JP2010063607A - ショーケース - Google Patents

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昌孝 ▲たか▼木
Masataka Takagi
Mitsuo Ebara
光男 江原
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Abstract

【課題】外気温度に影響されることなく商品を適温に加熱することを可能とするショーケースを提供する。
【解決手段】陳列室3内にて商品を陳列する載置面の上方に設けられたランプヒータ27、28と、載置面と熱交換関係に設けられたコードヒータ21、22により商品を加熱しながら陳列するショーケース1において、コードヒータを通電制御する制御装置Cは、載置面温度センサ30、31が検出する載置面の温度と当該載置面の設定温度とに基づいてコードヒータ21、22の通電を制御すると共に、外気温度センサ33が検出する外気温度に応じて載置面の設定温度を変更する。
【選択図】図4

Description

本発明は、陳列室内にて商品を加熱しながら陳列するショーケースに関するもの、特に、商品を加熱する電気ヒータの通電制御に関するものである。
従来よりコンビニエンスストアなどの店舗には、レジなどが載置されるサービステーブルが設けられている。このサービステーブルには、卓上型の冷却ショーケースや加温ショーケース等も載置されており、冷却又は加温された飲料や調理済み食品などの促進販売が行われている。
加温ショーケースとしては、例えば特許文献1に示されるものがある。係るショーケースは、本体の前後面及び両側面は、透視可能な透明壁にて構成されている。陳列室内には、薄肉鋼板製の矩形状プレートにて構成される棚が複数段架設され、当該プレートを電気ヒータにて加熱することにより、当該棚上の食品等を熱伝導により加熱していた。
また、陳列室内に架設された各棚の上方には、ランプヒータが設けられており、当該ランプヒータによる輻射熱によって当該棚上の食品等を加熱している。このランプヒータは、加熱手段としての役割以外にも、陳列室内を照明する役割を有しており、ランプヒータによる暖色系の照明により、陳列される商品の照明効果を向上させていた。
特開2006−158805号公報
従来の構成では、棚に設けられる電気ヒータの通電制御は、棚の載置面の温度を検出する載置面温度センサにより検出された温度に基づき、所定の設定ON温度となると電気ヒータをONとし、所定の設定OFF温度以下となると電気ヒータをOFFとしていた。しかしながら、載置面温度センサにより検出される温度は棚の商品載置面の温度であるため、実際の商品温度とは異なるという問題がある。
即ち、外気温度が一定の条件では、商品載置面の温度に基づく電気ヒータ制御によって、実際の商品温度が適温となるように制御することが可能となるが、当該ショーケースが設置される環境の温度(外気温度)が低い場合には、商品載置面の温度制御のみでは、商品載置面から離間した実際の商品の芯温や上部温度は適温に維持することができないという問題がある。
本発明は従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、外気温度に影響されることなく商品を適温に加熱することを可能とするショーケースを提供する。
本発明のショーケースは、陳列室内にて商品を加熱しながら陳列するものであって、商品を陳列する載置面の上方に設けられたランプヒータと、載置面と熱交換関係に設けられた電気ヒータと、外気温度を検出する外気温度センサと、載置面の温度を検出する載置面温度センサと、電気ヒータの通電を制御する制御装置とを備え、この制御装置は、載置面温度センサが検出する載置面の温度と当該載置面の設定温度とに基づいて電気ヒータの通電を制御すると共に、外気温度センサが検出する外気温度に応じて載置面の設定温度を変更することを特徴とする。
請求項2の発明のショーケースは、上記発明において、制御装置は、外気温度が低い場合に載置面の設定温度を上げる方向で変更することを特徴とする。
