JP2014122166A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、現在の毛髪化粧料における、使用時の感触(滑らかさ、指通り、及び洗い流しのし易さなど)、使用後の仕上がり感(さらさら感、しなやかさ、しっとり感、柔らかさ、滑らかさ、艶、においの持続性、及び櫛通りなど)及び地肌の潤い感が向上した毛髪化粧料を提供することである。
【解決手段】前記課題は、本発明の(a)カチオン性界面活性剤を1〜10重量%、(b)HLB値が7以下であり、且つ常温で液状又はペースト状の非イオン性界面活性剤を0.1〜5重量%、(c)油性成分を1〜20重量%、及び(d)カチオン性ポリマーを0.1〜5重量%を含み、成分(a)及び(b)の重量比(a)/(b)の値が2〜45であることを特徴とする毛髪化粧料によって、解決することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪化粧料、特にヘアコンディショナー、ヘアリンス、又はヘアトリートメントとして用いるのに適した毛髪化粧料に関する。本発明によれば、髪の乾燥後のさらさら感、しなやかさ、艶(ツヤ)、においの持続性、及び地肌の潤いに優れた毛髪化粧料を得ることができる。
毛髪をシャンプー等で洗髪した後には、一般的に、艶や指通りが悪くなるために、リンス、ヘアコンディショナー、トリートメント等の毛髪化粧料が用いられている。
このような毛髪化粧料には、通常、第四級アンモニウム塩型カチオン性界面活性剤が配合されている。第四級アンモニウム塩型カチオン性界面活性剤は、毛髪に対して柔軟性や帯電防止効果を付与する効果を有する。
例えば、特許文献1には第四級アンモニウム塩型カチオン性界面活性剤、3−メチル−1,3−ブタンジオール、及びワセリンを配合し、仕上がり後の毛髪のしっとり感、及び柔らかさに優れた洗い流し用の毛髪化粧料が開示されている。また、特許文献2には、エーテル型カチオン界面活性剤(第四級アンモニウム塩)、及びワセリンを配合し、毛髪の柔軟性、滑らかさ、平滑性、及びしっとり感に優れる毛髪化粧料が開示されている。更に、特許文献3には、多糖類、第三級アミン及び高級アルコールを配合し、まとまり感、及び滑り感を付与することのできる毛髪化粧料が開示されている。また、髪を乾燥させた後のさらさら感を得るために、シリコーン又はシリコーン誘導体を配合させた毛髪化粧料も提案されている(特許文献4)。
特開2000−86457号公報 特開2003−327513号公報 特開2005−314303号公報 特開2007−161605号公報
しかしながら、前記の特許文献1及び2に記載の毛髪化粧料は、現在求められているレベルの十分なしっとり感、及びなめらかさが得られているとは言い難い。また、特許文献3に記載の毛髪化粧料は、べたつき及びハリ感が認められ、十分な毛髪の柔軟性は得られない。
従って、使用時における滑らかさ、指通り、及び洗い流しのし易さ、並びに使用後の毛髪のさらさら感、しっとり感、柔らかさ、滑らかさ、艶、及び櫛通り等の優れた、使用性が良い毛髪化粧料が望まれていた。更に、近年は、紫外線の影響、ドライヤーの過熱などにより、毛髪を痛めている人も多く、これらの毛髪に対しても改善効果を有する毛髪化粧料も求められていた。
本発明の目的は、現在の毛髪化粧料における、使用時の感触(滑らかさ、指通り、及び洗い流しのし易さなど)、使用後の仕上がり感(さらさら感、しなやかさ、しっとり感、柔らかさ、滑らかさ、艶、においの持続性、及び櫛通りなど)及び地肌の潤い感が向上した毛髪化粧料を提供することである。
また、染毛料を使用する場合に、シリコーンが毛髪に付着していると毛髪の染まりが悪くなることが知られている。従って、最近はシリコーン及びシリコーン誘導体が含まれていないノンシリコーン毛髪化粧料が開発されている。しかしながら、シリコーンの含まれていない毛髪化粧料は、髪を乾燥させた後のさらさら感が得られない。
従って、本発明の別の目的は、シリコーン又はシリコーン誘導体を含まなくても、乾燥後のさらさら感に優れた毛髪化粧料を提供することである。
本発明者は、前記の課題を解決するため、鋭意研究した結果、驚くべきことに、カチオン性界面活性剤、特定の非イオン性界面活性剤、油分成分、及びカチオン性ポリマーを含み、且つカチオン性界面活性剤(a)と非イオン性界面活性剤(b)との重量比(a)/(b)を、2〜45とすることにより、使用時の滑らかさ、指通りの良さ、及び洗い流しのし易さ、並びに使用後の毛髪のさらさら感、しなやかさ、しっとり感、柔らかさ、滑らかさ、艶、においの持続性、地肌の潤い、及び櫛通りに優れた毛髪化粧料を得ることができることを見出した。特に、本発明は、前記の特徴を有することにより、使用後の毛髪のさらさら感、しなやかさ、においの持続性が優れ、髪に優れた艶(ツヤ)を与え、更には地肌に潤いを与えることができるものである。
本発明は、こうした知見に基づくものである。
従って、本発明は、
