JP2014117713A - 鋳造金型冷却装置及び鋳造金型冷却方法 - Google Patents

鋳造金型冷却装置及び鋳造金型冷却方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014117713A
JP2014117713A JP2012272653A JP2012272653A JP2014117713A JP 2014117713 A JP2014117713 A JP 2014117713A JP 2012272653 A JP2012272653 A JP 2012272653A JP 2012272653 A JP2012272653 A JP 2012272653A JP 2014117713 A JP2014117713 A JP 2014117713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
casting mold
boiling point
cooling
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012272653A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5726845B2 (ja
Inventor
Keita Yoshiara
敬太 吉荒
Akinori Taoka
明範 田岡
Takeshi Masaki
健 正木
Takeshi Tajima
武 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2012272653A priority Critical patent/JP5726845B2/ja
Priority to CN201310682384.5A priority patent/CN103862025A/zh
Priority to US14/104,548 priority patent/US20140166262A1/en
Publication of JP2014117713A publication Critical patent/JP2014117713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5726845B2 publication Critical patent/JP5726845B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D17/00Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
    • B22D17/20Accessories: Details
    • B22D17/22Dies; Die plates; Die supports; Cooling equipment for dies; Accessories for loosening and ejecting castings from dies
    • B22D17/2218Cooling or heating equipment for dies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

【課題】鋳造金型及び冷媒通路の劣化を抑制しながら鋳造金型の内部に沸点に近い温度で冷媒を供給して冷却効率を向上させることが可能な鋳造金型冷却装置及び鋳造金型冷却方法を提供する。
【解決手段】冷媒通路2内を循環する冷媒によって鋳造金型Kを冷却する鋳造金型冷却装置1は、予め設定した設定沸点T0で沸騰するように冷媒を加圧する膨張タンク3と、沸騰する冷媒の気化熱で鋳造金型Kを冷却する金型冷却部4と、金型冷却部4の上流側に設けられたオリフィス部5と、膨張タンク3で加圧された冷媒をオリフィス部5に向かって圧送するポンプ6と、ポンプ6の下流側であってオリフィス部5の上流側に設けられ、冷媒を設定沸点T0に近い温度T2に加熱する加熱装置7と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋳造金型冷却装置及び鋳造金型冷却方法に関する。
従来、鋳造金型は、金型の内部に冷媒通路を有しており、充填された溶融金属を適切に冷却凝固させて良好な成型品を得られるように金型温度が調節されている。鋳造金型の内部冷却用の冷媒には例えば水や油が用いられるが、金型から冷媒への熱伝達を向上させるためにいわゆる沸騰熱伝達が利用されている。例えば、特許文献1には、金型の一部に冷媒を充填した冷却室を設け、金型外に設けた冷媒冷却装置と冷却室とをパイプで閉回路を形成するように接続し、冷媒の沸点を任意に設定した後、成形加工に伴う金型の温度変化に伴って、冷媒の設定沸点以上になったとき、冷媒の気化熱で金型を冷却する型温コントロール方法が開示されている。
