JP2014108760A - 車両後部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】リアサイドメンバを介して入力される上下方向の荷重に対して、部品点数を増やさずに車両後部の捻り剛性を向上させることができる車両後部構造を得る。
【解決手段】車両10の後部10Aには、リアフロアパネル12と、リアフロアパネル12の車両幅方向両側に配置される一対のリアサイドメンバ14と、リアフロアパネル12の後端部から車両上方側に向かって延在されるロアバックパネル16とが設けられている。ロアバックパネル16の上部には、ロアバックパネル16とで閉断面を形成するロアバックリインフォースメント18が設けられている。ロアバックパネル16は、リアサイドメンバ14との接合部の車両幅方向内側端部より車両幅方向外側が厚板部30で形成されており、厚板部30は他の部位の板厚よりも厚く形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両後部構造に関する。
下記特許文献1には、ロアバックの開口下側部の剛性を向上させるために、ロアバックインナパネルとロアバックアウタパネルとの間の車両幅方向外側の位置に補強部材としてのリインフォースメント等を設けた構造が開示されている。
特開2006−062565号公報 特開2010−162913号公報 特開2008−168711号公報 特開2011−213283号公報 特開2011−143892号公報
上記特許文献1に記載された技術では、ロアバックにリインフォースメント等の補強部材を追加することで部品点数が増えている。このため、部品点数を増やさずに効率よく上下方向の荷重に対して捻り剛性を向上させるためには改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、リアサイドメンバを介して入力される上下方向の荷重に対して、部品点数を増やさずに車両後部の捻り剛性を向上させることができる車両後部構造を得ることが目的である。
請求項1の発明に係る車両後部構造は、車両後部に設けられ、車両前後方向及び車両幅方向に沿って延在されるリアフロアと、前記リアフロアの車両幅方向両側に配置され、車両前後方向に沿って延在された一対のリアサイドメンバと、車両後部における前記リアサイドメンバの車両上方側に車両幅方向に沿って配置されたリインフォースメントと、前記リアフロアの車両前後方向後端部から車両上方側に向かって延在され、前記リインフォースメントが上部に接合されて閉断面を構成すると共に、前記リアサイドメンバの車両前後方向後端部が下部に接合され、更に前記リアサイドメンバとの接合部の車両幅方向内側端部より車両幅方向外側の部位の板厚が他の部位の板厚よりも厚く設定されたロアバックと、を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両後部構造において、車両後部の車両幅方向両端部に設けられ、車両前後方向に沿って延在されると共に後端部が前記ロアバックの車両幅方向端部に接合されたクォータパネルを備え、前記ロアバックは、前記リアサイドメンバとの接合部から前記クォータパネルとの接合部までの部位の板厚が、左右一対の前記リアサイドメンバとの接合部の間の板厚よりも厚く設定されている。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両後部構造において、前記ロアバックは、車両幅方向外側に配置された一対の厚板材と、前記厚板材の車両幅方向内側に配置された薄板材とを差厚結合によって結合することにより構成されている。
請求項4の発明は、請求項3に記載の車両後部構造において、前記ロアバックは、車両幅方向外側の上端部に設けられると共に車両幅方向外側から車両幅方向内側に向かって下り勾配となるように湾曲されたラウンド部と、前記ラウンド部から車両幅方向内側に繋がる水平方向のストレート部と、を備え、前記ラウンド部が前記ストレート部に繋がる終端部を起点として、車両上下方向に沿って前記差厚結合の結合線が設けられている。