[1](a)カチオン性界面活性剤を1〜10重量%、(b)HLB値が7以下であり、且つ常温で液状又はペースト状の非イオン性界面活性剤を0.1〜5重量%、(c)油性成分を1〜20重量%、及び(d)カチオン性ポリマーを0.1〜5重量%を含み、成分(a)及び(b)の重量比(a)/(b)の値が2〜45であることを特徴とする毛髪化粧料、
[2]非イオン界面活性剤が、ジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコール−30、セスキイソステアリン酸ソルビタン、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2、モノイソステアリン酸グリセリド、ポリオキシエチレン(7)硬化ヒマシ油、モノオレイン酸ソルビタン、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(10)グリセリン、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油、ラウロイルグルタミン酸ポリオキシエチレン(2)オクチルドデシルエーテルジエステル、ジイソステアリン酸グリセリド,ジオレイン酸グリセリド、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸プロピレングリコール、ペンタオレイン酸デカグリセリン、デカオレイン酸デカグリセリン、(ステアリン酸/リンゴ酸)グリセリド、及びイソステアリン酸ポリオキシエチレン(3)ソルビットからなる群から選択される1つ以上の非イオン性界面活性剤である、[1]に記載の毛髪化粧料、
[3]アシル化加水分解コラーゲンを、更に含む[1]又は[2]に記載の毛髪化粧料、
[4]前記油性成分が、1000mPa・s/25℃以上の高粘性油分を含む、[1]〜[3]のいずれかに記載の毛髪化粧料、
[5]前記カチオン性ポリマーが、塩化ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウム、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、ビニルピロリドン・メチルビニルイミダゾリウム共重合体、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体;ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウムからなる群から選択される少なくとも1つ以上のカチオン化ポリマーである、[1]〜[4]のいずれかに記載の毛髪化粧料、及び
[6]毛髪化粧料がリンス、コンディショナー、又はトリートメントである、[1]〜[5]のいずれかに記載の毛髪化粧料、
に関する。
本発明の毛髪化粧料によれば、特に使用後の毛髪のさらさら感、及びしなやかさが優れているものである。また、本発明の毛髪化粧料によれば、髪に優れた艶(ツヤ)を与えることが可能であり、においの持続性に優れ、更に地肌に優れた潤いを与えることが可能である。また、健常な毛髪ばかりでなく、痛んだ毛髪にも十分な使用満足感を与えることができる。
また前記のように、染毛料を使用する場合、シリコーンが毛髪に付着していると毛髪の染まりが悪くなる。従って、髪を染色する場合、シリコーンやシリコーン誘導体が含まれていないノンシリコーン毛髪化粧料を使用する人も増えてきている。本発明の毛髪化粧料によれば、シリコーン及びシリコーン誘導体を含まないでも、乾燥後のさらさら感に優れた毛髪化粧料を提供することができる。
本発明の毛髪化粧料は、(a)カチオン性界面活性剤を1〜10重量%、(b)HLB値が7以下であり、且つ常温で液状又はペースト状の非イオン性界面活性剤を0.1〜5重量%、(c)油性成分を1〜20重量%、及び(d)カチオン性ポリマーを0.1〜5重量%を含み、成分(a)及び(b)の重量比(a)/(b)の値が2〜45である。
《カチオン性界面活性剤:成分(a)》
本発明の毛髪化粧料は、カチオン性界面活性剤を1〜10重量%含む。カチオン性界面活性剤は、毛髪の柔軟性を維持する効果、及び帯電防止性を付与する効果を有している。更に、カチオン性界面活性剤は、毛髪化粧料の乳化状態を維持する効果も有している。
本発明の毛髪化粧料に含まれるカチオン性界面活性剤は、特に限定されるものではないが、例えば、脂肪酸アミドアミン塩、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム、及びエチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウムを挙げることができる。脂肪酸アミドアミン塩としては、例えば、ベヘナミドプロピルジメチルアミン、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドを挙げることができる。モノアルキル型4級アンモニウム塩としては、例えば、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム(セトリモニウムクロリド)、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、及び臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム(ベヘントリモニウムクロリド)、塩を挙げることができる。ジアルキル型4級アンモニウム塩としては、例えば、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、及び塩化ジセチルジメチルアンモニウムを挙げることができる。ベンザルコニウム型4級アンモニウムとしては、例えば、塩化ベンザルコニウム、及び塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウムを挙げることができる。本発明の毛髪化粧料は、これらの1種又は2種以上のカチオン性界面活性剤を含むことができる。