特開昭63−157751号公報
金型内の冷媒通路における冷媒の温度が低い場合、金型内部で溶融金属からの熱を受けて冷媒が沸騰するまでに時間がかかるため沸騰熱伝達作用が得られ難い。また、金型の温度差(キャビティ側と冷媒通路側との温度差)が大きくなると金型への熱衝撃が大きくなり、金型が劣化(亀裂、割れ等)するおそれがある。一方、金型内の冷媒通路に予め沸点に近い温度に昇温した冷媒を供給すれば、冷媒を比較的すぐに沸騰させて沸騰熱伝達作用を得ることができる。また、金型の温度差も小さくなるので金型の劣化を抑制することができる。
しかし、金型内の冷媒通路で沸点に近い温度となるように、金型の手前に昇温手段を設置して冷媒を高温のヒーター等で加熱すると、昇温手段で部分的に沸点を超える温度まで冷媒が加熱されてウォーターハンマー現象が発生し、冷媒通路等が衝撃を受けて劣化するおそれがある。
本発明は、これらの問題に鑑みて成されたものであり、鋳造金型及び冷媒通路の劣化を抑制しながら鋳造金型の内部に沸点に近い温度で冷媒を供給して冷却効率を向上させることが可能な鋳造金型冷却装置及び鋳造金型冷却方法を提供することを課題とする。
本発明に係る鋳造金型冷却装置は、冷媒通路内を通流する冷媒によって鋳造金型を冷却する鋳造金型冷却装置であって、予め設定した設定沸点で沸騰するように前記冷媒を加圧する加圧手段と、前記鋳造金型の内部に設けられ、前記鋳造金型からの熱によって沸騰する前記冷媒の気化熱で前記鋳造金型を冷却する金型冷却部と、前記金型冷却部の上流側に設けられ、前記冷媒通路の配管抵抗を増大させるオリフィス部と、前記加圧手段の下流側であって前記オリフィス部の上流側に設けられ、前記加圧手段で加圧された冷媒を前記オリフィス部に向かって圧送するポンプと、前記ポンプの下流側であって前記オリフィス部の上流側に設けられ、前記冷媒を前記設定沸点に近い温度に加熱する加熱手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る鋳造金型冷却方法は、鋳造金型を冷却する金型冷却部の上流側に配管抵抗を増大させるオリフィス部が設けられた冷媒通路内を通流する冷媒によって鋳造金
型を冷却する鋳造金型冷却方法であって、予め設定した設定沸点で沸騰するように前記冷媒を加圧する加圧工程と、加圧した冷媒を前記オリフィス部に向かって圧送する圧送工程と、圧送された前記冷媒を前記オリフィス部の上流側で前記設定沸点に近い温度に加熱する加熱工程と、前記オリフィス部を通過した冷媒が前記金型冷却部で沸騰する気化熱によって前記鋳造金型を冷却する金型冷却工程と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、加圧手段(加圧工程)によって設定沸点で沸騰するように加圧された冷媒が、加熱手段(加熱工程)によって設定沸点に近い温度に加熱された状態で、鋳造金型内に形成された金型冷却部に供給されるので、鋳造金型からの熱によって冷媒を速やかに沸騰状態にしてその気化熱によって鋳造金型を効率よく冷却することができる(金型冷却工程)。
また、金型冷却部の上流側には配管抵抗を増大させるオリフィス部が設けられており、ポンプによってオリフィス部に冷媒が圧送されるので(圧送工程)、ポンプからオリフィス部までの冷媒通路内における冷媒の圧力が、加圧手段によって加圧された冷媒の圧力よりも高くなる。これにより、ポンプとオリフィス部との間における冷媒の沸点が設定沸点よりも高くなるので、ポンプとオリフィス部との間に設けた加熱手段で冷媒を設定沸点に近い温度まで加熱しても、冷媒が部分的に又は瞬間的に沸騰してしまうことがない。そのため、ウォーターハンマー現象等が発生し難くなり、冷媒通路等の劣化の抑制が図られる。
また、本発明に係る鋳造金型冷却装置は、前記金型冷却部に供給された前記冷媒の温度を計測する冷媒温度計測手段と、前記冷媒温度計測手段で計測した冷媒温度が前記設定沸点を超えた場合に、前記設定沸点が上昇するように前記加圧手段を制御する制御手段と、を備える構成とするのが好ましい。
また、本発明に係る鋳造金型冷却方法は、前記金型冷却部における冷媒の温度を計測し、計測した冷媒の温度が前記設定沸点を超えている場合に、前記設定沸点が上昇するように冷媒を加圧する追加加圧工程をさらに備えるのが好ましい。
このような構成によれば、冷媒温度計測手段で計測した冷媒温度が設定沸点を超えた場合に、加圧手段を制御して設定沸点を上昇させるので、沸騰熱伝達作用を持続させることができる。すなわち、金型冷却部において冷媒の温度が上がり過ぎると、冷媒が完全に気化した状態(いわゆるドライアウト状態)で流れてしまい沸騰熱伝達作用が得られないので、設定沸点を上げて冷媒が気化するタイミングをコントロールすることで、沸騰熱伝達作用を持続させることができる。
本発明によれば、鋳造金型及び冷媒通路の劣化を抑制しながら鋳造金型の内部に沸点に近い温度で冷媒を供給して冷却効率を向上させることが可能な鋳造金型冷却装置及び鋳造金型冷却方法を提供することができる。
