JP2014119058A - 液化ガス用輸送容器、及び輻射シールドの冷却方法 - Google Patents

液化ガス用輸送容器、及び輻射シールドの冷却方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来に比べて簡素でありながら過剰な冷媒消費を防止でき、電気を用いずに動作可能な、輻射シールド用冷却システムを備えた液化ガス用輸送容器、及び輻射シールドの冷却方法を提供する。
【解決手段】液化ガス1を収納する内槽101及び外槽102の二重殻構造で真空断熱とし、かつ内槽を輻射シールド110で覆い、輻射シールドへの液体窒素2の供給を管理する圧力管理機構130を有する液化ガス用輸送容器100であって、圧力管理機構は、液体窒素タンク120の上部及び底部と接続され、液体窒素タンクの上記底部の圧力P2を一定に維持するために、液体窒素タンクの上記上部の圧力P1を自動的に調整することで輻射シールドの冷却状態を一定に維持し、液体窒素タンクから輻射シールドへ液体窒素を安定的に供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液化ガス用輸送容器、及びこの液化ガス用輸送容器に備わる輻射シールドの冷却方法に関する。
極低温の液化ガスを貯蔵する容器は、液化ガスへの断熱を図るため、液化ガスを貯蔵する内槽、及びこの内槽を包囲する外槽の二重構造で内外槽間を真空断熱とした構造が採られる。さらに外槽から内槽への輻射熱侵入を防止し内槽の断熱性能を向上させるため、内槽外面に輻射シールドを取り付けた構造が好ましい。
また、このような液化ガス貯蔵容器を輸送容器として用いる場合、例えばコンテナによる陸上輸送用の輸送容器では、より断熱性能を上げるため、上述の構造に、さらに輻射シールドを冷却するためのシステムを内外槽間に追加した構造を有する。
このような輻射シールドを冷却するシステムとして、例えば特許文献1には以下のような構成が提案されている。即ち、上記システムは、液化窒素を貯蔵するリザーバタンクと、パイプでリザーバタンクに接続されたアキュムレータタンクと、両タンク内圧力を制御する機構とを備え、両タンク内圧力の変化を利用して、図7に示すステップS1からS9の制御動作が自律的に行われる。特にこの制御動作内のステップS2及びステップS7によって、両タンク間で液化窒素のやり取りが行われ、これにより液化窒素が液滴状で系外へ排出されることを防ぎ、効率の良い消費が達成可能となる。
米国特許第4718239号明細書
上述のように、効率良く冷媒を消費する輻射シールド用の冷却システムは提案されているものの、リザーバタンク及びアキュムレータタンクの両方を要し、さらにその制御機構及び制御動作が複雑であり、動作上の不確実さが懸念される。
本発明は、可燃性液化ガス用輸送容器にも適用可能なように電気を必要とせずに制御するもので、従来に比べて簡素な構造を有しより確実に動作可能な、輻射シールド用冷却システムを備えた液化ガス用輸送容器、及び輻射シールドの冷却方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様における液化ガス用輸送容器は、液化ガスを収納する内槽、及び外槽の二重殻構造で、内外槽間領域を真空断熱とし、かつ輻射シールドで内槽外側が覆われる、液化ガス用輸送容器であって、上記内外槽間領域に設けられ、上記輻射シールドへ液体窒素を供給する輻射シールド冷却システムをさらに備え、この輻射シールド冷却システムは、上記液体窒素を貯蔵し、鉛直方向における底部にて上記輻射シールドと連通する液体窒素タンクと、この液体窒素タンクから上記輻射シールドへ液体窒素を供給する圧力管理機構と、を備え、この圧力管理機構は、上記液体窒素タンクの鉛直方向における上部及び上記底部と接続され、液体窒素タンクの上記底部の圧力を一定に維持するために、液体窒素タンクの上記上部の圧力を自動的に調整することで、上記液体窒素タンクから上記輻射シールドへ液体窒素を供給することを特徴とする。
上述のように構成することで、圧力管理機構によって液体窒素タンクの底部圧力が一定の状態に管理され、これにより輻射シールドの冷却状態を一定に保つように液体窒素タンクから輻射シールドへ液体窒素を供給することができる。したがって、従来に比べて簡素な構造にて、より確実に動作可能な、輻射シールド用冷却システムを備えた液化ガス用輸送容器を提供することができる。
