JP2014120651A - 積層配線板及びその製造方法 - Google Patents

積層配線板及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014120651A
JP2014120651A JP2012275610A JP2012275610A JP2014120651A JP 2014120651 A JP2014120651 A JP 2014120651A JP 2012275610 A JP2012275610 A JP 2012275610A JP 2012275610 A JP2012275610 A JP 2012275610A JP 2014120651 A JP2014120651 A JP 2014120651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring board
conductor
via land
land
via hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012275610A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Kiuchi
脩治 木内
Satoshi Nakamura
中村  聡
Taku Ishioka
卓 石岡
Toshihisa Uehara
利久 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Circuit Solutions Inc
Toppan Inc
Original Assignee
Kyocera Circuit Solutions Inc
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Circuit Solutions Inc, Toppan Printing Co Ltd filed Critical Kyocera Circuit Solutions Inc
Priority to JP2012275610A priority Critical patent/JP2014120651A/ja
Publication of JP2014120651A publication Critical patent/JP2014120651A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Abstract

【課題】導体層に微細な導体パターンを形成することができ、導体層間の導通が確実で接続信頼性の高い、導電体が充填されたビアホールを有する積層配線板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】絶縁樹脂層11と、絶縁樹脂層11の一方の面上に形成されたビアランド12と、絶縁樹脂層11の一方の面上及びビアランド12の第1の面上に形成された絶縁樹脂層13と、ビアランド12の第1の面上の絶縁樹脂層13に形成されたビアホールに充填された第1の導電体と、ビアランド12の第1の面に対向する第2の面上の絶縁樹脂層11に形成されたビアホールに充填された第2の導電体とを備える。第1の導電体は、ビアランド12を介して第2の導電体と導通している。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板などに使用される積層配線板及びその製造方法に関する。
従来から、導体層と層間絶縁層とを交互に積層した多層積層配線板においては、微細な回路の実現のため、多層の導体層間の導通構造(以下、導電体が充填されたビアホール)を随所に配置している。この層間の導電体が充填されたビアホールは、ドリル等によるビアホールの形成、及びビアホールへのめっき充填により形成されるのが一般的である。ビアホールは、導体層間を接続するために、層間絶縁層にあける穴をいう。
しかしながら、従来のビアホールの形成方法(層間接続方法)においては次のような問題点があった。プリント配線板の微細化により、ビアホールの穴径はより小さくなっていくが、穴あけ用のドリルの径は、0.15〜0.20mm程度が下限である。このため、ビアホールの周囲に形成するビアランド径が大きくなり、高密度なパターン形成が困難になる。
そのため、導電体が充填された微細なビアホールを形成するには、まず、レーザ加工により開口部を形成し、フィルドめっきによってビアホールを導電体で充填することが行われている。しかし、例えば、積層配線板の板厚が100μmより厚い場合、ビアホールをめっき充填すると、充填されるめっきが不十分となり、接続信頼性が低下する恐れがある。
接続信頼性の高い層間接続を行うために、特許文献1では両面銅張積層板の両面からレーザを照射し、積層板の中間部分にビアホール径の最小部分を形成している。これにより、ビアホール内のめっきのつきまわりを改善し、さらに最小部分についためっきを有底とすることでビアホールに導電体を充填している。
