JP2009093899A - 多方向入力装置 - Google Patents

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幸光 山田
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Abstract

【課題】装置自体を薄型化することができる多方向入力装置を提供すること。
【解決手段】多方向にスライド可能に保持される操作軸12と、操作軸12に連結され当該操作軸のスライド動作に応じて水平方向に回動する2枚の板状の作動板13、14と、この2枚の作動板13、14の回転角度を検出する回転角度検出センサと、この回転角度検出センサで検出した2枚の作動板13、14の回転角度から操作軸12の位置を計算する演算部15Cとを具備することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、多方向入力装置に関し、特に、ゲーム機や携帯電話機等の電子機器に好適な多方向入力装置に関する。
従来、ゲーム機や携帯電話機等の電子機器においては、操作者からの任意の方向の操作入力を受け付ける多方向入力装置が搭載されている。このような多方向入力装置においては、操作部材と、互いに直交し操作部材によって回動される第1及び第2の駆動部材と、第1及び第2の駆動部材のそれぞれに連結され、操作部材の傾動動作によって操作される回転角度検出部材とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−59159号公報
しかしながら、上述したような従来の多方向入力装置においては、操作部材の傾動動作によって第1及び第2の駆動部材を駆動させる構成を採るため、装置内部に第1及び第2の駆動部材が揺動する空間を設ける必要があるため、装置自体の薄型化を図ることが困難である。このため、搭載される電子機器の薄型化の制約となっている。
本発明は、このような実情に鑑みて為されたものであり、装置自体を薄型化することができる多方向入力装置を提供することを目的とする。
本発明の多方向入力装置は、多方向にスライド可能に保持される操作部材と、前記操作部材に連結され当該操作部材のスライド動作に応じて水平方向に回動する2枚の板状の駆動部材と、前記2枚の駆動部材の回転角度を検出する回転角度検出手段と、前記回転角度検出手段で検出した前記2枚の駆動部材の回転角度から前記操作部材の位置を計算する演算手段とを具備することを特徴とする。
この構成によれば、操作部材のスライド動作に応じて水平方向に回動する2枚の板状の駆動部材の回転角度から操作部材の位置を計算するようにしたことから、操作部材のスライド動作に応じて板状の駆動部材が水平方向に回動可能な空間を設けるだけで操作部材の位置を計算することができるので、装置自体を薄型化することが可能となる。
上記多方向入力装置においては、前記2枚の駆動部材を交差するように配置し、当該2枚の駆動部材の交差する位置で前記操作部材に連結することが好ましい。この場合には、2枚の駆動部材が交差する位置で操作部材に連結されることから、駆動部材の延伸方向のスペースを短縮することができ、装置自体を小型化することが可能となる。
特に、上記多方向入力装置においては、前記操作部材が移動可能に連結される長穴を前記2枚の駆動部材に設ける一方、前記回転角度検出手段を前記2枚の駆動部材のそれぞれの回動支点に対応する位置に配置することが好ましい。この場合には、長穴で操作部材の移動を許容しつつ、2枚の駆動部材の回転角度を検出することができるので、装置自体の小型化を図りつつ、2枚の駆動部材の回転角度を適切に検出することが可能となる。
なお、上記多方向入力装置においては、前記回転角度検出手段の一部が連結される長穴を前記2枚の駆動部材に設け、前記回転角度検出手段は、前記操作部材のスライド動作に応じて前記2枚の駆動部材に連結される前記回転角度検出手段の一部を回動させて当該2枚の駆動部材の回転角度を検出するようにしても良い。この場合には、長穴における回転角度検出手段の一部の位置を変更しつつ、2枚の駆動部材の回転角度を検出することができるので、装置自体の小型化を図りつつ、2枚の駆動部材の回転角度を適切に検出することが可能となる。