本発明によれば、陳列室内にて商品を加熱しながら陳列するショーケースにおいて、商品を陳列する載置面の上方に設けられたランプヒータと、載置面と熱交換関係に設けられた電気ヒータと、外気温度を検出する外気温度センサと、載置面の温度を検出する載置面温度センサと、電気ヒータの通電を制御する制御装置とを備え、この制御装置は、載置面温度センサが検出する載置面の温度と当該載置面の設定温度とに基づいて電気ヒータの通電を制御すると共に、外気温度センサが検出する外気温度に応じて載置面の設定温度を変更する、即ち、請求項2の発明の如く外気温度が低い場合には、載置面の設定温度を上げる方向で変更することで、外気温度が低いことで、陳列室内の商品温度の低下傾向が著しい場合であっても、載置面の設定温度を上げることで、商品温度を適温に維持することが可能となる。
特に、陳列室内の前面が大きく開口しているようなオープンショーケースでは、陳列室内の温度は外気温度に大きく影響されることとなるが、本発明の如き制御を実行することで、載置面温度センサでは、直接検出し難い商品温度を、適温に維持することが可能となる。これにより、商品を提供に適した温度に維持して陳列することが可能となる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1乃至図4は、本発明の実施例のショーケース1の実施形態を示しており、図1は本発明を適用したショーケース1の斜視図、図2はショーケース1の後方斜視図、図3はショーケース1の背面図、図4は図3のA−A断面図をそれぞれ示している。
実施例のショーケース1は店舗のサービスカウンターなどの所謂テーブル上に設置される卓上型加温ショーケースである。ショーケース1は、前方に開口する断面略コ字状を呈する本体2により構成されており、この本体2の両側には、透明壁から構成される側板5、5が設けられている。これにより、本体2と、側板5、5とにより囲繞される空間には、前面に開口する陳列室3が形成される。本実施例において、側板5は、透明壁にて構成されているため、ショーケース1側方より陳列室3内が透視可能とされる。
また、陳列室3内には、上下に渡って複数の棚が架設されている。本実施例では、上段の棚11と、中段の棚12が架設されていると共に、本体2の底壁13も下段の棚として使用される。棚11、12は、当該棚上に陳列される商品を前方から視認しやすくする目的で、前方に少許傾斜して設けられる。
本実施例では、中段の棚12及び底壁(下段の棚)13の上面は、熱良導性を有する板材により構成されており、この裏面には電気ヒータとしてのコードヒータ21、22が配設されている。尚、本実施例では、陳列室3内全体の熱効率を考慮して、中段の棚12及び底壁13のみに電気ヒータを設けているが、これに限定されるものではなく、陳列室3内の全棚に電気ヒータを配設してもよい。
そして、中段の棚12は、熱交換関係に設けられるコードヒータ21により加熱され、底壁13の上面は、熱交換関係に設けられるコードヒータ22により加熱される。このとき、棚12又は底壁13上面に陳列される商品は、熱良導性材料により構成される金属トレイ23に載置される。そのため、各コードヒータ21、22によって、各金属トレイ23、23や当該金属トレイ23上面に陳列される調理済み食材等の商品、更には、陳列室3内の空気が熱伝導により加熱される。なお、各金属トレイ23に陳列される商品は、陳列室3の前面開口より取出可能とされる。
また、各コードヒータ21、22は、詳細は後述する制御装置Cに接続されており、当該制御装置Cにより通電制御が行われる。尚、図中24は、各棚11、12及び底壁13の前端に取り付けられるカバー部材である。そして、各コードヒータ21、22が取り付けられる棚12、底壁13の商品載置面(上面)の裏面には、それぞれの棚12、底壁13の商品載置面の温度を検出する載置面温度センサ30、31がそれぞれ設けられている。各載置面温度センサ30、31は前記制御装置Cに接続されている。
