JP2014114127A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの重送を防止しつつこのシートの交差方向位置の整合も可能なシート給送装置を提供することを目的とする。
【解決手段】シート給送装置は、シート積載板13の積載面13a上にシートSを積載すると共に、この積載されたシートをシート給送部材21によって給送する。重送を防止するために、シート給送装置は、積載された状態のシートと摩擦面1fが接触するように配設された摩擦部材1を備えている。この摩擦部材1は、サイド規制部材14a,14bによって積載面13aに積載されたシートの交差方向位置を整合可能なように、摩擦面1fを交差方向に移動可能に支持している。
【選択図】図4

Description

本発明は、積載されたシートを給送するシート給送装置及び画像形成装置に関する。
一般に、プリンタなどの画像形成装置や、スキャナなどの画像読取装置では、積載されたシートを分離して一枚ずつ給送するシート給送装置を備えている。例えば、このようなシート給送装置の一例として、特許文献1には、積載部に積載されたシートの内、最上位のシートを給紙ローラによりピックアップして給送するシート給送装置が開示されている。
ところで、このようなシート給送装置において、積載されたシートの枚数が少ない場合に、シート間の摩擦力よりも、積載部の底板とシートとの間の摩擦力が小さくなってしまう虞がある。そして、この時、給紙ローラによって最上位のシートを給送しようとすると、シート間の摩擦力によってシートが束で送り出されてしまう虞がある。このため、上記特許文献1記載のシート給送装置は、積載部の給紙ローラと対向する位置に摩擦パッドを配設している。
この摩擦パッドは、摩擦係数がシート間の摩擦係数よりも大きな部材によって形成されると共に、シートに対して所定の付勢力によって付勢されており、これにより、シートと積載部との間に適切な摩擦力を生じさせている。
特開2006−176260号公報
積載部とシートとの間の摩擦力が上記摩擦パッドによって高まると、シート間の摩擦力よりも積載部とシートとの間の摩擦力が大きくなる。このため、最上位のシートが給送される際に隣接するシートに生じる摩擦力を積載部で受けることができ、シートが束で送り出されることを防止することができる。
しかしながら、積載部とシートとの間の摩擦力が高まると、積載部に積載されたシートは積載部の底板上において移動しづらくなる。そのため、例えば、シートの交差方向位置を整合するために、シートを給送方向と交差する方向に移動させて規制板に付き当てるなどの整合動作が行いにくくなるという問題があった。
そこで本発明は、シートの重送を防止しつつシートの交差方向位置の整合も可能なシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係るシート給送装置は、シートを給送する給送部材と、前記給送部材によって給送されるシートを積載する積載面を有するシート積載板と、前記シート積載板上のシートの給送方向と交差する交差方向位置を規制するサイド規制部材と、前記シート積載板の積載面よりも摩擦係数が大きく形成されかつ前記シート積載板に積載されるシートの下面が当接するように配設された摩擦面を有し、この摩擦面を前記給送方向に移動不能かつ前記交差方向に移動可能に支持する摩擦部材と、を備えた、ことを特徴とする。
本発明によると、摩擦部材の摩擦面を、シートの給送方向には移動不能にかつ、交差方向には移動可能に支持している。このため、摩擦面の摩擦係数がシート載置板の載置面よりも大きく設定されていたとしても、載置面上のシートを交差方向に向かって容易に移動させることができ、シートの重送を防止しつつその交差方向位置も容易に整合することができる。
本発明の実施の形態に係るプリンタを示す模式図。 本発明の実施の形態に係るシート給送装置の側断面図。 本発明の実施の形態に係るシート収納庫の平面図。 (a)図3のシート収納庫の斜視図、(b)図4(a)のシート収納庫に積載されたシートに作用する摩擦部材による回転抵抗力とサイド付勢部材による付勢力との関係を示す模式図。 シート収納装置に積載された2枚のシートに対する給送時に作用する力の関係を示す模式図。 本発明の実施の形態に係る摩擦部材の変形例を示す模式図。
以下、本発明の実施の形態に係るシート給送装置について、図面に沿って説明をする。なお、以下の説明において、シートの給送される方向を給送方向、この給送方向と交差する方向を交差方向という。また、交差方向の内、給送方向と直交する方向を特に幅方向ということとする。
<画像形成装置の概略構成>
図1に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置としてのプリンタ100は、プリンタ本体101と、このプリンタ本体の上方に設けられた画像読取装置120とを備えて構成されている。画像読取装置120はプラテンガラス(原稿載置台)132上に載置された原稿の画像を読み取る読取部130を備えていると共に、原稿トレイ141に積載された原稿Dを一枚ずつ分離して画像の読取り読取位置へ給送する自動原稿給送装置140を備えている。このため、原稿トレイ141に原稿Dを載置すると、自動原稿給送装置140によって一枚ずつ原稿Dを給送し、上記読取位置まで搬送された原稿を、読取部130の走査ユニット131によって自動的に読み取ることができるようになっている。
一方、プリンタ本体101は、画像形成部102、この画像形成部102に向かってシートを給送するシート給送装置103、給送されたシートを搬送するシート搬送部104などを備えて構成されている。具体的には、画像形成部102は、感光ドラム112の周りに現像器113、レーザスキャナーユニット111、転写帯電器118等を配置しており、上記画像読取装置120もしくは外部から入力された画像データに基づいて画像を形成するようになっている。
即ち、画像形成部102は、レーザスキャナーユニット111により、入力された画像データに応じたレーザ光を一様に帯電した感光ドラム112に対して照射し、この感光ドラム112上に静電潜像を形成する。そして、この静電潜像を現像器113によって現像することにより、感光ドラム上にトナー像を形成するようになっている。
また、シート給送装置103は、シートSを収納するシート収納庫11a〜11dを複数有していると共に、シート収納庫11a〜11dごとにシート給送機構20a〜20dを備えている。
不図示の制御部から給送信号が入力されると、シート給送装置103は、上記複数のシート収納庫11a〜11dのいずれかから、シート給送機構20a〜20dによってシートSを一枚ずつ分離して給送する。このシート収納庫11a〜11dから給送されたシートSは、上述したシート搬送部104によって搬送され、このシート搬送部104のレジストレーションローラ115により、感光ドラム上のトナー画像と同期して転写部119に送られる。
転写部119は、感光ドラム112と転写帯電器118とによって構成され、転写帯電器118に転写バイアスを印加することにより、感光ドラム112からこれら感光ドラム112と転写帯電器118と間のニップに送られたシートSにトナー画像を転写する。この画像形成部102の転写部においてトナー画像が転写されることにより、シート給送装置103から給送されてきたシートに、画像形成部102によってトナー画像が形成される。
そして、プリンタ100は、上記トナー画像が転写されたシートSを、定着部114によって加熱及び加圧することにより、未定着トナー画像をシートSに定着し、排出ローラ116により排出トレイ117へと排出されるように構成されている。
<シート給送装置の構成>
シート給送装置の構成について詳しく説明をする。なお、上述したシート収納庫、シート給送機構などの基本構成は、各シート収納庫11a〜11dとも同様であるため、以下の説明においてはシート収納庫11aについてのみ説明し、他のシート収納庫11b〜11dについては、その説明を省略する。
上述したようにシート給送装置103は、給送するシートSを積載するシート収納庫(シート収納装置)11aと、このシート収納庫11aから積載されたシートSを分離して給送するシート給送機構20aとを備えている。シート給送機構20aは、図2に示すように、シート収納庫11aの上方側に配設されており、ピックアップローラ21、フィードローラ22及びリタードローラ23を備えている。
上記ピックアップローラ21は、シート収納庫11aに積載されたシートSを給送する給送部材であり、最上位のシートS1と当接可能なようにシート収納庫11aの上方で、シートのシート給送方向の下流側端部と対向するように配設されている。また、ピックアップローラ21は、不図示の遥動アームにより上下動可能に支持されている。そして、シートSを給送する際には下降してシート収納庫11aに積載されたシートに所定の押圧力を作用させた状態で、最上位のシートS1を給送する。
フィードローラ22及びリタードローラ23は、ピックアップローラ21におけるシート給送方向の下流側にて互いに圧接したローラ対を形成しており、ピックアップローラ21から給送されてきたシートSを一枚ずつ分離して搬送するように構成されている。具体的には、フィードローラ22にシートの給送方向に駆動を入力しており、リタードローラ23にトルクリミッタを介してシートの給送方向と逆方向へ駆動を入力している。このため、ピックアップローラ21により複数枚のシートSが給送されてしまった場合にも、リタードローラ23によって最上位のシート以外のシートを分離し、この最上位のシート以外のシートをシート収納庫11a側に戻すことができるようになっている。
一方、シート収納庫11aは、カセット(シート収納庫本体)12と、このカセット12に対して回動自在に支持された中板(シート積載板)13とを備えている。中板13は、ピックアップローラ21によって給送されるシートSを積載する積載面13aを有しており、この積載面上のシートSの積載量に応じて不図示の駆動手段により昇降するように設けられている。
詳しくは、上記中板13は、駆動手段によって積載面13a上に積載されているシートが減少すると上昇され、この積載面上の最上位のシートS1がピックアップローラ21により給送可能な範囲内に位置するようになっている。即ち、この中板13は、回動して積載面13aに積載されたシートの高さ位置を調整可能に構成されている。
なお、シート収納庫11aは、不図示のスライドレールによりプリンタ本体101から引き出し可能に構成されているが、中板13は、このシート収納庫11aが引き出されると、上述の駆動手段と切り離されて最下部まで下降するように構成されている。
また、図3に示すように、シート収納庫11aは、中板上(シート積載板上)に積載されたシートの給送方向と交差する交差方向位置、より具体的には、給送方向と直交する幅方向位置を規制する一対のサイド規制板(サイド規制部材)14a、14bを有している。そして、これらサイド規制板14a、14bは、収納されるシートのサイズに応じて幅方向に移動して異なるサイズのシートを規制可能に構成されている。
詳細には、上記サイド規制板14a、14bは、シートの第1側面の位置を規制する第1サイド規制板(第1規制板)14aと、シートの第1側面とは反対側の第2側面の位置を規制する第2サイド規制板(第2規制板)14bとによって構成されている。加えて、この第2サイド規制板14bのシートと対向する側面には、ゴム、スポンジ、樹脂などの弾性体からなるシート付勢部材(付勢部材)15が設けられている。第1サイド規制板14aは、画像形成部での画像形成部102の感光ドラム上に形成されるトナー像とシートの幅方向の位置を合わせるための基準であり、第2サイド規制板14bのシート付勢部材15により、積載されているシートを基準側に合わせている。
このシート付勢部材15は、サイド規制板14a、14bと共にシートを基準位置に整合させるための整合部を構成しており、第2サイド規制板14bに弾性支持されかつ、第2サイド規制板14bのシートSとの当接面からシート方向に突出している。このため、中板13に積載されたシートSは、シート付勢部材15によって、第2サイド規制板側(第2規制板側)から第1サイド規制板側(第1規制板側)に向かって付勢される。そして、給送の基準となる第1サイド規制板14aと当接することによって、シートSと画像との幅方向の位置ずれを防止されている。なお、シート付勢部材15のシートへの付勢力は、中板13上のシートの積載枚数が少数の場合にシートが座屈しない範囲で、できるだけ大きくなるように設定されている。
このようにシート給送装置103は、シート収納庫11aの中板上に積載されたシートの幅方向位置をサイド規制板14a,14b及びシート付勢部材15によって整合し、積載されたシートをピックアップローラ21で最上位のシートS1から順番に給送する。また、ピックアップローラ21によって、最上位のシートS1を含む複数枚が重送された場合であっても、リタードローラ23によって最上位のシートS1と重なって重送されてきたシートは、シート収納庫側へと戻される。このため、シート給送装置103による重送を防止し、シートを一枚ずつ分離して画像形成部102に給送するようになっている。
ここで、このようなシート給送装置103にあっては、中板13に積載されたシートSの枚数が少ない場合、中板13の積載面13aと中板13にシートが積載された際にこの積載面13aと直接接触する最下位のシートS2との間の摩擦が小さい。そして、この最下位のシートS2に生じるシート収納庫11aとの間の摩擦力が、シート間の摩擦力よりも小さくなると、最上位のシートS1が給送される際に、中板13に積載された残りのシートを束の状態で給送してしまうことがある。
このように、シートを束の状態で給送してしまうと、リタードローラ23で完全に分離しきれず、重送が発生してしまう虞がある。そのため、シート給送装置103は、シート積載枚数が少数枚の場合の重送を防止するために、中板13と最下位のシートS2との間の摩擦を大きくする摩擦部材1をシート収納庫11aに設けている(図2参照)。
<摩擦部材の構成>
具体的には、図2及び図4(a)に示すように、上記摩擦部材1は、中板13のピックアップローラ21と対向する位置に設けられている。そして、中板13にシートが積載された際に最下位のシートS2(シート積載板に積載されるシートの下面)と当接するように配設された摩擦面1fを有している。この摩擦面1fは、中板13の積載面13aよりも摩擦係数が大きく形成されている。より詳しくは、シート給送時のピックアップローラ21と最上位のシートS1との間の摩擦係数をμ1、積載されたシート間の摩擦係数をμ2、最下位のシートS2と摩擦部材1の摩擦面1fと間の給送方向の摩擦係数をμ3と定義する。すると、上記摩擦面1fは、μ1>μ3>μ2の関係が成立するように材質及び形状が設定されている。
図4(a),(b)に基づいて、摩擦部材1の構成を更に詳しく説明すると、摩擦部材1は、表面に上述した摩擦面1fが形成された複数(本実施の形態では4つ)のローラ(回転体)31〜34が幅方向に並設されて構成されている。即ち、摩擦部材1は、交差方向に回転可能に構成された回転体によって構成されており、上記ローラ31〜34は、幅方向に回転可能に中板13に支持されている。これにより、ローラ31〜34は、摩擦面1fを幅方向、即ち、シート付勢部材15の付勢方向と同一方向に移動可能に支持している。
また、ローラ31〜34は、上記幅方向にのみ回転可能であるため、摩擦面1fは給送方向には移動不能である。即ち、摩擦部材としてのローラ31〜34は、摩擦面1fと摩擦面1fを給送方向に移動不能かつ交差方向(幅方向)に移動可能に支持する支持機構とによって構成されているともいえる。
ここで、上記ローラ31〜34は、中板13に積載されたシートが摩擦部材1としてのローラ31〜34から受ける幅方向への抵抗力をできるだけ少なくするように、転がり玉軸受け等によって中板13に支持されている。具体的には、図4(b)に示すように、中板13にシートが満載にされた状態のシート付勢部材15からシートSへの付勢力をF、摩擦部材1の回転抵抗力をFとすると、F>Fとなるように、ローラ31〜34は中板13に支持されている。
なお、一般的にはFは200g程度に設定されており、摩擦部材1の回転支持方法は200g以下の回転抵抗力であれば、ブッシュなどによる支持など、どのような支持方法でも同様の効果が得られる。
このように、摩擦部材1を幅方向に回転可能に支持された摩擦ローラ31〜34により構成したことによって、F<Fとなってしまうことを防止することができる。即ち、シート給送装置103は、中板に積載されたシートが受ける幅方向への抵抗力を小さくすることができ、例えシート積載枚数が多数であっても、摩擦部材1から受ける抵抗力よりもシートSがシート付勢部材15から受ける付勢力を大きくすることができる。
このため、中板13上にシート(束)Sがセットされると、図4(b)に示すように、摩擦部材1の回転抵抗力Fよりも大きなシート付勢部材15からの付勢力Fによって、シートSは、基準側の第1サイド規制板14a側に向かって移動させられる。そして、この第1サイド規制板14aにシートの側面が付き当てられることによって幅方向位置が整合され、シートの幅方向位置ずれを防止した状態でシート収納庫11a内にセットされる。
また、摩擦ローラ31〜34は、摩擦面1fを給送方向には移動不能に支持している。このため、例え、中板13上に積載されたシートSの枚数が少なくなったとしても、積載されたシートに働く給送方向への摩擦力F〜Fは図5に示すようになる。即ち、最上位のシートS1とピックアップローラ21との間に働く摩擦力Fが最も大きく、摩擦ローラ31〜34と最下位のシートS2との間に働く摩擦力F、シート間に働く摩擦力Fの順番に摩擦力が小さくなる。従って、最上位のシートS1は、ピックアップローラ21によって搬送されるとともに、F>Fであるため、最上位のシートに隣接したシートS2は、摩擦ローラ31〜34との間の摩擦力によって重送されることなく中板13上に保持される。
このように、シート給送時には、中板13に積載されたシートと摩擦部材1との間に発生する給送方向の摩擦力が、シート間の摩擦力よりも大きくなり、シート積載枚数が少数の場合に発生する重送を効果的に防止することができる。また、これにより、ピックアップローラ21によるラストシートのピック不良も防止される。
なお、上述した実施の形態においては、摩擦部材1を複数の摩擦ローラ31〜34で構成したが、1つの摩擦ローラによって構成してもよく、また、表面に摩擦面1fが形成された交差方向に回転可能なベルトによって構成されても良い。ベルトによって摩擦部材を構成する場合、このベルトは、交差方向に回転するプーリに巻回される。
更に、図6に示すように、摩擦部材1は、表面に摩擦面1fが形成された交差方向にスライド可能に構成されたスライド部材40によって構成されても良い。この場合、スライド部材40は、幅方向左右両側に設けられたスプリング41,42を介して中板13に支持されており、中板上のシートが無くなった場合には、常に中央位置に戻るようになっている。また、スプリング41,42の付勢力は、上記摩擦部材からの抵抗力Fに相当するため、この抵抗力Fがシート付勢部材15からシートSへの付勢力Fよりも小さくなるように上記スプリング41,42はバネ定数が設定されている。
更に、摩擦部材1は、必ずしも給送方向と直交する幅方向に対して摩擦面を移動可能に設けなくても良く、給送方向と交差する方向に摩擦面を移動可能に支持していれば良い。即ち、例えば、整合部材からの押圧力によって、シートを給送方向に対して斜めに移動させながらサイド規制板に当接させ、シートの幅方向位置を整合しても良い。
上述したように、交差方向に回転する回転体や、交差方向に移動可能なスライド部材によって摩擦部材を構成すると、簡単な構造で摩擦部材の摩擦面を交差方向に移動可能に支持することができる。また、これにより、積載されたシートを給送部材と当接させるために回動する中板13に対して、摩擦部材を容易に取り付けることができる。
更に、整合部材は、必ずしもシート付勢部材と中板に積載されたシートが当接する形で形成される必要はなく、例えば、シート付勢部材としてのスプリングによって第2サイド規制板14bを第1サイド規制板14a側へと押圧するような構成であっても良い。更に、整合部材部材は、必ずしもシート付勢部材を必要とせず、例えば、第2サイド規制板14bを手動で移動させるのみのようなものでも良い。また、サイド規制板は、一方のサイド規制板が固定で他方のサイド規制板が移動可能に構成されても、両方のサイド規制板が連動して移動するように構成されても良い。
更に、上述した摩擦部材は、自動原稿給送装置のシート給送装置に対して適用しても良く、例えば、図1の自動原稿給送装置140の場合、原稿トレイ141がシート積載板、ローラ142が給送部材に相当しており。そして、このローラ142に対向した位置に摩擦部材143が配設されている。この場合、摩擦部材143は、原稿トレイ上ではなく装置本体側に配設されており、即ち、摩擦部材143は、必ずしもシート積載板に取り付けられる必要はなく、シート積載板に積載された状態のシートと摩擦面が当接可能な位置であればどこに配置されても良い。
また、プリンタやスキャナに限らず、FAXなどのシート給送装置に本願発明に係る摩擦部材を設けても良いと共に、上述した実施の形態に記載された発明は、どのように組み合わされても良い。
1:摩擦部材、13:シート積載板(中板)、14a:サイド規制部材,第1規制板、14b:サイド規制部材,第2規制板、15:付勢部材(シート付勢部材)、21:給送部材(ピックアップローラ)、40:スライド部材、102、画像形成部、103:シート給送装置

Claims (8)

  1. シートを給送する給送部材と、
    前記給送部材によって給送されるシートを積載する積載面を有するシート積載板と、
    前記シート積載板上のシートの給送方向と交差する交差方向位置を規制するサイド規制部材と、
    前記シート積載板の積載面よりも摩擦係数が大きく形成されかつ前記シート積載板に積載されるシートの下面が当接するように配設された摩擦面を有し、この摩擦面を前記給送方向に移動不能かつ前記交差方向に移動可能に支持する摩擦部材と、を備えた、
    ことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記摩擦部材は、前記交差方向に回転可能に構成された回転体である、
    ことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記摩擦部材は、表面に前記摩擦面が形成された前記交差方向に回転可能なローラである、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のシート給送装置。
  4. 前記摩擦部材は、表面に前記摩擦面が形成された前記交差方向に回転可能なベルトである、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のシート給送装置。
  5. 前記摩擦部材は、表面に前記摩擦面が形成された前記交差方向にスライド可能に構成されたスライド部材である、
    ことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  6. 前記サイド規制部材は、前記シートの第1側面の位置を規制する第1規制板と、前記シートの第1側面とは反対側の第2側面の位置を規制する第2規制板とを有し、
    前記シートを前記第2規制板側から前記第1規制板側に向かって付勢する付勢部材を更に備えた、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載のシート給送装置。
  7. 前記シート積載板は、回動して前記積載面に積載されたシートの高さ位置を調整可能に構成され、
    前記摩擦部材は、前記シート積載板に取り付けられた、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載のシート給送装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置から給送されるシートに画像を形成する画像形成部と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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