JP6413724B2 - データ通信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、データ通信装置に関し、特に、マスタ部とスレーブ部とを備えるデータ通信装置に関する。
従来、マスタ部とスレーブ部とを備えるデータ通信装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、CPU(マスタ部)と、CPUと二線式のシリアルバスインタフェースプロトコルで通信を行うインタフェース回路(スレーブ部)とを備える通信インタフェース装置(データ通信装置)が開示されている。この通信インタフェース装置では、データ信号を出力可能な端子とクロック信号を出力可能な端子とがCPUに設けられており、CPUに設けられたこれらの端子からインタフェース回路にデータ信号およびクロック信号が入力される。これにより、CPUとインタフェース回路とは、二線式のシリアルバスインタフェースプロトコルで通信を行うように構成されている。
特開2012−8982号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の通信インタフェース装置において、たとえば、二線式のシリアルバスインタフェースプロトコルで通信を行うことが可能な同一のアドレス(スレーブアドレス)を有する2つのインタフェース回路がある場合には、各々の制御を分離するためにCPUに設けられたデータ信号を出力する端子とクロック信号を出力する端子とを共通で用いることができず、端子を分ける必要がある。この結果、端子が一対余分に必要となるため、CPU(マスタ部)の有する端子を効率的に使用することができていないという問題点が考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、マスタ部の有する端子を効率的に使用しながら、同一のスレーブアドレスを有する複数のスレーブ部の制御を行うことが可能なデータ通信装置を提供することである。
この発明の第1の局面によるデータ通信装置は、第1スレーブ部と、第1スレーブ部と同一のスレーブアドレスを有する第2スレーブ部と、データ信号またはクロック信号の一方を出力する第1の端子とデータ信号またはクロック信号の他方を出力する第2の端子とを有するマスタ部と、を備え、第1スレーブ部または第2スレーブ部の一方のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、データ信号およびクロック信号が入力され、第1スレーブ部または第2スレーブ部の他方のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、クロック信号とデータ信号とが入力されるように構成されており、第1スレーブ部または第2スレーブ部の他方のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、クロック信号とデータ信号とが入力された場合には、クロック端子に入力されたデータ信号の信号レベルの変化のタイミングで、データ端子に入力されたクロック信号のレベルが検出されるように構成され、マスタ部は、第1スレーブ部と第2スレーブ部とのうち、制御対象となるスレーブ部のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、データ信号およびクロック信号を出力するように構成され、マスタ部は、第1スレーブ部と第2スレーブ部とのうち制御対象ではないスレーブ部のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、クロック信号およびデータ信号を出力するとともに、少なくとも1ビットの所定レベル以上の信号を含む基準信号を出力するように構成されており、第1スレーブ部と第2スレーブ部とはそれぞれ、基準信号が入力された場合には、ストップコンディションの信号状態が発生するように構成されている。
この発明の第1の局面によるデータ通信装置では、上記のように、第1スレーブ部または第2スレーブ部の一方のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、データ信号およびクロック信号を入力する。これにより、第1の端子または第2の端子から出力されたデータ信号とクロック信号とを、データ端子とクロック端子とに正常に入力することができるので、第1スレーブ部または第2スレーブ部の一方を正常に制御可能な状態にすることができる。そして、第1スレーブ部または第2スレーブ部の他方のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、クロック信号とデータ信号とを入力する。これにより、第1スレーブ部または第2スレーブ部の他方では、データ信号とクロック信号とがデータ端子とクロック端子とに正常に入力されないので、第1スレーブ部または第2スレーブ部の他方を制御不可能な状態にすることができる。そして、データ信号またはクロック信号の一方を出力する第1の端子と、データ信号またはクロック信号の他方を出力する第2の端子とを有するマスタ部を備える場合に、第1の端子または第2の端子から出力されたデータ信号とクロック信号とからの第1スレーブ部および第2スレーブ部への入力状態を入れ替えるだけで、第1スレーブ部または第2スレーブ部の他方を制御可能な状態にし、第1スレーブ部または第2スレーブ部の一方を制御不可能な状態にすることができる。これらの結果、同一のスレーブアドレスを有する第1スレーブ部と第2スレーブ部とを、マスタ部の第1の端子と第2の端子との一対の端子だけで分離して制御することができるので、マスタ部の有する端子を効率的に使用しながら、同一のスレーブアドレスを有する複数のスレーブ部の制御を行うことができる。
上記第1の局面によるデータ通信装置では、データ信号またはクロック信号の一方を出力する第1の端子と、データ信号またはクロック信号の他方を出力する第2の端子とを有するマスタ部をさらに備え、マスタ部は、第1スレーブ部と第2スレーブ部とのうち、制御対象となるスレーブ部のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、データ信号およびクロック信号を出力するように構成されている。このように構成すれば、第1スレーブ部と第2スレーブ部とのうち、制御対象となるスレーブ部を確実に制御することができる。
上記マスタ部をさらに備える構成において、好ましくは、マスタ部の第1の端子は、第1スレーブ部のデータ端子と、第2スレーブ部のクロック端子とに接続されており、マスタ部の第2の端子は、第1スレーブ部のクロック端子と、第2スレーブ部のデータ端子とに接続されている。このように構成すれば、マスタ部の第1の端子または第2の端子から出力されたデータ信号とクロック信号とを、容易に、第1スレーブ部または第2スレーブ部の一方のデータ端子とクロック端子とに、正常に入力することができる。また、データ信号とクロック信号とを、容易に、第1スレーブ部または第2スレーブ部の他方のデータ端子とクロック端子とに正常に入力されないようにすることができる。
