JP2014121421A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの加工工具によりワークを加工する加工装置において、加工部分に割れなどの不具合が生じることのない加工装置を提供する。
【解決手段】第1の方向から第1の加工工具によりワークを加工するとともに、第1の方向と対向する第2の方向から第2の加工工具によりワークを加工する加工装置であって、ワークを保持し、ワークをXYZ軸直交座標系のY軸周りで回転するとともにY軸方向に移動することが可能なワーク保持手段と、第1の加工工具が取り付けられるとともに、X軸方向およびZ軸方向に移動可能な第1の加工手段と、第2の加工工具が取り付けられるとともに、X軸方向およびZ軸方向に移動可能な第2の加工手段と、ワークを加工する際に第1の加工工具と第2の加工工具とが同軸線上に位置することなくワーク保持手段、第1の加工手段および第2の加工手段を制御する制御手段とを有するようにした。
【選択図】 図5

Description

本発明は、加工装置に関し、さらに詳細には、対向する2つの加工工具によりワークを加工処理する加工装置に関する。
従来より、マイクロコンピューターなどによる数値制御により、所定のデータに基づいて、ワークに対して加工処理を行う加工装置において、加工工具を備えた2つの加工ヘッドによりワークに対して、例えば、切削加工を行うようにした加工装置が知られている。
そして、こうした加工装置としては、例えば、特許文献1に開示された技術が知られている。以下、図1を参照しながら、特許文献1に開示された加工装置について説明する。
図1には、従来の技術による加工装置の要部を示す説明図が示されている。
この加工装置100は、XYZ直交座標におけるY軸方向に移動可能であるとともにY軸周りに回転可能なワーク保持部102にワーク200が保持されている。
また、ワーク200の左方側においては、加工工具104を着脱可能な加工ヘッド106が支軸108に配設されている。また、ワーク200の右方側においては、加工工具114を着脱可能な加工ヘッド116が支軸118に配設されている。
支軸108は、支軸108の軸線がワーク保持部102の軸線と直交するように配設されており、また、支軸118は、支軸118の軸線がワーク保持部102の軸線と直交するとともに支軸108の軸線と平行となるように配設されている。
さらに、支軸108に取り付けられた加工工具104と支軸118に取り付けられた加工工具114とは、加工ヘッド16、18がワーク保持部102の軸線と平行な状態となったときに、互いに同軸線上に位置するようになされている。
また、支軸108はX軸方向に移動可能となっており、支軸108がX軸方向に移動することにより、加工ヘッド106もX軸方向に移動することとなる。さらに、支軸118もX軸方向に移動可能となっており、支軸118がX軸方向に移動することにより、加工ヘッド116もX軸方向に移動することとなる。
なお、支軸108、118は、X軸周りに所定の角度だけ回動可能となっている。
そして、加工工具104は、支軸108のX軸周りの回動により曲率半径R1の円軌道上を移動し、加工工具114は、支軸118のX軸周りの回転により、曲率半径R1とは、曲率の異なる曲率半径R2の円軌道上を移動する(図2を参照する。)。
このとき、加工工具104、114は、ワーク保持部102が移動するY軸方向において、等しい位置に位置するように、支軸108、118の回動が制御されている。
以上の構成において、ワーク200を加工する場合には、作業者が、ワーク200の加工後の形状を表す加工データをマイクロコンピューター(図示せず。)に入力し、加工装置100を操作して加工処理を開始する。
すると、マイクロコンピューター(図示せず。)は、加工データに基づいて、ワーク保持部102および支軸108、118を作動して、加工工具104、114をそれぞれワーク200の左右の側面に当接し、加工工具104、114により、ワーク200の加工を行う。
ここで、ワーク200を加工する際には、加工工具104、114は、Y軸方向において等しい位置に位置するように支軸108、118が制御されているため、Y軸と平行なワーク保持部102の軸線上においては、加工工具104、114が同軸線上に位置した状態となってしまう。
つまり、ワーク保持部102の軸線上の各部分においては、当該加工部分に左右両方から同時に加工がなされることとなり、当該加工部分に加工応力が集中してしまう。
このため、当該加工部分において細い形状を成形する場合などには、当該加工部分が割れてしまうなどの不具合を生じることが問題点として指摘されていた。
特許第4197831号公報