本実施形態に係る鋳造金型冷却装置の構成を示す模式図である。 密閉式の膨張タンクの構成を示す模式図である。 膨張タンクの変形例を示す模式図である。 (a)は本実施形態におけるオリフィス部の模式図であり、(b)は第1の変形例、(c)は第2の変形例、をそれぞれ示している。 鋳造金型冷却装置の各部位と冷媒の流量、圧力及び温度の関係を説明するための説明図である。
本発明の実施形態について、図1乃至図5を参照して詳細に説明する。説明において同一の要素には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態に係る鋳造金型冷却装置の構成を示す模式図である。なお、図1では、鋳造金型Kの一部を仮想線(二点鎖線)で描いている。
図1に示すように、本実施形態に係る鋳造金型冷却装置1は、閉回路に形成された冷媒通路2の内部を循環する冷媒の気化熱によって鋳造金型Kを冷却する装置である。
鋳造金型冷却装置1は、冷媒を加圧する加圧手段である膨張タンク3と、鋳造金型Kを冷却する金型冷却部4と、冷媒通路2の配管抵抗を増大させるオリフィス部5と、冷媒を循環させるポンプ6と、冷媒を加熱する加熱手段である加熱装置7と、冷媒を冷却する冷却手段である冷却装置8と、を冷媒通路2上に備えている。また、鋳造金型冷却装置1は、金型冷却部4における冷媒の温度を計測する温度計41と、膨張タンク3を制御する制御部9と、を有している。
冷却対象である鋳造金型Kは、例えばエンジンブロック等の金属製品を鋳造するための金型であり、溶湯(溶融金属)を流し込むための空間であるキャビティKaと、冷媒を通流させるための通路である金型冷却部4と、を有している。なお、溶融金属は特に限定されるものではなく、鉄、アルミニウム、銅等の中から適宜の材料を用いればよい。例えば溶融金属がアルミニウム(アルミニウム合金)の場合、溶湯の温度は720℃〜750℃(溶解温度は約660℃)程度であり、一般的には金型温度が300℃程度まで降下した後、製品の取り出しが行われる。
冷媒通路2は、加圧された冷媒が循環する環状の通路であり、鋳造金型Kの内部に形成された通路状の空間である金型冷却部4と、鋳造金型Kの外部に配管されたパイプ21と、を有している。パイプ21の下流端21aは、後記するオリフィス部5を介して金型冷却部4の上流端4aに接続されており、パイプ21の上流端21bは、金型冷却部4の下流端4bに接続されており、両者で環状の閉回路を構成している。また、パイプ21の上流端21bには、冷媒の逆流を防止するための一方向弁22が設けられている。
膨張タンク3は、冷媒を貯留する密閉式の圧力容器である。膨張タンク3は、予め設定した設定沸点で沸騰する圧力(設定圧力)まで冷媒を加圧する機能を有している。膨張タンク3は、例えば、図2に示す密閉式膨張タンク等で構成されている。膨張タンク3は、例えば冷媒が水である場合、設定圧力を約0.5MPa〜0.9MPaの範囲で設定することで、設定沸点を約160℃〜180℃の範囲で設定することができる。これにより、後記するオリフィス部5の下流からポンプ6の上流までの間の冷媒は、設定圧力に加圧された状態となる。
図2は、密閉式の膨張タンクの構成を示す模式図である。
図2に示すように、密閉式の膨張タンク3は、液面31を介して液室32と気体室33に分かれている。液面31は、液室32と気体室33の圧力が釣り合うように上下する。液室32には冷媒が充填されており、冷媒通路2と連通している。気体室33には、高圧ボンベ34が接続されており、冷媒の設定圧力に等しいかそれよりも高圧の圧縮気体が注入されている。また、気体室33には圧力計35が設置されており、気体室33の加圧力(すなわち冷媒の設定圧力)を計測している。気体室33と高圧タンク34を接続する配管34aには流量制御弁36が設置されている。また、気体室33にはパージ弁37が設けられている。圧力計35、流量制御弁36及びパージ弁37は、冷媒の加圧力を制御するための制御部9に接続されており、圧力計35の計測値に基づいて流量制御弁36及びパージ弁37の開度が制御される。これにより、冷媒が設定圧力まで加圧される。
ちなみに、膨張タンク3の構造は、これに限られるものではなく、冷媒を設定圧力に加
圧できるものであればよい。例えば、図3に示すように、ばね38と加圧板39とを用いたいわゆるピストンのような機械的な加圧機構を有する構造の膨張タンク3(加圧手段)を用いることもできる。
図1に示すように、金型冷却部4は、鋳造金型Kに設けられた通路(空間)であり、冷媒通路2の一部を構成している。金型冷却部4は、キャビティKaに注入された溶湯の熱によって高温となった鋳造金型Kを冷却する機能を有している。金型冷却部4には、後記する加熱装置7によって設定沸点に近い温度に加熱された冷媒が供給される。金型冷却部4に供給された冷媒は、鋳造金型Kからの熱によって比較的すぐに沸騰するので、その気化熱によって鋳造金型Kが効率よく冷却される。金型冷却部4は、金型冷却部4内の冷媒の温度を計測する冷媒温度計測手段である温度計41を有している。温度計41は、制御部9に計測した冷媒温度を出力している。
オリフィス部5は、冷媒通路2の配管抵抗を部分的に増大させるための部位であり、金型冷却部4の上流側に設けられている。オリフィス部5は、図4(a)に示すように、パイプ21よりも管径が小さい小径部51と、パイプ21から小径部51に向かうほど縮径するテーパ状の縮径部52と、を有している。小径部51は、鋳造金型Kの内部に設けられた金型冷却部4の上流端4aに挿入されている。小径部51は、例えば内径が0.5mm〜6.0mmに形成されている。縮径部52は、パイプ21の下流端21aに接続されている。
なお、オリフィス部5は、図4(a)に示す形状に限定されるものではなく、配管抵抗を増大させることができればよい。例えば、図4(b)に示す第1の変形例ように、金型冷却部4に挿入したパイプ21の先端に、パイプ21の内径よりも小径の開口部55を形成することによってオリフィス部5を構成してもよい。また、図4(c)に示す第2の変形例のように、縮径部52とパイプ21の間に流量調整弁53を設けて断面積を絞る構成としてもよい。
図1に示すように、ポンプ6は、加圧された冷媒を冷却通路2に循環させるための装置である。ポンプ6は、オリフィス部5の上流側であって膨張タンク3の下流側に設けられており、オリフィス部5に向かって冷媒を圧送している。ポンプ6とオリフィス部5の間の冷媒通路2は、オリフィス部5によって他の冷媒通路2よりも配管抵抗が増大している。そのため、ポンプ6とオリフィス部5の間の冷媒通路2内では、ポンプ6の揚程分だけ冷媒の圧力が設定圧力よりも上昇した状態となり、冷媒の沸点も設定沸点より高くなっている。
加熱装置7は、冷媒を設定沸点に近い温度まで加熱する装置であり、オリフィス部5の上流であってポンプ6の下流に設けられている。具体的には、加熱装置7は、ヒータ71と、ヒータ71で加熱された加熱媒体が循環する循環路72と、加熱媒体と冷媒との間で熱交換する熱交換部73と、を備えている。ヒータ71は、循環路72の一端側を加熱することで加熱媒体を所定温度に加熱している。熱交換部73は、冷媒通路2の一部と循環路72の他端側とが交差(接触)等することで熱交換が成されるように構成されている。冷媒は、熱交換部73で設定沸点に近い温度に加熱される。例えば、冷媒が水であり設定沸点が170℃である場合、冷媒は、加熱装置7で140℃〜150℃に加熱されるとよい。前記したように、ポンプ6とオリフィス部5の間において、冷媒は設定圧力よりも高い圧力になっているので、加熱装置7で冷媒を設定沸点に近い温度まで加熱しても、冷媒が部分的又は瞬間的に沸騰することがない。そのため、ウォーターハンマー現象等を抑制することができる。加熱装置7で設定沸点に近い温度に加熱された冷媒は、オリフィス部5を通過して金型冷却部4に供給される。オリフィス部5を通過した冷媒の圧力は設定圧力まで低下する。
冷却装置8は、冷媒を設定沸点以下の所定温度まで冷却する装置であり、金型冷却部4の下流側に設けられている。冷却装置8は、冷媒通路2を流れる冷媒を冷却する他の冷媒が通流する通流部81と、冷媒通路2を流れる冷媒と通流部81を流れる他の冷媒との間で熱交換する熱交換部82と、を備えている。図示は省略するが、流通部81の一端側には冷却装置が設置されており、他の冷媒を冷却している。熱交換部82は、冷媒通路2の一部と流通部81の他端側とが交差(接触)等するように構成されている。冷媒通路2を流れる冷媒は、金型冷却部4で沸騰した後、気化もしくは二層流となった状態で熱交換部82に流入し、熱交換部82で冷却されることによって凝縮して液体に戻る。
図2に示すように、制御部9は、膨張タンク3における冷媒の加圧力を制御する装置である。制御部9は、例えばCPU(Central Processing Unit)がROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶装置に記憶された制御プログラムを実
行することによりコンピューターとして機能し、所定の制御を実行するように構成されている。制御部9には、圧力計35、流量制御弁36、パージ弁37及び温度計41が接続されている。例えば、制御部9は、冷媒が設定沸点で沸騰する設定圧力になるように流量制御弁36及びパージ弁37を制御している。また、制御部9は、温度計41の計測値が設定沸点を超えている場合に、設定沸点が上昇するように流量制御弁36及びパージ弁37を制御している。
本実施形態に係る鋳造金型冷却装置1は、基本的に以上のように構成されるものであり、次に、図5を参照して鋳造金型冷却装置1の動作について説明する。
図5は、鋳造金型冷却装置の各部位と冷媒の流量、圧力及び温度の関係を説明するための説明図である。