上記マスタ部をさらに備える構成では、マスタ部は、第1スレーブ部と第2スレーブ部とのうち制御対象ではないスレーブ部のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、クロック信号およびデータ信号を出力するとともに、少なくとも1ビットの所定レベル以上の信号を含む基準信号を出力するように構成されており、第1スレーブ部と第2スレーブ部とのうち制御対象ではないスレーブ部は、基準信号が入力された場合には、ストップコンディションの信号状態が発生するように構成されている。このように構成すれば、少なくとも1ビットの所定レベル以上の信号を含む基準信号により、二線式のシリアルバスインタフェースプロトコルにおけるストップコンディションの信号状態を発生させることができる。したがって、制御を望まないスレーブ部において意図せず有効な信号が発生したとしても、発生した有効な信号を無効化することができる。その結果、容易に、制御を望まないスレーブ部における誤動作を抑制することができる。
この場合、好ましくは、基準信号は、第1スレーブ部および第2スレーブ部のスレーブアドレスに対応するバイト形式の信号以外のバイト形式の信号である。このように構成すれば、基準信号がバイト形式である場合に、基準信号と、第1スレーブ部および第2スレーブ部のスレーブアドレスとが一致してしまうのを抑制することができる。その結果、より確実に、制御を望まないスレーブ部における誤動作を抑制することができる。
上記基準信号を出力する構成において、好ましくは、基準信号は、1ビットの所定レベル以上の信号である。このように構成すれば、基準信号がバイト(8ビット)形式である場合に比べて、1ビットの所定レベル以上の信号のみが出力されるので、基準信号を出力するのにかかる時間を短くすることができる。
上記基準信号を出力する構成において、好ましくは、基準信号は、データ信号に含まれており、基準信号の少なくとも1ビットの所定レベル以上の信号の所定レベル以上の期間は、クロック信号の所定レベル以上の期間よりも長い。このように構成すれば、少なくとも1ビットの所定レベル以上の信号を含む基準信号により、二線式のシリアルバスインタフェースプロトコルにおけるストップコンディションの信号状態を容易に発生させることができる。
上記基準信号を出力する構成において、好ましくは、基準信号は、スレーブアドレスのビット数に基づく時間間隔で、定期的に出力される信号である。このように構成すれば、誤動作が発生する前に、基準信号を確実に出力することができる。
この発明の第2の局面によるデータ通信方法は、マスタ部の第1の端子からデータ信号またはクロック信号の一方を出力するととともに、マスタ部の第2の端子からデータ信号またはクロック信号の他方を出力するステップと、第1スレーブ部または第1スレーブ部と同一のスレーブアドレスを有する第2スレーブ部の一方のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、データ信号およびクロック信号を入力するとともに、第1スレーブ部または第2スレーブ部の他方のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、クロック信号とデータ信号とを入力するステップと、第1スレーブ部または第2スレーブ部の他方のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、クロック信号とデータ信号とが入力された場合に、クロック端子に入力されたデータ信号の信号レベルの変化のタイミングで、データ端子に入力されたクロック信号のレベルを検出するステップと、少なくとも1ビットの所定レベル以上の信号を含む基準信号をマスタ部から出力するステップと、基準信号が入力された場合に、第1スレーブ部と第2スレーブ部とのうち制御対象ではないスレーブ部においてストップコンディション状態が発生するステップと、を備え、マスタ部からデータ信号およびクロック信号を出力するステップは、第1スレーブ部と第2スレーブ部とのうち、制御対象となるスレーブ部のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、データ信号およびクロック信号をマスタ部から直接出力するステップとを含む
この発明の第2の局面によるデータ通信方法では、上記のように、第1スレーブ部または第1スレーブ部と同一のスレーブアドレスを有する第2スレーブ部の一方のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、データ信号およびクロック信号を入力するとともに、第1スレーブ部または第2スレーブ部の他方のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、クロック信号とデータ信号とを入力するステップを備える。これにより、上記第1の局面によるデータ通信装置と同様に、マスタ部の有する端子を効率的に使用しながら、同一のスレーブアドレスを有する複数のスレーブ部の制御を行うことができる。
上記第2の局面によるデータ通信方法では、マスタ部の第1の端子からデータ信号またはクロック信号の一方を出力するととともに、マスタ部の第2の端子からデータ信号またはクロック信号の他方を出力するステップをさらに備え、マスタ部からデータ信号およびクロック信号を出力するステップは、第1スレーブ部と第2スレーブ部とのうち、制御対象となるスレーブ部のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、データ信号およびクロック信号をマスタ部から直接出力するステップを含む。このように構成すれば、第1スレーブ部と第2スレーブ部とのうち、制御対象となるスレーブ部を確実に制御することができる。
上記第2の局面によるデータ通信方法では、少なくとも1ビットの所定レベル以上の信号を含む基準信号をマスタ部から出力するステップと、基準信号が入力された場合に、第1スレーブ部と第2スレーブ部とのうち制御対象ではないスレーブ部においてストップコンディション状態が発生するステップと、をさらに備える。このように構成すれば、少なくとも1ビットの所定レベル以上の信号を含む基準信号により、二線式のシリアルバスインタフェースプロトコルにおけるストップコンディションの信号状態を発生させることができる。したがって、制御を望まないスレーブ部において意図せず有効な信号が発生したとしても、発生した有効な信号を無効化することができる。その結果、容易に、制御を望まないスレーブ部における誤動作を抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、マスタ部の有する端子を効率的に使用しながら、同一のスレーブアドレスを有する複数のスレーブ部の制御を行うことが可能なデータ通信装置を提供することができる。
