JP2014117829A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

画像形成装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014117829A
JP2014117829A JP2012272812A JP2012272812A JP2014117829A JP 2014117829 A JP2014117829 A JP 2014117829A JP 2012272812 A JP2012272812 A JP 2012272812A JP 2012272812 A JP2012272812 A JP 2012272812A JP 2014117829 A JP2014117829 A JP 2014117829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
unit
allocation
image forming
transfer rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012272812A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5852951B2 (ja
Inventor
Takeshi Shintani
武史 新谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2012272812A priority Critical patent/JP5852951B2/ja
Priority to US14/103,983 priority patent/US9250842B2/en
Publication of JP2014117829A publication Critical patent/JP2014117829A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5852951B2 publication Critical patent/JP5852951B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1223Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to use a particular technique
    • G06F3/1237Print job management
    • G06F3/124Parallel printing or parallel ripping
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1202Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to achieve a particular effect
    • G06F3/1211Improving printing performance
    • G06F3/1215Improving printing performance achieving increased printing speed, i.e. reducing the time between printing start and printing end
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1223Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to use a particular technique
    • G06F3/1237Print job management
    • G06F3/1244Job translation or job parsing, e.g. page banding
    • G06F3/1247Job translation or job parsing, e.g. page banding by conversion to printer ready format
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1278Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to adopt a particular infrastructure
    • G06F3/1279Controller construction, e.g. aspects of the interface hardware

Abstract

【課題】複数ページのデータを並列処理する際の処理時間を短縮することが可能な画像形成装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】同一の複数ページのジョブデータを複数の記憶装置17に保存するデータ保存部21と、複数の記憶装置17内のジョブデータに対し割り当てられた異なるページを並列処理する複数のデータ処理部23と、複数の記憶装置17内のジョブデータ毎に並列処理の処理対象となるページを記憶装置17の転送速度に応じてデータ処理部23に割り当てる割当部25とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数ページのデータに対して異なるページを並列処理する画像形成装置及びプログラムに関する。
情報処理装置等の制御部としては、複数の演算部(以下、コアと称す)が一つのパッケージ内に集積されたマルチコアプロセッサーとして構成されるものがある。マルチコアプロセッサーでは、各コアに処理を分散させた並列処理を行うことで、処理性能を向上させることができる。
近年では、そのようなマルチコアプロセッサーをプリンターやデジタル複合機等の画像形成装置に適用し、プリント処理の高速化を図ることが提案されている。
マルチコアプロセッサーを用いた画像形成装置としては、複数ページから構成されるページ記述言語(PDL:Page Description Language)形式のデータに対し、各コアに異なるページを割り当てて並列解析処理を行うものがある。
例えば特許文献1では、複数ページのデータを複数の記憶装置に保存し、複数のコア毎に解析処理を行うページ及び解析処理に使用する記憶装置を割り当てている。
これにより、複数のコアを用いてデータ内の異なるページを並列して解析処理することができる。
しかし、特許文献1の技術では、単純に解析処理を行うページを各コアに対して割り当てるので、記憶装置の転送速度によっては、全体の処理時間が長くなるおそれがある。
特開2012−778号公報
発明が解決しようとする課題は、複数ページのデータを並列処理する際に処理時間の短縮化に限界があった点である。
本発明は、複数ページのデータを並列処理する際の処理時間を短縮するために、複数ページの同一データを複数の記憶部に保存するデータ保存部と、前記複数の記憶部内のデータに対し割り当てられた異なるページを並列処理する複数のデータ処理部と、前記複数の記憶部内のデータ毎に前記並列処理の処理対象となるページを前記記憶部の転送速度に応じて前記データ処理部に割り当てる割当部とを備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、複数の記憶部内のデータ毎に処理対象となるページを記憶部の転送速度に応じてデータ処理部に適切に割り当てることができ、並列処理する際の処理時間を短縮できる。
画像形成装置の要部構成を示すブロック図である(実施例1)。 図1の制御部を示す機能ブロック図である(実施例1)。 割当順位テーブルの一例を示す図表である(実施例1)。 図1の画像形成装置による並列処理全体を示すフローチャートである(実施例1)。 図4の割当順位テーブルの作成処理の詳細を示すフローチャートである(実施例1)。 図4のジョブデータの保存処理の詳細を示すフローチャートである(実施例1)。 図4のフローチャートのページ割当処理を示すフローチャートである(実施例1)。 設定時の処理状況テーブルの一例を示す図表である(実施例1)。 図7の記憶装置の割当処理の詳細を示すフローチャートである(実施例1)。 設定後の処理状況テーブルの一例を示す図表である(実施例1)。 解析処理に要する処理時間を示す概念図である(実施例1)。 解析処理に要する処理時間を示す概念図である(比較例)。 画像形成装置の要部構成を示すブロック図である(実施例2)。 割当順位テーブルの一例を示す図表である(実施例2)。 割当順位テーブルの作成処理の詳細を示すフローチャートである(実施例2)。
複数ページのデータを並列処理する際の処理時間を短縮するという目的を、複数の記憶部に保存した複数ページの同一データに対し、記憶部の転送速度を考慮して処理対象となるページをデータ処理部に割り当てることで実現した。
転送速度に応じた割当としては、例えば、転送速度の速い記憶部内のデータを優先して処理対象となるページを順次割り当てていく。
好ましくは、利用可能な記憶部の転送速度情報を取得して転送速度の速い記憶部に優先度の高い割当順位を付与した割当順位テーブルを用いてページの割当を行う。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
[画像形成装置]
図1は、画像形成装置の要部構成を示すブロック図である。
図1の画像形成装置1は、例えばコピー機、プリンター、或いはデジタル複合機等からなり、コピー機能やプリンター機能を有するものである。コピー機能は、原稿から読み取った画像を印刷出力する機能であり、プリンター機能は、ネットワーク等を介して入力されたジョブデータに基づく画像の印刷出力を行う機能である。
画像形成装置1は、操作パネル部3、画像読取部5、通信部7、プリント部9、制御部11、ROM(Read Only Memory)13、RAM(Random Access Memory)15、複数の記憶部としてのRAMディスク17a、SSD(Solid State Drive)17b、及びHDD(Hard Disk Drive)17c等を備え、各部はバス19により接続されている。
操作パネル部3は、タッチパネル式の液晶表示画面等からなり、画像形成装置1に対する操作入力やその操作状況の表示を行わせる。
画像読取部5は、スキャナーで構成され、操作パネル部3での指示入力等に応じて原稿画像を読み取って対応する画像データを出力する。
通信部7は、LAN等のネットワークを介して、ユーザー端末等の外部端末に対するデータの送受信を行う。
プリント部9は、画像読取部5で読み取られた画像データ或いは外部端末から送信されたジョブデータに基づいて用紙上に画像を形成する。
制御部11は、上記各部の制御等を行って、コピー機能やプリンター機能を実現するものである。本実施例の制御部11は、マルチコアプロセッサーとして構成され、一つのパッケージ内に複数の演算部であるコア11aが集積されている。なお、制御部11は、複数のコアに替えて複数のCPUを集合させたものでもよい。
ROM13は、プログラム等を記憶するメモリーである。RAM15は、プログラムを実行する際にそのプログラムや各種データを一時的に記憶して、作業領域等として用いるメモリーである。
RAMディスク17aは、RAM15の一部を利用して、HDD等のように利用できるものである。SSD17b及びHDD17cは、読み書き可能な不揮発性の記憶媒体である。これらのRAMディスク17a、SSD17b、及びHDD17cは、本実施例において制御基板等に固定的に設けられている。
以下、RAMディスク17a、SSD17b、及びHDD17cを、独立して利用可能な記憶装置17と総称することがある。
図2は、図1の制御部を示す機能ブロック図である。
本実施例においては、制御部11がROM13内の画像形成プログラムを実行することで、データ保存部21、複数のデータ処理部23、割当部25、テーブル作成部27、速度情報保持部29、速度計側部31として機能する。これら機能により、複数ページのジョブデータに対して異なるページの解析処理を並列して行う(並列処理)。
なお、本実施例では、制御部11の複数のコア11aがデータ処理部23として機能し、その内の一つのコア11aが更にデータ保存部21、割当部25、テーブル作成部27、速度情報保持部29、及び速度計側部31として機能する。
データ保存部21は、データ保存機能を実現し、入力された複数ページのジョブデータを複数の記憶装置17に保存する。具体的には、利用可能なコア11a(データ処理部23)の数、利用可能な記憶装置17の数、ジョブデータを構成するページ数が複数である場合、使用可能な複数の記憶装置17にジョブデータを保存(スプール)する。
ジョブデータの保存は、ジョブデータを保存した記憶装置17の数が、利用可能なコア11a(データ処理部23)の数以上、或いは利用可能なコアの数未満であってジョブデータを構成するページ数以上となるまで行われる。
データ処理部23は、データ処理機能を実現し、複数の記憶装置17内のジョブデータに対し異なるページを並列して解析処理する。この解析処理は、後述する割当部25の割当に基づいて行う。
解析処理では、PDLデータであるジョブデータが解釈され、中間データが生成される。この中間データからは、ビットマップデータが生成され、ビットマップデータは、プリント部9に出力されて用紙上への印刷出力に用いられる。
なお、ビットマップデータの出力先は、本実施例においてプリント部9として説明するが、これに限られるものではない。例えば、出力先を操作パネル部3としてビットマップデータに基づく画像を表示させてもよい。
割当部25は、割当機能を実現し、複数の記憶装置17内のジョブデータ毎に処理対象となるページをデータ処理部23に割り当てるものである。本実施例では、予め処理対象となるページをデータ処理部23に割り当てておき、更にデータ処理部23に記憶装置17を割り当てる。
なお、記憶装置17は、予めデータ処理部23に割り当てておくことも可能である。この場合は、データ処理部23に対する記憶装置17の割当が不要となり、各データ処理部23に対する処理対象のページの割当を行えばよい。
本実施例の記憶装置17の割当は、転送速度に応じて行われる。具体的には、転送速度の速い記憶装置17から優先して処理対象となるページが割り当てられているデータ処理部23に順次割り当てていく。
例えば、ページ番号の小さいページから順に出力される場合は、転送速度の速い記憶装置17から順にページ番号の小さいページを処理するデータ処理部23に割り当てることができる。
この割当の際には、テーブル作成部27によって作成された割当順位テーブルが用いられる。
テーブル作成部27は、利用可能な記憶装置17の転送速度情報を取得して、転送速度の速い記憶装置17に優先順位の高い高位の割当順位を付与した割当順位テーブルを作成する。転送速度情報は、速度情報保持部29及び速度計側部31から取得する。
速度情報保持部29は、速度情報保持機能を実現するものであり、複数の記憶装置17の既知の転送速度をプログラムデータとして保持する。
例えば、記憶装置17のRAMディスク17a、SSD17b、及びHDD17cは、画像形成装置1に固定的に設けられるので、転送速度が予め判明している。これらの既知の転送速度を、速度情報保持部29がプログラムデータとして保持している。
速度計測部31は、速度計測機能を実現するものであり、解析処理の際に転送速度情報が保持されていない記憶装置17の転送速度を計測する。
例えば、USB等の着脱自在な外部記憶媒体が新たに接続されている場合等は転送速度が判明していない。速度計測部31は、そのような不明な転送速度を計測することになる。
これら速度情報保持部29及び速度計側部31からの転送速度に基づいて、テーブル作成部27が割当順位テーブルを作成する。図3に割当順位テーブルの一例を示す。
図3のように、割当順位テーブルは、記憶装置17に対して転送速度に応じた優先順位(割当順位)が付与されている。図3においては、RAMディスク(RAM Disk)17a、SSD17b、HDD17cの転送速度がそれぞれ「1600MB/s」、「300MB/s」、「150MB/s」であるから、その転送速度に応じた優先順位「1」、「2」、「3」が付与されている。
この割当順位テーブルは、作成後にSSD17bやHDD17c等の不揮発の記憶装置に保持され、その後の解析処理時に利用される。
利用の際は、割当順位テーブルをそのまま使用する場合の他、解析処理の開始時に利用可能な記憶装置17に応じて割当順位テーブルを更新する場合がある。
割当順位テーブルの更新は、作成時に対して利用可能な記憶装置17が増減している場合に行われ、増加した記憶装置17の転送速度を追加し或いは利用不能な記憶装置17の転送速度を削除する。
この更新は、割当順位テーブルの作成時と同様に、速度情報保持部29及び速度計側部31からの転送速度に基づいて割当部25において行わせることができる。
[並列処理]
図4は、図1の画像形成装置による並列処理全体を示すフローチャートである。
本実施例の並列処理は、画像形成装置1に電源が供給されることで開始され、図4のフローチャートに応じて複数ページのジョブデータに対し異なるページの解析処理を並列して行う。ここでは、ジョブデータが複数ページであることを前提に説明する。
ステップS1では、まず「起動」が行われる。この処理では、制御部11のデータ保存部21、複数のデータ処理部23、割当部25、テーブル作成部27、速度情報保持部29、速度計側部31の各部が起動する。これにより、ジョブデータに対する処理待機状態となって、ステップS2に移行する。
なお、データ処理部23の起動は、制御部11の利用可能なコア11aの数となるまで行われ、コア数に応じた数のデータ処理部23を実行するタスクが立つことになる。
例えば、制御部11が4つのコアを備えている場合には、データ処理部23を実行するタスクが4つ立つ。なお、データ処理部23以外については、制御部11が備える複数のコア11aのうち、いずれか一つのコア11aで実行される。
ステップS2では、「割当順位テーブルの作成」が行われる。この処理では、制御部11のテーブル作成部27が割当順位テーブルを作成する。処理の詳細は、後述する。ステップS2が完了すると、ステップS3へ移行する。
ステップS3では、「複数ページのジョブデータの受信」が行われる。この処理では、複数ページのジョブデータがネットワーク等を介して制御部11に入力される。これにより、ステップS3が完了して、ステップS4へ移行する。
ステップS4では、「複数ページのジョブデータの保存」が行われる。この処理では、制御部11のデータ保存部21が入力された複数ページのジョブデータを複数の記憶装置17にコピーして保存する。処理の詳細は、後述する。
こうしてステップS4が完了するとステップS5へ移行する。
ステップS5では、「ページ割当」が行われる。この処理では、制御部11の割当部25が、割当順位テーブルに基づく転送速度に応じ、複数の記憶装置17内のデータ毎に処理対象となるページをデータ処理部23に割り当てる。処理の詳細は、後述する。
こうしてステップS5が完了するとステップS6へ移行する。
ステップS6では、「並列解析」が行われる。この処理では、制御部11の複数のデータ処理部23が、複数の記憶装置17内のジョブデータに対して割り当てられた異なるページを並列して解析処理する。
こうして図4の並列処理が完了すると、ビットマップ形式の描画データが生成されてプリント部9に渡されて用紙上への出力が行われることになる。
[割当順位テーブルの作成処理]
図5は、図4の割当順位テーブルの作成処理の詳細を示すフローチャートである。なお、本実施例では、割当順位テーブルの作成処理を初期設定の処理として行う。ただし、割当順位テーブルの作成処理は、図4のページ割当処理の直前までに行われればよく、その限りで処理順序を変更することが可能である。
割当順位テーブルの作成処理では、まずステップS201において「割当順位テーブルあり?」の処理が行われる。この処理では、SSD17bやHDD17c等の不揮発の記憶装置に保持された既存の割当順位テーブルの有無を判断する。既存の割当順位テーブルは、従前の処理において作成されたものである。
既存の割当順位テーブルがある場合は(YES)、ステップS202移行し、ない場合は(NO)、ステップS203へ移行する。
ステップS202では、「割当順位テーブルの取得」が行われる。この処理では、SD17bやHDD17c等の不揮発の記憶装置から保持されている既存の割当順位テーブルを取得して、ステップS204へ移行する。
一方、ステップS203では、「転送速度情報の取得」が行われる。この処理では、プログラムデータから各記憶装置17の転送速度情報を取得し、ステップS205へ移行する。
ステップS205では、「割当順位テーブルの作成」が行われる。この処理では、プログラムデータから転送速度情報を取得し、その情報に基づいて割当順位テーブルを作成する。
従って、本ステップでは、既知の転送速度のみによる割当順位テーブルを作成する。こうしてステップS205が完了すると、ステップS204へ移行する。
ステップS204では、「割当順位テーブルに転送速度情報がない記憶装置なし?」の処理が行われる。この処理では、ステップS202で取得され或いはステップS205で作成された割当順位テーブルに対して、転送速度情報がない記憶装置の有無を判断する。
転送速度情報がない記憶装置としては、例えば新たに画像形成装置1に接続されたUSB等の外部記憶媒体等であり、転送速度情報がプログラムデータとして保持されておらず且つ利用可能なものである。
割当順位テーブルに転送速度情報がない記憶装置がある場合は(NO)、ステップ206へ移行し、ない場合は(YES)、ステップS207へ移行する。
ステップS206では、「転送速度の計測」が行われる。この処理では、制御部11の転送速度計測部31が、割当順位テーブルに転送速度情報がない記憶装置の転送速度を計測し、ステップS208へ移行する。
ステップS208では、「割当順位テーブルの更新(転送速度情報の追加)」が行われる。この処理では、計測された転送速度情報を元に割当順位テーブルを更新する。これにより、割当順位テーブルになかった記憶装置の転送速度情報が追加されることになる。
こうしてステップS208が完了すると、ステップS204へ戻る。これにより、割当順位テーブルに全ての利用可能な記憶装置の転送速度情報が追加されるまで処理が繰り返され、ステップS207へ移行する。
ステップS207は、「割当順位テーブルに利用不能な記憶装置の転送速度情報あり?」が行われる。この処理では、割当順位テーブルに転送速度情報がある記憶装置が利用不能であるか否かを判断する。
例えば、USB等の外部記憶媒体が取り外された場合は、その外部記憶媒体が利用不能となるが、ステップS202において取得した割当順位テーブルに利用可能な記憶装置の転送速度情報として保持されていることがある。
従って、本ステップでは、それらの利用不能となった記憶装置の転送速度情報が割当順位テーブルに残っているか否かを判断している。
割当順位テーブルに利用不能な記憶装置の転送速度情報がある場合は(YES)、ステップS209へ移行し、ない場合は(NO)、ステップS210へ移行する。
ステップS209では、「割当順位テーブルの更新(転送速度情報の削除)」が行われる。この処理では、割当順位テーブルを更新して利用不能な記憶装置の転送速度情報を削除する。
こうしてステップS209が完了すると、ステップS210へ移行する。
ステップS210では、「割当順位テーブルの保存」を行う。この処理では、上記ステップを通じて図3のような割当順位テーブルが作成されると、これを不揮発の記憶装置に保存する。
こうしてステップS210が完了すると、本テーブル作成処理が終了することになる。
[ジョブデータの保存処理]
図6は、図4のジョブデータの保存処理の詳細を示すフローチャートである。
ジョブデータの保存処理では、まずステップS401において「利用可能コア数の取得」が行われる。この処理では、制御部11を構成する複数のコア11aに対してジョブデータの解析処理に利用可能なコア数を取得する。
コア数の取得は、例えばコア11aの稼動状況を管理するタスクや利用状況を示すテーブル等から行うことができる。利用状況を示すテーブルとしては、例えばRAM15内の予め設定された領域に、制御部11を構成する複数の各コアの利用状況を示すデータが保存及び更新されるテーブルを設けておけばよい。
こうしてステップS401が完了すると、ステップS402へ移行する。
ステップS402では、「利用可能なコア数≧2?」の処理が行われる。この処理では、利用可能なコア数が複数(2個以上)であるか否かを判断する。
利用可能なコア数が複数の場合は(YES)、ステップS403へ移行し、同コア数が「1」の場合は(NO)、本データ保存処理が終了する。
なお、データ保存処理が終了した場合は、ジョブデータを構成する言語に応じて通常の解析処理が実行されることになる。例えば、スプールする必要があるジョブデータ(例えば、PDF、XPS等)に対しては、当該ジョブデータがいずれかの記憶装置17にスプールされた後に解析処理が実行され、スプールする必要がないジョブデータ(PostScript、PCL等)に対しては、順次解析処理が実行される。
ステップS403では、「記憶装置数の取得」が行われる。この処理では、画像形成装置1が備える記憶装置17の数が取得され、ステップS404へ移行する。
ステップS404では、「記憶装置数≧2?」の処理が行われる。この処理では、記憶装置17の数が複数(2個以上)か否かが判断される。
記憶装置17の数が複数の場合は(YES)、ステップS405へ移行し、記憶装置17の数が「1」の場合は(NO)、本データ保存処理が終了する。なお、データ保存処理が終了した場合は、上記ステップS402の場合と同様に、通常の解析処理に移行する。
ステップS405では、「ジョブデータスプール」が行われる。この処理では、複数の記憶装置17の何れか一つにジョブデータがスプールされ、ステップS406へ移行する。
ステップS406では、「ページ数≧2?」の処理が行われる。この処理では、スプールされたジョブデータを構成するページ数が複数(2個以上)であるか否かを判断する。このページ数の判断は、例えば、ジョブデータがPSで構成されている場合、showpageコマンドの検索によって行うことができる。
ページ数が複数である場合は(YES)は、ステップS407へ移行し、ページ数が「1」である場合は(NO)、データ保存処理が終了して通常の解析処理へ移行する。
ステップS407では、「複数の記憶装置へジョブデータコピー」が行われる。この処理では、一の記憶装置17へスプール済みのジョブデータ(スプールファイル)を他の記憶装置17にコピーして保存する。こうしてステップS407が完了して、ステップS408へ移行する。
ステップS408では、「スプールファイルが未保存の記憶装置あり?」の処理が行われる。この処理では、スプールファイルが保存されていない記憶装置17があるか否かが判断される。
スプールファイルが保存されていない記憶装置17がある場合は(YES)、ステップS409へ移行し、同記憶装置17がない場合は(NO)、データ保存処理が終了して図4のステップS5へ移行する。
ステップS409では、「利用可能コア数>使用中の記憶装置数?」の処理が行われる。この処理では、利用可能なコア数がスプールファイルを保存する記憶装置17(使用中の記憶装置17)の数よりも多いか否かが判断される。
利用可能なコア数が使用中の記憶装置17の数よりも多い場合は(YES)、ステップS410へ移行し、利用可能なコア数が使用中の記憶装置17の数以下の場合は(NO)、データ保存処理が終了して図4のステップS5へ移行する。
ステップS410では、「ページ数>使用中の記憶装置数?」の処理が行われる。この処理では、ジョブデータのページ数が使用中の記憶装置17の数よりも多いか否かを判断する。
ページ数が使用中の記憶装置17の数よりも多い場合は(YES)、ステップS407へ戻り、ページ数が使用中の記憶装置17の数以下の場合は(NO)、データ保存処理が終了して図4のステップS5へ移行する。
こうして使用可能な記憶装置17の全てにジョブデータが保存されることになる。
[ページ割当処理]
図7は、図4のフローチャートのページ割当処理を示すフローチャートである。
本実施例のページ割当処理では、予め処理対象となるページを複数のデータ処理部23に割り当てておき、各データ処理部23に記憶装置17を割り当てる。
まず、ステップS501では、「待機中のデータ処理部あり?」が行われる。この処理では、解析処理を実行していないデータ処理部23の有無を判断する。待機中のデータ処理部23がある場合は(YES)、ステップS502へ移行し、ない場合は(NO)、ステップS501へ戻る。
この判断は、データ処理部23に対する処理状況テーブルを参照して行われる。図8に処理状況テーブルの設定時の一例を示す。なお、図8では、第1〜第3データ処理部を備えた場合を例に取る。
処理状況テーブルは、データ処理部毎に、その処理状況、処理ページ、参照記憶装置を管理するものである。
処理状況は、データ処理部による解析処理が実行中か待機中か否かを示す。図8においては、「1」の場合に実行中、「0」の場合待機中を示す。
処理ページは、解析処理を行うページ番号とジョブデータを構成するページ数とを示す。図8では、ジョブデータのページ数が「10」で解析処理を行うページ番号が「1」の場合、処理ページが「1−10」として示される。
参照記憶装置は、解析処理を実行する際に使用する記憶装置17の識別番号及びスプールファイルが保存された記憶装置17の総数を示す。例えば、RAMディスク17a、SSD17b、及びHDD17cに記憶装置17の識別番号として「1」,「2」,「3」が付与されている場合は、それぞれ「1−3」、「2−3」、「3−3」として参照記憶装置が示される。
ページ割当処理の開始時においては、図8(a)のように処理状況、処理ページ、参照記憶装置の設定が行われてないものとなっている。
ステップS502では、「待機中のデータ処理部にnページを割当」の処理が行われる。この処理では、待機中のデータ処理部23に割り当てが行われていない最も小さいページ番号nのページ(nページ)が割り当てられ、ステップS503へ移行する。
ステップS503では、「処理状況テーブルの処理ページ更新」が行われる。この処理では、例えば図8(b)のように、待機中のデータ処理部23に対する処理ページがステップS502において割り当てられたページ番号に書き換えられる。図8(b)の場合は、第1データ処理部に10ページのジョブデータの1ページ目が割り当てられる。
こうしてステップS503が完了すると、ステップS504へ移行する。
ステップS504では、「記憶装置の割当」が行われる。この処理では、ページが割り当てられたデータ処理部23に記憶装置17を割り当てる。このとき、処理テーブルは、例えば図8(c)のように参照記憶装置が更新される。図8(c)の場合は、第1データ処理部の参照記憶装置が「1−3」に更新されている。本ステップの処理の詳細は、後述する。
こうしてステップS504が完了すると、ステップS505へ移行する。
ステップS505では、「データ処理部に対する解析処理の開始」が行われる。この処理では、ページ番号及び記憶装置17が割り当てられたデータ処理部23に対して、解析処理の開始指示が出力される。
これに応じ、処理状況テーブルは、例えば図8(d)のように、処理を開始するデータ処理部23の処理状況が「0」から「1」に更新される。図8(d)の場合は、第1データ処理部の処理状況が「0」から「1」に更新されている。
こうしてステップS505が完了すると、ステップS506へ移行する。
ステップS506では、「n>全ページ?」の処理が行われる。この処理では、ステップS502で割り当てられたページ番号nの値がジョブデータを構成するページ数(全ページ数)よりも大きいか否かが判断される。
nの値が全ページ数以下の場合は(NO)、ステップS501に戻って、それ以降の処理が繰り返されることになる。これにより、解析処理待ちの全データ処理部23に対して処理対象のページ及び記憶装置17が順次割り当てられることになる。
一方、nの値が全ページ数よりも大きい場合は(YES)、ページ割当処理が終了する。
図9は、図7の記憶装置の割当処理の詳細を示すフローチャートである。
記憶装置の割当処理では、まずステップS5001において「未使用の記憶装置あり?」が行われる。この処理では、処理状況テーブルを参照して、解析処理の実行に使用するものとして設定されていない記憶装置17(未使用の記憶装置17)の有無を判断する。なお、この判断は、スプールファイルが保存されている記憶装置17に対して行われる。
未使用の記憶装置17がある場合は(YES)、ステップS5002へ移行し、未使用の記憶装置17がない場合は(NO)、ステップS5003へ移行する。
ステップS5002では、「割当順位が最も高位の記憶装置の割当」が行われる。この処理では、割当順位テーブルを参照して、未使用の記憶装置17から最も高位の割当順位を有するものをデータ処理部23に対して割り当てる。
例えば、全ての記憶装置17が未使用の場合は、図3の割当順位テーブル中の優先順位(割当順位)が「1」のRAMディスク17aが1ページ目を処理するデータ処理部23に割り当てられる。
これによりステップS5002が完了してステップS5004へ移行する。
一方、ステップS5003では、「データ処理部の割当数が最も少ない記憶装置が複数?」の処理が行われる。この処理では、まず、スプールファイルが保存されている記憶装置17から、割り当てられたデータ処理部23の数が最小のものが特定される。そして、本ステップでは、特定された記憶装置17の数が複数か否かを判断する。
特定された記憶装置17の数が複数の場合は(YES)、ステップS5002へ移行し、その記憶装置17の数が「1」の場合は(NO)、ステップS5005へ移行する。
ステップS5003から移行したステップS5002では、割当順位テーブルを参照し、割り当てられたデータ処理部23の数が最小の記憶装置17から最も高位の割当順位を有するものがデータ処理部23に割り当てられる。
例えば、図3の割当順位テーブルを用いる場合は、全ての記憶装置17に1〜3ページを処理するデータ処理部23が1つずつ割り当てられていると、優先順位(割当順位)が「1」のRAMディスク17aが4ページ目を処理するデータ処理部23に割り当てられる。
ステップS5005では、「割当数が最も少ない記憶装置の割当」が行われる。この処理では、割り当てられたデータ処理部23の数が最小の記憶装置17を、待機中のデータ処理部23に対して解析処理を実行する際に使用するものとして割り当てられる。
例えば、図3の割当順位テーブルを用いる場合は、RAMディスク17a及びSSD17bにそれぞれ1ページ及び2ページを処理するデータ処理部23が1つずつ割り当てられていると、優先順位(割当順位)が「3」のHDD17cが3ページ目を処理するデータ処理部23に割り当てられる。
こうしてステップS5005が完了すると、ステップS5004へ移行する。
ステップS5004では、「処理状況テーブルの更新(参照記憶装置の書き換え)」が行われる。この処理では、データ処理部23に対する処理状況テーブルの参照記憶装置が、ステップS5002又はS5005において割り当てられた記憶装置を示す内容に書き換えられ、処理状況テーブルの更新が行なわれる。これにより記憶装置の割当処理が終了する。
図10は、第1〜第3データ処理部23に対して処理ページ及び参照記憶装置が設定された処理状況テーブルの一例を示す。
この処理状況テーブルでは、第1データ処理部に対して、処理ページとして10ページ中の1ページ目が、参照記憶装置として識別番号が1の記憶装置17(例えば、RAMディスク17a)が割り当てられている。同様に、第2データ処理部に対しては、10ページ中の2ページ目、識別番号が2の記憶装置17(例えば、SSD17b)が割り当てられ、第3データ処理部に対しては、10ページ中の3ページ目、識別番号が3の記憶装置17(例えば、HDD17c)が割り当てられている。
こうして割り当てられたページを各データ処理部23が解析処理を行うことで、複数の記憶装置17内のジョブデータに対し異なるページを並列して解析処理することができる。
[処理時間]
図11及び図12は、解析処理に要する処理時間を示す概念図であり、図11は本実施例、図12は比較例である。図11及び図12は、5ページのジョブデータを第1〜第3記憶装置に保存し、これを3つのデータ処理部23により並列して解析処理を行う例である。なお、ここでの第1〜第3記憶装置は、図8及び図10の第1〜第3記憶装置とは異なる。
図11及び図12においては、上段に各記憶装置17のジョブデータの保存状況及び転送速度を示し、下段に各ページが割り当てられた記憶装置を示している。
上段の転送速度は、第1〜第3の記憶装置が「1」、「1.4」、「1.2」となっており、第1記憶装置に対して第2及び第3記憶装置が40%、20%の処理時間の低下が起こることを示している。
また、下段の各ページの目盛は、解析処理だけに特化した処理時間の目安を示している。図11及び図12の例では、第1の記憶装置で処理した場合に、1ページ目が8、2ページ目が10、3ページ目が12、4ページ目が14、5ページ目が16目盛の処理時間がかかるものとしている。
図11の本実施例では、上述したように転送時間を考慮することで、最も転送速度の速い第1記憶装置のジョブデータに1ページ目及び4ページ目が割り当てられ、次に転送速度の速い第3記憶装置のジョブデータに2ページ目及び5ページ目が割り当てられ、最も転送速度の遅い第2記憶装置のジョブデータに3ページ目のみが割り当てられている。
これらのページの解析処理は、並列して行われるので、全ページの処理時間は、最も長い第3記憶装置を通じた解析処理時間の31.2目盛となる。
一方、図12の比較例では、転送時間を考慮することなく、単純に第1記憶装置のジョブデータに1ページ目及び4ページ目が、第2記憶装置のジョブデータに2ページ目及び5ページ目が、第3記憶装置のジョブデータに3ページ目のみが、それぞれ割り当てられている。
この比較例では、全ページの処理時間が第2記憶装置を通じた解析処理時間の36.4目盛となる。
この結果から明らかなように、本実施例では、14%弱の処理時間の短縮を図ることができた。
[実施例1の効果]
本実施例の画像形成装置1は、同一の複数ページのジョブデータを複数の記憶装置17に保存するデータ保存部21と、複数の記憶装置17内のジョブデータに対し割り当てられた異なるページを並列処理する複数のデータ処理部23と、複数の記憶装置17内のジョブデータ毎に並列処理の処理対象となるページを記憶装置17の転送速度に応じてデータ処理部23に割り当てる割当部25とを備えている。
従って、本実施例では、複数の記憶装置17内のジョブデータ毎に処理対象となるページを記憶装置17の転送速度に応じてデータ処理部23に適切に割り当てることができ、並列処理する際の処理時間を短縮することができる。
また、本実施例では、割当部25が転送速度の速い記憶装置17内のジョブデータを優先して割り当てるので、より確実に並列処理する際の処理時間を短縮することができる。
しかも、本実施例では、記憶装置17の転送速度を考慮することで、相対的に早く処理が終了するページ割当の組み合わせを選択することができ、より確実に並列処理する際の処理時間を短縮することができる。
例えば、図11においては、2ページ目及び5ページ目を第1の記憶装置17に割り当て、1ページ目及び4ページ目を第3の記憶装置17に割り当てるように変更すれば、記憶装置17の転送速度を考慮して、より早く処理が終了するページの割当とすることができる。
また、本実施例では、利用可能な記憶装置17の転送速度情報を取得して転送速度の速い記憶装置17に優先度の高い割当順位を付与した割当順位テーブルを作成するテーブル作成部27を備え、割当部25が割当順位テーブルの割当順位に応じて割当を行う。
従って、本実施例では、割当順位テーブルに基づく記憶装置17の転送速度に応じ、記憶装置17内のジョブデータ毎の処理対象となるページのデータ処理部23への割当を確実に行うことができる。
しかも、割当順位テーブルを作成する場合は、その時点で利用可能な記憶装置17及びその転送速度情報を得ることができるので、より確実にページの割当を行うことができる。
本実施例においては、記憶装置17の転送速度情報を保持する速度情報保持部29と、転送速度情報が保持されていない記憶装置17の転送速度を計測する速度計測部31とを備え、テーブル作成部27が速度情報保持部29の転送速度情報と速度計測部31での計測による転送速度情報とから割当順位テーブルを作成する。
従って、割当順位テーブルを利用可能な全ての記憶装置17の転送速度情報に基づいて作成することができ、より確実に記憶装置17の転送速度に応じたページの割当を確実に行うことができる。
図13は、画像形成装置の要部構成を示すブロック図である。なお、本実施例では、上記実施例1と対応する構成部分に同符号又は同符号にAを付加したものを用いて重複した説明を省略する。また、本実施例の制御部11Aは、機能ブロックが実施例1と同一であるため、図2を参照して説明する。
本実施例の画像形成装置1Aは、図13のように、ネットワークを介してサーバー33が接続され、このサーバー33内に設けられたサーバーHDD17dを含めた複数の記憶装置17Aを有する。サーバーHDD17dは、サーバー33内の読み書き可能な不揮発性の記憶媒体であり、サーバー33の制御基板等に固定的に設けられている。
本実施例では、このサーバーHDD17dを含めた記憶装置17A内のジョブデータ毎に、割当部25が処理対象となるページをページ処理部23に割り当てる。割当は、実施例1と同様にテーブル作成部27で作成された割当順位テーブルが用いられる。
テーブル作成部27は、速度情報保持部29及び速度計側部31から取得した転送速度情報に基づいて割当順位テーブルを作成する。
速度情報保持部29は、実施例1と同様、複数の記憶装置17AであるRAMディスク17a、SSD17b、及びHDD17c等の既知の転送速度をプログラムデータとして保持する。
速度計測部31は、解析処理の際に転送速度情報が保持されていない記憶装置17Aの転送速度を計測する。本実施例では、新たに接続されたUSB等の外部記憶媒体の他、新たにネットワーク接続されたサーバーHDD17dの不明な転送速度を計測する。
サーバーHDD17dの転送速度の計測は、サーバーHDD17d自体の転送速度及びサーバー33のプロトコルの組み合わせによる転送速度が計測される。計測された転送速度及びプロトコルは、サーバー名やIPアドレスと共にSSD17bやHDD17c等の不揮発の記憶装置Aに保持される。
これら速度情報保持部29及び速度計側部31からの転送速度に基づいて、テーブル作成部27が割当順位テーブルを作成する。図14に割当順位テーブルの一例を示す。
図14のように、本実施例の割当順位テーブルは、記憶装置17Aに対して転送速度に応じた優先順位(割当順位)が付与されており、サーバーHDD17d(Server HDD)の転送速度情報としてネットワーク接続の有無、サーバー名、IPアドレス、プロトコル等も含まれている。
本実施例の画像形成装置1Aでは、上記実施例1と同様の処理を行うが、割当順位テーブルの作成処理において上記実施例1と異なっている。
[割当順位テーブルの作成処理]
図15は、割当順位テーブルの作成処理の詳細を示すフローチャートである。なお、図15のフローチャートでは、ステップS2201,S2202,S2203,S2205が、それぞれ図5のフローチャートのステップS201,S202,S203,S205に対応する。
すなわち、割当順位テーブルの作成処理では、ステップS2201,S2202,S2203,S2205の処理を通じて割当順位テーブルを取得し、ステップS2204の処理が開始される。
ステップS2204では、「ネットワークに接続している?」の処理が行われる。この処理では、ネットワークに接続しているか否かを検知する。この検知は、例えば通信部7からの情報を取得することで行わせることができる。
ネットワークに接続している場合は(YES)、ステップS2206へ移行し、接続していない場合は(NO)は、ステップS2208へ移行する。
ステップS2206では、「利用可能且つ転送速度未計測のサーバーあり?」の処理が行われる。この処理では、まず、ネットワーク上で利用可能なサーバー33の有無を判断する。この判断も、例えば通信部7からの情報を取得することで行わせることができる。
利用可能なサーバー33があった場合は、更にサーバー33に対する転送速度が未計測であるか否かを判断する。この判断は、SSD17bやHDD17c内の情報を元に行わせることができる。
利用可能且つ転送速度未計測のサーバー33があった場合は(YES)、ステップS2207へ移行し、ない場合は(NO)、ステップS2208へ移行する。
ステップS2207では、「利用可能且つ転送速度未計測のサーバーの記憶装置あり?」の処理が行われる。この処理では、まず、利用可能且つ転送速度未計測のサーバー33において、利用可能な記憶装置17A(サーバーHDD17d)の有無を判断する。利用可能な記憶装置17Aがあった場合は、その転送速度が未計測であるか否かを判断する。これらの判断は、ステップS2206と同様に行わせることができる。
利用可能且つ転送速度未計測の記憶装置17Aがあった場合は(YES)、ステップS2209へ移行し、ない場合は(NO)、ステップS2206へ戻る。
ステップS2009では、「利用可能且つ転送速度未計測のサーバーのプロトコルあり?」の処理が行われる。この処理では、まず、利用可能且つ転送速度未計測のサーバー33において、利用可能なプロトコルの有無を判断する。利用可能なプロトコルがあった場合は、その転送速度が未計測であるか否かを判断する。これらの判断も、ステップS2206と同様に行わせることができる。
利用可能且つ転送速度未計測のプロトコルがあった場合は(YES)、ステップS2210へ移行し、ない場合は(NO)、ステップS2207へ戻る。
ステップS2210では、「転送速度の計測」が行われる。この処理では、速度計測部31が利用可能且つ転送速度未計測のサーバーHDD17d自体の転送速度及びプロトコルの組み合わせによる実際の転送速度が計測される。
計測された転送速度及びプロトコルは、サーバー名やIPアドレスと共にSSD17bやHDD17c等の不揮発の記憶装置Aに保持される。
これによりステップS2210が完了してステップS2211へ移行する。
ステップS2211では、「割当順位テーブル更新」が行われる。この処理では、速度計側部31で計測されたサーバー33の転送速度に基づいて割当順位テーブルを更新し、ステップS2209へ戻る。その後は、処理を繰り返すことで最終的にステップS2207からステップS2208へ移行することになる。
ステップS2208では、「割当順位テーブルの更新あり?」の処理が行われる。この処理では、割当順位テーブルが更新されたか否かを不揮発の記憶装置17A内の情報を元に判断する。
更新があった場合は(YES)、ステップS2212へ移行し、更新がない場合は(NO)、割当順位テーブルの作成処理が終了する。
ステップS2212では、「割当順位テーブルの保存」が行われる。この処理では、上記ステップを通じて更新された割当順位テーブルを不揮発の記憶装置A内に保存する。
これにより割当順位テーブルの作成処理が正常に終了する。
なお、本実施例の割当順位テーブルの作成処理が終了した後は、実施例1の図5のステップS204へ移行すれば、画像形成装置1Aで利用可能な全ての記憶装置17Aを網羅した割当順位テーブルを作成することができる。
[実施例2の効果]
本実施例では、上記実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
加えて、本実施例では、ネットワーク接続されたサーバー33内のサーバーHDD17dをも記憶装置17Aとして利用しながら、記憶装置17Aの転送速度に応じたページの割り当てを適切に行わせることができる。
1 画像形成装置
17 記憶装置(記憶部)
21 データ保存部
23 データ処理部
25 割当部
27 テーブル作成部
29 速度情報保持部
31 速度計測部

Claims (10)

  1. 複数ページの同一のデータを複数の記憶部に保存するデータ保存部と、
    前記複数の記憶部内のデータに対し割り当てられた異なるページを並列処理する複数のデータ処理部と、
    前記複数の記憶部内のデータ毎に前記並列処理の処理対象となるページを前記記憶部の転送速度に応じて前記データ処理部に割り当てる割当部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記割当部は、前記転送速度の速い記憶部内のデータを優先して前記ページの割当を順次行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置であって、
    利用可能な記憶部の転送速度情報を取得して前記転送速度の速い記憶部に優先度の高い割当順位を付与した割当順位テーブルを作成するテーブル作成部を備え、
    前記割当部は、前記割当順位テーブルの割当順位に応じて前記割当を行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置であって、
    前記記憶部の転送速度情報を保持する速度情報保持部と、
    前記転送速度情報が保持されていない記憶部の転送速度を計測する速度計測部とを備え、
    前記テーブル作成部は、前記速度情報保持部の転送速度情報と前記速度計測部での計測による転送速度情報とから前記割当順位テーブルを作成する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の画像形成装置であって、
    前記複数の記憶部は、ネットワークを介して接続されたサーバー内に設けられたサーバー記憶部を含み、
    前記割当部は、前記サーバー記憶部内のデータに対し、その転送速度及び前記サーバーのプロトコルの組み合わせによる転送速度に応じて前記割当を行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 複数ページの同一のデータを複数の記憶部に保存するデータ保存機能と、
    前記複数の記憶部内のデータに対し割り当てられた異なるページを並列処理する複数のデータ処理機能と、
    前記複数の記憶部内のデータ毎に前記並列処理の処理対象となるページを前記記憶部の転送速度に応じて前記データ処理機能に割り当てる割当機能と、
    をコンピューターに実現させることを特徴とする画像形成プログラム。
  7. 請求項6記載の画像形成プログラムであって、
    前記割当機能は、前記転送速度の速い記憶部内のデータを優先して前記ページの割当を順次行う、
    ことを特徴とする画像形成プログラム。
  8. 請求項7記載の画像形成プログラムであって、
    利用可能な記憶部の転送速度情報を取得して前記転送速度の速い記憶部に優先度の高い割当順位を付与した割当順位テーブルを作成するテーブル作成機能をコンピューターに実現させ、
    前記割当機能は、前記割当順位テーブルの割当順位に応じて前記割当を行う、
    ことを特徴とする画像形成プログラム。
  9. 請求項8記載の画像形成プログラムであって、
    前記記憶部の転送速度情報を保持する速度情報保持機能と、
    前記転送速度情報が保持されていない記憶部の転送速度を計測する速度計測機能とをコンピューターに実現させ、
    前記テーブル作成機能は、前記速度情報保持機能の転送速度情報と前記速度計測機能での計測による転送速度情報とから前記割当順位テーブルを作成する、
    ことを特徴とする画像形成プログラム。
  10. 請求項6〜9の何れかに記載の画像形成プログラムであって、
    前記複数の記憶部は、ネットワークを介して接続されたサーバー内に設けられたサーバー記憶部を含み、
    前記割当機能は、前記サーバー記憶部内のデータに対し、その転送速度及び前記サーバーのプロトコルの組み合わせによる転送速度に応じて前記割当を行う、
    ことを特徴とする画像形成プログラム。
JP2012272812A 2012-12-13 2012-12-13 画像形成装置及びプログラム Expired - Fee Related JP5852951B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012272812A JP5852951B2 (ja) 2012-12-13 2012-12-13 画像形成装置及びプログラム
US14/103,983 US9250842B2 (en) 2012-12-13 2013-12-12 Image forming apparatus processing a plurality of pages in parallel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012272812A JP5852951B2 (ja) 2012-12-13 2012-12-13 画像形成装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014117829A true JP2014117829A (ja) 2014-06-30
JP5852951B2 JP5852951B2 (ja) 2016-02-03