本発明は、上記したような従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、2つの加工工具によりワークを加工する加工装置において、加工部分に割れなどの不具合が生じることのない加工装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、第1の方向から第1の加工工具によりワークを加工するとともに、上記第1の方向と対向する第2の方向から第2の加工工具により上記ワークを加工する加工装置であって、上記ワークを保持し、上記ワークをXYZ軸直交座標系のY軸周りで回転するとともにY軸方向に移動することが可能なワーク保持手段と、上記第1の加工工具が取り付けられるとともに、X軸方向およびZ軸方向に移動可能な第1の加工手段と、上記第2の加工工具が取り付けられるとともに、X軸方向およびZ軸方向に移動可能な第2の加工手段と、上記ワークを加工する際に上記第1の加工工具と上記第2の加工工具とが同軸線上に位置することなく上記ワーク保持手段、上記第1の加工手段および上記第2の加工手段を制御する制御手段とを有するようにしたものである。
また、本発明は、上記した発明において、上記制御手段は、ワーク保持手段に保持されたワークを、上方領域、中央領域および下方領域の3つの領域に分割して認識し、上記第1の加工工具により上記第1の方向から上記ワークの上方領域を加工するときは、上記第2の加工工具により上記第2の方向から前記ワークの下方領域を加工し、上記第1の加工工具により上記第1の方向から上記ワークの下方領域を加工するときは、上記第2の加工工具により上記第2の方向から上記ワークの上方領域を加工し、上記第1の加工工具により上記第1の方向から上記ワークの中央領域を加工するときは、上記第2の加工工具により上記ワークに対する加工を行わず、上記第2の加工工具により上記第2の方向から上記ワークの中央領域を加工するときは、上記第1の加工工具により上記ワークに対する加工を行わないようにしたものである。
また、本発明は、上記した発明において、上記ワークはデンタル用セラミックであり、上記第1の加工工具および上記第2の加工工具により、上記ワーク保持手段に保持された上記デンタル用セラミックを加工処理するようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、2つの加工工具によりワークを加工する加工装置において、加工部分に割れなどの不具合が生じることのないという優れた効果を奏する。
図1は、従来の技術による加工装置の要部を示す概略構成斜視説明図である。 図2は、従来の技術による加工装置の加工工具の軌道を示す説明図である。 図3は、本発明による加工装置の概略構成斜視説明図である。 図4(a)は、ワークをワーク保持部に保持した状態を示す説明図であり、また、図4(b)は、ワーク保持部に保持されたワークを3つの領域に分割した状態を示す説明図である。 図5は、各加工工具が加工する領域を示す説明図であり、図5(a)は、一方の加工工具が上方領域を加工する際に他の加工工具が下方領域を加工する状態を示す説明図であり、また、図5(b)は、一方の加工工具が下方領域を加工する際に他の加工工具が上方領域を加工する状態を示す説明図であり、また、図5(c)は、一方の加工工具が中央領域を加工する際に他の加工工具が加工を行わない状態を示す説明図であり、また、図5(d)は、他方の加工工具が中央領域を加工する際に一方の加工工具が加工を行わない状態を示す説明図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による加工装置の実施の形態の一例を詳細に説明することとする。
なお、以下の説明においては、図1乃至図2を参照しながら説明した従来の技術による加工装置と同一または相当する構成については、上記において用いた符号と同一の符号を用いて示すことにより、その詳細な構成ならびに作用効果の説明は適宜に省略することとする。
図3には、本発明による加工装置の概略構成説明図が示されている。なお、この図3に示す加工装置10においては、前方側の開口部12cにおいて、加工装置10の内部空間と外部空間とを隔てる開閉可能なカバー部材を省略して示している。
この図3に示す加工装置10は、ワーク200を保持するワーク保持部14と、着脱可能に配設された加工工具104によりワーク保持部14に保持されたワーク200に加工処理を行う加工ヘッド16と、着脱可能に配設された加工工具114によりワーク保持部14に保持されたワーク200に加工処理を行う加工ヘッド18と、ワーク保持部14および加工ヘッド16、18を含む加工装置10全体の動作の制御を行うマイクロコンピューター50とを有して構成されている。
加工ヘッド16は、筐体12内の下面12bの左方側において、基台部22、一対のシャフト24、摺動部材28により構成される昇降部材20により昇降可能に配設されている。
