JP2014108667A - 車両用アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤組み付けが生じにくく、所望の通信エリアが得られる車両用アンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナ装置21は、軸線が互いに交わる第1及び第2のアンテナ521,522を有するLFアンテナ52と、第1及び第2のアンテナ521,522の両端部にそれぞれ設けられる4つの端子からなるアンテナ側コネクタ部51とを備えたアンテナ本体部50と、車両に設けられて4つの端子からなる車両側コネクタ部31とを備えている。アンテナ装置23は、先のアンテナ本体部50と、車両に設けられて4つの端子からなる車両側コネクタ部41とを備えている。車両側コネクタ部31の4つの端子の結線構造は、車両側コネクタ部31の第1及び第2のアンテナ521,522と、車両側コネクタ部41の第1及び第2のアンテナ521,522とで信号の印加方向が異なるように、車両側コネクタ部41の4つの端子の結線構造と異ならせている。
【選択図】図3

Description

本発明は、携帯機などの通信対象に無線信号を送信する車両用アンテナ装置に関する。
従来、ユーザに所持される携帯機と車両との間の無線通信を通じて車両の制御を行う電子キーシステムが周知である。特許文献1の電子キーシステムでは、車両の周辺に設定された通信エリアに携帯機が進入したとき、車両と携帯機との間で自動的に相互無線通信が実行される。車両は、当該無線通信を通じて通信対象が正規の携帯機である旨判断したとき、車両ドアの解錠を許可する。
詳述すると、車両の運転席側及び助手席側のドアハンドルには、無線信号を送信するアンテナが設けられている。従って、運転席側及び助手席側のドアの周辺には、それぞれ通信エリアが形成される。これにより、携帯機を所持したユーザが車両の運転席側及び助手席側のどちらに近づいても、車両と携帯機との間で自動的に相互無線通信が実行される。
また、助手席側の通信エリアと、運転席側の通信エリアとは、車両の進行方向に対して左右対称となるように設定されている。運転席側の通信エリアと助手席側の通信エリアとが車両の進行方向に対して左右対称であることから、ユーザは、車両に対する運転席側及び助手席側の通信エリアを把握しやすい。すなわち、通常、運転席側の通信エリアのみを使用するユーザであっても、助手席側の通信エリアを使用して車両ドアを解錠しやすい。
特開2012−193571号公報 特開2009−2111号公報
ところで、より車両ドアを解錠しやすくするため、特定の方向に広い通信エリアを形成することが考えられている。この場合、例えば特許文献2に示されるような、特定方向に指向性を有するアンテナ装置を採用することが好ましい。当該アンテナ装置は、互いに異なる指向性を有する3つのアンテナを備えている。このアンテナ装置は、3つのアンテナにより、それぞれ形成する3つの磁界分布が合成された磁界分布を形成する。そして、当該合成された磁界分布は、3つのアンテナの指向性が合成された方向に指向性を有する。
このような指向性を有するアンテナ装置を上述の電子キーシステムに採用して、運転席側及び助手席側のドアの周辺にそれぞれ車両の進行方向に対して左右対称となる通信エリアを形成するためには、運転席側のアンテナ装置の指向性の向きと、助手席側のアンテナ装置の指向性の向きとが車両の進行方向に対して左右対称である必要がある。このため、車両に設けるアンテナ装置は、運転席側用のものと助手席側用のものとの2種類が必要となる。このように車両に組み付けるアンテナ装置が複数種類ある場合、アンテナの組み付け位置を間違うおそれがある。ひいては、所望の通信エリアを得られないおそれがある。