JP2001025475A - 医科的嵌合体を製作する装置と方法 - Google Patents

医科的嵌合体を製作する装置と方法

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JP2001025475A JP2000183644A JP2000183644A JP2001025475A JP 2001025475 A JP2001025475 A JP 2001025475A JP 2000183644 A JP2000183644 A JP 2000183644A JP 2000183644 A JP2000183644 A JP 2000183644A JP 2001025475 A JP2001025475 A JP 2001025475A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医科的嵌合体、特に典型的な歯牙修復嵌合体
において存在する形状を格別迅速かつ正確に製造できる
工具のコンビネーションを提供すると共に、製造に当た
っては、嵌合体が加工応力によって破壊されることがな
く、また工具が工作盤の単純な構成を可能にするのみな
らず、工具によって効率的な負荷制御を可能にする。 【解決手段】 第1及び第2の加工工具5,15が、半
径方向作業面16と端面側作業面17,17′とを有す
る回転駆動可能なピンとして構成されており、前記第1
と第2の加工工具5,15がワーク1の加工中に、該ワ
ークの送り軸線3を基準としてほぼ等しい高さレベルに
配置されており、かつ互いに密接して位置する加工面に
沿って作業するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医科的嵌合体、特
に歯牙修復嵌合体を製作する装置と方法に関する。ここ
で云う歯牙修復嵌合体とは、異物成形的な嵌合体並びに
内部義歯的及び外部義歯的な嵌合体のことである。歯科
分野においては該嵌合体はインレイ、オンレイ、クラウ
ン、ブリッジ、義歯、インプラント又は化粧張りであ
る。
【0002】
【従来の技術】医科的な義肢嵌合体、特に歯科的な義歯
嵌合体を製造する装置は、欧州特許出願公開第0455
853号明細書に基づいて公知であり、かつ嵌合体の形
成されるワークのための取付け装置を有している。取付
け装置はワークスピンドルと結合されており、該ワーク
スピンドルは、ワークを送り軸線を中心として軸方向に
製作できるように構成されている。ワークを加工するた
めに、回転させられる少なくとも1つの加工工具を有す
る第1の工具スピンドルが設けられており、しかも該工
具スピンドルは、該工具スピンドルによって受容された
少なくとも1つの工具が、ワークスピンドルの送り軸線
に対して垂直方向にワークに対して接近・離反運動でき
るように配置かつ支承されている。またワークに対する
運動に関しては第1の工具スピンドルと同様の形式で配
置・支承されるが、該第1工具スピンドルに対しては殊
に180゜ずらして配置されかつ該第1工具スピンドル
とは別個に駆動される第2の工具スピンドルが設けられ
ている。更にまた工具取付け装置の駆動と第1及び第2
の工具スピンドルの駆動を、ワークの同時加工のために
規定の輪郭データに相応して制御する制御手段が設けら
れている。
【0003】回転させられる作業工具のための2つの工
具スピンドルが別々に配置されかつ別々に駆動されるこ
とによって、両作業工具の運動をワークの運動と共に同
時に制御し、かつ被製作嵌合体を事実上同時に2つの工
具によって加工し、これによって1つの嵌合体を製作す
る作業時間を著しく短縮することが可能である。
【0004】その場合、相互に対向するスピンドルを同
一平面内に配置することができ、しかも選択的に両スピ
ンドルを水平に配置すること、或いは前記平面に対して
垂直にか又は該平面に対して別の角度をとって配置する
ことも可能である。
【0005】同時加工は、一方の工具スピンドルによっ
て駆動される砥石車でクラウンの外側輪郭を研削し、か
つ底フライス(end-milling cutter)を事実上前記砥石
車に追従させるようにして行われる。底フライスを用い
て表面の後加工又は平滑研磨及び歯科的窩洞(Fissure
n)の仕上げ加工が行われる。前記歯科的窩洞は、砥石
車の直径が大であるために該砥石車によっては仕上げ成
形することができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、医科
的嵌合体、特に典型的な歯牙修復嵌合体において見られ
る形状を格別迅速かつ正確に製造できる工具のコンビネ
ーション及び製作法を提供することであり、しかもその
製造に当たって注意すべき点は、嵌合体が加工応力によ
って破壊されないことであり、また工具が工作盤の単純
