JP2014116513A - 電子装置 - Google Patents

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Keitaro Nakama
圭太郎 中間
Norihisa Imaizumi
典久 今泉
Yuki Sanada
祐紀 眞田
Masayuki Takenaka
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Abstract

【課題】基板と、基板の一面側に設けられ当該一面側を封止する一面側封止樹脂と、を備える電子装置において、一面側封止樹脂の収縮応力による基板の反りを極力防止する。
【解決手段】基板10と、基板10の一面11側に設けられ当該一面11側を封止する一面側封止樹脂20と、を備え、基板10には、基板10の一面11側から他面12側に貫通するスリット13が設けられており、基板10の他面12側では、一面側封止樹脂20の一部が、スリット13を介して基板10の他面12側にはみ出すことにより、一面側封止樹脂20と同一材料よりなる他面側樹脂30として構成されており、他面側樹脂30は、基板10の他面12に沿った第1の方向Xへの基板10の反りを抑制するため第1の方向Xに延びる連続した細長い棒状をなすものとされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板の一面側を樹脂で封止してなる電子装置に関し、特に、基板の反り防止に関する。
従来より、この種の電子装置としては、基板と、基板の一面側に設けられ当該一面側を封止する一面側封止樹脂と、基板当該一面側に接続される半導体チップ等の実装部品を備えたものが提案されている。このような電子装置においては、一面側封止樹脂の成形後に発生する収縮応力により、基板が反りやすく、破断や剥離に至る場合や、搬送や搭載に支障をきたす場合がある。また、線膨張係数差を持つ各構成要素が温度変動環境下にさらされる場合、基板が反って応力がかかることで、実装部品の接続信頼性を損ねる場合がある。
ここで、このような基板の反りによる弊害の対策に関連して、特許文献1に記載の実装技術が提案されている。このものは、基板の一面側にフリップチップを設け、基板の一面とチップとの間に一面側封止樹脂としてのアンダーフィル樹脂を設けたものである。さらに、このものでは、基板に、当該基板の一面側から他面側に貫通する孔を設け、一面側のアンダーフィル樹脂を基板の他面側にはみださせている。
特開2001−319939号公報
しかし、上記特許文献1のものでは、基板の他面上にはみ出した樹脂によって基板の反りを抑制できるとされているものの、この基板の他面側の樹脂は、不連続に点在したものである。そのため、一面側封止樹脂の収縮応力や、一面側封止樹脂と他の各構成部材との線膨張係数差により、当該他面側の樹脂の間では、基板に反り応力が発生するため、基板の反り抑制が不十分なものとなる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、基板と、基板の一面側に設けられ当該一面側を封止する一面側封止樹脂と、を備える電子装置において、一面側封止樹脂の収縮応力や温度変動と各構成部材の線膨張係数差による基板の反りを極力防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、基板(10)と、基板の一面(11)側に設けられ当該一面側を封止する一面側封止樹脂(20)と、を備え、
基板には、当該基板の一面側から他面(12)側に貫通するスリット(13)が設けられており、基板の他面側では、一面側封止樹脂の一部が、スリットを介して基板の他面側にはみ出すことにより、一面側封止樹脂と同一材料よりなる他面側樹脂(30)として構成されており、他面側樹脂は、基板の他面に沿った第1の方向(X)への基板の反りを抑制するために当該第1の方向に延びる連続した細長い棒状をなすものとされていることを特徴とする。
それによれば、他面側樹脂を、基板の反りを抑制すべき第1の方向に沿って延びる連続した細長い棒状をなすものすることで、当該第1の方向に反って一面側封止樹脂が収縮したときに、当該他面側樹脂も当該第1の方向に沿って収縮する。これにより、基板の両面において第1の方向に沿って連続して収縮応力が加わり、反り応力が基板の両面で釣り合う方向に近づくことになる。よって、本発明によれば、一面側封止樹脂の収縮応力や温度変動と各構成部材の線膨張係数差による基板の反りを極力防止することができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の電子装置において、他面側樹脂は、一面側封止樹脂よりも厚いものであることを特徴とする。
