JP2014109253A - 電動圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】モータ3は、ロータ12と、これに第1のエアギャップαを介して対向配置させた第1のステータ13と、第2のエアギャップβを介して対向配置させた第2のステータ14とを備える。第1のステータ13とハウジングの内壁との間に第1の冷媒導入空間31を画成し、第2のステータ14とハウジングの内壁との間に第2の冷媒導入空間32を画成し、第1の冷媒導入空間31と第1のエアギャップαとを第1のステータ13の中央に形成された第1のガス通路21で連通し、第2の冷媒導入空間32と第2のエアギャップβとを第2のステータ14の中央に形成された第2のガス通路22で連通する。
【選択図】図1
Description
このうち、特許文献1に示される電動圧縮機は、密閉容器と、密閉容器内に配置された圧縮機構部と、密閉容器内の低圧側に配置され、回転軸を介して圧縮機構部を駆動するアキシャルギャップ型モータとを備えている。この圧縮機に用いられるアキシャルギャップ型モータは、ステータと、このステータの上側に所定のエアギャップを介して対向配置されたロータとを有して構成され、圧縮機構部は、密閉容器内に取り付けられた本体部と、この本体部に固定される固定スクロールと、この固定スクロールに噛み合う旋回スクロールとを有して構成され、旋回スクロールを回転軸の上端に接続し、この旋回スクロールを回転軸の回転によって旋回させるようにしている。
このような冷却促進手段は、第1の冷媒導入空間にあっては、導入ポートと第1のガス通路の第1の冷媒導入空間に開口する部分とを結ぶ仮想直線を遮る壁部によって構成し、また、第2の冷媒導入空間にあっては、第2のガス通路の第2の冷媒導入空間に開口する部分と連通路とを結ぶ仮想直線を遮る壁部によって構成するとよい。
同様に、第2の冷媒導入空間にあっては、第2のガス通路の第2の冷媒導入空間に開口する部分から連通路にかけて冷媒を螺旋状に流す壁部を設けたり、第2のガス通路の冷媒導入空間に開口する部分の周縁に連通路と反対側が開口された円弧状の壁部を設けたりするとよい。
図1において、電動圧縮機1は、例えば、冷媒を作動流体とする冷凍サイクルに用いられるものであり、アルミ合金で構成されたハウジング2内に、図中左方においてアキシャルギャップ型のモータ3を配設し、また、図中右側において前記モータ3により駆動される圧縮機構4を配設している。尚、図1において、図中左側を電動圧縮機の前方(フロント側)、図中右側を電動圧縮機の後方(リア側)としている。
第1の冷媒誘導壁51は、導入ポート27と第1のガス通路21とを結ぶ仮想直線を遮るように形成されているもので、第1のステータ13のバックヨーク13bに一体化されるものであっても、バックヨーク13bや第1のハウジング部材5と別体で形成されるものであってもよい。また、第2の冷媒誘導壁52は、第2のガス通路と連通路29とを結ぶ仮想直線を遮るように形成されているもので、第2のステータ14のバックヨーク14bに一体化されるものであっても、バックヨーク14bや第2のハウジング部材6と別体で形成されるものであってもよい。
なお、26は、シャフト11に外装されるロータ12の軸方向位置を固定するナットである。
また、第2のハウジング部材6の仕切壁6aには、図4にも示されるように、第2の冷媒導入空間32と圧縮機構4の吸入部位とを連通する連通路29が形成されている。
その後、冷媒は、第1のエアギャップαを通って、また、第1のステータ13を構成する励磁コイル13d間の隙間を通って径方向外側へ流れる。
そして、ロータ12の外周面とハウジング2との間のギャップγを流れた後に、第2のエアギャップβを通って、また、第2のステータ14を構成する励磁コイル14d間の隙間を通って径方向内側へ流れ、第2のステータ14の中央に形成された第2のガス通路22を通って、間隙部22aから第2の冷媒導入空間32に導かれ、その後、連通路29を介して圧縮機構4へ導入される。
また、ロータ12の周囲のギャップγを介して第2のエアギャップβに導かれた冷媒は、この第2のエアギャップβを介して径方向内側に運ばれ、第2のステータ14の中央に設けた第2のガス通路22を介して第2の冷媒導入空間32に導かれるので、確実にロータ12と第2のステータ14とを冷却することが可能となる。
即ち、第1のステータ13に対しては、第1の冷媒導入空間31からロータ12と対峙する側(第1のエアギャップαのみならず、励磁コイル13dの間)にかけて第1のガス通路21を介して冷媒が導入されるので、第1のステータ13のバックヨーク13bとロータ12が対峙する側とを冷媒によって冷却することが可能となる。また、第2のステータ14に対しては、ロータ12と対峙する側(第2のエアギャップβのみならず、励磁コイル14dの間)から第2の冷媒導入空間32にかけて第2のガス通路22を介して冷媒が導入されるので、第2のステータ14のロータ12が対峙する側とバックヨーク14bとを冷媒によって冷却することが可能となる。さらに、ロータ12に対しては、第1のエアギャップαから第2のエアギャップβにかけてロータ周囲のギャップγを介して冷媒が導入されるので、ロータ12の両端面を冷媒によって冷却することが可能となる。