本発明の毛髪化粧料に含まれるカチオン性界面活性剤の含有量は、1〜10重量%であれば特に限定されるものではないが、好ましくは1〜8重量%であり、より好ましくは2〜6重量%であり、最も好ましくは2.5〜5.5重量%である。カチオン性界面活性剤の含有量が1%未満であると毛髪をやわらかく、かつ、しなやかにする効果が得られないことがあり、含有量が10%を超えると皮膚安全性面で好ましくない。
《非イオン性界面活性剤:成分(b)》
本発明の毛髪化粧料はHLB値が7以下であり、且つ常温で液状又はペースト状の非イオン性界面活性剤を0.1〜5重量%含む。
本発明の毛髪化粧料に用いる非イオン界面活性剤は、常温で液状又はペースト状である。本明細書において、液状とは液体の状態のものを意味し、ペースト状とは流動性のある半固形の状態を意味する。また、本明細書において「常温」とは、20℃±5℃を意味する。従って、常温で液状又はペースト状の非イオン性界面活性剤とは、15℃〜25℃において、液体の状態又は流動性のある半固形の状態の非イオン性界面活性剤である。本発明に用いる非イオン性界面活性剤の融点は、15℃以上、又は15℃近辺にあるものが多いと考えられる。常温で液状又はペースト状であることによって、毛髪の感触が良く、特に、毛髪に艶を与える効果に優れている。また、このような効果は、シリコーンを含まない場合に顕著に現れる。
本発明の毛髪化粧料に用いる非イオン性界面活性剤のHLBは7以下であれば限定されるものではない。HLBが7を超えると髪のさらさら感やしなやかさが得られないことがある。一方、HLBが7以下であることにより、髪のさらさら感やしなやかさが得られるが、特にシリコーンを含まない場合にこのような効果が顕著である。
非イオン性界面活性剤のHLBの計算方法としては、グリフィン法、ディビス法、アトラス法、又は川上法などがあるが、本明細書におけるHLBはグリフィン法により計算されてものを用いる。グリフィン法によるHLBは以下の式によって、計算することができる。
HLB=20×(親水部分の分子量/全体の分子量)
グリフィン法以外に、標準試料にHLBを決定したい非イオン性界面活性剤を添加して、乳化し実験的に決定する方法を用いてもよい。
本発明の毛髪化粧料に用いる非イオン性界面活性剤は、前記の物性を有する限り限定されるものではないが、例えば、セスキイソステアリン酸ソルビタン(HLB:4.0)、ジポリヒドロキシステアリン酸PEG−30(HLB:5.5)、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(HLB:4.1)、モノイソステアリン酸グリセリド(HLB:4.0)、POE(7)硬化ヒマシ油(HLB:5.9)、モノオレイン酸ソルビタン(HLB:4.3)、トリイソステアリン酸POE(10)グリセリン(HLB:5.1)、トリイソステアリン酸POE(10)硬化ヒマシ油(HLB:3.6)、ラウロイルグルタミン酸POE(2)オクチルドデシルエーテルジエステル(HLB:4.0)、ジイソステアリン酸グリセリド,ジオレイン酸グリセリド、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸プロピレングリコール、ジイソステアリンジグリセリン、ペンタオレイン酸デカグリセリン、デカオレイン酸デカグリセリン、(ステアリン酸/リンゴ酸)グリセリド、イソステアリン酸POE(3)ソルビットを挙げることができる。特には、ジポリヒドロキシステアリン酸PEG−30、モノイソステアリン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、及びジイソステアリン酸ポリグリセリル−2が好ましい。
本発明の毛髪化粧料に含まれる非イオン性界面活性剤の含有量は、0.1〜5重量%であれば特に限定されるものではないが、好ましくは0.1〜4.5重量%であり、より好ましくは0.1〜4重量%であり、最も好ましくは0.1〜3.5重量%である。非イオン性界面活性剤の含有量が0.1%未満であるとさらさら感やしなやかさが得られないことがあり、含有量が5%を超えると油性成分が分離し、安定性の問題が生じることがある。
《成分(a)と成分(b)の比》
本発明の毛髪化粧料におけるカチオン性界面活性剤(成分(a))と、非イオン性界面活性剤(成分(b))との重量比(a)/(b)は、2〜45である限りにおいて限定されないが、より好ましくは2〜43である。(a)/(b)の重量比が2〜45であることによって、使用後の毛髪のさらさら感に優れ、髪に優れた艶(ツヤ)を与えることができる。
《油性成分:成分(c)》
本発明の毛髪化粧料は、油性成分を1〜20重量%含む。前記油性成分は、特に限定されるものではなく、エステル油、炭化水素油、動植物油、脂肪族アルコール、高級脂肪酸、シリコーン又はシリコーン誘導体を挙げることができる。本発明の毛髪化粧料は、これらの油性成分に含まれるものを1種又は2種以上混合して用いることができる。
前記エステル油としては、例えばミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸エチル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、カプリル酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、リシノール酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸2−ヘキシルデシル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸2−オクチルドデシル、リシノール酸2−オクチルドデシル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸セトステアリル、2−エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジ2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリカプリル酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリウンデシル酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、テトラミリスチン酸ペンタエリスリトール、テトライソステアリン酸ペンタエリスリトール、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル(1)、ネオペンタン酸2−オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸2−ヘキシルデシル、2−エチルヘキサン酸イソステアリル、イソノナン酸2−エチルヘキシル、ジメチルオクタン酸2−ヘキシルデシル、ジメチルオクタン酸2−オクチルドデシル、イソパルミチン酸2−エチルヘキシル、イソステアリン酸2−ヘキシルデシル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸2−オクチルドデシル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸2−オクチルドデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリ2−エチルヘキシル、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリ2−オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジ2−エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ2−エチルヘキシル、セバシン酸ジブチルオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソセチル、12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸ステアリル、又は12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソステアリル、等を挙げることができる。
前記炭化水素油としては、オゾケライト、α−オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、合成スクワラン、植物性スクワラン、スクワラン、セレシン、パラフィン、ポリエチレン末、ポリブテン、流動イソパラフィン、流動パラフィン、スクワレン、プリスタン、ワセリン、又はマイクロクリスタリンワックスを挙げることができる。
前記動植物油としては、例えばアボガド油、トウモロコシ油、月見草油、パーシック油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、シナモン油、アーモンド油、大豆油、大豆胚芽油、菜種油、高オレイン酸菜種油、コーン油、ゴマ油、シソ油、亜麻仁油、落花生油、紅花油、高オレイン酸紅花油、ひまわり油、ミッドオレイックひまわり油、高オレイン酸ひまわり油、綿実油、ブドウ種子油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、カボチャ種子油、クルミ油、椿油、茶実油、エゴマ油、ボラージ油、オリーブ油、米糠油、小麦胚芽油、パーム油、パーム核油、ヤシ油、カカオ脂、卵黄油、ミンク油、牛脂、豚脂、ラード、鶏脂、乳脂、魚油、アザラシ油、及び藻類油、並びにそれらの分別油、硬化油、及びエステル交換油を挙げることができる。