それによれば、一面側封止樹脂よりも幅の狭い他面側樹脂を、一面側封止樹脂よりも厚いものとすることで、反り応力が基板の両面で釣り合う方向により近づきやすくなる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の電子装置において、他面側樹脂は、第1の方向に加えて第1の方向と交差する基板の他面に沿った第2の方向(Y)にも連続して延びる細長棒状の部分を有するものであり、第1の方向に加えて第2の方向への基板の反りも抑制するものとされていることを特徴とする。それによれば、第1の方向だけでなく、第2の方向への基板の反りも抑制でき、好ましい。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明の第1実施形態にかかる電子装置を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)中のA−A概略断面図、(c)は下面図である。 第1実施形態にかかる電子装置の製造方法における樹脂成形工程を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる電子装置を示す上面図であり、(a)は第1の例を示す図、(b)は第2の例を示す図、(c)は第3の例を示す図である。 本発明の第3実施形態にかかる電子装置の樹脂成形前の基板を示す上面図である。 本発明の第4実施形態にかかる樹脂成形後の多連基板を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)中のB−B概略断面図、(c)は多連基板を分割してなる1個の基板の概略断面図である。 本発明の第5実施形態にかかる電子装置を示す下面図である。 本発明の第6実施形態にかかる電子装置を示す図であり、(a)は電子装置の概略断面図、(b)は筺体の概略斜視図、(c)は電子装置を筺体に搭載した状態を示す概略断面図である。 本発明の第7実施形態にかかる電子装置を示す図であり、(a)は電子装置の概略断面図、(b)は筺体の概略斜視図、(c)は電子装置を筺体に搭載した状態を示す概略断面図である。 本発明の第8実施形態にかかる電子装置の製造方法における樹脂成形工程を示す概略断面図である。 本発明の第9実施形態にかかる電子装置の製造方法における樹脂成形工程を示す概略断面図であり、(a)は第1の例を示す図、(b)は第2の例を示す図である。 本発明の他の実施形態にかかる電子装置を示す概略断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る電子装置について、図1を参照して述べる。本実施形態の電子装置は、大きくは、基板10と、基板10の一面11側に設けられ当該一面11側を封止する一面側封止樹脂20と、を備えるものである。
基板10としては、プリント基板等の樹脂をベースとする配線基板等が挙げられる。この基板10の表裏の板面の一方を一面11、他方を他面12としている。ここで、基板10の一面11上には、たとえばICチップやトランジスタ等の図示しない電子部品が実装されており、これら電子部品は、一面側封止樹脂20により封止されている。
ここでは、基板10は、長方形板状をなしており、この長辺方向を第1の方向Xと定義する。そして、この基板10には、当該基板10の一面11側から他面12側まで基板厚さ方向に貫通するスリット13が設けられている。このスリットは、第1の方向Xに沿って連続して延びる細長の開口形状をなす。
そして、基板10の他面12側では、一面側封止樹脂20の一部が、スリット13を介して基板10の他面12側にはみ出すことにより、一面側封止樹脂20と同一材料よりなる他面側樹脂30として構成されている。ここで、両樹脂20、30は、エポキシ樹脂等の通常のモールド材料よりなる。
この他面側樹脂30は、基板10の他面12に沿った第1の方向Xへの基板10の反りを抑制するために当該第1の方向Xに延びる連続した細長い棒状をなすものとされている。つまり、他面側樹脂30は、スリット13の開口形状に対応した形状をなすとともに当該スリットよりも一回り大きな平面サイズを有するものである。ここでは、スリット13および他面側樹脂30は、基板10の対向する両長辺の中央付近に配置されている。
このような本電子装置は、基板10に対して、エッチングや切削等の穴あけ加工によりスリット13を設けるとともに、必要に応じて電子部品等を実装した後、図2に示されるように、樹脂成型用の金型100を用いて樹脂成形を行うことにより製造される。
図2に示されるように、金型100はトランスファーモールド法やコンプレッションモールド法等の各種成型法で用いられるものであり、上型110と下型120とを合致させることで、上下型110、120間にキャビティ130を形成するものである。キャビティ130は一面側封止樹脂20の外形に対応した空間形状を有する。