また、各棚11、12、底壁13の載置面の上方、即ち、上段の棚11の載置面に対しては本体2の上面2A裏側、中段の棚12の載置面に対しては棚11の裏面、下段の棚(底壁13)の載置面に対しては棚12の裏面には、それぞれランプヒータ26、27、28が配設されている。各ランプヒータ26、27、28は、点灯することで、輻射熱により各棚11、12、13の載置面及び当該ランプヒータ26、27、28と載置面との間に位置する空気を加熱するものである。また、ランプヒータ26、27、28は、点灯により加熱と同時に、赤外線より暖色系の照明としての役割を有するものである。各ランプヒータ26乃至28、前記制御装置Cに接続されており、当該制御装置Cにより通電制御が行われる。図中29は、ランプヒータ26、27、28に直接手指が触れてしまう不都合を防止するためのカバー部材である。
図4中32は、温度表示用に陳列室3内の温度を検出する庫内温度センサであり、本実施例では、できる限り陳列室3内に陳列される実際の商品温度に近似した温度を検出すべく、陳列室3上部であって、ランプヒータ26の近傍に設けるものとする。
また、ショーケース1の外面には、外気温度を検出する外気温度センサ33が設けられているものとする。当該外気温度センサ33は図11のみ図示する。
一方、本体2の後面には、図2及び図3に示すように陳列室3の後方に対応して後面開口6(陳列室3の後面開口6)が形成されており、当該後面開口6は、左右に摺動自在に構成される引き戸式の後扉7、7により開閉自在に閉塞される。当該後面開口6は、常には、後扉7、7により閉塞されているが、当該扉7を開放することで、陳列室3の後側から陳列室3内への商品の補充や陳列を可能とする。
ここで、図5乃至図10を参照して後扉7の構成について説明する。図5は、ショーケース1のカバー40を取り外した状態の後方斜視図、図6は上記図4の円B部分の拡大図、図7は図5の上後方斜視図、図8は図7の円C部分の拡大図、図9は一方の扉7を開放した状態のショーケース1の上後方斜視図、図10は図9の部分拡大図をそれぞれ示している。
閉じられた状態で左右に位置する後扉7、7は、前後に一部重ね合わされた状態で左右に摺動自在に後面開口6縁に取り付けられる。本実施例において後扉7は、鋼板性材料にて構成されており、当該下端は、図6に示すように所定角度にて内方に折曲形成された当接部7Aが形成されている。また、当該後扉7、7の開放側に位置するそれぞれの側端(後面開口6側縁部に当接する側端)には、把手部7Bが設けられている。
後面開口6の上縁は、下縁よりも所定寸法だけ後方に延出して構成されており、当該上縁部6A内には、内部が仕切壁41により前後に仕切られ下方に開口する上部レール42が設けられている。当該上部レール42上部には、後扉7、7上端部を脱着するための所定の空間が形成されている。
そして、当該上部レール42の真下には、後面開口6の下縁に沿って、即ち、底壁13の後面13A上端部に沿って、各後扉7、7の下縁を摺動自在に保持する複数の保持部材46が取り付けられている。
保持部材46は、図6の拡大図に示すように、前後に設けられる後扉7、7の下縁それぞれに対応すべく、前後に2つのローラ43、43がそれらを回動自在に保持するカラー45を備えた留め具44によって後面開口6の下縁に取り付けられることで構成されている。このとき保持部材46を構成する各ローラ43、43の上端は、図6に示すように少なくとも陳列室3の後面開口縁(底壁13の上面)よりも低くなるように設けられる。本実施例では、係る構成の保持部材46が後面開口6の下縁に沿って、複数個、この場合、5つ設けられている。
それぞれのローラ43は、外周に後扉7の下縁に形成される当接部7Aが当接する保持溝43Aが形成されている。尚、留め具44は、化粧ビスによって構成されており、容易に手指にて着脱自在とされる。
また、保持部材46が設けられる後面開口下縁部を構成する底壁13の後面13Aには、所定間隔を存して複数、係止部52が形成されている。当該係止部52は、後述するカバー40の係合部40Dを挿脱自在に保持する切り込みによって形成される。
一方、後面開口6の下縁に沿って複数設けられる保持部材46・・・を外方から覆うように、当該下縁に沿ってカバー40が着脱自在に取り付けられる。本実施例において当該カバー40は、後面開口6の下縁全幅に渡って形成されており、少なくとも後壁40Aと、当該後壁40Aの前面から前記底壁13の後面に向けて延出するゴミ受け部40Bとから構成されている。
