JP2014115402A - 現像装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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秀樹 小杉
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慎之介 腰塚
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彰 藤森
Kentaro Nodera
健太郎 野寺
Teppei Kikuchi
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Abstract

【課題】コストの増加や騒音発生を抑えつつ、簡易な構成で現像装置内の現像剤の温度上昇を低減させて、現像剤の凝集物の生成を防止して「ホタル」や「白スジ」といった異常画像を低減する。
【解決手段】現像剤を収容する現像ケーシング23Aと、現像ケーシングにより支持された現像剤担持体231と、現像ケーシング内に回転自在に配置されて現像剤を搬送する少なくとも一つの現像剤搬送部材234と、を備えた現像装置であって、現像剤搬送部材は、回転する軸部234Aと、該軸部の周りに固定された羽根部234Bと、を備え、軸部と羽根部の少なくとも一方を樹脂よりも熱伝導率の高い金属材料にて構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は電子写真式画像形成装置の現像装置内の現像剤が、両面印刷を受けた記録媒体からの熱によって温度上昇する不具合を解消することができる現像装置、及び画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の電子写真方式の画像形成装置は、感光体の周囲に帯電装置、露光装置、現像装置、写装置、クリーナ装置等が順次配置され、各装置の協働により画像形成が実施される。
電子写真式の画像形成装置では、一様に帯電した感光体(トナー像担持体)上に露光装置から露光用の光を照射することにより静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置から供給されるトナーにより現像してトナー像とする。感光体の回転に伴って移動するトナー像は、転写位置に所定のタイミングで供給されてきた記録媒体上に転写される。トナー像を保持した記録媒体は、定着装置に搬送されて、加熱されながら加圧されることにより、トナー像の定着を受け、その後機外に排出される。
現像装置は、感光体と所定のギャップを隔てて対向する位置に現像ローラ(現像剤担持体)を備えており、現像ローラが担持したトナーを感光体上の静電潜像上に移行させることにより現像が行われる。
カラー画像形成装置においては、感光体と、感光体周囲の各装置が色ごとに配置され、感光体上から中間転写体に各色のトナー像を転写して重ねトナー像を形成してから、これを記録媒体に一度に転写した後で定着装置によってトナー像が定着される。
ところで、記録媒体両面を印刷する画像形成装置では、定着装置による加熱、加圧によって記録媒体の片面(表面)にトナー像を定着した後に、記録媒体を反転させて中間転写体上のトナー像を再度記録媒体裏面に転写する。この際に、記録媒体が定着装置によって温められているために中間転写体が温かくなり、中間転写体と接触している感光体、そして、感光体に接触している現像装置内の現像剤も温度上昇する。
現像装置内の現像剤の温度が高くなると、現像剤中のトナーが溶融し易くなる。トナーが溶融すると、現像装置内で現像剤が凝集する。この凝集物が現像ローラによって感光体上に運ばれると、「白く抜けるホタル画像」が形成される。また、現像ローラ上の現像剤量を規制するドクタ部材と現像ローラとの間に凝集物が挟まり、部分的に現像剤を現像ローラで搬送できなくなると「白く抜ける白スジ画像」のような異常画像が発生する。
特許文献1では、現像装置の現像剤の温度上昇を低減して「ホタル」や「白スジ」といった異常画像を低減するために、液冷手段を画像形成装置に設置している。液冷手段は、温度上昇部と接触させて配置した受熱部、冷却液の熱を放出する放熱手段、及び受熱部と放熱手段との間で冷却液を循環させるための流路形成部材を備えている。