冷媒誘導壁51,52をステータと一体に形成される構成は、例えば、樹脂モールド等によって冷媒誘導壁51,52をステータのバックヨークに一体成型することで実現でき、組付け時の部品点数の増加を避けて組み付け作業を容易に行うことが可能となる。また、冷媒誘導壁51,52をステータ及びハウジングと別体に形成する構成は、冷媒誘導壁51,52の設計自由度を確保することができる利点がある。
例えば、図7に示されるように、それぞれのハウジング部材5,6の凹部5e,6fの径を大きくし、この凹部5e,6fの内周壁に沿うように支持壁53,54を設け、この支持壁53,54と連続的に冷媒誘導壁51,52を設けるようにしてもよい。
このような構成においても、部品点数の削減を図るとともにステータの取り付け精度を高め、それぞれのステータの冷却を促進することが可能となる。
また、以上の構成においては、第1の冷媒導入空間31と第2の冷媒導入空間32の両方に冷媒誘導壁51,52を設けた例を示したが、いずれか一方の冷媒導入空間にのみ冷媒誘導壁を設けるようにしてもよく、また、それぞれの冷媒導入空間の冷媒誘導壁51,52は、上述した各種冷媒誘導壁を適宜組み合わせて用いるようにしてもよい。
2 ハウジング
3 モータ
4 圧縮機構
5 第1のハウジング部材
6 第2のハウジング部材
11 シャフト
12 ロータ
13 第1のステータ
14 第2のステータ
21 第1のガス通路
22 第2のガス通路
27 導入ポート
29 連通路
31 第1の冷媒導入空間
32 第2の冷媒導入空間
51,52 冷媒誘導壁
53,54 支持壁
α 第1のエアギャップ
β 第2のエアギャップ
Claims (7)
- ハウジングと、このハウジング内に回転可能に支承されたシャフトと、前記ハウジング内に収容されたモータ及びこのモータにより前記シャフトを介して駆動される圧縮機構とを備え、
前記モータは、前記シャフトに固定されたロータと、このロータの軸方向の一方の端面に第1のエアギャップを介して対向配置された第1のステータと、前記ロータの軸方向の他方の端面に第2のエアギャップを介して対向配置された第2のステータと、を有して構成され、
前記ハウジングの外周壁に冷媒を導入する導入ポートを設け、この導入ポートを介して導入された冷媒を、前記モータを収容する空間から前記圧縮機構へ導く電動圧縮機において、
前記第1のステータとこれに軸方向で対峙する前記ハウジングの内壁との間に第1の冷媒導入空間を画成し、前記導入ポートを前記第1の冷媒導入空間に連通させ、
前記第2のステータとこれに軸方向で対峙する前記ハウジングの内壁との間に第2の冷媒導入空間を画成し、この第2の冷媒導入空間を前記圧縮機構に連通させ、 前記第1のステータの中央に前記第1の冷媒導入空間と前記第1のエアギャップとを連通する第1のガス通路を形成し、
前記第2のステータの中央に前記第2の冷媒導入空間と前記第2のエアギャップとを連通する第2のガス通路を形成し、
前記導入ポートを介して導入された冷媒を、前記第1の冷媒導入空間、前記第1のガス通路、前記第1のエアギャップ、前記ロータの周囲、前記第2のエアギャップ、前記第2のガス通路、前記第2の冷媒導入空間、の順に流して前記圧縮機構へ導く冷媒経路を具備することを特徴とする電動圧縮器。 - 前記第1及び第2の冷媒導入空間の少なくとも一方に、導入された冷媒による前記ステータの冷却を促進する冷却促進手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の電動圧縮器。
- 前記冷却促進手段は、前記導入ポートと前記第1のガス通路の前記第1の冷媒導入空間に開口する部分とを結ぶ仮想直線を遮る壁部で構成されることを特徴とする請求項2記載の電動圧縮器。
- 前記冷却促進手段は、前記第2のガス通路の前記第2の冷媒導入空間に開口する部分と前記圧縮機構への導入部分とを結ぶ仮想直線を遮る壁部で構成されることを特徴とする請求項2記載の電動圧縮器。
- 前記壁部は、前記ステータと一体に形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の電動圧縮器。
- 前記壁部は、前記ステータ及び前記ハウジングとは別体に形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の電動圧縮器。
- 前記壁部は、前記ステータを支持する支持部と共に前記ステータに一体に形成されていることを特徴とする請求項5記載の電動圧縮機。
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JP2016220298A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | アキシャルギャップ型回転電機 |
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