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、誤組み付けが生じにくく、所望の通信エリアが得られる車両用アンテナ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、車両用アンテナ装置は、車両の進行方向に対する左右の両側部にそれぞれ設けられて無線信号を送信することにより、前記両側部にそれぞれ左右対称となる携帯機との通信エリアを形成する車両用アンテナ装置において、軸線が互いに交わる少なくとも2つのアンテナコイルを有するアンテナ部と、前記各アンテナコイルの両端部にそれぞれ設けられる第1の端子からなる第1の端子部と、を備えたアンテナ本体部と、前記車両に設けられて、前記各第1の端子と接続される第2の端子が前記第1の端子と同数だけ設けられてなる第2の端子部とを備え、前記各第2の端子と前記各第1の端子とが接続された状態にあるとき、前記車両の右側の側部に位置する前記2つのコイルアンテナそれぞれの軸線と、前記車両の左側の側部に位置する前記2つのコイルアンテナそれぞれの軸線とが、前記車両の進行方向に延びる直線に対して線対称となるとともに、前記車両の右側の側部に位置する前記2つのコイルアンテナの巻き方向と、前記車両の左側の側部に位置する前記2つのコイルアンテナの巻き方向とが一致し、さらに、前記線対称の関係にある2組のコイルアンテナのうち一方への信号の印加方向が逆となるとともに、他方への信号の印加方向が一致するように、前記車両の右側の側部に位置する前記2つのコイルアンテナ同士、及び前記車両の左側の側部に位置する前記2つのコイルアンテナ同士が直列接続されるべく、前記車両の右側の側部に設けられる前記第2の端子部における前記各第2の端子の結線構造と、前記車両の左側の側部に設けられる前記第2の端子部における前記各第2の端子の結線構造とが、異なることを要旨とする。
この構成によれば、車両の右側と左側とでは、第2の端子部における第2の端子の結線構造が異なっている。このため、車両の右側及び左側の第2の端子部それぞれに取り付けられるアンテナは、構成が同じであっても、アンテナ軸に印加される信号の向きが異なる。これにより、車両の両側部に左右対称とされた通信エリアが形成される。また、アンテナの構成が同じなので、当該アンテナを車両の左右どちらに取り付けてもよい。このため、このアンテナ装置によれば誤組み付けが生じにくい。
上記構成において、前記第1の端子部及び前記第2の端子部の一方には、他方に設けられた被係合部に対してのみ係合する係合部が設けられ、前記係合部と前記被係合部とが係合する状態にあるときのみ、前記第1の端子と前記第2の端子とが接続することが好ましい。
この構成によれば、係合部と被係合部とが係合するときのみ第1及び第2の端子部が接続され、ひいては、第1及び第2の端子が接続される。換言すれば、係合部と被係合部とが係合しないとき、第1及び第2の端子部は接続できない。このため、アンテナを、常に同じ向きで車両に取り付けることができる。
本発明の車両用アンテナ装置によれば、車両に組み付けるときに誤組み付けが生じにくく、所望の通信エリアが得られる。
電子キーとの間で無線通信を行う車両の概略構成を示すブロック図。 (a)は通信エリアを示す模式図、(b)はドアハンドルに設けられるアンテナの取り付け態様を示す模式図。 (a)は第1のアンテナ装置を示す模式図、(b)は第2のアンテナ装置を示す模式図。 (a)は第1及び第2の車両側コネクタ部のケースを開口部側から見たときの正面図、(b)はアンテナ側コネクタ部のケースを開口部側から見たときの正面図。 (a)は第1のアンテナ装置が接続された状態を示す模式図、(b)は第2のアンテナ装置が接続された状態を示す模式図。 (a)は別例における第1のアンテナ装置を示す模式図、(b)は別例における第2のアンテナ装置を示す模式図。
以下、車両用アンテナ装置を車両の電子キーシステムに具体化した一実施形態について説明する。
<車両>
図1に示すように、車両のECU(電子制御装置)11には、ドアロック装置12が接続されている。ドアロック装置12はドアの施錠および解錠をそれぞれ実行する。
