JP2014112122A - 光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の位置や形状等にパターン照射が行われるように較正することができる光学装置を提供する。
【解決手段】光学装置100は、レーザ光源1と、レーザ光源1からのレーザ光を標本11に照射する対物レンズ10、対物レンズ10の瞳共役位置に配置されてレーザ光の位相を変調するLCOS3、標本11の画像を生成するためにレーザ光を標本11上で走査するガルバノミラー6、標本11からの観察光を検出するPMT13及びコンピュータ70を備える。コンピュータ70は、PMT13からの信号とガルバノミラー6の制御情報から標本11の画像を生成し、且つ、レーザ光によって標本11に形成すべきパターンに応じてレーザ光の位相の変調量をLCOS3に設定する。コンピュータ70は、標本11に形成すべきパターンと生成された画像から取得されるレーザ光が照射されたパターンとに基づいてLCOS3に設定される変調量を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学装置に関し、特に、標本に形成される光のパターンを補正する較正機能を備えた光学装置に関する。
従来から、空間光変調器(SLM:Spatial Light Modulator)を用いて光のパターン照射を行う顕微鏡が知られている。
パターン照射に用いられる空間光変調器は、対物レンズの瞳位置と光学的に共役な位置に配置される位相変調型の空間光変調器と、対物レンズの焦点位置と光学的に共役な位置に配置される強度変調型の空間光変調器と、に大別される。
位相変調型の空間光変調器としては、例えば、LCOS(Liquid crystal on silicon)が知られている。特許文献1には、LCOSからなる位相変調型の空間光変調器を用いて刺激光のパターン照射を行う手段と、走査手段を用いて光を標本上で走査して標本の画像を取得する手段とを備えた顕微鏡が開示されている。
一方、強度変調型の空間光変調器としては、例えば、DMD(Digital Micromirror Device、DMDは商標)が知られている。
特開2011−099986号公報
一般に、顕微鏡で光のパターン照射を行う場合、標本に形成すべきパターンの形状や照射位置の指定は、標本の画像が表示された画面上で行われるが、実際には、光学系の誤差により画面上で指定したどおりの位置や形状等にパターン照射が行われない場合も少なくない。このため、画面上で指定したどおりにパターン照射が行われるように、顕微鏡や顕微鏡を備える光学装置を較正する技術が求められている。
以上のような実情を踏まえ、本発明は、所望の位置や形状等にパターン照射が行われるように較正することができる光学装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、レーザ光源と、前記レーザ光源からのレーザ光を標本に照射する対物レンズと、前記対物レンズの瞳位置と光学的に共役な位置に配置され、前記レーザ光の位相を変調する位相変調型の空間光変調器と、前記標本の画像を生成するために前記レーザ光を前記標本上で走査する走査部と、前記標本からの観察光を検出する検出器と、前記検出器からの信号と前記走査部の制御情報とに基づいて前記標本の画像を生成する画像生成部と、前記レーザ光によって前記標本に形成すべきパターンに応じて、前記レーザ光の位相の変調量を前記位相変調型の空間光変調器に設定する制御部と、を備え、前記制御部は、前記標本に形成すべきパターンと前記画像生成部で生成された画像から取得される前記レーザ光が照射されたパターンとに基づいて、前記位相変調型の空間光変調器に設定される前記変調量を補正する光学装置を提供する。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の光学装置において、前記標本は、蛍光標本であり、前記制御部は、前記画像生成部で生成された、前記レーザ光の照射により褪色した蛍光標本の画像から前記レーザ光が照射されたパターンを取得し、前記蛍光標本に形成すべきパターンと前記レーザ光が照射されたパターンとに基づいて、前記位相変調型の空間光変調器に設定される前記変調量を補正する光学装置を提供する。
本発明の第3の態様は、第1の態様に記載の光学装置において、前記走査部は、前記対物レンズと前記位相変調型の空間光変調器の間に配置され、前記制御部は、前記標本に形成すべきパターンであって前記標本上の基準位置からシフトした位置にレーザ光を照射するパターンに対応する変調量を前記位相変調型の空間光変調器に設定し、前記走査部が前記レーザ光を前記標本上で走査することにより前記画像生成部で生成された画像から、前記レーザ光が照射されたパターンを取得し、前記標本に形成すべきパターンと前記レーザ光が照射されたパターンとに基づいて、前記位相変調型の空間光変調器に設定される前記変調量を補正する光学装置を提供する。
本発明の第4の態様は、第1の態様に記載の光学装置において、さらに、前記空間光変調器が配置されたレーザ光路と前記検出器が配置された観察光路とを形成する光路分岐手段と、前記光路分岐手段と前記検出器との間に配置された共焦点光学系と、を備え、前記走査部は、前記光路分岐手段と前記共焦点光学系の間に配置され、前記制御部は、前記レーザ光が照射されている間に前記走査部が前記レーザ光を前記標本上で走査することにより前記画像生成部で生成された画像から、前記レーザ光が照射されたパターンを取得し、前記標本に形成すべきパターンと前記レーザ光が照射されたパターンとに基づいて、前記位相変調型の空間光変調器に設定される前記変調量を補正する光学装置を提供する。
本発明の第5の態様は、第1の態様または第2の態様に記載の光学装置において、さらに、前記空間光変調器が配置されたレーザ光路と前記検出器が配置された観察光路とを形成する光路分岐手段を備え、前記走査部は、前記光路分岐手段と前記検出器の間に配置される光学装置を提供する。
本発明の第6の態様は、第1の態様乃至第5の態様のいずれか1つに記載の光学装置において、さらに、前記標本に形成すべきパターンと前記画像生成部で生成された画像から取得される前記レーザ光が照射されたパターンとに基づいて算出した補正パラメータを前記レーザ光の波長毎に格納する記憶部を備え、前記制御部は、前記記憶部に格納されている前記補正パラメータのうちの前記レーザ光の波長に対応する前記補正パラメータに基づいて前記位相変調型の空間光変調器に設定される前記変調量を補正する光学装置を提供する。
本発明の第7の態様は、第1の態様乃至第6の態様のいずれか1つに記載の光学装置において、さらに、前記標本に形成すべきパターンと前記画像生成部で生成された画像から取得される前記レーザ光が照射されたパターンとに基づいて算出した補正パラメータを前記対物レンズ毎に格納する記憶部を備え、前記制御部は、前記記憶部に格納されている前記補正パラメータのうちの前記対物レンズに対応する前記補正パラメータに基づいて前記位相変調型の空間光変調器に設定される前記変調量を補正する光学装置を提供する。
