JP2014109583A - 着脱ユニット、及び、画像形成装置 - Google Patents

着脱ユニット、及び、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】比較的小型で、サブケースとともに対向部材が変形して被対向部材に当接してしまう不具合や、サブケースとともに対向部材が変形して被対向部材に所定の当接力を超えて当接してしまう不具合が生じにくい、着脱ユニット、及び、画像形成装置を提供する。
【解決手段】着脱ユニットのケース10aに保持された被対向部材11と、着脱ユニットにおいて露呈する位置に配設されてケース10aに固定保持されたサブケース12cと、サブケース12cに幅方向両端部が保持されて被対向部材11に対して幅方向にわたって当接する対向部材12aと、が設置されている。そして、サブケース12cに対して被対向部材11の側に向かう外力が加わったときに、幅方向中央部においてケース対向部10a1にサブケース対向部12c1が当接して、被対向部材11に対する対向部材12aの当接力が所定値以上にならないように規制される。
【選択図】図5

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、その画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジ等の着脱ユニットと、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、帯電ローラや像担持体(感光体ドラム)等の複数の部材を一体化して着脱可能な着脱ユニットとして構成する技術が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
詳しくは、特許文献1において、着脱ユニット(作像ユニット)は、被対向部材(感光体ドラム)に対して、対向部材(帯電ローラ)が幅方向にわたって微小な隙間をあけて対向するように、被対向部材を保持した状態のケース(作像ユニット枠体)の内部に、対向部材を保持した状態のサブケース(帯電ハウジング)が、ケースのガイドレールに係合した状態で固定保持されている。
一方、特許文献2には、着脱ユニット(プロセスカートリッジ)において、被対向部材(感光体)に対して、対向部材(露光装置)が幅方向にわたって隙間をあけて対向するように、被対向部材を保持した状態のケース(フレーム)に、対向部材を保持した状態のサブケース(フレーム)が、幅方向両端部でネジ締結されて両端支持にて固定保持されている。そして、この着脱ユニット(プロセスカートリッジ)は、サブケースがユニットの外部に露呈するように構成されている。
特許文献1における着脱ユニットは、被対向部材(感光体ドラム)を保持するケース(作像ユニット枠体)の内部にガイドレールを形成して、対向部材(帯電ローラ)を保持した状態のサブケース(帯電ハウジング)が、ガイドレールに係合した状態で、ケースに内包されるように固定保持されているため、着脱ユニットが全体的に大型化してしまっていた。
これに対して、特許文献2における着脱ユニットは、対向部材(露光装置)を保持した状態のサブケース(フレーム)が、ユニット内に内包されることなく、ユニットの外部に露呈するように構成されているため、着脱ユニットが小型化される効果が期待できる。しかし、サブケースがケースに対して幅方向両端部でネジ締結されて両端支持により固定保持されるように構成されているため、着脱操作時においてサブケースの幅方向中央部に外力がかかるようにユーザーが着脱ユニットを把持したときに、サブケースとともに対向部材が変形して被対向部材に当接してしまい、被対向部材や対向部材がダメージを受けてしまうことがあった。
また、このような問題は、被対向部材に対して対向部材が隙間をあけて対向するように構成された着脱ユニットに限定されることなく、被対向部材に対して対向部材が接触するように構成された着脱ユニットに対しても、共通するものである。すなわち、着脱操作時においてサブケースの幅方向中央部に外力がかかるようにユーザーが着脱ユニットを把持したときに、サブケースとともに対向部材が変形して被対向部材に所定の当接力を超えて当接してしまい、被対向部材や対向部材がダメージを受けてしまうことがあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、比較的小型で、サブケースとともに対向部材が変形して被対向部材に当接してしまう不具合や、サブケースとともに対向部材が変形して被対向部材に所定の当接力を超えて当接してしまう不具合が生じにくい、着脱ユニット、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる着脱ユニットは、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置される着脱ユニットであって、当該着脱ユニットのケースに保持された被対向部材と、当該着脱ユニットにおいて露呈する位置に配設されるとともに、前記ケースに固定保持されたサブケースと、その幅方向両端部が前記サブケースに保持されるとともに、前記被対向部材に対して幅方向にわたって当接する対向部材と、を備え、前記サブケースに対して前記被対向部材の側に向かう外力が加わったときに、前記ケースのケース対向部に前記サブケースのサブケース対向部が、幅方向中央部における単数又は複数の箇所で当接して、前記被対向部材に対する前記対向部材の当接力が所定値以上にならないように規制される。
