JP2014117448A - ショーケース - Google Patents

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光男 江原
Keita Shinozaki
啓太 篠崎
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Abstract

【課題】外気温度等による陳列室内空気温度の低下を回避し、陳列室内の商品を適温に加熱することができるショーケースを提供する。
【解決手段】ショーケース1の商品を陳列する載置面の上方に設けられたランプヒータ16〜18と、載置面と熱交換関係に設けられたコードヒータ12と、陳列室内の空気温度を検出する陳列室内空気温度センサ21と、載置面の温度を検出する載置面温度センサ13と、コードヒータの通電を制御する制御装置を備える。制御装置は、載置面温度センサが検出する載置面の温度と当該載置面の設定温度範囲、及び、陳列室内空気温度センサが検出する陳列室内の空気温度と当該空気温度の設定温度範囲に基づいてコードヒータの通電を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、陳列室内にて商品を加熱しながら陳列するショーケースに関するもの、特に、商品を加熱する電気ヒータの通電制御に関するものである。
従来よりコンビニエンスストアなどの店舗には、レジなどが載置されるサービステーブルが設けられている。このサービステーブルには、卓上型の冷却ショーケースや加温ショーケース等も載置されており、冷却又は加温された飲料や調理済み食品などの促進販売が行われている。
加温ショーケースとしては、例えば特許文献1に示されるものがある。係るショーケースは、本体の前後面及び両側面は、透視可能な透明壁にて構成されている。食品等の商品を陳列する陳列室内には、薄肉鋼板製の矩形状プレートにて構成された棚が複数段架設され、上面が商品の載置面となる棚(プレート)をコードヒータにて加熱することにより、当該棚上の商品を熱伝導により加熱していた。
また、陳列室内に架設された各棚の上方には、ランプヒータが設けられており、当該ランプヒータによる輻射熱によって当該棚上の食品等を加熱している。このランプヒータは、加熱手段としての役割以外にも、陳列室内を照明する役割を有しており、ランプヒータによる暖色系の照明により、陳列される商品の照明効果を向上させていた。
特開2010−63607号公報
ここで、棚に設けられたコードヒータの通電制御は、それに内蔵された温度センサにより行われていた。即ち、上面が商品の載置面となる棚には上限値と下限値から成る所定の設定温度範囲が設けられており、温度センサが検出する棚の載置面の温度が下限値となった場合にコードヒータを通電(ON)し、上限値となったときに非通電(OFF)としていた。
一方で、コードヒータからの熱は陳列室内の空気も加熱することになる。また、ランプヒータは照明の役割もあるため常時通電されるため、棚の設定温度範囲を高めに設定するとコードヒータからの発熱で陳列室内の空気温度が上がり、低めに設定すると今度は下がることになる。それでは陳列室内の空気温度を一定に保つことができないため、従来では常時通電されても陳列室内の空気温度が高くならない程度の発熱容量の小さいコードヒータを選定して棚に取り付けていた。
他方、この種ショーケースは周囲が透明壁で構成される等の理由から、外気温度(店内の温度)の影響を受けやすい。前記特許文献1では、外気温度による影響を排除する目的で、外気温度が比較的低くなる冬季等には棚の設定温度範囲を上げるようにしていたが、上述の如く容量の小さいコードヒータでは、設定温度範囲を上げても発熱量に限界があり、陳列室内の空気温度を維持することができなくなって、棚の載置面から離間した実際の商品の芯温や商品上部の温度を適温に維持することができなくなるという問題が発生していた。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、外気温度等による陳列室内空気温度の低下を回避し、陳列室内の商品を適温に加熱することができるショーケースを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のショーケースは、陳列室内にて商品を加熱しながら陳列するものであって、商品を陳列する載置面の上方に設けられたランプヒータと、載置面と熱交換関係に設けられた電気ヒータと、陳列室内の空気温度を検出する陳列室内空気温度センサと、載置面の温度を検出する載置面温度センサと、電気ヒータの通電を制御する制御装置とを備え、この制御装置は、載置面温度センサが検出する載置面の温度と当該載置面の設定温度範囲、及び、陳列室内空気温度センサが検出する陳列室内の空気温度と当該空気温度の設定温度範囲に基づいて電気ヒータの通電を制御することを特徴とする。
請求項2の発明のショーケースは、上記発明において制御装置は、載置面温度センサが検出する載置面の温度と当該載置面の設定温度範囲とに基づいて電気ヒータの通電を制御し、陳列室内空気温度センサが検出する陳列室内の空気温度が、当該空気温度の設定温度範囲より高くなった場合、載置面温度センサが検出する載置面の温度に拘わらず、電気ヒータの通電を制限することを特徴とする。
請求項3の発明のショーケースは、上記発明において制御装置は、陳列室内空気温度センサが検出する陳列室内の空気温度が、当該空気温度の設定温度範囲より高くなった場合、電気ヒータの通電を断つことを特徴とする。
請求項4の発明のショーケースは、上記各発明において温度表示部を備え、陳列室内空気温度センサは、温度表示部に表示するための陳列室内の空気温度を検出すると共に、制御装置は、陳列室内空気温度センサが検出した陳列室内の空気温度を温度表示部にて表示することを特徴とする。
請求項5の発明のショーケースは、上記各発明において陳列室内に架設された棚を備え、この棚の上面に載置面が構成され、電気ヒータは棚の裏面に配設されることを特徴とする。
請求項6の発明のショーケースは、上記各発明において電気ヒータは、載置面を構成する棚の裏面に配設されたコードヒータであることを特徴とする。
本発明によれば、陳列室内にて商品を加熱しながら陳列するショーケースにおいて、商品を陳列する載置面の上方に設けられたランプヒータと、載置面と熱交換関係に設けられた電気ヒータと、陳列室内の空気温度を検出する陳列室内空気温度センサと、載置面の温度を検出する載置面温度センサと、電気ヒータの通電を制御する制御装置とを備え、この制御装置は、載置面温度センサが検出する載置面の温度と当該載置面の設定温度範囲、及び、陳列室内空気温度センサが検出する陳列室内の空気温度と当該空気温度の設定温度範囲に基づいて電気ヒータの通電を制御するようにしたので、例えば、請求項2の発明の如く制御装置が、載置面温度センサが検出する載置面の温度と当該載置面の設定温度範囲とに基づいて電気ヒータの通電を制御し、陳列室内空気温度センサが検出する陳列室内の空気温度が、当該空気温度の設定温度範囲より高くなった場合、載置面温度センサが検出する載置面の温度に拘わらず、電気ヒータの通電を制限し、或いは、請求項3の発明の如く電気ヒータの通電を断つように制御することにより、載置面を加熱する電気ヒータとして比較的大きな発熱容量のものを選定することができるようになる。
これにより、電気ヒータからの発熱の影響による陳列室内空気温度の異常上昇を回避しながら、外気温度等の影響で載置面や陳列室内空気の温度が低くなった場合には、効果的に載置面を加熱して当該載置面や陳列室内の空気温度を上げることができるようになるので、陳列室内空気の温度を設定温度範囲内に維持して陳列室内の商品を適温に加熱することができるようになり、陳列商品の劣化を防止し、且つ、異常高温に対する安全度の向上も図ることが可能となるものである。
この場合、請求項4の発明の如く温度表示部に表示するための陳列室内の空気温度を検出する陳列室内空気温度センサを利用して電気ヒータの制御を行うようにすれば、別途温度センサを設ける必要も無くなり、生産コストの高騰を防止若しくは抑制することが可能となる。
そして、本発明は請求項5や請求項6の発明の如く陳列室内に架設された棚上面が商品の載置面となり、その裏面にコードヒータを取り付けたショーケースに特に有効となる。
本発明を適用した一実施例のショーケースの背面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のショーケースの制御装置の電気ブロック図である。 図3の制御装置によるコードヒータの通電制御を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施例のショーケース1の背面図、図2はそのB−B線断面図をそれぞれ示している。
実施例のショーケース1は店舗のサービスカウンターなどの所謂テーブル上に設置される卓上型加温ショーケースである。ショーケース1の本体2の上面から前面には透明壁から構成された前板3が設けられ、本体2の両側には透明壁から構成された側板4、4が設けられている。これにより、本体2と、前板3、側板4、4とにより囲繞される空間には、後面が開口した陳列室6が構成される。本実施例において、前板3と各側板4は、透明壁にて構成されているため、顧客からはショーケース1の上方、前方、及び、側方より陳列室6内が透視可能とされる。