例えば、上記多方向入力装置において、前記回転角度検出手段は、GMR素子を用いた回転角度検出センサで構成することが考えられる。この場合には、例えば、2枚の駆動部材に磁石を固定すると共に、当該磁石から発生する磁束をGMR素子に作用させることで、2枚の駆動部材の回転角度を検出することが可能となる。特に、磁石からの磁界に対して飽和領域を検出することができるので、外部からのノイズに強い回転角度検出センサを実現することが可能となる。また、ブラシ等の摺動箇所がない非接触センサであることから、摺動ノイズのない高感度の検出が可能である。
なお、上記多方向入力装置において、前記回転角度検出手段は、可変抵抗素子を用いた回転角度検出センサで構成しても良い。この場合には、例えば、2枚の駆動部材に摺動ブラシを配設すると共に、その先端が摺動可能な位置に抵抗パターンを配設することで、2枚の駆動部材の回転角度を検出することが可能となる。特に、摺動ブラシと抵抗パターンという簡単な構成を有することから、コストを低減しつつ、2枚の駆動部材の回転角度を検出することが可能となる。
本発明によれば、操作部材のスライド動作に応じて水平方向に回動する2枚の板状の駆動部材の回転角度から操作部材の位置を計算するようにしたことから、操作部材のスライド動作に応じて板状の駆動部材が水平方向に回動可能な空間を設けるだけで操作部材の位置を計算することができるので、装置自体を薄型化することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る多方向入力装置の構成を説明するための模式図である。図2は、実施の形態1に係る多方向入力装置が有する回転角度検出センサの構成を説明するための模式図である。なお、図1においては、実施の形態1に係る多方向入力装置を上方側から見た場合の模式図を示し、図2においては、図1に示す多方向入力装置を側面側から見た場合の回転角度検出センサを示している。
図1に示すように、実施の形態1に係る多方向入力装置10は、絶縁性の樹脂材料等で成型される箱形状を有するケース11内に、操作部材としての操作軸12と、この操作軸12に連結される2枚の駆動部材としての作動板13、14と、これらの作動板13、14の一端に固定された磁石13a、14aと対向配置される基板15とを含んで構成されている。
操作軸12は、ケース11内において、多方向にスライド可能に保持されている。例えば、操作軸12は、2枚の作動板13、14のみにより保持される。操作軸12の上端部(図1に示す紙面手前側端部)は、ケース11に形成された円形状の開口部11aを介して突出している。開口部11aから突出した操作軸12の上端部には、操作者からの操作を受け付ける操作つまみ12aが取り付けられる。操作軸12は、このような操作つまみ12aを介して操作者からの操作を受け付け可能に構成されている。
作動板13、14は、例えば、絶縁性の樹脂材料で形成され、上面視にて長方形状を有する板状体で構成される。作動板13、14の中央近傍には、長辺に沿って設けられた長穴13b、14bが形成されている。ケース11内において、作動板13と作動板14とは、互いに交差する位置、具体的には、それぞれが有する長穴13bと長穴14bとが交差する位置に配置されている。そして、作動板13、14は、長穴13bと長穴14bとが交差する位置で操作軸12に連結されている。なお、作動板13、14は、いずれが上方側(図1に示す紙面手前側)に配置されても良いが、ここでは作動板14が上方側に配置されているものとする。
作動板13、14の図1に示す下方側の一端には、円盤形状を有する磁石13a、14aが固定されている。なお、これらの磁石13a、14aは、後述する回転角度検出手段としての回転角度検出センサ20の一部を構成している。作動板13、14は、それぞれ磁石13a、14aの中心点を支点として回動可能に保持されている。このため、作動板13、14は、操作軸12のスライド動作に応じて、同図に示す上方側の一端が水平方向に回動する。作動板13、14に固定された磁石13a、14aは、作動板13、14の回動に応じて回転する。
ここで、実施の形態1に係る多方向入力装置10が有する回転角度検出センサ20について説明する。回転角度検出センサ20は、図2に示すように、作動板13、14に固定された磁石13a、14aと、それぞれに一定距離を空けて対向配置された基板15上に設けられたGMR素子15a、15bとから構成される。なお、図2においては、磁石13aとGMR素子15aとから構成される回転角度検出センサ20のみを示し、磁石14aとGMR素子15bとから構成される回転角度検出センサ20は省略している。
