JP2014113007A - 電力変換装置、リアクタ損の算出方法、リアクタの保護方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】演算負荷を大幅に増大させることなく簡易な方法にてリアクタ損を把握すること。
【解決手段】本発明の電力変換装置は、交流電源12と負荷36の間に配置され、リアクタ20が備えられた電力変換装置10であって、リアクタ20よりも負荷36側に設けられた平滑化部26と、平滑化部26の出力電圧を検出する電圧検出部30と、リアクタ20の電流を検出する電流検出部28と、少なくとも電圧検出部30と電流検出部28の検出信号を用いてリアクタ20の損失を算出する演算部34と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の電力変換装置は、交流電源12と負荷36の間に配置され、リアクタ20が備えられた電力変換装置10であって、リアクタ20よりも負荷36側に設けられた平滑化部26と、平滑化部26の出力電圧を検出する電圧検出部30と、リアクタ20の電流を検出する電流検出部28と、少なくとも電圧検出部30と電流検出部28の検出信号を用いてリアクタ20の損失を算出する演算部34と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、交流を直流に変換する電力変換装置、リアクタ損の算出方法、リアクタの保護方法に関する。
従来、交流電源を直流に変換して負荷に供給する電力変換装置として、例えば、交流電源からの電圧を全波整流する整流部と、PWM(Pulse Width Modulation)信号により開閉するスイッチング素子を有するチョッパー回路部と、を備えるものがある。
このような電力変換装置において、チョッパー回路部では、スイッチング素子の開閉を制御することで、リアクタを介して交流電源の短絡が制御され、電流波形が整形される。このような構成とすると、電力変換装置の力率が向上し、入力電流の高調波が低減される。また、リアクタにおいてエネルギーの充放電が行われ、出力電圧が制御される。
このような電力変換装置では、リアクタにおける損失は、電力変換装置の全損失の中でも大きな割合を占める。このようなリアクタにおける損失を把握する方法として、例えば、特許文献1には、「PWMスイッチングにより変化するリアクトル電流及びリアクトル両端電圧から所定周波電流成分と所定周波電圧成分を求め、該リアクトル電流と所定周波電流成分との交叉時点を求め、隣り合う奇数番目又は偶数番目の該交叉時点の間隔を損失算定期間とし、該損失算定期間に対応するリアクトル電流から算出された磁界の強さHとリアクトル両端電圧から算出された磁束密度BによるB−H曲線Γの面積αから、所定周波電流成分から算出した磁界の強さと所定周波電圧成分から算出した磁束密度で描かれたB−H曲線Γbの面積αbを差し引き、当該損失算定期間のリアクトル損失を求める」技術が開示されている。この特許文献1に開示された技術によれば、リアクタの両端の電圧及びリアクタの電流から所定の周波数成分を抽出して、磁気的な損失である鉄損を正確に算定することができるとの記載がある。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、演算が複雑であるため、演算装置における演算負荷が高いという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、演算負荷を大幅に増大させることのない簡易な方法にてリアクタ損(リアクタの全損失)を把握することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の交流電源と負荷の間に配置される、リアクタが備えられた電力変換装置は、前記リアクタよりも負荷側に設けられた平滑化部と、前記平滑化部の出力電圧を検出する電圧検出部と、前記リアクタの電流を検出する電流検出部と、少なくとも前記電圧検出部と前記電流検出部の検出信号を用いて前記リアクタの損失を算出する演算部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、検出素子などを新たに設けることなく、演算負荷を大幅に増大させることのない簡易な方法にてリアクタ損を把握することができる。さらには、リアクタ損を把握することで電力変換装置の動作を必要に応じて制限し、リアクタと電力変換装置を保護することができる。