特開2003−46248号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたビアホール形成方法では、めっき充填の基点が完全に閉じていないため、通常の有底のビアホールに対するフィリングめっきに比べ、ビアホールを充填させるためのめっき量は増加する。このため、表層に析出するめっき量も増加し、導体層に微細な導体パターンを形成するのが困難になる。また、両面から形成したビアホールに位置ズレがある場合、ビアホールによる導通をとることが困難になる。
本発明が解決しようとする課題は、導体層に微細な導体パターンを形成することができ、導体層間の導通が確実で接続信頼性の高いビアホールを有する積層配線板及びその製造方法を提供することにある。
第一の発明は、第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層の一方の面上に形成されたビアランドと、前記第1の絶縁層の前記一方の面上及び前記ビアランドの第1の面上に形成された第2の絶縁層と、前記ビアランドの前記第1の面上の前記第2の絶縁層に形成されたビアホールに充填された第1の導電体と、前記ビアランドの前記第1の面に対向する第2の面上の前記第1の絶縁層に形成されたビアホールに充填された第2の導電体とを具備し、前記第1の導電体は、前記ビアランドを介して前記第2の導電体と導通していることを特徴とする積層配線板である。
第二の発明は、前記第1,第2の導電体の底部が、前記ビアランドの前記第1の面の真上から見たとき、前記ビアランドの領域内に配置されていることを特徴とする前記第一の発明に記載の積層配線板である。
第三の発明は、前記第1,第2の導電体の最大径が、前記ビアランドの前記第1の面の真上から見たとき、前記ビアランドの領域内に配置されていることを特徴とする前記第一または第二の発明に記載の積層配線板である。
第四の発明は、前記ビアランドが、前記第1,第2の導電体の底部の直径以上の辺を有する多角形であることを特徴とする前記第一乃至三の発明のいずれかに記載の積層配線板である。
第五の発明は、前記多角形が、4角形以上8角形未満であることを特徴とする前記第四の発明に記載の積層配線板である。
第六の発明は、前記多角形の頂点の内角が、90度以上135度未満であることを特徴とする前記第五の発明に記載の積層配線板である。
第七の発明は、前記ビアランドの厚さが、3μm以上10μm未満であることを特徴とする前記第一乃至六の発明のいずれかに記載の積層配線板である。
第八の発明は、前記ビアホールの最大径が10μm以上100μm以下、前記ビアホールの深さが100μm以下であることを特徴とする前記第一乃至七の発明のいずれかに記載の積層配線板である。
第九の発明は、第1の絶縁層の一方の面上及び前記一方の面に配置されたビアランドの第1の面上に第2の絶縁層と導体層を順に積層して積層板を形成する工程と、前記積層板の表面と裏面から穴をあけ、前記ビアランドの前記第1の面を底部とする第1のビアホールと、前記ビアランドの前記第1の面に対向する第2の面を底部とする第2のビアホールを形成する工程と、前記第1,第2のビアホールに導電体を充填して、前記ビアランドの前記第1,第2の面上に第1,第2の導電体が充填されたビアホールを形成する工程とを具備することを特徴とする積層配線板の製造方法である。
第十の発明は、前記第1,第2のビアホールの底部が、前記ビアランドの前記第1の面の真上から見たとき、前記ビアランドの領域内に配置されていることを特徴とする前記第九の発明に記載の積層配線板の製造方法である。
第十一の発明は、前記第1,第2のビアホールの最大径が、前記ビアランドの前記第1の面の真上から見たとき、前記ビアランドの領域内に配置されていることを特徴とする前記第九または十の発明に記載の積層配線板の製造方法である。
第十二の発明は、前記ビアランドが、前記第1,第2のビアホールの底部の直径よりも大きい辺の長さを有することを特徴とする前記第九の発明に記載の積層配線板の製造方法である。
本発明によれば、導体層と層間絶縁層とを交互に積層してなる積層配線板において、導体層に高密度な導体パターンを形成でき、導体層間の接続の信頼性の高い、導電体が充填されたビアホールを有する積層配線板及びその製造方法を提供できる。
本発明に係る実施形態の積層配線板の構造を示す断面図である。 本発明に係る実施形態の積層配線板の製造方法を示す断面図である。 本発明に係る実施形態の積層配線板の製造方法を示す断面図である。 本発明に係る実施形態の積層配線板の製造方法を示す断面図である。 本発明に係る実施形態の積層配線板の製造方法を示す断面図である。 本発明に係る実施形態の積層配線板の製造方法を示す断面図である。 本発明に係る実施形態の積層配線板のビアホールとビアランドの断面図及び平面図である。 本発明に係る実施形態の積層配線板のビアホールとビアランドの断面図及び平面図である。
以下、図面を参照して実施形態の積層配線板及びその製造方法について説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
まず、本発明の実施形態の積層配線板の構造について説明する。
図1は、実施形態の積層配線板の構造を示す断面図である。