本発明の第8の態様は、第1の態様乃至第7の態様のいずれか1つに記載の光学装置において、さらに、前記標本に形成すべきパターンと前記画像生成部で生成された画像から取得される前記レーザ光が照射されたパターンとに基づいて算出した補正パラメータを前記標本に形成すべきパターンの照射範囲毎に格納する記憶部を備え、前記制御部は、前記記憶部に格納されている前記補正パラメータのうちの前記標本に形成すべきパターンに対応する前記補正パラメータに基づいて前記位相変調型の空間光変調器に設定される前記変調量を補正する光学装置を提供する。
本発明の第9の態様は、第6の態様乃至第8の態様のいずれか1つに記載の光学装置において、前記補正パラメータは、前記標本に形成すべきパターンと前記画像生成部で生成された画像から取得される前記レーザ光が照射されたパターンとに基づいて算出した座標変換の係数である光学装置を提供する。
本発明によれば、所望の位置や形状等にパターン照射が行われるように較正することができる光学装置を提供することができる。
本発明の実施例1に係る光学装置の構成を示した図である。 図1の光学装置で行われる較正処理のフローチャートである。 図1の光学装置で行われる較正処理を説明するための図である。 射影変換を説明するための図である。 アフィン変換を説明するための図である。 図1の光学装置で行われるパターン照射処理のフローチャートである。 図1の光学装置で行われる別の較正処理のフローチャートである。 図1の光学装置で行われる別の較正処理を説明するための図である。 本発明の実施例2に係る光学装置の構成を示した図である。 本発明の実施例3に係る光学装置の構成を示した図である。 図10の光学装置で行われる較正処理のフローチャートである。 図10の光学装置で行われる較正処理を説明するための図である。 本発明の実施例4に係る光学装置の構成を示した図である。 本発明の実施例5に係る光学装置の構成を示した図である。 図14の光学装置で行われる較正処理のフローチャートである。 図14の光学装置で行われる較正処理を説明するための図である。 図14の光学装置で行われる別の較正処理のフローチャートである。 図14の光学装置で行われる別の較正処理を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の各実施例について説明する。
図1は、本実施例に係る光学装置の構成を示した図である。図1に示される光学装置100は、標本11上に任意のパターンの光を照射するパターン照射機能と光のパターンを補正して装置を較正する較正機能とを備えた光学装置である。光学装置100は、顕微鏡と、顕微鏡を制御するコンピュータ70と、コンピュータ70に接続されたモニタ80及び入力装置90と、を備えている。
光学装置100を構成する顕微鏡は、レーザ光源1と、対物レンズ10と、対物レンズ10の瞳位置と光学的に共役な位置に配置された位相変調型の空間光変調器であるLCOS3とを有する顕微鏡であって、LCOS3でレーザ光の位相を変調することで標本11に任意のレーザ光のパターンを形成する。
より具体的には、顕微鏡は、図1に示されるように、レーザ光源1と、ビームエクスパンダ2と、LCOS3と、リレーレンズ4と、0次光カットフィルタ5と、ガルバノミラー6と、リレーレンズ7と、ミラー8と、ダイクロイックミラー9と、対物レンズ10と、リレーレンズ12と、光電子増倍管(PMT:photomultiplier tube)13とを備えている。なお、LCOS3とガルバノミラー6は、それぞれ対物レンズ10の瞳位置と光学的に共役な位置に配置されている。また、PMT13も、対物レンズ10の瞳位置と光学的に共役な位置に配置されている。
コンピュータ70は、ハードディスクやメモリなどからなる記憶部71を備えていて、顕微鏡の構成要素のうちの少なくとも、レーザ光源1、LCOS3、ガルバノミラー6、及び、PMT13に接続されている。コンピュータ70は、これらの構成要素を制御するとともに、これらの構成要素からの信号を受信し処理するように構成されている。
以上のように構成された光学装置100では、レーザ光源1から出射されたレーザ光は、ビームエクスパンダ2で光束径を調整され、LCOS3に入射する。LCOS3は、各々が独立して制御される二次元に配置された複数のピクセル素子を備えていて、LCOS3に入射したレーザ光は、入射したピクセル素子でその位相が変調される。この位相変調は、標本11に形成すべきパターンとして入力装置90から入力されたパターンに応じて、コンピュータ70がレーザ光の位相の変調量をLCOS3に(より詳細には、各ピクセル素子に)設定することにより、行われる。その後、レーザ光はリレーレンズ4、ガルバノミラー6、リレーレンズ7を介してミラー8に入射するが、LCOS3で生じた0次回折光はリレーレンズ4中に設けられた0次光カットフィルタ5でカットされる。レーザ光は、ミラー8で対物レンズ10の光軸方向に反射し、レーザ光を透過させ且つ蛍光を反射する特性を有するダイクロイックミラー9を透過して、対物レンズ10に入射する。そして、対物レンズ10がレーザ光を標本11に照射して、LCOS3での位相変調に応じたレーザ光のパターンが標本11上に形成される。
なお、標本11の画像を生成する場合には、光学装置100では、0次光カットフィルタ5を光路から取り除いた上で、LCOS3でレーザ光の位相を変調することなく、標本11にレーザ光を照射する。そして、対物レンズ10とLCOS3の間に配置されたガルバノミラー6により、対物レンズ10の光軸と直交するXY方向に標本11上でレーザ光を走査する。レーザ光の照射により標本11から生じた蛍光は、対物レンズ10を介して入射するダイクロイックミラー9で反射し、リレーレンズ12を介してPMT13に入射する。蛍光を検出したPMT13は電気信号をコンピュータ70へ送信する。コンピュータ70は、PMT13からの電気信号を受信し、受信した電気信号と走査位置を示すガルバノミラー6の制御情報から標本11の画像を生成する。つまり、光学装置100では、ガルバノミラー6は、標本11の画像を生成するために標本11上でレーザ光を走査する走査部であり、PMT13は、標本11からの観察光である蛍光を検出する検出器である。また、コンピュータ70は、パターン照射時にはレーザ光によって標本11に形成すべきパターンに応じてレーザ光の位相の変調量をLCOS3に設定する制御部として機能するとともに、画像生成時にはPMT13からの信号とガルバノミラー6の制御情報とに基づいて標本11の画像を生成する画像生成部として機能する。
図2は、図1の光学装置で行われる較正処理のフローチャートである。図3は、図1の光学装置で行われる較正処理を説明するための図である。以下、図2及び図3を参照しながら、本実施例に係る光学装置100で行われる較正処理について具体的に説明する。なお、図2に示す較正処理は、コンピュータ70が記憶部71に記憶されている制御プログラムを実行することにより行われる。
まず、光学装置100の使用者がステージ上に標本11として蛍光板FPを設定する(ステップS101)。蛍光板FPは、光学装置100の較正のために用いられる蛍光標本であり、全面に蛍光体が塗られた平板である。
コンピュータ70は、蛍光板FPが設定されると、蛍光板FPのリファレンス画像を取得する(ステップS103)。具体的には、まず、0次光カットフィルタ5を光路上から取り除く。そして、LCOS3で位相変調を行うことなく、ガルバノミラー6を用いてレーザ光源1からのレーザ光を蛍光板FP上で走査する。さらに、蛍光板FPからの蛍光を検出したPMT13からの信号とガルバノミラー6の制御情報に基づいて蛍光板FPのリファレンス画像である画像M11を生成し、モニタ80に表示させる。ここで、リファレンス画像とは、LCOS3で位相変調を行うことなく取得した画像を示している。
その後、光学装置100の使用者が、リファレンス画像である画像M11が表示されているモニタ80を参照しながら、入力装置90を用いて蛍光板FPに形成すべきパターンを指定する。例えば、図3(a)に例示されるように、使用者が画像M11上に4点(位置a1、位置a2、位置a3、位置a4の4点)を指定して、その4点からなる照射パターンを指定する。
コンピュータ70は、使用者が画像M11上に指定したパターンを読み取ってレーザ光の照射パターンとして設定する(ステップS105)。ここでは、照射パターンとして、位置a1、位置a2、位置a3、位置a4の4点の情報が設定される。そして、照射パターンからLCOS3での位相の変調量を算出し、その変調量をLCOS3に設定する(ステップS107)。より詳細には、各ピクセル素子での位相の変調量を算出し、その変調量を各ピクセル素子に設定する。
設定が完了すると、コンピュータ70は、蛍光板FPにパターン照射を行う(ステップS109)。具体的には、0次光カットフィルタ5を光路上に挿入してから、レーザ光源1を発光させて、LCOS3に設定された変調量に応じたパターンを蛍光板FP上に形成する。なお、このパターン照射では、レーザ光が照射された蛍光板FPの部位が褪色するように、十分な光量が蛍光板FPに照射される。
パターン照射が終了すると、LCOS3の変調量の設定を解除する(ステップS110)。つまり、LCOS3がレーザ光の位相変調を行うことなく単なるミラーとして機能するように、設定を変更する。
その後、コンピュータ70は、再び蛍光板FPの画像を取得する(ステップS111)。具体的には、ステップS103と同様に、まず、0次光カットフィルタ5を光路上から取り除く。そして、LCOS3で位相変調を行うことなく、図3(b)に示されるように、ガルバノミラー6を用いてレーザ光源1からのレーザ光を、パターン照射された部位が褪色した蛍光板FP上で走査する。さらに、蛍光を検出したPMT13からの信号とガルバノミラー6の制御情報とに基づいて蛍光板FPの画像M12を生成し、モニタ80に表示させる。図3(c)は、モニタ80に表示される画像M12を示した図であり、パターン照射により褪色した部位である4点(位置b1、位置b2、位置b3、位置b4の4点)が示されている。
コンピュータ70は、画像M12から照射パターンを取得する(ステップS113)。つまり、実際に蛍光板FPに照射されたレーザ光の照射パターンを、レーザ光の照射により褪色した蛍光板FPの画像M12から取得する。具体的には、位置b1、位置b2、位置b3、位置b4の4点の情報を取得する。
そして、コンピュータ70は、ステップS105で設定したパターンとステップS113で取得したパターンから補正パラメータを算出する(ステップS115)。なお、補正パラメータとは、蛍光板FPに形成すべきパターン(つまり、設定したパターン)とレーザ光が照射されたパターンとの間にズレが生じることを踏まえて、所望のパターンを蛍光板FPに形成するために指定すべきパターンを算出するためのパラメータである。より具体的には、所望のパターンを示す座標を指定すべきパターンを示す座標に変換するための座標変換の係数である。ここでは、4組(位置a1と位置b1、位置a2と位置b2、位置a3と位置b3、位置a4と位置b4の4組)の情報が取得されているため、これらの4組の情報から射影変換の係数を補正パラメータとして算出することができる。図4は、射影変換前後の画像を例示した図である。射影変換によれば、パターンの平行移動、拡大縮小、回転、せん断、及び、台形ひずみを補正することができる。
なお、3組の情報が取得されている場合には、アフィン変換の係数を補正パラメータとして算出することができる。図5は、アフィン変換前後の画像を例示した図である。アフィン変換によれば、パターンの平行移動、拡大縮小、回転、せん断を補正することができる。また、2組の情報が取得されている場合には、パターンの平行移動、拡大縮小、回転を補正するための座標変換の係数を、1組の情報が取得されている場合には、パターンの平行移動を補正するための座標変換の係数を、補正パラメータとして算出することができる。また、5組以上の情報が取得されている場合には、最小二乗法を使用してアフィン変換や射影変換を適用しても良く、さらに他の任意の手法で補正パラメータを算出しても良い。このように、得られる情報の組数が多いほど高度な座標変換が可能であり、パターンをより正確に補正することができるため、少なくとも3組以上の情報を取得することが望ましい。
最後に、コンピュータ70は、算出した補正パラメータを記憶部71に格納して(ステップS117)、較正処理を終了する。なお、補正パラメータは、パターン照射の各種条件と関連付けて格納することが望ましい。具体的には、補正パラメータは、例えば、レーザ光の波長、対物レンズ、または、標本に形成すべきパターンの照射範囲に関連付けて、これらの情報(波長、対物レンズ、照射範囲)毎に格納されることが望ましい。これは、レーザ光の波長や対物レンズが異なると光学装置100におけるレーザ光に対する作用も異なり、その結果、パターン照射の位置や形状等のズレも異なるからである。また、照射範囲の大きさにより照射範囲全体の補正精度に違いが生じ得るからである。
図6は、図1の光学装置で行われるパターン照射処理のフローチャートである。以下、図6を参照しながら、較正後の本実施例に係る光学装置100で行われるパターン照射処理について具体的に説明する。なお、図6に示すパターン照射処理も、コンピュータ70が記憶部71に記憶されている制御プログラムを実行することにより行われる。
まず、光学装置100の使用者がステージ上に標本11として蛍光標本FSを設定する(ステップS201)。蛍光標本FSは、パターン照射及び観察の対象となる、蛍光板FPとは異なる標本である。
コンピュータ70は、蛍光標本FSが設定されると、ステップS103と同様の方法により、蛍光標本FSのリファレンス画像を取得し(ステップS203)、取得した画像をモニタ80に表示させる。
その後、光学装置100の使用者が、モニタ80を参照しながら、入力装置90を用いて蛍光標本FSに形成すべきパターンを指定する。説明を簡略化するために、以降では、図2に示す較正処理で指定したパターンと同じパターンが指定された場合を例に説明するが、ここで指定するパターンは、図2に示す較正処理で指定したパターンと同じパターンに限られず、任意の照射パターンを指定することができる。
コンピュータ70は、使用者が指定したパターンを読み取ってレーザ光の照射パターンとして設定する(ステップS205)。つまり、照射パターンとして、位置a1、位置a2、位置a3、位置a4の4点の情報が設定される。
次に、コンピュータ70は、記憶部71から補正パラメータを取得する(ステップS207)。なお、補正パラメータがレーザ光の波長毎または対物レンズ毎に格納されている場合には、パターン照射で使用するレーザ光の波長または対物レンズに関連付けて格納されている補正パラメータを取得する。また、補正パラメータが照射範囲毎に格納されている場合には、ステップS205で設定したパターンに最も近い照射範囲に関連付けて格納されている補正パラメータを取得する。
そして、コンピュータ70は、ステップS205で設定した照射パターンとステップS207で取得した補正パラメータからLCOS3での位相の変調量を算出し、設定する(ステップS209)。より詳細には、まず、座標変換の係数である補正パラメータを用いてステップS205で設定した照射パターンを座標変換し、設定した照射パターンを得るために設定すべき照射パターンを算出する。そして、算出された照射パターンから各ピクセル素子での位相の変調量を算出し、その変調量を各ピクセル素子に設定する。
最後に、コンピュータ70は、0次光カットフィルタ5を光路上に挿入し、レーザ光源1を発光させることで、蛍光標本FSにパターン照射を行う(ステップS211)。
以上のように、光学装置100では、コンピュータ70は、補正パラメータを用いて設定された照射パターンを補正し、補正した照射パターンから位相変調量を算出する。換言すると、コンピュータ70は、標本に形成すべきパターンと生成された画像から取得されるレーザ光が照射されたパターンとに基づいてLCOS3に設定される変調量を補正する。これにより、標本に設定された照射パターンを形成することができる。従って、光学装置100によれば、図2に示す較正処理を事前に行ってから図3に示すパターン照射処理を行うことで、所望の位置や形状等のパターン照射を行うことができる。特に本実施例では、パターン照射を行う照明光路を1つのみ使用するので簡単な構成で校正処理を実現できる。また、図2に示す較正処理では、補正パラメータを算出するために必要な情報を多点照射により一度に得ることができるため、光学装置100は、高度な座標変換が可能な補正パラメータを容易に算出することができる。
なお、以上では、較正処理に蛍光板FPを使用する例を示したが、較正処理に使用される標本は、蛍光板FPに限られない。パターン照射によりレーザ光が照射された部位が褪色する標本であればよいため、蛍光板FPの代わりに、任意の蛍光標本を用いることができる。
また、以上の構成では検出器が二光子励起による蛍光を検出することを想定しているが、検出器が検出する蛍光は二光子励起によって生じたものに限られない。一光子励起による蛍光を検出するときは、デスキャン機構と共焦点絞りを経た位置に検出器を配置することにより実現できる。
また、光学装置100は、図2に示す較正処理の代わりに別の較正処理を行うことで較正されてもよい。図7は、図1の光学装置で行われる別の較正処理のフローチャートである。図8は、図1の光学装置で行われる別の較正処理を説明するための図である。以下、図7及び図8を参照しながら、本実施例に係る光学装置100で行われる別の較正処理について具体的に説明する。なお、図7に示す較正処理は、コンピュータ70が記憶部71に記憶されている制御プログラムを実行することにより行われる。
まず、光学装置100の使用者がステージ上に標本11として格子標本LSを設定する(ステップS301)。格子標本LSは、図8(a)に示されるように、光学装置100の較正のために用いられる標本面に格子チャートが描かれた標本であり、格子チャートの中心が基準位置である位置c1に一致するように設定する。
コンピュータ70は、格子標本LSが設定されると、格子標本LSのリファレンス画像を取得する(ステップS303)。具体的には、まず、0次光カットフィルタ5を光路上から取り除く。そして、LCOS3で位相変調を行うことなく、図8(b)に示すように、ガルバノミラー6を用いてレーザ光源1からのレーザ光を格子標本LS上で走査する。さらに、PMT13からの信号とガルバノミラー6の制御情報に基づいて格子標本LSのリファレンス画像である画像M21を生成し、モニタ80に表示させる。図8(c)は、モニタ80に表示される画像M21を示した図である。なお、以降では、説明を簡略化するために、画像M21中の格子チャートの中心が、画像M21の中心であって基準位置である位置c1に対応する位置d1に一致している場合を例に説明する。
コンピュータ70は、リファレンス画像が取得されると、格子標本LS上の基準位置c1からシフトした位置にレーザ光を照射するパターンを設定する(ステップS305)。具体的には、例えば、図8(d)に例示されるように、格子標本LS中の格子チャートの中心から左上にシフトした位置c2での1つの点を、レーザ光を照射するパターンとして設定する。即ち、位置c2は、ガルバノミラー6が所定の位置にあるときに格子標本LSに形成されるべきパターンを示している。その後、位置c2からなる照射パターンからLCOS3での位相の変調量を算出し、その変調量をLCOS3に設定する(ステップS307)。
設定が完了すると、コンピュータ70は、0次光カットフィルタ5を光路上に挿入してからレーザ光源1を発光させる。そして、図8(e)に示すように、LCOS3での位相変調によって格子標本LSにパターン照射を行いながらガルバノミラー6により格子標本LS上でレーザ光を走査する。さらに、PMT13からの信号とガルバノミラー6の制御情報とに基づいて格子標本LSの画像M22を生成し、モニタ80に表示させる(ステップS309)。図8(f)は、モニタ80に表示される画像M22を示した図であり、位置d2は画像M22の中心を示している。
次に、コンピュータ70は、画像M22からレーザ光が実際に照射された照射パターンを取得する(ステップS311)。ここでは、画像M22の中心である位置d2を実際にレーザ光が照射されたパターンとして取得する。
その後、コンピュータ70は、予定したすべての照射パターンで画像を取得したか否かを判断する(ステップS313)。格子チャートの中心から左上にシフトした位置からなる照射パターンに加えて、右上、右下、左下にシフトした位置からなる照射パターンも予定している場合であれば、ステップS305に戻って、それぞれの照射パターン毎にステップS305からステップS311までの処理を繰り返す。これにより、標本に形成すべきパターン(設定したパターン(ここでは点))として図示しない位置c3、位置c4、位置c5が得られ、画像から算出されるレーザ光が照射されたパターン(取得したパターン(ここでは点))として図示しない位置d3、位置d4、位置d5が得られる。
すべての照射パターンについて画像取得が完了していると判断すると、コンピュータ70は、設定したパターンと取得したパターンから格子標本の格子チャートを基にして補正パラメータを算出する(ステップS315)。ここでは、4組(位置c2と位置d2、位置c3と位置d3、位置c4と位置d4、位置c5と位置d5)の情報が取得されているため、図2のステップ115と同様に、4組の情報から射影変換の係数を補正パラメータとして算出する。
最後に、コンピュータ70は、算出した補正パラメータを記憶部71に格納して(ステップS317)、較正処理を終了する。なお、補正パラメータは、パターン照射の各種条件と関連付けて格納することが望ましい点は、図2に示す較正処理と同様である。
図7に示す較正処理によっても、図2に示す較正処理と同様に、所望の照射パターンが標本に形成されるように光学装置100を較正することができる。
なお、以上では、格子標本LSが蛍光標本であることを前提として黒い部分が蛍光を発せず、それ以外の白い部分で蛍光を発する蛍光標本を使い図7に示す較正処理を説明したが、図7に示す較正処理は、蛍光標本に限られず、任意の標本を使用することができる。例えば、ダイクロイックミラー9をハーフミラーに置き換えれば、標本としてミラーを使用して図7に示す較正処理を行うこともできる。つまり、本実施例では褪色させる必要がないので、使用する標本選びの自由度が高い校正処理を実現できる。
図9は、本実施例に係る光学装置の構成を示した図である。図9に示される光学装置101は、リレーレンズ7を構成するレンズ7aとレンズ7bの間にダイクロイックミラー30を含む点、照明手段としてレーザ光源21、ビームエクスパンダ22、ガルバノミラー23及びリレーレンズ24を含む点、コンピュータ70がレーザ光源21及びガルバノミラー23にも接続されている点が、図1に示す実施例1に係る光学装置100と異なっている。リレーレンズ24は、レンズ24aとレンズ7bからなり、レンズ7bはリレーレンズ7とリレーレンズ24で共有されている。その他の構成は、光学装置100と同様である。
光学装置101は、レーザ光源1から出射されLCOS3により位相が変調されるレーザ光を刺激光として使用し、レーザ光源21から出射されるレーザ光を照明光(励起光)として使用する顕微鏡であり、刺激手段と照明手段を別々に有している点が光学装置100と異なっている。
光学装置101によっても、実施例1に係る光学装置100と同様に、図2または図7に示す較正処理を事前に行ってから図3に示すパターン照射処理を行うことで、所望のパターン照射を行うことができる。
ただし、光学装置101が行う図2に示す較正処理では、レーザ光源21からのレーザ光を標本上で走査してリファレンス画像を取得し、レーザ光源1からのレーザ光で標本にパターン照射を行って標本を褪色させて、レーザ光源21からのレーザ光を標本上で走査してパターン照射後の画像を取得する。このように、図2に示す較正処理を行う場合、光学装置101は、パターン照射に使用されるレーザ光源1と画像取得に使用されるレーザ光源21が異なる点が、光学装置100とは異なっている。
また、光学装置101が行う図7に示す較正処理は、レーザ光源1を使用してパターン照射と画像取得を行う点は、光学装置100が行う場合と同様である。ただし、較正処理後に行われる図6に示すパターン照射処理における照射パターンの設定は、レーザ光源21からのレーザ光を標本上で走査して取得した画像を参照しながら行われるのが通常である。従って、光学装置101では、予め、図7に示す較正処理に加えて、レーザ光源1を使用して取得した画像とレーザ光源21を使用して取得した画像の位置合わせを行っておくことが望ましい。
図10は、本実施例に係る光学装置の構成を示した図である。図10に示される光学装置102は、ミラー8と対物レンズ10の間のダイクロイックミラー9の代わりにビームエクスパンダ22とガルバノミラー23の間にダイクロイックミラー40を含む点、非共焦点検出手段であるリレーレンズ12及びPMT13の代わりに共焦点検出手段である共焦点レンズ41、共焦点絞り42、レンズ43及びPMT44を含む点、コンピュータ70がPMT44にも接続されている点が、図9に示す実施例2に係る光学装置101と異なっている。ピンホールが形成された共焦点絞り42は、対物レンズ10の焦点位置(標本11)と光学的に共役な位置に配置されていて、共焦点レンズ41とともに共焦点光学系を構成している。ダイクロイックミラー30は、パターン照射を行うためにLCOS3が配置されたレーザ光路と観察光を検出するために検出器であるPMT44が配置された観察光路とを形成する光路分岐手段であり、共焦点光学系は、ダイクロイックミラー30とPMT44との間に配置されている。その他の構成は、光学装置101と同様である。
光学装置102によっても、実施例2に係る光学装置101と同様に、図2または図7に示す較正処理を事前に行ってから図3に示すパターン照射処理を行うことで、所望のパターン照射を行うことができる。
さらに、光学装置102は、図2または図7に示す較正処理の代わりに別の較正処理を行うことで較正されてもよい。図11は、図10の光学装置で行われる較正処理のフローチャートである。図12は、図10の光学装置で行われる較正処理を説明するための図である。以下、図11及び図12を参照しながら、本実施例に係る光学装置102で行われる較正処理について具体的に説明する。なお、図11に示す較正処理は、コンピュータ70が記憶部71に記憶されている制御プログラムを実行することにより行われる。
まず、光学装置102の使用者がステージ上に標本11として蛍光標本FSを設定する(ステップS401)。
コンピュータ70は、蛍光標本FSが設定されると、蛍光標本FSのリファレンス画像を取得する(ステップS403)。具体的には、ガルバノミラー23を用いてレーザ光源21からのレーザ光を蛍光標本FS上で走査する。そして、レーザ光の照射により蛍光標本FSから生じた蛍光をPMT44で検出して、PMT44からの信号とガルバノミラー23の制御情報に基づいて蛍光標本FSのリファレンス画像である画像M31を生成し、モニタ80に表示させる。
その後、光学装置102の使用者が、リファレンス画像である画像M31が表示されているモニタ80を参照しながら、入力装置90を用いて蛍光標本FSに形成すべきパターンを指定する。例えば、図12(a)に例示されるように、使用者が画像M31上に4点(位置e1、位置e2、位置e3、位置e4の4点)を指定して、その4点からなる照射パターンを指定する。
コンピュータ70は、使用者が画像M31上に指定したパターンを読み取ってレーザ光の照射パターンとして設定する(ステップS405)。ここでは、照射パターンとして、位置e1、位置e2、位置e3、位置e4の4点の情報が設定される。そして、照射パターンからLCOS3での位相の変調量を算出し、その変調量をLCOS3に設定する(ステップS407)。より詳細には、各ピクセル素子での位相の変調量を算出し、その変調量を各ピクセル素子に設定する。
設定が完了すると、コンピュータ70は、蛍光標本FSにパターン照射を行いながら画像を取得する(ステップS409)。具体的には、レーザ光源1を発光させて、LCOS3に設定された変調量に応じたパターンを蛍光標本FS上に形成する。これと同時に、レーザ光源21を発光させることなくガルバノミラー23により蛍光標本FS上でレーザ光を走査する。つまり、図12(b)に示すように、レーザ光源1からのレーザ光が照射されている間にガルバノミラー23により蛍光標本FS上でレーザ光を走査する。これにより、ガルバノミラー23で走査している位置がパターン照射でレーザ光が照射されている位置に一致しているときのみPMT44で蛍光が検出される。さらに、蛍光を検出したPMT44からの信号とガルバノミラー23の制御情報に基づいて蛍光標本FSの画像M32を生成し、モニタ80に表示させる。図12(c)は、モニタ80に表示される画像M32を示した図であり、パターン照射によりレーザ光が照射された位置である4点(位置f1、位置f2、位置f3、位置f4の4点)が示されている。
次に、コンピュータ70は、画像M32から照射パターンを取得する(ステップS411)。具体的には、位置f1、位置f2、位置f3、位置f4の4点の情報を取得する。
その後、コンピュータ70は、ステップS405で設定したパターンとステップS411で取得したパターンから補正パラメータを算出する(ステップS413)。補正パラメータの算出方法は、図2または図7の較正処理と同様である。
最後に、コンピュータ70は、算出した補正パラメータを記憶部71に格納して(ステップS415)、較正処理を終了する。なお、補正パラメータは、パターン照射の各種条件と関連付けて格納することが望ましい点は、図2または図7に示す較正処理と同様である。
図11に示す較正処理によっても、図2または図7に示す較正処理と同様に、所望の照射パターンが標本に形成されるように光学装置102を較正することができる。また、図11に示す構成処理を行う光学装置102によれば、多点照射が可能であり、且つ、パターン照射と画像取得を同時に行うことができるため、他の較正処理を行う場合に比べてより短時間で、高度な座標変換が可能な補正パラメータを容易に得ることができる。
なお、以上では、図11に示す較正処理に蛍光標本FSを使用する例を示したが、使用される標本は、蛍光標本FSに限られず、任意の標本を使用することができる。例えば、ダイクロイックミラー30及びダイクロイックミラー40をハーフミラーに置き換えれば、標本としてミラーを使用して図11に示す較正処理を行うこともできる。
図13は、本実施例に係る光学装置の構成を示した図である。図13に示される光学装置103は、リレーレンズ4とガルバノミラー6が省略されている点、0次光カットフィルタ5がダイクロイックミラー30とリレーレンズ7を構成するレンズ7aとの間に配置されている点が、図9に示す実施例2に係る光学装置101と異なっている。その他の構成は、光学装置101と同様である。
光学装置103によっても、実施例2に係る光学装置101と同様に、図2に示す較正処理を事前に行ってから図3に示すパターン照射処理を行うことで、所望のパターン照射を行うことができる。
図14は、本実施例に係る光学装置の構成を示した図である。図14に示される光学装置104は、ミラー8の代わりにダイクロイックミラー51を含む点、ダイクロイックミラー30の代わりに切り替え式ミラー63を含み、光源61、コレクタレンズ62、切り替え式ミラー63からなる落射照明手段を含む点、結像レンズ52と受光素子が2次元に配列されたCCDイメージセンサ53とからなる検出手段を含む点、コンピュータ70がCCDイメージセンサ53及び光源61にも接続されている点が、図9に示す実施例2に係る光学装置101と異なっている。落射照明手段は、ケーラー照明手段である。ただし、本実施例では、ケーラー照明として説明を行うが必ずしもケーラー照明である必要はない。光源61は、例えば、高圧水銀ランプなどである。CCDイメージセンサ53は、対物レンズ10の焦点位置(標本11)と光学的に共役な位置に配置されている。その他の構成は、光学装置101と同様である。
光学装置104によっても、実施例2に係る光学装置101と同様に、図2または図7に示す較正処理を事前に行ってから図3に示すパターン照射処理を行うことで、所望のパターン照射を行うことができる。
さらに、光学装置104は、図2または図7に示す較正処理の代わりに別の較正処理を行うことで較正されてもよい。
図15は、図14の光学装置で行われる較正処理のフローチャートである。図16は、図14の光学装置で行われる較正処理を説明するための図である。以下、図15及び図16を参照しながら、本実施例に係る光学装置104で行われる較正処理について具体的に説明する。なお、図15に示す較正処理は、コンピュータ70が記憶部71に記憶されている制御プログラムを実行することにより行われる。
まず、光学装置104の使用者がステージ上に標本11として蛍光標本FSを設定する(ステップS501)。
コンピュータ70は、蛍光標本FSが設定されると、CCDイメージセンサ53を用いて蛍光標本FSのリファレンス画像を取得する(ステップS503)。具体的には、まず、ダイクロイックミラー9を光路から取り除く。そして、光源61を発光させて蛍光標本FSをケーラー照明で照明する。光源61からの光の照射により蛍光標本FSから生じた蛍光をCCDイメージセンサ53で検出して、CCDイメージセンサ53からの信号に基づいて蛍光標本FSのリファレンス画像である画像M41を生成し、モニタ80に表示させる。
その後、光学装置104の使用者が、リファレンス画像である画像M41が表示されているモニタ80を参照しながら、入力装置90を用いて蛍光標本FSに形成すべきパターンを指定する。例えば、図16(a)に例示されるように、使用者が画像M41上に4点(位置g1、位置g2、位置g3、位置g4の4点)を指定して、その4点からなる照射パターンを指定する。
コンピュータ70は、使用者が画像M41上に指定したパターンを読み取ってレーザ光の照射パターンとして設定する(ステップS505)。ここでは、照射パターンとして、位置g1、位置g2、位置g3、位置g4の4点の情報が設定される。そして、照射パターンからLCOS3での位相の変調量を算出し、その変調量をLCOS3に設定する(ステップS507)。より詳細には、各ピクセル素子での位相の変調量を算出し、その変調量を各ピクセル素子に設定する。
設定が完了すると、コンピュータ70は、蛍光標本FSにパターン照射を行いながらCCDイメージセンサ53で画像を取得する(ステップS509)。具体的には、まず、ダイクロイックミラー9を光路から外す。そして、切り替え式ミラー63の向きを変えてからレーザ光源1を発光させて、LCOS3に設定された変調量に応じたパターンを蛍光標本FS上に形成する。さらに、レーザ光源1からのレーザ光のパターン照射により蛍光標本FSから生じた蛍光をCCDイメージセンサ53で検出して、CCDイメージセンサ53からの信号に基づいて蛍光標本FSの画像M42を生成し、モニタ80に表示させる。図16(b)は、モニタ80に表示される画像M42を示した図であり、パターン照射によりレーザ光が照射された位置である4点(位置h1、位置h2、位置h3、位置h4の4点)のみが光っている様子が示されている。
次に、コンピュータ70は、画像M42から照射パターンを取得する(ステップS511)。具体的には、位置h1、位置h2、位置h3、位置h4の4点の情報を取得する。
その後、コンピュータ70は、ステップS505で設定したパターンとステップS511で取得したパターンから補正パラメータを算出する(ステップS513)。補正パラメータの算出方法は、図2、図7または図11の較正処理と同様である。
最後に、コンピュータ70は、算出した補正パラメータを記憶部71に格納して(ステップS515)、較正処理を終了する。なお、補正パラメータは、パターン照射の各種条件と関連付けて格納することが望ましい点は、図2、図7または図11に示す較正処理と同様である。
図15に示す較正処理によっても、図2または図7に示す較正処理と同様に、所望の照射パターンが標本に形成されるように光学装置104を較正することができる。また、図15に示す構成処理を行う光学装置104によれば、CCDイメージセンサ53で取得した画像を参照しながら照射パターンを指定した場合であっても、標本に所望の照射パターンを形成することができる。
図17は、図14の光学装置で行われる別の較正処理のフローチャートである。図18は、図14の光学装置で行われる別の較正処理を説明するための図である。以下、図17及び図18を参照しながら、本実施例に係る光学装置104で行われる別の較正処理について具体的に説明する。なお、図17に示す較正処理は、コンピュータ70が記憶部71に記憶されている制御プログラムを実行することにより行われる。
まず、光学装置104の使用者がステージ上に標本11として格子標本LSを設定する(ステップS601)。
コンピュータ70は、格子標本LSが設定されると、PMT13とCCDイメージセンサ53のそれぞれを用いて格子標本LSの2枚のリファレンス画像を取得する(ステップS603)。具体的には、まず、レーザ光源21を発光させて、図18(a)に示すようにガルバノミラー23によりレーザ光源21からのレーザ光を格子標本LS上で走査する。そして、格子標本LSを反射した観察光をPMT13で検出して、PMT13からの信号とガルバノミラー23の制御情報とに基づいて格子標本LSの1枚目のリファレンス画像である図18(a)に示す画像M51を生成する。次に、ダイクロイックミラー9を光路から取り除いてから光源61を発光させる。そして、格子標本LSを反射した観察光をCCDイメージセンサ53で検出して、CCDイメージセンサ53からの信号に基づいて格子標本LSの2枚目のリファレンス画像である図18(b)に示す画像M52を生成する。
その後、コンピュータ70は、ステップS603で取得した2枚のリファレンス画像から第1の補正パラメータを算出する(ステップS605)。ここでは、例えば、2枚のリファレンス画像のそれぞれから4つの特徴点の座標情報を取得し、取得した4組の座標情報から、射影変換の係数である第1の補正パラメータを算出する。第1の補正パラメータは、PMT13で取得した画像とCCDイメージセンサ53で取得した画像のズレを補正するためのものである。
次に、光学装置104の使用者がステージ上に標本11として蛍光標本FSを設定する(ステップS607)。
コンピュータ70は、蛍光標本FSが設定されると、ステップS609からステップS617の処理を実行する。なお、ステップS609からステップS617の処理は、図15のステップS503からステップS511までの処理と同様であるので、説明を省略する。
ステップS617の処理が終了すると、コンピュータ70は、ステップS609で取得した図18(c)に示す画像M53上で指定した設定したパターン(位置i1、位置i2、位置i3、位置i4)とステップS617で取得した図18(d)に示すパターン(位置j1、位置j2、位置j3、位置j4)から第2の補正パラメータを算出する(ステップS619)。第2の補正パラメータは、CCDイメージセンサ53で取得した画像上で指定した照射パターンと実際のレーザ光の照射パターンとのズレを補正するためのものである。
さらに、コンピュータ70は、ステップS605で算出した第1の補正パラメータとステップS619で算出した第2の補正パラメータから第3の補正パラメータを算出する(ステップS621)。第3の補正パラメータは、PMT13で取得した画像上で指定した照射パターンと実際のレーザ光の照射パターンとのズレを補正するためのものである。
最後に、コンピュータ70は、ステップS621で算出した第3の補正パラメータを記憶部71に格納して(ステップS623)、較正処理を終了する。なお、第3の補正パラメータに加えて、第1の補正パラメータと第2の補正パラメータも記憶部71に格納してもよい。また、各補正パラメータは、パターン照射の各種条件と関連付けて格納することが望ましい。
図17に示す較正処理によっても、図2、図7及び図15に示す較正処理と同様に、所望の位置や形状等の照射パターンが標本に形成されるように光学装置104を較正することができる。また、図17に示す構成処理を行う光学装置104によれば、PMT13で取得した画像を参照しながら照射パターンを指定した場合には、図6に示すパターン照射処理で第3の補正パラメータを用いることで標本に所望の照射パターンを形成する可能であり、CCDイメージセンサ53で取得した画像を参照しながら照射パターンを指定した場合には、図6に示すパターン照射処理で第2の補正パラメータを用いることで標本に所望の照射パターンを形成する可能である。従って、検出手段によらず、標本に所望の照射パターンを形成することができる。
上述した各実施例は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。各実施例に係る光学装置は、特許請求の範囲により規定される本発明の思想を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
例えば、各実施例では、位相変調型の空間変調器を使用した光学装置として二光子励起、一光子励起を用いたレーザ走査型顕微鏡を中心に励起光の照射パターンの校正について説明したが、強度変調型の空間変調器を採用することもできる。その場合は、強度変調型の空間変調器を像共役、すなわち標本と共役な位置に配置すればよい。
また、各実施例では、レーザ光をガルバノミラーで走査するものとして説明したが、標本を載せたステージを移動させ走査を行ってもよい。すなわち、レーザ光と標本を相対的に移動させることにより走査を行えばよい。
1、21 レーザ光源
2、22 ビームエクスパンダ
3 LCOS
4、7、12、24 リレーレンズ
5 0次光カットフィルタ
6、23 ガルバノミラー
7a、7b、24a、43 レンズ
8、63 ミラー
9、30、40、51 ダイクロイックミラー
10 対物レンズ
11 標本
13、44 PMT
41 共焦点レンズ
42 共焦点絞り
52 結像レンズ
53 CCDイメージセンサ
61 光源
62 コレクタレンズ
70 コンピュータ
71 記憶部
80 モニタ
90 入力装置
100、101、102、103、104 光学装置
FP 蛍光板
FS 蛍光標本
LS 格子標本

Claims (9)

  1. レーザ光源と、
    前記レーザ光源からのレーザ光を標本に照射する対物レンズと、
    前記対物レンズの瞳位置と光学的に共役な位置に配置され、前記レーザ光の位相を変調する位相変調型の空間光変調器と、
    前記標本の画像を生成するために前記レーザ光を前記標本上で走査する走査部と、
    前記標本からの観察光を検出する検出器と、
    前記検出器からの信号と前記走査部の制御情報とに基づいて前記標本の画像を生成する画像生成部と、
    前記レーザ光によって前記標本に形成すべきパターンに応じて、前記レーザ光の位相の変調量を前記位相変調型の空間光変調器に設定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記標本に形成すべきパターンと前記画像生成部で生成された画像から取得される前記レーザ光が照射されたパターンとに基づいて、前記位相変調型の空間光変調器に設定される前記変調量を補正する
    ことを特徴とする光学装置。
  2. 請求項1に記載の光学装置において、
    前記標本は、蛍光標本であり、
    前記制御部は、
    前記画像生成部で生成された、前記レーザ光の照射により褪色した蛍光標本の画像から前記レーザ光が照射されたパターンを取得し、
    前記蛍光標本に形成すべきパターンと前記レーザ光が照射されたパターンとに基づいて、前記位相変調型の空間光変調器に設定される前記変調量を補正する
    ことを特徴とする光学装置。
  3. 請求項1に記載の光学装置において、
    前記走査部は、前記対物レンズと前記位相変調型の空間光変調器の間に配置され、
    前記制御部は、
    前記標本に形成すべきパターンであって前記標本上の基準位置からシフトした位置にレーザ光を照射するパターンに対応する変調量を前記位相変調型の空間光変調器に設定し、
    前記走査部が前記レーザ光を前記標本上で走査することにより前記画像生成部で生成された画像から、前記レーザ光が照射されたパターンを取得し、
    前記標本に形成すべきパターンと前記レーザ光が照射されたパターンとに基づいて、前記位相変調型の空間光変調器に設定される前記変調量を補正する
    ことを特徴とする光学装置。
  4. 請求項1に記載の光学装置において、さらに、
    前記空間光変調器が配置されたレーザ光路と前記検出器が配置された観察光路とを形成する光路分岐手段と、
    前記光路分岐手段と前記検出器との間に配置された共焦点光学系と、を備え、
    前記走査部は、前記光路分岐手段と前記共焦点光学系の間に配置され、
    前記制御部は、
    前記レーザ光が照射されている間に前記走査部が前記レーザ光を前記標本上で走査することにより前記画像生成部で生成された画像から、前記レーザ光が照射されたパターンを取得し、
    前記標本に形成すべきパターンと前記レーザ光が照射されたパターンとに基づいて、前記位相変調型の空間光変調器に設定される前記変調量を補正する
    ことを特徴とする光学装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の光学装置において、さらに、
    前記空間光変調器が配置されたレーザ光路と前記検出器が配置された観察光路とを形成する光路分岐手段を備え、
    前記走査部は、前記光路分岐手段と前記検出器の間に配置される
    ことを特徴とする光学装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の光学装置において、さらに、
    前記標本に形成すべきパターンと前記画像生成部で生成された画像から取得される前記レーザ光が照射されたパターンとに基づいて算出した補正パラメータを前記レーザ光の波長毎に格納する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記記憶部に格納されている前記補正パラメータのうちの前記レーザ光の波長に対応する前記補正パラメータに基づいて前記位相変調型の空間光変調器に設定される前記変調量を補正する
    ことを特徴とする光学装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の光学装置において、さらに、
    前記標本に形成すべきパターンと前記画像生成部で生成された画像から取得される前記レーザ光が照射されたパターンとに基づいて算出した補正パラメータを前記対物レンズ毎に格納する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記記憶部に格納されている前記補正パラメータのうちの前記対物レンズに対応する前記補正パラメータに基づいて前記位相変調型の空間光変調器に設定される前記変調量を補正する
    ことを特徴とする光学装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の光学装置において、さらに、
    前記標本に形成すべきパターンと前記画像生成部で生成された画像から取得される前記レーザ光が照射されたパターンとに基づいて算出した補正パラメータを前記標本に形成すべきパターンの照射範囲毎に格納する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記記憶部に格納されている前記補正パラメータのうちの前記標本に形成すべきパターンに対応する前記補正パラメータに基づいて前記位相変調型の空間光変調器に設定される前記変調量を補正する
    ことを特徴とする光学装置。
  9. 請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の光学装置において、
    前記補正パラメータは、前記標本に形成すべきパターンと前記画像生成部で生成された画像から取得される前記レーザ光が照射されたパターンとに基づいて算出した座標変換の係数である
    ことを特徴とする光学装置。
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