な構成を可能にすることが必要であり、最後に工具によ
って効率的な負荷制御が可能になることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の構成手段は、請求項1に記載したように、第1及び
第2の加工工具が、半径方向作業面と端面側作業面とを
有する回転駆動可能なピンとして構成されており、前記
第1と第2の加工工具がワークの加工中に、該ワークの
送り軸線を基準としてほぼ等しい高さレベルに配置され
ており、かつ互いに密接して位置する加工面に沿って作
業するようになっている点にある。
【0008】
【発明の効果】両加工工具がほぼ等しい高さレベルで作
業することによって、加工応力が嵌合体を破損するリス
クが防止される。その上に又、ワークをほぼ等しい高さ
レベルで加工することによって、加工時間が短縮され
る。半径方向作業面と端面側作業面とを備えた回転駆動
可能なピンを使用することによって、ただ1回の作業工
程で、最終的な幾何学的形状が生産される。2回目のパ
スを行なう必要はない。
【0009】ワークは軸方向に送り込み(フィード・イ
ン)可能であるので、加工工具を軸方向で調整する必要
がないという利点が得られる。
【0010】高さ差及び深さ差を嵌合体内に生ぜしめる
ためには、第1及び第2の加工工具を、ワークの送り軸
線に対して垂直な第1加工方向に沿って前記ワークに対
して接近・離反運動できるようにするのが有利である。
【0011】更に周方向輪郭を生産するためには、第1
及び第2の加工工具が、ワークの送り軸線に対して実質
的に垂直でかつ第1加工方向に対しても実質的に垂直な
第2加工方向に、ワークに沿って可動であるのが有利で
ある。
【0012】効果的な負荷制御を達成するためには、第
1の加工工具と第2の加工工具が別個に駆動されている
のが有利である。
【0013】両加工工具の座標整合を可能にするため
に、第1及び第2の加工工具の運動を、ワークの同時加
工のために規定の輪郭データに即応して制御する制御手
段が設けられているのが有利である。
【0014】加工面は、送り軸線に対して実質的に垂直
であるのが有利である。このように構成すれば、両加工
工具のための付加的な調整駆動装置を設ける必要がなく
なる。それというのはワークの送りは充分であり、かつ
ワークの送り軸線方向に両加工工具を調整する必要がな
くなるからである。このことは、両加工工具が運動しな
いということではなく、両加工工具が、加工盤に関して
は常に同一の規定加工面に従って動かされることを意味
しているにすぎない。
【0015】加工応力を避けるためには、加工面相互が
最大でも工具直径1つ分だけ離隔しているのが有利であ
る。
【0016】加工盤内におけるワークの正確な方位付け
を可能にするために、ワークが送り軸線を中心として回
動可能であるのが有利である。これによってアンダーカ
ット部を少なくとも部分的に製作することが可能にな
る。
【0017】第2の加工方向を可能にするためには、第
1及び/又は第2の加工工具が、工具軸線に対して平行
に配置された回転軸線を中心として調整可能であるのが
有利である。これとは択一的に、リニア式スピンドル駆
動装置を設けることも可能であるが、これは構造的に複
雑になる。
【0018】第1及び第2の加工工具は、加工面を接し
合うように、かつ/又は少なくとも部分的に交差させる
ように、各回転軸線に対して隔てられているのが有利で
ある。
【0019】これは例えば、各回転軸線に対する両加工
工具の間隔を等しい大きさにすることによって得られ
る。前記間隔が異なっている場合には、両加工面が接し
合い、かつ/又は少なくとも部分的に交差するように、
加工盤内における両回転軸線の位置を変化させることも
可能である。
【0020】典型的な歯牙修復嵌合体を製作するために
は、一方の加工工具が円筒研削ツールであり、かつ他方
の加工工具が、先端へ向かって先細に成形された研削ピ
ンであるのが有利である。
【0021】円筒研削ツールによって、歯牙修復嵌合体
の内縁をシャープに成形することが可能である。歯牙修
復嵌合体のキャップ側は、先細になる研削ピンによって
製作され、しかも先端へ向かって先細に成形された研削
ピンが、0.1mm〜0.5mmの先端半径と15゜〜
55゜の円錐角を有している場合には、嵌合体キャップ
側の窩洞を、高いデテール精度で製作することが可能に
なる。これによって制御特性も統制される。
【0022】嵌合体のアンダーカット部を製作するため
には、少なくとも一方の加工工具の第1加工方向がワー
クの送り軸線に対して90゜よりも小さな角度をとって
位置するように、前記加工工具が1本の旋回軸線を中心
として旋回可能であるのが有利である。
【0023】本発明は更にまた、同時に運転される少な
くとも2つの加工工具を備えた加工盤を使用し、しかも
加工中にワークを軸方向で送り軸線に沿って、前記ワー