本実施の形態に係る積層配線板10は、図1に示すような断面構造を有している。絶縁樹脂層11の一方の面には、ビアランド12が形成されている。絶縁樹脂層11の一方の面上及びビアランド12上には、絶縁樹脂層13が形成されている。絶縁樹脂層13上には、導体層、例えば銅箔14が形成されている。さらに、絶縁樹脂層11の一方の面に対向する他方の面には、導体層、例えば銅箔15が形成されている。
絶縁樹脂層11,13は厚さが25μm〜100μm程度であり、銅箔14,15の厚さは3μm〜18μmの範囲内である。ビアランドの厚さは、3μm以上10μm未満の範囲内とし、さらに5μm以上10μm未満の範囲内であることが望ましい。
ビアランド12の一方の面(第1の面)上の絶縁樹脂層13内には、ビアホールが形成され、このビアホールに導電体が充填されたビアホール16が形成されている。さらに、銅箔14上にはランドや配線などを含む導体パターン16aが形成されている。ここでは、めっきにより、ビアホール16と導体パターン16aを同一材料(例えば、銅)で形成している。
また、ビアランド12の一方の主面に対向する他方の面(第2の面)上の絶縁樹脂層11内には、ビアホールが形成され、このビアホールに導電体が充填されたビアホール17が形成されている。ここでは、めっきにより、ビアホール17と導体パターン17aを同一材料(例えば、銅)で形成している。
次に、本発明の実施形態の積層配線板の製造方法について説明する。
図2〜図6は、実施形態の積層配線板の製造方法を示す断面図である。
まず、図2に示すような、両面銅箔付きの両面銅張積層板20を準備する。両面銅張積層板20は、絶縁樹脂層11と、絶縁樹脂層11の両面に配置された導体層、例えば銅箔12a,15を有する。絶縁樹脂層11は厚さが25μm〜100μm程度であり、銅箔12a,15の厚さは3μm〜18μmの範囲内である。
次に、絶縁樹脂層11上の銅箔12aをパターニングして、図3に示すように、ビアランド12を形成する。ビアランド12の厚さは、前述したように、3μm以上10μm未満の範囲内とし、さらに5μm以上10μm未満の範囲内であることが望ましい。厚さが10μm未満であれば、積層される絶縁樹脂層13に生じる段差を低くすることができる。厚さが3μm以上であれば、後述するビアホール形成工程やめっき工程でのビアランド12の破損等を防ぐことができ、さらに厚さが5μm以上であればより確実に破損等を防ぐことができる。
また、後工程でビアランド12を底部とするビアホールを形成するとき、ビアランド12が剥離や破損しないように、ビアランド12の形状は、ビアホール底部の直径以上の辺の長さを有する4角形以上、8角形未満の多角形にする。4角形以上、8角形未満の多角形にすると、多角形の各角と絶縁樹脂層の密着により、より安定した製造が可能となる。なお、ビアランド12の形状は、正4角形以上、正8角形未満の多角形であることが望ましく、すなわち多角形の頂点の内角は、90度以上135度未満であることが望ましい。
次に、絶縁樹脂層11のビアランド12が形成された面上及びビアランド12上に、絶縁樹脂層11と同じ厚さの絶縁樹脂層13と、銅箔12aと同じ厚さの銅箔14を順に積層し、加熱圧着することにより、図4に示すように、複合積層配線板30を形成する。複合積層配線板30は、絶縁樹脂層の厚さ方向の中心からビアランド12の厚さ分ずれた位置にビアランド12が形成されている構造を持つ。このため、絶縁樹脂層13の厚さをその分厚くして、ビアランド12が絶縁樹脂層の厚さ方向の中心付近に位置するようにしてもよい。
次に、図5に示すように、レーザ加工により、複合積層配線板30の表面と裏面から銅箔14,15及び絶縁樹脂層13,11に穴をあけ、ビアランド12に達するビアホール16h,17hを複合積層配線板30の表裏面にそれぞれ形成する。ビアホール16hはビアランド12の第1の面を底とする穴であり、ビアホール17hはビアランド12の第1の面に対向する第2の面を底とする穴である。例えば、ビアホール16h,17hの最大径は10μm以上100μm以下であり、前記ビアの深さは100μm以下である。レーザ加工は、ウィンドウ工法、銅ダイレクトレーザ工法のどちらでも可能であり、銅箔の厚さやビアの条件によって変更してよい。
ビアホール16h,17hの位置は、真上から見て、すなわち複合積層配線板30の表面に垂直な方向から見て、ビアホール16h,17hの底部がビアランド12の領域内にあるとよい。さらに、ビアホール16h,17hの開口部がビアランド12の領域内にあると好ましい。これらについては、後で図面を参照して詳述する。
次に、図6に示すように、フィルドめっきにより、複合積層配線板30の表裏面に形成されたビアホール16h,17hに導電体が充填されたビアホール16,17をそれぞれ形成する。ビアホール16,17の形成では、例えば銅メッキが用いられ、ビアホール16h,17hに銅が埋め込まれると共に、銅箔14,15上にランドや配線などの導体パターン16a,17aが形成される。このとき、めっきはビアランド12を底として塞がれていく。これにより、複合積層配線板30の表裏にビアホールが2つできる。ビアホール16h,17hを充填するために必要な深さは、複合積層配線板30の板厚の半分となる。このため、導電体が充填されたビアホールを容易に形成することができる。以上の工程により、積層配線板10が製造される。