<加圧工程>
図5に示すように、冷却通路2を流れる冷媒は、設定沸点T0で沸騰するように、膨張タンク3によって設定圧力P1に加圧される。具体的には、圧力計35の計測値に基づいて制御部9が流量制御弁36及びパージ弁37の開度を制御することによって、冷媒が設定圧力P1に加圧される。なお、膨張タンク3による加圧時の冷媒の初期温度をT1(T1<T0)とする。
<圧送工程>
膨張タンク3で加圧された冷媒は、ポンプ6によってオリフィス部5に向かって圧送される。冷媒通路2は、オリフィス部5によって配管抵抗が高められているので、ポンプ6とオリフィス部5の間の冷媒の圧力は、設定圧力P1よりもポンプの揚程分だけ高い圧力P2となる。
<加熱工程>
そして、ポンプ6とオリフィス部5の間の加熱装置7によって、冷媒は設定沸点T0に近い温度T2まで昇温する。このとき、ポンプ6とオリフィス部5の間の冷媒は、設定圧力P1よりも高い圧力P2に昇圧されているので、加熱装置7の内部で部分的又は瞬間的に設定沸点T0を超える温度になったとしても沸騰することがない。そのため、冷媒の沸騰によるウォーターハンマー現象を抑制することができ、冷媒通路2の衝撃抑制、劣化防止を図ることができる。
<金型冷却工程>
設定沸点T0に近い温度T2に昇温された冷媒は、オリフィス部5を通過することで設定圧力P1まで降圧し、金型冷却部4内に供給される。冷媒は、金型冷却部4で鋳造金型Kから熱を奪うことで昇温して温度T3(=設定沸点T0)となり沸騰する。そして、金
型冷却部4で冷媒の沸騰状態が持続されることにより、冷媒の気化熱を利用した沸騰熱伝達作用による効率のよい金型冷却効果を得ることができる。
<冷却工程>
金型冷却部4を通過した冷媒は、気化状態又は二層流状態で冷却装置8に供給される。冷媒は、この冷却装置8で初期温度T1まで冷却されて液状になり、再び膨張タンク3及びポンプ6に循環する。なお、全工程において、冷媒の流量Q1は一定である。
<追加加圧工程>
さらに、図1、図2に示すように、制御部9は、金型冷却部4に供給された冷媒の温度を計測する温度計41の計測値に基づいて、膨張タンク3における冷媒の加圧力を制御している。具体的には、制御部9は、予め設定された設定沸点T0と、温度計41で計測された冷媒温度T3との差温(T0−T3)を求め、この差温(T0−T3)が負の値になった(冷媒温度が設定沸点を超えた)場合に、それまでの設定沸点T0よりも高い温度となる新たな設定沸点T0’(T0’>T0)を設定し、冷媒が新たな設定沸点T0’に対応する設定圧力P1’になるように膨張タンク3の流量制御弁36及びパージ弁37の開度を調整する。
つまり、金型冷却部4における冷媒温度T3が設定沸点T0を超えている場合、金型冷却部4内の冷媒は完全に気化した状態で流れるいわゆるドライアウト状態となっていると考えられる。ドライアウト状態では冷媒はすでに気化しているため、気化熱による冷却作用が得られず、鋳造金型Kを効率よく冷却することができない。そこで、一時的に冷媒の設定圧力を上げて設定沸点を高めることにより、ドライアウト状態を解消すれば、冷媒の気化熱によって鋳造金型Kを効率よく冷却することができる。そして、鋳造金型Kの冷却が進んだ段階で設定沸点(設定圧力)を元の値に戻せば、元の設定圧力でも冷媒がドライアウトすることがなくなり、さらに効率よく鋳造金型Kの冷却を行うことができる。
以上のように、本実施形態に係る鋳造金型冷却装置1によれば、膨張タンク3によって設定沸点T0で沸騰するように加圧された冷媒が、加熱装置7によって設定沸点T0に近い温度T2に加熱された状態で、鋳造金型K内に形成された金型冷却部4に供給されるので、鋳造金型Kからの熱によって冷媒を速やかに沸騰状態にしてその気化熱によって鋳造金型Kを効率よく冷却することができる。また、本実施形態では、設定沸点T0に近い温度T2に加熱された冷媒が金型冷却部4に供給されるので、鋳造金型KのキャビティKa側と金型冷却部4側の温度差が小さくなり、鋳造金型Kへの熱衝撃を緩和することができる。
さらに、金型冷却部4の上流側には配管抵抗を増大させるオリフィス部5が設けられており、ポンプ6によってオリフィス部5に冷媒が圧送されるので、ポンプ6からオリフィス部5までの冷媒通路2内における冷媒の圧力P2が、膨張タンク3によって加圧された冷媒の圧力P1よりも高くなる。これにより、ポンプ6とオリフィス部5との間における冷媒の沸点が設定沸点T0よりも高くなるので、ポンプ6とオリフィス部5の間に設けた加熱装置7で冷媒を設定沸点T0に近い温度T2まで加熱しても、冷媒が部分的に又は瞬間的に沸騰してしまうことがない。そのため、ウォーターハンマー現象等が発生し難くなり、冷媒通路2等の劣化の抑制が図られる。また、加熱装置7による温度制御も容易になる。