この回転角度検出センサ20においては、磁石13aによる外部磁界、すなわち、磁石13aから発生する磁束をGMR素子15aに作用させる。そして、GMR素子15aの電気抵抗値の変化を、当該磁束の向きにより生じさせて出力電圧を変化させるものである。従って、作動板13に固定された磁石13aの回転角度に応じて出力電圧を変化させることにより、作動板13の回転角度に応じた信号(以下、「回転角度信号」という)を出力することが可能となっている。なお、磁石14aとGMR素子15bとから構成される回転角度検出センサ20についても同様である。
なお、磁石13a、14aからの磁束の向きに感応して出力信号を出力するGMR素子15a、15bは、基本的な構成として、反強磁性層、ピン層、中間層及びフリー層を基板15上に積層して形成され、巨大磁気抵抗効果を利用したGMR(Giant Magnet Resistance)素子の一種である磁気抵抗効果素子として構成されている。
なお、GMR素子15aが巨大磁気抵抗効果(GMR)を発揮するためには、例えば、反強磁性層がα−Fe層、ピン層がNiFe層、中間層がCu層、フリー層がNiFe層から形成されることが好ましいが、これらのものに限定されるものではなく、磁気抵抗効果を発揮するものであれば、いずれのものであってもよい。また、GMR素子15aは、磁気抵抗効果を発揮するものであれば、上記の積層構造のものに限定されるものではない。
このような構成を有する回転角度検出センサ20で検出された作動板13、14の回転角度信号は、基板15上に設けられた演算部15cに出力される(図1参照)。演算部15cは、作動板13、14に対応するそれぞれの回転角度信号から、操作軸12の位置を計算する。なお、この演算部15cにおける操作軸12の位置の計算手法については、特定の計算手法に限定されるものではなく、あらゆる計算手法を適用することが可能である。
以下、実施の形態1に係る多方向入力装置10における操作状態について図3〜図8を用いて説明する。図3及び図4は、それぞれ実施の形態1に係る多方向入力装置10における初期状態を示す斜視図及び上面図である。図5は、実施の形態1に係る多方向入力装置10において、左方側への操作を受け付けた場合の上面図を示し、図6は、右方側への操作を受け付けた場合の上面図を示している。図7は、実施の形態1に係る多方向入力装置10において、上方側への操作を受け付けた場合の上面図を示し、図8は、下方側への操作を受け付けた場合の上面図を示している。なお、図3〜図8においては、操作軸12に操作つまみ12aが取り付けられた場合について示している。また、図3〜図8においては説明の便宜上、ケース11の一部のみを示している。さらに、図3〜図8においては、基板15に設けられる演算部15c、並びに、当該演算部15cが配置される基板15の一部を省略している。
図3及び図4に示すように、操作者から操作を受けていない初期状態においては、操作つまみ12aは、ケース11の図4に示す左右方向の中央部に配置されている。作動板13と作動板14とは、図4に示すように、互いの長穴13b、14bの中央部近傍で交差している。操作軸12は、これらの長穴13bと長穴14bとが交差する部分に形成される開口部に配置されている。
図4に示す初期状態から同図に示す左方側への操作を受け付ける場合、操作つまみ12aは、図5に示すように、ケース11の同図に示す左方側の位置に移動される。この場合、作動板14は、操作軸12の左方側への移動に伴って、磁石14aの中心点を支点としてその上端部が図5に示す左方側に回動し、同図に示す上方側に垂直に延出するように配置される。一方、作動板13は、操作軸12の左方側への移動に伴って、磁石13aの中心点を支点としてその上端部が図5に示す左方側に回動し、初期状態から同図に示す左方側に傾いた位置に配置されている。この場合において、操作軸12は、作動板13の長穴13bの図5に示す上方側端部近傍に配置されると共に、作動板14の長穴14bの中央よりも僅かに下方側の位置に配置されている。この場合、作動板13、14に固定された磁石13a、14aは、それぞれ反時計方向に回転している。具体的には、磁石14aが僅かに反時計方向に回転し、磁石13aが磁石14aよりも大きく反時計方向に回転している。回転角度検出センサ20は、このような回転に応じた回転角度信号を演算部15cに出力する。演算部15cは、これらの回転角度信号から操作軸12が左方側の位置に配置されていることを計算する。