カバー40の後壁40Aは、側板5、5の後端(若しくは、本体2の後端)に渡って形成されており、例えば、当該後壁40Aと後面開口6の上縁とが略面一となるように構成される。また、当該後壁40Aの上端は、図6に示すように、少なくとも後扉7の下端部よりも上方に延在して形成されているものとする。当該カバー40は、両端部に形成されるねじ穴49と、係る側壁5、5の後端(若しくは、本体2の後端)に形成されるねじ穴50とを重合し、化粧ビス48によって着脱自在に螺合により固定される。
カバー40のゴミ受け部40Bは、底壁13の後面に設けられる上記各保持部材46を回避すべくそれぞれに対応する位置に切欠40Cが形成されていると共に、当該ゴミ受け部40Bの前端には、前記後面開口6下縁部を構成する底壁13の後面13Aに形成される係止部52内に挿脱自在に保持される係合部40Dが形成されている。
以上の構成により、後扉7を取り付ける場合には、まず、前側に位置する後扉7の上端を後面開口6の上縁に設けられる上部レール42(この場合前側)に挿入し、その扉7の下端に形成される当接部7Aを各保持部材46の前側に位置するローラ43(保持溝43A)内に載置する。同様に、後側に位置する後扉7も取り付ける。
その後、各保持部材46を外側から覆うようにカバー40を後面開口6の下端部に沿って宛がい、化粧ビス48、48によって本体2(各側板5後端)に固定する。
係る構成により、後扉7、7は、上端が上部レール42に保持された状態で、当該下端の当接部7Aが回動自在に設けられる各ローラ43(保持溝43A)上を左右方向に摺動自在に移動することによって、円滑に開閉させることができる。
このとき、後扉7は、陳列室3の後面開口6下縁に沿って取り付けられた複数のローラ43(の保持溝43A)に扉7下縁の当接面7Aを載置し、移動自在に保持させているため、従来の如く扉自体に摺動自在とするためのローラを設ける必要が無くなり、例えば一枚の鋼板性材料にて加工することが可能となるなど、扉構造を簡素化することができる。
また、後扉7を摺動自在に保持する各ローラ43は、カバー40によって覆われているため、安全に扉7の開閉を行うことが可能となる。
特に、係るカバー40は、後面開口6の下縁より下方に位置し、カバー40の本体2側に上方に開口するゴミ受け部40Bが形成されているため、陳列室3内からの例えば衣等、食品滓等のゴミを当該ゴミ受け部40Bにより受容できる。従って、化粧ビス48により固定されているカバー40を取り外すことで、容易に廃棄することが可能となる。これにより、ショーケース1の周辺に食品滓が散乱する不都合を防止することができると共に、円滑に廃棄処理することが可能となり、衛生性を維持することが可能となる。
また、係るカバー40を取り外すことで、後扉7、7が取り外し可能となる。即ち、カバー40が取り外された状態で、後扉7の上端を一旦上部レール42内に上部に押し込み、後扉7の下端をローラ43から取り外す。これにより、容易に後扉7を本体2から取り外すことが可能となる。
そのため、後扉7、7を取り外し、後面開口6全体を開放することで、陳列室3内の清掃作業性を向上させることができると共に、後扉7自体の洗浄作業を容易に行うことが可能となる。また、後扉7、7の下端を保持する保持部材46の各ローラ43は、化粧ビスにより構成される留め具44を脱着することで、容易に本体2から脱着することができる。そのため、摩耗等によって交換作業が必要となる場合にも容易に作業することが可能となる。
次に、図11の制御装置Cの電気ブロック図を参照して、上記制御装置Cについて説明する。制御装置Cは、汎用のマイクロコンピュータにより構成されている。制御装置Cの入力側には、本体2下部の後面(底壁13後面下部)に設けられている電源スイッチ53と、中段の棚12の商品載置面温度を検出する載置面温度センサ30と、底壁13の商品載置面温度を検出する載置面温度センサ31と、温度表示用の庫内温度センサ32と、外気温度センサ33が接続されている。また、制御装置Cの出力側には、前記電源スイッチ53の近傍等に設置される温度表示部54と、中段の棚12に設けられるコードヒータ21と、底壁13に設けられるコードヒータ22と、各ランプヒータ26、27、28等が接続されている。