また、本実施形態に係る鋳造金型冷却装置1によれば、温度計41で計測した冷媒温度T3が設定沸点T0を超えた場合に、設定沸点T0が上昇するように膨張タンク3を制御するので、沸騰熱伝達作用を持続させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では冷媒として水を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、オイルなどの他の液体を用いてもよい。
また、本実施形態では、冷媒通路2を環状の閉回路で構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、冷媒通路2に設定圧力に加圧した冷媒を通流させることができれば、冷媒通路2を開回路で構成してもよい。
また、本実施形態では、金型冷却部4の下流に冷却装置8を設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、冷媒通路2を開回路で構成して冷媒(水)を外部に排出(廃棄)する構成とすれば、冷却装置8を省略することもできる。
1 鋳造金型冷却装置
2 冷媒通路
3 膨張タンク(加圧手段)
4 金型冷却部
5 オリフィス部
6 ポンプ
7 加熱装置(加熱手段)
8 冷却装置
9 制御部(制御手段)
K 鋳造金型
T0 設定沸点

Claims (4)

  1. 冷媒通路内を通流する冷媒によって鋳造金型を冷却する鋳造金型冷却装置であって、
    予め設定した設定沸点で沸騰するように前記冷媒を加圧する加圧手段と、
    前記鋳造金型の内部に設けられ、前記鋳造金型からの熱によって沸騰する前記冷媒の気化熱で前記鋳造金型を冷却する金型冷却部と、
    前記金型冷却部の上流側に設けられ、前記冷媒通路の配管抵抗を増大させるオリフィス部と、
    前記加圧手段の下流側であって前記オリフィス部の上流側に設けられ、前記加圧手段で加圧された冷媒を前記オリフィス部に向かって圧送するポンプと、
    前記ポンプの下流側であって前記オリフィス部の上流側に設けられ、前記冷媒を前記設定沸点に近い温度に加熱する加熱手段と、
    を備えることを特徴とする鋳造金型冷却装置。
  2. 前記金型冷却部に供給された前記冷媒の温度を計測する冷媒温度計測手段と、
    前記冷媒温度計測手段で計測した冷媒温度が前記設定沸点を超えた場合に、前記設定沸点が上昇するように前記加圧手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の鋳造金型冷却装置。
  3. 鋳造金型を冷却する金型冷却部の上流側に配管抵抗を増大させるオリフィス部が設けられた冷媒通路内を通流する冷媒によって鋳造金型を冷却する鋳造金型冷却方法であって、
    予め設定した設定沸点で沸騰するように前記冷媒を加圧する加圧工程と、
    加圧した冷媒を前記オリフィス部に向かって圧送する圧送工程と、
    圧送された前記冷媒を前記オリフィス部の上流側で前記設定沸点に近い温度に加熱する加熱工程と、
    前記オリフィス部を通過した冷媒が前記金型冷却部で沸騰する気化熱によって前記鋳造金型を冷却する金型冷却工程と、
    を備えることを特徴とする鋳造金型冷却方法。
  4. 前記金型冷却部における冷媒の温度を計測し、計測した冷媒の温度が前記設定沸点を超えている場合に、前記設定沸点が上昇するように冷媒を加圧する追加加圧工程をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の鋳造金型冷却方法。
JP2012272653A 2012-12-13 2012-12-13 鋳造金型冷却装置及び鋳造金型冷却方法 Expired - Fee Related JP5726845B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012272653A JP5726845B2 (ja) 2012-12-13 2012-12-13 鋳造金型冷却装置及び鋳造金型冷却方法
CN201310682384.5A CN103862025A (zh) 2012-12-13 2013-12-12 铸造模具冷却装置和铸造模具冷却方法
US14/104,548 US20140166262A1 (en) 2012-12-13 2013-12-12 Cooling apparatus for casting mold and cooling method for casting mold

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012272653A JP5726845B2 (ja) 2012-12-13 2012-12-13 鋳造金型冷却装置及び鋳造金型冷却方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014117713A true JP2014117713A (ja) 2014-06-30
