JP2014119766A - 通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】IDコード設定用に不揮発メモリやID設定端子を必要としないばかりか、任意のIDコードを各スレーブ装置に対して設定可能にする。
【解決手段】ホスト装置又は前段のスレーブ装置から入力するシリアルデータ信号を後段に転送するゲート回路150と、IDコードを格納するIDレジスタ130とを備え、前記ゲート回路150は、前記IDレジスタ130に書き込まれているIDコードが初期IDコードと一致するとき前記シリアルデータ信号を後段に転送することを遮断し、異なるとき後段に転送する。IDレジスタ130に初期IDコードが設定されていて、シリアルデータ信号に含まれるIDコードが初期IDコードと一致し、且つシリアルデータ信号に含まれるレジスタ番号がIDレジスタの番号と一致したとき、IDレジスタ130が初期IDコードからシリアルデータ信号に含まれるIDコードに更新される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ホスト装置に対して複数のスレーブ装置が接続された非同期式の通信システムに関する。
1台のマスタ装置に対して複数のスレーブ装置をディジーチェーン接続してシングルマスタ/マルチスレーブ方式で構成した通信システムでは、SPI(Serial Peripheral Interface)等による同期式のシリアル通信においては、複数のスレーブ装置を、連続するシフトレジスタにみたてて制御する方式が一般的であった。
一方、非同期式のシリアル通信では、個々のスレーブ装置に予め互いに異なるIDコードをセットしておけば、マスタ装置によって、個々のスレーブ装置を独立して制御することが可能である。
図6に、従来の非同期式シリアル通信で使用される複数のスレーブ装置300A,300B,300Cの構成を示す。マスタ装置(図示せず)に接続されるスレーブ装置300A,300B,300Cは同じ構成であり、非同期のシリアルデータ信号RxDのシリアル/パラレル変換その他を処理するUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)310、受信したシリアルデータ信号RxDをデコードするデコーダ320、入力されデコーダされたIDコードを識別するためのIDコードが設定されたIDコード記憶部330、当該スレーブ装置が制御すべき負荷を制御するためのデータが格納される汎用レジスタ340を備えている。
このスレーブ装置300A,300B,300Cでは、IDコード記憶部330として不揮発メモリが使用され、そこに予め互いに異なるIDコードが設定されている。そして、入力するシリアルデータ信号RxDに含まれていたIDコードが、IDコード記憶部330に記憶されていたIDコードと一致すれば、当該シリアルデータ信号RxDに含まれていた制御データが汎用レジスタ340に格納され、この汎用レジスタ340のデータに応じて、当該スレーブ装置の負荷としてのLED等のオン/オフ等が制御される。
なお、図6に示したIDコード記憶部330に代えて、図7に示すように、“0”としてGND電位が、“1”としてVDDがそれぞれ設定される、例えば4ビットのID設定端子350を備えたスレーブ装置300A’,300B’,300C’を設け、このID設定端子350によってIDコードが設定される場合もある。
また、前段のスレーブ装置のIDコードが設定されると、当該前段のスレーブ装置から直後のスレーブ装置に対して+1したIDコードが出力されて、当該直後のスレーブ装置に+1したIDコードを設定するようにした通信システムもあった(特許文献1)。
特開2010−186377号公報