前記脂肪族アルコールとしては、直鎖状の飽和アルコール(例えば、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、又はベヘニルアルコール)、分岐状の飽和アルコール(例えば、イソステアリルアルコール、又はオクチルドデカノール)、又は不飽和アルコール(例えば、オレイルアルコール)などの炭素数が12〜22のアルコール(いわゆる高級アルコール)を挙げることができる。
前記高級脂肪酸としては、直鎖状の飽和脂肪酸(例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、12−ヒドロキシステアリン酸)、分岐状の飽和脂肪酸(例えば、イソステアリン酸)、不飽和脂肪酸(例えば、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、ウンデシレン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸)、トール酸、ラノリン酸などを挙げることができる。
前記油性成分の含有量は、1〜20重量%である限り、特に限定されるものではないが、好ましくは2〜18重量%であり、より好ましくは3〜15重量%であり、最も好ましくは4〜12重量%である。油性成分の含有量が1%未満であると毛髪に艶を与える効果が十分でなく、地肌の潤いが得られないことがある。また、含有量が20%を超えるとべたつき感を感じることがある。
前記シリコーン又はシリコーン誘導体としては、メチルポリシロキサン、ジメチルシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルアミノプロピルシロキサン、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン、シリコーンゴム、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、デカメチルポリシロキサン、又はメチル(アミノプロピル)シロキサンを挙げることができる。シリコーン又はシリコーン誘導体を含むことによって、髪を乾燥させた後のさらさら感を得ることができる。しかしながら、本発明の毛髪化粧料においては、シリコーン又はシリコーン誘導体を含まない場合でも、十分な乾燥後のさらさら感を得ることができる。この本発明の効果は、限定されるわけではないが、特にはHLB値が7以下であり、且つ常温で液状又はペースト状の非イオン性界面活性剤を0.1〜5重量%含み、そしてカチオン性ポリマーを0.1〜5重量%含むことによって得ることができると考えられる。
(1000mPa・s/25℃以上の高粘性油分)
本発明の毛髪化粧料に含まれる油性成分として、好ましくは1000mPa・s/25℃以上の粘度を有する高粘性油分を含む。本明細書において、高粘性油分とは25℃における粘度が1000mPa・s以上の油分を意味し、液状でもペースト状でもよい。本明細書において、粘度はBL型粘度計ロータ3号、12rpmの測定条件で測定した値を意味する。
具体的には高粘性油分として、例えば、リンゴ酸ジイソステアリル、イソステアリン酸ジペンタエリスチリル、ヘキサイソノナン酸ジペンタエリスチリル、デカイソステアリン酸ポリグリセリル−10、水添ポリイソブテン、水添ポリブテン、高重合度ジメチルポリシロキサン、(イソステアリン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コポリマー、(イソノナン酸ポリグリセリル−2/ダイマージリノール酸)コポリマー、(ジグリセリン/ジリノール酸/ヒドロキシステアリン酸)コポリマー、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油、イソステアリン酸水添ヒマシ油、テトライソステアリン酸スクロース、ラノリン、ワセリン等を挙げることができ、本発明の毛髪化粧料は、これらの油分の1種又は2種以上を含むことができる。これらの高粘性油分を含むことによって、より髪がしなやかで艶やかになり、優れた地肌の潤い感を得ることができる。
高粘性油分の含有量は、0.2〜5重量%である限り、特に限定されるものではないが、好ましくは0.5〜4重量%であり、より好ましくは1〜3重量%であり、最も好ましくは1.5〜2.5重量%である。高粘性油分の含有量が0.2%未満であると髪のしなやかさや艶、地肌の潤いが得られないことがあり、含有量が5%を超えるとべたつき感を感じることがある。
《カチオン性ポリマー:成分(d)》
本発明の毛髪化粧料は、カチオン性ポリマーを0.1〜5重量%含む。カチオン性ポリマーとは陽イオン化する置換基を有する高分子である。陽イオン化する置換基としてはアミノ基、又はアンモニウム基を挙げることができる。カチオン性ポリマーは、通常、毛髪に滑り性を付与し、毛髪をぱさつかせない効果を得ることができるため、シャンプーに含まれることが多い。本発明の毛髪化粧料においては、前記のように特定の物性の非イオン性界面活性剤、油性成分、及びカチオン性ポリマーを含むことによって、髪のさらさら感を得ることができると考えられる。