クの両側に配置した前記の両加工工具に沿って擦過案内
する形式の、医科的嵌合体、特に歯牙修復嵌合体を製作
する方法に関する。本発明の方法は、両加工工具を、半
径方向作業面及び端面側作業面を有する回転駆動される
ピンとして構成し、半径方向及び/又は端面側で材料削
出を行い、かつ両加工工具を、互いに密接して位置する
加工面で前記ワークに沿って案内し、かつ前記送り軸線
に対してほぼ等しい高さレベルで作業させることを特徴
としている。
【0024】本発明の方法の利点は、嵌合体が加工応力
によって破損されることがなく、しかも特別の幾何学的
形状をもった両加工工具を使用することによって、加工
時間を節減することが可能になる点にある。
【0025】加工中にワークを軸方向で両加工工具に沿
って案内し、かつ少なくとも一方の加工工具を、ワーク
の送り軸線に対して垂直な第1加工方向で、ワークに対
して接近・離反運動させることによって、高さプロフィ
ール及び深さプロフィールを製作することが可能にな
る。
【0026】本発明の方法は、ワークを軸方向で送り込
み、しかもアンダーカット部を製作するために該ワーク
を送り軸線を中心として回動するようにして実施される
のが有利である。
【0027】嵌合体の外面を完全に加工するためには、
一方の加工工具を、少なくとも他方の加工工具の加工面
内へ侵入させ得るようにするのが有利である。
【0028】両加工工具を時間的に最適に制御できるよ
うにするためには、両加工工具を、嵌合体の製作される
ワーク領域内で互いに逆向きに作業させるのが有利であ
る。両加工工具を互いに接触させないために、両加工工
具の一方を退避させる安全制御手段が設けられている。
【0029】嵌合体の表面にアンダーカット部を製作す
るために、加工工具の第1加工方向をワークの送り軸線
に対して90゜よりも小さな角度をとって位置するよう
に、少なくとも一方の加工工具を旋回軸線を中心として
旋回可能にするのが有利である。
【0030】両加工工具の衝突を回避するために、各加
工工具がそれぞれに規定された軌道を走行し終わる各加
工面の終端部において、早い方の加工工具が遅い方の加
工工具を待つようにして両加工工具の運動が同期化され
る。
【0031】赤道ラインによって区画可能な上部部分と
下部部分とに分割される1つの嵌合体を製作するために
は、一方の加工工具によって前記嵌合体の上部部分を、
かつ他方の加工工具によって前記嵌合体の対向した下部
部分を加工するのが有利である。
【0032】1回の作業工程で、歯牙修復嵌合体の幾何
学的に主要な全ての形状を製作しようとする場合には、
嵌合体の下部部分を加工するために円筒研削ツールを使
用し、かつ嵌合体の上部部分を加工するためには、先端
へ向かって先細に形成された研削ピンを使用するのが有
利である。
【0033】
【発明の実施の形態】次に図面に基づいて本発明の実施
例を詳説する。なお図面には、セラミック素材から成る
歯牙修復嵌合体を製造するための研削盤が概略的に図示
されている。
【0034】図1には、医科的な嵌合体、特に歯牙修復
嵌合体を製作する本発明の装置の研削室の一部分が図示
されている。ワーク1はホルダー2を介して、図示を省
いたワークスピンドルにチャックされており、かつ該ワ
ークスピンドルによって送り軸線3に沿って矢印4で示
した軸方向にシフト可能である。送り軸線3の一方の側
には第1の加工工具5が配置されており、この第1加工
工具は工具スピンドル6内に支承されており、かつモー
タ7によって回転させられる。加工工具5は円筒研削ツ
ールとして構成されている。加工工具5の回転は、工具
軸線8を中心として行われる。該工具軸線8は送り軸線
3に対して直交している。
【0035】工具スピンドル6は、矢印10で示したよ
うに、回転軸線9を中心として調整回動可能である。ま
た工具スピンドル6は、矢印11によって示した第1の
加工方向に沿って、ワーク1の送り軸線3に対して垂直
な前記回転軸線9の長手方向で前記ワーク1に対して接
近・離反運動することができる。
【0036】回転軸線9を中心とする工具スピンドル6
の調整回動可能性に基づいて、加工工具5は、矢印12
で示した第2加工方向に沿ってワークの送り軸線3に対
して実質垂直に、かつ第1加工方向11に対して実質垂
直にワーク1に沿って運動可能である。
【0037】加工工具5は更に、送り軸線3と回転軸線
9とに対して直交する旋回軸線13を中心として、矢印
14で示した旋回方向に旋回可能であり、これによって
加工工具5の第1加工方向11は、ワークの送り軸線3
に対して90゜よりも小さな角度を占めることができ
る。これに基づき加工工具5によってワーク1にアンダ
ーカット部を形成することができる。
【0038】送り軸線3の他方の側には、第2の加工工
具15が配置されており、該加工工具は、0.1〜0.