本発明は、ケースの一部とサブケースの一部とが、幅方向中央部における単数又は複数の箇所で、微小な隙間で互いに対向するように形成している。これにより、比較的小型で、サブケースとともに対向部材が変形して被対向部材に当接してしまう不具合や、サブケースとともに対向部材が変形して被対向部材に所定の当接力を超えて当接してしまう不具合が生じにくい、着脱ユニット、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す概略構成図である。 ケースにサブケースが設置された状態を示す下面図である。 ケース対向部及びサブケース対向部の近傍を示す断面図である。 ケース対向部及びサブケース対向部の近傍を示す断面斜視図である。 ケースを示す側面図である。 サブケースを示す斜視図である。 画像形成装置本体に対して着脱ユニットをユーザーが着脱する状態を示す図である。 変形例1としての、ケースにサブケースが設置された状態を示す下面図である。 変形例2としての、ケースにサブケースが設置された状態を示す下面図である。 変形例3としての、作像部を示す構成図である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態における画像形成装置1は、複数の着脱ユニットとしてのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKが中間転写ベルト17に対向するように並設されたタンデム型のカラー画像形成装置である。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、3は原稿を原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、6は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、7は転写紙等の記録媒体Pが収納される給紙部、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した着脱ユニットとしてのプロセスカートリッジ(作像部)、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する2次転写ローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着部、28は各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの現像部に各色のトナーを補給するためのトナー容器、を示す。
ここで、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(着脱ユニット)は、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム11(被対向部材)、帯電部12、現像部13(現像装置)、クリーニング部15(クリーニング装置)、潤滑剤供給部16(潤滑剤供給装置)が一体化されたものである(図2を参照できる。)。そして、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、寿命に達したときに装置本体1に対して交換される。
各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKにおける感光体ドラム11(像担持体)上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス上の原稿の画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿にて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿のカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部(不図示である。)で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部6に送信される。そして、書込み部6からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上に向けて照射される。
一方、4つの感光体ドラム11は、それぞれ、図の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11(被対向部材)の表面は、帯電ローラ12a(対向部材)との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部6において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。図示は省略するが、レーザ光は、ポリゴンミラーに入射して反射した後に、複数のレンズを透過する。複数のレンズを透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目のプロセスカートリッジ10Yの感光体ドラム11表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー(不図示である。)