次に、導電体が充填されたビアホール16,17(またはビア16h,17h)とビアランド12との位置関係について説明する。
図7(a)及び図8(a)は積層配線板における導電体が充填されたビアホール(またはビアホール)とビアランドの位置関係を示す断面図であり、図7(b)及び図8(b)はビアホールとビアランドの位置関係を示す平面図である。
導電体が充填されたビアホール16,17(または、ビアホール16h,17h)の位置は、図7(a),(b)に示すように、導電体が充填されたビアホール16,17の底部16b,17bがビアランド12の領域内に配置されるようにする。これにより、導電体が充填されたビアホール16,17間の導通を確実なものにでき、積層配線板10両面に配置された銅箔14,15間における接続の信頼性を高めることができる。
さらに、図8(a),(b)に示すように、導電体が充填されたビアホール16,17の最大径(または最上部)16c,17c(または、ビアホール16h,17hの開口部)がビアランド12の領域内に配置されるようにする。このようにすれば、ビアホールによる導通部分の面積を小さくでき、微細な配線形成が可能となる。
以上説明したように本実施の形態では、まず、絶縁樹脂層11の両面に銅箔12a,15を有する両面銅張積層板20の片面にビアランド12を形成した後、絶縁樹脂層13と銅箔14をビアランド12上に積層し、熱圧着を行うことで複合積層配線板30を形成する。その後、ビアランド12に達するビアホール16h,17hを表裏面から形成し、めっきによりビアホール16h,17hに導電体を充填することにより、導電体が充填されたビアホール16,17を形成する。これにより、積層配線板の表裏面の導体層(銅箔14,15など)が導電体が充填されたビアホール16,17及びビアランド12によって層間接続された積層配線板10を形成する。
また、フィルドめっき工程において、ビアホール16h,17hの実質的な深さは、積層配線板10の厚さのおよそ半分になっている。このため、めっき量は少なくてすみ、表層に析出するめっき層である導体パターン16aもあまり厚くならない。これにより、積層配線板の表裏面に微細なパターンを形成することが可能である。
本実施の形態では、絶縁樹脂層の厚さ方向の中間付近にビアランド12を形成することにより、通常のめっきで充填が困難である厚さ、例えば100μmより厚く200μm以下の絶縁樹脂層における両面導体の接続をめっきによって形成することができる。また、ビアホールの形成をレーザ加工によって行っている。このため、ビアホール16h,17hの開口穴径は100μm程度とすることができる。これらにより、高密度なパターン形成が可能な積層配線板及びその製造方法を実現することが可能である。
本実施の形態の積層配線板における層間接続構造は、ビアランドが厚さ方向の中央に形成された複合積層配線板において、複合積層配線板の表裏の導体層の導通をとる層間接続構造である。この層間接続構造は、表裏に形成された2つのビアホールのテーパー形状の頂部がビアランドに接続した形状である。さらに、ビアホールはめっきで充填されたものである。この場合、めっきにて導電体を充填するときの穴の深さは、表裏にそれぞれ形成されたテーパー形状のビアホールの高さとなる。このため、ビアホールへの導電体の充填量も少なくて済み、ビアホールへの導電体の充填が容易になる。さらに、表層へ析出する導体も少なくできる。また、ビアホールの頂部の加工精度はビアランドの大きさによって調節できるため、レーザ加工によるビアホールの位置精度が緩和できる。
なお、本実施の形態では、両面に銅箔14,15を付けた絶縁樹脂層を使用したが、両面に銅箔のない絶縁樹脂層を使用し、銅箔14,15及び導体パターン16a,17aに相当する導体部をめっきのみで形成してもよい。また、出発材料である両面銅張積層板20は、銅箔なしの絶縁樹脂層もしくは片面に銅箔を付けた絶縁樹脂層でもよい。また、めっきには、無電解めっきを用いてもよいし、電解めっきを用いてもよい。
また、本実施の形態では、ビアランド12を4角形以上、8角形未満の多角形としているが、その角は厳密な角である必要はなく、パターニングで形成可能な多角形でよい。また、ビアランドの厚さを3μm以上10μm未満の範囲内としているが、この厚さより厚い場合、ビアランドの厚さ方向の位置が絶縁樹脂層の中心付近から外れ、めっきによりビアホール16h,17hに充填されるめっき厚さに表裏差ができてしまう。
以上説明したように本発明によれば、導体層に微細な導体パターンを形成することができ、導体層間の導通が確実で接続信頼性の高い、導電体が充填されたビアホールを有する積層配線板及びその製造方法を提供することができる。本発明では、従来においてめっきによる充填が困難な厚さの絶縁樹脂層間の導通を、少ないめっき量で接続することができる。また、ビアホールの形成時にビアホールがずれた場合でも確実な導通を確保することができる。
なお、上述した本発明の実施の形態は、単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって、本発明は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。