カチオン性ポリマーは、半合成カチオン化ポリマー、合成カチオン化ポリマー等に分類される。半合成カチオン化ポリマーとしては、例えば、ポリクオタニウム−4(塩化ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウム)、ポリクオタニウム10(塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース)等のカチオン化セルロース;グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド等のカチオン化グアーガム;塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン等のカチオン化デンプン;が挙げられる。また、合成カチオン化ポリマーとしては、例えば、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−52等のジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体;ポリクオタニウム−16等のビニルピロリドン・メチルビニルイミダゾリウム共重合体;ポリクオタニウム−39等のアクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体;ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム;が挙げられる。
カチオン性ポリマーの含有量は、0.1〜5重量%である限り、特に限定されるものではないが、好ましくは0.15〜4重量%であり、より好ましくは0.2〜3.5重量%であり、最も好ましくは0.25〜3重量%である。カチオン性ポリマーの含有量が0.1%未満であると髪のしなやかさが得られないことがあり、含有量が5%を超えると髪にべたつき感やごわつき感を感じることがある。
《アシル化加水分解コラーゲン:成分(e)》
本発明の本発明の毛髪化粧料は、更にアシル化加水分解コラーゲンを含むことが好ましい。アシル化加水分解コラーゲンを含むことによって、髪のさらさら感が得られ、毛髪に艶を与える効果が得られる。これらの効果は前記成分(b)の非イオン性界面活性剤と併用することにより、増加するものである。
アシル化加水分解コラーゲンは、コラーゲンタンパク質を酸、アルカリ、酵素又はこれらの組み合わせにより加水分解して得られるペプチド又はペプチド混合物(平均分子量1000未満)と炭素数10〜25の直鎖又は分枝鎖を有する脂肪族カルボン酸との縮合物、あるいはこれら縮合物の混合物である。アシル化加水分解コラーゲンは、医薬部外品原料規格(厚生省薬務局審査課監修、1991年6月15日、薬事日報社発行)に記載されている。アシル化加水分解コラーゲンとして、例えばミリストイル化加水分解コラーゲン、パルミトイル化加水分解コラーゲン、ステアロイル化加水分解コラーゲン、イソステアロイル化加水分解コラーゲン、オレオイル化加水分解コラーゲン、ウンデシレノイル化加水分解コラーゲン、ラウロイル化加水分解コラーゲン又はヤシ油脂肪酸と加水分解コラーゲンとの縮合物等を挙げることができる。本発明の毛髪化粧料は、これらのアシル化加水分解コラーゲンを1種以上含むことができる。
アシル化加水分解コラーゲンの含有量は、特に限定されるものではないが、好ましくは0.1〜2重量%であり、より好ましくは0.1〜1.5重量%であり、最も好ましくは0.2〜1.0重量%である。
《その他の成分:成分(f)》
本発明の毛髪化粧料は、本発明の効果を阻害しない限りにおいて、その他の成分を含むことができる。その他の成分としては、保湿剤(例えば、トリメチルグリシン、濃グリセリン、ソルビット、キシリトール、ヒアルロン酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、セラミド類、加水分解ケラチン)、着色剤(例えば、顔料、又は色素)、粘度調整剤(例えば、メチルセルロース、ポリエチレングリコール)、乳化剤(例えば、モノステアリン酸グリセリン)、パール光沢付与剤(例えば、ジステアリン酸グリコール、又はジステアリン酸エチレングリコール)、塩類(例えば、塩化ナトリウム)、植物エキス類、防腐剤、ビタミン剤、香料、紫外線吸収剤、抗酸化剤、湿潤剤、キレート剤、pH調整剤(例えば、クエン酸、又は酒石酸)水を含むことができる。
《毛髪化粧料》
本発明の毛髪化粧料としては、リンス、コンディショナー、又はトリートメントを挙げることができる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
後述の実施例及び比較例によって得られた毛髪化粧料の評価は、以下の「長期安定性試験」及び「使用性試験(感応試験)」により行った。
《長期安定性試験》
得られた透明クレンジング化粧料を、0℃、25℃(室温)、40℃の各温度条件下において1ヶ月保存し、目視により分離などの外観変化、粘度変化の有無を確認し、以下の基準にて評価した。また、5℃と45℃との温度変化を1日2サイクル行い、1ヶ月保存し、同様に以下の基準で評価した。なお、◎及び○と評価されたものは、実用上十分な安定性を示すものである。
◎:外観変化、粘度変化、又は分離等の異常は全く認められない。
○:外観変化、粘度変化、又は分離等の異常が僅かに認められる。
△:外観変化、粘度変化、又は分離等の異常が認められる。
×:外観変化、粘度変化、又は分離等の異常が著しい。
《使用性(官能評価)》
使用性については、被験者20名の官能試験により行った。
シャンプー後に、実施例又は比較例で得られたリンス、コンディショナー、又はトリートメントを使用し、「使用中」(指どおり、きしみ、ぬるつき)、並びに髪を乾燥後の「さらさら感」、「しなやかさ」、「艶(ツヤ)」、「においの持続性」及び「地肌の潤い」について評価を行った。
◎(とても良い):15〜20名が、優れているという評価を行った。
○(良い):10〜14名が、優れているという評価を行った。
△(普通):5〜9名が、優れているという評価を行った。
×(悪い):0〜4名が、優れているという評価を行った。
《実施例1:リンス》
表1に示す組成の各成分(化合物)を、75℃にて、溶解させた。得られた混合物を室温まで冷却して、リンスを得た。得られたリンスについて、前記「長期安定性試験」、及び「使用性(官能評価)」の評価を行った。結果を表1に示す。
なお、成分(b)の非イオン界面活性剤としてセスキイソステアリン酸ソルビタン(HLB4.0)(コスモール182V:日清オイリオ社製)を用いた。また、成分(d)のカチオン性ポリマーとして、ポリクオタニウム−39(マーコートプラス3330:Lubrizol社製)を用いた。
《実施例2:リンス》
成分(b)のセスキイソステアリン酸ソルビタンに代えて、ジポリヒドロキシステアリン酸PEG−30(HLB5.5)(シスロールDPHS−SO−(AP):クローダジャパン社製)を使用し、実施例1の操作を繰り返した。組成及び結果を表1に示す。
《比較例1:リンス》
成分(b)のセスキイソステアリン酸ソルビタンに代えて、HLBが7を超えている非イオン性界面活性剤として、トリイソステアリン酸POE(40)硬化ヒマシ油(HLB8.4)(EMALEX RWIS−340:日本エマルジョン社製)を使用し、実施例1の操作を繰り返した。組成及び結果を表1に示す。
《比較例2:リンス》
成分(d)のポリクオタニウム−39を添加せずに、実施例2の操作を繰り返した。組成及び結果を表1に示す。
《比較例3:リンス》
ジポリヒドロキシステアリン酸PEG−30に代えて、HLBが7を超えている非イオン性界面活性剤として、イソステアリン酸PPEG−20ソルビタン(HLB15.0)(NIKKOL TI10V:日光ケミカルズ社製)を使用し、比較例2の操作を繰り返した。組成及び結果を表1に示す。
Figure 2014122166
《実施例3:コンディショナー》
表2に示す組成の各成分(化合物)を、75℃にて、溶解させた。得られた混合物を室温まで冷却して、コンディショナーを得た。得られたコンディショナーについて、前記「長期安定性試験」、及び「使用性(官能評価)」の評価を行った。結果を表2に示す。
なお、成分(b)の非イオン界面活性剤として、ジポリヒドロキシステアリン酸PEG−30(HLB5.5)(シスロールDPHS−SO−(AP):クローダジャパン社製)を用いた。また、成分(d)のカチオン性ポリマーとして、ポリクオタニウム−10(カチナールHC−200:東邦化学工業社製)を用いた。
《実施例4:コンディショナー》
成分(e)のアシル化加水分解コラーゲンとして、イソステアロイル加水分解コラーゲン(プロモイスEU−118(IS):成和化成社製)を添加して、実施例3の操作を繰り返した。組成及び結果を表2に示す。
《実施例5:コンディショナー》
表2に示す実施例5の組成で、実施例3の操作を繰り返した。組成及び結果を表2に示す。
《実施例6:コンディショナー》
表2に示す実施例6の組成で、実施例3の操作を繰り返した。組成及び結果を表2に示す。
《比較例4:コンディショナー》
表2に示す比較例3の組成で、実施例3の操作を繰り返した。カチオン性界面活性剤(a)/非イオン性界面活性剤(b)の重量比を50とした。組成及び結果を表2に示す。
《比較例5:コンディショナー》
表2に示す比較例4の組成で、実施例3の操作を繰り返した。カチオン性界面活性剤(a)/非イオン性界面活性剤(b)の重量比を1.82とした。組成及び結果を表2に示す。
Figure 2014122166
《実施例7:トリートメント》
表3に示す組成の各成分(化合物)を、75℃にて、溶解させた。得られた混合物を室温まで冷却して、トリートメントを得た。得られたトリートメントについて、前記「長期安定性試験」、使用性(官能評価)」及び「さらさら感(官能評価)」を行った。結果を表3に示す。