しかしならが、図6で説明したスレーブ装置では、IDコードを予め設定しておくためのIDコード記憶部330として不揮発メモリが必要であり、また、図7で説明したスレーブ装置ではID設定端子350が特別に必要であった。また、特許文献1ではIDコードが連続し任意のIDコードを設定することができなかった。本発明の目的は、不揮発メモリやID設定端子が不要で且つスレーブ装置に設定するIDコードとして任意の値が設定できるようにした通信システムを提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、シリアルデータ信号を出力するホスト装置に対して複数のスレーブ装置がシリーズに接続された通信システムであって、前記各スレーブ装置は、前記ホスト装置又は前段のスレーブ装置から入力するシリアルデータ信号を後段のスレーブ装置に転送するゲート回路と、当該スレーブ装置を特定するIDコードを格納するIDレジスタとを備え、前記ゲート回路は、前記IDレジスタに設定されているIDコードが初期IDコードと一致するとき前記シリアルデータ信号を後段のスレーブ装置に転送することを遮断し、異なるとき前記シリアルデータ信号を後段のスレーブ装置に転送し、前記IDレジスタに前記初期IDコードが設定されていて、前記シリアルデータ信号に含まれるIDコードが前記初期IDコードと一致し、且つ前記シリアルデータ信号に含まれるレジスタ番号が前記IDレジスタの番号と一致したとき、前記IDレジスタが前記初期IDコードから前記シリアルデータ信号に含まれる前記IDコードに更新されることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、シリアルデータ信号を出力するホスト装置に対して複数のスレーブ装置がパラレルに接続された通信システムであって、前記各スレーブ装置は、第1の信号が入力すると内部回路を有効にし、第2の信号が入力すると内部回路を無効にするゲート回路と、当該スレーブ装置を特定するIDコードを格納するIDレジスタとを備え、前記IDレジスタは、そこに初期IDコードが設定されているときは後段のスレーブ装置の前記ゲート回路に前記第2の信号を入力し、そこに初期IDコード以外のIDコードが設定されているときは後段のスレーブ装置の前記ゲート回路に前記第1の信号を入力し、前記IDレジスタに前記初期IDコードが設定されていて、前記シリアルデータ信号に含まれるIDコードが前記初期IDコードと一致し、且つ前記ゲート回路に第2の信号が入力し、且つ前記シリアルデータ信号に含まれるレジスタ番号が前記IDレジスタの番号と一致したとき、前記IDレジスタが前記初期IDコードから前記シリアルデータ信号に含まれる前記IDコードに更新されることを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載の通信システムにおいて、負荷制御データを格納する汎用レジスタを備え、前記シリアルデータ信号に含まれるIDコードが前記IDレジスタに更新されたIDコードと一致し、且つ前記シリアルデータ信号に含まれるレジスタ番号が前記汎用レジスタを示すとき、前記シリアルデータ信号に含まれる制御データが前記汎用レジスタに格納されることを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の通信システムにおいて、前記シリアルデータ信号は、同期信号再生用の同期フィールドと、前記IDレジスタに書き込まれたIDコードと比較されるIDコードが設定されたIDフィールドと、前記IDレジスタ又は前記汎用レジスタを指定するデータが設定されたレジスタ番号フィールドと、前記IDレジスタを更新するIDコードのデータあるいは前記汎用レジスタに負荷制御用として格納される制御データが設定されたデータフィールドとを少なくとも含むデータ構造を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、IDコード設定用に不揮発メモリやID設定端子を必要としないばかりか、任意のIDコードを各スレーブ装置に対して設定可能になる。
本発明の通信システムのスレーブ装置の第1の実施例の構成を示す回路図である。 図1のスレーブ装置の詳細な回路図である。 図2のスレーブ装置の動作波形図である。 本発明の通信システムのスレーブ装置の第2の実施例の構成を示す回路図である。 図4のスレーブ装置の詳細な回路図である。 従来のスレーブ装置の構成を示す回路図である。 従来の別のスレーブ装置の構成を示す回路図である。
<第1の実施例>