10…積層配線板、11…絶縁樹脂層、12a…銅箔、12…ビアランド、13…絶縁樹脂層、14…銅箔、15…銅箔、16…導電体が充填されたビアホール、16a…導体パターン、16h…ビアホール、17…導電体が充填されたビアホール、17a…導体パターン、17h…ビアホール、20…両面銅張積層板、30…複合積層配線板。

Claims (12)

  1. 第1の絶縁層と、
    前記第1の絶縁層の一方の面上に形成されたビアランドと、
    前記第1の絶縁層の前記一方の面上及び前記ビアランドの第1の面上に形成された第2の絶縁層と、
    前記ビアランドの前記第1の面上の前記第2の絶縁層に形成されたビアホールに充填された第1の導電体と、
    前記ビアランドの前記第1の面に対向する第2の面上の前記第1の絶縁層に形成されたビアホールに充填された第2の導電体とを具備し、
    前記第1の導電体は、前記ビアランドを介して前記第2の導電体と導通していることを特徴とする積層配線板。
  2. 前記第1,第2の導電体の底部は、前記ビアランドの前記第1の面の真上から見たとき、前記ビアランドの領域内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の積層配線板。
  3. 前記第1,第2の導電体の最大径は、前記ビアランドの前記第1の面の真上から見たとき、前記ビアランドの領域内に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の積層配線板。
  4. 前記ビアランドは、前記第1,第2の導電体の底部の直径以上の辺を有する多角形であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の積層配線板。
  5. 前記多角形は、4角形以上8角形未満であることを特徴とする請求項4に記載の積層配線板。
  6. 前記多角形の頂点の内角は、90度以上135度未満であることを特徴とする請求項5に記載の積層配線板。
  7. 前記ビアランドの厚さは、3μm以上10μm未満であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の積層配線板。
  8. 前記ビアホールの最大径は、10μm以上100μm以下、前記ビアホールの深さは100μm以下であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の積層配線板。
  9. 第1の絶縁層の一方の面上及び前記一方の面に配置されたビアランドの第1の面上に第2の絶縁層と導体層を順に積層して積層板を形成する工程と、
    前記積層板の表面と裏面から穴をあけ、前記ビアランドの前記第1の面を底部とする第1のビアホールと、前記ビアランドの前記第1の面に対向する第2の面を底部とする第2のビアホールを形成する工程と、
    前記第1,第2のビアホールに導電体を充填して、前記ビアランドの前記第1,第2の面上に第1,第2の導電体が充填されたビアホールを形成する工程と、
    を具備することを特徴とする積層配線板の製造方法。
  10. 前記第1,第2のビアホールの底部は、前記ビアランドの前記第1の面の真上から見たとき、前記ビアランドの領域内に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の積層配線板の製造方法。
  11. 前記第1,第2のビアホールの最大径は、前記ビアランドの前記第1の面の真上から見たとき、前記ビアランドの領域内に配置されていることを特徴とする請求項9または10に記載の積層配線板の製造方法。
  12. 前記ビアランドは、前記第1,第2のビアホールの底部の直径よりも大きい辺の長さを有することを特徴とする請求項9に記載の積層配線板の製造方法。
JP2012275610A 2012-12-18 2012-12-18 積層配線板及びその製造方法 Pending JP2014120651A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012275610A JP2014120651A (ja) 2012-12-18 2012-12-18 積層配線板及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012275610A JP2014120651A (ja) 2012-12-18 2012-12-18 積層配線板及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014120651A true JP2014120651A (ja) 2014-06-30

Family

ID=51175240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012275610A Pending JP2014120651A (ja) 2012-12-18 2012-12-18 積層配線板及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014120651A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003031952A (ja) * 2001-07-12 2003-01-31 Meiko:Kk コア基板、それを用いた多層回路基板