なお、成分(b)の非イオン界面活性剤として、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(HLB4.1)(コスモール42V:日清オイリオ社製)、及びジポリヒドロキシステアリン酸PEG−30(HLB5.5)(シスロールDPHS−SO−(AP):クローダジャパン社製)を用いた。また、成分(d)のカチオン性ポリマーとして、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリト(ラボールガムCG−M:DSP五協フード&ケミカル社製)を用いた。また、成分(c)のジメチコンはシリコーンであり、アミノプロピルジメチコンは、シリコーン誘導体である。
《実施例8》
表3に示す実施例8の組成で、実施例7の操作を繰り返した。組成及び結果を表3に示す。シリコーン誘導体を含んでないが、十分に本発明の効果が得られている。
《実施例9》
表3に示す実施例9の組成で、実施例7の操作を繰り返した。組成及び結果を表3に示す。成分(c)の高粘性油分として、リンゴ酸ジイソステアリル(2000mPa・s/25℃)(コスモール222:日清オイリオ社製)を用いた。
《実施例10》
表3に示す実施例10の組成で、実施例7の操作を繰り返した。組成及び結果を表3に示す。成分(c)の高粘性油分として、イソステアリン酸水添ヒマシ油(29000Pa・s/25℃)(リソカスタMIS:高級アルコール工業社製)を用いた。
Figure 2014122166
本発明の毛髪化粧料は、製剤の安定性や安全性に優れている。また、使用時の滑らかさ、指通りの良さ、及び洗い流しのし易さ、使用後の毛髪のさらさら感、しっとり感、柔らかさ、滑らかさ、艶、櫛通りの良さが優れている。特に、ノンシリコーンの毛髪化粧料としての優れたさらさら感を示し、染色前の毛髪化粧料として効果的に使用することができる。

Claims (6)

  1. (a)カチオン性界面活性剤を1〜10重量%、
    (b)HLB値が7以下であり、且つ常温で液状又はペースト状の非イオン性界面活性剤を0.1〜5重量%、
    (c)油性成分を1〜20重量%、及び
    (d)カチオン性ポリマーを0.1〜5重量%
    を含み、成分(a)及び(b)の重量比(a)/(b)の値が2〜45であることを特徴とする毛髪化粧料。
  2. 非イオン界面活性剤が、ジポリヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコール−30、セスキイソステアリン酸ソルビタン、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2、モノイソステアリン酸グリセリド、ポリオキシエチレン(7)硬化ヒマシ油、モノオレイン酸ソルビタン、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(10)グリセリン、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油、ラウロイルグルタミン酸ポリオキシエチレン(2)オクチルドデシルエーテルジエステル、ジイソステアリン酸グリセリド,ジオレイン酸グリセリド、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸プロピレングリコール、ペンタオレイン酸デカグリセリン、デカオレイン酸デカグリセリン、(ステアリン酸/リンゴ酸)グリセリド、及びイソステアリン酸ポリオキシエチレン(3)ソルビットからなる群から選択される1つ以上の非イオン性界面活性剤である、請求項1に記載の毛髪化粧料。
  3. アシル化加水分解コラーゲンを、更に含む請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
  4. 前記油性成分が、1000mPa・s/25℃以上の高粘性油分を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の毛髪化粧料。
  5. 前記カチオン性ポリマーが、塩化ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウム、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、ビニルピロリドン・メチルビニルイミダゾリウム共重合体、アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体;ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウムからなる群から選択される少なくとも1つ以上のカチオン化ポリマーである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の毛髪化粧料。
  6. 毛髪化粧料がリンス、コンディショナー、又はトリートメントである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の毛髪化粧料。
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