以下に、本発明にかかる電力変換装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の一形態である本実施の形態の電力変換装置10の一構成例を示す図である。図1に示す電力変換装置10は、交流電源12と負荷36の間に配置され、昇圧を行う。図1に示す電力変換装置10は、整流回路部14と、チョッパー回路部18と、平滑化部26と、電流検出部28と、電圧検出部30と、短絡制御部32と、演算部34と、を備える。
図1は、本発明の一形態である本実施の形態の電力変換装置10の一構成例を示す図である。図1に示す電力変換装置10は、交流電源12と負荷36の間に配置され、昇圧を行う。図1に示す電力変換装置10は、整流回路部14と、チョッパー回路部18と、平滑化部26と、電流検出部28と、電圧検出部30と、短絡制御部32と、演算部34と、を備える。
交流電源12は、3相交流電源であり、リアクタ20を介して短絡部22において短絡されている。
整流回路部14は、交流電源12の出力を整流する。図1に示す構成において、整流回路部14では6個のダイオード素子16a〜16fがブリッジ接続されている。
チョッパー回路部18より負荷36側には、平滑化部26が配置されている。平滑化部26は平滑化コンデンサ40を有し、平滑化コンデンサ40によりチョッパー回路部18の出力(負荷36側の直流電圧)が平滑化される。
チョッパー回路部18は、リアクタ20と、短絡部22と、逆流防止素子24と、を備える。図1に示すチョッパー回路部18の構成では、リアクタ20は短絡部22よりも交流電源12側に配置され、逆流防止素子24は、平滑化部26から交流電源12側への電流の逆流を防止するように短絡部22よりも負荷36側に配置されている。
短絡部22は、平滑化部26よりも交流電源12側に配置され、交流電源12を短絡する。短絡部22は、スイッチング素子38を有し、スイッチング素子38により短絡部22の開閉が制御される。スイッチング素子38としては、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いることができる。
逆流防止素子24は、平滑化部26から交流電源12側への電流の逆流を防止する。逆流防止素子24としては、図1に例示するようにダイオード素子を用いればよい。逆流防止素子24に用いるダイオード素子としては、ファストリカバリダイオードを例示することができる。
電流検出部28は、リアクタ20に流れる電流を検出する。
電圧検出部30は、平滑化されたチョッパー回路部18の出力電圧(母線電圧)を検出し、出力する。
短絡制御部32は、スイッチング素子38を動作させる駆動信号を生成し、スイッチング素子38の開閉を制御し、短絡部22が開閉するか否かを制御する。短絡制御部32としては、例えばマイコン(マイクロコンピュータ)またはDSP(Digital Signal Processor)のような演算器を用いればよい。
図2は、短絡制御部32の一構成例を示す図である。短絡制御部32は、母線電圧制御部42と、駆動パルス生成部44と、を備える。母線電圧制御部42は、電圧検出部30の出力信号値(母線電圧値)と、短絡制御部32にて生成した母線電圧指令値から、スイッチング素子38のオンデューティーを演算する。
ここで、オンデューティーの演算は、例えば、電圧検出部30の出力信号値(母線電圧値)と母線電圧指令値の偏差を比例積分制御(PI制御)して行う。
なお、母線電圧制御部42の演算方法はこれに限定されるものではなく、比例積分微分制御(PID制御)を用いてもよい。
駆動パルス生成部44は、母線電圧制御部42にて演算したオンデューティーに基づいて、スイッチング素子38を動作させる駆動パルスを生成する。駆動パルス生成部44は、例えば、三角波や鋸歯波のようなキャリア信号とオンデューティーを比較して、キャリア信号よりオンデューティーが大きくなる区間でのみ、スイッチング素子38がオンするようにパルス信号を出力する。