5mmの先端半径をもった円錐先端を有する研削ピンと
して構成されている。前記第1と第2の加工工具5,1
5は半径方向作業面16並びに端面側作業面17,1
7′を有しており、しかも円筒研削ツールとして形成さ
れた第1の加工工具5の場合の作業面17は、工具軸線
8に対して垂直に構成されているので、半径方向作業面
から端面側作業面への移行点には90゜の角度が存在し
ている。第2の加工工具15の場合の端面側作業面は、
15゜〜55゜の円錐角を有する円錐体として構成され
ており、しかも先端部は0.1〜0.5mmの先端半径
を有しているので、円錐角の少なくとも2倍の開先角を
有する凹みを製作することが可能である。
【0039】第2の加工工具15は工具スピンドル18
に支承されており、かつ駆動装置19によって、送り軸
線3に直交する第2の工具軸線20を中心として駆動可
能である。工具スピンドル18は、送り軸線3に対して
直交していて第2の工具軸線20に対してR2分だけず
らされた回転軸線21を中心として、矢印22で示した
回動方向に調整可能である。工具スピンドル18ひいて
は第2の加工工具15は工具軸線20及び回転軸線21
に沿って、矢印23で示した送り軸線3に接近する方向
に可動である。
【0040】更にまた工具スピンドル18は、送り軸線
3並びに工具軸線8に対して直交する旋回軸線24を中
心として、矢印25で示した旋回方向に旋回することが
でき、これによって第2の加工工具15によって同じく
アンダーカット部を製作することが可能である。
【0041】三次元のアンダーカット部を製作するため
にワーク1は、送り軸線3を中心として、矢印26で示
した回転方向に回転することができる。
【0042】第1及び第2の加工工具5,15は中立位
置で、つまり第1及び第2の工具軸線8,20、両回転
軸線9,21及び送り軸線3が、両旋回軸線13,24
の直交する同一平面内に位置する中立位置で図示されて
いる。第1及び第2の加工工具5,15はワーク1に係
合していない。
【0043】図2では、ワーク1(該ワークから嵌合体
31が製作される)がホルダー2と共に図示されてい
る。第1及び第2の加工工具5,15によるワーク1の
加工は、ワーク1を送り軸線3に沿って矢印4の方向に
シフトすることによって行われ、これによってワーク1
は第1及び第2の加工工具5,15に沿って動かされ
る。
【0044】第1及び第2の加工工具5,15は、送り
軸線3に対して直交する両回転軸線9,21を中心とす
る回動によって、送り軸線3及び両回転軸線9,21に
対してほぼ垂直に向いた加工面32,33に沿って動か
される。その場合先ず、ホルダー2から離反した方のワ
ーク1の側が、加工面32.1,33.1に沿って加工
される。加工面32.1,33.1が仕上げられた後に
ワーク1は、矢印4の方向に送り軸線3に沿って僅かな
シフト量だけ、しかも最大限でも第1及び第2の加工工
具5,15の両直径の小さい方の直径分だけシフトされ
る。それに続いて新たな加工面に沿ってワーク1が加工
され、従って5回の送りによって加工面32.5,3
3.5が製作されることになる。
【0045】図2から判るように、工具スピンドル6,
18の両回転軸線9,21は合致していない。それにも
拘わらず両加工面32,33を、ワーク1の送り軸線3
に対してほぼ同一のレベルに保つために、加工面32に
対する回転軸線9の距離R1と加工面33に対する回転
軸線21の距離R2は異なっている。本実施例では距離
R1が距離R2よりも大であり、しかも両回転軸線9,
21の食い違いよって両加工面32,33は互いに近接
して位置する。
【0046】更に矢印11,23によって判るように第
1及び第2の加工工具5,15は、送り軸線3に対して
接近移動・離反移動可能である。
【0047】図3には、加工工程の開始時における両加
工工具5,15の初期位置が、ホルダー2から離反した
方のワーク1の側から見て示されており、しかもワーク
1内には、削出すべき嵌合体が略示されている。両加工
工具5,15は、回転軸線9,21を中心として偏位さ
れているので、図面左手の工具スピンドル6は図平面の
下位に、また図面右手の工具スピンドル18は図平面の
上位に偏位されることになる。両加工工具5,15は、
図平面に対して垂直に延びる送り軸線3に対して直交し
ている。
【0048】両加工工具5,15は加工時、矢印10,
22の方向でワーク1に沿って互いに逆向きに案内さ