図1に、本発明の通信システムのスレーブ装置の第1の実施例を示す。100A,100Bは、1台のマスタ装置(図示せず)によって独立して制御される第1、第2のスレーブ装置であり、マスタ装置に対して1本の信号線Lによってシリーズに接続されている。スレーブ装置100A,100Bは同じ構成の通信装置であり、入力する非同期のシリアルデータ信号をシリアル/パラレル変換したり、内部生成されたパラレル信号をシリアル変換して送信したり(本実施例ではこれについては説明を省略する。)、シリアルデータ信号から内部処理用の同期信号を再生したり、その他の処理をしたりするUART110、そのUART110でパラレル変換した信号をデコードしたりレジスタを選択したりするデコーダ120、当該スレーブ装置を特定するIDコードが格納されるIDレジスタ130、当該スレーブ装置の負荷を制御するための制御データが格納される汎用レジスタ140、および受信したシリアルデータ信号を後段のスレーブ装置に転送するゲート回路150、等を備えている。
図2に、第1のスレーブ装置100Aを代表して、その詳しい内部構成を示す。図1では示さなかったが、受信されUART110によってパラレル変換されたデータを一時保存するテンポラリレジスタ160、受信したIDコードの一致判定を行う第1の比較器170、およびIDレジスタ130に設定されたIDコードとの不一致判定を行う第2の比較器180がさらに備えられている。
テンポラリレジスタ160は3個のレジスタ161,162,163からなり、そのうち、レジスタ161は受信したIDコードを一時格納し、レジスタ162は受信したレジスタ番号を一時格納し、レジスタ163は受信した制御データを一時格納する。また、汎用レジスタ140は3個のレジスタ141,142,143で構成されるが、ここでは、この汎用レジスタ140をIDレジスタ130とともに、1個のレジスタの同一のアドレス空間に個別のアドレスを割り当てて構成している。すなわち、IDレジスタ130はアドレス[0xFF]に、汎用レジスタ141はアドレス[0x00]に、汎用レジスタ142はアドレス[0x01]に、汎用レジスタ143はアドレス[0x02]に、それぞれ割り当てられている。第2の比較器180は、IDレジスタ130に書き込まれているIDコードが初期IDコード(本実施例では[0x00])と不一致のときにゲート回路150を通過状態にし、一致するとき遮断状態にする。
図3(a)に、マスタ装置から送信されスレーブ装置100A,100Bで受信されるシリアルデータ信号のデータ構造を示す。このデータ構造は、例えばLIN(Local Interconnect Network)で使用されるデータ構造と同様であり、新しいフレームの始まりを示す13〜16ビットの“0”が続くブレークフィールドF1、スレーブ装置がマスタ装置と同期をとるためのコード0x55(=01010101)を含む同期フィールドF2、特定のスレーブ装置を選択するためのIDコードを示すIDフィールドF3、汎用レジスタ141、142,143やIDレジスタ130を識別するレジスタ番号(前記したアドレス[0x00],[0x01],[0x02],[0xFF])を示すレジスタ番号フィールドF4、特定のスレーブ装置に割り当てるべきIDコードや特定のスレーブ装置の負荷を制御するための制御データを示すデータフィールドF5からなる。なお、図3(a)のクロックCKは、マスタ装置で使用される同期クロックであり、且つ同期バイトフィールドを利用してスレーブ装置の内部で再生したクロックである。
さて、いずれのスレーブ装置100A,100Bにも、IDレジスタ130(アドレス[0xFF])に初期IDコード[0x00]が設定されている。これは電源投入時に自動的に設定される。
次に、図3(b)を参照して動作を説明する。マスタ装置から、IDコードが[0x00]、レジスタ番号が[0xFF]、データが[0x01]として、それぞれのフィールドF3〜F5に設定された図3(a)のデータ構造の第1フレームのシリアルデータ信号を受信したときは、第1のスレーブ装置100Aは、テンポラリレジスタ161にIDコード[0x00]が格納され、テンポラリレジスタ162にレジスタ番号[0xFF]が格納され、テンポラリレジスタ163にデータ[0x01]が格納される。
そして、テンポラリレジスタ161に格納されたIDコード[0x00]とIDレジスタ130(アドレス[0xFF])に設定されている初期IDコード[0x00]とが、第1の比較器170で比較され、この場合の比較結果は一致するので、デコーダ120がイネーブルとなる。このとき、テンポラリレジスタ162に格納されているレジスタ番号[0xFF]が、デコーダ120に入力し、そのデコーダ120はアドレスが[0xFF]であるIDレジスタ130を書き込み用として選択する。よって、テンポラリレジスタ163に格納されているデータ[0x01]がIDレジスタ130に設定される。これにより、IDレジスタ130のIDコードは、[0x00]から[0x01]に更新される。