参考例によるデータ通信装置の構成を示す図である。 参考例によるデータ通信装置のIC1を制御する場合のIC1の観点から見た入力信号を示す図である。 参考例によるデータ通信装置のIC1を制御する場合のIC2の観点から見た入力信号を示す図である。 本発明の第および第実施形態によるデータ通信装置の構成を示す図である。 本発明の第実施形態によるデータ通信装置のIC4を制御する場合のIC4の観点から見た入力信号を示す図である。 本発明の第実施形態によるデータ通信装置のIC3を制御する場合のIC3の観点から見た入力信号を示す図である。 本発明の第実施形態によるデータ通信装置のIC4を制御する場合のIC8の観点から見た入力信号を示す図である。 本発明の第実施形態によるデータ通信装置のIC3を制御する場合のIC6〜8の観点から見た入力信号を示す図である。 本発明の第実施形態によるデータ通信装置の仮想IDがある場合のIC3の観点から見た入力信号を示す図である。 本発明の第実施形態によるデータ通信装置の仮想IDがある場合のIC8の観点から見た入力信号を示す図である。 本発明の第実施形態によるデータ通信装置のダミービットがある場合のIC8の観点から見た入力信号を示す図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
参考例
まず、図1を参照して、参考例によるデータ通信装置100の構成について説明する。
参考例によるデータ通信装置100は、図1に示すように、CPU10と、IC1と、IC2とを備えている。このデータ通信装置100では、CPU10と、IC1およびIC2とは、互いに接続されており、二線式のシリアルバスインタフェースプロトコルに基づいて通信(以下、二線式通信という)を行うように構成されている。なお、CPU10は、本発明の「マスタ部」の一例である。また、IC1およびIC2は、それぞれ、本発明の「第1スレーブ部」および「第2スレーブ部」の一例である。
また、データ通信装置100は、放送波を受信する受信装置101に設けられている。CPU10は、この受信装置101の制御を司る制御部であり、IC1およびIC2は、チューナ機能を有するICである。
CPU10には、IC1およびIC2と通信するための端子T1およびT2が設けられている。CPU10は、端子T1からデータ信号またはクロック信号の一方が出力されるように構成されている。また、CPU10は、端子T2からデータ信号またはクロック信号のうち端子T1から出力されていないいずれか他方を出力するように構成されている。なお、端子T1およびT2は、それぞれ、本発明の「第1の端子」および「第2の端子」の一例である。
IC1には、データ端子dat1およびクロック端子clk1が設けられている。IC2には、データ端子dat2およびクロック端子clk2が設けられている。データ端子dat1およびdat2は、データ信号が入力されるための端子であり、クロック端子clk1およびclk2は、クロック信号が入力されるための端子である。
IC1およびIC2は、同一のスレーブアドレス(ID)を有している。具体的には、IC1およびIC2は、共に、スレーブアドレスとして、0xC0を有している。なお、0xC0の0xは、続く英数字が16進数表記のものであることを示す。すなわち、0xC0=11000000の8ビットのバイト形式により表される。
ところで、8ビットのバイト形式により表されるスレーブアドレスの8ビット目は、二線式通信において、WRITE/READ(書込/読出)のモードを指定するためのビットとして規定されている。具体的には、スレーブアドレスの8ビット目がハイレベル(=1)の場合には、READモードと規定され、ローレベル(=0)の場合には、WRITEモードと規定されている。したがって、IC1およびIC2の場合には、スレーブアドレスとして0xC1(=11000001)が指定された場合には、READモードとなり、スレーブアドレスとして0xC0(=11000000)が指定された場合には、WRITEモードとなる。このように、IC1およびIC2は、書込用と読出用との2つのICアドレスを有しているが、図1では、理解の容易のため、書込用のICアドレスのみを示している。また、IC1およびIC2としては、書込用と読出用とのうちいずれかのスレーブアドレスのみを有するICを用いることも可能である。
ここで、参考例では、CPU10の端子T1は、配線B1により、IC1のデータ端子dat1と、IC2のクロック端子clk2とに接続されている。また、CPU10の端子T2は、配線B2により、IC1のクロック端子clk1と、IC2のデータ端子dat2とに接続されている。
また、参考例では、CPU10は、IC1を制御する場合には、端子T1からデータ信号を出力するとともに、端子T2からクロック信号を出力するように構成されている。また、CPU10は、IC2を制御する場合には、端子T1からクロック信号を出力するとともに、端子T2からデータ信号を出力するように構成されている。
したがって、このデータ通信装置100では、CPU10によりIC1が制御される場合には、IC1のデータ端子dat1およびクロック端子clk1に、それぞれ、データ信号およびクロック信号が入力される一方、IC2のデータ端子dat2およびクロック端子clk2には、それぞれ、クロック信号およびデータ信号が入力される。また、CPU10によりIC2が制御される場合には、IC2のデータ端子dat2およびクロック端子clk2に、それぞれ、データ信号およびクロック信号が入力される一方、IC1のデータ端子dat1およびクロック端子clk1には、それぞれ、クロック信号およびデータ信号が入力される。つまり、CPU10は、IC1とIC2とのうち、制御対象となるICのデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、データ信号およびクロック信号を出力し、制御対象ではないICのデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、クロック信号およびデータ信号を出力するように構成されている。
なお、CPU10の端子T1およびT2からデータ信号およびクロック信号のうちいずれの信号を出力するかは、CPU10を動作させるプログラムにより制御することができる。
次に、図2および図3を参照して、CPU10によるIC1およびIC2の制御について説明する。ここでは、CPU10によりIC1が制御される場合を例に説明を行う。
IC1を制御する場合には、CPU10からデータ信号およびクロック信号が、それぞれ、IC1のデータ端子dat1およびクロック端子clk1に出力される。図2では、IC1のデータ端子dat1およびクロック端子clk1に入力された信号を示している。クロック端子clk1には、図2に示すように、所定の周波数を有するパルス信号(クロック信号)が入力されている。