JP5726845B2 JP5726845B2 (ja) 2015-06-03

Family

ID=50901377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012272653A Expired - Fee Related JP5726845B2 (ja) 2012-12-13 2012-12-13 鋳造金型冷却装置及び鋳造金型冷却方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20140166262A1 (ja)
JP (1) JP5726845B2 (ja)
CN (1) CN103862025A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021513472A (ja) * 2018-02-13 2021-05-27 ジー.エー. ローダース ホールディング ゲーエムベーハー アンド カンパニー ケージーG.A. Roders Holding Gmbh & Co. Kg 鋳型を冷却するための装置および方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2601713C2 (ru) * 2015-03-10 2016-11-10 Вячеслав Викторович Стулов Способ охлаждения кристаллизатора
US10429096B2 (en) * 2016-03-24 2019-10-01 Laird Technologies, Inc. Combined heater and accumulator assemblies
EP3582942B1 (en) 2017-02-16 2024-03-13 Billio Pty Ltd Cooling system for moulds
CN109249598A (zh) * 2018-10-30 2019-01-22 苏州奥天诚机械有限公司 模具用节流冷却结构及系统
CN109909474B (zh) * 2019-04-01 2021-06-04 伟源科技有限公司 新能源混合动力汽车发电机零部件用铝合金压铸模具
CN114406193A (zh) * 2021-12-31 2022-04-29 河北津西钢铁集团重工科技有限公司 V形矫直辊铸造模具、铸造冷却装置及铸造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62107852A (ja) * 1985-11-06 1987-05-19 Fuso Light Alloys Co Ltd 金型
JP2004188696A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Hane Engineering Kk 発泡樹脂成形における金型冷却方法及びその装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5492166A (en) * 1994-12-06 1996-02-20 Aluminum Company Of America Shot sleeve having a passageway for fluid flow
DE19654531C1 (de) * 1996-11-11 1998-05-07 Johann Kaa Verfahren und Vorrichtung zum Temperieren von Spritz- und Druckgußformen
AUPP403398A0 (en) * 1998-06-11 1998-07-02 James, Malcolm Barry Temperature control method and apparatus
ITMI990805A1 (it) * 1999-04-16 2000-10-16 Bbs Motorsport & Eng Gmbh Gruppo di termoregolazione di stampi particolarmente per pressofusione di alluminio e sue leghe materie plastiche e simili
ATE400378T1 (de) * 2000-09-25 2008-07-15 J F T Co Ltd Formwerkzeugkühlvorrichtung
JP4090230B2 (ja) * 2001-10-31 2008-05-28 株式会社アーレスティ 鋳造用金型の冷却装置
US7290587B2 (en) * 2004-08-30 2007-11-06 General Motors Corporation Die thermal management through coolant flow control