れ、しかもその場合、両加工工具5,15は矢印11,
23の方向で、送り軸線3に対して、ひいてはワーク1
に対して接近運動又は離反運動させられる。
【0049】図4には、第1及び第2の加工工具5,1
5の加工運動例が図示されている。第1の加工工具5の
運動経路は、鎖線41によって示されており、該鎖線4
1は第1加工工具5の端面側作業面17の経過を表して
いる。第2の加工工具15の運動経路は実線42によっ
て示されており、しかも該実線42は、第2加工工具1
5の端面側作業面17′の経過を表している。ワーク1
から嵌合体を削出するためには先ずワーク1の全面にわ
たって材料を除去することが必要である。この材料除去
は、第1加工工具5が図面左下を起点として加工を開始
するのに対して、第2加工工具15が図面右上を起点と
して加工を開始するようにして行われる。両加工工具
5,15はその加工面32,33(図2)上を矢印1
0,22に沿って相互に接近運動し、しかも退避方向を
示す矢印43から判るように中央域では両加工工具5,
15は互いに退避する。この退避は、両加工工具5,1
5の制御ユニットを介して衝突を事前に検知し、次いで
一方の、つまり第2の加工工具15を第1の運動方向2
3で、矢印43で示したように第1の運動部分でワーク
1から離反する方向に離脱させ、次いで第2の運動部分
でワーク1へ向って接近運動させて、第1の加工工具5
を第2の運動方向10に支障なくワーク1に沿って案内
できるようにして行われる。これは、いわば両加工工具
5,15の主−従動運転(Master-Slave-Betrieb)であ
り、この場合第2の加工工具15は、第1の運動方向2
3に沿っての後退中、第2の運動方向に対する姿勢を維
持する。従って第1の加工工具5は、鎖線41によって
制限されていてかつ左下から右上へのハッチングによっ
て示された加工面44を擦過する。第2の加工工具15
は、実線42によって制限されかつ左上から右下へのハ
ッチングによって示された加工面45を擦過する。
【0050】図4から判るように、両加工工具をこのよ
うに制御する場合、一方の加工工具5,15を他方の加
工工具15,5の加工面内へ侵入させる範囲の部分領域
46,47が存在している。
【0051】図5には、加工面の経過にとって決定的な
幾何学的関係が図示されている。送り軸線3に沿って延
びるワーク1(しかも該ワークから嵌合体を削出せねば
ならないのだが)を出発点として、両加工工具5,15
は、半径R1,R2を有しかつ両回転軸線9,21上に
それぞれ曲率中心点を有する円軌道上を第2の加工方向
でワーク1に沿って移動し、かつ材料を除去する。矢印
43で示した中央域では、未だ材料除去は行われていな
い。それというのはこの場合、両加工工具5,15は、
図4に基づいて説明したように、第2の加工方向での更
なる送りによって退避されるからである。
【0052】第1の加工工具5の下にはライン41が経
過している。これは、より深く図平面内にずらされたワ
ーク1の材料が残留しており、かつ後の時点に第2の加
工工具15によって除去されることを意味している。両
加工工具5,15は、異なった曲率半径R1,R2の円
軌道上を運動するにもかかわらず、この円軌道に沿った
加工面は実質的に、ワーク1の送り軸線3を基準として
等しい高さに位置し、かつ送り軸線3に対して実質的に
垂直である。両回転軸線9,21を中心とする円運動を
両加工工具に行わせる代わりに、両加工工具5,15に
純然たる線運動を行わせるようにすることも勿論可能で
あるが、当然のことながら、幾分コスト高の装置費が必
要になる。それにも拘わらず本発明の思想は、線運動式
の加工工具によっても実現することができる。
【0053】図6では、曲率半径R1を有する円軌道及
び曲率半径R2を有する円軌道に沿って延びる加工面3
2,33が概略的に図示されており、その場合図面から
認識できることは、送り軸線3の領域において両加工面
32,33が相互に移行し合っていることである。加工
面を円弧とみなすならば、両円弧は交点で送り軸線3と
接している。
【0054】図7では、ワーク1の領域内への加工経過
が図示されており、このワーク領域では嵌合体がワーク
1からすでに部分的に削出されており、従って両加工工
具5,15は嵌合体の輪郭を生産するものでなければな
らない。鎖線41によって第1の加工工具5の作業領域