により、感光体ドラム11の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電ローラ12aにて帯電された後の感光体ドラム11上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、シアン成分のレーザ光は、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ10Cの感光体ドラム11表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ10Mの感光体ドラム11表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目(中間転写ベルト17の走行方向に対して最も下流側である。)のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)の感光体ドラム11表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11表面は、それぞれ、現像部13との対向位置に達する。そして、各現像部13から感光体ドラム11上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写ローラ14が設置されている。そして、1次転写ローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、クリーニング部15との対向位置に達する。そして、クリーニング部15で、感光体ドラム11上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11表面は、潤滑剤供給部16の位置と除電部(不図示である。)の位置とを順次通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト17表面は、図中の矢印方向に走行して、2次転写ローラ18の位置に達する。そして、2次転写ローラ18の位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上のフルカラーの画像が2次転写される(第2転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部(不図示である。)の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト17上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、2次転写ローラ18位置の記録媒体Pは、給紙部7から搬送ガイド、レジストローラ19等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された転写紙Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ19に導かれる。レジストローラ19に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト17上のトナー像とタイミングを合わせて、2次転写ローラ18の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20に導かれる。定着部20では、定着ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラ29によって装置本体1外に出力画像として排出された後に、排紙部5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置の作像部について詳述する。
なお、図2は着脱ユニットとしてのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKを示す構成図である。各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる点を除き、ほぼ同じ構成部材によって構成されている。
図2に示すように、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKには、像担持体としての感光体ドラム11と、感光体ドラム11を帯電する帯電部12と、感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する現像部13と、感光体ドラム11上の未転写トナーを回収するクリーニング部15と、感光体ドラム11上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部16と、が、ケース10a(メインケース)等に一体的に収納されている。
ここで、像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電性の有機感光体であって、ドラム状導電性支持体上に感光層等を設けたものである。
図示は省略するが、感光体ドラム11は、基層としての導電性支持体上に、絶縁層である下引き層、感光層としての電荷発生層及び電荷輸送層、保護層(表面層)が順次積層されている。
感光体ドラム11の導電性支持体(基層)としては、体積抵抗が1010Ωcm以下の導電性材料を用いることができる。
なお、本実施の形態では、A3ノビサイズに対応して、感光体ドラム11の幅方向(回転軸方向)の長さが374mm程度に設定されている。
帯電部12は、対向部材としての帯電ローラ12a、クリーニングローラ12b等で構成されている。帯電ローラ12a(対向部材)は、導電性芯金の外周に中抵抗の弾性層を被覆してなるローラ部材であって、潤滑剤供給部16に対して感光体ドラム11の回転方向下流側に配設されている。また、対向部材としての帯電ローラ12aは、被対向部材としての感光体ドラム11(像担持体)に対し幅方向にわたって所定の当接力で当接(接触)するように配設されている。また、クリーニングローラ12bは、帯電ローラ12a上の汚れを除去するためのもので、帯電ローラ12aに接触するように配設されている。
そして、このように構成された帯電部12において、帯電ローラ12aには不図示の電源部から所定の電圧が印加されて、これにより対向する感光体ドラム11の表面を一様に帯電する。
なお、本実施の形態では、クリーニングローラ12bを設置したが、帯電ローラ12aの汚れが軽微であるような場合などには、その設置を省くこともできる。
現像部13(現像装置)は、主として、感光体ドラム11に対向する現像ローラ13aと、現像ローラ13aに対向する第1搬送スクリュ13b1と、仕切部材を介して第1搬送スクリュ13b1に対向する第2搬送スクリュ13b2と、現像ローラ13aに対向するドクターブレード13cと、で構成される。現像ローラ13aは、内部に固設されてローラ周面に磁極を形成するマグネットと、マグネットの周囲を回転するスリーブと、で構成される。マグネットによって現像ローラ13a(スリーブ)上に複数の磁極が形成されて、現像ローラ13a上に現像剤が担持されることになる。
現像部13内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
クリーニング部15は、潤滑剤供給部16に対して感光体ドラム11の回転方向上流側に配設されている。クリーニング部15には、感光体ドラム11に当接するクリーニングブレード15a、クリーニング部15内に回収されたトナーを廃トナーとして廃トナー回収容器(不図示である。)に向けて搬送する搬送コイル15b、等が設置されている。クリーニングブレード15aは、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。これにより、感光体ドラム11上に付着する未転写トナー等の付着物が機械的に掻き取られてクリーニング部15内に回収されることになる。ここで、感光体ドラム11上に付着する付着物としては、未転写トナーの他に、記録媒体P(用紙)から生じる紙粉、帯電ローラ12aによる放電時に感光体ドラム11上に生じる放電生成物、トナーに添加されている添加剤、等がある。
潤滑剤供給部16は、感光体ドラム11に摺接する発泡弾性層が周設されて感光体ドラム11上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部材としての潤滑剤供給ローラ16a、潤滑剤供給ローラ16a(発泡弾性層)に摺接する固形潤滑剤16b、固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aに向けて付勢する付勢部材としての圧縮スプリング16c、感光体ドラム11に当接して感光体ドラム11上に供給された潤滑剤を薄層化(均一化)するブレード部材としての薄層化ブレード16d(均しブレード)、等で構成される。
潤滑剤供給装置16は、クリーニング部15(クリーニングブレード15a)に対して感光体ドラム11の回転方向下流側(走行方向下流側)であって、帯電部12に対して感光体ドラム11の回転方向上流側に配設されている。また、薄層化ブレード15dは、潤滑剤供給ローラ16aに対して感光体ドラム11の回転方向下流側に配設されている。
潤滑剤供給ローラ16aは、芯金上に発泡ポリウレタン(ウレタンフォーム)からなる発泡弾性層が形成されたローラ部材であって、その発泡弾性層が感光体ドラム11表面に当接した状態で図2の時計方向に回転する。これにより、固形潤滑剤16bから潤滑剤供給ローラ16aを介して感光体ドラム11上に潤滑剤が供給される。
ここで、固形潤滑剤16bは、脂肪酸金属亜鉛に無機潤滑剤を含有させて形成したものである。また、脂肪酸金属亜鉛としては、少なくともステアリン酸亜鉛を含んだものが好ましい。また、無機潤滑剤としては、タルク、マイカ、窒化ホウ素のうち少なくとも1つであることが好ましい。
ステアリン酸亜鉛は、代表的なラメラ結晶紛体である。ラメラ結晶は両親媒性分子が自己組織化した層状構造を有していて、せん断力が加わると層間にそって結晶が割れて滑りやすい。したがって、感光体ドラム11表面を低摩擦係化することができる。すなわち、せん断力を受けて均一に感光体ドラム11表面を覆っていくラメラ結晶によって、少量の潤滑剤によって効果的に感光体ドラム11表面を覆うことができる。そして、感光体ドラム11表面を比較的均等に覆い帯電工程における電気的ストレスから良好に保護できることになる。
また、タルク、マイカ、窒化ホウ素のような板状構造を有する無機潤滑剤を使用することで、クリーニング部15(クリーニングブレード15a)でのトナーや潤滑剤のすり抜けが生じにくくなり、帯電ローラ12aを汚れにくくすることができる。
ブレード部材としての薄層化ブレード16dは、ウレタンゴム等のゴム材料からなる板状部材であって、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。薄層化ブレード16dは、クリーニングブレード15aに対して、感光体ドラム11の回転方向下流側(走行方向下流側)に配設されている。そして、潤滑剤供給ローラ16aによって感光体ドラム11上に供給された潤滑剤は、薄層化ブレード16dによって、感光体ドラム11上に均一かつ適量に薄層化される。
固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aを介して感光体ドラム11表面に塗布すると、感光体ドラム11表面には粉体状の潤滑剤が塗布されるが、この状態のままでは潤滑性は充分に発揮されないため、薄層化ブレード16dが潤滑剤を薄層化・均一化する部材として機能することになる。薄層化ブレード16dにより、感光体ドラム11上での潤滑剤の皮膜化がおこなわれて、潤滑剤はその潤滑性を充分に発揮することになる。
図2にて、先に述べた作像プロセスをさらに詳しく説明する。
現像ローラ13aは、図2中の矢印方向(反時計方向)に回転している。現像部13内の現像剤は、間に仕切部材を介在するように配設された第1搬送スクリュ13b1及び第2搬送スクリュ13b2の回転によって、不図示のトナー補給部によってトナー容器28から補給されたトナーとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図2の紙面垂直方向である。)。
そして、摩擦帯電してキャリアに吸着したトナーは、キャリアとともに現像ローラ13a上に担持される。現像ローラ13a上に担持された現像剤は、その後にドクターブレード13cの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤は、ドクターブレード13cの位置で適量に調整された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤中のトナーが、感光体ドラム11表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ13aに印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界によって、トナーが潜像に付着する(トナー像が形成される)。
その後、現像工程にて感光体ドラム11に付着したトナーは、そのほとんどが中間転写ベルト17上に転写される。そして、感光体ドラム11上に残存した未転写のトナーが、クリーニングブレード15aによってクリーニング部15内に回収される。
ここで、図示は省略するが、装置本体1に設けられたトナー補給部は、交換可能に構成されたボトル状のトナー容器28と、トナー容器28を保持・回転駆動するとともに現像部13に新品トナーを補給するトナーホッパ部と、で構成されている。また、トナー容器28内には、新品のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかである。)が収容されている。また、トナー容器28(トナーボトル)の内周面には、螺旋状の突起が形成されている。
なお、トナー容器28内の新品トナーは、現像部13内のトナー(既設のトナーである。)の消費にともない、トナー補給口から現像部13内に適宜に補給されるものである。図示は省略するが、現像部13内のトナーの消費は、感光体ドラム11に対向する反射型フォトセンサと、現像部13の第2搬送スクリュ13b2の下方に設置された磁気センサと、によって間接的又は直接的に検知される。
以下、図2〜図7等を用いて、本実施の形態において特徴的な、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(着脱ユニット)について詳述する。
先に説明したように、着脱ユニットとしてプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、画像形成装置本体1に対して着脱可能に設置されるように構成されている。そして、図2、図4等を参照して、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKのケース10a(ハウジング)には、被対向部材としての感光体ドラム11(像担持体)が、不図示の軸受を介して回転可能に保持されている。
ここで、図2〜図7を参照して、本実施の形態では、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKにおいて露呈する位置に、対向部材としての帯電ローラ12a(帯電部12)を保持するサブケース12c(サブハウジング)が配設されている。サブケース12cは、帯電ローラ12a(対向部材)及びクリーニングローラ12bの幅方向(図2の紙面垂直方向であって、図2〜図7における±Y方向である。)の両端部を回転可能に保持した状態で、ケース10aに固定保持されている。また、本実施の形態では、対向部材としての帯電ローラ12aが、被対向部材としての感光体ドラム11に対して、幅方向にわたって当接するように設置されている。
詳しくは、図示は省略するが、帯電ローラ12aは、軸部上にローラ部が形成されたローラ部材であって、そのローラ部が感光体ドラム11に対して幅方向にわたって当接している。帯電ローラ12aにおける幅方向両端部の軸部は、不図示の軸受(サブケース12cの壁部に形成された係合部に係合されている。)に回転可能に支持されている。また、帯電ローラ12aの軸部を支持する軸受は、サブケース12c内において、不図示の圧縮スプリングによって感光体ドラム11を圧接する方向に付勢されている。このような構成によって、帯電ローラ12aが感光体ドラム11に対して所定の当接力で当接することになる。
なお、本実施の形態において、帯電ローラ12aの軸部を支持する軸受は、クリーニングローラ12bの幅方向両端部の軸部をも回転可能に支持するように構成されている。
また、サブケース12cは、その幅方向両端部がケース10aにネジ締結によって両端支持により固定保持され、帯電ローラ12a(及び、クリーニングローラ12b)を保持した状態でケース10aに対して着脱可能に構成されている。
詳しくは、図7を参照して、サブケース12cには、その幅方向両端部に、それぞれ穴部12c3(ネジ60が挿通される穴部である。)や位置決め凸部が形成されている。また、図6を参照して、ケース10aには、その幅方向両端部に、それぞれ、雌ネジ部10a5や位置決め穴部が形成されている。そして、図3を参照して、ケース10aの位置決め穴部にサブケース12cの位置決め凸部を係合させることで、ケース10aに対するサブケース12cの位置を定めて、さらにネジ60を穴部12c3を介して雌ネジ部10a5に螺合させることで、ケース10aに対してサブケース12cをネジ締結により固定保持する。
このように、本実施の形態では、帯電ローラ12a(及び、クリーニングローラ12b)を保持するサブケース12cが、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKのケース10a内に内包されることなく、露呈するように形成されているため、ユニットが小型化・軽量化されることになる。また、帯電ローラ12a(及び、クリーニングローラ12b)を保持するサブケース12cがケース10aに対して着脱可能に構成されているため、帯電ローラ12a(及び、クリーニングローラ12b)のメンテナンスをおこなうときの作業性を高めることができる。
なお、本実施の形態では、ケース10aに対してサブケース12cをネジ締結により固定保持したが、その固定方法はこれに限定されることなく、種々の形態のもの(例えば、パッチン止め、マグネットを用いた磁着、等である。)を用いることができる。
そして、本実施の形態におけるプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(着脱ユニット)は、サブケース12cに対して感光体ドラム11(被対向部材)の側に向かう外力(その方向に作用する分力も含むものとする。)が加わったときに、ケース10aの一部(ケース対向部としての第1リブ10a1)にサブケースの一部(サブケース対向部としての突起部12c1)が、幅方向中央部における1箇所(ほぼ中央位置である。)で当接して、感光体ドラム11に対する帯電ローラ12a(対向部材)の当接力が所定値以上にならないように規制される。換言すると、サブケース12cに対して感光体ドラム11の側に向かう外力が加わったときに、ケース10aの一部にサブケース12cの一部が、幅方向中央部における1箇所で当接して、感光体ドラム11に対して帯電ローラ12aが所定量以上に喰い込まないように規制される。さらに換言すると、サブケース12cに対して感光体ドラム11の側に向かう外力が加わったときに、ケース10aの一部にサブケースの一部が当接して、サブケース12cが所定量以上に変形しないように(撓まないように)規制される。
詳しくは、本実施の形態において、ケース10a(メインケース)やサブケース12cは、ユニットの低コスト化や軽量化に加えて、帯電ローラ12aに印加される高圧電圧によって電荷が蓄積されにくいように、金属材料ではなくて、PC(ポリカーボネート)等の樹脂材料で形成されている。
さらに、図3及び図6を参照して、ケース10aには、射出成型後のソリを防止するとともに機械的な強度を確保するために、サブケース12cに向かう方向(±Z方向である。)に延在するように、リブ10a1、10a2が幅方向にわたって複数形成されている。そして、図6を参照して、これらの複数のリブのうち、幅方向中央部に形成された1つのリブ(第1リブ10a1である。)の±Z方向の長さH1が、その他のリブ(第2リブ10a2である。)の±Z方向の長さH2に比べて、短くなるように形成されている(H2>H1である。)。他方、図3及び図7等を参照して、サブケース12cには、その幅方向中央部に、第1リブ10a1に対向するように突起する突起部12c1が形成されている。
そして、ケース10aの第1リブ10a1がケース対向部として機能して、サブケース12cの突起部12c1がサブケース対向部として機能して、感光体ドラム11に対する帯電ローラ12aの当接状態が規制されることになる。
さらに具体的に、図4及び図5等を参照して、ケース10aにサブケース12cが固定保持された状態で、ケース10aの第1リブ10a1(ケース対向部)と、サブケース12cの突起部12c1(サブケース対向部)と、の隙間βが極めて狭くなるように(又は、軽接触するように)設定されている(例えば、βが0〜1.5mm程度に設定されている)。
先に説明したように、本実施の形態におけるプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(着脱ユニット)は、小型化・軽量化や高メンテナンス性のため、サブケース12cがケース10aに対して幅方向両端部でネジ締結されて両端支持により固定保持されるように構成されている。そのため、図8を参照して、着脱操作時において露呈状態にあるサブケース12c(本実施の形態では、ユニットの下面の一部にサブケース12cが露呈している。)の幅方向中央部に外力がかかるようにユーザーがプロセスカートリッジ10Yを把持したときに、サブケース12cの変形とともに帯電ローラ12aが撓んで、帯電ローラ12aが感光体ドラム11に大きな当接力で当接してしまい、感光体ドラム11や帯電ローラ12aがダメージを受けてしまうことになる。特に、本実施の形態におけるプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(着脱ユニット)は、A3ノビサイズに対応して幅方向の長さが長く設定されているために、このような不具合が生じやすくなっている。
これに対して、本実施の形態では、上述したように、サブケース12cに対して感光体ドラム11の側に向かう外力が加わったときに(又は、ケース10aに対して帯電ローラ12aの側に向かう力が加わったときに)、ケース10aの第1リブ10a1にサブケース12cの突起部12c1が当接して、サブケース12c(又は、ケース10a)の変形が規制されるため、感光体ドラム11に対して帯電ローラ12aが許容値を超えて当接しないことになる。そのため、感光体ドラム11や帯電ローラ12aがダメージを受ける不具合が確実に軽減されることになる。
なお、本実施の形態では、ケース対向部としての第1リブ10a1と、サブケース対向部としての突起部12c1と、の数をそれぞれ単数とした。
これに対して、図9、図10に示すように、ケース対向部としての第1リブ10a1と、サブケース対向部としての突起部12c1と、の数をそれぞれ複数とすることもできる。具体的に、図9では、第1リブ10a1と突起部12c1とが、幅方向中央部において2つ(幅方向の範囲をほぼ3等分するように)形成されている。また、第1リブ10a1と突起部12c1とが、幅方向中央部において3つ(幅方向の範囲をほぼ4等分するように)形成されている。
このような構成により、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの幅方向の長さが長く設定されていて、ユーザーが把持する幅方向の位置を特定できないような場合であっても、上述したものと同様の効果を得ることができる。
なお、第1リブ10a1と突起部12c1とがそれぞれ幅方向中央部において複数形成されているような場合に、第1リブ10a1と突起部12c1とのそれぞれの隙間βがいずれもほぼ同等になるように形成することが好ましい。
また、本実施の形態におけるプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(着脱ユニット)は、感光体ドラム11(被対向部材)に対して帯電ローラ12a(対向部材)が当接するように構成した。
これに対して、図11に示すように、感光体ドラム11(被対向部材)に対して帯電ローラ12a(対向部材)が所定の隙間αをあけて対向するように、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(着脱ユニット)を構成することもできる。このように、帯電ローラ12aが感光体ドラム11に対して非接触で対向する場合には、帯電ローラ12aの汚れが軽減されることになる。
そして、図11のようにプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKを構成した場合に、ケース10aの第1リブ10a1(ケース対向部)とサブケース12cの突起部12c1(サブケース対向部)とが、幅方向中央部における単数又は複数の箇所で、帯電ローラ12aと感光体ドラム11との隙間αよりも狭い隙間βで互いに対向するように形成する(α>βである。)。詳しくは、サブケース12cに対して感光体ドラム11(被対向部材)の側に向かう外力が加わったときに、第1リブ10a1(ケース対向部)に突起部12c1(サブケース対向部)が当接して、感光体ドラム11に対して帯電ローラ12a(対向部材)が当接しないように規制される、ように構成する。
これにより、先に図8を用いて説明したように、着脱操作時において露呈状態にあるサブケース12c(又は、ケース10a)の幅方向中央部に外力がかかるようにユーザーがプロセスカートリッジ10Yを把持しても、ケース10aの第1リブ10a1にサブケース12cの突起部12c1が当接して、サブケース12c(又は、ケース10a)の変形が規制されるため、感光体ドラム11に対して帯電ローラ12aが当接しないことになる。そのため、感光体ドラム11や帯電ローラ12aがダメージを受ける不具合が確実に軽減されることになる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(着脱ユニット)が比較的小型になり、サブケース12cとともに帯電ローラ12a(対向部材)が変形して感光体ドラム11(被対向部材)に当接してしまう不具合や、サブケース12cとともに帯電ローラ12aが変形して感光体ドラム11に所定の当接力を超えて当接してしまう不具合が生じにくくなる。
なお、本実施の形態では、作像部における各部(感光体ドラム11、帯電部12、現像部13、クリーニング部15、潤滑剤供給部16である。)を一体化してプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKを構成して、作像部のコンパクト化とメンテナンス作業性の向上とを図っている。
本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像部(現像装置)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング部とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットであって、着脱ユニットの1形態であるものと定義する。
また、本実施の形態では、着脱ユニットとしてのプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKに対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、被対向部材を保持するケースに対して対向部材を保持するサブケースが幅方向両端部で保持固定された着脱ユニットであれば、いかなる形態の着脱ユニット(例えば、定着ローラを保持するケースに対して、加圧ローラを保持するサブケースが幅方向両端部で保持固定された着脱ユニットである。)に対しても本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、ケース対向部として第1リブ10a1を用いて、サブケース対向部として突起部12c1を用いたが、ケース対向部やサブケース対向部の形態はこれに限定されることなく、種々の形態のものを用いることができる。
そして、これらのような場合であっても、ケースとサブケースとを本実施の形態のものと同様に構成することで、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
10Y、10M、10C、10BK プロセスカートリッジ(着脱ユニット)、
10a ケース(メインケース)、
10a1 第1リブ(ケース対向部)、
10a2 第2リブ、
10a5 雌ネジ部、
11 感光体ドラム(像担持体、被対向部材)、
12 帯電部、
12a 帯電ローラ(対向部材)、
12c サブケース、
12c1 突起部(サブケース対向部)、
12c3 穴部、
13 現像部(現像装置)、
15 クリーニング部、
16 潤滑剤供給部(潤滑剤供給装置)、
16a 潤滑剤供給ローラ(潤滑剤供給部材)、
16b 固形潤滑剤、
60 ネジ。
特許第4794995号公報 特開2008−268449号公報

Claims (8)

  1. 画像形成装置本体に対して着脱可能に設置される着脱ユニットであって、
    当該着脱ユニットのケースに保持された被対向部材と、
    当該着脱ユニットにおいて露呈する位置に配設されるとともに、前記ケースに固定保持されたサブケースと、
    その幅方向両端部が前記サブケースに保持されるとともに、前記被対向部材に対して幅方向にわたって当接する対向部材と、
    を備え、
    前記サブケースに対して前記被対向部材の側に向かう外力が加わったときに、前記ケースのケース対向部に前記サブケースのサブケース対向部が、幅方向中央部における単数又は複数の箇所で当接して、前記被対向部材に対する前記対向部材の当接力が所定値以上にならないように規制されることを特徴とする着脱ユニット。
  2. 画像形成装置本体に対して着脱可能に設置される着脱ユニットであって、
    当該着脱ユニットのケースに保持された被対向部材と、
    当該着脱ユニットにおいて露呈する位置に配設されるとともに、前記ケースに固定保持されたサブケースと、
    その幅方向両端部が前記サブケースに保持されるとともに、前記被対向部材に対して幅方向にわたって隙間をあけて対向する対向部材と、
    を備え、
    前記ケースのケース対向部と前記サブケースのサブケース対向部とが、幅方向中央部における単数又は複数の箇所で、前記隙間よりも狭い隙間で互いに対向するように形成されたことを特徴とする着脱ユニット。
  3. 前記サブケースに対して前記被対向部材の側に向かう外力が加わったときに、前記ケース対向部に前記サブケース対向部が当接して、前記被対向部材に対して前記対向部材が当接しないように規制されることを特徴とする請求項2に記載の着脱ユニット。
  4. 前記ケースは、前記サブケースに向かう方向に延在するリブが幅方向にわたって複数形成され、
    前記ケース対向部は、複数の前記リブのうちの単数又は複数のリブであって、その他のリブに比べて前記サブケースに向かう方向の長さが短くなるように形成され、
    前記サブケース対向部は、前記ケース対向部としてのリブに対向するように突起する突起部であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の着脱ユニット。
  5. 前記サブケースは、その幅方向両端部が前記ケースにネジ締結によって固定保持され、前記対向部材を保持した状態で前記ケースに対して着脱可能に構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の着脱ユニット。
  6. 前記ケースと前記サブケースとは、いずれも、樹脂材料で形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の着脱ユニット。
  7. 前記被対向部材は、その表面にトナー像が形成される像担持体であって、
    前記対向部材は、前記像担持体の表面を帯電する帯電ローラであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の着脱ユニット。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の着脱ユニットを前記画像形成装置本体に備えたことを特徴とする画像形成装置。
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