本発明の物品検索システムの実施形態について、物品として、赤ちゃんのオムツを例にとり、図1乃至図15を用いて、説明する。
図1は、本実施形態の物品検索システムを説明するための説明図である。
本実施形態の物品検索システムの詳細について説明する。本実施形態の物品検索システムでは、インターネット回線N上において、例えば自身のホームページなどに所定の情報を掲載し、当該所定の情報を確認したユーザーによって入力された必要事項に関する初期情報データを受信することで、物品の検索が行われる。
この物品検索システムには、物品検索サーバS1が用いられ、当該物品検索サーバS1は、複数のユーザーの端末機器S2と、物品を販売する販売者用サーバS3と通信可能に接続されている。
端末機器S2としては、PC、携帯電話など、インターネット回線Nを介して情報データの送受信を行うことが可能な機器が用いられる。
販売者用サーバS3は、物品を販売する複数の販売業者がそれぞれ所有するサーバであり、物品検索サーバS1と、情報データを通信可能に接続されている。
本実施形態では、物品検索サーバS1と販売者用サーバS3とが専用端末で接続されているが、これに限定されるものでなく、インターネット回線Nを介して接続されていても良い。もちろん、物品検索サーバS1とユーザーの端末機器S2とが専用端末で接続されていてもよい。
また、本実施形態では、物品検索サーバS1は、販売者用サーバS3と接続されているが、販売者側と通信可能であれば、これを限定するものでなく、例えば、販売者側が所有するメールアドレスに、インターネット回線Nを介して通信のやりとりを行うことも可能であり、物品検索サーバS1で検索された物品情報が販売者側に送信されればよい。仮に、物品検索サーバS1が、インターネット回線Nを介して検索された物品情報データを、販売者側のメールアドレスに送信した場合、販売者側において、この送信された物品情報データを販売者用サーバS3に記憶させるか、もしくは物品の製造元へ物品情報データ又はこれに関する情報データを送信することにより、ユーザーへの物品の送付の準備を進めることになる。
図2は、本実施形態の物品検索サーバの機能を示す機能ブロック図である。
物品検索サーバS1は、複数種類の物品情報を記憶する記憶部1と、時間の経過を計時する計時部2と、ユーザーからの入力情報を受信する受信部3と、当該受信部3で受信された入力情報に基づき、記憶部1に記憶された物品情報のうち、該当する物品情報を検索する検索部としての検索部4と、当該検索部4で検索された検索物品情報を販売者側に送信する制御を行う制御部としてのCPU5と、当該CPU5の制御によって、前記検索物品情報を販売者側に送信する送信部6とを備える。また、物品検索サーバS1には、サーバ管理者が様々な入力操作を行う操作部7と、サーバ管理者の入力操作の内容などを表示する表示部8とを備える。そのほか、物品検索サーバS1には、外部からデータを取り込むためにSDやCD−ROM、DVDなどの外部記憶媒体と接続可能な外部入力端子部9が備えられており、この外部入力端子部9を介して外部記憶媒体から、メーカーの新発売のオムツ情報を取り込むことが可能となっている。
記憶部1には、複数種類の型、すなわち、オムツの種類によって異なる形状、複数種類のメーカー及び複数種類のサイズに応じた異なるオムツ情報と、時間の経過、すなわち、赤ちゃんの成長度合いと、この赤ちゃんの成長度合いとオムツ情報との関係を示す対応関係情報としての成長パターンとが記憶されている。
以下に、記憶部1に記憶されているオムツ情報、成長度合い、成長パターンの詳細について説明する。
オムツ情報として、赤ちゃんのオムツが各製造メーカー、型、サイズが複数記憶されているRAM1aを有する。オムツの型としては、パンツタイプ、テープタイプがある。また、サイズとしては、小さいものから、新生児サイズ、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ、BIGサイズの5つに区分けされている。
RAM1aには、各メーカーのサイズ毎にオムツの情報が記憶されたオムツ情報テーブル1a1と、赤ちゃんの成長度合いに関する情報が記憶された成長度合いテーブル1a2とが記憶されている。
オムツ情報テーブル1a1と、成長度合いテーブル1a2とは、それぞれのデータが関連付けられる形で対応するように記憶されている。すなわち、図3に示すように、オムツ情報テーブル1a1に記憶されている各メーカーのオムツは、成長度合いテーブル1a2に記憶されている成長度合いに応じた数値と対応付けられて記憶されている。
本実施形態では、この成長度合いに応じた数値を赤ちゃんの体重(kg)としている。例えば、A社のオムツが5つのサイズ毎に、1〜20の数値のうちいずれかの数値範囲で対応付けられるように記憶されている。
すなわち、成長度合いテーブル1a2では、時間の経過、すなわち、赤ちゃんの体重に応じて、オムツの各メーカーの複数種類のサイズを対応付けて記憶しているのである。
次に、図4は、赤ちゃんの成長度合いをグラフに示したものであり、横軸が時間の経過を1か月単位で示し、縦軸が体重をkgで示している。このグラフでは、赤ちゃんの様々な成長過程が示されている。赤ちゃんはそれぞれ成長速度や、成長の変化具合が異なるが、このグラフによって、複数のパターンが想定されており、この複数のパターンは、成長パターンテーブル1a3として、RAM1aに記憶されている。