また、基板10の他面12側に位置する下型120には、スリット13に対応する位置に凹部140が設けられている。この凹部140は、他面側樹脂30の外形に対応する空間形状を有するものである。
そして、図2に示されるように、基板10を金型100に設置した状態で、キャビティ130内に図示しないゲートより樹脂を注入する。注入された樹脂は、キャビティ130を充填して一面側封止樹脂20を形成するとともに、スリット13から凹部140にはみ出し、凹部140を充填する。
この凹部140に充填された樹脂が他面側樹脂30として形成される。つまり、この凹部140の形状により、他面側樹脂30の形状およびサイズが規定されるようになっている。こうして、両面11、12に樹脂20、30が形成された基板10を、金型100から取り出し、本電子装置ができあがる。
ところで、本実施形態によれば、他面側樹脂30を、基板10の反りを抑制すべき第1の方向Xに沿って延びる連続した細長い棒状をなすものすることで、当該第1の方向Xに反って一面側封止樹脂20が収縮したときに、他面側樹脂30も第1の方向Xに沿って収縮する。
これにより、基板10の両面11、12において第1の方向Xに沿って連続して収縮応力が加わり、反り応力が基板10の両面11、12で釣り合う方向に近づくことになる。よって、本実施形態によれば、一面側封止樹脂20の収縮応力による基板10の反りを極力防止することができる。
ここで、両樹脂20、30の幅L1、L2、厚さt1、t2が図1(b)に示されている。幅L1、L2とは第1の方向Xと直交方向の寸法であり、厚さt1、t2とはそれぞれ基板10の一面11上、他面12上の高さである。他面側樹脂30の厚さt2や幅L2は、抑制したい基板10の反り量に応じて、任意に変更すればよい。
典型的には、他面側樹脂30はスリット13から押し出されるものであるため、他面側樹脂30の幅L2は、一面側封止樹脂20の幅L1よりも大幅に小さいため、基板10の両面11、12で反り応力を近づくようにするためには、細い方の他面側樹脂30を一面側封止樹脂20よりも厚いものとすることが望ましい。
たとえば、図1に示されるように、基板10の中央長手方向に1本の他面側樹脂30を形成する場合において、シミュレーションを行った。ここで、樹脂20、30はエポキシ樹脂、基板10はプリント基板とし、他面側樹脂30が存在しない時の基板10の反り量を1とした。
このシミュレーションの結果、他面側樹脂30の幅L2と一面側封止樹脂20の幅L1との比L2/L1=1/10のとき、他面側樹脂30の厚さt2=一面側封止樹脂20の厚さt1で反り量を2/3、t2=2×t1で反り量を1/4程度まで低減できることが確認された。
このように、一面側封止樹脂20よりも幅の狭い他面側樹脂30を、一面側封止樹脂20よりも厚いものとすることで、反り応力が基板10の両面11、12で釣り合う方向に近づくため、反り防止の効果が大きくなる。なお、成型収縮に対する反りに限らず、温度変動による反りについても同様に効果を言及できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態では、図3に示されるように、他面側樹脂30の平面配置パターンのバリエーションを提供する。
図3(a)に示される第1の例では、他面側樹脂30は、長方形板状をなす基板10の両対角線方向に連続して延びるX字状をなす。この場合、図示しないけれども、基板10のスリット13は、このX字状の他面側樹脂30に対応した形状であることはもちろんである。
この第1の例では、一方の対角線方向を第1の方向X、他方の対角線方向を第2の方向Yとすると、他面側樹脂30は、第1の方向Xに加えて第1の方向Xと交差する基板10の他面12に沿った第2の方向Yにも連続して延びる細長棒状の部分を有するものとして構成されている。そして、本例によれば、第1の方向Xに加えて第2の方向Yへの基板10の反りが抑制される。つまり、両対角線方向への基板10の反りが防止されるようになっている。
また、図3(b)に示される第2の例では、他面側樹脂30を複数本、ここでは第1の方向Xに沿って3本、平行に配置している。この場合、図示しないけれども、基板10のスリット13は、3本の他面側樹脂30に対応して細長い形状のものが設けられていることはもちろんである。そして、上記図1のような1本の他面側樹脂30に比べて、第1の方向Xへの基板10の反りの抑制レベルが大きくなるという利点がある。
また、図3(c)に示される第3の例では、上記第1の例と同様、他面側樹脂30は、第1の方向Xに加えて第1の方向Xと交差する基板10の他面12に沿った第2の方向Yにも連続して延びる細長棒状の部分を有するものとして構成されている。
