JP2014109427A - クリーンベンチ - Google Patents

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Kosuke Hirasawa
紘介 平沢
Shinya Hirasawa
真也 平沢
Naoki Watanabe
直樹 渡邊
Noriyoshi Ebato
範芳 江波戸
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Abstract

【課題】作業空間において処理作業を行うに際して被処理物の形状態様その他によって被処理物の形状・構成によって最も適したエアの流れの下で作業が出来るよう必要に応じて被処理物に対し吹き当てる気流の向き、或は位置等を任意に変更することが出来るようにしたクリーンベンチを得る。
【解決手段】函体内に吸気ファンを内装してなるクリーンベンチ本体に、吸気ファンが排出する排気をハニカム構造の軽量樹脂材を用いてなる清浄空気吹出部に導くフレキシブルダクトと、清浄空気吹出部の吹出面の向きを適宜方向に向かせて吹出部を支持する自在アームとを設け、吸気ファンと清浄空気吹出部の吹出面との間の通気路を横切って高性能フィルターを設け、吸気ファン部分とエア吹出部分とを分けた分割構造とした。また、クリーンベンチ本体の函体内の通気路を横切って高性能フィルターを設けた。そして、清浄空気吹出部内の通気路を横切って高性能フィルターを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定エリアに清浄空気を噴出することで、清浄空気に囲まれた清浄作業空間を得ることの出来るクリーンベンチに係り、当該作業空間を形成する位置、清浄空気の吹出方向等を任意に設定出来るようにしたことを特徴とするクリーンベンチに関する。
クリーンベンチは一般に、作業台上面の空間の周囲をパネル等で囲い作業空間とし、作業台下部、或は上部等の適所にファン及びフィルターを設け、装置外から該ファンにより吸引したエアを清浄化し作業空間に清浄空気を吹き出す流路を形成し、該清浄空気の流れの中で作業をしているが、上記清浄空気の流れはファン,フィルター,吹出口等がクリーンベンチの所定位置とに固定され清浄空気の流れの方向は一定に保たれている(特許文献1,特許文献2)。
然し、そのような清浄空気の流れの雰囲気では充分な除塵を行うことが難しい場合もあって、必要に応じ被処理物に対し清浄空気を吹き付ける角度を適宜変更することが出来る装置が望まれた。
本発明は、その点に鑑みてなされたもので、様々な作業に使用できるようにクリーンベンチ本体と吹出部とを分離させ、相互を自在アームで支持されたフレキシブルダクトで連結し、吹出方向を任意に設定できる処理対象に応じて、清浄空気の被処理物への吹出方向を任意に変えることが出来るようにしたことを特徴とするものである。
特開2010−84989号公報 特開平9−155209号公報
本発明は、前記の点に鑑みて、作業空間において処理作業を行うに際して被処理物の形状態様その他によって被処理物の形状・構成によって最も適したエアの流れの下で作業が出来るよう必要に応じて被処理物に対し吹き当てる気流の向き、或は位置等を任意に変更することが出来るようにしたクリーンベンチを得ることを目的とする。
本装置は、周囲をパネルなどで囲わずISOクラス5)〜7ミクロンメータの清浄度環境が一定の範囲内で得られ、精密部品などの屋台方式組立ライン(座り作業、起ち作業)や手術室・診察室などでの部分的感染防止、コンベアーラインなどの一部ライン上の清浄空間を簡易的に形成でき、設置や撤去が容易で必要な時にだけ使用できるポータブルタイプの装置である。
請求項1記載の発明にあっては、函体内に吸気ファンを内装してなるクリーンベンチ本体に、吸気ファンが排出する排気をハニカム構造の軽量樹脂材を用いてなる清浄空気吹出部に導くフレキシブルダクトと、清浄空気吹出部の吹出面の向きを適宜方向に向かせて吹出部を支持する自在アームとを設け、吸気ファンと、清浄空気吹出部の吹出面との間の通気路を横切って高性能フィルターを設けてなることを特徴とする。