また、冷却エアー量を増大させる、といった対応策を採った画像形成装置も知られている。
しかし、何れの従来技術にあっても、コストの増加、騒音の発生、構成の複雑化を招くという不具合を有している。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、液冷手段、大量の冷却エアーを供給する空冷手段といったコストの増加や騒音発生をもたらす対策を採らずに、簡易な構成で現像装置内の現像剤の温度上昇を低減させて、現像剤の凝集物の生成を防止して「ホタル」や「白スジ」といった異常画像を低減することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、現像剤を収容する現像ケーシングと、該現像ケーシングにより支持された現像剤担持体と、該現像ケーシング内に回転自在に配置されて現像剤を搬送する少なくとも一つの現像剤搬送部材と、を備えた現像装置であって、前記現像剤搬送部材は、回転する軸部と、該軸部の周りに固定された羽根部と、を備え、前記軸部と前記羽根部の少なくとも一方を樹脂よりも熱伝導率の高い金属材料にて構成したことを特徴とする。
本発明によれば、現像剤を攪拌搬送する現像剤搬送部材のうちの少なくとも一つの軸部、又は/及び、羽根部を、樹脂よりも熱伝導率の高い材質、例えば金属により構成した。このため、必要以上に昇温した現像剤の熱を搬送スクリューの軸部や羽根部に移動させて現像剤の温度を低減させることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成説明図である。 プロセスカートリッジの構成についての説明図である。 プロセスカートリッジに組み込まれた現像装置の構成説明図である。 現像装置に組み込まれた第2搬送スクリューの構成説明図である。 本発明の他の実施形態に係る現像装置の要部構成を示す断面図である。
以下、本発明の現像装置を備えた画像形成装置を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成説明図である。
本実施形態の画像形成装置1は、複写機及びプリンタとして機能する複合型の画像形成装置である。複写機として機能する場合には、スキャナから読み込まれた画像情報に対してA/D変換、MTF補正、階調処理等の種々の画像処理が施されて書込みデータに変換される。プリンタとして機能する場合には、コンピュータ等から送信されるページ記述言語やビットマップ等の形式の画像情報に対して画像処理が施されて書込みデータに変換される。
画像形成装置1は、書込み部2、画像形成部3、中間転写体30、給紙部61、定着部(定着装置)66等を有する。
書込み部2は、帯電工程によって一様に帯電された感光体ドラム21(像担持体)に、画像情報に基いた書込み光を照射して静電潜像を書き込むための装置である。
画像形成部3は、無端状ベルトから成り矢印方向へ搬送される中間転写体30の一つの搬送面に沿って一列に配設された4つのプロセスカートリッジ20を備える。4つのプロセスカートリッジ20は夫々イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナー像を形成するためのものである。
各プロセスカートリッジ20には、各色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)のトナー(トナー粒子)を現像装置23に供給する供給手段としての剤カートリッジが設置されている。プロセスカートリッジ20及び剤カートリッジは、装置本体1から着脱することができる。
各感光体ドラム21上に形成された各色のトナー像は、各一次転写ローラ24によって中間転写体30の表面に順次重ねて転写される。転写された重ねトナー像は、第2転写装置31の位置に向けて搬送される。
給紙部61は、用紙等の記録媒体Pを格納して、画像形成時には記録媒体Pを記録媒体搬送装置63を介して第2転写装置31の位置に向けて給送する。第2転写装置31では中間転写体30上に重ねトナー像を一括して記録媒体上に転写する。その後、重ねトナー像を担持した記録媒体は、定着部66に搬送される。