以上の第1のフレームを受信したとき、更新前のIDレジスタ130のIDコードは[0x00]であるので、これは、第2の比較器180に設定されているコード[0x00]と一致することから、ゲート回路150は通路を遮断し、第1のフレームが次段の第2のスレーブ装置100Bに入力することはない。つまり、第1のフレームは、第1のスレーブ装置100AのIDレジスタ130の内容を、新たなIDコード[0x00]に更新する動作のみを行わせる。
次に、マスタ装置から、IDコードが[0x00]、レジスタ番号が[0xFF]、データが[0x02]である第2のフレームのシリアルデータ信号を受信し、これが第1のスレーブ装置100Aにおけるテンポラリレジスタ161,162,162にそれぞれが格納されたときは、更新後のIDレジスタ130のIDコードは[0x01]になっているので、これとテンポラリレジスタ161に格納されているIDコード[0x00]とを比較する第1の比較器170は不一致を示し、デコーダ120はディセーブルとなり動作しない。また、更新後のIDレジスタ130のIDコード[0x01]は、第2の比較器180にセットされている初期IDコード[0x00]とは不一致となることから、ゲート回路150は通路を通過状態にさせ、第2のフレームが次段の第2のスレーブ装置100Bにも入力する。
このときは、第2のスレーブ装置100Bのテンポラリレジスタ161,162,163にも、第2のフレームデータのIDコード[0x00]、レジスタ番号[0xFF]、データ[0x02]が、それぞれ格納される。
そして、第2のスレーブ装置100Bのテンポラリレジスタ161に格納されたIDコード[0x00]とIDレジスタ130(アドレス[0xFF])に格納されている初期IDコード[0x00]とが、第1の比較器170で比較され、この場合の比較結果は一致するので、デコーダ120がイネーブルとなる。このとき、テンポラリレジスタ162に格納されているレジスタ番号[0xFF]が、デコーダ120に入力するので、そのデコーダ120はアドレスが[0xFF]であるIDレジスタ130を書き込み用として選択する。よって、テンポラリレジスタ163に格納されているデータ[0x02]がIDレジスタ130に格納される。これにより、IDレジスタ130は、IDコードが[0x00]から[0x02]に更新される。
次に、マスタ装置から、IDコードが[0x01]、レジスタ番号が[0x01]、データが[0x12]である第3のフレームが送信されたときは、第1のスレーブ装置100Aの更新後のIDレジスタ130のIDコードが[0x01]になっているので、第1の比較器170が一致を示し、デコーダ120がイネーブルとなって、アドレスが[0x01]の汎用レジスタ142が選択され、そのレジスタ142にデータ[0x12]が格納される。このデータ[0x12]は第1のスレーブ装置100Aの負荷を制御するデータとなる。
このとき、第1のスレーブ装置100AのIDレジスタ130のIDコード[0x01]は、第2の比較器180のデータ[0x00]と異なるので、第2の比較器180は不一致を示し、ゲート回路150は通路を通過させ、第3のフレームは第2のスレーブ装置100Bにも入力する。しかし、この第2のスレーブ装置100BはIDレジスタ130が[0x02]に更新されているので、第1の比較器170は不一致を示し、デコーダ120がディセーブルとなり、その第2のスレーブ装置100Bは第3のフレームの影響を受けない。
次に、マスタ装置から、IDコードが[0x02]、レジスタ番号が[0x01]、データが[0x34]である第4のフレームが送信されたときは、第1のスレーブ装置100Aは更新後のIDレジスタ130のIDコードが[0x01]になっているので、第1の比較器170が不一致を示し、デコーダ120がディセーブルとなり、その第1のスレーブ装置100Aは第4のフレームの影響を受けない。また、このとき、第2の比較器180は不一致を示すので、ゲート回路150は通路を通過させ、第4のフレームが第2のスレーブ装置100Bに入力する。