JP2003046249A (ja) * 2001-08-02 2003-02-14 Ibiden Co Ltd 積層配線板およびその製造方法
JP2004241512A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd プリント配線基板の導電パターン及びプリント配線基板
JP2011134957A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Shinko Electric Ind Co Ltd 多層配線基板
JP2011134890A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Shinko Electric Ind Co Ltd 多層配線基板、多層配線基板の製造方法、及びヴィアフィル方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003031952A (ja) * 2001-07-12 2003-01-31 Meiko:Kk コア基板、それを用いた多層回路基板
JP2003046249A (ja) * 2001-08-02 2003-02-14 Ibiden Co Ltd 積層配線板およびその製造方法
JP2004241512A (ja) * 2003-02-05 2004-08-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd プリント配線基板の導電パターン及びプリント配線基板
JP2011134890A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Shinko Electric Ind Co Ltd 多層配線基板、多層配線基板の製造方法、及びヴィアフィル方法
JP2011134957A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Shinko Electric Ind Co Ltd 多層配線基板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5360494B2 (ja) 多層配線基板、多層配線基板の製造方法、及びヴィアフィル方法
JP2008244083A (ja) 多層配線基板及びその製造方法
JP4256603B2 (ja) 積層配線板の製造方法
JP2015220282A (ja) プリント配線板
KR101332079B1 (ko) 다층 인쇄회로기판 제조 방법 및 이에 따라 제조된 다층 인쇄회로기판
JP2005142178A (ja) 電子部品内蔵多層プリント配線板
JP5651936B2 (ja) 容量素子具有配線板、容量素子具有配線板の製造方法
JP4705400B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JP2010103435A (ja) 配線基板及びその製造方法
WO2017020448A1 (zh) 印刷电路板的机械过孔方法及机械过孔的印刷电路板
JP4657870B2 (ja) 部品内蔵配線板、部品内蔵配線板の製造方法
TWI479963B (zh) 嵌入基板之被動元件及具有嵌入之被動元件之基板
KR20110113980A (ko) 필름을 포함한 다층 인쇄회로기판 및 그 제조 방법
JP2009060151A (ja) 積層配線板の製造方法
WO2021009865A1 (ja) 高密度多層基板、及びその製造方法
JP2014120651A (ja) 積層配線板及びその製造方法
JP4963495B2 (ja) 積層配線板およびその製造方法
JP5621311B2 (ja) 回路基板の製造方法
JP2019204843A (ja) プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
KR102163041B1 (ko) 회로기판, 회로기판 제조방법 및 2단 비아 구조
KR102149797B1 (ko) 기판 및 그 제조 방법
KR20050063662A (ko) 다층 프린트 배선판 및 다층 프린트 배선판의 제조 방법
JP2016207918A (ja) プリント配線板及びプリント配線板の製造方法
JP4302045B2 (ja) 多層フレキシブル回路配線基板及びその製造方法
JP2010103580A (ja) スルーホールを有する積層板およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20141104

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150901

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171205