まず、CPU10は、時点t0において、IC1の制御を開始するために、スタートコンディション(S)の信号状態を発生させる。具体的には、CPU10は、二線式通信のプロトコルに基づいて、クロック信号がハイレベル(=1)の状態で、データ信号をハイレベルからローレベル(=0)に降下させることにより、スタートコンディションの信号状態を発生させる。
そして、CPU10は、時点t1から時点t2までの間の時間において、IC1のスレーブアドレス(0xC0)に対応する8ビットの信号を、データ信号として端子T1からデータ端子dat1に出力する。そして、IC1は、自身のスレーブアドレスに対応する信号が正常に入力された場合には、制御可能な状態になるとともに、時点t2から時点t3までの間の時間において、Ack信号(図2のAにより表す)をCPU10に出力する。
そして、CPU10は、IC1から出力されたAck信号を検知すると、時点t1から時点t2までの間の時間において出力したスレーブアドレスに対応する信号に対する応答が正常に得られたものと認識し、次の動作に移行する。
そして、CPU10は、時点t3から時点t4までの間の時間において、IC1のレジスタアドレスを指定するための信号を、データ信号として端子T1からデータ端子dat1に出力する。レジスタアドレスは、IC1内におけるデータの書込(または読出)が行われるアドレスである。図2では、レジスタアドレスとして、0x00(=00000000)が指定された場合について示しているが、実際には、任意のレジスタアドレスが指定されればよい。
上記のように、8ビットにより表されるスレーブアドレスの8ビット目は、二線式通信において、WRITE/READ(書込/読出)のモードを指定するためのビットとして規定されている。したがって、図2では、IC1のWRITE(書込)モードが指定された場合について示している。
図2に戻り、IC1は、書込が行われるレジスタアドレスを指定するための信号が正常に入力された場合には、時点t4から時点t5までの間の時間において、再びAck信号をCPU10に出力する。
そして、CPU10は、IC1から出力されたAck信号を検知すると、時点t3から時点t4までの間の時間において出力したレジスタアドレスを指定するための信号に対する応答が正常に得られたものと認識し、次の動作に移行する。
そして、CPU10は、時点t5から時点t6までの間の時間において、指定したレジスタアドレスに書き込む書込データに対応する信号を、データ信号として端子T1からデータ端子dat1に出力する。書込データも、スレーブアドレスやレジスタアドレスと同様に、8ビットのバイト形式により表される。図2では、書込データとして、0x00(=00000000)が指定された場合について示しているが、実際には、任意の書込データが書込されればよい。
そして、IC1は、指定したレジスタアドレスに書き込む書込データに対応する信号が正常に入力された場合には、時点t6から時点t7までの間の時間において、再びAck信号をCPU10に出力する。
そして、CPU10は、IC1から出力されたAck信号を検知すると、IC1に対する書込みが正常に行われたものと認識し、時点t7において、IC1の制御を終了するために、ストップコンディション(P)の信号状態を発生させる。具体的には、CPU10は、二線式通信のプロトコルに基づいて、クロック信号がハイレベルの状態で、データ信号をローレベルからハイレベルに上昇させることにより、ストップコンディションの信号状態を発生させる。以上のように、CPU10によりIC1が正常に制御される。なお、時点t8において発生するスタートコンディションの信号状態は、次の制御のためのスタートコンディションの信号状態である。
一方、図3では、IC2のデータ端子dat2およびクロック端子clk2に入力された信号を示している。IC1を制御する場合には、IC2では、CPU10からデータ信号およびクロック信号が、それぞれ、クロック端子clk2およびデータ端子dat2に出力されている。
図3に示すように、IC2では、所定の周波数を有するパルス信号(クロック信号)がデータ端子dat2に入力されている。一方、IC2では、時点t1から時点t2までの間の時間において、IC1のスレーブアドレス(0xC0)に対応する信号がクロック端子clk2に入力されている。また、時点t3から時点t4までの間の時間において、IC1のレジスタアドレスを指定するための信号がクロック端子clk2に入力されている。また、時点t5から時点t6の間の時間において、指定したレジスタアドレスに書き込む書込データに対応する信号がクロック端子clk2に入力されている。
この場合、IC2では、時点t1から時点t2までの間の時間において、IC1のスレーブアドレス(0xC0=11000000)に対応する8ビットの信号のうち2ビットのハイレベルの信号(最初の11に対応する信号)に対応して、スタートコンディションの信号状態およびストップコンディションの信号状態がそれぞれ2回ずつ発生する。言い換えると、IC2は、クロック端子clt2に入力されたデータ信号の信号レベルの変化のタイミングで、それぞれ、ストップコンディションの信号状態またはスタートコンディションの信号状態として、データ端子dat2に入力されたクロック信号のレベルを検出する。一方、2回目のスタートコンディションの信号状態が発生した後、IC2のスレーブアドレス(0xC0)に対応する信号が入力されないので、IC2は、制御可能な状態にならない。
なお、CPU10によりIC1が制御される場合を例にして説明したが、CPU10によりIC2が制御される場合には、IC2のデータ端子dat2にデータ信号が入力されるとともに、クロック端子clk2にクロック信号が入力され、IC1のデータ端子dat1にクロック信号が入力されるとともに、クロック端子clk1にデータ信号が入力される。したがって、この場合には、IC2が制御可能な状態になるとともに、IC1が制御可能な状態にならない。
参考例では、以下のような効果を得ることができる。
参考例では、上記のように、IC1またはIC2の一方のデータ端子dat1(dat2)およびクロック端子clk1(clk2)に、それぞれ、データ信号およびクロック信号を入力する。これにより、端子T1または端子T2から出力されたデータ信号とクロック信号とを、データ端子dat1(dat2)およびクロック端子clk1(clk2)とに正常に入力することができるので、IC1またはIC2の一方を正常に制御可能な状態にすることができる。そして、IC1またはIC2の他方のデータ端子dat1(dat2)およびクロック端子clk1(clk2)に、それぞれ、クロック信号とデータ信号とを入力する。これにより、IC1またはIC2の他方では、データ信号とクロック信号とがデータ端子dat1(dat2)およびクロック端子clk1(clk2)とに正常に入力されないので、IC1またはIC2の他方を制御不可能な状態にすることができる。そして、データ信号またはクロック信号の一方を出力する端子T1と、データ信号またはクロック信号の他方を出力する端子T2とを有するCPU10を備える場合に、端子T1または端子T2から出力されたデータ信号とクロック信号とのIC1およびIC2への入力状態を入れ替えるだけで、IC1またはIC2の他方を制御可能な状態にし、IC1またはIC2の一方を制御不可能な状態にすることができる。これらの結果、同一のスレーブアドレスを有するIC1とIC2とを、CPU10の端子T1と端子T2との一対の端子だけで分離して制御することができるので、CPU10の有する端子を効率的に使用しながら、同一のスレーブアドレスを有する複数のICの制御を行うことができる。