第2のスレーブ装置100Bでは、更新後のIDレジスタ130のIDコードが[0x02]になっているので、第1の比較器170が一致を示し、デコーダ120がイネーブルとなり、レジスタ番号[0x01]によりアドレスが[0x01]のレジスタ142が選択され、そのレジスタ142にデータ[0x34]が格納される。このデータ[0x34]は第2のスレーブ装置100Bの負荷を制御するデータとなる。
<第2の実施例>
図4に、本発明の通信システムのスレーブ装置の第2の実施例を示す。200A,200Bは、1台のマスタ装置(図示せず)によって独立して制御される第1、第2のスレーブ装置であり、マスタ装置に対して信号線Lによってパラレルに接続されている。スレーブ装置200A,200Bは同じ構成の通信装置であり、入力する非同期のシリアルデータ信号をシリアル/パラレル変換したり、内部生成されたパラレル信号をシリアル変換して送信したり(本実施例ではこれについては説明を省略する。)、シリアルデータ信号から内部処理用の同期信号を再生したり、その他の処理をしたりするUART210、そのUART210でパラレル変換した信号をデコードしたりレジスタを選択したりするデコーダ220、当該スレーブ装置を特定するIDコードが格納されるIDレジスタ230、当該スレーブ装置の負荷を制御するための制御データが格納される汎用レジスタ240、およびデコーダ220の有効(アサート)/無効(ネゲート)を制御するゲート回路250、等を備えている。
ゲート回路250は、入力側が“L”のときデコーダ220を有効にし、“H”のとき無効にする。また、IDレジスタ230は、そこに初期IDコードが設定されているときは“H”を次段のゲート回路250に送り、初期IDコード以外のIDコードに更新されているときは“L”を次段のゲート回路250に送る。
第1のスレーブ装置200Aは、ゲート回路250の入力側が常時“L”であるので常時デコーダ220を有効にする。第2のスレーブ装置200Bは、前段の第1のスレーブ装置200AのIDレジスタ230に初期IDコードが設定されたままのときはゲート回路250によってデコーダ220を無効にするが、初期IDコードから別のIDコードに更新されたときはゲート回路250によってデコーダ220を有効にする。
図5に、第1のスレーブ装置200Aを代表してその詳しい内部構成を示す。図4では示さなかったが、受信されUART210によってパラレル変換されたデータを一時保存するテンポラリレジスタ260、受信したIDコードの一致判定を行う第3の比較器270がさらに備えられている。
テンポラリレジスタ260は3個のレジスタ261,262,263からなり、そのうち、レジスタ261は受信したIDコードを一時格納し、レジスタ262は受信したレジスタ番号を一時格納し、レジスタ263は受信した制御データを一時格納する。また、汎用レジスタ240は3個のレジスタ241,242,243で構成されるが、ここでは、この汎用レジスタ240をIDレジスタ230とともに、1個のレジスタの同一のアドレス空間に個別のアドレスを割り当てて構成している。すなわち、IDレジスタ230はアドレス[0xFF]に、汎用レジスタ241はアドレス[0x00]に、汎用レジスタ242はアドレス[0x01]に、汎用レジスタ243はアドレス[0x02]に、それぞれ割り当てられている。
さて、第1の実施例と同様に、図3(a)に示すデータ構造のシリアルデータ信号を入力して、図3(b)に示すような動作をする場合について説明する。マスタ装置から、IDコードが[0x00]、レジスタ番号が[0xFF]、データが[0x01]として、それぞれのフィールドF3〜F5に設定された第1フレームのシリアルデータ信号を、第1のスレーブ装置200Aが受信したときは、テンポラリレジスタ261にIDコード[0x00]が格納され、テンポラリレジスタ162にレジスタ番号[0xFF]が格納され、テンポラリレジスタ163にデータ[0x01]が格納される。