先述した成長度合いテーブル1a2は、このような成長速度の異なる複数のパターンに応じて、複数記憶されている。
記憶部1には、オムツ情報テーブル1a1、成長度合いテーブル1a2、成長パターンテーブル1a3による、異なるオムツ情報と、時間の経過(成長度)との対応関係情報が、ROM1bに複数記憶されている。
従って、この記憶部1には、ユーザーの端末機器S2から、時間の経過に応じて複数回、入力された情報を受信部3に基づき、赤ちゃんの成長速度が、上記グラフのいずれのパターンにあてはまるかを検索し、赤ちゃんの成長速度に合わせて、最適なオムツの種類はどれかを検索することが可能となるようなデータが記憶されているのである。これら検索については後述する。なお、後述するが、ユーザーの端末機器S2から、初期情報データを受信部3を介して受信した際に、オムツを検索するために、複数の成長パターンテーブル1a3のうち平均的なパターン(本実施形態においては上から3番目の曲線)が選択される。
記憶部1は、外部からの入力操作に基づき、新たな情報を記憶することが可能となっている。すなわち、新製品のオムツ情報を新たにRAM1aに記憶させることが可能である。この場合、例えば、物品検索サーバS1における外部入力端子部9に、CD−ROMやメモリスティックなどの外部記憶媒体を取り付けて接続し、当該外部記憶媒体に記憶されたオムツの情報を、キーボードなどの操作手段を用いた入力操作により、RAM1aに書き込むことで、データを上書きする。また、物品検索サーバS1には、インターネット回線Nや専用回線と接続可能な通信制御部Tが備えられていることで、外部からの入力操作により、新たなオムツ情報をRAM1aにおけるオムツ情報テーブル1a1に書き込むことも可能となっている。
これにより、例えば、オムツの各メーカー自身が、物品検索サーバS1とアクセスして入力操作することで、新製品のオムツ情報を適宜タイミングで上書きなどすることが可能となる。RAM1aに対しては、上記新製品のオムツ情報を上書きするほか、販売を停止するオムツ情報を削除することも勿論可能である。
また、記憶部1には、ユーザーの初期情報を含め、個人情報が記憶されているRAM1cが設けられている。ユーザーの初期情報としては、氏名、メールアドレス、住所、赤ちゃんの氏名、体重、生年月日、性別、希望メーカー名、希望のオムツの型などが含まれる。また、RAM1cには、情報が提供されたオムツの種類、提供時期なども、各ユーザーに対応付けて記憶される。
計時部2は、定期的にクロック信号を発する発信部21を備えている。CPU5は、この発信部21から発信されるクロック信号を用いて取得する時間の経過情報に基づき、検索CPU4の検索制御を行うよう指令する。
受信部3は、ユーザーの端末機器S2を含む外部から送られてくるデータを受信可能であり、この受信されたデータを一時的に記憶する一時記憶部としての通信RAM31を有する。この通信RAM31には、外部から受信したデータを、所定のデータ容量毎に一括して一時的に記憶し、その後、例えば、ワークRAM10に一時的に記憶される。
検索部4は、CPU5の指令により、ユーザーの所望するオムツ情報を検索する。まず、記憶部1のRAM1aのオムツ情報テーブル1a1、成長度合いテーブル1a2、成長パターンテーブル1a3のデータを用い、RAM1cに記憶されたユーザーの初期情報データに基づき、各メーカーの各サイズのオムツから該当するオムツ情報を検索する検索機能を有する。
検索部4は、検索結果として得られたオムツ情報に対して、ユーザーから修正を要求された際に、再度、該当するオムツを検索する検索機能を有する。例えば、ユーザーからオムツの型やメーカー、あるいは大きさの修正を要求された場合には、この要求された内容に応じて該当するオムツを検索する。具体的には、ユーザーから修正を要求された内容は、受信部3を介して修正要求データとして受信され、通信RAM31に一時的に記憶された後、順次ワークRAM10に記憶される。そして、CPU5の制御によってRAM1cの各ユーザーの個人情報に履歴として記憶される。検索部4は、RAM1cに記憶された新たなユーザーの個人情報に関するデータに基づき、オムツ情報テーブル1a1から該当するメーカーやサイズのオムツを検索するのである。
制御部としてのCPU5は、ユーザーの端末機器S2から受信部3を介して、RAM1cに一時的に記憶された初期情報データと、計時部2が計時した時間の経過とに応じた所定時期を算出する算出機能を有する。
すなわち、CPU5は、RAM1cに記憶されたユーザーの初期情報データのうち、生年月日に関する情報と、RAM1aに記憶された成長度合いテーブル1a2のうち、成長パターンテーブル1a3における平均値と対応するパターンに基づく成長度合いテーブル1a2を参照して、使用しているオムツの種類が変わる所定時期を算出する機能を有する。