具体的には、筐体12内の下面12bの左方側において、基台部22が配設されており、この基台部22の上面22aに一対のシャフト24が筐体12内の上面までZ軸方向に沿って延設されている。
この基台部22の上面22aには、一対のシャフト24の各シャフトの間に、ネジ溝が形成されたネジ軸がZ軸方向に沿って延長する形状のZ軸方向送りネジ26が設けられている。なお、このZ軸方向送りネジ26は、基台部22内部に設けられたモーターなどの駆動部材(図示せず。)によりそのネジ軸が軸線周りに回転する。
そして、一対のシャフト24に摺動自在に摺動部材28が配設されており、この摺動部材28には、その下面28bにおいて、Z軸方向送りネジ26とネジ結合可能なネジ溝が形成された孔部(図示せず。)が穿設されており、当該孔部にZ軸方向送りネジ26がネジ結合している。
これにより、基台部22内部に設けられたモーターなどの駆動部材(図示せず。)によってZ軸方向送りネジが回転し、摺動部材28が一対のシャフト24上をZ軸方向で移動することが可能となっている。
また、摺動部材28の右側面28aには、加工ヘッド16が配設されており、この加工ヘッド16は、摺動部材28においてX軸方向に移動可能に配設されている。なお、加工ヘッド16は、取り付けられた加工工具104をX軸周りに回転する。
また、加工ヘッド18は、筐体12内の下面12bの右方側において、基台部32、一対のシャフト34、摺動部材38により構成される昇降部材30により昇降可能に配設されている。
具体的には、筐体12内の下面12bの右方側において、基台部32が配設されており、この基台部32の上面32aに一対のシャフト34が筐体12内の上面までZ軸方向に沿って延設されている。
この基台部32の上面32aには、一対のシャフト34の各シャフトの間に、ネジ溝が形成されたネジ軸がZ軸方向に度って延長する形状のZ軸方向送りネジ36が設けられている。なお、このZ軸方向送りネジ36は、基台部32内部に設けられたモーターなどの駆動部材(図示せず。)によりそのネジ軸が軸線周りに回転する。
そして、一対のシャフト34に摺動自在に摺動部材38が配設されており、この摺動部材38には、その下面38bにおいて、Z軸方向送りネジ36とネジ結合可能なネジ溝が形成された孔部(図示せず。)が穿設されており、当該孔部にZ軸方向送りネジ36がネジ結合している。
これにより、基台部32内部に設けられたモーターなどの駆動部材(図示せず。)によってZ軸方向送りネジが回転し、摺動部材38が一対のシャフト34上をZ軸方向で移動することが可能となっている。
また、摺動部材38の左方面38aには、加工ヘッド18が配設されており、この加工ヘッド18は、摺動部材38においてX軸方向に移動可能に配設されている。なお、加工ヘッド18は、取り付けられた加工工具114をX軸周りに回転する。
この加工工具114の直径は、加工工具104の直径と同じ長さとなっている。
ワーク保持部14は、筐体12内の後面12aの上方側略中央部分に配設されており、保持したワーク200をY軸周りで回転するとともに、Y軸方向に移動することが可能となっている。
このワーク保持部14においては、略直方体状のワーク200の所定の面の略中央部が棒状部材14−1に固定される。なお、この棒状部材14−1の軸線O1はX軸と平行であり、ワーク保持部14は、棒状部材14−1の軸線をO1中心にして回転することとなる。
具体的には、例えば、図4(a)に示すように、ワーク200の後面200aの略中央部にワーク保持部14の棒状部材14−1が固定される。
ワーク200がワーク保持部14に固定されると、マイクロコンピューター50においては、ワーク保持部14に保持されたワーク200を、ワーク保持部14の軸線O1を基準として、上方領域S1、中央領域S2、下方領域S3の3つの領域に分割して認識する(図4(b)を参照する。)。
即ち、マイクロコンピューター50おいては、棒状部材14−1の軸線O1を中心として加工工具104、114の直径2つ分の幅W1を備えた領域を中央領域S2とし、この中央領域S2より、上方側の領域を上方領域S1とするとともに下方側の領域を下方領域S3とするものである。
つまり、棒状部材14−1の軸線O1および加工工具104、114の直径を基準として中央領域S2を決定するものである。そして、この中央領域S2を基準として、上方側の領域を上方領域S1、下方側の領域を下方領域S3としている。
このため、ワーク保持部14がY軸周りに回転した際には、中央領域S2の幅W1は変化することはないが、上方領域S1の幅W2および下方領域S3の幅W3は変化することになる。
なお、加工装置10においては、ワーク保持部14のY軸周りの回転、ワーク保持部14でのY軸方向の移動、Z軸方向送りネジ26、36の駆動、加工ヘッド16、18のX軸方向での移動、加工ヘッド16における加工工具104のX軸周りの回転、加工ヘッド18における加工ヘッド114のX軸周りの回転を含むすべての動作がマイクロコンピューター50により制御されている。
以上の構成において、加工装置10によりワーク200に対して加工処理を行う場合には、作業者が加工ヘッド16に加工工具104を取り付けるとともに、加工ヘッド18に加工工具114を取り付ける。さらに、作業者は、ワーク保持部14にワークを保持させ、マイクロコンピューター50に加工データを入力する。
その後、加工装置10において、作業者が操作子(図示せず。)を操作して切削処理の開始を指示すると、加工データに基づいて、ワーク200のY軸周りの回転、ワーク200のY軸方向の移動、摺動部材26、36のZ軸方向の移動、加工ヘッド16、18のX軸方向での移動および加工工具104、114のZ軸周りの回転が制御される。
このとき、マイクロコンピューター50は、加工工具104が左方側からワーク200の上方領域S1を加工する際には、加工工具114が右方側からワーク200の下方領域S3を加工するように制御する(図5(a)を参照する。)。
また、加工工具104が左方側からワーク200の下方領域S3を加工する際には、加工工具114が右方側からワーク200の上方領域S1を加工するように制御する(図5(b)を参照する。)。
さらに、加工工具104が左方側からワーク200の中央領域S2を加工する際には、加工工具114をワーク200と接触しない位置まで退避させ、ワーク200への加工を行わないように制御する(図5(c)を参照する。)。
さらにまた、加工工具114が右方側からワーク200の中央領域S2を加工する際には、加工工具104をワーク200と接触しない位置まで退避させ、ワーク200への加工を行わないように制御する(図5(d)を参照する。)。
これにより、加工装置10においては、マイクロコンピューター50により、ワーク保持部14、加工ヘッド16、18を制御して、ワーク保持部14に保持されたワーク200に対して、加工ヘッド16、18に取り付けられた加工工具104、114により、加工データに基づいた加工処理がなされる。
なお、加工ヘッド16、18は、加工開始前や加工終了後などの所定のタイミングで位置する原点位置においては、加工工具104と加工工具114とが同軸となってもよく、さらに、加工ヘッド16、18が原点位置に戻る工程において、加工工具104と加工工具114とが同軸となってもよい。
以上において説明したように、本発明による加工装置10は、ワーク保持部14に保持したワーク200をY軸周りに回転するとともにY軸方向に移動するようにし、X軸方向およびZ軸方向に移動する加工ヘッド16に取り付けられた加工工具104によりワーク200を左方側から加工し、X軸方向およびZ軸方向に移動する加工ヘッド18により付けられた加工工具114によりワーク200を右方側から加工するようにしたものである。
このとき、加工装置10の動作を制御するマイクロコンピューター50においては、ワーク保持部14が保持するワーク200を上方領域S1、中央領域S2および下方領域S3の3つの領域に分割して認識するようにした。
そして、ワーク200に対して、加工工具104により上方領域S1を加工するときには、加工工具114により下方領域S3を加工し、加工工具104により下方領域S3を加工するときには、加工工具114により上方領域S3を加工するようにした。
また、ワーク200に対して、加工工具104により中央領域S2を加工するときには、加工工具114による加工を行わず、加工工具114により中央領域S2を加工するときには、加工工具104による加工を行わないようにした。
これにより、本発明による加工装置10においては、2つの加工工具104、114が同軸線上に位置した状態でワーク200に対して加工することがなくなる。
このため、本発明による加工装置10によれば、ワーク200を加工する際に、加工部分に左右両方から同時に加工されることがなくなり、細い加工部分などにおいて、割れなどの不具合を生じることがなくなるようになる。
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(5)に示すように変形するようにしてもよい。
(1)上記した実施の形態においては、摺動部材28の下面28bにネジ溝が形成された孔部(図示せず。)を穿設し、この孔部にZ軸方向送りネジ26をネジ結合するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。
即ち、摺動部材28の下面28bに形成された孔部にネジ溝が形成されたナット(図示せず。)などを配設するようにし、当該ナットとZ軸方向送りネジ26とをネジ結合するようにしてもよいし、ボールネジの構成を用いるようにしてもよい。