がやはり表示され、しかも第1の加工工具5は、矢印1
1の方向でワーク1に対する接近・離反運動を行い、か
つ矢印10の方向でワーク1に沿って動かされる。第2
の加工工具15は矢印23の方向でワーク1に対する接
近・離反運動を行い、かつ矢印22の方向でワーク1に
沿って動かされる。両加工工具5,15はその場合、各
加工平面における交点の並列によって生じる赤道ライン
48で互いに交差する。該赤道ライン48は嵌合体を上
部部分49と下部部分50とに分割し、しかも上部部分
49はもっぱら第2の加工工具15によって、かつ下部
部分50はもっぱら第1の加工工具5によって加工され
る。
【0055】歯牙修復嵌合体にとって典型的な幾何学形
状は、下部部分50の成形のためには端面側作業面17
を有する円筒研削ツールを使用するのが有利であり、そ
の場合、前記端面側作業面17は半径方向作業面16に
対して垂直に配置されているので、キャビテーション5
1内に配置されたコーナー52を完全に仕上げることが
可能である。
【0056】上部部分49を成形するためには、円錐体
の形の端面側作業面17′を有する第2の加工工具15
が使用され、この場合円錐先端は0.1mm〜0.5m
mの半径を有している。円錐角つまり円錐体の母線と工
具軸線とのなす角度は15゜〜55゜であるので、開先
角とも呼ばれる2倍の円錐角は30゜〜110゜であ
る。このような幾何学的研削形状を用いれば、歯牙修復
嵌合体の作成に必要な表面経過、特に歯科的窩洞を充分
な精密度で加工することが可能になる。更に円錐先端に
基づいて丸味形状を理想的な経過ラインに一層近づける
ことが可能である。
【0057】その場合原則として、前記歯科的窩洞を形
成するために送り軸線3を中心としてワーク1を回転さ
せる必要はない。ワーク1は全加工中にわたって、一度
占めた位置に留まることができ、ただ送り軸線3の方向
に動かされるにすぎない。
【0058】又この加工段階においても両加工面44,
45は部分領域46,47においてオーバーラップし、
或いは一方の加工工具が、他方の加工工具の加工面内へ
侵入する。
【0059】両加工工具5,15は、次の加工面の加工
を開始する前に各加工面の終端で、早い方の加工工具が
遅い方の加工工具を待つように制御される。
【図面の簡単な説明】
【図1】研削盤の研削室の原理的な構成の斜視図であ
る。
【図2】被加工ワークに対する種々異なった加工面の位
置を示す概略図である。
【図3】ワークに対して前面方向から見た研削室の正面
図である。
【図4】研削軌道及び加工面を付記した図3相当の拡大
正面図である。
【図5】円筒フライスの工具スピンドルを省いて図3の
左側から見たワークの側面図である。
【図6】ワーク加工面における加工軌道を示す図であ
る。
【図7】嵌合体をすでに部分的に製作し状態で示したワ
ーク加工面を示す図である。
【符号の説明】
1 ワーク、 2 ホルダー、 3 送り軸線、 4
送り方向を示す矢印、5 第1の加工工具、 6 工具
スピンドル、 7 モータ、 8 第1の工具軸線、
9 回転軸線、 10 調整回動方向を示す矢印、 1
1 第1加工方向を示す矢印、 12 第2加工方向を
示す矢印、 13 旋回軸線、 14旋回方向を示す矢
印、 15 第2の加工工具、 16 半径方向作業
面、17,17′ 端面側作業面、 18 工具スピン
ドル、 19 駆動装置、20 第2の工具軸線、 2
1 回転軸線、 22 調整回動方向を示す矢印、23
可動方向を示す矢印、 24 旋回軸線、 25 旋
回方向を示す矢印、 26 回転方向を示す矢印、 3
1 嵌合体、 32,33;32.1,33.1;3
2.5,33.5 加工面、 41 鎖線、 42 実
線、 43退避方向を示す矢印、 44,45 加工
面、 46,47 部分領域、 48赤道ライン、 4
9 上部部分、 50 下部部分、 51 キャビテー
ション、 52 コーナー、 R1,R2 加工面に対
する回転軸線の距離又は曲率半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュテファン ヘーン ドイツ連邦共和国 ベンスハイム エルゼ −ラスカー−シューラーシュトラーセ (番地なし) (72)発明者 ベルント ローテンベルガー ドイツ連邦共和国 ゲルンスバッハ アム ゾンネンガルテン 9

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向で送り軸線(3)に沿って調整移