さらに、CPU5は、この算出された赤ちゃんの成長度に応じた所定時期に、前記検索物品情報とともに物品の発送情報(発送時期など)を、送信部6からユーザーの端末機器に送信する制御を行う。前記検索物品情報には、成長度に応じたオムツのサンプルに関する情報が含まれる。オムツのサンプルに関する情報として、基本的には、ユーザーの所望するメーカーのオムツのサンプルに関する情報が送信されるが、所望するメーカー以外の他メーカーのオムツのサンプルに関する情報や、型の異なるオムツのサンプルに関する情報を付加的に送信することも可能である。
これによって、時間の経過に応じて変化する所望のオムツの情報を、ユーザーから受信することなく送信することを可能とするので、ユーザーは時間の経過に応じて必要と思う物品情報を、その都度、端末機器S2を用いて入力するといった面倒な作業をすることなく、必要な物品情報を得ることが可能となり、非常に便利である。
CPU5は、先述したように、検索部4で検索された検索物品情報としてのオムツ情報を販売者側に送信部6を介して送信する制御を行う。この検索物品情報としてのオムツ情報を販売者側に送信するタイミングは、上記算出した所定時期に行われる。すなわち、例えば、上記算出した所定時期が6か月後であった場合に、検索物品情報としてのオムツ情報を6か月後に販売者側に送信する。
これによって、販売者側は、ユーザーの所望のオムツ情報を、時間の経過に応じて容易に取得できるため、ユーザーに対して販売者を通じて必要なオムツ情報をタイムリーに提供することが可能となり、ユーザーにとっても初期情報を端末機器S2を介して入力することのみで、時間の経過に伴って変化する必要なオムツ情報などを入力する手間をかけることなく、この販売者を通じて、当該時間の経過に応じた必要なオムツ情報又はオムツのサンプルを取得することが可能となる。
上記算出する所定時期は、記憶部1における成長パターンテーブル1a3のうち適用されたパターンに基づく成長度合いテーブル1a2から算出される、該当するオムツのサイズが変わる時期よりも1か月前に設定することで、実際にサイズの変更が必要となる時期よりも1か月前に、ユーザーは変更すべきオムツ情報またはオムツのサンプルを取得することが可能となる。
送信部6は、ユーザーが初期情報を入力する際に必要な情報として、記憶部1のRAM1aにおけるオムツ情報テーブル1a1に記憶されたオムツの情報と、時間の経過によって使用するオムツのサイズが変更する対応関係情報を、CPU5の制御によって、インターネット回線Nを介してユーザーの端末機器S2に送信する。
本実施形態では、送信部6を介して送信された上記対応関係情報を、ホームページ上で掲載することで、ユーザーが端末機器S2を用いて、インターネット回線Nを介して当該ホームページにアクセスすることで、送信部6は、結果的に、前記対応関係情報をユーザーの端末機器S2に送信することになる。
ここで、受信部3および送信部6は、通信制御部Tに設けられており、この通信制御部Tにおいて、外部との情報データの送受信を制御している。この通信制御部Tでは、通信CPU11が設けられており、CPU5の制御を介して直接的にデータの送受信を制御している。この通信CPUの直接的な制御により、上述した外部から受信するデータの処理、および外部へ送信するデータの処理が行われている。
受信部3が、ユーザーの端末機器S2から、オムツまたはオムツ情報の発送情報を要求する要求情報を受信した場合、例えば、物品検索サーバS1の検索結果として、ユーザーの端末機器S2にオムツまたはオムツ情報を送信する前に、ユーザーの赤ちゃんの成長度合いが早くて、使用するオムツのサイズや種類を変更する必要が出てきたことを理由として、ユーザーの端末機器S2から上記要求情報を受信した場合、CPU5は、この要求情報に応じた赤ちゃんの成長度に応じた所定時期に、ユーザーの端末機器S2に、検索部4で検索した前記検索物品情報とともに、オムツの発送時期を含めた発送情報を、送信部6を介して送信する制御を行う。
本実施形態では、このユーザーの端末機器S2からの要求情報は、インターネット回線Nを介してホームページ上にアクセスすることで送信される。この送信された要求情報は、通信制御部Tにおいて、受信部3で受信され、通信CPU11の制御により、通信RAM31に一時的に記憶され、順次、ワークRAM10に記憶される。その後、CPU5の制御指示により、検索部4において、通信RAM31で記憶された上記要求情報に基づき、該当するオムツ情報を検索する。CPU5は、検索部4で検索された該当するオムツ情報を、通信制御部Tにおける通信RAM31に一時的に記憶し、通信CPU11の制御によって、送信部6から送信され、インターネット回線Nを介してユーザーの端末機器S2へ送信される。
これにより、CPU5の算出機能によって算出された時間の経過に応じた所定時期に、ユーザーに対して、前記検索物品情報と発送情報を送信する制御を行うので、時間の経過に応じて変化する所望のオムツ情報を、ユーザーから受信することなく送信することを可能とした。その結果、ユーザーは時間の経過に応じて必要と思うオムツ情報を入力するといった面倒な作業をすることなく、必要なオムツ情報を得ることが可能となり、非常に便利である。
また、CPU5は、ユーザーからの要求情報に応じた所定時期と、算出機能によって算出した所定時期とを比較する比較機能を有し、この比較機能で比較された結果に応じて、算出機能に、ユーザーが入力した初期情報、および計時部2において発信部21の発信により計時した時間の経過に応じた所定時期を再算出させる制御を行う。