また、参考例では、上記のように、IC1とIC2とのうち、制御対象となるICのデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、データ信号およびクロック信号を出力するようにCPU10を構成する。これにより、IC1とIC2とのうち、制御対象となるICを確実に制御することができる。
また、参考例では、上記のように、CPU10の端子T1を、IC1のデータ端子dat1と、IC2のクロック端子clk2とに接続し、CPU10の端子T2を、IC1のクロック端子clk1と、IC2のデータ端子dat2とに接続する。これにより、CPU10の端子T1または端子T2から出力されたデータ信号とクロック信号とを、容易に、IC1またはIC2の一方のデータ端子dat1(dat2)およびクロック端子clk1(clk2)とに、正常に入力することができる。また、データ信号とクロック信号とを、容易に、IC1またはIC2の他方のデータ端子dat1(dat2)およびクロック端子clk1(clk2)とに正常に入力されないようにすることができる。
(第実施形態)
次に、図4〜図10を参照して、第実施形態について説明する。この第2実施形態では、同一のスレーブアドレスを有するIC対を複数制御する場合に発生する可能性のある誤動作と、この誤動作を抑制する例について説明する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、その説明を省略する。
本発明の第実施形態によるデータ通信装置200は、図4に示すように、CPU110と、IC3〜IC8とを備えている。データ通信装置200では、IC3およびIC6は、同一のスレーブアドレス(0x00)を有している。また、IC4およびIC7は、同一のスレーブアドレス(0x08)を有している。また、IC5およびIC8は、同一のスレーブアドレス(0xFF)を有している。なお、CPU110は、本発明の「マスタ部」の一例である。また、IC3、IC4およびIC5は、本発明の「第1スレーブ部」の一例である。また、IC6、IC7およびIC8は、本発明の「第2スレーブ部」の一例である。
なお、この第実施形態においても、上記参考例と同様に、IC3〜IC8は、書込用と読出用との2つのICアドレスを有しているが、図4では、理解の容易のため、書込用と読出用とのうち一方のICアドレスのみを示している。
また、データ通信装置200は、放送波を受信する受信装置201に設けられている。CPU110は、この受信装置201の制御を司る制御部であり、IC3〜IC8は、チューナ機能を有するICである。
CPU110には、端子T11およびT12が設けられている。端子T11は、配線B11により、IC3〜IC5のデータ端子dat3〜dat5およびIC6〜IC8のクロック端子clk6〜clk8に接続されている。端子T12は、配線B12により、IC3〜IC5のクロック端子clk3〜clk5およびIC6〜IC8のデータ端子dat6〜dat8に接続されている。
実施形態では、CPU110は、IC3〜IC5のいずれかを制御する場合には、端子T11からデータ信号を出力するとともに、端子T12からクロック信号を出力するように構成されている。したがって、この場合には、IC3〜IC5のデータ端子dat3〜dat5およびクロック端子clk3〜clk5に、それぞれ、データ信号およびクロック信号が入力される一方、IC6〜IC8のデータ端子dat6〜dat8およびクロック端子clk6〜clk8には、それぞれ、クロック信号およびデータ信号が入力される。
また、CPU110は、IC6〜IC8のいずれかを制御する場合には、端子T11からクロック信号を出力するとともに、端子T12からデータ信号を出力するように構成されている。したがって、この場合には、IC6〜IC8のデータ端子dat6〜dat8およびクロック端子clk6〜clk8に、それぞれ、データ信号およびクロック信号が入力される一方、IC3〜IC5のデータ端子dat3〜dat5およびクロック端子clk3〜clk5には、それぞれ、クロック信号およびデータ信号が入力される。
このデータ通信装置200のように、CPU110により同一のスレーブアドレスを有するIC対(IC3とIC6の対、IC4とIC7の対、IC5とIC8の対の3対)を複数制御する場合には、特殊なケースにおいて、誤動作が発生する可能性がある。以下、この誤動作が発生する可能性のある特殊なケースと、この誤動作の抑制方法について説明する。
具体的には、誤動作が発生する可能性のある特殊なケースは、以下のステップS1〜S3を行う場合である。
まず、ステップS1において、所定の手順でIC4の制御が行われる。具体的には、CPU110により、以下の信号がIC4に出力される。まず、図5に示すように、IC4のスレーブアドレス(0x08)に対応する信号が出力される。次に、0x00のレジスタアドレスを指定するための信号が出力される。最後に、0x00の書込データに対応する信号が出力される。
そして、ステップS2において、所定の手順でIC3の制御が行われる。具体的には、CPU110により、以下の信号がIC3に出力される。まず、図6に示すように、IC3のスレーブアドレス(0x00)に対応する信号が出力される。次に、0x00のレジスタアドレスを指定するための信号が出力される。最後に、0x00の書込データに対応する信号が出力される。
そして、ステップS3において、ステップS2の制御が繰り返される。この結果、誤動作が発生する可能性がある。
ステップS1およびS2における入力信号を、IC8の観点から見ると、図7および図8に示す入力信号になる。まず、図7に示すように、ステップS1におけるIC4のスレーブアドレス(0x08=00001000)に対応する8ビットの信号のうち1ビットのハイレベルの信号(5ビット目の信号)によって、時点t11において、スタートコンディション(S)の信号状態が発生する。なお、このスタートコンディションの信号状態は、ハイレベルのビットを有するIC(すなわち、0x00以外のスレーブアドレスを有するIC)であれば、0x08のスレーブアドレスでなくとも発生する。
そして、0x00のレジスタアドレスおよび0x00の書込データに対応する時間には、IC4のクロック端子clk4に信号が入力されていない状態になるので、有効な信号が発生しない。その後、ステップS1におけるIC4の制御を終了させる(および図8に示すIC3の制御を開始させる)ためのパルス信号21によって、有効なハイレベル(=1)の信号が、IC8により認識される。なお、パルス信号21のパルス幅は、クロック信号のパルス幅よりも小さいので、パルス信号21によりスタートおよびストップコンディションの信号状態は発生しない。
そして、図8に示すように、ステップS2では、IC3のスレーブアドレス、レジスタアドレスおよび書込みデータに対応する8ビットの信号がいずれも0x00(=00000000)であるので、ハイレベルの信号が存在しない。したがって、IC8では、ストップコンディションの信号状態が発生しない。また、ステップS2におけるIC3の制御を終了させる(および次のIC3の制御を開始させる)ためのパルス信号22によって、有効なハイレベル(=1)の信号が、IC8により認識される。この際、ステップS1におけるパルス信号21からステップS2におけるパルス信号22までの間の時間において、ストップコンディションの信号状態が発生しないので、パルス信号21とパルス信号22とは連続する信号としてIC8に認識される。
その後、ステップS3において、ステップS2の処理が繰り返されることにより、IC8では、ストップコンディションの信号状態が発生しない状態で、IC3の制御を終了させるためのパルス信号22が繰り返されることによって、有効なハイレベル(=1)の信号が、IC8により認識され続ける。そして、有効なハイレベルの信号がIC8により8回認識されると、自身のスレーブアドレス(0xFF=11111111)が正常に入力されたとIC8により認識されてしまうため、誤動作が発生する可能性がある。上記のICの組み合わせにおいて、上記のステップS1〜S3の動作が実際に行われるのは、非常に稀なケースであると考えられるものの、データ通信装置200を安定的に動作させる観点から、上記の誤動作に対して対策することが好ましいと考えられる。
そこで、第実施形態では、CPU110は、この誤動作を抑制するために、少なくとも1ビットのハイレベルの信号を含む8ビットのバイト形式の信号(以下、仮想IDという)として出力するように構成されている。また、IC3〜5とIC6〜8とのうち制御対象ではないIC、すなわち、データ信号とクロック信号とが反転して入力されたICは、仮想IDが入力された場合には、ストップコンディションの信号状態が発生するように構成されている。また、少なくとも1ビットのハイレベルの信号のハイレベルの期間は、クロック信号のハイレベルの期間よりも長い。なお、仮想IDは、本発明の「基準信号」の一例である。また、この基準信号に含まれるハイレベルの信号は、本発明の「所定レベル以上の信号」の一例である。この場合、ローレベルの信号は、所定レベル未満の信号といえる。
ここで、仮想IDは、CPU110と接続されているIC3〜IC8のスレーブアドレスに対応するバイト形式の信号以外のバイト形式の信号である。すなわち、このデータ通信装置200では、仮想IDは、0x01〜0x07および0x09〜0xFEから選択されるバイト形式の信号である。なお、IC3およびIC6のような0x00のスレーブアドレスを有するICがない場合であっても、ハイレベルの信号を含まない0x00は仮想IDとして用いない。
また、上記したように、8ビットにより表されるスレーブアドレスの8ビット目は、二線式通信において、WRITE/READ(書込/読出)のモードを指定するためのビットとして規定されているので、これに対応する信号についても仮想IDとして用いないことが好ましい。詳細には、ICが書込用と読出用との2つのスレーブアドレスを有する場合、たとえば、0x08(=00001000)と0x09(=00001001)とを有する場合には、この2つについても仮想IDとして用いないことが好ましい。また、ICが書込用と読出用とのうちいずれか1つのスレーブアドレスのみを有する場合、たとえば、0x08(=00001000)のみ、または、0x09(=00001001)のみを有する場合には、0x08と0x09とのうちスレーブアドレスである一方を仮想IDとして用いないことが好ましく、スレーブアドレスではない他方は仮想IDとして用いることが可能である。
また、CPU110は、IC3〜IC8を制御していない状態で、定期的に、データ信号として仮想IDを出力するように構成されている。ここで、定期的とは、一定バイト毎、または、一定時間毎という意味である。なお、少なくとも誤動作が発生するよりも前に仮想IDを出力する必要がある。たとえば、スレーブアドレスに対応する信号を8回出力するうちに、少なくとも1回、仮想IDを出力すればよい。つまり、仮想IDは、スレーブアドレスのビット数に基づく時間間隔で、定期的に出力される信号である。
次に、図9および図10を参照して、この仮想IDを用いた上記の特殊なケースにおける誤動作の抑制について説明する。ここでは、仮想IDとして、0x02を用いた場合について説明する。また、IC3およびIC8の観点から見た入力信号を例として説明する。
図9に示すように、CPU110は、時点t21から時点t22までの間の時間において、仮想IDとしての8ビットの信号(0x02=00000010)を、データ信号としてIC3のデータ端子dat3に出力する。また、IC3のクロック端子clk3には、CPU110の端子T12から所定の周波数を有するパルス信号(クロック信号)が入力されている。
一方、図10に示すように、IC8では、所定の周波数を有するパルス信号(クロック信号)がデータ端子dat8に入力されている。また、IC8では、時点t21から時点t22までの間の時間において、仮想ID(0x02)としての8ビットの信号がクロック端子clk8に入力されている。
この場合、仮想ID(0x02=00000010)に対応する8ビットの信号のうち1ビットのハイレベルの信号(2ビット目の信号)によって、時点t23において、ストップコンディション(P)の信号状態が発生する。その結果、有効なハイレベルの信号がIC8により認識されたとしても、この有効なハイレベルの信号を無効化することが可能になる。なお、この無効化の後、スタートコンディションの信号状態が発生する。しかしながら、このスタートコンディションの信号状態の後に有効なハイレベルの信号が発生したとしても、次の仮想IDの入力により、有効なハイレベルの信号は無効化される。
なお、第実施形態のその他の構成は、上記参考例と同様である。
実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
実施形態では、上記のように、IC3〜IC5またはIC6〜IC8の一方のデータ端子dat3〜dat5(dat6〜dat8)およびクロック端子clk3〜clk5(clk6〜clk8)に、それぞれ、データ信号およびクロック信号を入力するとともに、IC3〜IC5またはIC6〜IC8の他方のデータ端子dat3〜dat5(dat6〜dat8)およびクロック端子clk3〜clk5(clk6〜clk8)に、それぞれ、クロック信号とデータ信号とを入力する。これにより、上記第1実施形態と同様に、同一のスレーブアドレスを有するIC3とIC6の対、IC4とIC7の対と、IC5とIC8の対とを、CPU110の端子T11と端子T12との一対の端子だけで制御することができるので、CPU110の有する端子を効率的に使用しながら、同一のスレーブアドレスを有する複数のICの制御を行うことができる。
また、第実施形態では、上記のように、IC3〜IC5とIC6〜IC8とのうち制御対象ではないICのデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、クロック信号およびデータ信号を出力するとともに、少なくとも1ビットのハイレベルの信号を含む仮想IDをデータ信号に含めて出力するようにCPU110を構成する。そして、仮想IDが入力された場合には、ストップコンディションの信号状態が発生するように、IC3〜IC5とIC6〜IC8とのうち制御対象ではないIC、すなわち、データ信号とクロック信号とが反転して入力されたICを構成する。これにより、少なくとも1ビットのハイレベルの信号を含む仮想IDにより、二線式のシリアルバスインタフェースプロトコルにおけるストップコンディションの信号状態を発生させることができる。したがって、制御を望まないIC8において意図せず有効な信号が発生したとしても、発生した有効な信号を無効化することができる。その結果、容易に、制御を望まないIC8において誤動作を抑制することができる。
また、第実施形態では、上記のように、仮想IDを、IC3〜IC5およびIC6〜IC8のスレーブアドレスに対応するバイト形式の信号以外のバイト形式の信号とする。これにより、仮想IDがバイト形式である場合に、仮想IDと、IC3〜IC5およびIC6〜IC8のスレーブアドレスとが一致してしまうのを抑制することができる。その結果、より確実に、制御を望まないIC8において誤動作を抑制することができる。
また、第実施形態では、上記のように、データ信号に仮想IDを含む。そして、仮想IDの1ビットのハイレベルの信号のハイレベルの期間を、クロック信号のハイレベルの期間よりも長くする。これにより、少なくとも1ビットのハイレベルの信号を含む仮想IDにより、二線式のシリアルバスインタフェースプロトコルにおけるストップコンディションの信号状態を容易に発生させることができる。
また、第実施形態では、上記のように、仮想IDを、スレーブアドレスのビット数に基づく時間間隔で、定期的に出力される信号とする。これにより、誤動作が発生する前に、仮想ID)を確実に出力することができる。
なお、第実施形態のその他の効果は、上記参考例と同様である。
(第実施形態)
次に、図4および図11を参照して、第実施形態について説明する。この第実施形態では、誤動作を抑制するための仮想IDを、8ビットのバイト形式の信号として出力した上記第実施形態とは異なり、1ビットのハイレベルの信号として出力する例について説明する。なお、上記第実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
本発明の第実施形態によるデータ通信装置300は、図4に示すように、CPU210を備えている。CPU210には、端子T11および端子T12が設けられており、上記第実施形態と同様の接続状態で、IC3〜IC8と接続されている。なお、CPU210は、本発明の「マスタ部」の一例である。
また、データ通信装置300は、放送波を受信する受信装置301に設けられている。CPU210は、この受信装置301の制御を司る制御部である。
実施形態のCPU210も、上記第実施形態のCPU110と同様に、IC3〜IC8を制御可能に構成されている。したがって、このデータ通信装置300においても、上記第実施形態に記載の特殊なケースにおいて誤動作が発生する可能性がある。
そこで、第実施形態では、CPU210は、この誤動作を抑制するために、1ビットのハイレベルのビット形式の信号(以下、ダミービットという)を出力するように構成されている。また、CPU210は、IC3〜IC8を制御していない状態で、定期的に、データ信号としてダミービットを出力するように構成されている。なお、ダミービットは、本発明の「基準信号」の一例である。また、このダミービットに含まれるハイレベルの信号は、本発明の「所定レベル以上の信号」の一例である。この場合、ローレベルの信号は、所定レベル未満の信号といえる。
次に、図11を参照して、このダミービットを用いた特殊なケースにおける誤動作の抑制について説明する。ここでは、IC8の観点から見た入力信号を例として説明する。
CPU210の端子T11からデータ信号としてダミービットが出力されたとともに、端子T12から所定の周波数を有するパルス信号(クロック信号)が出力された場合には、図11に示すように、IC8では、データ端子dat8にクロック信号が入力され、クロック端子clk8にデータ信号が入力される。
この場合、1ビットのハイレベルの信号としてのダミービットにより、ストップコンディション(P)の信号状態が発生する。その結果、有効なハイレベルの信号がIC8により認識されたとしても、この有効なハイレベルの信号を無効化することが可能になる。
なお、第実施形態のその他の構成は、上記参考例と同様である。
実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
実施形態では、上記のように、ダミービットを、1ビットのハイレベルの信号とする。これにより、ダミービットがバイト(8ビット)形式である場合(たとえば、上記第2実施形態の仮想IDである場合)に比べて、1ビットのハイレベルの信号(ダミービット)のみが出力されるので、基準信号を出力するのにかかる時間を短くすることができる。
なお、第実施形態のその他の効果は、上記参考例と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および実施形態では、放送波を受信する受信装置101(201、301)に設けられたデータ通信装置100(200、300)の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、受信装置以外の電子機器に設けられたデータ通信装置にも適用可能である。
また、上記第1および実施形態では、本発明の第1スレーブ装および第2スレーブ部の一例として、チューナ機能を有するIC1〜IC8を用いた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1スレーブ部および第2スレーブ部として、一般的な二線式通信を利用して制御されるICの全てを適用対象とすることができる。たとえば、このようなICとして、EEPROMを用いてもよい。
また、上記第1および実施形態では、本発明のマスタ部の一例として、CPU10(110、210)を用いた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、マスタ部として、CPU以外の制御回路が用いられてもよい。
また、上記第および第実施形態では、同一のスレーブアドレスを有するIC3とIC6の対、IC4とIC7の対、IC5とIC8の対の3つの対をCPU110(210)により制御した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、1つまたは3つ以外の同一のスレーブアドレスを有するIC対をCPUにより制御してもよい。
また、上記第1および実施形態では、データ信号またはクロック信号を出力する端子として、端子T1(T11)と、端子T2(T12)の一対の端子をCPU10(110、210)が有した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、データ信号またはクロック信号を出力する端子として、複数対の端子をCPUが有していてもよい。
また、上記第実施形態では、誤動作を抑制するための仮想IDとして、0x02を用いた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、仮想IDとして、0x02以外のバイト形式の信号を用いてもよい。この際、上記したように、仮想IDとしては、CPUと接続されているICのスレーブアドレスと異なり、かつ、0x00以外のバイト形式の信号を用いる必要がある。
1、3、4、5 IC(第1スレーブ部)
2、6、7、8 IC(第2スレーブ部)
10、110、210 CPU(マスタ部)
100、200、300 データ通信装置
T1、T11 端子(第1の端子)
T2、T12 端子(第2の端子)
dat1〜dat8 データ端子
clk1〜clk8 クロック端子

Claims (7)

  1. 第1スレーブ部と、
    前記第1スレーブ部と同一のスレーブアドレスを有する第2スレーブ部と、
    データ信号またはクロック信号の一方を出力する第1の端子とデータ信号またはクロック信号の他方を出力する第2の端子とを有するマスタ部と、を備え、
    前記第1スレーブ部または前記第2スレーブ部の一方のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、データ信号およびクロック信号が入力され、前記第1スレーブ部または前記第2スレーブ部の他方のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、クロック信号とデータ信号とが入力されるように構成されており、
    前記第1スレーブ部または前記第2スレーブ部の他方のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、クロック信号とデータ信号とが入力された場合には、クロック端子に入力されたデータ信号の信号レベルの変化のタイミングで、データ端子に入力されたクロック信号のレベルが検出されるように構成され
    前記マスタ部は、前記第1スレーブ部と前記第2スレーブ部とのうち、制御対象となるスレーブ部のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、データ信号およびクロック信号を出力するように構成され、
    前記マスタ部は、前記第1スレーブ部と前記第2スレーブ部とのうち制御対象ではないスレーブ部のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、クロック信号およびデータ信号を出力するとともに、少なくとも1ビットの所定レベル以上の信号を含む基準信号を出力するように構成されており、
    前記第1スレーブ部と前記第2スレーブ部とはそれぞれ、前記基準信号が入力された場合には、ストップコンディションの信号状態が発生するように構成されている、データ通信装置。
  2. 前記マスタ部の前記第1の端子は、前記第1スレーブ部のデータ端子と、前記第2スレーブ部のクロック端子とに接続されており、
    前記マスタ部の前記第2の端子は、前記第1スレーブ部のクロック端子と、前記第2スレーブ部のデータ端子とに接続されている、請求項1に記載のデータ通信装置。
  3. 前記基準信号は、前記第1スレーブ部および前記第2スレーブ部のスレーブアドレスに対応するバイト形式の信号以外のバイト形式の信号である、請求項1に記載のデータ通信装置。
  4. 前記基準信号は、1ビットの所定レベル以上の信号である、請求項1に記載のデータ通信装置。
  5. 前記基準信号は、データ信号に含まれており、
    前記基準信号の前記少なくとも1ビットの所定レベル以上の信号の所定レベル以上の期間は、クロック信号の所定レベル以上の期間よりも長い、請求項1〜4のいずれか1項に記載のデータ通信装置。
  6. 前記基準信号は、スレーブアドレスのビット数に基づく時間間隔で、定期的に出力される信号である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のデータ通信装置。
  7. マスタ部の第1の端子からデータ信号またはクロック信号の一方を出力するととともに、前記マスタ部の第2の端子からデータ信号またはクロック信号の他方を出力するステップと、
    第1スレーブ部または前記第1スレーブ部と同一のスレーブアドレスを有する第2スレーブ部の一方のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、データ信号およびクロック信号を入力するとともに、前記第1スレーブ部または前記第2スレーブ部の他方のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、クロック信号とデータ信号とを入力するステップと、
    前記第1スレーブ部または前記第2スレーブ部の他方のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、クロック信号とデータ信号とが入力された場合に、クロック端子に入力されたデータ信号の信号レベルの変化のタイミングで、データ端子に入力されたクロック信号のレベルを検出するステップと、
    少なくとも1ビットの所定レベル以上の信号を含む基準信号を前記マスタ部から出力するステップと、
    前記基準信号が入力された場合に、前記第1スレーブ部と前記第2スレーブ部とのうち制御対象ではないスレーブ部においてストップコンディション状態が発生するステップと、を備え
    前記マスタ部からデータ信号およびクロック信号を出力するステップは、前記第1スレーブ部と前記第2スレーブ部とのうち、制御対象となるスレーブ部のデータ端子およびクロック端子に、それぞれ、データ信号およびクロック信号を前記マスタ部から直接出力するステップとを含む、データ通信方法。
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