JP2014115112A - ナビゲーション装置及びナビゲーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員構成に応じた案内をユーザが受けることを可能にするとともに、ユーザの行動の幅を広げることを可能にする。
【解決手段】施設の利用客の利用人数及び性別に基づいた区分である利用客構成ごとの、当該施設の評価の指標となる値である構成別評価指標値を取得し、施設の案内を行う際に、当該施設の各利用客構成についての構成別評価指標値を示すグラフの表示を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、施設の案内を行うナビゲーション装置及びそのナビゲーション装置を含むナビゲーションシステムに関するものである。
従来、施設の情報を表示するなどして施設の案内を行う技術が知られている。例えば、特許文献1には、車両位置を検出することで求めた駐車場の利用履歴と、駐車場に関連する施設の施設情報とに基づいて、ユーザの利用する傾向にある施設種別を検出し、検出した施設種別を有する施設の施設情報を表示部に表示する技術が開示されている。
特開2012−68041号公報
しかしながら、施設の利用傾向は車両の乗員構成によって変化すると考えられる。例えば、女性1人で立ち寄りやすいが男性2人では立ち寄りにくかったり、男性1人で立ち寄りやすいが女性1人では立ち寄りにくかったり、乗員の人数や性別比によって、施設への立ち寄りやすさが異なると考えられるからである。
特許文献1に開示の技術では、車両単位で施設の利用傾向を検出しているため、車両の乗員構成を考慮した施設の利用傾向を検出できていない。よって、乗員構成に応じた案内をユーザが受けることができないという問題点を有していた。
また、特許文献1に開示の技術では、ユーザの利用する傾向にある種別の施設の案内を常に行うだけなので、意識的な制約を受けてユーザの行動の幅が広がらないという問題点を有していた。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、乗員構成に応じた案内をユーザが受けることを可能にするとともに、ユーザの行動の幅を広げることを可能にするナビゲーション装置及びナビゲーションシステムを提供することにある。
本発明のナビゲーション装置は、車両で用いるとともに、施設の案内を行う施設案内手段(25、S44)を備えるナビゲーション装置(1)であって、施設の利用客の利用人数及び性別に基づいた区分である利用客構成ごとの、当該施設の評価の指標となる値である構成別評価指標値を取得する構成別評価指標値取得手段(25、S42)を備え、施設案内手段は、施設の各利用客構成についての構成別評価指標値を示す情報の通知を行うことで施設の案内を行うことを特徴としている。
これによれば、施設の各利用客構成についての構成別評価指標値を示す情報の通知を行うことで施設の案内を行うので、ユーザが車両の乗員構成に合致した利用客構成についての構成別評価指標値を参考にすることができる。従って、ユーザが車両の乗員構成に応じた施設の案内を受けることが可能になる。
また、各利用客構成についての構成別評価指標値を示すので、人数及び性別に基づく区分が同じ構成の自グループ以外の施設の評価をユーザが参考にすることが可能になる。よって、自グループがそれまで利用する傾向になかったが、自グループの嗜好に合う可能性のより高い施設の案内を受けることが可能になる。そして、自グループがそれまで利用する傾向になかったが、自グループの嗜好に合う可能性のより高い施設の案内を受けて、ユーザが行動の幅を広げる可能性がある。
その結果、乗員構成に応じた案内をユーザが受けることが可能になるとともに、ユーザの行動の幅を広げることが可能になる。
本発明の他のナビゲーション装置は、車両で用いるとともに、施設の案内を行う施設案内手段(25、S25)を備えるナビゲーション装置(1)であって、施設の利用客の利用人数及び性別に基づいた区分である利用客構成ごとの、当該施設の評価の指標となる値である構成別評価指標値を取得する構成別評価指標値取得手段(25、S23)と、車両の乗員の人数及び性別を含む乗員構成を特定する乗員構成特定手段(25、S21)とを備え、施設案内手段は、構成別評価指標値取得手段で取得した構成別評価指標値のうち、乗員構成特定手段で特定した乗員構成に合致した利用客構成である合致利用客構成についての構成別評価指標値を少なくとももとにして、施設の案内を行うことを特徴としている。
これによれば、車両の乗員構成に合致した利用客構成(以下、合致利用客構成)についての構成別評価指標値をもとにして施設の案内を行うので、車両の乗員構成に応じた施設の案内を行うことが可能になる。
また、合致利用客構成についての構成別評価指標値をもとにして施設の案内を行うので、人数及び性別に基づく区分が同じ構成の自グループ以外の施設の評価をもとにした施設の案内を受けることが可能になる。よって、自グループがそれまで利用する傾向になかったが、自グループの嗜好に合う可能性のより高い施設の案内を受けることが可能になる。そして、自グループがそれまで利用する傾向になかったが、自グループの嗜好に合う可能性のより高い施設の案内を受けて、ユーザが行動の幅を広げる可能性がある。
その結果、乗員構成に応じた案内をユーザが受けることが可能になるとともに、ユーザの行動の幅を広げることが可能になる。
本発明のナビゲーションシステムは、前記のナビゲーション装置と、施設の利用客の利用人数及び性別に基づいた区分である利用客構成ごとの、施設の評価に関する情報である構成別評価関連情報を格納するセンタとを含み、ナビゲーション装置の前記構成別評価関連情報取得手段は、センタから、センタに格納されている構成別評価関連情報を取得することを特徴としている。
これによれば、前記のナビゲーション装置を含むので、乗員構成に応じた案内をユーザが受けることが可能になるとともに、ユーザの行動の幅を広げることが可能になる。
ナビゲーションシステム100の概略的な構成を示すブロック図である。 センタ3の概略的な構成を示すブロック図である。 実施形態1における制御装置25でのプローブ情報送信処理のフローの一例を示すフローチャートである。 実施形態1における制御装置25での施設案内関連処理のフローの一例を示すフローチャートである。 評価グラフの表示の一例を示す図である。 評価グラフの表示の一例を示す図である。 実施形態2における制御装置25での施設案内関連処理のフローの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明が適用されたナビゲーションシステム100の概略的な構成の一例を示すブロック図である。図1に示すナビゲーションシステム100は、ナビゲーション装置1及びセンタ3を含んでいる。
ナビゲーション装置1は、車両で用いられる。ナビゲーション装置1は、車載のものであってもよいし、車両に持ち込み可能な携帯端末であってもよい。以下では、ナビゲーション装置1が用いられる車両を自車両と呼ぶ。ナビゲーション装置1として携帯端末を用いる構成とする場合には、ナビゲーション装置1は、自車両の車載LAN等のシステムとBluetooth(登録商標)等の公知の無線通信やUSB接続等での有線通信といった通信により情報をやり取りする構成とすればよい。
ここで、ナビゲーション装置1の概略的な構成について説明を行う。図1に示すようにナビゲーション装置1は、位置検出器11、地図データベース(DB)16、外部メモリ17、表示装置18、音声出力装置19、操作スイッチ群20、リモートコントロール端末(以下リモコン)21、リモコンセンサ22、外部入力インターフェース(I/F)23、通信機24、及び制御装置25を備えている。
位置検出器11は、いずれも周知の地磁気センサ12、ジャイロスコープ13、走行距離を算出するための車速(距離)センサ14、及び衛星からの電波に基づいて自装置の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機15を有しており、自車両の現在位置(以下、車両位置)を逐次検出する。例えば、車両位置は、緯度・経度で表される座標であるものとする。
これらは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお、各センサの精度によっては位置検出器11を上述した内の一部で構成しても良い。
地図DB16は、道路地図のデータ、各種施設のPOI(Points Of Interest)データ等が記憶されている。道路地図のデータは、ノードデータ及びリンクデータからなる道路データ、地形等を示す背景データ、地名等を表示するための文字データなどからなる。POIデータは、POIに該当する施設の名称や住所、位置、属性を示すデータ等である。
リンクデータは、リンクを特定する固有番号(リンクID)、リンクの長さを示すリンク長、リンクの形状情報、セグメントの長さを示すセグメント長、リンクの始端および終端ノード座標(緯度・経度)、道路名称、道路種別、道路幅員、車線数、右折・左折専用車線の有無とその専用車線の数、および速度規制値等の各データから構成される。
一方、ノードデータは、地図上のノード毎に固有の番号を付したノードID、ノード座標、ノード名称、ノードに接続するリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、および交差点種類等の各データから構成される。
施設の位置のデータは、例えば緯度・経度で表される座標とする。また、施設の属性のデータは、施設の種別や性質を表すデータとする。施設の種別の一例としては、店舗については、飲食店、服屋、雑貨屋、花屋、美容関係の店等がある。また、飲食店のさらに細分化した種別としては、例えばファミリーレストラン、高級レストラン、カフェ、居酒屋、ファーストフード店等の店種別や扱う料理の種類ごとの料理別などがある。店舗以外の施設としては、ガソリンスタンドやコインパーキングや駅や映画館や美術館や医療施設等が挙げられる。他にもPOIのデータとして、施設が接するリンクIDの情報も含む構成とすることが好ましい。
地図DB16のデータは、後述の通信機24を通じてセンタ3から制御装置25がダウンロードするなどして取得する構成としてもよいし、予め格納している構成としてもよい。地図DB16としては、例えばCD−ROM、DVD−ROM、メモリカード、HDD等の記憶媒体を用いる構成としてもよい。
外部メモリ17は、書き込み可能なHDD等の大容量記憶装置である。外部メモリ17には大量のデータや電源をオフしても消去してはいけないデータを記憶したり、頻繁に使用するデータを地図DB16からコピーして利用したりする等の用途がある。なお、外部メモリ17は、比較的記憶容量の小さいリムーバブルなメモリであってもよい。
表示装置18は、例えばフルカラー表示が可能なものであり、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等を用いて構成することができる。また、音声出力装置19は、スピーカ等から構成され、制御装置25の指示に基づいて案内音声等を出力する。
操作スイッチ群20は、例えば表示装置18と一体になったタッチスイッチ若しくはメカニカルなスイッチ等が用いられ、スイッチ操作により制御装置25へ各種機能の操作指示を行う。リモコン21には複数の操作スイッチ(図示せず)が設けられ、スイッチ操作によりリモコンセンサ22を介して各種指令信号を制御装置25に入力することにより、操作スイッチ群20と同じ機能を制御装置25に対して実行させることが可能である。
外部入力I/F23は、自車両に搭載されたECUやセンサから、車両状態の情報や乗員の状態の情報を制御装置25が取得するためのインターフェースである。例えば、外部入力I/F23には、CAN(controller area network)などの通信プロトコルに準拠した車内LAN等を介して自車両に搭載されたECUやセンサから車両状態の情報が入力されてくるものとする。
車両状態の情報の一例としては、シフトポジションセンサの信号、パーキングブレーキスイッチのオンオフの信号、ドアカーテシスイッチのオンオフの信号、イグニッション電源のオンオフの信号、各座席の着座センサの信号等がある。また、乗員の状態の情報の一例としては、車室内の音声等を集音する集音マイクの信号、車室内の乗員を撮像するための車室内カメラの撮像データ等がある。
通信機24は、基地局やネットワークを介してセンタ3との間で通信を行う。通信機24は、例えば車両に搭載されるDCM(data communication module)等のテレマティクス通信に用いられる車載通信モジュールを通じてセンタ3との通信を行う構成とすればよい。他にも、通信機24は、センタ3との通信を、DSRC通信用モジュールを通じて行う構成としてもよいし、Bluetooth等で接続した携帯端末を通じて行う構成としてもよい。
制御装置25は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等よりなるマイクロコンピュータを主体として構成される。そして、制御装置25は、位置検出器11、地図DB16、外部メモリ17、操作スイッチ群20、リモコンセンサ22、外部入力I/F23、通信機24から入力された各種情報に基づき、経路探索処理や経路案内処理やプローブ情報送信処理や施設案内関連処理等の各種処理を実行する。
例えば、制御装置25は、操作スイッチ群20やリモコン21を介して目的地が設定されると、例えば現在の車両位置などの出発地から設定された目的地までの、距離優先、時間優先等の予め設定された条件を満たす推奨経路を公知の探索法を用いて探索する経路探索処理を行う。
また、制御装置25は、経路探索処理によって探索した推奨経路の走行を案内する経路案内処理を行う。例えば経路案内処理では、推奨経路及び自車両の車両位置を示した電子地図を表示装置18に逐次表示させるとともに、目的地までの案内音声を音声出力装置19から逐次出力させることで、推奨経路の走行を案内する。なお、制御装置25でのプローブ情報送信処理や施設案内関連処理については後に詳述する。
センタ3は、サーバ装置から構成されている。なお、センタ3は、1つのサーバ装置からなるものであってもよいし、複数のサーバ装置からなっているものであってもよい。ここで、図2を用いてセンタ3の概略的な構成について説明を行う。図2に示すように、センタ3は、通信部31、収集情報DB32、地図DB33、及び制御部34を備えている。
通信部31は、携帯電話網やインターネット等の通信網を介して通信機24から送信されてくる各種情報を受信し、制御部34に入力する。また、通信部31は、制御部34の指示に従い、通信網を介して通信機24に情報を送信する。
収集情報DB32には、ナビゲーション装置1から受信する後述のプローブ情報が、制御部34の指示に従って記憶される。地図DB33には、前述の地図DB16と同様に、道路地図のデータや各種施設のPOIデータが記憶されている。センタ3の地図DB33では、POIデータのうちの施設の属性のデータとして、施設の性質を表すデータが記憶されている。
施設の性質の一例としては、施設の利用客構成ごとの利用数や評価等が挙げられる。ここで言うところの利用客構成とは、利用客の利用人数及び性別に基づいた区分である。利用人数とは、利用客1グループの構成人数であって、例えば1人、2人などがある。利用客構成の一例としては、「男1人」、「女1人」、「男2人」、「その他」といった利用客構成がある。以降では、利用客構成は、「男1人」、「女1人」、「男2人」、「その他」の4種類であるものとして説明を続ける。
利用客構成ごとの利用数は、1グループの利用1回につき1回がカウントされるものであって、1グループの構成人数分だけカウントされるものではないものとする。利用客構成ごとの利用数は、期間を区切らない積算値である構成としてもよいし、一定期間内での積算値である構成としてもよい。また、利用客構成ごとの評価は、施設の評価が高いほど高い数値で表されるものとする。利用客構成ごとの利用数や評価が請求項の構成別評価指標値に相当する。以降では、利用客構成ごとの利用数や評価を構成別評価指標値と呼ぶ。構成別評価指標値としては、例えば利用数及び評価のいずれか一方が用いられる構成とすればよい。
構成別評価指標値は、地図DB33に記憶されたPOIデータの対象となっている全施設について設定されている構成としてもよいが、設定の労力の観点から、ガソリンスタンドや駅やコインパーキングや医療施設等の娯楽性が薄い施設を除く構成とすることが好ましい。
制御部34は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等よりなるマイクロコンピュータを主体として構成される。そして、制御部34は、通信部31、収集情報DB32、地図DB33から入力された各種情報に基づき、各種処理を実行する。
例えば、制御部34は、施設ごとの構成別評価指標値を決定して、地図DB33のPOIデータのうちの施設の性質のデータとして格納したり、施設の性質のデータを更新したりする。施設ごとの構成別評価指標値の決定を行う構成としては、一例として以下のような構成が挙げられる。
まず、施設の利用客を対象にしたアンケート等を実施することで、施設の利用客構成ごとの利用数や評価の統計をとって得られた施設ごとの構成別評価指標値を、オペレータが図示しない入力部から入力する。そして、入力部から入力された施設ごとの構成別評価指標値を、制御部34が施設ごとの構成別評価指標値として決定する構成とすればよい。
他にも、施設の駐車場に設けたカメラで撮像した駐車車両の撮像画像から画像認識によって乗員の人数及び性別を判定することで、施設の利用客構成ごとの利用数をカウントし、施設ごとの構成別評価指標値を決定する構成としてもよい。
施設の駐車場に設けたカメラで撮像した駐車車両の撮像画像の撮像データは、図示しない通信I/Fやネットワークを介して制御部34が取得する構成とすればよい。また、共通の駐車場を利用する複合施設等では、利用する可能性のある施設全てについて、利用客構成ごとの利用数をカウントする構成とすればよい。他にも、駐車開始と駐車後の発進との撮像データの撮像時刻をもとに駐車時間を算出し、この駐車時間の長さを利用客構成ごとの施設の評価とする構成としてもよい。
さらに、車両で用いられるナビゲーション装置1の通信機24から送信される車両の立ち寄り施設と乗員構成とを含むプローブ情報を受信し、このプローブ情報をもとに、施設ごとの構成別評価指標値を決定する構成としてもよい。制御部34では、乗員構成を立ち寄り施設の利用客構成として、プローブ情報を集計することで施設の利用客構成ごとの利用数をカウントし、施設ごとの構成別評価指標値を決定する。
ここで、図3のフローチャートを用いて、制御装置25でのプローブ情報送信処理についての説明を行う。図3のフローチャートは、例えば自車両のイグニッション電源がオンになるごとに開始されるものとする。
ステップS1では、自車両が駐車したことを検出した場合(ステップS1でYES)には、ステップS2に移る。一方、自車両が駐車したことを検出していない場合(ステップS1でNO)には、ステップS1に戻ってフローを繰り返す。
自車両が駐車したことは、イグニッション電源がオフになったこと、パーキングブレーキがオンになったこと、シフトポジションが駐車位置(P)になったこと、ドアが開放されたことなどから検出する構成とすればよい。
イグニッション電源がオフになったことは、イグニッション電源のオンオフの信号から、パーキングブレーキがオンになったことは、パーキングブレーキスイッチのオンオフの信号から検出する構成とすればよい。また、シフトポジションが駐車位置(P)になったことは、シフトポジションセンサの信号から、ドアが開放されたことは、ドアカーテシスイッチのオンオフの信号から検出する構成とすればよい。
ステップS2では、施設特定処理を行って、ステップS3に移る。施設特定処理では、自車両の駐車を検出した位置(以下、駐車検出位置)に該当する立ち寄り施設を、地図DB16に格納されている施設の位置のデータをもとに特定する。駐車検出位置は、位置検出器11から取得する構成とすればよい。また、駐車検出位置に該当する施設の特定の方法の一例として、施設の位置のデータが示す位置が、駐車検出位置に最も近い施設を特定する構成とすればよい。
ステップS3では、施設特定処理で特定した施設(以下、特定済施設)が、対象に該当する種別の施設(以下、該当施設)であるか否かを判定する。該当施設の種別は、制御装置25の不揮発性メモリに格納してあるものとする。制御装置25は、特定済施設の種別が、この予め格納してある該当施設の種別に一致するか否かによって、特定済施設が該当施設か否かを判定する。特定済施設の種別は、施設の種別のデータをもとに特定する構成とすればよい。また、予め格納してある該当施設の種別の一例としては、ガソリンスタンドや駅やコインパーキングや医療施設等の娯楽性が薄い施設の種別を除く種別とすればよい。
ステップS3では、特定済施設が該当店舗であると判定した場合(ステップS3でYES)には、ステップS4に移る。一方、特定済施設が該当店舗でないと判定した場合(ステップS3でNO)には、フローを終了する。
ステップS4では、乗員構成特定処理を行って、ステップS5に移る。乗員構成特定処理では、自車両の乗員構成を特定する。ここで言うところの乗員構成は、自車両の乗員の人数及びその性別である。乗員構成の一例としては、「男1人」、「女1人」、「男2人」、「女2人」、「男2人女2人」などの自車両の乗員定数を上限としたあらゆる組み合わせがある。
乗員構成の特定の方法の一例としては、操作スイッチ群20やリモコン21を介して、ユーザからの乗員構成の入力を制御装置25で受け付け、受け付けた乗員構成の入力をもとに、自車両の乗員構成を特定する構成とすればよい。よって、制御装置25が請求項の入力受け付け手段に相当する。例えば、ユーザから乗員構成が「男1人」であることを示す入力を操作スイッチ群20やリモコン21で受け付けた場合には、乗員構成は「男1人」であると制御装置25で特定する構成とすればよい。
また、乗員構成の特定の方法の一例としては、自車両に設けられたセンサの検出結果をもとに、自車両の乗員構成を制御装置25が推定することで特定する構成としてもよい。よって、制御装置25が請求項の推定手段に相当する。センサとしては、前述の着座センサ、集音マイク、車室内カメラの他に、外部入力I/F23に直接的若しくは間接的に接続されるあらゆるセンサを用いることができる。
例えば、各座席の着座センサの信号からは、乗員の人数を推定することができる。また、集音マイクの信号からは、音声の周波数などから個々の乗員を判別したり、性別を判別したりすることができるので、乗員の人数やその性別を推定することができる。他にも、車室内カメラの撮像データを画像認識することにより、乗員の人数やその性別を推定することができる。
また、乗員の同乗地点から、乗員の性別を推定することもできる。同乗地点については、例えば着座センサの信号をもとに、同乗者が存在しない状態から同乗者が存在する状態に切り替わった際の車両位置を同乗地点と推定すればよい。一例としては、同乗地点が男性の友人宅であればその同乗者を男性と推定し、女性の友人宅であればその同乗者を女性と推定すればよい。
男性の友人宅の位置や女性の友人宅の位置は、予め性別ごとに区別可能なように制御装置25の不揮発性メモリや外部メモリ17に格納しておく構成としてもよいし、住所録の名前や住所から、性別と友人宅の位置とを推定する構成としてもよい。住所録のデータは、制御装置25の不揮発性メモリや外部メモリ17に格納しておく構成としてもよいし、Bluetooth等で接続した携帯端末から取得する構成としてもよい。
他にも、位置検出器11の信号等を用いて特定した自車両の立ち寄り施設の構成別評価指標値をもとに、乗員の人数やその性別を推定する構成としてもよい。一例としては、構成別評価指標値のうち、「男1人」の利用客構成の構成別評価指標値が所定値以上の施設に連続して立ち寄ったり、立ち寄る頻度が高かったりした場合に、乗員構成を「男1人」と推定するなどすればよい。
ステップS5では、センタ送信処理を行って、フローを終了する。センタ送信処理では、施設特定処理で特定した自車両の立ち寄り施設と、乗員構成特定処理で特定した乗員構成とを含むプローブ情報を、通信機24を介してセンタ3に送信する。
続いて、図4のフローチャートを用いて、制御装置25での施設案内関連処理についての説明を行う。図4のフローチャートは、例えば自車両のイグニッション電源がオンになったときに開始される構成とすればよい。
まず、ステップS21では、前述のステップS4と同様にして乗員構成特定処理を行い、ステップS22に移る。このステップS21の処理が請求項の乗員構成特定手段に相当する。
ステップS22では、以降の処理を開始するためのトリガを検出した場合(ステップS22でYES)には、ステップS23に移る。一方、トリガを検出していない場合(ステップS22でNO)には、ステップS21に戻ってフローを繰り返す。
トリガの一例としては、目的地や経由地の設定のためのジャンル検索の開始、目的地や経由地の設定、経路探索処理の開始、経路案内処理の開始などがある。ここで言うところのジャンル検索とは、施設を種別で絞り込んで検索することを示す。なお、トリガを検出しない状態で自車両のイグニッション電源がオフになったときは、フローを終了する構成とすればよい。
ステップS23では、構成別評価指標値取得処理を行って、ステップS24に移る。構成別評価指標値取得処理では、通信機24を介してセンタ3から、構成別評価指標値を取得する。このステップS23の処理が請求項の構成別評価指標値取得手段に相当する。構成別評価指標値取得処理では、POIデータの対象となっている施設のうちの構成別評価指標値が存在する全施設についての構成別評価指標値を取得する構成としてもよいが、ナビゲーション装置1のメモリ容量や処理負荷の観点からは、一部の施設の構成別評価指標値を取得する構成とすることが好ましい。
例えば、推奨経路が探索されている場合には、この推奨経路のリンクに面する施設やこの推奨経路から所定範囲内の施設に限って、構成別評価指標値を取得する構成とすればよい。リンクに施設が面するとは、リンクの道路に施設の敷地が接する位置関係にあることであり、POIのデータのうちの施設が接するリンクIDの情報を利用して判別できるものとする。
他にも、目的地が設定されている場合に、出発地から目的地までのメッシュに含まれる施設に限って、構成別評価指標値を取得する構成としてもよい。メッシュとは、電子地図を縮尺に応じて一定面積ごとに区切った情報単位である。
構成別評価指標値を取得する施設の絞り込みは、ナビゲーション装置1の制御装置25側で行う構成としてもよい。また、構成別評価指標値を取得する施設の絞り込みは、出発地と目的地の情報、若しくは推奨経路の情報をナビゲーション装置1からセンタ3に送信することで、センタ3の制御部34側で行う構成としてもよい。
ステップS24では、案内対象抽出処理を行って、ステップS25に移る。案内対象抽出処理では、案内を行う施設を抽出する。一例としては、自車両の乗員構成と同じ利用客構成の構成別評価指標値が閾値以上の施設を抽出する。ここで言うところの閾値とは、評価が高いと言える程度の値であって、任意に設定可能な値である。
これによれば、評価が高い施設に限って案内を行うことで、案内する施設の数を抑えることができ、頻繁に案内を受けることによるユーザの煩わしさを低減したり、案内に要する処理負荷を低減したりすることが可能になる。また、評価が高い施設ほど、自車両の乗員構成のメンバーの嗜好に合う可能性が高いと考えられるので、以上の構成によれば、自車両の乗員構成のメンバーの嗜好に合う可能性のより高い施設を案内することも可能になる。
他の例としては、自車両の乗員構成と合致した利用客構成(以下、合致利用客構成)の構成別評価指標値が、当該利用客構成以外の利用客構成(以下、非合致利用客構成)の少なくとも1つの構成別評価指標値より所定値以上高い施設を抽出する構成としてもよい。ここで言うところの所定値とは、少なくとも誤差範囲程度の値よりも大きい値であって、任意に設定可能な値である。この所定値が請求項の第2の所定値に相当する。本実施形態の例では、乗員構成「男1人」は利用客構成「男1人」と合致し、乗員構成「女2人」や「男2人、女2人」は利用客構成「その他」と合致する。
この構成でも、案内する施設の数を抑えることができ、頻繁に案内を受けることによるユーザの煩わしさを低減したり、案内に要する処理負荷を低減したりすることが可能になる。また、合致利用客構成の構成別評価指標値が、非合致利用客構成よりも高い施設ほど、自車両の乗員構成のメンバー(以下、自グループ)の嗜好に合う可能性が高いと考えられるので、以上の構成によっても、自グループの嗜好に合う可能性のより高い施設を案内することが可能になる。
さらに他の例としては、合致利用客構成についての構成別評価指標値が、同一種別の施設の代表値より所定値以上高い施設を抽出する構成としてもよい。代表値は、同一の種別の施設について、利用客構成ごとに設定されているものとする。ここで言うところの所定値とは、少なくとも誤差範囲程度の値よりも大きい値であって、任意に設定可能な値である。この所定値が請求項の第1の所定値に相当する。また、ここでの種別としては、前述した施設の種別のうち、細分化の度合いがどの段階のものを用いる構成としてもよい。
また、代表値とは、前述した施設の種別ごとの各利用客構成についての構成別評価指標値の代表値であって、例えばセンタ3から通信機4を介して制御装置25が取得する構成とすればよい。よって、制御装置25が請求項の代表値取得手段に相当する。
代表値は、デフォルト値として予め設定されているものを用いる構成としてもよいし、同じ種別の利用客構成の構成別評価指標値について制御部34で統計処理を行うことで算出する構成としてもよい。この場合、代表値は、同じ種別の利用客構成の構成別評価指標値の中間値であってもよいし、平均値であってもよいし、最頻値としてもよい。
この構成でも、案内する施設の数を抑えることができ、頻繁に案内を受けることによるユーザの煩わしさを低減したり、案内に要する処理負荷を低減したりすることが可能になる。また、合致利用客構成についての構成別評価指標値が、同一種別の施設の代表値よりも高い施設ほど、自グループの嗜好に合う可能性が高いと考えられるので、以上の構成によっても、自グループの嗜好に合う可能性のより高い施設を案内することが可能になる。
なお、上述した条件のうちの1つでも満たす施設を抽出する構成としてもよいし、上述した条件を複数満たす施設を抽出する構成としてもよい。また、上述した条件の全てを条件として採用する構成としてもよいし、上述した条件の一部のみを条件として採用する構成としてもよい。
ステップS25では、施設案内処理を行って、ステップS26に移る。施設案内処理では、案内対象抽出処理で抽出した施設(以下、案内対象施設)の案内を行う。このステップS25の処理が請求項の施設案内手段に相当する。施設の案内を行う構成としては、一例として以下のような構成が挙げられる。
例えば、経路案内処理によって推奨経路の経路案内を行う場合に、案内対象施設を示す電子地図上のアイコンを、案内対象施設以外の施設と区別できる態様で表示させることが挙げられる。他にも、経路案内時において、自車両の進路前方の所定範囲内に案内対象施設が入った場合に、案内対象施設の位置や施設内容を知らせる案内を、表示装置18や音声出力装置19を用いて行うことが挙げられる。
さらに、案内対象施設を経由地とする推奨経路を探索や再探索して、その推奨経路の経路案内を行うことも挙げられる。他にも、目的地の再設定や経由地の設定時に施設のジャンル検索が行われた場合に、案内対象施設を検索結果として出力したり、案内対象施設の提示順の優先度を上げて検索結果を出力したりすることも挙げられる。
また、案内対象施設の案内を行う場合に、案内対象施設の利用客構成ごとの構成別評価指標値を示す情報の通知を行う構成としてもよい。例えば、案内対象施設の利用客構成ごとの構成別評価指標値を比較できる図表(以下、評価グラフ)の表示を、表示装置18に行う構成とすることが好ましい。一例としては、図5に示すように、案内対象施設の利用客構成ごとの構成別評価指標値を棒グラフにして並べた表示を行う構成とすればよい。
これによれば、評価グラフを見たユーザが、合致利用客構成と非合致利用客構成との構成別評価指標値を比較することができる。よって、合致利用客構成と非合致利用客構成との間での構成別評価指標値の傾向の差をユーザが実感することで、案内対象施設へのユーザの興味が湧き、それまで利用する傾向になかった施設にも立ち寄る可能性が高くなる。
また、評価グラフの表示を行う場合に、案内対象施設の利用客構成ごとの構成別評価指標値を、その案内対象施設と同一種別の施設の前述した代表値と比較できるように表示する構成とすることがより好ましい。一例としては、図6に示すように、案内対象施設の利用客構成ごとの構成別評価指標値(図6のA参照)と代表値(図6のB参照)とを棒グラフにして並べた表示を行う構成とすればよい。
これによれば、評価グラフを見たユーザが、案内対象施設の合致利用客構成の構成別評価指標値と代表値とを比較することができる。よって、案内対象施設とその案内対象施設と同一種別の施設全般との間での構成別評価指標値の傾向の差をユーザが実感することで、案内対象施設へのユーザの興味がさらに湧き、それまで利用する傾向になかった施設にも立ち寄る可能性がさらに高くなる。
なお、評価グラフの表示を行う場合に、電子地図に重畳表示する構成としてもよいし、画面分割して電子地図とは異なる表示エリアに表示する構成としてもよい。また、構成別評価指標値を棒グラフで示す構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、折れ線グラフや円グラフなど、他の形態のグラフで示す構成としてもよい。
また、評価グラフの表示を行う場合に、案内対象施設の各利用客構成のうち、合致利用客構成についての構成別評価指標値や代表値を示す表示のみを行う構成としてもよい。
ステップS26では、施設案内関連処理の終了タイミングであった場合(ステップS26でYES)には、フローを終了する。一方、施設案内関連処理の終了タイミングでなかった場合(ステップS26でNO)には、ステップS25に戻ってフローを繰り返す。施設案内関連処理の終了タイミングの一例としては、自車両が目的地に到達したときなどがある。
実施形態1の構成によれば、合致利用客構成についての構成別評価指標値をもとにして施設の案内を行うので、自車両の乗員構成に応じた施設の案内を行うことが可能になる。また、合致利用客構成についての構成別評価指標値をもとにして施設の案内を行うので、人数及び性別に基づく区分が同じ構成の自グループ以外の施設の評価をもとにした施設の案内を受けることが可能になる。よって、自グループがそれまで利用する傾向になかったが、自グループの嗜好に合う可能性のより高い施設の案内を受けることが可能になる。そして、自グループがそれまで利用する傾向になかったが、自グループの嗜好に合う可能性のより高い施設の案内を受けて、ユーザが行動の幅を広げる可能性がある。その結果、乗員構成に応じた案内をユーザが受けることが可能になるとともに、ユーザの行動の幅を広げることが可能になる。
(実施形態2)
本発明は前述の実施形態1に限定されるものではなく、次の実施形態2も本発明の技術的範囲に含まれる。以下では、この実施形態2について図7を用いて説明を行う。なお、説明の便宜上、前述の実施形態の説明に用いた図に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
実施形態2のナビゲーション装置1は、制御装置25での処理が異なる点を除けば、実施形態1のナビゲーション装置1と同様である。より詳しくは、実施形態2の制御装置25では、プローブ情報送信処理を行わないとともに、施設案内関連処理が一部異なっている。実施形態2の施設案内関連処理が実施形態1の施設案内関連処理と特に異なっている点は、前述の乗員構成特定処理を行わない点である。
ここで、図7のフローチャートを用いて、実施形態2における制御装置25での施設案内関連処理についての説明を行う。図7のフローチャートも、例えば自車両のイグニッション電源がオンになったときに開始される構成とすればよい。
まず、ステップS41では、以降の処理を開始するためのトリガを検出した場合(ステップS41でYES)には、ステップS42に移る。一方、トリガを検出していない場合(ステップS41でNO)には、ステップS41のフローを繰り返す。ここで言うところのトリガは、ステップS21の処理の説明で述べたものと同様である。
ステップS42では、ステップS23と同様に構成別評価指標値取得処理を行って、ステップS43に移る。よって、このステップS42の処理が請求項の構成別評価指標値取得手段に相当する。
ステップS43では、案内対象抽出処理を行って、ステップS44に移る。案内対象抽出処理では、案内を行う施設を抽出する。一例としては、各利用客構成のうちの少なくとも1つの利用客構成についての構成別評価指標値が、同一種別の施設の代表値より所定値以上高い施設を抽出する構成とすればよい。ここで言うところの所定値とは、少なくとも誤差範囲程度の値よりも大きい値であって、任意に設定可能な値である。この所定値が請求項の第1の所定値に相当する。また、代表値は、前述のステップS24の処理の説明で述べたものと同様である。
これによれば、案内する施設の数を抑えることができ、頻繁に案内を受けることによるユーザの煩わしさを低減したり、案内に要する処理負荷を低減したりすることが可能になる。
ステップS44では、施設案内処理を行って、ステップS45に移る。施設案内処理では、案内対象施設の利用客構成ごとの構成別評価指標値を示す情報の通知を行うことで、案内対象施設の案内を行う。このステップS44の処理が請求項の施設案内手段に相当する。施設の案内を行う構成としては、一例として以下のような構成が挙げられる。
例えば、経路案内時において、自車両の進路前方の所定範囲内に案内対象施設が入った場合に、案内対象施設の位置や施設内容を知らせる案内を行うとともに、その案内対象施設の前述した評価グラフを表示装置18に行うことが挙げられる。他にも、目的地の再設定や経由地の設定時に施設のジャンル検索が行われた場合に、案内対象施設を検索結果として出力するとともに、その案内対象施設の前述した評価グラフを表示装置18に行うことも挙げられる。
評価グラフの表示については、前述したように、案内対象施設の利用客構成ごとの構成別評価指標値を比較できるグラフの表示を行う構成(図5参照)とすればよい。これによれば、評価グラフを見たユーザが、合致利用客構成と非合致利用客構成との構成別評価指標値を比較することができる。よって、合致利用客構成と非合致利用客構成との間での構成別評価指標値の傾向の差をユーザが実感することで、案内対象施設へのユーザの興味が湧き、それまで利用する傾向になかった施設にも立ち寄る可能性が高くなる。
また、評価グラフの表示については、前述したように、案内対象施設の利用客構成ごとの構成別評価指標値を、その案内対象施設と同一種別の施設の前述した代表値と比較できるように表示する構成(図6参照)とすることが好ましい。これによれば、評価グラフを見たユーザが、案内対象施設の合致利用客構成の構成別評価指標値と代表値とを比較することができる。よって、案内対象施設とその案内対象施設と同一種別の施設全般との間での構成別評価指標値の傾向の差をユーザが実感することで、案内対象施設へのユーザの興味がさらに湧き、それまで利用する傾向になかった施設にも立ち寄る可能性がさらに高くなる。
なお、前述したように、評価グラフの表示を行う場合に、電子地図に重畳表示する構成としてもよいし、画面分割して電子地図では異なる表示エリアに表示する構成としてもよい。また、評価グラフにおいて、構成別評価指標値は、棒グラフや折れ線グラフや円グラフなど、様々な形態のグラフで示すことができる。
ステップS45では、施設案内関連処理の終了タイミングであった場合(ステップS45でYES)には、フローを終了する。一方、施設案内関連処理の終了タイミングでなかった場合(ステップS45でNO)には、ステップS44に戻ってフローを繰り返す。施設案内関連処理の終了タイミングは、ステップS26の処理の説明で述べたのと同様である。
実施形態2の構成によれば、案内対象施設の各利用客構成についての構成別評価指標値を示す評価グラフの表示を行うことで施設の案内を行うので、ユーザが自車両の乗員構成に合致した利用客構成についての構成別評価指標値を参考にすることができる。従って、ユーザが自車両の乗員構成に応じた施設の案内を受けることが可能になる。また、各利用客構成についての構成別評価指標値を示すので、人数及び性別に基づく区分が同じ構成の自グループ以外の施設の評価をユーザが参考にすることが可能になる。よって、自グループがそれまで利用する傾向になかったが、自グループの嗜好に合う可能性のより高い施設の案内を受けることが可能になる。そして、自グループがそれまで利用する傾向になかったが、自グループの嗜好に合う可能性のより高い施設の案内を受けて、ユーザが行動の幅を広げる可能性がある。その結果、乗員構成に応じた案内をユーザが受けることが可能になるとともに、ユーザの行動の幅を広げることが可能になる。
前述の実施形態1及び実施形態2では、前述の経路探索処理をナビゲーション装置1の制御装置25で行う構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、センタ3の制御部34で前述の経路探索処理を行う構成としてもよい。この場合には、センタ3の制御部34では、通信機24から受信した出発地及び目的地、地図DB33の情報を用いて、前述したのと同様の経路探索処理を行い、探索した推奨経路の情報を、通信部31を介して通信機24に送信する構成とすればよい。
推奨経路の情報は、推奨経路に含まれるリンク及びノードのIDであってもよいし、経路案内を行うための地図等の描画データも含むものであってもよい。探索した推奨経路の情報を、通信機24を介してセンタ3から取得した制御装置25では、この推奨経路の情報をもとに、前述の経路案内処理を行う構成とすればよい。
なお、実施形態2のナビゲーション装置1においては、制御装置25が、必要な道路地図データやPOIデータを地図DB16からでなくセンタ3から取得する構成としてもよい。この場合には、センタ3の制御部34は、道路地図データやPOIデータを地図DB33から読み出し、読み出した情報を、通信部31を介して通信機24に送信する。なお、制御装置25が、必要な道路地図データやPOIデータを地図DB16からでなくセンタ3から取得する構成とする場合には、地図DB16を省略する構成としてもよい。
また、前述の実施形態1及び実施形態2では、センタ3からナビゲーション装置1の制御装置25が、前述の構成別評価指標値や代表値を取得する構成を示したが、必ずしもこれに限らない。例えば、前述の構成別評価指標値や代表値を、制御装置25の不揮発性メモリや外部メモリ17に予め格納しておくことで、これらのメモリから制御装置25が読み出して取得する構成としてもよい。この場合には、センタ3を利用しない構成としてもよい。
さらに、案内対象施設の利用客構成ごとの構成別評価指標値を示す情報の通知を行う構成としては、前述したような評価グラフを表示する構成に限らない。例えば、案内対象施設の利用客構成ごとの構成別評価指標値を音声出力装置19から音声出力する構成としてもよい。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 ナビゲーション装置、3 センタ、25 制御装置、100 ナビゲーションシステム、S21 乗員構成特定手段、S23 構成別評価指標値取得手段、S25 施設案内手段、S42 構成別評価指標値取得手段、S44 施設案内手段

Claims (14)

  1. 車両で用いるとともに、
    施設の案内を行う施設案内手段(25、S44)を備えるナビゲーション装置(1)であって、
    施設の利用客の利用人数及び性別に基づいた区分である利用客構成ごとの、当該施設の評価の指標となる値である構成別評価指標値を取得する構成別評価指標値取得手段(25、S42)を備え、
    前記施設案内手段は、前記施設の各利用客構成についての前記構成別評価指標値を示す情報の通知を行うことで前記施設の案内を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 請求項1において、
    前記施設案内手段は、前記施設の各利用客構成についての前記構成別評価指標値を比較できる図表の表示を行うことで前記施設の案内を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記施設の予め設定された種別ごとの、各利用客構成についての前記構成別評価指標値の代表値を取得する代表値取得手段(25)を備え、
    同一種別の施設において、各利用客構成のうちの少なくとも1つの利用客構成についての前記構成別評価指標値が、前記代表値取得手段で取得した代表値より第1の所定値以上高い前記施設の案内を、この条件を満たさない前記施設の案内よりも優先度を高くして行うことを特徴とするナビゲーション装置。
  4. 請求項3において、
    前記施設案内手段は、前記施設の案内を行う場合に、当該施設の各利用客構成についての前記構成別評価指標値を比較できる図表の表示を行うものであって、当該施設の各利用客構成についての前記構成別評価指標値を、前記代表値取得手段で取得した代表値とも比較できるように当該図表の表示を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
  5. 車両で用いるとともに、
    施設の案内を行う施設案内手段(25、S25)を備えるナビゲーション装置(1)であって、
    施設の利用客の利用人数及び性別に基づいた区分である利用客構成ごとの、当該施設の評価の指標となる値である構成別評価指標値を取得する構成別評価指標値取得手段(25、S23)と、
    前記車両の乗員の人数及び性別を含む乗員構成を特定する乗員構成特定手段(25、S21)とを備え、
    前記施設案内手段は、前記構成別評価指標値取得手段で取得した構成別評価指標値のうち、前記乗員構成特定手段で特定した乗員構成に合致した利用客構成である合致利用客構成についての構成別評価指標値を少なくとももとにして、前記施設の案内を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
  6. 請求項5において、
    前記施設案内手段は、前記構成別評価指標値取得手段で取得する構成別評価指標値のうち、前記合致利用客構成についての構成別評価指標値が、閾値以上の前記施設の案内を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
  7. 請求項5又は6において、
    前記施設案内手段は、前記合致利用客構成についての構成別評価指標値が、前記乗員構成特定手段で特定した前記乗員構成に合致していない利用客構成である非合致利用客構成の少なくとも1つについての構成別評価指標値より第2の所定値以上高い前記施設の案内を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項において、
    前記施設案内手段は、前記施設の案内を行う場合に、当該施設の少なくとも前記合致利用客構成についての構成別評価指標値を示す情報の通知を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
  9. 請求項8において、
    前記施設案内手段は、前記施設の案内を行う場合に、当該施設の各利用客構成についての前記構成別評価指標値を比較できる図表の表示を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
  10. 請求項8又は9において、
    前記施設の予め設定された種別ごとの、各利用客構成についての前記構成別評価指標値の代表値を取得する代表値取得手段(25)を備え、
    同一種別の施設において、前記合致利用客構成についての前記構成別評価指標値が、前記代表値取得手段で取得した代表値より第1の所定値以上高い前記施設の案内を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
  11. 請求項10において、
    前記施設案内手段は、前記施設の案内を行う場合に、当該施設の各利用客構成についての前記構成別評価指標値を比較できる図表の表示を行うものであって、当該施設の各利用客構成についての前記構成別評価指標値を、前記代表値取得手段で取得した代表値とも比較できるように当該図表の表示を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
  12. 請求項5〜11のいずれか1項において、
    ユーザからの前記乗員構成の入力を受け付ける入力受け付け手段(25)を備え、
    前記乗員構成特定手段は、前記入力受け付け手段で受け付けた前記乗員構成の入力をもとに、前記車両の前記乗員構成を特定することを特徴とするナビゲーション装置。
  13. 請求項5〜11のいずれか1項において、
    前記車両に設けられたセンサの検出結果をもとに、前記車両の乗員構成を推定する推定手段(25)を備え、
    前記乗員構成特定手段は、前記推定手段での推定結果をもとに、前記車両の前記乗員構成を特定することを特徴とするナビゲーション装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載のナビゲーション装置(1)と、
    施設の利用客の利用人数及び性別に基づいた区分である利用客構成ごとの、当該施設の評価の指標となる値である構成別評価指標値を格納するセンタ(3)を含み、
    前記ナビゲーション装置の前記構成別評価指標値取得手段(25、S23)は、前記センタに格納されている前記構成別評価指標値を取得することを特徴とするナビゲーションシステム。
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