この陳列室6の後面開口は観音開き式でこれも透明なガラス扉7によって開閉自在に閉塞されている。従って、従業員はこのガラス扉7を陳列室6内を透視できる。また、陳列室6内には、上下に渡って複数の棚8、9が架設されている。実施例では上段の棚8と中段の棚9が架設されていると共に、本体2の底壁11も下段の棚として使用される。棚8、9、及び、底壁11は、それらの上に陳列される商品を前方から視認しやすくする目的で前方に少許傾斜している。
本実施例では、その上面が商品を陳列する載置面となる中段の棚9は、熱良導性を有する板材(板金のプレート等)により構成されており、その裏面には電気ヒータとしてのコードヒータ12が載置面(上面)と熱交換関係に配設されている。また、同じくその上面が商品の載置面となる棚8や底壁9も熱良導性の板材にて構成されている。尚、本実施例では、陳列室6内全体の熱効率を考慮して、中段の棚9のみにコードヒータ12を設けているが、これに限定されるものではなく、陳列室6内の全棚8、9及び底壁11、或いは、それらの組み合わせにコードヒータ(電気ヒータ)を配設してもよい。
そして、中段の棚9の上面の載置面は熱交換関係に設けられた裏面のコードヒータ12により加熱される。このとき、各棚8、9、底壁11上面の載置面に陳列される商品は、熱良導性材料により構成される金属トレイ(図示せず)等に載せられる。そのため、コードヒータ12によって金属トレイ上面に陳列される調理済み食材等の商品が直接の熱伝導により加熱され、更には棚9や金属トレイ、コードヒータ12に接触する陳列室6内の空気も熱伝導により加熱される。尚、金属トレイに陳列された商品は、ガラス扉7を開放することで、陳列室6の後面開口より取出可能とされる。
また、このコードヒータ12としては、冬季等の低外気温度環境(店内温度が低い環境)下においても陳列室6内の空気温度を後述する設定温度範囲内に維持することができる比較的大きい発熱容量のものが選定されている。更に、コードヒータ12は後に詳述する制御装置Cに接続されており、当該制御装置Cにより通電制御が行われる。そして、コードヒータ12が取り付けられた棚9の載置面(上面)の裏側には、棚9の載置面の温度を検出する載置面温度センサ13が設けられている。この載置面温度センサ13は前記制御装置Cに接続されている。
また、各棚8、9、底壁11の載置面の上方、即ち、上段の棚8の載置面に対しては本体2の上面2A裏側、中段の棚9の載置面に対しては棚8の裏面、下段の棚(底壁11)の載置面に対しては棚9の裏面には、それぞれランプヒータ16、17、18が配設されている。各ランプヒータ16、17、18は、点灯することで、輻射熱により各棚8、9、及び、底壁11の載置面及び当該ランプヒータ16、17、18と載置面との間に位置する陳列室6内の空気を加熱するものである。
また、ランプヒータ16〜18は、点灯により加熱と同時に、赤外線よる暖色系の照明としての役割を有するものである。各ランプヒータ16〜18も前記制御装置Cに接続されており、当該制御装置Cにより通電制御が行われる。図中19は、ランプヒータ16〜18に直接手指が触れてしまう不都合を防止するためのカバー部材である。
図3中21は、陳列室6内の空気温度を表示するために陳列室6内の空気の温度を検出する陳列室内空気温度センサであり、本実施例ではできる限り陳列室6内に陳列される実際の商品温度に近似した温度を検出すべく、陳列室6内上部であって、ランプヒータ16の近傍に設けるものとする。
次に、図3の制御装置Cの電気ブロック図を参照して、上記制御装置Cについて説明する。制御装置Cは、汎用のマイクロコンピュータにより構成されている。制御装置Cの入力側には、本体2下部の後面(底壁11後面下部)に設けられている電源スイッチ22と、中段の棚9の載置面の温度を検出する載置面温度センサ13と、温度表示のために陳列室6内の空気温度を検出する陳列室内空気温度センサ21が接続されている。また、制御装置Cの出力側には、前記電源スイッチ22の近傍等に設置された温度表示部23と、中段の棚9に設けられたコードヒータ12と、各ランプヒータ16、17、18等が接続されている。
以下に、図4を参照しながら本実施例における制御装置Cによるショーケース1の加温制御について説明する。コードヒータ温調制御で示す図4の上側の曲線L1は、載置面温度センサ13が検出する棚9の載置面の温度の推移である。また、制御装置Cには実施例では100℃を上限温度、90℃を下限温度とする棚9の載置面の設定温度範囲が設定されているものとする。尚、この棚9の載置面の設定温度範囲は変更可能とされている。
また、陳列室内温調制御で示す図4の下側の曲線L2は、陳列室内空気温度センサ21が検出する陳列室6内の空気温度の推移である。また、制御装置Cには実施例では70℃を上限温度、60℃を下限温度とする陳列室6内の空気温度の設定温度範囲が設定されているものとする。尚、この陳列室6内の空気温度の設定温度範囲も変更可能とされている。
先ず、制御装置Cは電源スイッチ22がONとされると、各ランプヒータ16、17、18を常時通電とする。また、制御装置Cは陳列室内空気温度センサ21により検出された陳列室6内の空気温度を温度表示部23に表示する。
そして、制御装置Cは載置面温度センサ13が検出する棚9の載置面の温度とそれの上記設定温度範囲、及び、陳列室内空気温度センサ21が検出する陳列室6内の空気温度とそれの上記設定温度範囲に基づいてコードヒータ12の通電を制御する。
この場合、制御装置Cは基本的には載置面温度センサ13が検出する棚9の載置面の温度に基づき、上記設定温度範囲となるようにコードヒータ12をON(通電)−OFF(非通電)する。即ち、制御装置Cは図4の時刻t0で電源スイッチ22がONされてからコードヒータ12をONする。これにより載置面温度センサ13が検出する棚9の載置面の温度(図4のL1)は上昇していく。そして、棚9の載置面の前記設定温度範囲の上限温度100℃に達すると、制御装置Cはコードヒータ12をOFF(非通電)する。
コードヒータ12の通電が断たれたことにより、棚9の載置面の温度は低下していく。そして、載置面温度センサ13が検出する棚9の載置面の温度が前記設定温度範囲の下限温度90℃まで低下した場合、制御装置Cはコードヒータ12を再びONする。以下、基本的にはこれを繰り返す。
コードヒータ12からの熱は前述した如く棚9上に陳列された商品を直接の熱伝導により加熱する。また、棚9等やコードヒータ12に接触している陳列室6内の空気にも熱が伝わるので、陳列室6内の空気温度もおのコードヒータ12により加熱される。コードヒータ12としては前述したように比較的大きい発熱容量のものが選定されているので、冬季等のショーケース1の外気温度(店内温度)が低い環境条件においても、棚9の載置面に加え、陳列室6内の空気温度も図4にL2で示すように当該空気温度の前記設定温度範囲内に維持されている。
このようなコードヒータ温調制御を実行している間に、例えば夏季等の外気温度(店内温度)が高い環境下において、若しくは、棚9の載置面の設定温度範囲が図4の実施例よりも高く設定された等の何らかの要因により、コードヒータ12の発熱が陳列室6内の空気温度に対して過剰となり、陳列室内空気温度センサ21が検出する陳列室6内の空気温度(L2)が上昇していって時刻t1でその設定温度範囲の上限温度70℃を超えた場合、制御装置Cは載置面温度センサ13が検出する棚9の載置面の温度に拘わらず、コードヒータ12をOFFする。以後、制御装置Cはコードヒータ12への通電を禁止する(コードヒータ温調制御禁止)。
図4の例の場合、時刻t1ではコードヒータ12がONされ、載置面温度センサ13が検出する棚9の載置面の温度(L1)は下限温度から上昇している途中であるが(上限温度に達していない)、制御装置Cはコードヒータ12の通電を断つ。これにより、コードヒータ12による陳列室6内の空気の加熱は徐々に低下するので、陳列室6内の空気温度(L2)は多少のオーバーシュートを経た後、下降に転じるようになる。
そして、時刻t2で陳列室内空気温度センサ21が検出する陳列室6内の空気温度(L2)がその設定温度範囲の下限温度60℃まで低下した場合、制御装置Cはコードヒータ12への通電禁止を解除する。この時点で載置面温度センサ13が検出する棚9の載置面の温度も設定温度範囲の下限温度より低下しているので、制御装置Cは再びコードヒータ12をONする。以後、前述したコードヒータ温調制御に復帰することになる。
以上詳述した如く本発明によれば、陳列室6内にて商品を加熱しながら陳列するショーケース1において、商品を陳列する棚8、9や底壁11の載置面の上方に設けられたランプヒータ16〜18と、棚9の載置面と熱交換関係に設けられたコードヒータ12と、陳列室6内の空気温度を検出する陳列室内空気温度センサ21と、棚9の載置面の温度を検出する載置面温度センサ13と、コードヒータ12の通電を制御する制御装置Cとを備え、この制御装置Cは、載置面温度センサ13が検出する棚9の載置面の温度と当該載置面の設定温度範囲、及び、陳列室内空気温度センサ21が検出する陳列室6の空気温度と当該空気温度の設定温度範囲に基づいてコードヒータ12の通電を制御するようにしたので、実施例の如く制御装置Cが、載置面温度センサ13が検出する棚9の載置面の温度と当該載置面の設定温度範囲とに基づいてコードヒータ12の通電を制御し、陳列室内空気温度センサ21が検出する陳列室6の空気温度が、当該空気温度の設定温度範囲の上限温度より高くなった場合、載置面温度センサ13が検出する棚9の載置面の温度に拘わらず、コードヒータ12の通電を断つようにしたので、棚9の載置面を加熱するコードヒータ12として比較的大きな発熱容量のものを選定することができるようになる。
これにより、コードヒータ12からの発熱の影響による陳列室6内の空気温度の異常上昇を回避しながら、外気温度等の影響で棚9の載置面や陳列室6内の空気温度が低くなった場合には、効果的に載置面を加熱して当該載置面や陳列室6内の空気温度を上げることができるようになるので、陳列室6内の空気温度を設定温度範囲内に維持して陳列室6内の商品を適温に加熱することができるようになり、陳列商品の劣化を防止し、且つ、異常高温に対する安全度の向上も図ることが可能となる。
この場合、温度表示部23に表示するための陳列室6内の空気温度を検出する陳列室内空気温度センサ21を利用してコードヒータ12の制御を行うようにしているので、別途温度センサを設ける必要も無くなり、生産コストの高騰を防止若しくは抑制することが可能となる。これは実施例のように陳列室6内に架設された棚9上面が商品の載置面となり、その裏面にコードヒータ12を取り付けたショーケース1に特に有効となる。
尚、実施例では制御装置Cによりコードヒータ13をON−OFF制御したが、それに限らず、PID制御等を用いてコードヒータ13の通電量を増減するようにしてもよい。その場合は、陳列室内空気温度センサ21が検出する陳列室6内の空気温度が設定温度範囲の上限温度に達したとき、制御装置Cがコードヒータ13の通電量を段階的に減少させ、最終的にはOFFするようにしてもよい。本出願ではこれらを何れもコードヒータ13の通電を制限する意味と捉えるものとし、従って、前記実施例のON−OFF制御におけるOFFも制限に含まれるものとする。
また、実施例で示した各数値は、それに限定されるものでは無く、ショーケースの構造や使用目的、容量等に応じて適宜設定するとよい。また、実施例では卓上型の加温ショーケースについて説明しているが、これに限るものではなく、更に、陳列室6の前面が開口したショーケースにも本発明は有効である。また、実施例では電気ヒータとしてコードヒータを採用しているが、これもそれに限定されるものではなく、この種ショーケースにおいて使用可能な各種電気ヒータを採用できることは云うまでもない。
1 ショーケース
2 本体
6 陳列室
8、9 棚
12 コードヒータ(電気ヒータ)
13 載置面温度センサ
16〜18 ランプヒータ
21 陳列室内空気温度センサ
23 温度表示部
C 制御装置

Claims (6)

  1. 陳列室内にて商品を加熱しながら陳列するショーケースにおいて、
    前記商品を陳列する載置面の上方に設けられたランプヒータと、
    前記載置面と熱交換関係に設けられた電気ヒータと、
    前記陳列室内の空気温度を検出する陳列室内空気温度センサと、
    前記載置面の温度を検出する載置面温度センサと、
    前記電気ヒータの通電を制御する制御装置とを備え、
    該制御装置は、前記載置面温度センサが検出する前記載置面の温度と当該載置面の設定温度範囲、及び、前記陳列室内空気温度センサが検出する前記陳列室内の空気温度と当該空気温度の設定温度範囲に基づいて前記電気ヒータの通電を制御することを特徴とするショーケース。
  2. 前記制御装置は、前記載置面温度センサが検出する前記載置面の温度と当該載置面の設定温度範囲とに基づいて前記電気ヒータの通電を制御し、
    前記陳列室内空気温度センサが検出する前記陳列室内の空気温度が、当該空気温度の設定温度範囲より高くなった場合、前記載置面温度センサが検出する前記載置面の温度に拘わらず、前記電気ヒータの通電を制限することを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記制御装置は、前記陳列室内空気温度センサが検出する前記陳列室内の空気温度が、当該空気温度の設定温度範囲より高くなった場合、前記電気ヒータの通電を断つことを特徴とする請求項2に記載のショーケース。
  4. 温度表示部を備え、
    前記陳列室内空気温度センサは、前記温度表示部に表示するための前記陳列室内の空気温度を検出すると共に、
    前記制御装置は、前記陳列室内空気温度センサが検出した前記陳列室内の空気温度を前記温度表示部にて表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちの何れかに記載のショーケース。
  5. 前記陳列室内に架設された棚を備え、
    該棚の上面に前記載置面が構成され、前記電気ヒータは前記棚の裏面に配設されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちの何れかに記載のショーケース。
  6. 前記電気ヒータは、前記載置面を構成する棚の裏面に配設されたコードヒータであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちの何れかに記載のショーケース。
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