同様に、上記した実施の形態においては、摺動部材38の下面38bにネジ溝が形成された孔部(図示せず。)を穿設し、この孔部にZ軸方向送りネジ36をネジ結合するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。
即ち、摺動部材38の下面38bに形成された孔部にネジ溝が形成されたナット(図示せず。)などを配設するようにし、当該ナットとZ軸方向送りネジ36とをネジ結合するようにしてもよいし、ボールネジの構成を用いるようにしてもよい。
(2)上記した実施の形態においては、特に記載しなかったが、本発明による加工装置10は、例えば、ワーク200として、歯の補綴材料となるジルコニアなどのデンタル用セラミックを用い、デンタル用セラミックを所望の形状に成形する義歯加工装置として使用することができる。
(3)上記した実施の形態においては、中央領域S2を、棒状部材14−1の軸線O1を中心として加工工具104、114の直径2つ分の幅W1としたが、これに限られるものではないことは勿論であり、例えば、軸線O1を中心として加工工具104、114の直径1つ分の幅となるようにしてもよい。即ち、中央領域S2の幅と加工工具104、114の直径とが一致することとなるようにしてもよい。
あるいは、軸線O1を中心として、加工工具104、114の直径2つ分より大きい幅となるようにしてもよい。
(4)上記した実施の形態においては、ワーク200を直方体形状としたが、これに限られるものではないことは勿論であり、ワークの形状としては、立方体形状、円柱形状などの直方体形状以外の各種の形状でもよい。
なお、このときには、ワーク保持部14に取り付けられたワーク200は、棒状部材14−1の軸線O1を中心として、加工工具104、114の直径2つ分の幅W1を備えた領域を中央領域S2とし、この中央領域S2より、上方側の領域を上方領域、下方側の領域を下方領域S3となる。
(5)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(4)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、2つの加工工具を用いてワークに対して加工を行う加工装置に用いて好適である。
10、100 加工装置、14、102 ワーク保持部、16、18、108、118 加工ヘッド、20、30 昇降部材、104、114 加工工具、200 ワーク

Claims (3)

  1. 第1の方向から第1の加工工具によりワークを加工するとともに、前記第1の方向と対向する第2の方向から第2の加工工具により前記ワークを加工する加工装置であって、
    前記ワークを保持し、前記ワークをXYZ軸直交座標系のY軸周りで回転するとともにY軸方向に移動することが可能なワーク保持手段と、
    前記第1の加工工具が取り付けられるとともに、X軸方向およびZ軸方向に移動可能な第1の加工手段と、
    前記第2の加工工具が取り付けられるとともに、X軸方向およびZ軸方向に移動可能な第2の加工手段と、
    前記ワークを加工する際に、前記第1の加工工具と前記第2の加工工具とが同軸線上に位置することなく、前記ワーク保持手段、前記第1の加工手段および前記第2の加工手段を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする加工装置。
  2. 請求項1に記載の加工装置において、
    前記制御手段は、
    ワーク保持手段に保持されたワークを、上方領域、中央領域および下方領域の3つの領域に分割して認識し、
    前記第1の加工工具により前記第1の方向から前記ワークの上方領域を加工するときは、前記第2の加工工具により前記第2の方向から前記ワークの下方領域を加工し、
    前記第1の加工工具により前記第1の方向から前記ワークの下方領域を加工するときは、前記第2の加工工具により前記第2の方向から前記ワークの上方領域を加工し、
    前記第1の加工工具により前記第1の方向から前記ワークの中央領域を加工するときは、前記第2の加工工具により前記ワークに対する加工を行わず、
    前記第2の加工工具により前記第2の方向から前記ワークの中央領域を加工するときは、前記第1の加工工具により前記ワークに対する加工を行わない
    ことを特徴とする加工装置。
  3. 請求項1または2のいずれか1項に記載の加工装置において、
    前記ワークはデンタル用セラミックであり、
    前記第1の加工工具および前記第2の加工工具により、前記ワーク保持手段に保持された前記デンタル用セラミックを加工処理する
    ことを特徴とする加工装置。
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