一方、図4に示す初期状態から同図に示す右方側への操作を受け付ける場合、操作つまみ12aは、図6に示すように、ケース11の同図に示す右方側の位置に移動される。この場合、作動板13は、操作軸12の右方側への移動に伴って、磁石13aの中心点を支点としてその上端部が図6に示す右方側に回動し、同図に示す上方側に垂直に延出するように配置されている。一方、作動板14は、操作軸12の右方側への移動に伴って、磁石14aの中心点を支点としてその上端部が図6に示す右方側に回動し、初期状態から同図に示す右方側に傾いた位置に配置されている。この場合において、操作軸12は、作動板14の長穴14bの図6に示す上方側端部近傍に配置されると共に、作動板13の長穴13bの中央よりも僅かに下方側の位置に配置されている。この場合、作動板13、14に固定された磁石13a、14aは、それぞれ時計方向に回転している。具体的には、磁石13aが僅かに時計方向に回転し、磁石14aが磁石13aよりも大きく時計方向に回転している。回転角度検出センサ20は、このような回転に応じた回転角度信号を演算部15cに出力する。演算部15cは、これらの回転角度信号から操作軸12が右方側の位置に配置されていることを計算する。
また、図4に示す初期状態から同図に示す上方側への操作を受け付ける場合、操作つまみ12aは、図7に示すように、ケース11の同図に示す上方側の位置に移動される。この場合、作動板13は、操作軸12の上方側への移動に伴って、磁石13aの中心点を支点としてその上端部が図7に示す右方側に回動し、初期状態から僅かに図7に示す右方側に傾いた位置に配置されている。一方、作動板14は、操作軸12の上方側への移動に伴って、磁石14aの中心点を支点としてその上端部が図7に示す左方側に回動し、初期状態から同図に示す左方側に傾いた位置に配置されている。そして、作動板13と作動板14とは、図7に示すように、互いの長穴13b、14bの同図に示す上方側近傍の位置で交差している。操作軸12は、これらの長穴13bと長穴14bとが交差する部分に形成される開口部に配置されている。この場合、作動板13に固定された磁石13aは、時計方向に回転し、作動板14に固定された磁石14aは、反時計方向に回転している。なお、これらの磁石13a、14aの回転量は同一である。回転角度検出センサ20は、このような回転に応じた回転角度信号を演算部15cに出力する。演算部15cは、これらの回転角度信号から操作軸12が上方側の位置に配置されていることを計算する。
一方、図4に示す初期状態から同図に示す下方側への操作を受け付ける場合、操作つまみ12aは、図8に示すように、ケース11の同図に示す下方側の位置に移動される。この場合、作動板13は、操作軸12の下方側への移動に伴って、磁石13aの中心点を支点としてその上端部が図8に示す左方側に回動し、初期状態から僅かに図8に示す左方側に傾いた位置に配置されている。一方、作動板14は、操作軸12の下方側への移動に伴って、磁石14aの中心点を支点としてその上端部が図8に示す右方側に回動し、初期状態から同図に示す右方側に傾いた位置に配置されている。そして、作動板13と作動板14とは、図8に示すように、互いの長穴13b、14bの同図に示す下方側近傍の位置で交差している。操作軸12は、これらの長穴13bと長穴14bとが交差する部分に形成される開口部に配置されている。この場合、作動板13に固定された磁石13aは、反時計方向に回転し、作動板14に固定された磁石14aは、時計方向に回転している。なお、これらの磁石13a、14aの回転量は同一である。回転角度検出センサ20は、このような回転に応じた回転角度信号を演算部15cに出力する。演算部15cは、これらの回転角度信号から操作軸12が下方側の位置に配置されていることを計算する。
このように実施の形態1に係る多方向入力装置10においては、操作軸12のスライド動作に応じて水平方向に回動する2枚の作動板13、14の回転角度から演算部15cで操作軸12の位置を計算するようにしたことから、操作軸12のスライド動作に応じて作動板13、14が水平方向に回動可能な空間を設けるだけで操作軸12の位置を計算することができるので、装置自体を薄型化することが可能となる。