定着部66は、加熱ローラ及び加圧ローラを有し、記録媒体P上の重ねトナー像を圧力と熱とによって記録媒体Pに定着させる。
以上の構成を備えた画像形成装置における画像形成プロセスは次の通りである。
画像形成時には、書込み部2から各色のプロセスカートリッジ20を構成する感光体ドラム(像担持体)21に対して、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの画像情報に応じた露光光がそれぞれ照射される。すなわち、書込み部を構成する各光源から発せられた露光光(レーザ光)が図示しないポリゴンミラー、光学素子等を通過して、各感光体ドラム21上に照射される。これによって、各感光体ドラム21上に、露光光に応じたトナー像が形成される。そして、このトナー像が、一旦中間転写体30に転写されることになる。
給紙部61から給送された記録媒体Pは、レジストローラの位置で一旦タイミングを合わせて、第2転写装置31の位置に搬送され中間転写体30上に転写されたトナー像が記録媒体Pに転写される。
カラーのトナー像が転写された記録媒体Pは定着部66に達する。記録媒体P上のトナー像は、定着部において加熱ローラ及び加圧ローラに挟まれつつ加熱されることで記録媒体P上に定着される。一方、記録媒体Pが分離した後の中間転写体30表面は、その後にベルトクリーナの位置に達して、その表面に付着したトナー等の汚れがクリーニングされる。
両面印刷時には記録媒体Pが定着部66を通過した後に、反転搬送装置62により反転され、その後記録媒体搬送装置63に搬送されて、再度第2転写装置31に給紙されることで記録媒体Pの両面を印刷することが可能である。
次に、画像形成装置におけるプロセスカートリッジについて詳述する。
図2は、プロセスカートリッジ20の構成についての説明図である。
図2に示すように、プロセスカートリッジ20は、像担持体としての感光体ドラム21、帯電部22、現像装置23(現像部)、クリーニング部25が一体化されたものであって、キャリアの補給・排出を適宜におこなう現像方式であるプレミックス現像方式が採用されている。
像担持体としての感光体ドラム21は、負帯電の有機感光体であって、不図示の回転駆動機構によって反時計方向に回転駆動される。
帯電部22は、芯金上に、ウレタン樹脂、導電性粒子としてのカーボンブラック、硫化剤、発泡剤等を処方した中抵抗の発泡ウレタン層をローラ状に形成した弾性を有する帯電ローラである。
クリーニング部25は、感光体ドラム21に摺接するクリーニングブラシ(又は、クリーニングブレード)が設置されていて、感光体ドラム21上の未転写トナーを機械的に除去・回収する。
現像装置23は、現像剤担持体としての現像ローラ231が感光体ドラム21に近接するように配置されていて、双方の対向部分には感光体ドラム21と磁気ブラシとが接触する現像領域が形成される。現像装置23内には、トナーとキャリアとからなる現像剤(2成分現像剤)が収容されている。そして、現像装置23は、感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像してトナー像を形成する。
静電潜像が形成された感光体ドラム21表面が回転移動することにより現像装置23との対向位置に達すると、静電潜像が現像ローラ231上の磁気ブラシと接触して、磁気ブラシ中の負帯電されたトナーが付着されて可視化される。
更に詳しくは、上方の現像ローラ231の磁極による磁力で汲み上げられた現像剤は、ドクターブレード232によって適量化された後に、感光体ドラム21との対向部である現像領域に搬送される。現像領域において穂立ちされたキャリアが感光体ドラム21を摺擦する。このとき、キャリアに混合されているトナーは、キャリアとの摩擦によって負帯電されている。これに対して、キャリアは正帯電されている。不図示の電源部から現像ローラ231に対して、所定の現像バイアスが印加される。これによって、現像ローラ231と感光体ドラム21との間に電界が形成されて、負帯電されたトナーが電界によって感光体ドラム21上の画像部にのみ選択的に付着してトナー像を形成する。