すなわち、ユーザーが赤ちゃんの成長度合いが早過ぎて、未だオムツの送付またはオムツ情報が送信されない場合に、ユーザーが端末機器S2を用いて、オムツの送付またはオムツ情報の送信を要求するときに、この制御が行われる。
具体的には、このユーザーの端末機器S2からの要求情報は、インターネット回線Nを介してホームページ上にアクセスすることで送信される。この送信された要求情報は、通信制御部Tにおいて、受信部3で受信され、通信CPU11の制御により、通信RAM31に一時的に記憶され、順次、ワークRAM10に記憶される。
その後、CPU5の制御指示により、RAM1cに記憶されている複数のユーザーの個人情報のうち、要求情報のあったユーザーの個人情報について、成長パターンテーブル1a3のうち適用されるパターン及びこれに応じた成長度合いテーブル1a2から算出された所定時期と、ユーザーからの要求情報に含まれる所定時期とを比較する。この比較結果に応じて、成長パターンテーブル1a3のうち、適用されるパターンを変更し、これをRAM1cのユーザーの個人情報に記憶させる。そして、上記適用されたパターンに基づき、ユーザーの個人情報のうち赤ちゃんの生年月日と、発信部21の発信により計時した時間の経過に応じて、赤ちゃんの使用するオムツのサイズが変更すると推測する所定時期を再算出させるのである。さらに、CPU5は、ユーザーの要求情報に基づき、該当するオムツ情報を、上記再算出された所定時期に、通信制御部Tにおける通信RAM31に一時的に記憶し、通信CPU11の制御によって、送信部6から送信され、インターネット回線Nを介してユーザーの端末機器S2へ送信される。また、CPU5は、上記再算出された所定時期に、ユーザーおよびこのユーザーに関するオムツ情報を、販売者側に送信することも可能となっている。
これにより、ユーザーから要求情報を受信することにより、検索部4が検索した前記検索物品情報およびユーザーまたは販売者への発送情報の送信時期を変更することで、時間の経過に伴って変化するオムツ情報の上記発送時期に対応することが可能となり、ユーザーに対してタイムリーな時期にオムツ情報および発送情報を提供することが可能となるのである。
本実施形態では、物品検索サーバS1は、検索部4によって検索された該当するオムツ情報を、記憶部1における成長パターンテーブル1a3のうち、適用されるパターンに応じて選択される成長度合いテーブル1a2に基づいて算出される所定時期に、販売者側に送信しているが、これに限定されるものでなく、上記該当するオムツ情報を、上記算出された所定時期情報とともに、適宜のタイミングで販売者側に送信することも可能である。この場合、販売者側で、ユーザーにオムツを送付する、またはオムツ情報を送信するタイミングを管理し、物品検索サーバS1で算出された所定時期というタイミングに合わせてユーザーにオムツを送付する、またはオムツ情報を送信することも考えられる。
図5は、本実施形態におけるユーザーの端末機器S2の機能を示す機能ブロック図である。
端末機器S2は、ユーザーの入力操作が可能なボタンなどの操作部51と、この操作部51を用いた操作により、インターネット回線Nを介して、物品検索サーバS1が管理するホームページにアクセスし、その画面を表示するLCDなどの表示部52と、この表示部52に表示される入力画面に従って、ユーザーの初期情報データを入力した内容を一時的に記憶させるRAM53とを備え、RAM53に記憶された初期情報データを、通信制御部Mにおける通信RAM54に一時的に記憶し、通信CPU55の制御により、送信部56からインターネット回線Nを介して、物品検索サーバS1側へ送信する。通信制御部Mには、上記ホームページにおける情報データを含め、インターネット回線Nを介して様々な情報データを受信する受信部57を有する。
また、端末機器S2は、上述した各機能を制御するCPU58を有するほか、これら機能を制御するための様々な実行プログラムが記憶されたROM59を有する。
さらに、本実施形態における端末機器S2の一つとして携帯電話が用いられており、この場合は、電話機能部60が備えられる。電話機能部60の詳細については、これを省略する。また、端末機器S2には、スマートカードなどの外部記憶媒体を接続する外部記憶媒体接続用端子や、USB端子を接続するための接続端子を含む外部入力端子部61を有する。
図6は、本実施形態における販売者用サーバS3の機能を示す機能ブロック図である。
この販売者用サーバS3は、物品検索サーバS2から送信されるユーザー情報を、通信制御部Kにおける通信CPU71の制御により受信部72で受信し、これを通信RAM73に一時的に順次記憶し、所定量が記憶される毎にワークRAM80に記憶され、CPU74の制御によって、記憶部75のRAM75aにおけるユーザー情報テーブル75a1に上書きされる。なお、通信制御部Kは、ユーザーの端末機器S2に、オムツ情報を送信する送信部76を有する。RAM75aは、販売者の販売するオムツ情報を記憶するオムツ情報テーブル75a2を有する。また、記憶部75は、CPU74が各機能を制御するプログラムなどを記憶するROM75bを有する。