また、ECU11には、第1の送信回路20を介して第1の送信アンテナ装置21が、第2の送信回路22を介して第2の送信アンテナ装置23が、受信回路24を介して受信アンテナ装置25がそれぞれ接続されている。図2(a)に示すように、第1の送信アンテナ装置21は左前側のドアハンドル18に、第2の送信アンテナ装置23は右前側のドアハンドル19にそれぞれ内蔵されている。なお、第1及び第2の送信アンテナ装置21,23の構成については、後に詳述する。受信回路24および受信アンテナ装置25は、例えば、車両の屋根を支持するピラーなどに設けられている。
図1に示すように、第1および第2の送信回路20,22は、それぞれECU11からの指令に基づき、LF(Low Frequency)帯の無線信号である応答要求信号Srqを第1及び第2の送信アンテナ装置21,23を介して車両の周辺へ向けて発信する。応答要求信号Srqはユーザに所持される携帯機26に対して応答を要求する旨の指令信号であって、所定の制御周期で発信される。図2(a)に示すように、応答要求信号Srqが発信されることにより、運転席側及び助手席側の車両ドアの周辺にはそれぞれ応答要求信号Srqの受信エリア、すなわち車両と携帯機26との通信エリアS1,S2が形成される。当該通信エリアS1,S2は、携帯機26からの応答が期待される領域であって、電子キーシステムの製品仕様などに応じて要求される携帯機26の作動距離(携帯機26が車両から発信される無線信号を受信することができる車両との距離)に基づき設定される。なお、当該通信エリアについては、後に詳述する。
図1に示すように、受信回路24は、受信アンテナ装置25を介してUHF(Ultra High Frequency)帯の無線信号を受信する。ここでのUHF帯の無線信号とは、車両からの応答要求信号Srqに対して携帯機26から発信される応答信号Srpをいう。応答信号Srpには、携帯機26に固有の識別情報が含まれる。
ECU11の記憶装置29には、自車両に対応する正規の携帯機26の識別情報が記憶されている。ECU11は、受信回路24を通じて応答信号Srpに含まれる携帯機26の識別情報を取得する。ECU11は、携帯機26の識別情報と記憶装置29に記憶された識別情報とを照合を通じて携帯機26の正当性を判定する。ECU11は、交信している携帯機26が正当であると判断した場合にはドアロック装置12を通じて車両ドアの施解錠を実行または許可する。
<アンテナ装置>
図3(a)に示すように、第1の送信アンテナ装置21は、第1の車両側コネクタ部31とアンテナ本体部50とを備えている。図3(b)に示すように、第2の送信アンテナ装置23は、第2の車両側コネクタ部41とアンテナ本体部50とを備えている。
図3(a)に示すように、第1の車両側コネクタ部31は、第1、第2、第3、第4の端子311,312,313,314を備えている。第1及び第3の端子311,313は、それぞれ第1の送信回路20と電気的に接続されている。第1の送信回路20は、第1の端子311を上流側として、当該第1の端子311と第3の端子313との間に応答要求信号Srqを印加する。第2及び第4の端子312,314は、互いに電気的に接続されている。なお、第1〜第4の端子311〜314は、それぞれメス端子とされている。
図4(a)に示すように、第1の車両側コネクタ部31のケース33は、車両前方に向かって開口する矩形状の開口部331を有している。ケース33は、第1〜第4の端子311〜314を収容している。ケース33を開口部331側、すなわち車両前方から見たとき、第1〜第4の端子311〜314は、左側から右側に向かってこの順番で一直線に並んでいる。ケース33の内面において左上の角部には、凸部34が形成されている。
図3(b)に示すように、第2の車両側コネクタ部41は、第1、第2、第3、第4の端子411,412,413,414を備えている。第1及び第4の端子411,414は、それぞれ第2の送信回路22と電気的に接続されている。第2の送信回路22は、第1の端子411を上流側として、当該第1の端子411と第4の端子314との間に応答要求信号Srqを印加する。第2及び第3の端子412,413は、互いに電気的に接続されている。なお、第1〜第4の端子411〜414は、それぞれメス端子とされている。
図4(a)に示すように、第2の車両側コネクタ部41のケース43は、第1の車両側コネクタ部31のケース33と同様の構成とされている。すなわち、第2の車両側コネクタ部41のケース43は、車両前方に向かって開口する矩形状の開口部431を有している。ケース43は、第1〜第4の端子411〜414を収容している。ケース43を開口部431側、すなわち車両前方から見たとき、第1〜第4の端子411〜414は、左側から右側に向かってこの順番で一直線に並んでいる。ケース43の内面において左上の角部には、凸部44が形成されている。なお、第1及び第2の車両側コネクタ部31,41が第2の端子部に相当する。また、凸部34,44が係合部に相当する。
図3(a)及び図3(b)に示すように、アンテナ本体部50は、第1、第2、第3、第4の端子511,512,513,514を備えるアンテナ側コネクタ部51と、LF帯の無線信号を送信するLFアンテナ52とを備えている。なお、アンテナ側コネクタ部51が第1の端子部に相当する。また、LFアンテナ52がアンテナ部に相当する。
第1〜第4の端子511〜514は、それぞれオス端子とされている。第1〜第4の端子511〜514は、それぞれ第1の車両側コネクタ部31の第1〜第4の端子311〜314、及び第2の車両側コネクタ部41の第1〜第4の端子411〜414と接続可能とされている。
図4(b)に示すように、アンテナ側コネクタ部51のケース53は、矩形状の開口部531を有している。ケース53は、第1〜第4の端子511〜514を収容している。ケース53を開口部531側から見たとき、第1〜第4の端子511〜514は、右側から左側に向かってこの順番で一直線に並んでいる。ケース53の内面において右上の角部には、凹部54が形成されている。なお、凹部54が被係合部に相当する。
図3(a)及び図3(b)に示すように、LFアンテナ52は、第1及び第2のアンテナ521,522を備えている。第1及び第2のアンテナ521,522は、フェライトなどの磁性体からなるコアに2つの電線(コイル)が巻回されてなるバーアンテナとされている。第1のアンテナ521の両端部は、第1及び第2の端子511,512と接続されている。第2のアンテナ522の両端部は、第3及び第4の端子513,514と接続されている。なお、図2(b)に示すように、第1及び第2のアンテナ521,522の軸線は互いに直交する。第1のアンテナ521は、車両に取り付けられたとき軸線と直交する方向、すなわち車両の前後方向に指向性を有するものとし、第2のアンテナ522は、車両に取り付けられたとき第1のアンテナ521と同様に軸線と直交する方向、すなわち車両の幅方向に指向性を有するものとする。また、第1及び第2のアンテナ521,522の軸線は、車両の進行方向(前後方向)に延びる直線に対して線対称とされている。なお、図示は省略するが、第1及び第2のアンテナ521,522のコイルの巻き方向は同一方向とされている。
<アンテナ装置の作用>
次に、第1及び第2の送信アンテナ装置21,23の作用について説明する。
図3(a)及び図3(b)に示すように、応答要求信号Srqを無線送信するアンテナ本体部50は、第1及び第2の送信アンテナ装置21,23の両方に共通の構成とされている。このため、アンテナ本体部50は、第1及び第2の車両側コネクタ部31,41のどちらにも取り付けることができる。従って、アンテナ本体部50を誤ったコネクタ部に取り付けるおそれがない。
また、図4(a)に示すように、第1及び第2の車両側コネクタ部31,41のケース33,43の内面において左上の角部には、凸部34,44が形成されている。一方、図4(b)に示すように、アンテナ側コネクタ部51のケース53の内面において右上の角部には、凹部54が形成されている。これにより、アンテナ側コネクタ部51の凹部54と、第1及び第2の車両側コネクタ部31,41の凸部34,44とを対応させなければ、アンテナ本体部50を第1及び第2の車両側コネクタ部31,41に取り付けられない。このため、図5(a)及び図5(b)に示すように、アンテナ本体部50が第1及び第2の車両側コネクタ部31,41に取り付けられるとき、アンテナ側コネクタ部51の第1の端子511は、第1及び第2の車両側コネクタ部31,41の第1の端子311,411と接続する。また、アンテナ側コネクタ部51の第2の端子512は、第1及び第2の車両側コネクタ部31,41の第2の端子312,412と接続する。さらに、アンテナ側コネクタ部51の第3の端子513は、第1及び第2の車両側コネクタ部31,41の第3の端子313,413と接続する。また、アンテナ側コネクタ部51の第4の端子514は、第1及び第2の車両側コネクタ部31,41の第4の端子314,414と接続する。なお、この組み合わせ以外の端子同士を接続しようとしても、第1及び第2の車両側コネクタ部31,41のケース33,43の凸部34,44がアンテナ側コネクタ部51のケース53と干渉するため接続できない。
図3(a)に示すように、第1の車両側コネクタ部31の第1及び第3の端子311,313は、それぞれ第1の送信回路20と電気的に接続されている。また、第2及び第4の端子312,314は、互いに電気的に接続されている。そして、第1の送信回路20は、第1の端子311を上流側として、当該第1の端子311と第3の端子313との間に応答要求信号Srqを印加する。一方、図3(b)に示すように、第2の車両側コネクタ部41の第1及び第4の端子411,414は、それぞれ第2の送信回路22と電気的に接続されている。また、第2及び第3の端子412,413は、互いに電気的に接続されている。そして、第2の送信回路22は、第1の端子411を上流側として、当該第1の端子411と第4の端子314との間に応答要求信号Srqを印加する。このため、図5(a)及び図5(b)に矢印で示すように、第1の送信アンテナ装置21を構成する第1のアンテナ521と第2の送信アンテナ装置23を構成する第1のアンテナ521とには、同じ方向の応答要求信号Srqが印加される。従って、図2(a)に示すように、第1及び第2の送信アンテナ装置21,23を構成する第1のアンテナ521により形成される磁界分布は、ともに車両の前方に向かう指向性を有する。一方、図5(a)及び図5(b)に示すように、第1の送信アンテナ装置21を構成する第2のアンテナ522と第2の送信アンテナ装置23を構成する第2のアンテナ522とには、互いに反対方向の応答要求信号Srqが印加される。このため、図2(a)に示すように、第1及び第2の送信アンテナ装置21,23を構成する第2のアンテナ522により形成される磁界分布は、ともに車両の幅方向外側に向かう指向性を有する。すなわち、第1の送信アンテナ装置21を構成する第2のアンテナの指向性の向きは、第2の送信アンテナ装置23を構成する第2のアンテナ522の指向性の向きと逆方向となる。第1の送信アンテナ装置21が形成する磁界分布、すなわち通信エリアS1は、第1の送信アンテナ装置21を構成する第1及び第2のアンテナ521,522の指向性の向きを合成した向きに指向性を有する。また、第2の送信アンテナ装置23が形成する通信エリアS2は、第2の送信アンテナ装置23を構成する第1及び第2のアンテナ521,522の指向性の向きを合成した向きに指向性を有する。従って、第1の送信アンテナ装置21が形成する通信エリアS1と、第2の送信アンテナ装置23が形成する通信エリアS2とは、車両を挟んで左右対称となる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)応答要求信号Srqを無線送信するアンテナ本体部50を、第1及び第2の送信アンテナ装置21,23の両方に共通の構成とした。このため、アンテナ本体部50は、第1及び第2の車両側コネクタ部31,41のどちらにも取り付けることができる。従って、アンテナ本体部50を誤ったコネクタ部に取り付けるおそれがない。また、アンテナ本体部50は、第1の送信アンテナ装置21を構成する第1の車両側コネクタ部31に取り付けられる。また、アンテナ本体部50は、第2の送信アンテナ装置23を構成する第2の車両側コネクタ部41にも取り付けられる。第2の車両側コネクタ部41は、第1の車両側コネクタ部31に設けられる端子とは結線構造が異なる端子を備えている。この第1の車両側コネクタ部31と第2の車両側コネクタ部41との結線構造の違いによって、本例では、第1の送信アンテナ装置21を構成する第1のアンテナ521と第2の送信アンテナ装置23を構成する第1のアンテナ521とには、同じ方向の応答要求信号Srqが印加される。一方で、第1の送信アンテナ装置21を構成する第2のアンテナ522と第2の送信アンテナ装置23を構成する第2のアンテナ522とには、反対方向の応答要求信号Srqが印加される。このため、第1の送信アンテナ装置21が形成する通信エリアS1は、第2の送信アンテナ装置23が形成する通信エリアS2と車両を挟んで左右対称となる。
(2)第1及び第2の車両側コネクタ部31,41のケース33,43の内面における左上の角部に、凸部34,44を設けた。一方、アンテナ側コネクタ部51のケース53の内面における右上の角部に、凹部54を設けた。これにより、アンテナ側コネクタ部51の凹部54と、第1及び第2の車両側コネクタ部31,41の凸部34,44とを対応させなければ、アンテナ本体部50を第1及び第2の車両側コネクタ部31,41に取り付けられない。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、アンテナ本体部50は、第1及び第2のアンテナ521,522の2軸のアンテナを有していたが、3軸であってもよい。例えば、図6(a)及び図6(b)に示すように、第1及び第2のアンテナ521,522に加えて第3のアンテナ523を設ける。第3のアンテナ523の両端部は、第5及び第6の端子515,516に接続されている。この場合、図6(a)に示すように、第1の車両側コネクタ部31に、第5及び第6の端子315,316を設ける。そして、第1及び第6の端子311,316を、それぞれ第1の送信回路20と電気的に接続する。また、第2及び第4の端子312,314を、互いに電気的に接続する。さらに、第3及び第5の端子313,315を、互いに電気的に接続する。そして、第1の送信回路20は、第1の端子311を上流側として、当該第1の端子311と第6の端子316との間に応答要求信号Srqを印加する。一方、図6(b)に示すように、第2の車両側コネクタ部41に、第5及び第6の端子415,416を設ける。そして、第1及び第6の端子411,416を、それぞれ第2の送信回路22と電気的に接続する。また、第2及び第3の端子412,413を、互いに電気的に接続する。さらに、第4及び第5の端子414,415を、互いに電気的に接続する。そして、第2の送信回路22は、第1の端子411を上流側として、当該第1の端子411と第6の端子416との間に応答要求信号Srqを印加する。このように構成すれば、図6(a)及び図6(b)に示すように、第1の送信アンテナ装置21を構成する第1及び第3のアンテナ521,523と第2の送信アンテナ装置23を構成する第1及び第3のアンテナ521,523とには、同じ方向の応答要求信号Srqが印加される。一方で、第1の送信アンテナ装置21を構成する第2のアンテナ522と第2の送信アンテナ装置23を構成する第2のアンテナ522とには、反対方向の応答要求信号Srqが印加される。このように、アンテナ本体部50が3軸の場合であっても、一つの軸にだけ印加する信号の向きを逆にすることができるので、容易に通信エリアを左右対称とすることができる。
・上記実施形態において、第1及び第2の車両側コネクタ部31,41の凸部34,44、及びアンテナ側コネクタ部51のケース53の凹部54を省略してもよい。このように構成する場合であっても、上記実施形態の(1)の効果を得ることができる。
・上記実施形態において、第1及び第2の車両側コネクタ部31,41の第1〜第4の端子311〜314,411〜414はメス端子とされ、アンテナ側コネクタ部51の第1〜第4の端子511〜514はオス端子とされたが、この関係は逆であってもよい。このように構成した場合であっても、上記実施形態に示す効果を得ることができる。
・上記実施形態において、第1の送信アンテナ装置21は左前側のドアハンドル18に、第2の送信アンテナ装置23は右前側のドアハンドル19に、それぞれ設けられたが、後側の左右のドアハンドルに設けてもよい。
・上記実施形態において、第1及び第2のアンテナ521,522は、フェライトなどの磁性体からなるコアに2つの電線(コイル)が巻回されてなるバーアンテナとされたが、磁性体を省略したコイルアンテナであってもよい。
・上記実施形態において、第1のアンテナ521の軸線は車両の幅方向に、第2のアンテナ522の軸線は車両の前後方向に、それぞれ延びるとされたが、これ以外の方向に延びていてもよい。第1及び第2のアンテナ521,522の軸線は、車両の進行方向に延びる直線に対して線対称とされていればよい。
・上記実施形態において、第1及び第2の送信アンテナ装置21,23は、運転席側及び助手席側のドアハンドル18,19にそれぞれ設けられたが、後部座席のドアに設けられるドアハンドルに設けてもよい。また、ドアハンドルに限らず、他の部位に設けてもよい。例えば、左右のピラーや、ドアミラー等に設けてもよい。これにより、車室内に通信エリアが形成されてもよい。このように構成した場合でも、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
S1,S2…通信エリア、11…ECU、12…ドアロック装置、18,19…ドアハンドル、20,22…送信回路、21,23…送信アンテナ装置、24…受信回路、25…受信アンテナ装置、26…携帯機、29…記憶装置、31,41…車両側コネクタ部、33,43,53…ケース、34,44…凸部、50…アンテナ本体部、51…アンテナ側コネクタ部、52…LFアンテナ(アンテナ部)、54…凹部、311〜314,411〜414…端子(メス端子)、331,431,531…開口部、511〜514…端子(オス端子)、521,522…アンテナ。

Claims (2)

  1. 車両の進行方向に対する左右の両側部にそれぞれ設けられて無線信号を送信することにより、前記両側部にそれぞれ左右対称となる携帯機との通信エリアを形成する車両用アンテナ装置において、
    軸線が互いに交わる少なくとも2つのアンテナコイルを有するアンテナ部と、前記各アンテナコイルの両端部にそれぞれ設けられる第1の端子からなる第1の端子部と、を備えたアンテナ本体部と、
    前記車両に設けられて、前記各第1の端子と接続される第2の端子が前記第1の端子と同数だけ設けられてなる第2の端子部とを備え、
    前記各第2の端子と前記各第1の端子とが接続された状態にあるとき、前記車両の右側の側部に位置する前記2つのコイルアンテナそれぞれの軸線と、前記車両の左側の側部に位置する前記2つのコイルアンテナそれぞれの軸線とが、前記車両の進行方向に延びる直線に対して線対称となるとともに、前記車両の右側の側部に位置する前記2つのコイルアンテナの巻き方向と、前記車両の左側の側部に位置する前記2つのコイルアンテナの巻き方向とが一致し、さらに、前記線対称の関係にある2組のコイルアンテナのうち一方への信号の印加方向が逆となるとともに、他方への信号の印加方向が一致するように、前記車両の右側の側部に位置する前記2つのコイルアンテナ同士、及び前記車両の左側の側部に位置する前記2つのコイルアンテナ同士が直列接続されるべく、前記車両の右側の側部に設けられる前記第2の端子部における前記各第2の端子の結線構造と、前記車両の左側の側部に設けられる前記第2の端子部における前記各第2の端子の結線構造とが、異なることを特徴とする車両用アンテナ装置。
  2. 請求項1に記載の車両用アンテナ装置において、
    前記第1の端子部及び前記第2の端子部の一方には、他方に設けられた被係合部に対してのみ係合する係合部が設けられ、
    前記係合部と前記被係合部とが係合する状態にあるときのみ、前記第1の端子と前記第2の端子とが接続する車両用アンテナ装置。
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