その後、トナー像が形成された感光体ドラム21表面は、中間転写体30を間に挟んだ一次転写ローラ24との対向位置に達する。このとき、転写ローラ24に所定の電圧が印加されることにより、感光体ドラム上のトナー像が中間転写体30上に一次転写される。この動作が順次各プロセスカートリッジ毎に行われて重ねトナー像が中間転写体上に転写される。
一方、転写工程時に記録媒体上に転写されずに感光体ドラム21上に残留したトナー(未転写トナー)は、感光体ドラム21上に付着したままクリーニング部25との対向部に達する。そして、感光体ドラム21上の未転写トナーは、クリーニング部25で除去・回収される。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム21における一連の作像プロセスが終了する。
次に、図3は、プロセスカートリッジ20に組み込まれた現像装置23の構成説明図である。
以下、現像装置23の構成・動作について詳述する。
現像装置23は、現像ケーシング23A、現像剤担持体としての現像ローラ231、回転自在に軸支された現像剤搬送部材としての搬送スクリュー233、234、235(オーガスクリュー)、ドクターブレード232等で構成されている。また、現像装置23内には、現像剤を搬送して循環経路を形成する3つの現像剤搬送部B1〜B3(搬送経路)が形成されている。
現像ローラ231は、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂等の非磁性体を円筒形に形成してなるスリーブが不図示の回転駆動機構によって時計方向に回転されるように構成されている。現像ローラ231のスリーブ内には、スリーブの周面に現像剤の穂立ちを生じるように磁界を形成するマグネットが固設されている。マグネットから発せられる法線方向磁力線に沿うように、現像剤中のキャリアがスリーブ上にチェーン状に穂立ちする。このチェーン状に穂立ちしたキャリアに帯電したトナーが付着されて、磁気ブラシが形成される。磁気ブラシは、スリーブの回転によってスリーブと同方向(時計方向)に移送される。
ドクターブレード232は、現像領域の上流側に設置されていて、現像ローラ231上の現像剤を適量に規制する。
3つの搬送スクリュー(現像剤搬送部材)233〜235は、軸部と、軸部上に形成された螺旋状のスクリュー状の羽根部とから成り、現像装置23内に収容された現像剤を長手方向(図3の紙面直交方向)に搬送し、循環させながら撹拌・混合する。
第1搬送部材としての第1搬送スクリュー233は、第1現像剤搬送部B1であって現像ローラ231に対向する位置に配設されていて、現像剤をその軸方向手前側へ搬送するとともに、現像ローラ231上に現像剤を供給する。
第2搬送部材としての第2搬送スクリュー234は、第1現像剤搬送部B1よりも下方に位置する第2現像剤搬送部B2に設置されている。第2搬送スクリュー234は、第1搬送スクリュー233の下方であって現像ローラ231に対向する位置に配設されている。そして、現像ローラ231から離脱した現像剤、つまり現像工程後に剤離れ極によって現像ローラ231上から強制的に離脱された現像剤を軸方向手前側へ搬送し、第3搬送スクリュー235に受け渡す。
第3搬送部材としての第3搬送スクリュー235は、第3現像剤搬送部B3に設置されている。第3搬送スクリュー235は、第1搬送スクリュー233の下方位置に配設されている。そして、第3搬送スクリュー235は、第2搬送スクリュー234から受け渡された現像剤を軸方向奥側へ搬送し、第1搬送スクリュー233に現像剤を受け渡す。
なお、第1搬送スクリュー233による搬送経路(第1現像剤搬送部B1)と、第2搬送スクリュー234による搬送経路(第2現像剤搬送部B2)と、第3搬送スクリュー235による搬送経路(第3現像剤搬送部B3)とは、それぞれ壁部によって仕切られているが、現像剤が流通するように軸方向端部で連通している。