また、販売者用サーバS3には、例えば、新たなオムツ情報に関するデータを、RAM75aにおけるオムツ情報テーブル75a2に記憶させるために、管理者が入力操作を行う操作部77と、この入力操作やオムツ情報を含む多くの情報を表示する表示部78とを有する。なお、販売者用サーバS3は、時間の経過を計時する計時部79を有し、計時部79の計時情報に基づく所定時期に、ユーザーの端末機器S2に、所定のオムツ情報を送信する。
さらに、販売者用サーバS3では、オムツ情報テーブル75a2に記憶されたオムツ情報を、送信部76を介して、物品検索サーバS1に送信する。この場合、物品検索サーバS1では、RAM1aにおけるオムツ情報テーブル1a1に新規入力、または上書きさせることが可能となり、ユーザーは、常に新たなオムツ情報を取得できることになる。
本実施形態の販売者用サーバS3は、ユーザー情報を累積的に記憶するユーザー情報テーブル75a1を有しているが、このような形態に限定されるものでなく、ユーザー情報など個人情報については、別途、セキュリティが図られた専用サーバを設けて、この専用サーバにユーザー情報を記憶させることも可能である。
次に、本実施形態の物品検索システムを用いたフローについて、図7乃至図15を参照しつつ説明する。
図7は、本実施形態の物品検索システムを用いるユーザーのフローを簡単に説明する説明フロー図である。
この実施形態では、ユーザーは端末機器S2を用いて、物品検索サーバS1を管理する管理者のホームページにアクセスし、乳幼児(赤ちゃん)に関する情報を登録する(ST1)と、乳幼児が成長して、使用するオムツのサイズが変更になると思われる時期に、変更するサイズのサンプルが、販売業者から送付され(ST2)、これを受けてユーザーは端末機器S2を用いて、再度、上記ホームページにアクセスして必要なオムツを注文し(ST4)、その後、販売業者から注文されたオムツが送付される(ST5)というフローになっている。
図8および図9は、本実施形態の物品検索システムを用いるユーザーのフローを詳細に説明する説明フロー図である。
まず、ユーザーは、オムツの販売店や、販売されているオムツのパッケージ、あるいは雑誌を見たり、端末機器S2を用いてインターネット回線Nを介してサイトにアクセスしホームページを確認することで、オムツ情報を取得する(ST1a)。
次に、アクセスしたホームページから赤ちゃんに関する情報を含む初期情報を登録する(ST1b)。
図10は、ST1において、ユーザーが赤ちゃんに関する情報など初期情報を登録する際に表示部52に表示される受付入力画像52aを示している。ユーザーは、この受付入力画像52aに沿って、親の氏名、メールアドレス、住所、赤ちゃんの氏名、体重、生年月日、性別、オムツの希望メーカーを入力し、これをサイトの管理者に送信する。
図11は、ST1において、ユーザーが赤ちゃんのオムツを選択する際に表示部52に表示されるオムツ選択画面52bを示している。このオムツ選択画面52bでは、赤ちゃんの成長度合い、体重、該当するオムツ情報を、それぞれ対応関係付けられて(対応関係情報)表示されている。これにより、ユーザーは、赤ちゃんの現在の状況にあったオムツを選択する目安とすることができ、選択が容易となっている。
さらに、物品検索サーバS1を管理する管理者は、ユーザーから登録された初期情報から、例えば、赤ちゃんの生年月日から該当するサイズ、メーカーのオムツをサンプルとして、所定時期にユーザーに送付する(ST2)。オムツのサンプルは、生まれた時の体重から体重推移を想定して、オムツサイズが変わると思われる時期に送付することも可能である。送付されたオムツのサンプルとともに、端末機器S2からインターネット回線Nを介してアクセスし得るURLや二次元バーコードを記載した案内や、FAXオーダー用紙を送付することにより、その後のユーザーのアクセス手段の種類に広がりを持たせることが可能となる。 なお、このオムツのサンプルの送付の代わりに、ユーザーの端末機器S2にオムツのサンプル情報として送信することも可能である。
その後、ユーザーは、送付されたオムツのサンプルを使用して注文するか否かを判断し、使用することを決定した場合は、端末機器S2を用いて管理者にオムツの注文を送信する(ST3)。このオムツの注文は先述したように、様々な手段がとられる。
さらに、管理者側では、ユーザーからのオムツの注文を受け付け、販売者側へオムツの注文の連絡と、ユーザーへのオムツの発送を送信する。この場合、管理者が販売者を兼用している場合は、注文を受けたオムツのメーカーに、上記オムツの発送を送信する。
そして、販売者は、ユーザーから注文されたオムツをユーザーに送付し、ユーザーがこれを受け取るのである(ST4)。
本実施形態において、ユーザーが端末機器S2を用いて、上述したユーザー情報および所望するオムツ情報を入力して、物品検索サーバS1側へ送信する機能フローについて説明する。
物品検索サーバS1は、ネットワークを通じて、自身のホームページにおいて、オムツに関する情報を提供する。すなわち、物品検索サーバS1において、CPU5は、RAM1aにおけるオムツ情報テーブル1a1に記憶された各メーカーのオムツ情報を、成長度合いテーブル1a2に記憶された赤ちゃんの成長度合いと対応付け、通信ネットワークを介して、自身のホームページ上に表示させる。この表示内容は、先述した図11に示す通りである。
このホームページ上での表示は、物品検索サーバS1の送信部6を介して送信された上記オムツ情報を、専用サーバにおけるRAMに一時記憶させ、この専用サーバにおける表示制御部の制御により行われる。
そして、ユーザーが、端末機器S2を用いて、上記ホームページにアクセスすることにより、表示部52において、上述した赤ちゃんの成長度合いに応じたオムツ情報に関するオムツ選択画面52bなどの表示がなされる。表示部52においては、ユーザー及びユーザーの赤ちゃんに関する情報の入力を促す受付入力画像52aも表示される。ユーザーは、この受付入力画像52aに従い、操作部51を用いて、ユーザー及びユーザーの赤ちゃんの初期情報を入力操作することになる。
この初期情報としては、親氏名、メールアドレス、子供の体重、生年月日、性別、オムツの希望メーカーなどが入力される。ユーザーの操作部51を用いた入力操作によって、これら初期情報データは、RAM53に一時的に記憶される。そして、RAM53に記憶された初期情報データは、ユーザーが、受付入力画像52aに従って、操作部51を操作することによって、送信部56を介してインターネット回線Nへと送信される。初期情報データの送信部56からの送信は、通信制御部Mとしての通信用CPU55の制御によって行われる。
この初期情報データは、インターネット回線Nを介して、物件検索サーバSに送信される。
図12乃至図15は、本実施形態の物品検索サーバの検索機能を説明するためのフロー図である。
物件検索サーバSでは、ユーザーの端末機器S2から送信された情報データを、受信部3で受信される(ST11)。
受信部3で受信された情報データは、通信RAM31に一時的に記憶される(ST12)。情報データは、通信制御部としての通信用CPU11の制御により、受信部3を介して順次受信される。
この通信RAM31へ一時的に記憶された情報データは、所定量のデータが記憶される毎に、制御部5としてのCPUによって、ワークRAM10に記憶される(ST13)。
次いで、CPU5の制御により、記憶部1のROM1bに記憶されているプログラムに沿って、ワークRAM10に記憶された情報データに含まれるユーザー情報に対して、RAM1cに記憶されているユーザー情報を参照する(ST14)。
そして、CPU5の制御により、ワークRAM10に記憶された情報データに含まれるユーザー情報が、RAM1cに記憶されているいずれかのユーザー情報に含まれているか否かを判断する(ST15)。
ST15において、RAM1cには対応するユーザー情報が記憶されていないと判断されると、CPU5の制御により、ワークRAM10に記憶された情報データに含まれるユーザー情報を、RAM1cに新たに記憶する(ST16)。なお、ST15において、RAM1cには対応するユーザー情報が記憶されていると判断された場合については、後述する。
そして、CPU5の指示により、検索部4によって、ワークRAM10に記憶された情報データに含まれるユーザー情報が、RAM1aの複数の成長パターンテーブル1a3を参照し、いずれのパターンと対応するかを参照して対応するパターンを検索する(ST17)。
さらに、CPU5の制御により、RAM1cのユーザー情報から検索されたパターンに基づいて、複数の成長パターンテーブル1a2のうち対応する成長パターンテーブル1a2を検索する(ST18)。
ST18において、検索された成長パターンテーブル1a2の種類を、CPU5の制御により、RAM1cのユーザー情報に付加して記憶する(ST19)。
CPU5は、ワークRAM10に記憶された情報データに含まれるユーザー情報および希望するオムツ情報を、通信制御部Tにおける通信RAM31に一時的に記憶する制御を行い、通信CPU11の制御によって、送信部6を介して販売者サーバS3に送信する制御を行う(ST20)。
一方で、CPU5は、計時部2の計時情報によって、上記検索された成長パターンテーブル1a2に基づいて、使用するオムツのサイズを変更する所定時期となっているかを定期的に判断する制御を行う(ST21)。
次に、CPU5の制御による、時間の経過に伴う検索システムについて説明する。
図14は、本実施形態において、時間の経過に伴う検索フローを説明するためのフロー図である。
CPU5は、RAM1cに記憶されている複数のユーザー情報について、それぞれ、オムツのサイズが変更となる時期が、ユーザー情報に付加されているRAM1aの成長度合いテーブル1a2の種類から算出された所定時期に達しているかを判断する(ST31)。
そして、CPU5が上記所定時期に達していないと判断した場合は、再度、この判断を行うまで待機する。このCPU5は、ROM1bのプログラムに基づいて、この判断を定期的に行われるように制御する。
CPU5は、ST31において所定時期の達したと判断した場合、RAM1cのユーザー情報を参照して、先に、検索部4で検索されたオムツ情報を確認する(ST32)。
さらに、CPU5は、該当するユーザー情報とオムツ情報とを、一旦ワークRAM10に記憶させた後に、通信制御部Tにおける通信RAM31へ一時的に記憶させる。そして、通信CPU11の制御により、このユーザー情報に含まれるユーザーの端末機器へ、該当するオムツ情報およびオムツの発送情報を、送信部6を介して送信する(ST33)。
CPU5は、ST33において、ユーザーの端末機器へオムツ情報およびオムツの発送情報を送信した後、ユーザーからの返信を、予め設定された期間に亘って待機する。そして、CPU5は、設定された期間内において、上記送信したユーザーの端末機器S2から、情報データを受信したか否かを判断する(ST34)。
CPU5は、設定された期間内において、上記送信したユーザーの端末機器S2から、情報データを受信していないと判断した場合、該当するユーザー情報およびオムツ情報を販売者サーバS3へ送信する。
また、CPU5は、ユーザーの端末機器S2から情報データを受信していると判断した場合は、次のステップに移行される(ST34)。ユーザーの端末機器S2から受信部3を介して受信された情報データは、通信CPU11の制御により、通信RAM31に一時的に記憶された後、ワークRAM10に記憶される。
次のステップにおいては、ユーザーの端末機器S2から受信され、ワークRAM10に記憶された情報データに、発送に関する情報を要求する要求情報が含まれているか否かがCPU5の制御によって判断される(ST41)。
なお、図12において説明したST15で、ワークRAM10に記憶されたユーザー情報が、RAM1cに既にユーザー情報として記憶されていると判断された場合にも、上記ST41のステップへと移行する。
ST41において、CPU5は、ユーザーの端末機器S2から受信した情報データに、上記要求情報が含まれていると判断すると、この要求情報に含まれる発送情報に基づく所定時期に対して、RAM1cのユーザー情報に付加された成長度合いテーブル1a2に対応する所定時期を参照して、これらを比較する制御を行う(ST42)。
そして、CPU5は、これらの比較を行った結果に応じて、RAM1aの成長パターンテーブル1a3のうち、該当する成長パターンテーブル1a3を選択し、所定時期を再算出する制御を行う(ST43)。
CPU5は、再算出した所定時期を、RAM1cのユーザー情報に付加して上書きする(ST44)。なお、上書きする所定時期は、今回、ユーザーの端末機器S2および/または販売者サーバS3へオムツ情報を送信する所定時期および次回の所定時期を対象としているが、これに限定されるものでなく、次回以降の所定時期を複数記憶させてもよく、また、今回の所定時期はあえて記憶しないようにしてもよい。
次に、CPU5は、ワークRAM10に記憶されたユーザーからの要求情報に、オムツ情報の修正を要求する修正情報が含まれているか否かを判断する(ST45)。
なお、先述したST41において、CPU5がユーザーから受信した情報データに発送情報に関する要求情報が含まれていないと判断した場合も、ST45に移行される。
そして、CPU5は、ST45において、上記修正情報が含まれていると判断した場合、オムツ情報テーブル1a1を参照しつつ、RAM1cのユーザー情報に、修正情報に応じたオムツ情報を上書きする(ST46)。
さらに、CPU5は、RAM1cのユーザー情報に上書きされた上記ユーザーの要求情報に応じた今回の所定時期に、オムツ情報及びオムツの発送情報を、ワークRAM10に記憶され、通信制御部Tの通信RAM31に一時的に記憶させる。そして、通信CPU11の制御により、通信RAM31に一記憶されたオムツ情報及びオムツの発送情報を、送信部6から要求されたユーザーの端末機器S2に送信する(ST47)。
さらに、通信CPU11の制御により、通信RAM31に一記憶されたオムツ情報及びオムツの発送情報を、販売者サーバS3に送信する(ST48)。
ST48の後は、図15におけるフローに戻り、CPU5は、ST31において、計時部2の時間の経過に基づき、記憶部1におけるRAM1cにおけるユーザー情報を確認し、ユーザーの端末機器S2へ、オムツ情報およびオムツの発送情報を送信する所定時期であるか否かを確認することになる。
また、CPU5は、ST45において、上記修正情報が含まれていないと判断した場合、その他の情報について確認し処理することになる。上記その他の情報としては、例えば、ユーザー情報の登録解除や、オムツ情報の発送情報の必要有無などがあり、CPU5は、この情報データの内容に沿って処理を実行する(ST49)。
本実施形態において、上記ユーザーの要求情報としては、オムツの種類やサイズ、メーカの変更や、オムツ情報あるいはオムツのサンプルを送付する所定時期の変更などが含まれる。
本実施形態において、ユーザー情報を受信するタイミングは様々であり、例えば、赤ちゃんが生まれて間もなく、直ぐに、オムツのサンプルを入手したい場合、現在はオムツが必要ではないが、赤ちゃんが成長してサイズの異なるオムツが必要となる場合、赤ちゃんが成長してオムツが必要で無くなる時期が近づいている場合など、様々であるが、物品検索サーバS1では、様々なケースに合わせて、ユーザーの必要とするオムツを検索し、これを送付する所定時期、オムツまたはオムツの発送情報を送付する所定時期を算出して、ユーザーのニーズに合わせたタイミングで送付、あるいは販売者サーバへ送付することが可能となっている。
本実施形態では、CPU5がオムツ情報およびオムツの発送情報をユーザーの端末機器S2へ送付する際に、ユーザーが初期情報として希望登録したメーカーのオムツ情報のみを送信することとしたが、これに限定されるものでなく、サイズなどが同じである他のメーカーのオムツ情報や、異なる種類(パンツタイプ、テープタイプ)のオムツ情報も送信して、ユーザーに選択させることも可能である。この場合、例えば、図15のST46において、選択されたオムツ情報を、RAM1cのユーザー情報に上書きすればよい。
本実施形態では、ユーザーの端末機器S2からの要求情報に応じて、ユーザーの登録解除を受け付けることも可能であるとしたが、これに限定されるものでなく、赤ちゃんの成長度合いに合わせて自動的に登録を解除するように設定することも可能である。すなわち、ユーザーにより登録された初期情報の中にある赤ちゃんの生年月日から、オムツを使用しなくなるであろうと推測されるときまでの使用期間を予め設定しておき、CPU5が、計時部2による時間の経過を確認し、上記使用期間に達したと判断したときに、オムツ情報およびオムツの発送情報を送信を解除する解除情報を、ユーザーの端末機器S2へ自動的に送信することも可能である。このユーザーの端末機器S2への自動的な送信は、ワークRAM10に記憶され、通信RAM31に一時的に記憶された後に、通信CPU11の制御により送信部6を介して行われる。勿論、ユーザーの端末機器S2から、解除情報に対する解除不要情報を受信した場合は、RAM1cのユーザー情報を解除せずに、引き続きオムツ情報およびオムツの発送情報の送信を継続させることが可能である。
本実施形態では、記憶部1のRAM1aにおける成長パターンテーブル1a3が複数記憶されており、赤ちゃんの成長度合いに合わせて、該当するパターンが選択されているが、赤ちゃんの成長度合いは時代が変わるにつれて変化していくので、常に固定してしまうとユーザーの希望するオムツ情報をちょうど良いタイミングで送信しにくくなる。このため、成長パターンテーブル1a3を、外部入力端子部9を介して、外部から新たな成長パターンテーブル1a3を追加、あるいは上書きすることを可能としている。
また、物品検索サーバS1において、蓄積されるユーザー情報に基づいて、赤ちゃんの成長パターンを新たに算出し、これをパターン化して成長パターンテーブル1a3に追加して記憶させることも可能である。この場合、CPU5は、ROM1bのプログラムに沿って、各ユーザーにおいてユーザー情報の初期情報と、次回以降にサイズの異なるオムツ情報を送信した時期との関係を累積的にRAM1cのユーザー情報とは別の領域に記憶しておき、予め用意された成長パターンテーブル1a3とは異なるパターンの出現率が所定率を上回ったと判断した場合に、新たなパターンとして成長パターンテーブル1a3を追加で記憶させるのである。この新たなパターンは、上記異なるパターンの平均値とすることが可能である。
本実施形態では、物品として赤ちゃんのオムツを用いたが、本発明の物品検索システムにおける物品はこれに限定されるものでなく、時間の経過に応じて、用いる物品の形状や大きさ、種類が変化するような、例えば、老人が用いるオムツや、子供服、あるいはペットのエサなど、幅広く適用可能である。
この構成によれば、記憶部に記憶された複数種類の型、及び複数種類の大きさに応じた異なる物品情報と、時間の経過との対応関係情報を、ユーザーに端末機器を介して提供することが可能であるので、ユーザーはこの対応関係情報を見て所望の物品情報を選択できるので、非常に便利であり、また、ユーザーからの初期情報を端末機器を介して受信して、これを記憶部に記憶し、この初期情報に基づいて、検索部が検索機能を用いて、計時部で計時された時間の経過に基づく前記検索物品情報を検索し、これを販売者に送信することが可能となる。すなわち、ユーザーの初期情報から、時間の経過に伴い変化するユーザーの所望の物品情報である前記検索物品情報を簡単に検索することが可能であり、更に、前記検索物品情報を販売者へ送信することが可能な物品検索システムを提供できる。これにより、販売者に対して、ユーザーの所望の物品情報を、時間の経過に応じて容易に取得できるため、ユーザーに対して販売者を通じてタイムリーに必要な物品情報を提供することが可能となり、ユーザーにとっても初期情報を端末機器を介して入力することのみで、時間の経過に伴って変化する必要な物品情報などを入力する手間をかけることなく、この販売者を通じて、当該時間の経過に応じた必要な物品情報又は物品を取得することが可能となる。また、ユーザーから受信した要求情報に基づき、前記検索物品情報および発送情報を送信する所定時期を再算出するので、時間の経過によってユーザーが要求する所定時期を、よりユーザーのニーズに合わせることが可能となる。例えば、算出された所定時期が早過ぎた場合に、ユーザーの端末機器に前記検索物品情報および発送情報を送信した後に、ユーザーから要求情報を受信することで、当該所定時期を再算出することが可能となり、ユーザーに対して、その後、よりタイムリーな時期に前記検索物品情報および発送情報を提供することが可能となる。