ここでは、第1の方向Xは、上記図1と同様、基板10の長辺方向であり、第2の方向Yは基板10の短辺方向であり、他面側樹脂30全体として魚の骨形状となっている。この場合も、図示しないスリット13が他面側樹脂30に対応した形状で設けられている。そして、本例によれば、第1の方向Xに加えて第2の方向Yへの基板10の反りが抑制されるため、長辺方向および短辺方向への反り防止が期待できる。
なお、他面側樹脂30の本数や配置パターンは、抑制したい反り方向や反り量に合わせて、種々の変更が可能であり、上記図3の各例に限定されるものではない。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について図4を参照して述べる。上記各実施形態では、スリット13は、他面側樹脂30の形状に応じて連続した細長形状とされていたが、図4に示されるように、不連続なもの、つまり、複数個のスリット13が他面側樹脂30の形状に対応して配置されたものであってもよい。
この場合でも、上記図2に示される樹脂形成工程時に、基板10の他面12のうち隣り合うスリット13の間で他面側樹脂30がつながるように、樹脂のはみ出しを行えば、上記同様の連続した細長い形状の他面側樹脂30が形成される。なお、図4には、できあがり後の他面側樹脂30を破線にて示してある。
また、本実施形態によれば、スリット13を不連続的に配置することにより、基板10の配線領域がスリット13によって分断されるのを、極力回避することが可能になるという利点もある。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について図5を参照して述べる。本実施形態は、多連基板1への応用例を示すものである。この多連基板1は、最終的には、図5(a)、(b)中の一点鎖線に示されるダイシングラインDLにてカットされ、個片化されて図5(c)に示される1個の基板10となるものである。
この場合、多連基板1には、ダイシングラインDLに対応した部位にスリット13を設けておき、その後、この多連基板1に対して上記図2と同様の樹脂成形工程を行い、一面側封止樹脂20および他面側樹脂30を形成する。その後は、ダイシングラインDLにて、樹脂とともに多連基板1をカットして1個の基板10単位に分割する。
本実施形態によれば、多連基板1の反りを防止できるが、ダイシングラインDLにて他面側樹脂30を形成するので、個々の基板10単位においても基板の反りを抑制できる。また、分割後においては、図5(c)に示されるように、1個の基板10の端部を樹脂で覆う構成となるので、樹脂と基板10との剥離防止の点で好ましい。なお、多連基板1のスリット13は、多連基板1がスリット13によって分離しないものであれば、図5の例に限定されるものではない。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について図6を参照して述べる。図6に示されるように、他面側樹脂30の一部の幅を変えることにより、電子装置を筺体等に搭載するときの位置決め部31として構成してもよい。
図6では、位置決め部31は、他面側樹脂30の一部を突出させた突出部として構成されているが、当該一部を凹ませた、すなわち幅を細くした凹部として位置決め部31を構成するようにしてもよい。その他、位置決め部31としては、形状変更が視認できるものであればよく、任意の形状が可能である。
なお、位置決め部31を形成することは、たとえばスリット13の形状を変更したり、上記図2に示した下型120の凹部140の形状を変更したりすれば、実現できることは言うまでもない。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態について図7を参照して述べる。上記各実施形態に示した電子装置は、ハーフモールド構造であり、基板10の他面12側にて筺体等に搭載されるものである。
本実施形態では、図7に示されるように、他面側樹脂30を筺体200に搭載する際の固定に使用するようにしたものである。具体的には、図7に示されるように、筺体200に他面側樹脂30に対応した形状の溝201を設ける。そして、この溝201に対して当該溝201の一端側から他面側樹脂30を嵌め込み、溝201内を他面側樹脂30が滑るように移動させることで、固定を完了させる。
ここでは、図7に示されるように、他面側樹脂30の断面形状は基板10の他面12から離れる方向に拡がる台形をなし、溝201もそれに対応する断面台形とすることで、両者の固定を強固にしている。なお、これら他面側樹脂30および溝201の断面形状は、適宜変更可能である。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態について図8を参照して述べる。本実施形態は、上記第6実施形態と同様、他面側樹脂30を筺体200の溝201に嵌め込むことで、筺体200に電子装置を搭載固定するものである。