請求項2記載の発明にあっては、クリーンベンチ本体の函体内の通気路を横切ってヘパフィルターを設けたことを特徴とする。
請求項3記載の発明にあっては、清浄空気吹出部内の通気路を横切って高性能フィルターを設けたことを特徴とする。
外気を吸引する吸気ファンを内装する函体と、前記吸気ファンからのエアを吹き出す吹出部との間をフレキシブルダクトで繋ぎ、吹出部を自在アームで支持し函体と吹出部との間のエア流路中にフィルターを配したため、吹出部は自由にその位置及び吹出方向を変更することが出来、被処理物への清浄空気の吹き付け方向等を自由任意に変更することが出来、特定の吹出方向の清浄空気の流れにのみこだわる必要がない。
本発明クリーンベンチの使用状態を示す側面図で、Aは第1の、Bは第2の実施例を示す。 作業空間に対する清浄空気吹出部の位置の変化例を示す概略図で、Aは正面水平使い、Bは正面斜め使い、Cは天井垂直使い、Dは側面斜め使い、Eは側面水平使いをそれぞれ示す。 清浄空気吹出部の縦断側面図で、Aは第1の、Bは第2の実施例を示す。 フレキシブルダクト接続手段を示し、Aは側面図、Bは前記AのB−B断面図。
本発明クリーンベンチ1を図面と共に次に説明する。
本発明クリーンベンチ1は、作業空間2に清浄空気3を吹き出すことにより、作業空間2を清浄空気3により満たされた空間とする際に、清浄空気3を作業空間2に吹き込むための清浄空気吹出部4を、作業空間2に対して任意の方向から清浄空気3を吹き込むことが出来るようにしている。即ち、函体7を構成し、その内部にファン8を設置してなるクリーンベンチ本体6に設けた自在アーム5により清浄空気吹出部4を支持したことを特徴とするものである。清浄空気吹出部4から吹き出す空気の清浄化のための高性能フィルター9はクリーンベンチ本体6の函体7内、或は清浄空気吹出部4内に設けられる。
図1Aに示す例につき説明する。クリーンベンチ本体6は、函体7内部にファン8,ヘパフィルター9を有し、函体7の吸入開口部に設けたプレフィルター10を通じて函体7外部の外気をファン8により函体7内部に吸引可能としている。ファン8の排気口11の上部空間内には高性能フィルター9を設け、高性能フィルター9を収容した函体7には自在アーム5及び函体7内のエアを函体7外に送り出すフレキシブルダクト12を取り付けてある。そして、吸気ファン8の排気口11,高性能フィルター9,フレキシブルダクト12と続く通気路13が構成される。
フレキシブルダクト12は、適宜カーブを画いて屈曲させることの出来る管体で、その先端には清浄空気吹出部4が設けてある。
清浄空気吹出部4の第1の例を図3Aに示す。第1の例は重箱状の偏平な形状をなし、軽量にするための箱(ケース)の素材を樹脂製ハニカム構造体14としている。そして、重箱の底板に相当する基板15の周縁に側板16を立て基板15と4枚の側板16とよりなる一面が開いた箱体とし、該箱体の開いた面を清浄空気噴出面17としている。基板15に設けた通気孔18を囲ってフレキシブルダクト接続手段19が設けられフレキシブルダクト12と清浄空気吹出部4とを接続している。
フレキシブルダクト接続手段19は、清浄空気吹出部4の基板15の通気孔18に重ねた鍔状体20の中央に接続管21を配してなるもので、フレキシブルダクト12と清浄空気吹出部4とを接続する際には、後述する布チューブ22(導電性繊維を織り込んだポリエステル長繊維使用の低発塵素材よりなる)の導気管部23を接続管21に通し、これらを重ね該部をフレキシブルダクト接合手段19により締め付け固定する。
清浄空気吹出部4の樹脂製ハニカム構造体よりなるケース14内には、袋状の布チューブ22が封入されている。布チューブ22は、樹脂製ハニカム構造体よりなるケース14の内法と同等の寸法を有する布製の袋体で樹脂製ハニカム構造体よりなるケース14の清浄空気吹出面17に位置する部分以外は通気性の無い生地とし清浄空気噴出面17に相当する位置の生地は通気性の有る生地を用いて作られている。そして、フレキシブルダクト12に接続される位置の流路を塞ぐように更に1枚の整流布25を重ねている。布チューブ22は樹脂製ハニカム構造体よりなるケース14内に挿入し、両者は適所に配した面ファスナー26によって取り外し自在に固定されている。布チューブ22の清浄空気吹出面17を覆うように樹脂製ハニカム構造体よりなるケース14にはパンチング板27が設けられている。
清浄空気吹出部4は、図1Aに示す如く自在アーム5により清浄空気吹出方向を適宜変更することを可能にしてクリーンベンチ本体6の函体7上に支持されている。
自在アーム5は、ファン8を内装した函体7に起立させたガイド柱5aに昇降自在に嵌合し、レバー5bの回動により任意の位置に固定出来る昇降基体5cに搖動自在に支持される。
自在アーム5は複数のショートアーム5dを関節5eで屈折自在に連結してなり、関節5eに設けられたレバー5bの操作により関節の屈曲位置を自由に変更固定出来るようにしている。隣接するショートアーム5dの端部に上方向に向け、それぞれ設けた突部間にスプリング5fを架け渡し、ショートアーム5dの端部が常に上方に旋回するよう付勢する。これにより自在アーム5の先端に設けられた清浄空気吹出部4は上昇させる方向に付勢され、その操作性を良好にしている。
また、屈折の角度は関節部に設けられたレバーを固定することにより角度を決められ、また、関節両端間に設けたスプリングの引力により吹出部支持腕5dの先端に加える力を調節することも可能である。特に関節部を多くすれば吹出口の位置操作等を向上させ得る。
図1B,図3Bに示した例は、高性能フィルター9を清浄空気吹出部4の内部に配した例である。
即ち、図1Bに示すクリーンベンチ1は、ファン8を内製する函体7に、前記ファン8により函外から吸引されたエアを作業空間2に送り出すフレキシブルダクト12及びその先端に設けた清浄空気吹出部4、それらを支える自在アーム5よりなり、ファン8の排気口11,フレキシブルダクト12,清浄空気吹出部4と続く通気路13において、図1B,図3Bに示す如く清浄空気吹出部4内に高性能フィルター9を設けている。
図3Bにその詳細を示す。本実施例にあっては、清浄空気吹出部4のケース14内にヘパフィルター9を設けたもので、清浄空気吹出部4には図3Aに示す例と同様にケース14の接続管21にはフレキシブルダクト12が固定(図示せず)されている。ケース14内には、接続管21に近い側に通気路を重ねた空間31を配し、空間31にバッフル板32を設けている。9は高性能フィルターである。そして、ケース14の清浄空気噴出面17にはラスアミ33を設けている。
ケース14は、図3Aに示す例と同様に重量を軽く、操作性を高めるためにその材質に樹脂製のハニカム構造体を用いている。
この例の清浄空気吹出部4内に噴出された気流は、一旦空間31内で攪拌された状態を経てから高性能フィルター9を通って清浄空気吹出部4外に噴出されていることと、ヘパフィルター9を通過して直ちに清浄空間に吹き出しているために、吹き出した気流は整った流れを作り乱流となることはない点で優れている。然し、清浄空気吹出部4の重量が大きくなり、その向き或は位置を変更するための操作を行う際に操作しにくい点が見られる。
それに対し、清浄空気吹出部4内には高性能フィルター9を設けず、クリーンベンチ本体6内に高性能フィルター9を設けたものは、作業中に清浄空気吹出部の位置を操作しようとするような場合、その重量,容量が少ないため操作し易い特徴があるが、高性能フィルターで整流された流れが、そのまま作業空間に出て来るものではないため、作業空間での清浄空気の流れは若干乱れが見られることになる。
1 クリーンベンチ
2 作業空間
3 清浄空気
4 清浄空気吹出部
5 自在アーム
5a ガイド柱
5b レバー
5c 昇降体
5d ショートアーム
5e 関節
5f スプリング
6 クリーンベンチ本体
7 函体
8 ファン
9 高性能フィルター
10 プレフィルター
11 排気口
12 フレキシブルダクト
13 通気路
17 清浄空気噴出面
18 通気孔
19 フレキシブルダクト固定バンド
20 鍔状体
21 接続管
22 布チューブ
25 整流布
26 面ファスナー
27 パンチング板
31 空間
32 バッフル板
本発明は、所定エリアに清浄空気を噴出することで、清浄空気に囲まれた清浄作業空間を得ることの出来るクリーンベンチに係り、当該作業空間を形成する位置、清浄空気の吹出方向等を任意に設定出来るようにしたことを特徴とするクリーンベンチに関する。
クリーンベンチは一般に、作業台上面の空間の周囲をパネル等で囲い作業空間とし、作業台下部、或は上部等の適所にファン及びフィルターを設け、装置外から該ファンにより吸引したエアを清浄化し作業空間に清浄空気を吹き出す流路を形成し、該清浄空気の流れの中で作業をしているが、上記清浄空気の流れはファン,フィルター,吹出口等がクリーンベンチの所定位置とに固定され清浄空気の流れの方向は一定に保たれている(特許文献1,特許文献2)。
然し、そのような清浄空気の流れの雰囲気では充分な除塵を行うことが難しい場合もあって、必要に応じ被処理物に対し清浄空気を吹き付ける角度を適宜変更することが出来る装置が望まれた。
本発明は、その点に鑑みてなされたもので、様々な作業に使用できるようにクリーンベンチ本体と吹出部とを分離させ、相互を自在アームで支持されたフレキシブルダクトで連結し、吹出方向を任意に設定できる処理対象に応じて、清浄空気の被処理物への吹出方向を任意に変えることが出来るようにしたことを特徴とするものである。
特開2010−84989号公報 特開平9−155209号公報
本発明は、前記の点に鑑みて、作業空間において処理作業を行うに際して被処理物の形状態様その他によって被処理物の形状・構成によって最も適したエアの流れの下で作業が出来るよう必要に応じて被処理物に対し吹き当てる気流の向き、或は位置等を任意に変更することが出来るようにしたクリーンベンチを得ることを目的とする。
本装置は、周囲をパネルなどで囲わずISOクラス5〜7ミクロンメータの清浄度環境が一定の範囲内で得られ、精密部品などの屋台方式組立ライン(座り作業、起ち作業)や手術室・診察室などでの部分的感染防止、コンベアーラインなどの一部ライン上の清浄空間を簡易的に形成でき、設置や撤去が容易で必要な時にだけ使用できるポータブルタイプの装置である。
請求項1記載の発明にあっては、函体内に吸気ファンを内装してなるクリーンベンチ本体に、吸気ファンが排出する排気をハニカム構造の軽量樹脂材を用いてなる清浄空気吹出部に導くフレキシブルダクトと、清浄空気吹出部の吹出面の向きを適宜方向に向かせて吹出部を支持する自在アームとを設け、吸気ファンと、清浄空気吹出部の吹出面との間の通気路を横切って高性能フィルターを設けてなることを特徴とする。
請求項2記載の発明にあっては、クリーンベンチ本体の函体内の通気路を横切って高性能フィルターを設けたことを特徴とする。
請求項3記載の発明にあっては、清浄空気吹出部内の通気路を横切って高性能フィルターを設けたことを特徴とする。
外気を吸引する吸気ファンを内装する函体と、前記吸気ファンからのエアを吹き出す吹出部との間をフレキシブルダクトで繋ぎ、吹出部を自在アームで支持し、かつ、函体と吹出部との間のエア流路中に高性能フィルターを配したため、吹出部は自由にその位置及び吹出方向を変更することが出来、被処理物への清浄空気の吹き付け方向等を自由任意に変更することが出来、特定の吹出方向の清浄空気の流れにのみこだわる必要がない。
本発明クリーンベンチの使用状態を示す側面図で、Aは第1の、Bは第2の実施例を示す。 作業空間に対する清浄空気吹出部の位置の変化例を示す概略図で、Aは正面水平使い、Bは正面斜め使い、Cは天井垂直使い、Dは側面斜め使い、Eは側面水平使いをそれぞれ示す。 清浄空気吹出部の縦断側面図で、Aは第1の、Bは第2の実施例を示す。 フレキシブルダクト接続手段を示し、Aは側面図、Bは前記AのB−B断面図。
本発明クリーンベンチ1を図面と共に次に説明する。
本発明クリーンベンチ1は、作業空間2に清浄空気3を吹き出すことにより、作業空間2を清浄空気3により満たされた空間とする際に、清浄空気3を作業空間2に吹き込むための清浄空気吹出部4を、作業空間2に対して任意の方向から清浄空気3を吹き込むことが出来るようにしている。即ち、函体7を構成し、その内部にファン8を設置してなるクリーンベンチ本体6に設けた自在アーム5により清浄空気吹出部4を支持したことを特徴とするものである。清浄空気吹出部4から吹き出す空気の清浄化のための高性能フィルター9はクリーンベンチ本体6の函体7内、或は清浄空気吹出部4内に設けられる。
図1Aに示す例につき説明する。クリーンベンチ本体6は、函体7内部にファン8,高性能フィルター9を有し、函体7の吸入開口部に設けたプレフィルター10を通じて函体7外部の外気をファン8により函体7内部に吸引可能としている。ファン8の排気口11の上部空間内には高性能フィルター9を設け、高性能フィルター9を収容した函体7には自在アーム5及び函体7内のエアを函体7外に送り出すフレキシブルダクト12を取り付けてある。そして、吸気ファン8の排気口11,高性能フィルター9,フレキシブルダクト12と続く通気路13が構成される。
フレキシブルダクト12は、適宜カーブを画いて屈曲させることの出来る管体で、その先端には清浄空気吹出部4が設けてある。
清浄空気吹出部4の第1の例を図3Aに示す。第1の例は重箱状の偏平な形状をなし、軽量にするため箱(ケース)14の素材を樹脂製ハニカム構造体としている。そして、重箱の底板に相当する基板15の周縁に側板16を立て基板15と4枚の側板16とよりなる一面が開いた箱体とし、該箱体の開いた面を清浄空気噴出面17としている。基板15に設けた通気孔18を囲ってフレキシブルダクト接続手段19が設けられフレキシブルダクト12と清浄空気吹出部4とを接続している。
フレキシブルダクト接続手段19は、清浄空気吹出部4の基板15の通気孔18に重ねた鍔状体20の中央に接続管21を配し、フレキシブルダクト12と清浄空気吹出部4とを接続する際には、後述する布チューブ22(導電性繊維を織り込んだポリエステル長繊維使用の低発塵素材よりなる)の導気管部23を接続管21に通し、これらを重ね該部をフレキシブルダクト接合手段19により締め付け固定する。
清浄空気吹出部4の樹脂製ハニカム構造体よりなるケース14内には、袋状の布チューブ22が封入されている。布チューブ22は、樹脂製ハニカム構造体よりなるケース14の内法と同等の寸法を有する布製の袋体で樹脂製ハニカム構造体よりなるケース14の清浄空気吹出面17に位置する部分以外は通気性の無い生地とし清浄空気噴出面17に相当する位置の生地は通気性の有る生地を用いて作られている。そして、フレキシブルダクト12に接続される位置の流路を塞ぐように更に1枚の整流布25を重ねている。布チューブ22は樹脂製ハニカム構造体よりなるケース14内に挿入し、両者は適所に配した面ファスナー26によって取り外し自在に固定されている。布チューブ22の清浄空気吹出面17を覆うように樹脂製ハニカム構造体よりなるケース14にはパンチング板27が設けられている。
清浄空気吹出部4は、図1Aに示す如く自在アーム5により清浄空気吹出方向を適宜変更することを可能にしてクリーンベンチ本体6の函体7上に支持されている。
自在アーム5は、ファン8を内装した函体7に起立させたガイド柱5aに昇降自在に嵌合し、レバー5bの回動により任意の位置に固定出来る昇降基体5cに搖動自在に支持される。
自在アーム5は複数のショートアーム5dを関節5eで屈折自在に連結してなり、関節5eに設けられたレバー5bの操作により関節の屈曲位置を自由に変更固定出来るようにしている。隣接するショートアーム5dの端部に上方向に向け、それぞれ設けた突部間にスプリング5fを架け渡し、ショートアーム5dの端部が常に上方に旋回するよう付勢する。これにより自在アーム5の先端に設けられた清浄空気吹出部4は上昇させる方向に付勢され、その操作性を良好にしている。
また、屈折の角度は関節部に設けられたレバーを固定することにより角度を決められ、また、関節両端間に設けたスプリングの引力により吹出部支持腕5dの先端に加える力を調節することも可能である。特に関節部を多くすれば吹出口の位置操作等を向上させ得る。
図1B,図3Bに示した例は、高性能フィルター9を清浄空気吹出部4の内部に配した例である。
即ち、図1Bに示すクリーンベンチ1は、ファン8を内製する函体7に、前記ファン8により函外から吸引されたエアを作業空間2に送り出すフレキシブルダクト12及びその先端に設けた清浄空気吹出部4、それらを支える自在アーム5よりなり、ファン8の排気口11,フレキシブルダクト12,清浄空気吹出部4と続く通気路13において、図1B,図3Bに示す如く清浄空気吹出部4内に高性能フィルター9を設けている。
図3Bにその詳細を示す。本実施例にあっては、清浄空気吹出部4のケース14内に高性能フィルター9を設けたもので、清浄空気吹出部4には図3Aに示す例と同様にケース14の接続管21にはフレキシブルダクト12が固定(図示せず)されている。ケース14内には、接続管21に近い側に通気路を重ねた空間31を配し、空間31にバッフル板32を設けている。9は高性能フィルターである。そして、ケース14の清浄空気噴出面17にはラスアミ33を設けている。
ケース14は、図3Aに示す例と同様に重量を軽く、操作性を高めるためにその材質に樹脂製のハニカム構造体を用いている。
この例の清浄空気吹出部4内に噴出された気流は、一旦空間31内で攪拌された状態を経てから高性能フィルター9を通って清浄空気吹出部4外に噴出されていることと、高性能フィルター9を通過して直ちに清浄空間に吹き出しているために、吹き出した気流は整った流れを作り乱流となることはない点で優れている。然し、清浄空気吹出部4の重量が大きくなり、その向き或は位置を変更するための操作を行う際に操作しにくい点が見られる。
それに対し、清浄空気吹出部4内には高性能フィルター9を設けず、クリーンベンチ本体6内に高性能フィルター9を設けたものは、作業中に清浄空気吹出部の位置を操作しようとするような場合、その重量,容量が少ないため操作し易い特徴があるが、高性能フィルターで整流された流れが、そのまま作業空間に出て来るものではないため、作業空間での清浄空気の流れは若干乱れが見られることになる。
1 クリーンベンチ
2 作業空間
3 清浄空気
4 清浄空気吹出部
5 自在アーム
5a ガイド柱
5b レバー
5c 昇降体
5d ショートアーム
5e 関節
5f スプリング
6 クリーンベンチ本体
7 函体
8 ファン
9 高性能フィルター
10 プレフィルター
11 排気口
12 フレキシブルダクト
13 通気路
14 ケース
15 基板
16 側板
17 清浄空気噴出面
18 通気孔
19 フレキシブルダクト固定バンド
20 鍔状体
21 接続管
22 布チューブ
23 導気管部
25 整流布
26 面ファスナー
27 パンチング板
31 空間
32 バッフル板
33 ラスアミ

Claims (3)

  1. 函体内に吸気ファンを内装してなるクリーンベンチ本体に、吸気ファンが排出する排気をハニカム構造の軽量樹脂材を用いてなる清浄空気吹出部に導くフレキシブルダクトと、清浄空気吹出部の吹出面の向きを適宜方向に向かせて吹出部を支持する自在アームとを設け、かつ、吸気ファンと、清浄空気吹出部の吹出面との間の通気路を横切ってヘパフィルターを設けたことを特徴とする分離型クリーンベンチ。
  2. クリーンベンチ本体の函体内の通気路を横切って高性能フィルターを設けたことを特徴とする請求項1記載の分離型クリーンベンチ。
  3. 清浄空気吹出部内の通気路を横切って高性能フィルターを設けたことを特徴とする請求項1記載の分離型クリーンベンチ。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60140034A (ja) * 1983-12-28 1985-07-24 Taikisha Ltd クリ−ンル−ム
JP2008075945A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Hitachi Plant Technologies Ltd 局所清浄化装置
JP2009002575A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Fujikake Planning Co Ltd ハニカムパネル及びその製造方法

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