Family

ID=50930536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012272812A Expired - Fee Related JP5852951B2 (ja) 2012-12-13 2012-12-13 画像形成装置及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9250842B2 (ja)
JP (1) JP5852951B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102277353B1 (ko) * 2014-02-21 2021-07-15 삼성전자주식회사 영상 처리 방법 및 전자 장치
JP5968373B2 (ja) 2014-07-24 2016-08-10 キヤノン株式会社 印刷装置、情報処理方法及びプログラム
JP6648540B2 (ja) * 2016-01-28 2020-02-14 コニカミノルタ株式会社 画像形成制御方法及び画像形成システム並びに画像形成装置
JP7446860B2 (ja) * 2020-03-06 2024-03-11 キヤノン株式会社 複合機及びその制御方法、並びにプログラム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05324583A (ja) * 1992-05-26 1993-12-07 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像データ処理装置
JPH06225092A (ja) * 1993-01-26 1994-08-12 Fuji Xerox Co Ltd 記憶制御装置及び方法
JPH1040040A (ja) * 1996-07-24 1998-02-13 Fuji Xerox Co Ltd 印刷処理装置
JP2005035293A (ja) * 2003-07-02 2005-02-10 Seiko Epson Corp 液体噴射データのデータ転送装置、液体噴射装置
JP2008015605A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Fuji Xerox Co Ltd 画像データ生成装置および画像形成装置
JP2009146251A (ja) * 2007-12-17 2009-07-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置および画像形成システムとプログラム
JP2012000778A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置及びプログラム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69935852T2 (de) * 1999-06-09 2007-12-20 Texas Instruments Inc., Dallas Host-Zugriff zu gemeinschaftlichem Speicher mit Hochprioritätsbetriebsart

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05324583A (ja) * 1992-05-26 1993-12-07 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像データ処理装置
JPH06225092A (ja) * 1993-01-26 1994-08-12 Fuji Xerox Co Ltd 記憶制御装置及び方法
JPH1040040A (ja) * 1996-07-24 1998-02-13 Fuji Xerox Co Ltd 印刷処理装置
JP2005035293A (ja) * 2003-07-02 2005-02-10 Seiko Epson Corp 液体噴射データのデータ転送装置、液体噴射装置
JP2008015605A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Fuji Xerox Co Ltd 画像データ生成装置および画像形成装置
JP2009146251A (ja) * 2007-12-17 2009-07-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置および画像形成システムとプログラム
JP2012000778A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5852951B2 (ja) 2016-02-03
US9250842B2 (en) 2016-02-02
US20140168700A1 (en) 2014-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5679652B2 (ja) 印刷装置、情報処理方法及びプログラム
JP5852951B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2012063951A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法およびそのプログラム
JP2021009504A (ja) 印刷管理装置及び印刷管理プログラム
JP2021144621A (ja) 印刷管理装置及び印刷管理プログラム
JP6000237B2 (ja) 画像形成装置および画像形成プログラム
US20080030756A1 (en) Print job eligibility based on named snapshots of printer settings
JP2017064953A (ja) 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム
US20150178020A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and storage medium
JP2013073369A (ja) 印刷制御システム、印刷制御方法、画像処理装置、及び印刷制御プログラム
US20210279021A1 (en) Grouping system, first grouping apparatus, second grouping apparatus, grouping management apparatus, and non-transitory computer readable medium storing grouping management program
JP2006195531A (ja) 画像記録システム
JP6485150B2 (ja) 情報処理装置、出力システム、出力方法およびプログラム
JP2011046034A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体
JP5589582B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP2014153931A (ja) プロセッサシステム、電子機器およびシステム制御プログラム
JP6049769B2 (ja) 画像形成装置
US10241732B2 (en) Processing print jobs with a single sheet job model
JP2021099634A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラム
JP6669101B2 (ja) 電子機器及び起動シーケンス生成プログラム
JP6763236B2 (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、及びプログラム
JP2012194857A (ja) 印刷システムおよび印刷ジョブ管理方法
JP2019148691A (ja) 消耗部品管理装置、管理方法及びプログラム
JP6149600B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび情報処理システム
US9179037B2 (en) Image forming apparatus, controlling device and non-transitory computer readable medium for providing an available storage space

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141119

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20150105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150213

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20150210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150414

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150916

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151020

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5852951

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees