JP2014112508A - シートスイッチ - Google Patents

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Tomoyoshi Miyata
致良 宮田
Shinji Hasegawa
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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

【課題】低コストで製造することができ、かつ、電動式シートへの取付作業を簡素化することができるシートスイッチを提供する。
【解決手段】本発明のシートスイッチSにおいて、配線パターン6は、ランバースイッチ部S5の電源配線35及びグランド配線45がその他のスイッチ部S1〜S4の電源配線31〜34及びグランド配線41〜44と共通化されており、その共通化された電源配線30及びグランド配線40を電源Vcc及びグランドGndに接続するための電源用コネクタ端子66及びグランド用コネクタ端子67が、ランバースイッチ部S5及びその他のスイッチ部S1〜S4のモーター配線50を外部のモーターM1〜M5に接続するためのモーター用コネクタ端子61〜65と同じコネクタ20内に設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば自動車等に搭載される電動式シートを操作するためのシートスイッチに関する。
従来、自動車等に搭載される電動式シートには、シート側面にシートスイッチが取り付けられており、運転者がこのスイッチを操作することにより、シートの前後位置、高さ位置、リクライニング角度などが電動で調節されるようになっている。
例えば、下記の特許文献1には、本出願人が先に出願したシートスイッチが開示されている。このシートスイッチはスイッチ本体に2つのノブが設けられており、第1のノブを動かすとシートの背もたれをリクライニングさせたり、元の状態に戻したりすることができ、第2のノブを動かすとシートを前後にスライドさせたり、シートの前側や後側をリフトさせたり、元の状態に戻したりすることができる。このような機能を持つシートスイッチは、スイッチ本体を構成するベースに、電動式シートを駆動するモーターの配線と、電源配線及びグランド配線と、これらの配線をそれぞれモーター、電源、及びグランドに接続するためのコネクタ端子が設けられている。
また、近年の電動式シートには、運転者の腰部への負担を軽減するランバーサポートが装備されたものもあり、ランバーサポートの前後位置(張り出し量)を調節するランバースイッチが設けられている。このランバースイッチは、通常、前記シートスイッチとは別々に製造され、シート側面やセンターコンソール等に取り付けられる。
ところで、このようなランバースイッチは、前記シートスイッチと同様に、スイッチ本体を構成するベースに、ランバーサポートを駆動するモーターの配線と、電源配線及びグランド配線と、これらの配線をそれぞれモーター、電源、及びグランドに接続するためのコネクタ端子が設けられている。このため、シートスイッチを構成する部品と同じような部品を別途製造しなければならず、材料費や製造費が嵩み、その分製品コストが高くなるという問題が指摘されている。また、ランバースイッチを設置する際に、シートスイッチとは別に取付作業を行った後、コネクタ端子に連結された配線ケーブルを接続する作業が必要になり、電動式シートへの取付作業が面倒であるという問題も指摘されている。
特開2009−32519号公報
本発明は前記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、低コストで製造することができ、かつ、電動式シートへの取付作業を簡素化することができるシートスイッチを提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明のシートスイッチは、電動式シートを操作する複数のスイッチ部と、これらスイッチ部の固定接点を有する配線パターンとを備えたシートスイッチにおいて、前記複数のスイッチ部は、少なくとも前記電動式シートのランバーサポートを操作するランバースイッチ部を含み、前記配線パターンは、前記ランバースイッチ部の電源配線及びグランド配線がその他のスイッチ部の電源配線及びグランド配線と共通化されており、前記共通化された電源配線及びグランド配線を外部の電源及びグランドに接続するための電源用コネクタ端子及びグランド用コネクタ端子が、前記ランバースイッチ部及びその他のスイッチ部のモーター配線を外部のモーターに接続するためのモーター用コネクタ端子と同じコネクタ内に設けられていることを特徴とする。
また、本発明のシートスイッチにおいて、前記配線パターンは、金属板を打ち抜き形成してパターン化したものであり、前記電源用コネクタ端子、前記グランド用コネクタ端子、及び前記モーター用コネクタ端子は、前記金属板製の配線パターンの先端を折り返して重ねた2重構造になっていると良い。
また、本発明のシートスイッチにおいて、前記ランバースイッチ部の電源配線、グランド配線、及びモーター配線が、プリント配線板またはフレキシブルプリント配線板を介して接続されていても良い。
本発明によれば、シートスイッチにランバースイッチを一体化し、すべての電源配線とグランド配線を共通化したことにより、ランバースイッチを接続するための配線ケーブルを廃止することができる。このため、従来のようにランバースイッチを別体で製造したものに比べ、シートスイッチを低コストで製造することができる。
また、本発明によると、電源用コネクタ端子と、グランド用コネクタ端子と、すべてのスイッチ部のモーター用コネクタ端子が同じコネクタ内に設けられている。したがって、シートスイッチをシートクッションに取付固定した後、シートスイッチのコネクタに配線ケーブルを差し込むだけですべてのスイッチ部の取付作業が完了する。このため、従来のようにシートスイッチとランバースイッチを別々に取り付ける作業が必要なくなるので、電動式シートへの取付作業を簡単かつスピーディーに行うことができる。
なお、本発明では、コネクタ端子について、金属製の配線パターンの先端を折り返して重ねた2重構造とすることにより、コネクタ端子の部分を規格通りの厚さにしても、それ以外の配線パターンの部分はその半分の厚さで済む。このため、スイッチ全体の軽量化と材料費の削減を図ることができる。
本発明のシートスイッチを取り付けた車両用の電動式シートの外観図である。 本発明のシートスイッチの外観図である。 本発明のシートスイッチの分解図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は断面図、(d)は左側面図である。 本発明のシートスイッチを構成するベースの説明図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は断面図、(d)は左側面図である。 本発明のシートスイッチを構成する配線パターンの説明図で、(a)はパターンAの平面図及び正面図、(b)はパターンBの平面図及び正面図、(c)はパターンCの平面図及び正面図、(d)はパターンA,B,Cを重ねた状態を示す平面図及び正面図である。 本発明のシートスイッチの配線図である。 本発明のシートスイッチの変形例を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は断面図である。 図7のシートスイッチの分解図で、(a)はジョイント、(b)は分割ベース、(c)は分割配線パターン、(d)はプリント配線板、(e)は分割カバーを示す。 本発明のシートスイッチの他の変形例を示す図で、(a)は平面図、(b)は断面図である。 本発明のシートスイッチの他の変形例を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明のシートスイッチの他の変形例を示す図で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態のシートスイッチSは、自動車の運転席として搭載される車両用の電動式シート100に適用したものである。この電動式シート100はヘッドレスト101とシートバック102とシートクッション103とから構成されており、シートクッション103の左側面にシートスイッチSが取り付けられている。シートクッション103に着席した運転者は、着席した状態でこのシートスイッチSを操作することにより、シートクッション103の前後位置(A⇔B方向)、高さ位置(C⇔D方向)、座面角度(E⇔F方向)や、シートバック102のリクライニング角度(G⇔H方向)や、シートバック102に装備されたランバーサポート104の張り出し量(I⇔J方向)をそれぞれ調節できるようになっている。
図2に拡大して示すように、シートスイッチSは、配線や接点などのスイッチ機構を収容したケース本体10と、ケース本体10の外部に設けられた3個のノブ1,2,3を備えて構成されている。
3個のノブのうち、第1のノブ1は、後述するようにシートクッション103の前後位置を調節するスライドスイッチ部S1と、シートクッション103の高さ位置を調節するリフトスイッチ部S2と、シートクッション103の座面角度を調節するチルトスイッチ部S3として機能するものである。また、第2のノブ2は、シートバック102のリクライニング角度を調節するリクライニングスイッチ部S4として機能し、第3のノブ3は、ランバーサポート104の前後位置を調節するランバースイッチ部S5として機能するものである。
図3に示すように、ケース本体10は、部品を実装するベース4と、ベース4の上に被せるカバー5とから構成された筐体である。ケース本体10の内部には、導電性を有する配線パターン6と、スイッチ形成箇所に配置固定された固定接点7と、固定接点7の上に載置された可動接点8と、可動接点8を操作する操作部材9とからなるスイッチ機構が設けられている。
図4に示すように、ベース4は、銅等の金属板からなる配線パターン6を積層して金型に装填し、絶縁性を有する合成樹脂を金型内に充填してインサート成形される。ベース4の一端にはコネクタ20が一体成形されている。このコネクタ20は、図4(c)のように、配線パターン6の先端に形成されたコネクタ端子60がコネクタカバー21に囲まれた状態で、ベース4の側面から突出して外部に臨むように構成されている。
図5に分解して示すように、本実施形態の配線パターン6は、3枚に分けた金属板をパターン化して積層したものであり、複数のスイッチ部S1〜S5にそれぞれ接続される複数のモーター配線51〜55と、これら複数のモーター配線51〜55に共通する電源配線30及びグランド配線40とからなる。
まず、図5(a)に示す第1の配線パターン6(パターンA)は、4個のスイッチ部S1,S2,S4,S5のそれぞれに対応するモーター配線50であり、1枚の金属板から打ち抜き形成される。すなわち、図の左から順に、スライドスイッチ部S1のスライドモーター配線51、リフトスイッチ部S2のリフトモーター配線52、リクライニングスイッチ部S4のリクライニングモーター配線54、及びランバースイッチ部S5のランバーモーター配線55である。これらモーター配線51,52,54,55の一端は、細長状の金属片の先端を折り返して重ねた2重構造になっており、それぞれスライドモーター用コネクタ端子61、リフトモーター用コネクタ端子62、リクライニングモーター用コネクタ端子64、及びランバーモーター用コネクタ端子65としてコネクタ20の内部まで延びている。また、これらモーター配線51,52,54,55の他端は、垂直に折り曲げることにより固定接点7となっている。
また、図5(b)に示す第2の配線パターン6(パターンB)は、すべてのスイッチ部S1〜S5に共通する電源配線30とグランド配線40であり、同じく1枚の金属板から打ち抜き形成される。すなわち、図の左から順に、チルトスイッチ部S3の電源配線33とグランド配線43、スライドスイッチ部S1の電源配線31とグランド配線41、リフトスイッチ部S2の電源配線32とグランド配線42、リクライニングスイッチ部S4の電源配線34とグランド配線44、及びランバースイッチ部S5の電源配線35とグランド配線45である。この電源配線30とグランド配線40の一端も、細長状の金属片の先端を折り返して重ねた2重構造になっており、それぞれ電源用コネクタ端子66とグランド用コネクタ端子67としてコネクタ20の内部まで延びている。また、この電源配線30とグランド配線40の他端は、一段低くした固定接点7となっている。
さらに、図5(c)に示す第3の配線パターン6(パターンC)は、残るチルトスイッチ部S3に対応するチルトモーター配線53であり、1枚の金属板から打ち抜き形成される。このモーター配線53の一端も、細長状の金属片の先端を折り返して重ねた2重構造になっており、チルトモーター用コネクタ端子63としてコネクタ20の内部まで延びている。また、このモーター配線53の他端は、垂直に折り曲げることにより固定接点7となっている。
そして、図5(d)に示すように、これら3枚の配線パターン6(パターンA,B,C)を順に積層してベース4にインサート成形する。パターンA,B,Cの各々は、打ち抜き形成時には一体に繋がった状態であるが、後の工程で切断される。一体に繋がった状態で打ち抜くことにより、インサート成形時に効率が良いからである。これにより、ベース4の上面に5個のスイッチ部S1〜S5に対応する固定接点7,7,…が配置固定され、コネクタカバー21の内部に下段が8本、上段が5本の13ピン構造のコネクタ端子60が設けられる。なお、上段右端のピンにはコネクタ端子60が設けられていないため、実際には12ピンである。
このように構成された配線パターン6の上には、図3に示すように、可動接点8と操作部材9が配設される。可動接点8は、金属製のばね材の中央をV字状に折り曲げ形成したものであり、V字部分を下向きにして複数のスイッチ部S1〜S5の固定接点7,7,…の上に一つずつ配される。操作部材9は、図3に示すように、ノブ1,2,3が嵌め込まれるピン11と、内部にばね12が収容されたばねホルダ13と、ばねホルダ13の先端に設けられた突起14とからなる。操作部材9を可動接点8の上に配置することにより突起14が可動接点8に当接し、操作部材9がスライド操作されると、突起14は、ばね12の力により常時付勢されながら可動接点8の上を移動するように構成されている。
カバー5は、絶縁性を有する合成樹脂からなり、ベース4の全体を覆う大きさと形状を有している。このカバー5をベース4の上に被せ、ベース側面の爪15をカバー側面の溝16に嵌め込むことでケース本体10が形成され、ケース本体10の内部に配線パターン6、固定接点7、可動接点8、及び操作部材9からなるスイッチ機構が収容される。また、カバー5の上面には、図3(a)のように、操作部材9のピン11を外部に突出させるための長孔形状の開口部17が設けられている。この開口部17は、スライドスイッチ部S1、リクライニングスイッチ部S4、及びランバースイッチ部S5ではケース本体10の長手方向(X方向)に長い長孔形状であり、リフトスイッチ部S2とチルトスイッチ部S3ではケース本体10の幅方向(Y方向)に長い長孔形状である。したがって、前者のスイッチ部S1,S4,S5の操作部材9はX方向に、後者のスイッチ部S2,S3の操作部材9はY方向に、それぞれ開口部17が有する孔の長さ分だけスライド可能になっている。
そして、ケース本体10の外部には、カバー5から突出したピン11にノブ1〜3が嵌め込み固定される。本実施形態では、ケース本体10の左側にある3つのピン11a,11b,11cには第1のノブ1が、中央にあるピン11dには第2のノブ2が、右側にあるピン11eには第3のノブ3がそれぞれ取り付けられ、複数のスイッチ部S1〜S5を備えたシートスイッチSが完成する。完成したシートスイッチSは、ケース本体10の取付片18にビスを通してシートクッション103に取付固定される。また、コネクタ20に配線ケーブル(図示略)を差し込むことにより、電源用コネクタ端子66と電源Vcc、グランド用コネクタ端子67とグランドGndが接続され、スライドモーター用コネクタ端子61とスライドモーターM1、リフトモーター用コネクタ端子62とリフトモーターM2、チルトモーター用コネクタ端子63とチルトモーターM3、リクライニングモーター用コネクタ端子64とリクライニングモーターM4、そしてランバーモーター用コネクタ端子65とランバーモーターM5がそれぞれ接続される。これにより、電動式シート100へのシートスイッチSの取付作業が完了する。
以下このシートスイッチSの使用方法について、図1、2及び6を参照しながら説明する。まず、図1に示す第1のノブ1は、スライドスイッチ部S1と、リフトスイッチ部S2と、チルトスイッチ部S3として機能する。すなわち、第1のノブ1を前方に動かすと、これに連動して、図2に示す操作部材9の突起14が可動接点8を押下し、可動接点8の一端が固定接点7に接触する。これにより、図6に示すように、スライドモーター用コネクタ端子61を介してスライドモーターM1に正転信号が出力され、スライドモーターM1が正転駆動し、アクチュエーター(図示略)によってシートクッション103の位置を図1のA方向に前進させることができる。逆に、第1のノブ1を後方に動かすと、可動接点8の他端が固定接点7に接触し、スライドモーター用コネクタ端子61から出力された逆転信号により、スライドモーターM1が逆転駆動してシートクッション103の位置を図1のB方向に後退させることができる。
また、第1のノブ1を上方に動かすと、操作部材9の突起14に押下された可動接点8の一端が固定接点7に接触し、リフトモーター用コネクタ端子62を介してリフトモーターM2に正転信号が出力される。これにより、リフトモーターM2が正転駆動し、アクチュエーター(図示略)によってシートクッション103の高さを図1のC方向に上昇させることができる。逆に、第1のノブ1を下方に動かすと、可動接点8の他端が固定接点7に接触し、リフトモーター用コネクタ端子62から出力された逆転信号により、リフトモーターM2が逆転駆動してシートクッション103の高さを図1のD方向に下降させることができる。
さらに、第1のノブ1の前方部を上方に動かすと、操作部材9の突起14に押下された可動接点8の一端が固定接点7に接触し、チルトモーター用コネクタ端子63を介してチルトモーターM3に正転信号が出力される。これにより、チルトモーターM3が正転駆動し、アクチュエーター(図示略)によってシートクッション103の座面を図1のE方向に持ち上げることができる。逆に、第1のノブ1の前方部を下方に動かすと、可動接点8の他端が固定接点7に接触し、チルトモーター用コネクタ端子63から出力された逆転信号により、チルトモーターM3が逆転駆動してシートクッション103の座面を図1のF方向に戻すことができる。
次に、図1に示す第2のノブ2は、リクライニングスイッチ部S4として機能する。すなわち、第2のノブ2を前方に動かすと、これに連動して、図2に示す操作部材9の突起14が可動接点8を押下し、可動接点8の一端が固定接点7に接触する。これにより、図6に示すように、リクライニングモーター用コネクタ端子64を介してリクライニングモーターM4に正転信号が出力され、リクライニングモーターM4が正転駆動し、アクチュエーター(図示略)によってシートバック102のリクライニング角度を図1のG方向に起立させることができる。逆に、第2のノブ2を後方に動かすと、可動接点8の他端が固定接点7に接触し、リクライニングモーター用コネクタ端子64から出力された逆転信号により、リクライニングモーターM4が逆転駆動してシートバック102のリクライニング角度を図1のH方向に傾倒させることができる。
最後に、図1に示す第3のノブ3は、ランバースイッチ部S5として機能する。すなわち、第3のノブ3を前方に動かすと、これに連動して、図2に示す操作部材9の突起14が可動接点8を押下し、可動接点8の一端が固定接点7に接触する。これにより、図6に示すように、ランバーモーター用コネクタ端子65を介してランバーモーターM5に正転信号が出力され、ランバーモーターM5が正転駆動し、アクチュエーター(図示略)によってランバーサポート104の位置を図1のI方向に前進させることができる。逆に、第3のノブ3を後方に動かすと、可動接点8の他端が固定接点7に接触し、ランバーモーター用コネクタ端子65から出力された逆転信号により、ランバーモーターM5が逆転駆動してランバーサポート104の位置を図1のI方向に後退させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、シートスイッチSにランバースイッチS5を一体化し、すべての電源配線30とグランド配線40を共通化したことにより、ランバースイッチS5を接続するための配線ケーブルを廃止することができる。このため、従来のようにスイッチを別体で製造したものに比べ、シートスイッチSを低コストで製造することができる。また、コネクタ端子60は、細長状の金属片の先端を折り返して重ねた2重構造になっているため、コネクタ端子60(61〜67)の部分を規格通りの厚さにしても、それ以外の配線パターン6の部分はその半分の厚さで済む。このため、スイッチ全体の軽量化と材料費の削減を図ることができる。
また、ケース本体10にコネクタ20が設けられており、電源配線30を電源Vccに接続するための電源用コネクタ端子66と、グランド配線40をグランドGndに接続するためのグランド用コネクタ端子67と、ランバースイッチ部S5やその他のスイッチ部S1〜S4のモーター配線50(51〜55)をモーターM1〜M5に接続するためのモーター用コネクタ端子61〜65がすべて同じコネクタカバー21の内部に収容されている。したがって、シートスイッチSをシートクッション103に取付固定した後、シートスイッチSのコネクタ20に配線ケーブル(図示略)を差し込むだけですべてのスイッチ部S1〜S5の取付作業が完了する。このため、従来のようにシートスイッチとランバースイッチを別々に取り付ける作業が必要なくなるので、電動式シート100への取付作業を簡単かつスピーディーに行うことができる。
次に、本発明の変形例について説明する。図7に示すシートスイッチSは、異なる仕様の電動式シート100に適合させるため、ランバースイッチ部S5とその他のスイッチ部(スライドスイッチ部S1、リフトスイッチ部S2、チルトスイッチ部S3、リクライニングスイッチ部S4)との間隔を、前記実施形態のスイッチよりも大きく設定したものである。このスイッチSは、配線や接点などのスイッチ機構を収容するケース本体10と、ケース本体10の外部に設けられた3個のノブ1,2,3を備えており、ケース本体10は、図8に分解して示すように、ジョイント70と、分割ベース4A,4Bと、プリント配線板80と、分割カバー5A,5Bとから構成されている。
図8(a)に示すように、ジョイント70は、絶縁性を有する合成樹脂により構成されており、図8(b)の分割ベース4A,4Bを内部に収容するために、サイズの異なる2つの収容部71,72が設けられ、両者間に所定幅の連結部73が設けられている。そして、この収容部71,72に分割ベース4A,4Bを嵌め込むことにより、2個の分割ベース4A,4Bが連結部73の幅W1だけ間隔を隔ててジョイント70に固定される。
分割ベース4A,4Bには、図8(c)の金属板が積層一体化され、点線円で囲んだ部分をカットすることによって所定の分割配線パターン6A,6Bが形成される。この分割配線パターン6A,6Bは、図5に示した配線パターン6と同様のパターンであるが、本実施形態では、ランバースイッチ部の電源配線35と、ランバースイッチ部のグランド配線45と、ランバーモーター配線55,55がそれぞれ2個の分割ベース4A,4B間で切り離された状態に形成されている。
この分割配線パターン6A,6Bは、連結部73に設置する図8(d)のプリント配線板80を介して連結される。プリント配線板80は、絶縁性の基板81の上に導電性の配線82が4本プリントされており、その配線82の両端にあらかじめ穴83が開いていて、この穴83に前記電源配線35、グランド配線45、モーター配線55の端子をそれぞれ半田付けすることにより、分割ベース4A,4B間で切り離されていた分割配線パターン6A,6Bが電気的に接続される。なお、分割配線パターン6A,6Bの上には、前記実施形態と同様に、可動接点8と操作部材9が設置される。そして、分割ベース4A,4Bの上に図8(e)の分割カバー5A,5Bをそれぞれ被せて装着することにより、図7に示すように、ケース本体10の内部にスイッチ機構を収容したシートスイッチSが完成する。
この連結構造を採用することにより、ジョイント70の形態を設計変更するだけで、その他の部品を共用することができ、様々なバリエーションのシートスイッチSを製造することが可能になる。
例えば、図9に示すシートスイッチSはロングタイプのスイッチであり、ジョイント70について連結部73の幅W2を図7の幅W1よりも広く設計し、これに合わせたサイズのプリント配線板80で配線を接続することによって、ランバースイッチ部S5とリクライニングスイッチ部S4との間隔を更に拡大することができる。また、図10に示すシートスイッチSはリバースタイプのスイッチであり、ジョイント70について連結部73を折り返し、これに合わせたサイズのプリント配線板80で配線を接続することによって、ランバースイッチ部S5をリクライニングスイッチ部S4の上方に配置することができる。さらに、図11に示すシートスイッチSはステップタイプのスイッチであり、ジョイント70について連結部73に段差を設け、これに合わせて柔軟に変形するフレキシブルプリント配線板90で配線を接続することによって、ランバースイッチ部S5をその他のスイッチ部とは異なる高さに配置することができる。
なお、ジョイント70の形態はこれらの例に限定されるものではなく、適用対象の電動式シートSに応じて最適な形態に適宜変形することが可能である。
以上説明したとおり、前記実施形態では本発明のシートスイッチSを自動車の電動式シート100に適用したが、本発明のシートスイッチSをその他の車両の電動式シート(図示略)に適用してもよく、また、用途についても車両用に限られず、車両以外の用途の電動式シート(図示略)に適用しても良い。
S …シートスイッチ
S1…スライドスイッチ部
S2…リフトスイッチ部
S3…チルトスイッチ部
S4…リクライニングスイッチ部
S5…ランバースイッチ部
1…第1のノブ
2…第2のノブ
3…第3のノブ
4…ベース
4A…分割ベース
4B…分割ベース
5…カバー
5A…分割カバー
5B…分割カバー
6…配線パターン
6A…分割配線パターン
6B…分割配線パターン
7…固定接点
8…可動接点
9…操作部材
10…ケース本体
11…ピン
12…ばね
13…ばねホルダ
14…突起
15…爪
16…溝
17…開口部
18…取付片
20…コネクタ
21…コネクタカバー
30…電源配線
31…スライドスイッチ部の電源配線
32…リフトスイッチ部の電源配線
33…チルトスイッチ部の電源配線
34…リクライニングスイッチ部の電源配線
35…ランバースイッチ部の電源配線
40…グランド配線
41…スライドスイッチ部のグランド配線
42…リフトスイッチ部のグランド配線
43…チルトスイッチ部のグランド配線
44…リクライニングスイッチ部のグランド配線
45…ランバースイッチ部のグランド配線
50…モーター配線
51…スライドモーター配線
52…リフトモーター配線
53…チルトモーター配線
54…リクライニングモーター配線
55…ランバーモーター配線
60…コネクタ端子
61…スライドモーター用コネクタ端子
62…リフトモーター用コネクタ端子
63…チルトモーター用コネクタ端子
64…リクライニングモーター用コネクタ端子
65…ランバーモーター用コネクタ端子
66…電源用コネクタ端子
67…グランド用コネクタ端子
70…ジョイント
71…収容部
72…収容部
73…連結部
80…プリント配線板
81…基板
82…配線
83…穴
90…フレキシブルプリント配線板
100…電動式シート
101…ヘッドレスト
102…シートバック
103…シートクッション
104…ランバーサポート
M1…スライドモーター
M2…リフトモーター
M3…チルトモーター
M4…リクライニングモーター
M5…ランバーモーター

Claims (3)

  1. 電動式シートを操作する複数のスイッチ部と、これらスイッチ部の固定接点を有する配線パターンとを備えたシートスイッチにおいて、
    前記複数のスイッチ部は、少なくとも前記電動式シートのランバーサポートを操作するランバースイッチ部を含み、
    前記配線パターンは、前記ランバースイッチ部の電源配線及びグランド配線がその他のスイッチ部の電源配線及びグランド配線と共通化されており、
    前記共通化された電源配線及びグランド配線を外部の電源及びグランドに接続するための電源用コネクタ端子及びグランド用コネクタ端子が、前記ランバースイッチ部及びその他のスイッチ部のモーター配線を外部のモーターに接続するためのモーター用コネクタ端子と同じコネクタ内に設けられていることを特徴とするシートスイッチ。
  2. 前記配線パターンは、金属板を打ち抜き形成してパターン化したものであり、
    前記電源用コネクタ端子、前記グランド用コネクタ端子、及び前記モーター用コネクタ端子は、前記金属板製の配線パターンの先端を折り返して重ねた2重構造になっていることを特徴とする請求項1に記載のシートスイッチ。
  3. 前記ランバースイッチ部の電源配線、グランド配線、及びモーター配線が、プリント配線板またはフレキシブルプリント配線板を介して接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシートスイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021210480A1 (ja) * 2020-04-17 2021-10-21 株式会社村田製作所 通信装置、通信方法

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