請求項1記載の本発明によれば、リアフロアの車両幅方向両側に車両前後方向に沿って延在される一対のリアサイドメンバが配置されており、リアフロアの車両前後方向後端部から車両上方側に向かってロアバックが延在されている。リアサイドメンバの車両前後方向後端部がロアバックの下部に接合されており、リアサイドメンバの車両上方側に車両幅方向に沿って配置されたリインフォースメントがロアバックの上部に接合されてロアバックとリインフォースメントとで閉断面が構成されている。その際、ロアバックは、リアサイドメンバとの接合部の車両幅方向内側端部より車両幅方向外側の部位の板厚が他の部位の板厚よりも厚く設定されている。これにより、リアサイドメンバを介して入力される上下方向の荷重が、ロアバックの板厚が厚い部位によって剛性の高いロアバックとリインフォースメントとの接合面に効率よく伝達される。このため、部品点数を増やすことなく車両後部の捻れ変形が抑制され、効率よく剛性を高めることができる。
請求項2記載の本発明によれば、車両後部の車両幅方向両端部には、車両前後方向に沿ってクォータパネルが延在されており、クォータパネルの後端部がロアバックの車両幅方向端部に接合されている。ロアバックは、リアサイドメンバとの接合部からクォータパネルとの接合部までの部位の板厚が、左右一対のリアサイドメンバとの接合部の間の板厚よりも厚く設定されている。これによって、リアサイドメンバを介して入力される上下方向の荷重が、ロアバックの板厚が厚い部位により剛性の高いクォータパネルとロアバックとの接合面に伝達される。このため、さらに効率よく車両後部の剛性を向上させることができる。
請求項3記載の本発明によれば、ロアバックは、車両幅方向外側に配置された一対の厚板材と、厚板材の車両幅方向内側に配置された薄板材とを差厚結合によって結合することにより構成されており、部品点数を増やさずに効率よく車両後部の剛性を向上させることができる。
請求項4記載の本発明によれば、ロアバックには、車両幅方向外側から車両幅方向内側に向かって下り勾配となるように湾曲されたラウンド部が車両幅方向内側のストレート部に繋がる終端部を起点として、車両上下方向に沿って差厚結合の結合線が設けられている。これによって、ラウンド部に対応する厚板材と、ストレート部に対応する薄板材とを準備して結合することができ、ロアバックの歩留まりを向上させることができる。
本発明に係る車両後部構造によれば、リアサイドメンバを介して入力される上下方向の荷重に対して、部品点数を増やさずに車両後部の捻り剛性を向上させることができる。
第1実施形態に係る車両後部構造を示す背面図である。 図1中の2−2線に沿った車両後部構造を示す横断面図である。 図1中の3−3線に沿った車両後部構造を示す縦断面図である。 図4(A)、図4(B)は、図1に示す車両後部構造に用いられるロアバックパネルを差厚結合により結合する工程を示す背面図である。 第2実施形態に係る車両後部構造を示す背面図である。 図6(A)、図6(B)は、図5に示す車両後部構造に用いられるロアバックパネルを差厚結合により結合する工程を示す背面図である。 比較例に係る車両後部構造を示す背面図である。 図7に示す車両後部構造のリアサイドメンバ付近を示す縦断面図である。
以下、図1〜図4を用いて、本発明に係る車両後部構造の第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印RRは車両後方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
図1には、本実施形態に係る車両後部構造11が背面図にて示されている。図2には、図1中の2−2線に沿った車両後部構造11の構成が横断面図にて示されており、図3には、図1中の3−3線に沿った車両後部構造11の構成が縦断面図にて示されている。図1及び図3に示されるように、車両10の後部10Aには、車両下部側に略車両前後方向及び略車両幅方向に沿って延在されるリアフロアとしてのリアフロアパネル12が設けられている。リアフロアパネル12の車両幅方向両側の下部には、車両前後方向に沿って延在されるリアサイドメンバ14が設けられている。リアサイドメンバ14は、車両幅方向に左右一対で配置されている。リアサイドメンバ14は、車両幅方向の断面が略ハット状に形成されており、上部の車両幅方向両側に形成されたフランジ部(図示省略)がリアフロアパネル12の下面に接合されることで、リアサイドメンバ14とリアフロアパネル12とで閉断面が形成されている。