次に、チョッパー回路部18の動作について説明する。チョッパー回路部18の入力電圧は、整流回路部14にて整流されて出力された電圧であり、これをVdsと表記する。チョッパー回路部18の出力電圧は、平滑化部26で平滑化される。平滑化部26で平滑化された電圧をVoと表記する。スイッチング素子38がオンするときには、逆流防止素子24は導通せず、リアクタ20の両端の電圧はVdsである。
スイッチング素子38がオフするときには、逆流防止素子24が導通し、リアクタ20の両端の電圧はVds−Voであり、オンするときとは逆向きに誘導される。
このとき、エネルギーの観点からは、スイッチング素子38のオン時にリアクタ20にエネルギーが蓄積され、該エネルギーが、スイッチング素子38のオフ時に負荷36へ移送されるということができる。
スイッチング素子38のオン時とオフ時において、リアクタ20を出入りするエネルギーが等しいとすると、VdsとVoは、オンデューティーDonを用いてVo=Vds/(1−Don)と表される。
従って、スイッチング素子38のオンデューティーDonを制御することで、Vdsを制御することができる。また、上記の式をオンデューティーDonについて解くと、Don=(Vo−Vds)/Voと表される。
従って、所望の母線電圧を得るためのオンデューティー理論値は、この式のV0に所望の母線電圧指令値を代入することで得られる。
図3は、チョッパー回路部18の動作時の電流波形を示す図である。図3(a)は、スイッチング素子38がオンしている時の電流波形を示す図であり、図3(b)は、スイッチング素子38がオフしている時の電流波形を示す図である。スイッチング素子38がオンしているときには、リアクタ20にはVdsが印加される。このとき、リアクタ20を交流電源12側から負荷36側に流れるリアクタ電流ILonは、時間とともに直線的に増加し、リアクタ20のインダクタンス値をLとすると、その傾きΔILonは、ΔILon=Vds/Lと表される。
また、スイッチング素子38がオフしているときには、リアクタ20にはVds−Voが、オン時とは逆向きに印加される。このときリアクタ20を交流電源12側から負荷36側に流れる電流ILoffは、直線的に減少し、その傾きΔILoffは、ΔILoff=(Vds−Vo)/Lと表される。
これらの式より、母線電圧指令値であるVo、整流電圧であるVds及びオンデューティーDonが、上記の式の関係を満たすとき、スイッチング素子38がオンする期間とオフする期間での電流の変化量が等しくなる。
また、オンデューティーDonが、上記の式の関係よりも大きい場合には、スイッチング素子38がオンする期間における電流の変化量が、オフする期間における電流の変化量よりも大きくなる。
図4は、スイッチング素子38がオンする期間における電流の変化量が、オフする期間における電流の変化量より大きくなる場合の電流波形を示す図である。図4に示すように、スイッチング素子38の開閉を繰り返すことによって、電流は次第に増加していく。
また、オンデューティーDonが、上記の式の関係よりも小さい場合には、スイッチング素子38がオンする期間における電流の変化量が、オフする期間における電流の変化量よりも小さくなる。
図5は、スイッチング素子38がオンする期間における電流の変化量が、オフする期間における電流の変化量より小さくなる場合の電流波形を示す図である。図5に示すように、スイッチング素子38の開閉を繰り返すことによって、電流は次第に減少していく。
従って、リアクタ20を交流電源12側から負荷36側に流れる電流の波形は、オンデューティーによって、制御することが可能である。
ここで、リアクタ電流の電流モードについて説明する。図6(a)〜(c)は、リアクタ電流の電流モードを説明する図である。
図6(a)に示すように、スイッチング素子38の1回のスイッチング(オンし、オフする)毎に、リアクタ電流がゼロとなる電流モードを不連続モードと呼ぶ。
一方、図6(c)に示すように、スイッチング素子38の1回のスイッチング(オンし、オフする)毎に、リアクタ電流がゼロとならない電流モードを連続モードと呼ぶ。連続モードでは、次にスイッチング素子38がオンする時に、前回のスイッチング素子38のオフ区間の電流の最終値を初期値とした挙動となる。
また、図6(b)に示すように、スイッチング素子38のオフ区間に電流がゼロとなったと同時に、次のスイッチング素子38のオン区間が始まる電流モードを、前記不連続モードと前記連続モードの境界という意味で、臨界モードと呼ぶ。
図1に示すように、交流電源12として3相交流電源を用いて、交流電圧を整流回路部14で整流する場合には、各相の入力電流は、電源電圧周期の180度中に120度の通電区間を有する。
また、この通電区間における電流は、その通電区間に、リアクタ20を交流電源12側から負荷36側に流れる電流と等しい。
したがって、上記説明したようにオンデューティーを制御して変化させると、リアクタ20に流れる電流の波形が変化し、このとき各相の入力電流の波形も変化する。このようにして、チョッパー回路部18によって、母線電圧を昇圧するのみならず、力率の向上と入力電流に含まれる高調波成分の低減も可能となる。
図7(a),(b)は、不連続モードにおける波形である。図7(a)は、不連続モードにおいてオンデューティーが大きい場合の波形を示し、図7(b)は、不連続モードにおいてオンデューティーが小さい場合の波形を示す。
図8(a),(b)は、連続モードにおける波形である。図8(a)は、連続モードにおいてオンデューティーが大きい場合の波形を示し、図8(b)は、連続モードにおいてオンデューティーが小さい場合の波形を示す。
ここで、演算部34において算出するリアクタ損について説明する。リアクタ損は、一般に、銅損と鉄損に大別される。銅損は、リアクタ20の巻線の抵抗成分によって発生する損失である。鉄損は、磁気的な損失であり、渦電流損とヒステリシス損に分けられる。時間変化する磁界中にあるリアクタ20のコア内には電磁誘導によって磁束の変化を打ち消すように、磁束と垂直な面に流れる渦状の誘導電流(渦電流)が発生する。このコア内に渦電流が流れることで発生する損失を渦電流損と呼ぶ。
また、コアの磁化は、磁界の強さで一意に決まらず、それまでに加えた磁界の履歴に影響される(ヒステリシス特性)。このコアの磁化のヒステリシス特性から生じる損失をヒステリシス損と呼ぶ。
銅損Pcは、巻線抵抗をR、巻線に流れる電流(リアクタ電流)をILとすると、Pc=R*IL 2で表される。
渦電流損Peは、コアの導電率χ、誘導電界をEとすると、Pe=χ*E2で表される。
ヒステリシス損Phは、交流磁界の周波数をf、ヒステリシスループの面積をωhとすると、Ph=f*ωhで表される。
これらの損失のうち、磁気的な損失である渦電流損Peとヒステリシス損Phは、実測が困難であり、従来はリアクタの損失(鉄損)を把握するのは困難であった。
なお、特許文献1に開示された技術によれば、磁気的な損失である鉄損を精度良く演算することができるが、演算が複雑であるため、演算装置における演算負荷が高い。
本発明では、銅損Pc、渦電流損Pe及びヒステリシス損Phの総和であるリアクタ損PLを簡易な方法にて把握する。
ここで、リアクタ20の前後における電力について説明する。図9は、リアクタ20の前後における電力を説明するための図である。リアクタ20の前段の電力(リアクタ20の入力電力)は、整流された電圧Vdsとリアクタ電流ILの積である。
また、リアクタ20の後段の電圧は、整流された電圧Vdsからリアクタ20の電圧VLだけ電圧降下するため、Vds−VLとなる。従って、リアクタ20の後段の電力(リアクタ20の出力電力)は、リアクタ20の後段における電圧Vds−VLとリアクタ電流ILの積である。リアクタ20の入力電力と出力電力の差が、リアクタ20における全損失であるため、リアクタ損PLは、PL=Vds*IL−(Vds−VL)*IL=VL*ILで表される。
従って、リアクタ20の両端の電圧VLとリアクタ電流ILの積によりリアクタ損PLを求めることができる。
図10(a)は、リアクタ20の電流の波形を示す図であり、図10(b)は、リアクタ20の両端の電圧の波形を示す図であり、図10(c)は、これらの積の波形を示す図である。
前述したように、リアクタ20の両端の電圧とリアクタ20の電流は、スイッチング素子38の状態によって異なる。スイッチング素子38がオンしている区間では、リアクタ20の両端の電圧がVdsであり、リアクタ20の電流の変化量はΔILon=Vds/Lである。スイッチング素子38がオフしている区間では、リアクタ20の両端の電圧がVds−Voであり、リアクタ20の電流の変化量はΔILoff=(Vds−Vo)/Lである。リアクタ20の両端の電圧とリアクタ20の電流の積は、その時刻におけるリアクタ損PLの瞬時値であり、単位時間あたりのリアクタ損PLは、リアクタ20の両端の電圧とリアクタ20の電流の積を単位時間中積算したものである。
ここで、本実施の形態においては、上記説明したように、短絡制御部32及び演算部34は、例えばマイコンによって構成されていればよい。短絡制御部32及び演算部34がマイコンによって構成されている場合、電流検出部28及び電圧検出部30にて検出した情報は、マイコンに離散的に取り込まれる。これらの情報が取り込まれる検出(サンプリング)タイミングは、例えば、上記説明したような三角波のキャリア信号の上下のピーク(山ピーク及び谷ピーク)に同期すると、スイッチング素子38の1回のスイッチング(1つのオン期間と1つのオフ期間の合計)あたりに1回または2回となる。
なお、ここで、スイッチング素子38の駆動パルス生成とは異なる周波数を持つタイマを用いてサンプリング周波数を上げ、リアクタ損の瞬時値を細かに算出すると、マイコンの演算負荷が増大し、マイコンの使用数の増加やマイコンのスペックの向上によってコストの増大を引き起こす問題がある。
そこで、本実施の形態では、スイッチング素子38の1つのオン期間と1つのオフ期間にそれぞれ1回ずつのサンプリングを行うことで、演算負荷を増大させずにリアクタ損を算出する方法について、図11(a)〜(c)を参照して説明する。
図11(a)〜(c)は、このような演算負荷を増大させずにリアクタ損を算出する方法を説明するための図である。図11(a)は、リアクタ20の電流の波形を示す図であり、図11(b)は、リアクタ20の両端の電圧の波形を示す図であり、図11(c)は、これらの積の波形を示す図である。
スイッチング素子38のオン区間の中心は、三角波のキャリア信号の谷ピークに同期し、スイッチング素子38のオフ区間の中心は、三角波のキャリア信号の山ピークに同期する(図32を参照)。ここで、図32は、三角波のキャリア信号と、オンデューティー値と、駆動信号と、リアクタ電流の関係を示す概略図である。図32(a)は三角波のキャリア信号及びオンデューティー値を示す図であり、図32(b)は駆動信号を示す図であり、図32(c)はリアクタ電流を示す図である。三角波キャリアとタイマ値(オンデューティー値)の比較により駆動信号が生成され、該駆動信号に基づいてスイッチング素子のオンオフを制御すると、スイッチング素子がオンしているときにはリアクタ電流は直線的に増加し、オフしているときにはリアクタ電流は直線的に減少するため、リアクタ電流も三角波状になる。そして、オン区間のリアクタ20の両端の電圧とリアクタ電流の積(面積Son)は、Son=(Vds*ILon)*(Don*Tsw)で表される。
また、オフ区間のリアクタ20の両端の電圧とリアクタ電流の積(面積Soff)は、Soff={(Vds−Vo)*ILoff}*{(1−Don)*Tsw}で表される。
ここで、ILonは三角波のキャリア信号の谷ピーク(オン区間の中心)におけるリアクタ電流であり、ILoffは三角波のキャリア信号の山ピーク(オフ区間の中心)におけるリアクタ電流であり、Tswはスイッチング周期である。SonとSoffの合計が、スイッチング素子38の1回のスイッチングあたりの損失である。
ここで、本実施の形態の例では、Vdsを直接検出していない。例えば、マイコンへ取り込む情報が、リアクタ電流と母線電圧というように複数ある場合には、マイコンへ取り込む際のアナログ−ディジタル変換(AD変換)に時間を要する。このため、サンプリングタイミングを三角波のキャリア信号の山ピーク及び谷ピークと設定しても、例えばリアクタ電流、母線電圧の順にAD変換を行うと、リアクタ電流と母線電圧のサンプリングタイミングは、厳密には数μs程度の時間差が生じることになる。この時間差を利用すれば、ある一点(例えば三角波のキャリア信号の山ピークまたは谷ピーク)を基点として同一の項目を複数回取り込むことで、その変化を検出することができる。例えば、三角波のキャリア信号の谷ピークを基点にリアクタ電流を複数回検出すれば、スイッチング素子38のオン区間の傾きΔILonを検出することができる。三角波のキャリア信号の山ピークでも同様に、オフ区間の傾きΔILoffを検出することができる。VdsもΔILon=Vds/Lにより求めることができる。
なお、リアクタには電流−インダクタンス値の直流重畳特性があり、一般にリアクタ電流が増大すると、インダクタンス値が減少する。直流重畳特性のよい(高い電流値までインダクタンス値減少が少ない)リアクタであれば、インダクタンス値Lを固定値として、上記方法でVdsを求めればよい。直流重畳特性の悪い(低い電流値でもインダクタンス値が減少する)リアクタであれば、例えば直流重畳特性をテーブルデータとして記憶させておき、Vdsを算出する際にはリアクタ電流に応じたインダクタンス値Lを用いてVdsを求める構成としてもよい。
ただし、上記の方法を用いず、Vdsを検出するための電圧検出部を別途設けて電圧を直接検出することで精度を上げてもよい。なお、Vdsは、交流電源12の電圧に応じて変化するが、スイッチング素子38のスイッチング周波数が電源周波数に対して十分に高ければ、一定値として扱うことができる。
また、スイッチング素子38の1スイッチング区間(1つのオン期間と1つのオフ期間の合計)におけるリアクタ電流のピーク値ILpeakを用いることで、オン区間中のリアクタ損瞬時値の最大値Vds*ILpeakや、オフ区間中のリアクタ損瞬時値の最大値(Vds-Vo)*ILpeakを求めることができる。このとき、ILpeakについては、ΔILonとDonとTswからスイッチング素子38のその1スイッチング区間における電流ピークを算出してもよいし、三角波のキャリア信号の谷ピークを基点にDon*Tsw/2だけ遅れたタイミングで検出してもよい。
また、不連続モードや臨界モードでは、スイッチング素子38がオンする瞬間の電流初期値はゼロであるため、上記と同様に三角波のキャリア信号の谷ピークでサンプリングするのみで、オン区間での傾きを算出することができる。
このように算出することのできるリアクタ20における損失は、電力変換装置の全損失の中でも大きな割合を占め、発熱も大きい。そのため、リアクタ20の放熱性を向上するためにヒートシンク等の放熱対策を施すことが必要であり、リアクタ20における損失はコストにも大きな影響を及ぼすものである。
本発明においては、上記のようにリアクタ損を算出し、予め設定した発熱量の閾値を超える場合には機器の動作(負荷)を停止する等して制限することで、リアクタ20における発熱を抑制することができる。このようにして、リアクタ20における放熱対策を従来よりも簡素化し、または不要なものとすることで、コスト低減を図ることができる。
なお、短絡制御部32は、図12に示すように、リアクタ電流を制御する構成を有していてもよい。図12は、リアクタ電流を制御する構成を有する短絡制御部32を示す図である。図12において、母線電圧制御部42は、母線電圧指令値Vo *と電圧検出部30の検出値Voの偏差より、リアクタ電流指令値を算出する。リアクタ電流制御部46は、電流指令値IL *と電流検出部28の検出値の偏差を算出し、オンデューティーを得る。ここで、電流指令値IL *は、短絡制御部32にて生成される。オンデューティーの算出には、比例積分制御(PI制御)等を行う。これにより、リアクタ電流の制御を行うことができ、力率の向上や入力電流の高調波低減等の効果を高めることができる。このような構成においても、リアクタ損の算出が可能であり、同様の効果が得られる。
なお、本実施の形態では、短絡部の開閉が、電圧検出部の検出信号のみを用いて制御される場合と、電圧検出部の検出信号と電流検出部の検出信号の双方を用いて制御される場合について説明したが、短絡部の開閉が、電流検出部の検出信号のみを用いて制御されていてもよい。
実施の形態2.
本発明の電力変換装置は、実施の形態1にて説明したものに限定されない。図13〜31は、本実施の形態の電力変換装置の構成例を示す図である。
本発明の電力変換装置は、実施の形態1にて説明したものに限定されない。図13〜31は、本実施の形態の電力変換装置の構成例を示す図である。
なお、本実施の形態において、実施の形態の図1と同様の構成であるものには同じ符号を付し、また、当該構成が複数設けられている場合には、符号に小文字のアルファベットを付すものとする。また、以下の説明において、図示していない部分は、図1と同様の構成とする。
図13は、交流電源12を単相交流電源とした電力変換装置を示す。図13に示すように、単相交流電源に対して本発明を適用することもできる。
図14は、交流電源12を単相交流電源とし、チョッパー回路部18a,18bをデュアル接続した電力変換装置を示す図である。図14に示すように、交流電源12を単相交流電源とし、2つのチョッパー回路部をデュアル接続とした電力変換装置にも本発明を適用することができる。
図15は、図14の構成に対して、交流電源12を三相交流電源とした電力変換装置を示す図である。図15に示すように、交流電源12を三相交流電源とし、2つのチョッパー回路部をデュアル接続とした電力変換装置にも本発明を適用することができる。
図16は、交流電源12を単相交流電源とし、リアクタ20を介して交流電源12を短絡する短絡部22と、直列に接続された2つの平滑化コンデンサ40a,40bにより構成された平滑化部26と、を備える電力変換装置を示す図である。なお、図16には、短絡用スイッチとして、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を一つ用いる場合における一般的な構成を示している。
図16の短絡部22は、4つのダイオード素子をブリッジ接続した短絡用の整流回路部と、短絡用スイッチと、を備える。図16のように交流電源を短絡する場合には、位相によって短絡部22に流れる電流の向きが異なる。
また、図16に示す平滑化部26は、2つの平滑化コンデンサ40a,40bにより構成されており、リアクタ20が接続されている端子のほうが高電位である場合、短絡用スイッチがオフしていると、平滑化コンデンサ40aのコンデンサが充電される。リアクタ20が接続されている端子のほうが低電位である場合、平滑化コンデンサ40bが充電され、負荷36に印加される電圧は全波整流のときの2倍となる。そして、短絡部22に設けられた短絡用スイッチがオンすると、短絡部22に電流が流れる。
図17は、図16の構成に対して、スイッチ48が設けられている電力変換装置を示す図である。図16の整流回路部14におけるダイオード素子が直列接続された部分と、2つの平滑化コンデンサ40a,40bが接続された部分が、スイッチ48を介して接続されている。図17に示す構成とすることで、全波整流と倍電圧整流の切り替えを行うことができる。
図18は、短絡部22が2つの双方向スイッチにより構成され、短絡部22の2つの双方向スイッチの間に共振コンデンサ50が設けられている電力変換装置を示す図である。図18に示す構成とすることで、共振コンデンサ50とリアクタ20の共振を利用して電力供給を行うことができる。
図19は、図18と同様に共振コンデンサ50を有し、平滑化部26が、図16等と同様に、直列に接続された2つの平滑化コンデンサ40a,40bにより構成されている電力変換装置を示す図である。図19に示す構成とすることで、図18と同様に、共振コンデンサ50とリアクタ20の共振を利用して電力供給を行うことができる。なお、図19に示す構成では、平滑化部26からの逆流を防止するための逆流防止素子24a,24bが設けられている。
図20は、単相交流電源の双方の端子にそれぞれリアクタ20a,20bが接続されている電力変換装置を示す図である。図20に示す構成では、リアクタ20a,20bとダイオード素子16a,16bとの間には、それぞれ短絡部22a,22bが接続され、短絡部22a,22bには、それぞれ並列に還流ダイオード52a,52bが接続されている。図20に示す構成とすることで、交流電源12のそれぞれの端子のうち、電位の高い位相となったほうの短絡部を短絡させることができる。
図21は、図16等と同様に、直列に接続された平滑化コンデンサ40a,40bにより平滑化部26が構成され、ダイオード素子16aとダイオード素子16cの間には短絡部22aが接続され、ダイオード素子16bとダイオード素子16dの間には短絡部22bが接続されている電力変換装置を示す図である。短絡部22a,22bは双方向スイッチであり、例えば、他の図と同様に整流回路とスイッチにより構成してもよいし、複数のスイッチにより構成してもよい。
図22は、短絡部22をダイオードブリッジと2つのスイッチで構成した電力変換装置を示す図である。
図23は、図13に示す構成に対して、リアクタ20を交流電源12の端子側に移動させた構成の電力変換装置を示す図である。
図24は、図23に示す構成に対して、直列に接続されたダイオード素子16a,16cの間、ダイオード素子16b,16dの間のそれぞれに逆流防止素子24a,24bと短絡部22a,22bが接続された構成の電力変換装置を示す図である。
図25は、図13に示す構成に対して、スイッチング素子38を有する短絡部と逆流防止素子が除かれた構成であって、逆流防止素子とスイッチング素子とコンデンサにより構成された部分54a,54bが設けられた構成の電力変換装置を示す図である。
なお、上記の説明では、図15を除き、交流電源12を単相交流電源とする場合について説明したが、図1と同様に、三相交流電源に対して本発明を適用してもよい。図26〜図31は、交流電源12を三相交流電源とする電力変換装置の構成例を示す図である。
本実施の形態にて示す図13〜31の電力変換装置に本発明を適用することで、実施の形態1にて説明した電力変換装置10と同様の効果を享受する。すなわち、図13〜31においても、検出素子などを新たに設けることなく、演算負荷を大幅に増大させることなく簡易な方法にてリアクタ損を把握することができる。さらには、リアクタ損を把握することで電力変換装置の動作を必要に応じて制限し、リアクタと電力変換装置を保護することができる。
以上のように、本発明に係る電力変換装置は、リアクタ損を把握し、さらには保護することができるため、長期間使用される電力変換装置として有用である。
10 電力変換装置、12 交流電源、14 整流回路部、16a〜16f ダイオード素子、18,18a,18b チョッパー回路部、20,20a〜20c リアクタ、22,22a〜22c 短絡部、24,24a,24b 逆流防止素子、26 平滑化部、28 電流検出部、30 電圧検出部、32 短絡制御部、34 演算部、36 負荷、38,38a,38b スイッチング素子、40,40a,40b 平滑化コンデンサ、42 母線電圧制御部、44 駆動パルス生成部、46 リアクタ電流制御部、48 スイッチ、50 共振コンデンサ、52a〜52c 還流ダイオード、54a,54b 逆流防止素子とスイッチング素子とコンデンサにより構成された部分。
Claims (7)
- 交流電源と負荷の間に配置される電力変換装置であって、
前記交流電源の電圧を整流する整流回路部と、
前記整流回路部より前記負荷側の直流電圧を平滑化する平滑化部と、
前記平滑化部より前記交流電源側に配置され、前記交流電源を短絡する短絡部と、
前記短絡部より前記交流電源側に配置されたリアクタと、
前記短絡部の開閉を制御する短絡制御部と、
前記平滑化部の出力電圧を検出する電圧検出部と、
前記リアクタの電流を検出する電流検出部と、
少なくとも前記電圧検出部と前記電流検出部の検出信号を用いて前記リアクタの損失を算出する演算部と、を備え、
前記短絡部の開閉は、前記電圧検出部と前記電流検出部の検出信号の少なくとも一方を用いて前記短絡制御部により制御される電力変換装置。 - 前記平滑化部から前記交流電源側への電流の逆流を防止する逆流防止素子が備えられた請求項1に記載の電力変換装置。
- 前記演算部は、
前記電圧検出部と前記電流検出部の検出信号を離散的なタイミングで検出し、
前記離散的な検出タイミングにおける前記短絡部の開閉状態に基づいた算出式にてリアクタ損を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力変換装置。 - 前記演算部にて算出した前記リアクタの損失に基づいて、前記短絡部の開閉を制限することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
- 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の電力変換装置が備える前記リアクタのリアクタ損の算出方法であって、
前記平滑化部の出力電圧を検出する第1のステップと、
前記リアクタの電流を検出する第2のステップと、
少なくとも前記第1のステップにて検出した信号と前記第2のステップにて検出した信号により前記リアクタの損失を算出する第3のステップと、を含むことを特徴とするリアクタ損の算出方法。 - 請求項5に記載のリアクタ損の算出方法により前記リアクタ損を算出する第4のステップと、
前記リアクタ損を算出した結果に基づいて、前記リアクタの発熱量が閾値を超える場合には前記短絡部の開閉を制限する第5のステップと、を含むことを特徴とするリアクタの保護方法。 - 交流電源と負荷の間に配置され、リアクタが備えられた電力変換装置であって、
前記リアクタよりも負荷側に設けられた平滑化部と、
前記平滑化部の出力電圧を検出する電圧検出部と、
前記リアクタの電流を検出する電流検出部と、
少なくとも前記電圧検出部と前記電流検出部の検出信号を用いて前記リアクタの損失を算出する演算部と、を備える電力変換装置。
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2012
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