また、本発明の第2態様における輻射シールドの冷却方法は、液化ガスを収納する内槽、及び外槽の二重殻構造で、内外槽間領域を真空断熱とし、かつ輻射シールドで内槽外側が覆われ、さらに、上記内外槽間領域に設けられ、上記輻射シールドへ液体窒素を供給する輻射シールド冷却システムを備えた液化ガス用輸送容器における上記輻射シールドの冷却方法であって、上記輻射シールド冷却システムは、上記液体窒素を貯蔵する液体窒素タンクと、この液体窒素タンクから上記輻射シールドへ液体窒素を供給する圧力管理機構とを有し、上記液体窒素タンクの鉛直方向における底部の圧力に基づく力が、上記圧力管理機構によって付与される所定の対抗力を超えた状態では上部圧力を大気へ開放し、一方、上記底部の圧力に基づく力が、上記対抗力以下の状態では上部圧力を大気へ非開放として、上記底部圧力が一定に維持されるように上部圧力を調整することで上記液体窒素タンクから上記輻射シールドへ液体窒素を供給して輻射シールドの冷却を行うことを特徴とする。
本発明の態様における液化ガス用輸送容器及び輻射シールド冷却方法によれば、電気を用いずに輻射シールドの冷却状態を安定に保つことができ、積荷(液化ガス)のみならず冷媒(液体窒素)を無駄に消費することがない。輻射シールド冷却システムは、従来に比べて簡素な構造を有し、液化ガス輸送容器の輻射シールドをより確実に冷却動作することができる。
実施の形態における液化ガス用輸送容器の概略構成を示す図である。 図1に示す液化ガス用輸送容器に備わる圧力管理機構の一構成例を示し、上部圧力が排気されない状態を示す図である。 図1に示す液化ガス用輸送容器に備わる圧力管理機構の一構成例を示し、上部圧力が排気されている状態を示す図である。 図2A及び図2Bに示す圧力管理機構の別の構成例を示す図である。 図2A及び図2Bに示す圧力管理機構のさらに別の構成例を示す図である。 図1に示す液化ガス用輸送容器に備わる圧力管理機構の別の構成例を示す図である。 図1に示す液化ガス用輸送容器における輻射シールドの冷却方法の動作を説明するためのフローチャートである。 従来の液化ガス用輸送容器における輻射シールドの冷却方法の動作を説明するためのフローチャートである。
実施形態である、液化ガス用輸送容器、及びこの液化ガス用輸送容器に備わる輻射シールドの冷却方法について、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図において、同一又は同様の構成部分については同じ符号を付している。また、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け当業者の理解を容易にするため、既によく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。また、以下の説明及び添付図面の内容は、特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態における液化ガス用輸送容器100の概略構成を示している。この液化ガス用輸送容器100は、液化ガス1として例えば液体ヘリウム、液体水素、液化天然ガス(LNG)等を船舶等で輸送する際に使用する容器である。
このような液化ガス用輸送容器100は、輸送される液化ガス1への断熱を図るため、液化ガス1を貯蔵する金属製の内槽101、及びこの内槽101を包囲する金属製の外槽102の二重構造であり、内外槽間領域103を真空断熱とした構造である。内槽101は、軸ロッド104及び吊ロッド105を介して外槽102内に支持される。外槽102は、図示しない鋼製のフレーム内に固定される。
尚、内槽101は約2.5mの直径で、その容量としては、一例として約40mであり、液化ガス用輸送容器100の全長は約12mである。また、内外槽間領域103は、真空引きされた後、封じ切りで真空状態に維持される。
さらに、外槽102から内槽101への輻射熱侵入を防止して内槽101の断熱性能を向上させるため、液化ガス用輸送容器100は、内槽101の外面を覆って輻射シールド110を設け、さらにこの輻射シールド110の冷却を行う輻射シールド冷却システム140を備えている。ここで輻射シールド110は、シールド板111に冷却管112を巻回して構成され、冷却管112には冷媒として液体の不活性ガス、一例として本実施形態では液体窒素2が輻射シールド冷却システム140にて供給される。
本出願において、輻射シールド冷却システム140による輻射シールド110への液体窒素2の「供給」とは、輻射シールド110での液体窒素2の蒸発量に見合う程度の液体窒素量を「補給」するという意味である。
尚、輻射シールド冷却システム140も軸ロッド104あるいは吊ロッド105等によって支持されて内外槽間領域103に設置される。
輻射シールド冷却システム140は、冷媒としての液体窒素を貯蔵する金属製の液体窒素タンク120と、この液体窒素タンク120から輻射シールド110へ液体窒素2を供給する圧力管理機構130とを有する。
液体窒素タンク120は、鉛直方向3におけるタンクの底部122にて輻射シールド110の冷却管112と連通する。尚、液体窒素タンク120の容量は、輸送される液化ガス1の輸送期間に依存する。このような液体窒素タンク120及び冷却管112には、内槽101に液化ガス1が供給される前に、外槽102の外側に設けた液体窒素ボンベ108から液体窒素2が供給される。
圧力管理機構130は、液体窒素タンク120の鉛直方向3におけるタンクの上部121及び底部122と接続され、下記の圧力管理によって液体窒素タンク120から輻射シールド110へ液体窒素2を供給する機構である。この圧力管理は、液化ガス1の輸送期間中における輻射シールド110の冷却状態を一定に維持し、冷媒としての液体窒素を無駄に消費することがないように行われる。
詳しく説明すると、液体窒素2を輻射シールド110へ供給することで、輻射シールド110は、液体窒素2の沸点である−196℃に冷却され、このとき窒素は気化し、輻射シールド110の冷却管112に接続した排出弁113を介して外気へ排出される。ここで、液体窒素タンク120から輻射シールド110への液体窒素2の供給量が少ない場合には、輻射シールド110の温度が−196℃よりも上昇し、積荷である内槽101内の液化ガス1の蒸発量が多くなってしまう。一方、輻射シールド110への液体窒素2の供給量が過剰な場合には、液化ガス1の蒸発量は抑えられるが、輻射シールド110から液体のまま液体窒素2が排出され、液体窒素タンク120内の液体窒素2が短時間で消費されることになる。
したがって、内槽101内の液化ガス1への入熱を効果的に遮断し、つまり内槽1への入熱による液化ガス1の蒸発量を最低にし、かつ如何に液体窒素2の消費を抑制するかが重要事項となる。
また、液化ガス1が可燃性である場合、安全上、着火源となる電気関連部品は、圧力管理機構130には一切使用できない。
圧力管理機構130は、これらの事項を満足する構成を有する。即ち、液体窒素タンク120の上部圧力P1は、液体窒素タンク120内で気化した窒素の液体窒素タンク120の上部121における圧力であり、閉鎖していれば常に上昇し続ける。一方、液体窒素タンク120の底部圧力P2は、液体窒素タンク120の底部122における圧力であり、上部圧力P1に、液体窒素タンク120内に収納されている液体窒素2のヘッド圧(水頭圧)を加えた圧力である。よって、底部圧力P2を規定の圧力に留まるように、圧力管理機構130が上部圧力P1を制御することで、液体窒素タンク120から輻射シールド110への液体窒素2の供給条件が一定となり、液体窒素タンク120から輻射シールド110への液体窒素2の安定供給が可能となる。即ち、圧力管理機構130は、底部圧力P2が規定の圧力を超えた状態では、排気管139を通して外槽102の外側の大気へ上部圧力P1を開放することで底部圧力P2を低下させ、一方、底部圧力P2が規定の圧力以下の状態では、上部圧力P1の大気への開放を行わない機構である。
例えば、十分に輻射シールド110が冷却された状態で液体窒素タンク120の圧力が開放されていれば、液体窒素タンク120の液面と輻射シールド110の配管内の液面とは等しい。この初期の液面高さにおける底部圧力P2を維持するようにすれば、液体窒素タンク120の液面が下がっても輻射シールド110では常に初期の液面が保たれることになる。また、上部圧力P1を増加させ、それによって底部圧力P2を高めて液体窒素2の供給量を増やすことも可能で、この底部圧力P2を一定に保つことで、液体窒素2の供給量を一定に維持することができる。
以下に、このような圧力管理機構130の具体的構成について説明する。
図2(図2A及び図2B)は、圧力管理機構130の一構成例の概念図であり、金属製ダイヤフラムを備えた構成を図示している。図2に示す圧力管理機構130は、基本的構成部分として、第1室131と、第2室132と、弁機構133とを有する。本実施形態では、これらに加えて付勢部材134を備えている。
第1室131は、金属製の空胴体で構成され、その内部には導管131dを介して液体窒素タンク120の上部圧力P1が窒素ガス状態で作用する。第2室132は、第1室131とは隔壁131cで隔離された空間である第3室138内に配置され、金属製の空胴体で構成される。第2室132の内部には、導管132bを介して液体窒素タンク120の底部圧力P2が作用する。さらに第2室132の一側壁は、底部圧力P2に対抗して変位可能な金属製の変位壁132aで構成する。本実施の形態では、この変位壁132aとして金属製のダイヤフラムを用いる。
付勢部材134は、変位壁132aの変位を抑制する力、換言すると底部圧力P2に対抗する力である対抗力を付与する部材であり、本実施形態では一例としてバネを用いている。本実施形態では、付勢部材134は、第3室138内であって、隔壁131cと、変位壁132aとに挟まれた領域に設置され、変位壁132aに対して上記対抗力Fbを付勢する。
したがって変位壁132aには、底部圧力P2に変位壁132aの面積を乗じた力と、底部圧力P2とは逆向きに作用する対抗力Fbとが作用する。上述したように、底部圧力P2は、液体窒素2のヘッド圧分だけ、上部圧力P1よりも高い圧力であるが、変位壁132aには対抗力Fbが作用している。よって圧力管理機構130は、通常状態では、上部圧力P1が弁機構133に作用して、第1室131内の窒素ガスを排出しないように対抗力Fbを設定する。そして、底部圧力P2が初期の値を超えた状態において、変位壁132aは、第2室132が膨らむ方向へ移動する。
圧力管理機構130において、液体窒素2の想定液面、換言すると対抗力Fbの設定が、液体窒素2の消費量を決定するための条件の一つとなる。
弁機構133は、変位壁132aの変位に対応して第1室131内の上部圧力P1を外槽102の外側の大気へ開放する機構であり、弁棒133a及び弁体133bを有する。弁棒133aは、金属製の棒材であり、その一端が変位壁132aに取り付けられ、第1室131内を通り、弁座として作用する第1室131の側壁131aに設けた流路用開口131bを貫通して延在し、その他端に弁体133bを取り付けている。なお、第1室131と第3室138とは、弁棒133aと隔壁131cとの間に設けられる図示しないシール機構(Oリングなど)により隔離されており、第1室131内の窒素ガスが第3室138内に流入することはない。弁体133bは、流路用開口131bを覆い流路用開口131bの開閉を行う。尚、弁体133bが接する流路用開口131bの周囲には、適宜、パッキング等のシール部材が設けられている。
このような構成によって弁機構133は、変位壁132aの変位に対応して弁棒133aが変位方向133cに移動して、弁体133bが流路用開口131bの開閉を行う。尚、図2から図5に示す弁機構133は、構成の概念を図示しており、実際の構成とは異なる場合がある。また、上述のような弁機能を果たす限り図示する弁機構133の構成に限定されない。
また本実施形態では、所望の底部圧力P2で弁機構133を開口することができるように、第1室131に対して第2室132を変位方向133cに沿って移動可能とする調節機構135を設けている。調節機構135の一例として本実施形態では以下の構成を採る。即ち、図2に示すように、第1室131の外面に第1フランジを設け、その周面にはねじを形成する。一方、第2室132の外面にも第2フランジを設ける。そして両フランジ間にユニオンナット135aを設け、このユニオンナット135aを第1フランジのねじと螺合させ、そのねじ込み量によって第1室131に対して第2室132を移動させる。尚、第1室131に対して第2室132が移動可能なように、第1室131と第2室132とは伸縮性を有する金属性ベローズ135bで接続する。
以上説明したように、圧力管理機構130は、機械的に動作する構成部分のみで構成しており、電気的に駆動される構成部分は一切存在しない。したがって、防爆上の仕様も満足する機構である。
以上説明したような構成を有する液化ガス用輸送容器100の作用、特に圧力管理機構130の動作について、図6を併せて参照して以下に説明する。
既に説明したように、液化ガス用輸送容器100における内外槽間領域103は、真空状態にされており、内槽101に液化ガス1が充填される前に、図6のステップS101では、外部の液体窒素ボンベ108から液体窒素タンク120内に液体窒素2が充填される。このとき、輻射シールド110の冷却管112に接続した排出弁113を開いておき、冷却管112内にも液体窒素2を充填する。液体窒素充填後、液体窒素タンク120は閉止される。
液体窒素タンク120の閉止時点では、圧力管理機構130では、上述のように底部圧力P2は対抗力Fbと同等である。よって、変位壁132aは、閉止位置に留まったままである。したがって図2Aに示すように、弁機構133の弁棒133aを介して、弁体133bは流路用開口131bを閉じている。
液体窒素タンク120の閉止からの時間経過に伴い、液体窒素タンク120内の液体窒素2の蒸発により、液体窒素タンク120の上部圧力P1は上昇する(ステップS102)。これと同時に、液体窒素タンク120の底部圧力P2も上昇する(ステップS103)。ここで上部圧力P1の過剰上昇は、輻射シールド110への液体窒素2の過剰供給をもたらす。
そして上部圧力P1の上昇に伴う底部圧力P2の上昇により、変位壁132aにおける底部圧力P2に変位壁132aの面積を乗じた力が対抗力Fbを超えたとき、変位壁132aは、対抗力Fbの作用方向とは反対方向に変位する。これにより、弁機構133では、図2Bに示すように、弁棒133aを介して弁体133bは流路用開口131bを開き(ステップS104)、第1室131内の上部圧力P1は、流路用開口131b及び排気管139を通り、外気へ開放される(ステップS105)。
この開放により、第1室131内の上部圧力P1は低下し、同時に底部圧力P2も低下する(ステップS106)。これにより再び、対抗力Fbが底部圧力P2に変位壁132aの面積を乗じた力を超え、変位壁132aは、対抗力Fbの作用方向へ移動する。これにより、弁棒133aを介して弁体133bは流路用開口131bを閉じ(ステップS107)、第1室131からの上部圧力P1の放出は停止する。これにより、輻射シールド110への液体窒素2の過剰供給を未然に防止することができる。
上述した、ステップS102からステップS107が、液化ガス用輸送容器100の輸送中繰り返される。尚、輻射シールド110における液体窒素2の蒸発により液体窒素タンク120内の液体窒素量は減少することから、液体窒素2のヘッド圧は徐々にて下がっていく。しかしながらヘッド圧が低下してきた状況下でも、圧力管理機構130は、上部圧力P1が常に増加し続けるため、底部圧力P2を管理し続ける。
よって、液体窒素タンク120の上部圧力P1、つまり液体窒素タンク120の底部圧力P2を規定値に維持することが可能となり、輻射シールド110における液体窒素2の蒸発量に見合った液体窒素2が液体窒素タンク120から輻射シールド110へ供給可能となる。その結果、輻射シールド110が安定して冷却され、内槽1への入熱による液化ガス1の蒸発量を最低にした状態で、かつ液体窒素2の消費も最低とすることが可能になる。また、圧力管理機構130において電気的制御を使用することなく自動的に液体窒素の供給量を制御することができる。
このように本実施形態の液化ガス用輸送容器100によれば、圧力管理機構130を備えることで、従来に比べて簡素な構造を有しより確実に動作可能な状態で、液化ガス1の輸送が可能となる。
上述の実施形態では、変位壁132aへ対抗力Fbを付与する付勢部材134としてバネを用いた。その理由は、極低温、及び輸送中の振動等の外部影響に対して確実に機能可能な点を考慮したからである。しかしながら、付勢部材134は、バネに限定するものではなく、対抗力Fbを付与可能な手段を用いることができる。例えば、図3に示すように、付勢部材134−1として、磁石を同極同士が対向するように、第1室131内に設けた隔壁131cと、変位壁132aとに設置してもよい。
さらにまた、図4に示すように、第1室131内に設けた隔壁131cと、変位壁132aとに挟まれた領域に、付勢部材134−2として弾性部材、例えばゴム材を設置することもできる。
実施の形態2.