第2搬送スクリュー234の搬送方向下流側は、第3搬送スクリュー235と連通しており、第2搬送スクリュー234から第3搬送スクリュー235に現像剤を受け渡す。同様に、第3搬送スクリュー235の搬送方向下流側は第1搬送スクリュー233と連通しており、第3搬送スクリュー235から第1搬送スクリュー233に現像剤を受け渡す。さらに、第1搬送スクリュー233の搬送方向下流側では現像ローラ231への現像剤供給に対して余剰となった現像剤を第3搬送スクリュー235に受け渡すとともに、現像装置23内の現像剤量が過多となった場合には排出スクリューから現像剤を排出する。
なお、第3現像剤搬送部B3にはトナー濃度センサとしての磁気センサが設置されている。そして、磁気センサによって検知されるトナー濃度の情報に基いて、供給手段としての剤カートリッジから現像装置23内に向けて所定のトナー濃度の現像剤が供給される。
次に、図4は現像装置に組み込まれた第2搬送スクリューの構成説明図である。
第2搬送スクリュー234は、軸部234Aと、軸部の外周に固定された螺旋状の羽根部234Bとを有する。
第2搬送スクリュー234の軸部234Aは熱伝導性に優れた金属材料からなり、部分的に切り欠き部を設け、切欠き部で羽根部234Bと結合している。第2搬送スクリュー234の羽根部234Bは樹脂材料で構成され、軸部からの突出角度を所定に設置することで、回転駆動される際に第2搬送スクリュー234の長手方向に現像剤を搬送する。
なお、図4中に図示しない第3搬送スクリュー235の軸部235Aも熱伝導性に優れた金属材料からなり、部分的に切り欠き部を設け、切欠き部で羽根部235Bと結合している。第3搬送スクリュー235の羽根部235Bは樹脂材料で構成され、軸部からの突出角度を所定に設置することで、回転駆動される際に第3搬送スクリュー235の長手方向に現像剤を搬送する。
本実施形態に係る現像装置23の特徴的な構成は、軸部234Aと羽根部234Bとから成る第2搬送スクリュー234の少なくとも一部を樹脂よりも熱伝導率の高い金属材料にて構成した点にある。従って、軸部と羽根部の何れか一方、又は両者を金属材料とする場合が含まれる。
また、本発明の他の特徴は、軸部235Aと羽根部235Bとから成る第3搬送スクリュー235の少なくとも一部を、樹脂よりも熱伝導率の高い金属材料にて構成した点にある。従って、軸部と羽根部の何れか一方、又は両者を金属材料とする場合が含まれる。
また、軸部234A、235Aの少なくとも一部を樹脂よりも熱伝導率の高い金属材料にて構成してもよいし、羽根部234B、235Bの少なくとも一部を樹脂よりも熱伝導率の高い金属材料にて構成してもよい。
なお、第1搬送スクリュー233の軸部233Aは、樹脂材料から構成されている。必要に応じて、軸部233Aを金属材料にて構成してもよいし、羽根部233bを金属材料にて構成しても良い。
上述したように、両面印刷した場合には、一度定着装置によって温められた用紙が中間転写体30と接触するために中間転写体が温度上昇し、中間転写体と接触している感光体、及び感光体と接触している現像装置内の現像剤が必要以上に温度上昇する。
本発明の一つの実施形態では、第2搬送スクリュー234(第3搬送スクリュー235)の軸部234A(軸部235A)を金属材料にすることで、昇温した現像剤の余分な熱を軸部234Bの金属材料に熱伝導しやすくした。このため、上昇した現像剤の温度を低下させることができる。
現像ローラ231から離脱した現像剤、つまり現像工程後に剤離れ極によって現像ローラ231上から強制的に離脱された現像剤は軸方向手前側へ搬送され、第2搬送スクリュー234に受け渡される。
具体的には、両面印刷時に、定着装置により加熱された直後の記録媒体の熱が、中間転写体、感光体からのルートを経由して現像装置内の現像剤(特に、現像ローラ上の現像剤)の温度を昇温させる。この場合に、現像ローラ231から強制的に離脱された昇温した現像剤を回収して搬送する第2搬送スクリュー234の軸部234Aを金属材料にすることで、第2の搬送スクリューの搬送方向上流側から下流側に向けて搬送される現像剤の温度を効率よく低減することが可能となる。つまり、最も昇温し易い現像ローラ上のトナーが第2搬送スクリューによって搬送される過程で金属材料から成る軸部234Aと接することにより、熱を奪われて温度低下することとなる。