リアフロアパネル12の車両後方側には、略車両上下方向及び略車両幅方向に沿って延在されるロアバックとしてのロアバックパネル16が配設されている。ロアバックパネル16におけるリアサイドメンバ14の車両上方側には、車両幅方向に沿って延在されるリインフォースメントとしてのロアバックリインフォースメント18が設けられている。ロアバックリインフォースメント18は、車両前方側からロアバックパネル16の上部に接合されており、ロアバックパネル16との間で閉断面を構成している(図3参照)。
さらに、図1及び図2に示されるように、車両10の後部10Aには、ロアバックパネル16の車両前方側の車両幅方向両端部に、車両前後方向に沿って配置されるクォータパネル20が設けられおり、クォータパネル20の後端部がロアバックパネル16に接合されている。
図1に示されるように、リアフロアパネル12は、車両背面視にて車両幅方向両側の端部12Aに対して車両幅方向中央部が車両下方側に窪んだ凹状部12Bを備えている。リアフロアパネル12の車両前後方向の後端部には、凹状部12B及び車両幅方向両側の端部12Aの後端部から車両上方側に屈曲された屈曲部12Cが形成されている(図3参照)。屈曲部12Cは、リアフロアパネル12の車両幅方向の略全幅に亘って形成されている。屈曲部12Cはロアバックパネル16の前壁と面接触状態で配置されており、屈曲部12Cとロアバックパネル16とが溶接(本実施形態ではスポット溶接)により接合されている。
リアフロアパネル12の車両幅方向両側には、リアフロアとしてのリアフロアサイドパネル22が配設されている。リアフロアサイドパネル22の車両前後方向の後端部には、車両下方側に屈曲された屈曲部22Aが形成されている。屈曲部22Aはロアバックパネル16の前壁と面接触状態で配置されており、屈曲部22Aとロアバックパネル16とが溶接(本実施形態ではスポット溶接)により接合されている。
リアサイドメンバ14の車両前後方向の後端部には、断面が略ハット状に形成された壁部から左右両側及び下側にそれぞれ屈曲された接合面としての3方向のフランジ部14A、14Bが形成されている(図2及び図3参照)。フランジ部14A、14Bはロアバックパネル16の前壁と面接触状態で配置されており、フランジ部14A、14Bとロアバックパネル16とが溶接(本実施形態ではスポット溶接)により接合されている。
図1〜図3に示されるように、ロアバックパネル16は、車両幅方向外側(車両幅方向両側)に配置されると共に板厚が厚い(大きい)左右一対の厚板部30と、車両幅方向中央部に配置されると共に厚板部30よりも板厚が薄い(小さい)薄板部32と、を備えている(図2参照)。ロアバックパネル16は、車両幅方向両側の厚板部30と車両幅方向中央部の薄板部32とを、差厚結合によって結合することにより構成されている。厚板部30と薄板部32とを差厚結合により結合した結合線38は、略車両上下方向に沿って配置されている。
ロアバックパネル16は、車両幅方向両側の上端部に、車両幅方向外側から車両幅方向内側に向かって下り勾配となるように湾曲されたラウンド部34が形成されている。ラウンド部34は、車両幅方向中央部の上端部に略水平方向に形成されたストレート部36に繋がっている。ロアバックパネル16は、ラウンド部34が車両幅方向内側のストレート部36に繋がる終端部34Aを起点として、略車両上下方向に沿って結合線38が設けられている。
ここで、「差厚結合」とは、いわゆるテーラードブランク溶接のことであり、板厚や材質の異なる複数の金属板(ブランク材)をプレス成形前にレーザ溶接等にて溶接し、1つの金属板とするものである。例えば、差厚結合を車体のプレス成形部材に用いることで、強度の必要な部分だけ板厚を増すことができ、又は異種材をつなぎ合わせることにより、1枚の素材の特性を部分的に変えることができるという特徴を持つ。この差厚結合により、素材の最適配置を可能とし、補強部材の省略による車体の軽量化を図ることができる。なお、本実施形態では、異種材は、厚さが異なる部材を意味しているが、厚さと材質の両方が異なる部材を適用してもよい。
薄板部32の車両上下方向の中間部から下部側には、略車両幅方向及び略車両上下方向に沿って配置された縦壁部16Aが形成されている。厚板部30の車両上下方向の中間部から下部側には、略車両幅方向及び略車両上下方向に沿って配置された外側縦壁部16Cが形成されている。前述のリアサイドメンバ14のフランジ部14A、14Bと、リアフロアサイドパネル22の屈曲部22Aは、ロアバックパネル16の厚板部30に形成された外側縦壁部16Cに接合されている(図1参照)。
なお、薄板部32により形成される縦壁部16Aは、車両幅方向中央部に車両幅方向に沿って配置された縦壁と、縦壁の車両幅方向両端部から車両前方の斜め外側に向けて延びた側壁と、を備えた構成としてもよい。
また、図3に示されるように、ロアバックパネル16は、縦壁部16A及び外側縦壁部16Cの上端部から車両後方側に向けて延びた横壁部16Dと、横壁部16Dの後端部から略車両上方側に向けて延びた上側縦壁部16Eと、上側縦壁部16Eの車両上方側に延びた延設部16Fと、を備えている。
さらに、ロアバックパネル16は、縦壁部16A及び外側縦壁部16Cの下端部から車両後方側に略クランク状に屈曲された曲げフランジ部16Gを備えている。ロアバックパネル16の下端に曲げフランジ部16Gを設けることで、ロアバックパネル16の端末の剛性が確保されている。なお、ロアバックパネル16の下端に曲げフランジ部16Gに代えて外周ビードを設け、ロアバックパネル16の端末の剛性を確保してもよい。
厚板部30で形成された外側縦壁部16Cは、縦断面視で車両前後方向にオフセットのない略同一面となるように形成されている(図3参照)。また、厚板部30で形成された外側縦壁部16Cは、横断面視で車両前後方向にオフセットのない略同一面となるように形成されている(図2参照)。ここで、「オフセット」とは、基準となるある点からの相対的な位置のことであり、例えば、基準点となる位置から一定方向にずれていることをいう。すなわち、本実施形態で「オフセットがない」とは、基準点となる位置から略車両前後方向にずれていないことをいう。
図3に示されるように、ロアバックリインフォースメント18は、略車両上下方向に沿って配置された縦壁部18Aと、縦壁部18Aの上端部から車両後方側に向けて延びた横壁部18Bと、横壁部18Bの後端部から車両上方側に屈曲された屈曲部18Cと、を備えている。縦壁部18Aの下端部18Dは、ロアバックパネル16の縦壁部16A及び外側縦壁部16Cの上端部にそれぞれ面接触状態で配置され、溶接(本実施形態ではスポット溶接)により接合されている。ロアバックリインフォースメント18の屈曲部18Cは、ロアバックパネル16の延設部16Fに面接触状態で配置され、溶接(本実施形態ではスポット溶接)により接合されている。言い換えると、ロアバックリインフォースメント18の上下の屈曲部18Cと下端部18Dが、ロアバックパネル16の横壁部16D及び上側縦壁部16Eにより形成された開口断面の上端の延設部16Fと下端前縁部(縦壁部)に結合されることで、ロアバックパネル16の上部にロアバックリインフォースメント18とで閉断面が形成されている。
図2に示されるように、クォータパネル20は、略車両上下方向及び略車両前後方向に沿って延在されており、クォータパネル20の後端部に車両幅方向内側に屈曲された屈曲部20Aを備えている。クォータパネル20の屈曲部20Aは、ロアバックパネル16の外側縦壁部16Cの前壁に面接触状態で配置されており、屈曲部20Aと外側縦壁部16Cとが溶接(本実施形態ではスポット溶接)により接合されている(図1参照)。
図2及び図3に示されるように、ロアバックパネル16の外側縦壁部16Cの車両後方側には、クラッシュボックス26が配設されている。クラッシュボックス26は、リアサイドメンバ14の車両後方側に、ロアバックパネル16の外側縦壁部16Cを挟んで配置されている。図示を省略するが、クラッシュボックス26は、車両幅方向両側に一対で配置されている。クラッシュボックス26は、車両幅方向に沿った断面が多角形(例えば、略矩形状)の閉断面からなり、クラッシュボックス26の前端部には、板状の取付部28が溶接により接合されている。図示を省略するが、クラッシュボックス26の壁面には、車両上下方向及び車両幅方向に沿って複数の凹部が形成されており、複数の凹部は車両前後方向にほぼ平行に配置されている。これにより、車両衝突時にクラッシュボックス26が車両前後方向に潰れるようになっている。
クラッシュボックス26の取付部28は、ロアバックパネル16の外側縦壁部16Cの後壁に面接触状態で配置されており、この状態で、ロアバックパネル16の外側縦壁部16Cと取付部28とが図示しない締結具により締結固定されている。本実施形態では、ロアバックパネル16の外側縦壁部16Cに逆三角形状に配置された3箇所の貫通孔が形成されており、これらの貫通孔に締結具(ボルトなど)を貫通させることにより、クラッシュボックス26の取付部28をロアバックパネル16の外側縦壁部16Cに締結固定している。
このような車両後部構造11では、ロアバックパネル16は、少なくともリアサイドメンバ14のフランジ部14A、14Bとの接合部の車両幅方向内側端部より車両幅方向外側に、他の部位(薄板部32)よりも板厚が厚い厚板部30が設けられている。より具体的には、ロアバックパネル16は、リアサイドメンバ14のフランジ部14A、14Bとの接合部の車両幅方向内側端部からクォータパネル20の屈曲部20Aとの接合部までが、左右一対のリアサイドメンバ14のフランジ部14A、14Bとの接合部の間の薄板部32よりも板厚が厚い厚板部30で形成されている。
さらに、ロアバックパネル16は、ラウンド部34が車両幅方向内側のストレート部36に繋がる終端部34Aを起点として、厚板部30と薄板部32とを差厚結合により結合した結合線38が車両上下方向に沿って設けられている。
この車両後部構造11では、ロアバックパネル16は、リアサイドメンバ14のフランジ部14A、14B(接合部)の車両幅方向内側端部より車両幅方向外側が厚板部30で形成されているため、リアサイドメンバ14を介して入力される車両上下方向(図1に示す矢印A、B)の荷重が、厚板部30から剛性の高い厚板部30とロアバックリインフォースメント18の下端部18Dとの接合部に効率よく伝達されるようになっている。さらに、リアサイドメンバ14を介して入力される車両上下方向の荷重が、厚板部30から剛性の高い厚板部30とクォータパネル20の屈曲部20Aとの接合部に効率よく伝達されるようになっている。
ここで、ロアバックパネル16の製造方法について説明する。
図4(A)に示されるように、車両幅方向外側の左右一対の厚板部30(図1参照)に対応する2枚の厚板材40と、車両幅方向中央部の薄板部32(図1参照)に対応する薄板材42とを準備する。薄板材42の上端部は、ロアバックパネル16のストレート部36に対応し、厚板材40の上端部は、ロアバックパネル16のラウンド部34に対応している(図1及び図4(B)を参照)。このため、薄板材42の上下方向の長さが、厚板材40の上下方向の長さよりも、領域44の長さ分だけ短くなる。
そして、2枚の厚板材40の車両幅方向内側端部に対応する端縁部40Aと、薄板材42の車両幅方向外側端部に対応する端縁部42Aとを差厚結合により結合する。これにより、図4(B)に示されるように、薄板材42の幅方向両側に厚板材40が結合された差厚結合材46が形成される。その際、差厚結合により結合された部分が結合線38となる(図1参照)。なお、図示を省略するが、厚板材40と薄板材42の大きさは、ロアバックパネル16のプレス成形前であるため、ロアバックパネル16の外形形状よりも大きく形成されている。
その後、差厚結合材46をロアバックパネル16の外形形状に合わせてカットすると共にプレス成形することで、ロアバックパネル16が製造される。
このようなロアバックパネル16の製造方法では、3枚に分割された薄板材42と2枚の厚板材40とを差厚結合により結合した後、プレス成形している。その際、図4(B)に示されるように、薄板材42の上端部は、ロアバックパネル16のストレート部36に対応し、厚板材40の上端部は、ロアバックパネル16のラウンド部34に対応しているため、薄板材42の上部側の領域44に相当する材料が不要となる。
次に、本実施形態の車両後部構造11の作用並びに効果について説明する。
図1及び図3に示されるように、ロアバックパネル16は、リアサイドメンバ14のフランジ部14A、14Bとの接合部の車両幅方向内側端部より車両幅方向外側が厚板部30で形成されている。より具体的には、ロアバックパネル16は、リアサイドメンバ14のフランジ部14A、14Bとの接合部の間が薄板部32で形成されており、リアサイドメンバ14のフランジ部14A、14Bとの接合部からクォータパネル20の屈曲部20Aとの接合部までが薄板部32よりも板厚が厚い厚板部30で形成されている。
これによって、リアサイドメンバ14を介して入力される車両上下方向(図1に示す矢印A、B)の荷重が、厚板部30から剛性の高い厚板部30とロアバックリインフォースメント18の下端部18Dとの接合部に効率よく伝達される。すなわち、車両上下方向の荷重を、剛性の高いロアバックパネル16の厚板部30とロアバックリインフォースメント18の下端部18Dとの接合部にシェア方向(厚板部30の面方向)に伝達させることで、車両10の後部10Aの捻れ変形が抑制され、効率よく剛性を高めることができる。
これと共に、リアサイドメンバ14を介して入力される車両上下方向の荷重が、厚板部30から剛性の高い厚板部30とクォータパネル20の屈曲部20Aとの接合部に効率よく伝達される。すなわち、車両上下方向の荷重を、剛性の高いロアバックパネル16の厚板部30とクォータパネル20の屈曲部20Aとの接合部にシェア方向に伝達させることで、車両10の後部10Aの捻れ変形がさらに抑制され、効率よく剛性を高めることができる。
一般的な自動車のロアバック構造は、ロアバックパネルとロアバックリインフォースメントとを備え、バックドア開口部を閉断面で形成し、その下側延長部はロアバックパネル1枚の薄板構造とされている。そのため、リアサイドメンバからの入力に対し、ロアバックパネルの剛性を高める必要がある。例えば、ロアバックパネル全体の板厚を大きくしたり、ロアバックパネルにサイドガセット又はセンターガセットなどの別部材を追加配置したり、さらに別部材の板厚を厚くすることで剛性を高めている。
しかし、剛性を向上するために、ロアバックパネル全体の板厚を大きくしたり、ロアバックパネルの板厚を上げずに別部材をロアバックパネルに溶接することは、車体重量が増加すると共にコストが上昇してしまう。燃費改善や操縦安定性能を向上するためには、軽量かつ低コストで剛性を向上させることが望ましい。
図7及び図8には、比較例の車両後部構造101が示されている。図7及び図8に示されるように、車両100の後部100Aには、ロアバックパネル102の後壁面の車両幅方向両側に、左右一対のサイドガセット104が設けられている。車両背面視でサイドガセット104は、略ベース状の板状部材で形成されており、ロアバックパネル102の外側縦壁部102Aの後壁面にスポット溶接により接合されている(図7参照)。サイドガセット104の内側端部104Aは、車両背面視でリアサイドメンバ14のフランジ部14A、14Bの車両幅方向内側端部を覆う位置まで延びている。サイドガセット104の外側端部104Bは、車両背面視でクォータパネル20の屈曲部20Aの一部を覆う位置まで延びている。
この車両後部構造101では、剛性を向上するために、ロアバックパネル102の外側縦壁部102Aの後壁面に別部材からなるサイドガセット104がスポット溶接により接合されており、車体重量が増加すると共にコストが上昇する。
また、比較例の車両後部構造101では、リアサイドメンバ14を介して入力される車両上下方向の荷重が、サイドガセット104との溶接部を介して、ロアバックパネル102とロアバックリインフォースメント18の下端部18Dとの接合部に伝達されると共に、ロアバックパネル102とクォータパネル20の屈曲部20Aとの接合部に伝達される。
これに対して、本実施形態の車両後部構造11では、図1等に示されるように、ロアバックパネル16が、車両幅方向両側の厚板部30と、車両幅方向中央部の薄板部32とを備えた1枚の板材で構成されている。すなわち、ロアバックパネル16には、サイドガセット等の別部品を溶接せず、車両幅方向両側を車両幅方向中央部の薄板部32よりも厚い厚板部30で構成することで剛性を確保している。
また、本実施形態の車両後部構造11では、リアサイドメンバ14を介して入力される車両上下方向の荷重が、ロアバックパネル16の厚板部30から剛性の高い厚板部30とロアバックリインフォースメント18の下端部18Dとの接合部に伝達されると共に、剛性の高い厚板部30とクォータパネル20の屈曲部20Aとの接合部に伝達される。これにより、本実施形態の車両後部構造11では、比較例のロアバックパネル102とサイドガセット104との溶接部を介して荷重が伝達される場合に比べて、荷重をロスなく効率的に伝達することができるため、比較例のサイドガセット104とロアバックパネル102の総板厚よりも、ロアバックパネル16の厚板部30の板厚を薄くすることができる。また、ロアバックパネル16の車両幅方向中央部の部位は、車体の捻り剛性にほとんど寄与しないため、板厚を上げることなく薄板部32で構成している。このため、本実施形態の車両後部構造11では、比較例の車両後部構造101と同等の剛性を確保しながら車体の軽量化を図ることができる。
また、本実施形態の車両後部構造11では、ロアバックパネル16は、車両幅方向両側の厚板部30と車両幅方向中央部の薄板部32とを、差厚結合により結合した差厚結合材で形成されている。さらに、ロアバックパネル16は、ラウンド部34が車両幅方向内側のストレート部36に繋がる終端部34Aを起点として、差厚結合の結合線38が略車両上下方向に沿って配置されている。
例えば、ロアバックパネル16を1枚の板材により製造する場合は、車両幅方向両側のラウンド部34やランプハウジング部を車両幅方向中央部のストレート部36に比べて車両上方に延長する必要があり、1枚の板材の車両上下方向の長さを小さくすることができず、歩留まりが悪化する。
これに対して、本実施形態の車両後部構造11では、図4(A)、図4(B)に示されるように、薄板材42と2枚の厚板材40とを差厚結合により結合した後、成形してロアバックパネル16を製造する際に、ロアバックパネル16のストレート部36に対応する部分を薄板材42で形成し、ロアバックパネル16のラウンド部34に対応する部分を厚板材40で形成することができる。このため、本実施形態の車両後部構造11では、ロアバックパネル16を1枚の板材により製造する場合と比較して、薄板材42の上部の領域44が不要となり、スクラップ材料を減らすことができる。これにより、ロアバックパネル16の歩留まりを大幅に向上することができる。
さらに、本実施形態の車両後部構造11では、ロアバックパネル16の車両幅方向両側を厚板部30で構成することで、サイドガセットを廃止することができ、サイドガセットの型費、部品費、及びサイドガセットの組み付けのための設備等を省略でき、さらなる低コスト化が可能となる。
次に、図5及び図6を用いて、本発明に係る車両後部構造の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図5に示されるように、本実施形態の車両後部構造60は、リアフロアパネル62の車両後方側に、略車両上下方向及び略車両幅方向に沿って延在されるロアバックとしてのロアバックパネル64を備えている。
リアフロアパネル62は、車両背面視にて車両幅方向両側の端部62Aに対して車両幅方向中央部が車両下方側に窪んだ凹状部62Bを備えている。凹状部62Bは、車両後部構造11の凹状部12B(図1参照)に比べて、車両上下方向の深さが浅く形成されている。
ロアバックパネル64は、車両幅方向外側(車両幅方向両側)に配置されると共に板厚が厚い左右一対の厚板部66と、車両幅方向中央部に配置されると共に厚板部66よりも板厚が薄い薄板部68と、を備えている。ロアバックパネル64は、車両幅方向両側の厚板部66と車両幅方向中央部の薄板部68とを、結合線38にて差厚結合により結合したものである。
ロアバックパネル64の厚板部66は、車両背面視にて車両幅方向両側に略水平方向に配置された下縁部64Aと、下縁部64Aの車両内側端部から車両内側に上り勾配となるように傾斜した傾斜部64Bと、を備えている。ロアバックパネル64の薄板部68は、車両幅方向両側の傾斜部64Bの上端部から横方向に延びた内側下縁部64Cを備えている。すなわち、リアフロアパネル62の凹状部62Bは、車両後部構造11の凹状部12B(図1参照)に比べて、車両上下方向の深さが浅く形成されており、リアフロアパネル62とロアバックパネル64との接合面が車両上方側に配置されている。これにより、ロアバックパネル64の車両幅方向中央部の内側下縁部64Cが、車両後部構造11のロアバックパネル16(図1参照)の車両幅方向中央部の下縁部よりも車両上方側に位置している。
ロアバックパネル64を製造する際には、図6(A)に示されるように、車両幅方向外側の左右一対の厚板部66に対応する2枚の厚板材40と、車両幅方向中央部の薄板部68に対応する薄板材72とを準備する。薄板材72の上端部は、ロアバックパネル64のストレート部36に対応し、薄板材72の下端部は、ロアバックパネル64の内側下縁部64Cに対応している(図5及び図6(B)を参照)。このため、薄板材72の上下方向の長さが、厚板材40の上下方向の長さよりも、上部側の領域44と下部側の領域74の長さ分だけ短くなる。
そして、2枚の厚板材40の車両幅方向内側端部に対応する端縁部40Aと、薄板材72の車両幅方向外側端部に対応する端縁部72Aとを差厚結合により結合する。これにより、図6(B)に示されるように、薄板材72の幅方向両側に厚板材40が差厚結合により結合された差厚結合材78が形成される。その際、差厚結合により結合された部分が結合線38となる(図5参照)。その後、差厚結合材78をロアバックパネル64の外形形状に合わせてカットすると共にプレス成形することで、ロアバックパネル64が製造される。
このような車両後部構造60では、薄板材72の上部側の領域44と下部側の領域74が不要となるため、ロアバックパネル64を1枚の板材により製造する場合と比較して、歩留まりをさらに向上させることができる。
なお、第1及び第2実施形態では、ロアバックパネルは、車両幅方向両側の厚板部と車両幅方向中央部の薄板部とを、差厚結合により結合した差厚結合材で形成されているが、差厚結合の結合線38の位置は、ロアバックパネルの外形形状に応じて変更が可能である。
10 車両
10A 後部
11 車両後部構造
12 リアフロアパネル(リアフロア)
12C 屈曲部(後端部)
14 リアサイドメンバ
14A、14B フランジ部(後端部)
16 ロアバックパネル(ロアバック)
18 ロアバックリインフォースメント(リインフォースメント)
18D 下端部(接合部)
20 クォータパネル
20A 屈曲部(接合部)
22 リアフロアサイドパネル(リアフロア)
22A 屈曲部(後端部)
30 厚板部(板厚が厚い部位)
32 薄板部(他の部位)
34 ラウンド部
34A 終端部
36 ストレート部
38 結合線
40 厚板材
42 薄板材
60 車両後部構造
62 リアフロアパネル(リアフロア)
64 ロアバックパネル(ロアバック)
66 厚板部(板厚が厚い部位)
68 薄板部(他の部位)
72 薄板材

Claims (4)

  1. 車両後部に設けられ、車両前後方向及び車両幅方向に沿って延在されるリアフロアと、
    前記リアフロアの車両幅方向両側に配置され、車両前後方向に沿って延在された一対のリアサイドメンバと、
    車両後部における前記リアサイドメンバの車両上方側に車両幅方向に沿って配置されたリインフォースメントと、
    前記リアフロアの車両前後方向後端部から車両上方側に向かって延在され、前記リインフォースメントが上部に接合されて閉断面を構成すると共に、前記リアサイドメンバの車両前後方向後端部が下部に接合され、更に前記リアサイドメンバとの接合部の車両幅方向内側端部より車両幅方向外側の部位の板厚が他の部位の板厚よりも厚く設定されたロアバックと、
    を有する車両後部構造。
  2. 車両後部の車両幅方向両端部に設けられ、車両前後方向に沿って延在されると共に後端部が前記ロアバックの車両幅方向端部に接合されたクォータパネルを備え、
    前記ロアバックは、前記リアサイドメンバとの接合部から前記クォータパネルとの接合部までの部位の板厚が、左右一対の前記リアサイドメンバとの接合部の間の板厚よりも厚く設定されている請求項1に記載の車両後部構造。
  3. 前記ロアバックは、車両幅方向外側に配置された一対の厚板材と、前記厚板材の車両幅方向内側に配置された薄板材とを差厚結合によって結合することにより構成されている請求項1又は請求項2に記載の車両後部構造。
  4. 前記ロアバックは、車両幅方向外側の上端部に設けられると共に車両幅方向外側から車両幅方向内側に向かって下り勾配となるように湾曲されたラウンド部と、前記ラウンド部から車両幅方向内側に繋がる水平方向のストレート部と、を備え、
    前記ラウンド部が前記ストレート部に繋がる終端部を起点として、車両上下方向に沿って前記差厚結合の結合線が設けられている請求項3に記載の車両後部構造。
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