図5を参照して、実施の形態2における液化ガス用輸送容器100−2について説明する。
液化ガス用輸送容器100−2は、上述した液化ガス用輸送容器100と比べて、圧力管理機構130の第2室132の構成を異にするのみである。したがって以下では、圧力管理機構の第2室を中心に説明を行い、同じ構成部分についてここでの説明は省略する。尚、液化ガス用輸送容器100−2において、図5に示すように、圧力管理機構130−2、及び第2室132−2とそれぞれ符番する。
第2室132−2は、第2室132−2の胴体部分を形成し上記変位方向133cに沿って伸縮性を有する金属製のベローズ136と、このベローズ136の一端に設けられ第2室132−2の一側壁を形成する変位壁137とを有する。ベローズ136は、第2室132−2に作用する底部圧力P2によって延びるが、この延びを抑えようとするベローズ136自身の対抗力Fbを有する。このようなベローズ136に取り付けられた変位壁137には、変位壁132aと同様に、底部圧力P2に変位壁132aの面積を乗じた力と、ベローズ136自身の対抗力Fbとが作用する。また、変位壁137には、変位壁132aと同様に弁機構133の弁棒133aの一端が取り付けられる。
尚、本実施形態では図5に示すように、第2室132−2の胴体部分は、ベローズ136のみで構成している。しかしながら、該構成に限定されず、第2室132−2の胴体部分は、その一部にベローズ136を有していれば良く、変位壁137は、ベローズ136を介して接続されていればよい。
以上のように構成される第2室132−2における変位壁137は、上述の変位壁132aと同様に機能する。即ち、簡略説明するが、底部圧力P2が上昇し、底部圧力P2に変位壁132aの面積を乗じた力が対抗力Fbを超えたとき、変位壁137は、自身の対抗力Fbの作用方向とは反対方向に変位する。これにより、弁機構133は、弁棒133aを介して弁体133bが流路用開口131bを開く(図6のステップS104)。よって第1室131内の上部圧力P1は、外気へ放出される(図6のステップS105)。
この開放動作により、第1室131内の上部圧力P1は低下し、同時に底部圧力P2も低下する(図6のステップS106)。これにより再び対抗力Fbが底部圧力P2に変位壁132aの面積を乗じた力を超え、変位壁137は、自身の対抗力Fbの作用方向へ移動する。よって、弁棒133aを介して弁体133bは流路用開口131bを閉じ(図6のステップS107)、第1室131からの上部圧力P1の放出は停止する。
このような、圧力管理機構130−2の動作が、液化ガス用輸送容器100−2の輸送中繰り返される。よって、内槽1への入熱による液化ガス1の蒸発量を最低にした状態で、かつ液体窒素2の消費も最低とすることが可能になる。
さらに、実施の形態2における液化ガス用輸送容器100−2では、ベローズ136を用いることにより、実施の形態1における構成のように別途、付勢部材134を設ける必要が無くなる。したがって、実施の形態2における液化ガス用輸送容器100−2は、実施の形態1の液化ガス用輸送容器100に比べて、さらに簡素な構造を有し、部材減少によって輻射シールド110をより確実に冷却動作可能である、という効果を得ることができる。
尚、以上の説明では、液化ガス用輸送容器100、100−2は輸送容器として説明したが、輸送用に限定するものではなく、単に、液化ガスを貯留、保持しておくための容器としても使用可能である。
本発明は、液化ガス用輸送容器、及びこの液化ガス用輸送容器に備わる輻射シールドの冷却方法に適用可能である。
1…液化ガス、2…液体窒素、
100,100−2…液化ガス用輸送容器、101…内槽、102…外槽、
103…内外槽間領域、110…輻射シールド、120…液体窒素タンク、
121…上部、122…底部、130,130−2…圧力管理機構、
131…第1室、132…第2室、132a…変位壁、133…弁機構、
134…付勢部材、134−1…磁石、134−2…ゴム材、135…調節機構、
136…ベローズ、138…第3室、140…輻射シールド冷却システム。

Claims (11)

  1. 液化ガスを収納する内槽、及び外槽の二重殻構造で、内外槽間領域を真空断熱とし、かつ輻射シールドで内槽外側が覆われる、液化ガス用輸送容器であって、
    上記内外槽間領域に設けられ、上記輻射シールドへ液体窒素を供給する輻射シールド冷却システムをさらに備え、
    この輻射シールド冷却システムは、
    上記液体窒素を貯蔵し、鉛直方向における底部にて上記輻射シールドと連通する液体窒素タンクと、
    この液体窒素タンクから上記輻射シールドへ液体窒素を供給する圧力管理機構と、を備え、
    この圧力管理機構は、上記液体窒素タンクの鉛直方向における上部及び上記底部と接続され、液体窒素タンクの上記底部の圧力を一定に維持するために、液体窒素タンクの上記上部の圧力を自動的に調整することで、上記液体窒素タンクから上記輻射シールドへ液体窒素を供給する、
    ことを特徴とする液化ガス用輸送容器。
  2. 上記圧力管理機構は、上記底部圧力に基づく力が所定の対抗力を超えた状態では上記上部圧力を大気へ開放し、一方、上記底部圧力に基づく力が所定の対抗力以下の状態では上記上部圧力を大気へ非開放とする機構である、請求項1に記載の液化ガス用輸送容器。
  3. 上記圧力管理機構は、上記上部圧力が作用する第1室と、上記下部圧力が作用することによって変位可能な変位壁を有する第2室と、上記変位壁の変位に対応して上部圧力の大気への開放を行う弁機構とを有し、
    上記対抗力は上記変位壁の変位を抑制する力であり、上記変位壁は、上記底部圧力に上記変位壁の面積を乗じた力が上記対抗力を超えた状態で変位する、請求項2に記載の液化ガス用輸送容器。
  4. 上記圧力管理機構は、さらに、上記対抗力を変更する調節機構を有する、請求項2又は3に記載の液化ガス用輸送容器。
  5. 上記第2室は胴体にベローズを有し、上記変位壁は、ベローズを介して接続され、上記底部圧力に上記変位壁の面積を乗じた力がベローズ自体の対抗力を超えた状態で変位する、請求項3又は4に記載の液化ガス用輸送容器。
  6. 上記第2室の変位壁は、金属製ダイヤフラムで形成され、
    上記圧力管理機構は、上記第1室内に取り付けた付勢部材をさらに有し、この付勢部材は、上記金属製ダイヤフラム上に配置されることにより上記対抗力を発生する、請求項3又は4に記載の液化ガス用輸送容器。
  7. 上記付勢部材は、弾性体である、請求項6に記載の液化ガス用輸送容器。
  8. 上記付勢部材は、磁石である、請求項6に記載の液化ガス用輸送容器。
  9. 上記弾性体は、バネである、請求項7に記載の液化ガス用輸送容器。
  10. 上記弾性体は、ゴム材である、請求項7に記載の液化ガス用輸送容器。
  11. 液化ガスを収納する内槽、及び外槽の二重殻構造で、内外槽間領域を真空断熱とし、かつ輻射シールドで内槽外側が覆われ、さらに、上記内外槽間領域に設けられ、上記輻射シールドへ液体窒素を供給する輻射シールド冷却システムを備えた液化ガス用輸送容器における上記輻射シールドの冷却方法であって、
    上記輻射シールド冷却システムは、上記液体窒素を貯蔵する液体窒素タンクと、この液体窒素タンクから上記輻射シールドへ液体窒素を供給する圧力管理機構とを有し、
    上記液体窒素タンクの鉛直方向における底部の圧力に基づく力が、上記圧力管理機構によって付与される所定の対抗力を超えた状態では上部圧力を大気へ開放し、
    一方、上記底部の圧力に基づく力が、上記対抗力以下の状態では上部圧力を大気へ非開放として、
    上記底部圧力が一定に維持されるように上部圧力を調整することで上記液体窒素タンクから上記輻射シールドへ液体窒素を供給して輻射シールドの冷却を行う、
    ことを特徴とする、液化ガス用輸送容器における輻射シールドの冷却方法。
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