    動可能なワーク(1)と、前記送り軸線(3)の一方の
    側に配置された第1の加工工具(5)と、同時に運転さ
    れて前記ワーク(1)の他方の側に配置された第2の加
    工工具(15)とを備えた形式の、医科的嵌合体、特に
    歯牙修復嵌合体を製作する装置において、 第1及び第2の加工工具(5,15)が、半径方向作業
    面(16)と端面側作業面(17,17′)とを有する
    回転駆動可能なピンとして構成されており、前記第1と
    第2の加工工具(5,15)がワーク(1)の加工中
    に、該ワークの送り軸線(3)を基準としてほぼ等しい
    高さレベルに配置されており、かつ互いに密接して位置
    する加工面(32,33;44,45)に沿って作業す
    るようになっていることを特徴とする、医科的嵌合体を
    製作する装置。
  2. 【請求項2】 ワーク(1)が軸方向に送り込み可能で
    ある、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 第1及び第2の加工工具(5,15)
    が、ワーク(1)の送り軸線(3)に対して垂直な第1
    加工方向(11)に沿って前記ワーク(1)に対して接
    近・離反運動可能である、請求項1又は2記載の装置。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の加工工具(5,15)
    が、ワーク(1)の送り軸線(3)に対して実質的に垂
    直でかつ第1加工方向(11)に対しても実質的に垂直
    な第2加工方向(12)に、ワーク(1)に沿って可動
    である、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 第1の加工工具(5)と第2の加工工具
    (15)が別個に駆動されている、請求項1から4まで
    のいずれか1項記載の装置。
  6. 【請求項6】 第1及び第2の加工工具(5,15)の
    運動を、ワーク(1)の同時加工のために規定の輪郭デ
    ータに即応して制御する制御手段が設けられている、請
    求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
  7. 【請求項7】 加工面が、送り軸線(3)に対して実質
    的に垂直である、請求項1から6までのいずれか1項記
    載の装置。
  8. 【請求項8】 加工面相互が最大でも工具直径1つ分だ
    け離隔している、請求項1から7までのいずれか1項記
    載の装置。
  9. 【請求項9】 ワーク(1)が送り軸線(3)を中心と
    して回動可能である、請求項1から8までのいずれか1
    項記載の装置。
  10. 【請求項10】 第1及び/又は第2の加工工具(5,
    15)が、工具軸線(8,20)に対して平行に配置さ
    れた回転軸線(9,21)を中心として調整可能であ
    る、請求項1から9までのいずれか1項記載の装置。
  11. 【請求項11】 第1及び第2の加工工具(5,15)
    が、加工面を接し合うように、かつ/又は少なくとも部
    分的に交差させるように、各回転軸線(9,21)に対
    して隔てられている、請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 各回転軸線(9,21)に対する両加
    工工具(5,15)の間隔が等しい大きさである、請求
    項10又は11記載の装置。
  13. 【請求項13】 一方の加工工具(5)が円筒研削ツー
    ルであり、かつ他方の加工工具(15)が、先端へ向か
    って先細に成形された研削ピンである、請求項1から1
    2までのいずれか1項記載の装置。
  14. 【請求項14】 先端(17)へ向かって先細に成形さ
    れた研削ピン(15)が、0.1mm〜0.5mmの先
    端半径と15゜〜55゜の円錐角を有している、請求項
    13記載の装置。
  15. 【請求項15】 少なくとも一方の加工工具(5)の第
    1加工方向(11)がワーク(1)の送り軸線(3)に
    対して90゜よりも小さな角度をとって位置するよう
    に、前記加工工具(5)が1本の旋回軸線を中心として
    旋回可能である、請求項1から14までのいずれか1項
    記載の装置。
  16. 【請求項16】 同時に運転される少なくとも2つの加
    工工具(5,15)を備えた加工盤を使用し、しかも加
    工中にワーク(1)を軸方向で送り軸線(3)に沿っ
    て、前記ワーク(1)の両側に配置した前記の両加工工
    具(5,15)に沿って擦過案内する形式の、医科的嵌
    合体、特に歯牙修復嵌合体を製作する方法において、 両加工工具(5,15)を、半径方向作業面(16)及
    び端面側作業面(17,17′)を有する回転駆動され
    るピンとして構成し、半径方向及び/又は端面側で材料
    削出を行い、かつ両加工工具(5,15)を、互いに密
    接して位置する加工面(32,33)で前記ワーク
    (1)に沿って案内し、かつ前記送り軸線(3)に対し
    てほぼ等しい高さレベルで作業させることを特徴とす
    る、医科的嵌合体を製作する方法。
  17. 【請求項17】 ワーク(1)を加工中に軸方向で両加
    工工具(5,15)に沿って案内し、かつ少なくとも1
    つの加工工具(5,15)を、前記ワーク(1)の送り
    軸線(3)に対して垂直な第1加工方向(11,23)
    で前記ワーク(1)に対して接近・離反運動させる、請
    求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 少なくとも1つの加工工具(5,1
    5)を、第2加工方向(12,22)に沿ってワーク
    (1)の送り軸線(3)に対して実質的に垂直かつ第1
    加工方向(11,23)に対しても実質的に垂直に前記
    ワーク(1)に沿って可動にする、請求項16から17
    までのいずれか1項記載の方法。
  19. 【請求項19】 ワーク(1)を軸方向で送り込み、か
    つアンダーカット部を形成するために前記ワーク(1)
    を送り軸線(3)を中心として回動する、請求項16か
    ら18までのいずれか1項記載の方法。
  20. 【請求項20】 一方の加工工具(5,15)を、少な
    くとも一時的に他方の加工工具(15,5)の加工面
    (32,33;44,45)内へ侵入させる、請求項1
    6から19までのいずれか1項記載の方法。
  21. 【請求項21】 両加工工具(5,15)を、嵌合体の
    製作されるワーク領域内で互いに逆向きに作業させる、
    請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 嵌合体の表面にアンダーカット部を製
    作するために、加工工具の第1加工方向(11,23)
    を、ワーク(1)の送り軸線(3)に対して90゜より
    も小さな角度をとって位置するように、少なくとも一方
    の加工工具(5,15)を旋回軸線(13,24)を中
    心として旋回可能にする、請求項16から21までのい
    ずれか1項記載の方法。
  23. 【請求項23】 各加工工具(5,15)がそれぞれに
    規定された軌道を走行し終わる各加工面(32,33;
    44,45)の終端部において、早い方の加工工具
    (5,15)が遅い方の加工工具(5,15)を待つよ
    うにして、両加工工具(5,15)の運動を同期化す
    る、請求項16から22までのいずれか1項記載の方
    法。
  24. 【請求項24】 製作すべき嵌合体を、赤道ライン(4
    8)によって区画可能な上部部分(49)と下部部分
    (50)とに分割し、一方の加工工具(15)によって
    前記嵌合体の上部部分(49)を、かつ他方の加工工具
    (5)によって前記嵌合体の対向した下部部分(50)
    を加工する、請求項16から23までのいずれか1項記
    載の方法。
  25. 【請求項25】 嵌合体の下部部分(50)を加工する
    ために円筒研削ツールを使用し、かつ嵌合体の上部部分
    (49)を加工するためには、先端へ向かって先細に形
    成された研削ピンを使用する、請求項16から24まで
    のいずれか1項記載の方法。
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