また、第3搬送スクリュー235についても軸部235Aを樹脂よりも熱伝導性の良好な金属材料とすることにより、第2搬送スクリュー234の場合と同様に、搬送方向上流側から下流側に向けて搬送される現像剤の温度を効率よく低減させることができる。
なお、第2搬送スクリュー234,及び第3搬送スクリュー235の各軸部234A、235Aは、その全体を金属材料により構成するのが理想的であるが、その一部が非金属材料であってもよい。要するに、少なくとも一部が金属材料から構成されていればよい。
第1搬送スクリュー233の軸部233Aを樹脂材料としているのは、軸部を金属材料にすると製造コストが高くなるからである。また、第2搬送スクリュー234及び第3搬送スクリュー235によって現像剤の温度がある程度まで低減しているため、第1搬送スクリュー233の軸部を金属材料にしても温度低減の効果が低いためである。
本実施形態の現像装置23と、第2搬送スクリュー234及び第3搬送スクリュー235の軸部が樹脂材料からなる現像装置とについて、両面印刷を行った場合における現像剤の温度上昇の違いを確認した。その結果、本実施形態の現像装置23の方が現像剤温度が約2deg低くなり、また「ホタル」や「白スジ」といった異常画像も未発生であった。
上記したように、搬送スクリューの軸部の材質を熱伝導率の高い材料に変更することで、両面印刷時における現像剤の温度上昇を低減できるため、液冷手段によるよりも低コストとなる。また、空冷手段を採用した場合に起きる問題である冷却エアーの出力による騒音も防止することができる。
更に好ましくは、第2搬送スクリュー及び第3搬送スクリューの羽根部分を樹脂材料から金属材料に変更することで、金属材料の表面積が増加するため、一層現像剤の温度上昇を低減することができる。
次に、図5は本発明の他の実施形態に係る現像装置の要部を示す断面図である。
同図に示すように現像ケーシング23A内であって、ドクターブレード232よりも第1搬送スクリュー233側位置には、冷却エアーを外部から流入させるダクト237が第1搬送スクリューの軸方向と並行に設けられている。ダクト237は一端が現像ケーシングの外部に連通している。ダクトの他端は、横方向に二股に分岐しており、一方の分岐端部は図5に示すように第2搬送スクリュー234の軸受部234aにて開口している。他方の分岐端部は、図示しない第3搬送スクリュー235の軸受部235aに向けて開口している。つまり、ダクト237の他端は、軸受部234aに対する送風と、軸受部235aに対する送風を共に可能とするように、送風経路が分岐して設定されている。また、各軸受部234a、233aを冷却した後のエアーは排出口237aから外部へ排出される。
冷却エアーは、画像形成装置の背面から正面方向にファンなどで送られており、この冷却エアーがダクト237内を通過するように構成されている。
すなわち、外部からの冷却エアーは画像形成装置の背面に設置されたファンから導入され、ダクト237内を前方へ向けて移動し、ダクトの他端に達したときに冷却エアーが分岐されて一方が第2搬送スクリュー234の軸受部234aへ、他方が第3搬送スクリュー235の軸受部に流れ、冷却を終了したエアーは画像形成装置本体外部に流れる。
第2搬送スクリュー234および第3搬送スクリュー235の軸受部には夫々の軸部234A、235Aの端部が露出しているため、第2搬送スクリュー234および第3搬送スクリュー235の軸部が冷却されることで、これと近接する現像剤を冷却することができる。
なお、図5中に破線で示したように軸受部234a(235a)を支持する部材の外側に軸受部と接触する板状の金属製の放熱部材240を配置することにより、冷却エアーと軸受部との接触面積を実質的に増大させることができる。即ち、金属板240は軸受部の機能を妨げることがないように軸受部と接触しており、第2搬送スクリュー(第3搬送スクリュー235)の軸受部234a(235a)からの熱を効率的に冷却エアーに放熱することができる。このため、冷却のためのファンの出力を抑えながら、各搬送スクリューの金属部分による現像剤の冷却効果を更に高めることができる。
また、この放熱部材240にフィン等の突出部を設けて放熱面積を増大させてもよい。
更に、図示した側の軸受部のみならず、他方の端部に配置された図示しない軸受部にダクトからの冷却エアーが供給されるように構成してもよい。
このように、搬送スクリューの軸部(及び/又は、羽根部)の材質を金属などの熱伝導製の高い材質にすると共に、冷却エアーの流れが軸受部に達するように変更することで、現像剤の温度上昇を低減できる。本構成によれば、液冷手段よりも低コストとなり、また冷却エアーの出力を抑えられるため騒音も防止することができる。特に、従来の冷却エアーによる冷却方式ではかなりの風量を供給しない限り現像剤の冷却が難しかったが、本発明では現像剤搬送部材の金属部分を冷却するための風量があれば十分であるため、モーターの出力を小さくして騒音を低減できる。
さらに好ましくは、第2搬送スクリューおよび第3搬送スクリューの羽根部分を樹脂部材から金属部材にすることで、金属部材の表面積を増加させることができ、なお一層、現像剤の温度上昇を低減することができる。
以上のように本発明によれば、現像剤を攪拌搬送する搬送スクリューのうちの少なくとも一つの軸部、又は/及び、羽根部を、樹脂よりも熱伝導率の高い材質、例えば金属により構成した。このため、必要以上に昇温した現像剤の熱を搬送スクリューの軸部や羽根部に移動させて現像剤の温度を低減させることができる。
具体的には、例えば両面印刷時に定着装置により加熱されて昇温した記録媒体により感光体が加熱されることにより現像剤の温度が上昇した場合に、現像剤と接してこれを攪拌、搬送する搬送スクリュー自体が現像剤の温度を低減する効果を発揮できる。
また、現像ケーシングにより設けられた搬送スクリューの軸受部(軸部と接触している)に冷却エアーを送風するように構成したので、軸部、軸受部からの放熱を促進して搬送スクリューを効率的に冷却し、現像剤の冷却効果を高めることができる。
1…画像形成装置、3…画像形成部、20…プロセスカートリッジ、21…感光体ドラム、22…帯電部、23…現像装置、23A…現像ケーシング、24…一次転写ローラ、25…クリーニング部、30…中間転写体、31…転写装置、61…給紙部、62…反転搬送装置、63…記録媒体搬送装置、66…定着部、231…現像ローラ(現像剤担持体)、232…ドクターブレード、233…搬送スクリュー、233A…軸部、234、235…現像剤搬送部材(搬送スクリュー)、234A、235A…軸部、234B、235B…羽根部、234a…軸受部、237…ダクト、237a…排出口、240…金属板(放熱部材)
特開2011−164573公報

Claims (5)

  1. 現像剤を収容する現像ケーシングと、該現像ケーシングにより支持された現像剤担持体と、該現像ケーシング内に回転自在に配置されて現像剤を搬送する少なくとも一つの現像剤搬送部材と、を備えた現像装置であって、
    前記現像剤搬送部材は、回転する軸部と、該軸部の周りに固定された羽根部と、を備え、
    前記軸部と前記羽根部の少なくとも一方を樹脂よりも熱伝導率の高い金属材料にて構成したことを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤搬送部材は、前記現像剤担持体に現像剤を供給する第1搬送部材と、前記現像剤担持体から現像剤を回収する第2搬送部材と、現像剤を攪拌する第3搬送部材とを含み、
    前記第2搬送部材と前記第3搬送部材の少なくとも一方の少なくとも一部が前記金属材料にて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記軸部の少なくとも一部、又は/及び、前記羽根部の少なくとも一部を前記金属材料にて構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記現像剤搬送部材の軸部を回転自在に軸支する軸受部を備え、
    前記軸受部に対して、前記現像ケーシングの外部からの冷却エアーを送風するためのダクトを備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の現像装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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