ここで、本実施形態では、図8に示されるように、他面側樹脂30の厚さを変えることで、電子装置の筺体200からの高さdを任意に調整することができる。この他面側樹脂30の厚さは、上記図2に示した下型120の凹部140の形状により容易に規定することができる。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態について図9を参照して述べる。本実施形態は、上記図2に示した樹脂成形工程に用いる金型200を一部変形したものである。
金型200に基板10を設置するとき、基板10の他面12と下型120とは、当該下型120の凹部140以外では隙間なく接触していることが必要である。仮に凹部140以外に隙間があると、スリット13から基板10の他面12にはみ出した樹脂が、その隙間に入り込み、樹脂バリとなる。
特に、元々、基板10に反りが生じている場合には、基板10の他面12と下型120との間に上記隙間が生じやすい。そこで、本実施形態では、図9に示されるように、下型120に吸着孔150を設け、そこからポンプ等で吸引するものとしている。
そうすることで、基板10に反りが生じていても、吸着孔150からの吸着力により、基板10を下型120に隙間なく接触させことができ、上記樹脂バリを発生させることなく、他面側樹脂30を成形することが可能になる。
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態について図10を参照して述べる。本実施形態も、上記図2に示した樹脂成形工程に用いる金型200を一部変形したものであり、上記第8実施形態と同様、基板10を下型120に隙間なく接触させ、上記樹脂バリの発生を防止するものである。
図10(a)に示される第1の例では、基板10の他面12のうち下型120との接触部に低弾性の樹脂等よりなる緩衝部材300を設けておき、基板10を金型100に設置する際に、この緩衝部材300を介して基板10を下型120に接触させる。
図10(b)に示される第2の例では、下型120のうち基板10の他面12との接触部に緩衝部材300を設けておき、基板10を金型100に設置する際に、この緩衝部材300を介して基板10を下型120に接触させる。
この図10の両例によれば、緩衝部材300を介して基板10と下型120とを接触させることにより、基板10の他面12と下型120との密着性を高め、上記樹脂バリを防ぐことができる。
(他の実施形態)
ここで、一面側封止樹脂20の封止形態は、上記図11に示されるようなものであってもよい。電子装置としては、ハーフモールド構造を基本とするものであるから、一面側封止樹脂20は、基板10よりも一回り大きく基板10の側面まで封止しているものであってもよい。
また、基板10としては、プリント基板等の樹脂基板に限定するものではなく、たとえばセラミック基板でもよい。
また、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能であり、また、上記各実施形態は、上記の図示例に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
10 基板
11 基板の一面
12 基板の他面
13 スリット
20 一面側封止樹脂
30 他面側樹脂
X 第1の方向

Claims (3)

  1. 基板(10)と、
    前記基板の一面(11)側に設けられ当該一面側を封止する一面側封止樹脂(20)と、を備え、
    前記基板には、当該基板の一面側から他面(12)側に貫通するスリット(13)が設けられており、
    前記基板の他面側では、前記一面側封止樹脂の一部が、前記スリットを介して前記基板の他面側にはみ出すことにより、前記一面側封止樹脂と同一材料よりなる他面側樹脂(30)として構成されており、
    前記他面側樹脂は、前記基板の他面に沿った第1の方向(X)への前記基板の反りを抑制するために当該第1の方向に延びる連続した細長い棒状をなすものとされていることを特徴とする電子装置。
  2. 前記他面側樹脂は、前記一面側封止樹脂よりも厚いものであることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記他面側樹脂は、前記第1の方向に加えて前記第1の方向と交差する前記基板の他面に沿った第2の方向(Y)にも連続して延びる細長棒状の部分を有するものであり、前記第1の方向に加えて前記第2の方向への前記基板の反りも抑制するものとされていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
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