以下に、図12の制御パターン図を参照して本実施例におけるショーケース1の加温制御について説明する。先ず、制御装置Cは、電源スイッチ53がONとされると、各ランプヒータ26、27、28を常時通電とする。尚、制御装置Cは、温度表示用の庫内温度センサ32により検出された温度を、温度表示部54に表示する。
そして、制御装置Cは、外気温度センサ33により現在の外気温度を検出する。そして検出された外気温度に基づき各コードヒータ21、22の熱伝導により加熱される各棚12、13の載置面の設定温度を決定する。載置面の設定温度を決定する指標として、本実施例における商品の加熱適温は60〜70℃とする。
即ち、図12に示すように、外気温度センサ33により検出される現在の外気温度が所定の高温度、例えば25℃以上である場合には、中段の棚12の載置面設定温度を例えば50℃、下段の棚(底壁13)の載置面設定温度を例えば50℃とする。
これにより、制御装置Cは、載置面温度センサ30により検出される温度が上述した如く設定した載置面設定温度(この場合50℃)となるように、所定のディファレンシャル温度でコードヒータ21のON/OFF制御を実行する。同様に、制御装置Cは、載置面温度センサ31により検出される温度が上述した如く設定した載置面設定温度(この場合50℃)となるように、所定のディファレンシャル温度でコードヒータ22のON/OFF制御を実行する。
一方、現在外気温度センサ33により検出された外気温度が所定の中温度、例えば21℃より高く25℃未満である場合には、中段の棚12の載置面設定温度を例えば54℃、下段の棚(底壁13)の載置面設定温度を例えば59℃とする。
これにより、制御装置Cは、載置面温度センサ30により検出される温度が上述した如く設定した載置面設定温度(この場合54℃)となるように、所定のディファレンシャル温度でコードヒータ21のON/OFF制御を実行する。同様に、制御装置Cは、載置面温度センサ31により検出される温度が上述した如く設定した載置面設定温度(この場合59℃)となるように、所定のディファレンシャル温度でコードヒータ22のON/OFF制御を実行する。
同様に、現在外気温度センサ33により検出された外気温度が所定の低温度、例えば21℃以下である場合には、中段の棚12の載置面設定温度を例えば57℃、下段の棚(底壁13)の載置面設定温度を例えば67℃とする。
これにより、制御装置Cは、載置面温度センサ30により検出される温度が上述した如く設定した載置面設定温度(この場合57℃)となるように、所定のディファレンシャル温度でコードヒータ21のON/OFF制御を実行する。同様に、制御装置Cは、載置面温度センサ31により検出される温度が上述した如く設定した載置面設定温度(この場合67℃)となるように、所定のディファレンシャル温度でコードヒータ22のON/OFF制御を実行する。
係る制御を実行することにより、各棚11、12、底壁13の商品載置面に陳列される商品は、それぞれのランプヒータ26、27、28による輻射熱によって加熱することができる。また、陳列室3内の中央部に位置する中段の棚11の商品載置面に陳列される商品は、上述した如き外気温度に応じて設定温度が変更されるコードヒータ21によって、商品の接触面から熱伝導によって、更には、これにより加熱される周辺空気によって加熱される。同様に陳列室3内の下部に位置する下段の棚(底壁13)の商品載置面に陳列される商品は、外気温度に応じて設定温度が変更されるコードヒータ22によって、加熱される。
従って、熱が逃げやすく冷めやすい高さに設置される棚(この場合底壁13上や中段の棚12上)に陳列される商品であっても、ランプヒータ27、28のみならず、載置面に熱伝導的に設けられるコードヒータ21や22によって加熱することが可能となり、陳列室3内に載置される商品全体を適温(この場合60℃〜70℃)に加熱することが可能となる。
特に、ランプヒータ26乃至28では、商品の照明を兼ねていることから通電制御による加熱量の制御はできないが、照明に影響を与えないコードヒータの通電制御によって、円滑に商品を適温に加熱することができるようになる。