JP3999235B2 (ja) * 2005-03-15 2007-10-31 株式会社ジェイエフティ 金型冷却装置
CN201061903Y (zh) * 2007-06-27 2008-05-21 赖厚裕 模具加热及冷却的装置
CN202123203U (zh) * 2011-03-30 2012-01-25 宁波宝迪轮毂制造有限公司 一种冷却液管部分内置的铸造模具
US20130295219A1 (en) * 2012-05-02 2013-11-07 Ralph Edwin Neufarth Injection Mold Having a Simplified Evaporative Cooling System or a Simplified Cooling System with Exotic Cooling Fluids

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62107852A (ja) * 1985-11-06 1987-05-19 Fuso Light Alloys Co Ltd 金型
JP2004188696A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Hane Engineering Kk 発泡樹脂成形における金型冷却方法及びその装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021513472A (ja) * 2018-02-13 2021-05-27 ジー.エー. ローダース ホールディング ゲーエムベーハー アンド カンパニー ケージーG.A. Roders Holding Gmbh & Co. Kg 鋳型を冷却するための装置および方法
JP7264335B2 (ja) 2018-02-13 2023-04-25 ジー.エー. ローダース ホールディング ゲーエムベーハー アンド カンパニー ケージー 鋳型を冷却するための装置および方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN103862025A (zh) 2014-06-18
US20140166262A1 (en) 2014-06-19
JP5726845B2 (ja) 2015-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5726845B2 (ja) 鋳造金型冷却装置及び鋳造金型冷却方法
CN102189240B (zh) 一种压铸模模温控制方法及装置
WO2016082584A1 (zh) 一种压铸模具温度控制装置及控制方法
KR100520561B1 (ko) 다이케스팅 금형용 냉각장치
CN106426782B (zh) 具有保温功能的模具
WO2012077779A1 (ja) 金型冷却装置及びこれを備えた金型冷却システム
US11440228B2 (en) Temperature control device
JP2007290279A (ja) 金型温度制御方法および金型温度制御装置
CN102397987B (zh) 一种自调温模具及其使用方法
JP2014069224A (ja) 鋳造装置、該鋳造装置の製造方法及び鋳造成形品の製造方法
KR100698965B1 (ko) 금형의 온도제어장치
JP6325891B2 (ja) ガス抜き装置
CN109317636A (zh) 一种内部压力稳定性高的高温压铸水温机控制系统
KR102297322B1 (ko) 급속 가열 및 냉각 금형 장치
JPS59225853A (ja) 金型の冷却装置
JP2011016163A (ja) 鋳造装置
CN209532048U (zh) 一种内部压力稳定性高的高温压铸水温机控制系统
JP2005022186A (ja) 合成樹脂成形用金型の温度調節方法および金型温度調節機
JP2014117709A (ja) 冷媒状態模擬装置及び模擬熱量算出方法
JP2019111551A (ja) ダイカスト金型の冷却構造
KR101461708B1 (ko) 주형 온도 제어 장치 및 방법
JP2012045574A (ja) 金型異常の検知システム
Constantinou et al. High Performance Pulsating Heat Pipe for Electronics Cooling
CN116313872B (zh) 一种用于芯片烧结时表面压力测量装置及测量方法
CN108296340A (zh) 一种镁铝合金管型结构件的温态成型工艺

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5726845

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees