検出装置は、高強度のハウジングに角度検出部を内蔵したり、軸受のサイズを大きくしたりするほうがよく、自動車等に使用されるものと比べて大きくなる。さらに、他の物体との干渉を避けるためや大きさ等の理由から、その取付場所や取付向きが限定されることがある。
そして、角度検出装置の取付場所や取付向きによっては、角度検出装置の出力特性を異ならせたほうがよい。すなわち、角度検出装置の回転軸が一方向に回転するに従って電圧信号が増加するような出力特性とするか、あるいは、角度検出装置の回転軸が反対方向に回転するに従って電圧信号が増加するような出力特性とする。
ここで、例えば従来のように接触式の角度検出装置であれば、電源配線の接続の仕方を変更すれば(言い換えれば、2つの固定接点にそれぞれ接続する電源極性を変更すれば)抵抗値の大小が反転するので、出力特性を切換えることができる。しかし、非接触式の角度検出装置では、一般的に、出力特性を切換えることができなかった。そのため、上述した2つの出力特性にそれぞれ対応した2種類の非接触式の角度検出装置を用意する必要があった。
本発明の目的は、非接触式のものであっても、出力特性を切換えることができる建設機械の角度検出装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、建設機械の作業装置を構成する部材の回動に伴って回転する回転軸と、前記回転軸に固定された磁石と、前記磁石の回転に伴う磁界の変化を検出する磁気検出素子を有し、前記回転軸の回転角に対応した電圧信号を出力する角度検出部とを備えた建設機械の角度検出装置において、前記回転軸が一方向に回転するに従って電圧信号が増加するような第1の出力特性と前記回転軸が反対方向に回転するに従って電圧信号が増加するような第2の出力特性に切換え可能に構成される。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記第1の出力特性となるように前記角度検出部からの電圧信号をそのまま出力する第1の出力ラインと、前記第2の出力特性となるように前記角度検出部からの電圧信号を変換部で変換して出力する第2の出力ラインと、信号出力端子との接続を、前記第1の出力ライン及び前記第2の出力ラインのうちの一方を選択して切換え可能な接続切換部とを有する。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記角度検出部は、前記第1の出力特性となるように電圧信号を生成して第1の出力ラインへ出力するともに、前記第2の出力特性となるように電圧信号を生成して第2の出力ラインへ出力するように構成されており、信号出力端子との接続を、前記第1の出力ライン及び前記第2の出力ラインのうちの一方を選択して切換え可能な接続切換部を有する。
(4)上記(2)又は(3)において、好ましくは、前記接続切換部は、電源入力端子に接続された電源極性に応じて、前記信号出力端子との接続を切換える。
(5)上記(1)において、好ましくは、前記第1の出力特性と前記第2の出力特性に切換え可能なように、前記回転軸に対する前記磁石の極性の向きが変更可能に構成される。
(6)上記(1)において、好ましくは、前記角度検出部は、第1の回転範囲では前記第1の出力特性となるように電圧信号を生成して出力し、前記第1の回転範囲とは異なる第2の角度範囲では前記第2の出力特性となるように電圧信号を生成して出力するように構成されており、角度検出範囲として、前記第1の回転範囲及び前記第2の回転範囲のうちの一方を選択可能に構成される。
本発明によれば、非接触式のものであっても、出力特性を切換えることができる。
本発明の適用対象の一例である干渉防止装置を備えた油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。 図1で示された油圧ショベルの第一ブームの回動角を検出する角度検出装置の取付構造を表す図である。 図2で示された角度検出装置の動作を説明するための図である。 図2で示された角度検出装置の出力特性を表す図である。 図1で示された油圧ショベルの第二ブームの回動角を検出する角度検出装置の取付構造を表す図である。 図5で示された角度検出装置の動作を説明するための図である。 図5で示された角度検出装置の出力特性を表す図である。 本発明の第1の実施形態における角度検出装置の構造を表す断面図である。 本発明の第1の実施形態における角度検出装置の回路構成を模式的に表す図である。 図9で示された接続切換部の詳細を説明するための回路図である。 本発明の第2の実施形態における角度検出装置の回路構成を模式的に表す図である。 本発明の第2の実施形態における角度検出部の出力特性を表す図である。 本発明の第3の実施形態における角度検出装置の回路構成を模式的に表す図である。 本発明の第3の実施形態における角度検出装置の動作を説明するための概念図である。 本発明の第4の実施形態における角度検出装置の回路構成を模式的に表す図である。 本発明の第4の実施形態における角度検出部の出力特性を表す図である。 本発明の第4の実施形態における角度検出装置の取付け角度を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の適用対象の一例である干渉防止装置を備えた油圧ショベルの全体構造を表す側面図である。なお、以降、油圧ショベルが図1に示す状態にて運転者の前側(図1中左側)、後側(図1中右側)、左側(図1中紙面に向かって手前側)、右側(図1中紙面に向かって奥側)を、単に前側、後側、左側、右側と称する。
この図1で示すように、油圧ショベルは、下部走行体1と、この下部走行体1上に旋回可能に設けられた上部旋回体2と、この上部旋回体2の前部左側に設けられた運転室3と、上部旋回体2の前側に回動可能に設けられた作業装置4とを備えている。
オフセット式の作業装置4は、第一ブーム(ロアブーム)5、第二ブーム(アッパブーム)6、第三ブーム(ステー)7、アーム8、及びバケット9を備えている。
第一ブーム5は、上部旋回体2の支持ブラケット10(後述の図2等参照)に上下方向に回動可能に連結されており、ブームシリンダ11の伸縮駆動によって回動するようになっている。第二ブーム6は、第一ブーム5の先端に左右方向に回動可能に連結され、第三ブーム7は、第二ブーム6の先端に左右方向に回動可能に連結されている。また、第二ブーム6の側面と第三ブーム7の側面との間には連結ロッド12が連結されている。これにより、平行リンク機構を構成している。そして、オフセットシリンダ13の伸縮駆動によって第二ブーム6が左右方向に回動し、第三ブーム7がその反対方向に回動する。これにより、第三ブーム7(すなわち、アーム8及びバケット9)が第一ブーム5に対して左右方向に平行移動するようになっている。
アーム8は、第三ブーム7の先端に上下方向に回動可能に連結され、アームシリンダ14の伸縮駆動によって上下方向に回動するようになっている。バケット9は、アーム8の先端に上下方向に回動可能に連結され、バケットシリンダ15の伸縮駆動によって上下方向に回動するようになっている。
このような油圧ショベルにおいて、作業装置4と運転室3との干渉を防止するための干渉防止装置が設けられている。詳細には、上部旋回体2の支持ブラケット10に対する第一ブーム5の回動角(相対角)を検出する角度検出装置16A(後述の図2等参照)と、第一ブーム5に対する第二ブーム6の回動角(相対角)を検出する角度検出装置16Bと、第三ブーム7に対するアーム8の回動角(相対角)を検出する角度検出装置16Cが設けられている。そして、角度検出装置16A〜16C(以降、適宜、これらを総称して角度検出装置16という)の検出結果に基づいて作業装置4の位置(特に、バケット9の位置)を演算するとともに、この作業装置4の位置に基づいて作動装置4の動作を制限する干渉防止制御を行う演算制御装置17(後述の図8参照)が設けられている。なお、作業装置4の位置演算や干渉防止制御は公知技術であり、その説明を省略する。
図2は、角度検出装置16Aの取付構造を表す図である。図3(a)及び図3(b)は、角度検出装置16Aの動作を説明するための図である。
これら図2、図3(a)、及び図3(b)で示すように、角度検出装置16Aは、上部旋回体2の支持ブラケット10に取付ブラケット18を介し取付けられている。角度検出装置16Aの回転軸19には、レバー20の一端が固定されている。このレバー20の他端には第一リンク21の一端が回動可能に連結され、第一リンク21の他端に第二リンク22の一端が回動に連結され、第二リンク22の他端が第一ブーム5の基端側のブラケット23に回動可能に連結されている。
そして、例えば図3(a)で示すように第一ブーム5が時計回りに最大限に回動すると、第一ブーム5等が運転室3から最も遠ざかる。一方、例えば図3(b)で示すように第一ブーム5が時計回りに最大限に回動すると、第一ブーム5等が運転室3に最も近づく。そして、例えば図3(a)で示された状態から図3(b)で示された状態となるまで第一ブーム5が回動した場合、すなわち、第一ブーム5等が運転室3に近づくように第一ブーム5が時計回りに回動した場合に、角度検出装置16Aの回転軸19も時計回りに回転する。角度検出装置16Aは、この回転軸19の回転角に対応した電圧信号を出力する。演算制御装置17は、角度検出装置16から入力した電圧信号により、第一ブーム5の回動角を演算する。そのため、角度検出装置16Aは、図4で示すように、回転軸19が時計回りに回転するに従って、言い換えれば、回転軸19の回転角が増加するに従って電圧信号が増加するような第1の出力特性とする。
図5は、角度検出装置16Bの取付構造を表す図である。図6(a)及び図6(b)は、角度検出装置16Bの動作を説明するための図である。
これら図5、図6(a)、及び図6(b)で示すように、角度検出装置16Bは、第一ブーム5の先端側のブラケット24に取付けられている。角度検出装置16Bの回転軸19には、レバー20の一端が固定されている。このレバー20の他端にはリンク25の一端が回動可能に連結され、リンク25の他端が連結ロッド12の基端側のブラケット26に回動可能に連結されている。
そして、例えば図6(a)で示すように第二ブーム6及び連結ロッド12が時計回りに最大限に回動すると、第二ブーム6及び連結ロッド12等が運転室3から最も遠ざかる。一方、例えば図6(b)で示すように第二ブーム6及び連結ロッド12が反時計回りに最大限に回動すると、第二ブーム6及び連結ロッド12等が運転室3に最も近づく。そして、例えば図6(a)で示された状態から図6(b)で示された状態となるまで第二ブーム6及び連結ロッド12が回動した場合、すなわち、第二ブーム6及び連結ロッド12等が運転室3に近づくように第二ブーム6及び連結ロッド12が反時計回りに回動した場合に、角度検出装置16Bの回転軸19も反時計回りに回転する。角度検出装置16Bは、この回転軸19の回転角に対応した電圧信号を出力する。演算制御装置17は、角度検出装置16Bから入力した電圧信号により、連結ロッド12の回動角、すなわち第二ブーム6の回動角を演算し、さらに第一ブーム5に対する第三ブーム7のオフセット位置を演算する。そのため、角度検出装置16Bは、図7で示すように、回転軸19が反時計回りに回転するに従って、言い換えれば、回転軸19の回転角が減少するに従って電圧信号が増加するような第2の出力特性とする。
ここで、本発明の特徴として、角度検出装置16は、非接触式(詳細には、磁気式)のものであっても、上述した2つの出力特性に切換え可能に構成されている。本発明の第1の実施形態を、図8〜10により説明する。
図8は、本実施形態における角度検出装置16の構造を表す断面図である。
この図8で示すように、角度検出装置16は、略筒状のハウジング27と、このハウジング27の一方側(図8中下側)に複数のネジ28を用いて着脱可能に取付けられた蓋29とを備えている。ハウジング27はフランジ部30を有し、このフランジ部30には複数(本実施形態では3つ)のボルト穴が形成されている。そして、ボルト穴に挿通したボルト31を用いて、ハウジング27をブラケット18又は24等に固定可能としている(図2、図3、図5、又は図6等参照)。
ハウジング27内には2つの軸受32が設けられており、これら軸受32で回転軸19が回転可能に支持されている。回転軸19の一端は、ハウジング27の他方側(図8中上側)から突出して、上述したレバー20の一端に接続されている。なお、回転軸19が貫通するハウジング27の貫通穴には、リップシール33が設けられている。また、ハウジング27と蓋29との接触面には、パッキング、ガスケット、又はOリング等が設けられている。これにより、外部からハウジング27内にダストや水等が侵入するのを防止するようになっている。
回転軸19の他端には磁石34が固定されている。蓋体29内には、磁石34と接触しないように対向配置された磁気検出素子35(詳細には、例えばホール素子又は磁気抵抗素子)と、この磁気検出素子35が組込まれた回路基板36が設けられている。回路基板36に実装された回路37(後述の図9参照)は、回転軸19の回転角に対応した電圧信号を、リード線38を介して演算制御装置17へ出力するようになっている。また、回路37は、リード線38及び演算制御装置17を介して電源(図示せず)に接続されるようになっている。
回路37は、図9で示すように、磁気検出素子35を有する角度検出部39と、この角度検出部39の信号出力側に分配部40を介し接続された出力ライン41A,41Bと、リード線38に接続された電源入力端子42A,42B及び信号出力端子43を有する接続部44と、電源入力端子42A,42Bにそれぞれ接続された電源用接続切換部45A,45Bと、信号出力端子43に接続された信号用接続切換部46とを備えている。
電源入力端子42Aは、リード線38及び演算制御装置17を介して電源の正極(本実施形態では5V)及び負極(0V)のうちの一方を選択的に接続可能とし、電源入力端子42Bは、リード線38及び演算制御装置17を介して電源の正極及び負極のうちの他方を選択的に接続可能としている。接続切換部45A,45Bは、詳細を図示しないが、電源入力端子42A,42Bからの電圧をそれぞれ検出し、これに応じて電源入力端子42A,42Bと角度検出部39との接続を切換えるようになっている。すなわち、例えば電源入力端子42Aに電源の正極が接続され、電源入力端子42Bに電源の負極が接続された場合は、電源入力端子42Aと角度検出部39の5V側を接続し、電源入力端子42Bと角度検出部39の0V側を接続する。一方、例えば電源入力端子42Aに電源の負極が接続され、電源入力端子42Bに電源の正極が接続された場合は、電源入力端子42Aと角度検出部39の0V側を接続し、電源入力端子42Bと角度検出部39の5V側を接続するようになっている。
角度検出部39は、磁石35の回転に伴う磁界の変化を検出する磁気検出素子36と、この磁気検出素子36の検出電圧を増幅して生成した電圧信号を出力する増幅回路(図示せず)とを有しており、例えば上述の図4で示した第1の出力特性(すなわち、回転軸19が時計回りに回転するに従って、言い換えれば、回転軸19の回転角が増加するに従って電圧信号が増加するような出力特性)が得られるように構成されている。そして、出力ライン41Aは、角度検出部39からの電圧信号をそのまま出力する一方、出力ライン41Bは、上述の図7で示した第2の出力特性(すなわち、回転軸19が反時計回りに回転するに従って、言い換えれば、回転軸19の回転角が減少するに従って電圧信号が増加するような出力特性)が得られるように、角度検出部39からの電圧信号を変換部47で変換して出力するようになっている。
接続切換部46は、電源入力端子42A,42Bに接続された電源極性に応じて、出力ライン41A,41Bのうちの一方を選択して信号出力端子43と接続するようになっている。詳しく説明すると、接続切換部46は、図10(a)及び図10(b)で示すように、フォトモスリレー48A,48Bで構成されている。そして、例えば図10(a)で示すように、電源入力端子42Aに電源の正極(5V)が接続され、電源入力端子42Bに電源の負極(0V)が接続された場合は、フォトモスリレー48Aに電流が流れてその接点が閉じ状態(ON)となり、フォトモスリレー48Bに電流が流れないでその接点が開き状態(OFF)となる。これにより、信号出力端子43と出力ライン41Aを接続する。すなわち、第1の出力特性に切換えられ、この第1の出力特性に基づいた電圧信号を信号出力端子43からリード線38を介して演算制御装置17へ出力する。
一方、例えば図10(b)で示すように、電源入力端子42Aに電源の負極(0V)が接続され、電源入力端子42Bに電源の正極(5V)が接続された場合は、フォトモスリレー48Aに電流が流れないでその接点がOFFとなり、フォトモスリレー48Bに電流が流れてその接点がONとなる。これにより、信号出力端子43と出力ライン41Bを接続する。すなわち、第2の出力特性に切換えられ、この第2の出力特性に基づいた電圧信号を信号出力端子43からリード線38を介して演算制御装置17へ出力する。
以上のように、本実施形態の角度検出装置16においては、非接触式のものであっても、出力特性を切換えることができる。
具体的には、例えば上述の図2、図3(a)、及び図3(b)で示すように角度検出装置16Aの取付き場所及び取付け向きが限定された場合、角度検出装置16Aの電源入力端子42Aに電源の正極を接続し、電源入力端子42Bに電源の負極を接続する。これにより、角度検出装置16Aは、回転軸19が時計回りに回転するに従って、言い換えれば、回転軸19の回転角が増加するに従って電圧信号が増加するような第1の出力特性とすることができる。一方、例えば上述の図5、図6(a)、及び図6(b)で示すように角度検出装置16Bの取付き場所及び取付け向きが限定された場合、角度検出装置16Bの電源入力端子42Aに電源の負極を接続し、電源入力端子42Bに電源の正極を接続する。これにより、角度検出装置16Bは、回転軸19が反時計回りに回転するに従って、言い換えれば、回転軸19の回転角が減少するに従って電圧信号が増加するような第2の出力特性とすることができる。
したがって、本実施形態の非接触式の角度検出装置16を使用すれば、既設の接触式の角度検出装置から容易に置換えることもできる。
本発明の第2の実施形態を、図11及び図12により説明する。なお、本実施形態において、上記第1の実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図11は、本実施形態における角度検出装置16の回路構成を模式的に表す図である。
本実施形態の角度検出装置16では、回路37Aは、磁気検出素子35を有する角度検出部39Aと、この角度検出部39Aの信号出力側に接続された出力ライン49A,49Bとを備えている。
角度検出部39Aは、磁気検出素子36の検出電圧を増幅して生成した電圧信号を出力する2つの増幅回路(図示せず)を有している。そして、角度検出部39Aは、図12中実線で示す第1の出力特性となるように電圧信号を生成して、すなわち、回転軸19の回転角が増加するに従って電圧信号が増加するような電圧信号を生成して出力ライン49Aへ出力するように構成されている。また、図12中点線で示す第2の出力特性となるように電圧信号を生成して、すなわち、回転軸19の回転角が減少するに従って電圧信号が増加するような電圧信号を生成して出力ライン49Bへ出力するように構成されている。
接続切換部36は、電源入力端子42A,42Bに接続された電源極性に応じて、出力ライン49A,49Bのうちの一方を選択して信号出力端子43と接続するようになっている。
このように構成された本実施形態の角度検出装置16においても、上記第1の実施形態と同様、非接触式のものであっても、出力特性を切換えることができる。
なお、上記第1及び第2の実施形態においては、接続切換部46は、電源入力端子42A,42Bに接続された電源極性に応じて信号出力端子43との接続を切換えるように構成された場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で様々な変形が可能である。すなわち、例えば手動スイッチの操作に応じて信号出力端子43との接続を切換えるように構成されてもよい。このような場合も、上記同様の効果を得ることができる。
本発明の第3の実施形態を、図13及び図14により説明する。なお、本実施形態において、上記第1の実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図13は、本実施形態における角度検出装置16の回路構成を模式的に表す図である。
本実施形態の角度検出装置16では、回路37Bは、磁気検出素子35を有する角度検出部39を備えている。また、電源入力端子42Aと角度検出部39の5V側との接続、電源入力端子42Bと角度検出部39の0V側との接続、及び信号出力端子43と角度検出部39の信号出力側との接続が固定されている。
また、本実施形態の角度検出装置16では、磁気検出素子35に対する磁石34の極性の向きを変更可能なように構成されている。すなわち、上述の図8で示した蓋29をハウジング27から取外した状態で、回転軸19の他端から磁石34をいったん取外し、磁石34の向きを反転して取付け可能としている。
そして、例えば図14(a)で示すように、磁気検出素子35に対して磁石34の極性の向きを配置した場合は、回転軸19及び磁石34が時計回りに回転するに従って、言い換えれば、回転軸19の回転角が増加するに従って電圧信号が増加するような第1の出力特性となる(上述の図4参照)。一方、例えば図14(b)で示すように、磁気検出素子35に対して磁石34の極性を反転した場合は、回転軸19及び磁石34が反時計回りに回転するに従って、言い換えれば、回転軸19の回転角が減少するに従って電圧信号が増加するような第2の出力特性となる(上述の図7参照)。
したがって、本実施形態の角度検出装置16においては、非接触式のものであっても、出力特性を切換えることができる。
本発明の第4の実施形態を、図15〜図17により説明する。なお、本実施形態において、上記実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図15は、本実施形態における角度検出装置の回路構成を模式的に表す図である。
本実施形態の角度検出装置16では、回路37Cは、磁気検出素子35を有する角度検出部39Bを備えている。また、電源入力端子42Aと角度検出部39Bの5V側との接続、電源入力端子42Bと角度検出部39Bの0V側との接続、及び信号出力端子43と角度検出部39Bの信号出力側との接続が固定されている。
角度検出部39Bは、図16で示すように、第1の回転範囲(0度<θ≦180度の範囲)では、第1の出力特性となるように電圧信号を生成して、すなわち、回転軸19の回転角θが増加するに従って電圧信号が増加するような電圧信号を生成して出力するように構成されている。また、第2の回転範囲(180度≦θ<360度の範囲)では、第2の出力特性となるように電圧信号を生成して、すなわち、回転軸19の回転角θが減少するに従って電圧信号が増加するような電圧信号を生成して出力するように構成されている。
したがって、本実施形態の角度検出装置16では、角度検出範囲(上述の図3(b)及び図6(b)参照)として、第1の回転範囲及び第2の回転範囲のうちの一方を選択可能に構成されている。これにより、非接触式のものであっても、出力特性を切換えることができる。
具体的には、例えば上述の図2、図3(a)、及び図3(b)で示すように角度検出装置16Aの取付き場所及び取付け向きが限定された場合、角度検出装置16Aの角度検出範囲として第1の回転範囲を選択するように、すなわち、図17(a)で示すような角度検出装置16Aの取付姿勢(取付角度)とする。これにより、角度検出装置16Aは、回転軸19が時計回りに回転するに従って、言い換えれば、回転軸19の回転角が増加するに従って電圧信号が増加するような第1の出力特性とすることができる。一方、例えば上述の図5、図6(a)、及び図6(b)で示すように角度検出装置16Bの取付き場所及び取付け向きが限定された場合、角度検出装置16Bの角度検出範囲として第2の回転範囲を選択するように、すなわち、図17(b)で示すような角度検出装置16Bの取付姿勢(取付角度)とする。これにより、角度検出装置16Bは、回転軸19が反時計回りに回転するに従って、言い換えれば、回転軸19の回転角が減少するに従って電圧信号が増加するような第2の出力特性とすることができる。
なお、以上においては、本発明の適用対象として、干渉防止装置を備えた油圧ショベルを例にとって説明したが、これに限られず、例えば過負荷防止装置を備えた吊荷作業が可能な油圧ショベルに適用してもよい。また、油圧クレーン等の他の建設機械に適用してもよい。
3 作業装置
5 第一ブーム
6 第二ブーム
7 第三ブーム
8 アーム
9 バケット
16,16A,16B,16C 角度検出装置
19 回転軸
34 磁石
35 磁気検出素子
37,37A,37B,37C 回路
39,39A,39B 角度検出部
41A,41B 出力ライン
42A,42B 電源入力端子
43 信号出力端子
46 接続切換部
47 変換部
49A,49B 出力ライン

Claims (6)

  1. 建設機械の作業装置を構成する部材の回動に伴って回転する回転軸と、
    前記回転軸に固定された磁石と、
    前記磁石の回転に伴う磁界の変化を検出する磁気検出素子を有し、前記回転軸の回転角に対応した電圧信号を出力する角度検出部とを備えた建設機械の角度検出装置において、
    前記回転軸が一方向に回転するに従って電圧信号が増加するような第1の出力特性と前記回転軸が反対方向に回転するに従って電圧信号が増加するような第2の出力特性に切換え可能に構成されたことを特徴とする建設機械の角度検出装置。
  2. 請求項1記載の建設機械の角度検出装置において、
    前記第1の出力特性となるように前記角度検出部からの電圧信号をそのまま出力する第1の出力ラインと、
    前記第2の出力特性となるように前記角度検出部からの電圧信号を変換部で変換して出力する第2の出力ラインと、
    信号出力端子との接続を、前記第1の出力ライン及び前記第2の出力ラインのうちの一方を選択して切換え可能な接続切換部とを有することを特徴とする建設機械の角度検出装置。
  3. 請求項1記載の建設機械の角度検出装置において、
    前記角度検出部は、前記第1の出力特性となるように電圧信号を生成して第1の出力ラインへ出力するともに、前記第2の出力特性となるように電圧信号を生成して第2の出力ラインへ出力するように構成されており、
    信号出力端子との接続を、前記第1の出力ライン及び前記第2の出力ラインのうちの一方を選択して切換え可能な接続切換部を有することを特徴とする建設機械の角度検出装置。
  4. 請求項2又は3記載の建設機械の角度検出装置において、
    前記接続切換部は、電源入力端子に接続された電源極性に応じて、前記信号出力端子との接続を切換えることを特徴とする建設機械の角度検出装置。
  5. 請求項1記載の建設機械の角度検出装置において、
    前記第1の出力特性と前記第2の出力特性に切換え可能なように、前記回転軸に対する前記磁石の極性の向きが変更可能に構成されたことを特徴とする建設機械の角度検出装置。
  6. 請求項1記載の建設機械の角度検出装置において、
    前記角度検出部は、第1の回転範囲では前記第1の出力特性となるように電圧信号を生成して出力し、前記第1の回転範囲とは異なる第2の角度範囲では前記第2の出力特性となるように電圧信号を生成して出力するように構成されており、
    角度検出範囲として、前記第1の回転範囲及び前記第2の回転範囲のうちの一方を選択可能に構成されたことを特徴とする建設機械の角度検出装置。
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