このとき、第1のスレーブ装置200Aは、ゲート回路250に“L”が入力しているのでデコーダ220は有効である。また、テンポラリレジスタ261に格納されたIDコード[0x00]とIDレジスタ230(アドレス[0xFF])に設定されている初期IDコード[0x00]とが、第3の比較器270で比較され、この場合の比較結果は一致するので、デコーダ220がイネーブルとなる。このとき、テンポラリレジスタ262に格納されているレジスタ番号[0xFF]が、デコーダ220に入力し、そのデコーダ220はアドレスが[0xFF]であるIDレジスタ230を書き込み用として選択する。よって、テンポラリレジスタ263に格納されているデータ[0x01]がIDレジスタ230に設定される。これにより、IDレジスタ230のIDコードは、[0x00]から[0x01]に更新される。このため、第IDレジスタ230から第2のスレーブ装置200Bのゲート回路250に“L”の信号が出力し、その第2のスレーブ装置200Bのデコーダ220が無効から有効に変わる。
次に、マスタ装置から、IDコードが[0x00]、レジスタ番号が[0xFF]、データが[0x02]である第2のフレームのシリアルデータ信号を受信し、これが第1のスレーブ装置100Aにおけるテンポラリレジスタ161,162,162にそれぞれが格納されたときは、更新後のIDレジスタ130のIDコードは[0x01]になっているので、これとテンポラリレジスタ161に格納されているIDコード[0x00]とを比較する第3の比較器270は不一致を示し、デコーダ120はディセーブルとなり動作しない。
このときは、第2のスレーブ装置200Bのテンポラリレジスタ261,262,263にも、第2のフレームデータのIDコード[0x00]、レジスタ番号[0xFF]、データ[0x02]が、それぞれ格納される。
そして、第2のスレーブ装置200Bのテンポラリレジスタ261に格納されたIDコード[0x00]とIDレジスタ230(アドレス[0xFF])に格納されている初期IDコード[0x00]とが、第3の比較器270で比較され、この場合の比較結果は一致する。このとき、デコーダ220は有効であるので、イネーブルとなる。そして、テンポラリレジスタ262に格納されているレジスタ番号[0xFF]が、デコーダ220に入力するので、そのデコーダ220はアドレスが[0xFF]であるIDレジスタ230を書き込み用として選択する。よって、テンポラリレジスタ263に格納されているデータ[0x02]がIDレジスタ230に格納される。これにより、第2のスレーブ装置200BのIDレジスタ230は、IDコードが[0x00]から[0x02]に更新される。
以下、マスタ装置から、IDコードが[0x01]、レジスタ番号が[0x01]、データが[0x12]である第3のフレームが送信されたときは、第1の実施例の通信システムと同様に、第1のスレーブ装置200Aの汎用レジスタ242にデータ[0x12]が格納される。また、IDコードが[0x02]、レジスタ番号が[0x01]、データが[0x34]である第4のフレームが送信されたときも、第1の実施例の通信システムと同様に、第2のスレーブ装置200Bの汎用レジスタ242にデータ[0x34]が格納される。
本実施例によれば、マスタ装置から各スレーブ装置にパラレルにシリアルデータ信号が入力するので、第1の実施例よりもデータ遅延を少なくでき、高速化が可能となる。
なお、上記実施例では、ゲート回路250によってデコーダ220を有効/無効に制御するようにしたが、要は内部回路を有効/無効に制御できればい。例えば、テンポラリレジスタ260、IDレジスタ230等を有効/無効に制御してもよい。
<その他の実施例>
以上の実施例は、マスタ装置に対して2個のスレーブ装置がシリーズ(第1の実施例)にあるいはパラレル(第2の実施例)に、それぞれ接続されている場合についてであるが、3個以上のスレーブ装置が同様に接続されている場合であっても、全く同様に、個々のスレーブ装置にIDコードを設定して、そのIDコードが設定されたスレーブ装置に対応する負荷を、マスタ装置によって独立して制御することができる。接続できるスレーブ装置の個数には制限がない。
また、複数のスレーブ装置は、IDコード設定時は、マスタ装置に近い側から順番にIDコードが設定されるが、その各々のIDコードは、初期IDコード(本実施例では[0x00])以外であれば、任意のIDコードでよい。
また、前述のようにしてIDレジスタが初期IDコード以外のIDコードに更新された後は、その更新IDコードをさらに別のIDコードに更新することも可能である。このIDコードは複数のスレーブ装置に重複させることも可能であるので、マスタ装置から1つのフレームを送信することにより、同じIDコードが設定された2以上のスレーブ装置にそれぞれ接続されている負荷を、同時に制御することが可能となる。
100A,100B:スレーブ装置、110:UART、120:デコーダ、130:IDレジスタ、140:汎用レジスタ、150:ゲート回路、160:テンポラリレジスタ、170:第1の比較器、180:第2の比較器
200A,200B:スレーブ装置、210:UART、220:デコーダ、230:IDレジスタ、240:汎用レジスタ、250:ゲート回路、260:テンポラリレジスタ、270:第3の比較器、
300A,300B,300A’,300B’:スレーブ装置、310:UART、320:デコーダ、330:IDコード記憶部、330’:ID設定端子、340:汎用レジスタ
L:信号線

Claims (4)

  1. シリアルデータ信号を出力するホスト装置に対して複数のスレーブ装置がシリーズに接続された通信システムであって、
    前記各スレーブ装置は、前記ホスト装置又は前段のスレーブ装置から入力するシリアルデータ信号を後段のスレーブ装置に転送するゲート回路と、当該スレーブ装置を特定するIDコードを格納するIDレジスタとを備え、
    前記ゲート回路は、前記IDレジスタに設定されているIDコードが初期IDコードと一致するとき前記シリアルデータ信号を後段のスレーブ装置に転送することを遮断し、異なるとき前記シリアルデータ信号を後段のスレーブ装置に転送し、
    前記IDレジスタに前記初期IDコードが設定されていて、前記シリアルデータ信号に含まれるIDコードが前記初期IDコードと一致し、且つ前記シリアルデータ信号に含まれるレジスタ番号が前記IDレジスタの番号と一致したとき、前記IDレジスタが前記初期IDコードから前記シリアルデータ信号に含まれる前記IDコードに更新されることを特徴とする通信システム。
  2. シリアルデータ信号を出力するホスト装置に対して複数のスレーブ装置がパラレルに接続された通信システムであって、
    前記各スレーブ装置は、第1の信号が入力すると内部回路を有効にし、第2の信号が入力すると内部回路を無効にするゲート回路と、当該スレーブ装置を特定するIDコードを格納するIDレジスタとを備え、
    前記IDレジスタは、そこに初期IDコードが設定されているときは後段のスレーブ装置の前記ゲート回路に前記第2の信号を入力し、そこに初期IDコード以外のIDコードが設定されているときは後段のスレーブ装置の前記ゲート回路に前記第1の信号を入力し、
    前記IDレジスタに前記初期IDコードが設定されていて、前記シリアルデータ信号に含まれるIDコードが前記初期IDコードと一致し、且つ前記ゲート回路に第2の信号が入力し、且つ前記シリアルデータ信号に含まれるレジスタ番号が前記IDレジスタの番号と一致したとき、前記IDレジスタが前記初期IDコードから前記シリアルデータ信号に含まれる前記IDコードに更新されることを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1又は2に記載の通信システムにおいて、
    負荷制御データを格納する汎用レジスタを備え、前記シリアルデータ信号に含まれるIDコードが前記IDレジスタに更新されたIDコードと一致し、且つ前記シリアルデータ信号に含まれるレジスタ番号が前記汎用レジスタを示すとき、前記シリアルデータ信号に含まれる制御データが前記汎用レジスタに格納されることを特徴とする通信システム。
  4. 請求項3に記載の通信システムにおいて、
    前記シリアルデータ信号は、同期信号再生用の同期フィールドと、前記IDレジスタに書き込まれたIDコードと比較されるIDコードが設定されたIDフィールドと、前記IDレジスタ又は前記汎用レジスタを指定するデータが設定されたレジスタ番号フィールドと、前記IDレジスタを更新するIDコードのデータあるいは前記汎用レジスタに負荷制御用として格納される制御データが設定されたデータフィールドとを少なくとも含むデータ構造を備えていることを特徴とする通信システム。
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