また、本実施例の如く陳列室3の前面が大きく開口したオープンショーケースでは、陳列室3内の空気が漏出しやすく、外気が侵入しやすいため、設置される環境の外気温度によって、陳列室3内の温度が大きく影響される。例えば夏季と冬季とでは、店舗内の空調設備によって例えば20℃乃至25℃の範囲で異なる。しかし、係る棚の載置面と熱交換関係に設けられたコードヒータ21、22は、ON/OFF制御を行う載置面設定温度が外気温度センサ33の検出温度に基づいて変更されるため、当該ショーケース1が設置される外気温に対応した温度制御を実現することが可能となる。
即ち、上述したように外気温度センサ33により検出される外気温度が低い場合には、各棚の載置面の設定温度を上げる方向で変更することで、外気温度が低いことで、陳列室3内の商品温度の低下傾向が著しい場合であっても、載置面の設定温度を上げることが可能となり、商品温度を適温に維持することができる。
係る制御を実行することで、各棚に設けられる載置面温度センサ30、31では、直接検出し難い商品温度を、適温に維持することが可能となる。これにより、商品を提供に適した温度に維持して陳列することが可能となる。
また、本実施例では、熱が逃げやすい位置に設けられる棚ほど(即ち、下側に設けられている商品載置面ほど)、外気温度が低くなるに従い、載置面の設定温度の上げ幅を大きくする。これにより、熱が逃げやすい位置に設けられていても、より効果的に商品を加熱(保温)することが可能となり、商品温度の適温維持を実現することが可能となる。
尚、本実施例では、卓上型の加温ショーケースについて説明しているが、これに限るものではない。
図1は本発明を適用したショーケースの斜視図である。 ショーケースの後方斜視図である。 ショーケースの背面図である。 図3のA−A断面図である。 ショーケースのカバーを取り外した状態の後方斜視図である。 図4の円B部分の拡大図である。 図5の上後方斜視図である。 図7の円C部分の拡大図である。 一方の扉を開放した状態のショーケースの上後方斜視図である。 図9の部分拡大図である。 制御装置の電気ブロック図である。 制御パターンを示す図である。
符号の説明
C 制御装置
1 ショーケース
2 本体
3 陳列室
5 側板
6 後面開口
6A 上縁部
7 後扉
7A 当接部
11 上段の棚
12 中段の棚
13 本体の底壁(下段の棚)
13A 後面
21、22 コードヒータ(電気ヒータ)
23 金属トレイ
26、27、28 ランプヒータ
30、31 載置面温度センサ
32 温度表示用温度センサ
33 外気温度センサ
40 カバー
40A 後壁
40B ゴミ受け部
40D 係合部
42 上部レール
43 ローラ
44 留め具
45 カラー
46 保持部材
48 化粧ビス
49、50 ねじ穴
52 係止部

Claims (2)

  1. 陳列室内にて商品を加熱しながら陳列するショーケースにおいて、
    前記商品を陳列する載置面の上方に設けられたランプヒータと、
    前記載置面と熱交換関係に設けられた電気ヒータと、
    外気温度を検出する外気温度センサと、
    前記載置面の温度を検出する載置面温度センサと、
    前記電気ヒータの通電を制御する制御装置とを備え、
    該制御装置は、前記載置面温度センサが検出する前記載置面の温度と当該載置面の設定温度とに基づいて前記電気ヒータの通電を制御すると共に、
    前記外気温度センサが検出する前記外気温度に応じて前記載置面の設定温度を変更することを特徴とするショーケース。
  2. 前記制御装置は、前記外気温度が低い場合に前記載置面の設定温度を上げる方向で変更することを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014117448A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Panasonic Corp ショーケース
JP2016097198A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 日本ヒーター機器株式会社 食品用ショーケース

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