また、実施の形態1に係る多方向入力装置10においては、2枚の作動板13、14が交差する位置で操作軸12に連結させていることから、作動板13、14の延伸方向のスペースを短縮することができる。特に、作動板13、14に操作軸12が移動可能に連結される長穴13b、14bを設ける一方、回転角度検出センサ20を作動板13、14のそれぞれの回動支点に対応する位置に配置していることから、長穴13b、14bで操作軸12の移動を許容しつつ、作動板13、14の回転角度を検出することができるので、装置自体の小型化を図りつつ、作動板13、14の回転角度を適切に検出することが可能となる。
さらに、実施の形態1に係る多方向入力装置10においては、2枚の作動板13、14に磁石13a、14aを固定すると共に、磁石13a、14aから発生する磁束をGMR素子15a、15bに作用させることで、作動板13、14の回転角度を検出している。このようにGMR素子15a、15bを用いた回転角度検出センサ20を備えることにより、磁石13a、14aからの磁界に対して飽和領域を検出することができるので、外部からのノイズに強い回転角度検出センサ20を実現することが可能となる。
なお、以上の説明においては、GMR素子15a、15bを用いた回転角度検出センサ20を備える場合について説明しているが、作動板13、14の回転角度を検出する回転角度検出センサ20の構成については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、作動板13、14に摺動ブラシを配設すると共に、その先端が摺動可能な位置に抵抗パターンを配設することで、作動板13、14の回転角度を検出することも可能である。この場合には、摺動ブラシと抵抗パターンという簡単で回転角度検出センサ20を実現することができることから、コストを低減しつつ、作動板13、14の回転角度を検出することが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1に係る多方向入力装置10においては、操作軸12の移動に伴って、作動板13、14に設けられた長穴13b、14bで操作軸12の移動を許容しつつ、作動板13、14に固定された磁石13a、14aの中心点を支点として作動板13、14を回動させている。これに対し、実施の形態2に係る多方向入力装置30は、操作軸12の移動に伴って、回転角度検出センサの一部を構成する磁石との相対位置を変更しつつ、作動板13、14を回動させる点で実施の形態1に係る多方向入力装置10と相違する。
以下、実施の形態2に係る多方向入力装置30の構成について図9を用いて説明する。図9は、実施の形態2に係る多方向入力装置30の構成を説明するための模式図である。なお、図9において、図1と同一の構成については同一の符号を付与し、その説明を省略する。
実施の形態2に係る多方向入力装置30において、作動板13、14の図9に示す上端部近傍には、操作軸12を回転可能に保持する円形状の穴13c、14cが形成されている。ケース11内において、作動板13と作動板14とは、それぞれが有する穴13cと穴14cとを対応させた状態で交差して配置されている。そして、作動板13、14は、穴13c及び穴14cに操作軸12を挿通させた状態で連結されている。
そして、実施の形態2に係る多方向入力装置30において、作動板13、14には、長辺に沿って設けられた長穴13d、14dが形成されている。これらの長穴13d、14dには、回転角度検出センサの一部を構成する磁石13e、14eが収容される。磁石13e、14eは、小判形状を有しており、ケース11に設けられた軸13f、14fを中心に回動可能に構成されている。これらの磁石13e、14eは、操作軸12の移動に応じた作動板13、14の回動に伴って回転する。
なお、ここでは、磁石13e、14eが小判形状を有する場合について示しているが、磁石13e、14eの形状については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。作動板13、14の回動に伴って当該作動板13、14の長穴13d、14dとの相対位置を変更できる構成であれば、いかなる形状としても良い。例えば、上面視にて長方形状を有することが考えられる。
なお、実施の形態2に係る多方向入力装置30において、回転角度検出センサ20は、磁石13e、14eの構成を除き、実施の形態1に係る多方向入力装置10と同様である。すなわち、GMR素子15a、15bの電気抵抗値の変化を、磁石13e、14eから発生する磁束の向きにより生じさせて出力電圧を変化させ、作動板13、14に応じた回転角度信号を出力するものである。このような回転角度検出センサ20からの回転角度信号に応じて演算部15cは、操作軸12の位置を計算する。
実施の形態2に係る多方向入力装置30においては、操作軸12を介して操作者からの操作を受け付けると、操作軸12の移動に伴って、長穴13d、14dにおける磁石13e、14eの位置を変更しながら作動板13、14を回動しつつ、その作動板13、14の回動に応じて磁石13e、14eを回転させるものである。演算部15cにおいては、このような磁石13e、14eの回転に応じて変化する作動板13、14にそれぞれ対応する回転角度信号に基づいて操作軸12の位置を計算する。なお、操作軸12の位置の計算は、実施の形態1に係る多方向入力装置10と同様の要領で行われるため、その説明を省略する。
このように実施の形態2に係る多方向入力装置30においては、作動板13、14に回転角度検出センサ20の一部(磁石13e、14e)が連結される長穴13d、14dを設け、回転角度検出センサ20は、操作軸20のスライド動作に応じて作動板13、14に連結される一部を回動させて当該作動板13、14の回転角度を検出している。これにより、長穴13d、14dにおける回転角度検出センサ20の一部の位置を変更しつつ、作動板13、14の回転角度を検出することができるので、装置自体の小型化を図りつつ、作動板13、14の回転角度を適切に検出することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
本発明の実施の形態1に係る多方向入力装置の構成を説明するための模式図である。 実施の形態1に係る多方向入力装置が有する回転角度検出センサの構成を説明するための模式図である。 実施の形態1に係る多方向入力装置における初期状態を示す斜視図である。 実施の形態1に係る多方向入力装置における初期状態を示す上面図である。 実施の形態1に係る多方向入力装置において、左方側への操作を受け付けた場合の上面図である。 実施の形態1に係る多方向入力装置において、右方側への操作を受け付けた場合の上面図である。 実施の形態1に係る多方向入力装置において、上方側への操作を受け付けた場合の上面図である。 実施の形態1に係る多方向入力装置において、下方側への操作を受け付けた場合の上面図である。 本発明の実施の形態2に係る多方向入力装置の構成を説明するための模式図である。
符号の説明
10、30 多方向入力装置
11 ケース
12 操作軸
12a 操作つまみ
13、14 作動板
13a、14a 磁石
13b、14b 長穴
13c、14c 穴
13d、14d 長穴
13e、14e 磁石
13f、14f 軸
15 基板
15a、15b GMR素子
15c 演算部
20 回転角度検出センサ

Claims (6)

  1. 多方向にスライド可能に保持される操作部材と、前記操作部材に連結され当該操作部材のスライド動作に応じて水平方向に回動する2枚の板状の駆動部材と、前記2枚の駆動部材の回転角度を検出する回転角度検出手段と、前記回転角度検出手段で検出した前記2枚の駆動部材の回転角度から前記操作部材の位置を計算する演算手段とを具備することを特徴とする多方向入力装置。
  2. 前記2枚の駆動部材を交差するように配置し、当該2枚の駆動部材の交差する位置で前記操作部材に連結したことを特徴とする請求項1記載の多方向入力装置。
  3. 前記操作部材が移動可能に連結される長穴を前記2枚の駆動部材に設ける一方、前記回転角度検出手段を前記2枚の駆動部材のそれぞれの回動支点に対応する位置に配置したことを特徴とする請求項2記載の多方向入力装置。
  4. 前記回転角度検出手段の一部が連結される長穴を前記2枚の駆動部材に設け、前記回転角度検出手段は、前記操作部材のスライド動作に応じて前記2枚の駆動部材に連結される前記回転角度検出手段の一部を回動させて当該2枚の駆動部材の回転角度を検出することを特徴とする請求項2記載の多方向入力装置。
  5. 前記回転角度検出手段は、GMR素子を用いた回転角度検出センサであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の多方向入力装置。
  6. 前記回転角度検出手段は、可変抵抗素子を用いた回転角度検出センサであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の多方向入力装置。
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