JP2011228841A - 無線認証システム - Google Patents
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Abstract
【課題】通信マスタの個数を少なく抑えることができ、かつ通信マスタの通信エリアも好適な範囲で確保することができる無線認証システムを提供する。
【解決手段】リーダライタ10に、車内通信エリアを形成する1次アンテナ12を設ける。また、リーダライタ10に、1次アンテナ12の送受信電波を中継可能な2次アンテナ15を設ける。そして、2次アンテナ15の2次アンテナ切換スイッチ33をオンオフすることにより、2次アンテナ15の有効無効を切り換え、リーダライタ10の通信エリアを車内外のどちらかに設定する。ここでは、2次アンテナ15が無効の場合、1次アンテナ12のみが有効となって車内通信エリアが形成され、2次アンテナ15が有効の場合、1次アンテナ12及び2次アンテナ15が電磁誘導により結合し、2次アンテナによって車外通信エリアが形成される。
【選択図】図1
【解決手段】リーダライタ10に、車内通信エリアを形成する1次アンテナ12を設ける。また、リーダライタ10に、1次アンテナ12の送受信電波を中継可能な2次アンテナ15を設ける。そして、2次アンテナ15の2次アンテナ切換スイッチ33をオンオフすることにより、2次アンテナ15の有効無効を切り換え、リーダライタ10の通信エリアを車内外のどちらかに設定する。ここでは、2次アンテナ15が無効の場合、1次アンテナ12のみが有効となって車内通信エリアが形成され、2次アンテナ15が有効の場合、1次アンテナ12及び2次アンテナ15が電磁誘導により結合し、2次アンテナによって車外通信エリアが形成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線により通信端末の認証を行う無線認証システムに関する。
近年、携帯電話に車両のIDコードを登録して、携帯電話を車両キーとして使用する携帯電話キーシステム(例えば特許文献1等参照)が考案されている。このシステムには、例えばFelica(登録商標)等の通信技術が応用される。そして、車両に設置したリーダライタに携帯電話をかざして携帯電話からIDコードを取得し、このIDコードによりID照合(かざし照合)を行う。そして、ID照合が成立すれば、ドアロック施解錠やエンジン始動操作等が許可又は実行される。
この場合、携帯電話が車外及び車内のどちらにあるのかを判定しなければならないので、リーダライタは車外及び車内にそれぞれ設置されることになる。例えば、車外リーダライタは車内のドアトリムの上面に配置されるとともに、車内リーダライタは車内センターコンソール等に配置される。そして、車外からドアガラス越しに車外リーダライタに携帯電話をかざして車外かざし照合が成立すれば、ドアロック施解錠が許可又は実行される。車内リーダライタに携帯電話をかざして車内かざし照合が成立すれば、エンジン始動が許可される。
しかし、リーダライタを車外と車内とのそれぞれ設置した場合には、リーダライタが複数必要となるので、その分だけリーダライタに要するコストが増大する。このため、リーダライタの個数を少なく抑えたい要望があった。但し、リーダライタをただ単に車外及び車内共通の1つとしただけでは、リーダライタの通信エリアは非常に狭く、かつ指向性も存在するので、リーダライタの通信エリアを車外と車内との両方を充分にカバーできるエリアとするには、現実として非常に難しい実情があった。
本発明の目的は、通信マスタの個数を少なく抑えることができ、かつ通信マスタの通信エリアも好適な範囲で確保することができる無線認証システムを提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、通信マスタとその通信端末とが近距離無線通信により相互通信が可能であり、前記通信マスタからの問合せを契機に前記通信端末が固有の識別情報を前記通信マスタに返信して、当該識別情報により前記通信端末を認証する無線認証システムにおいて、前記通信マスタのアンテナを1次アンテナとし、当該1次アンテナの送受信電波を中継して、該1次アンテナと異なる領域に通信エリアを形成可能な2次アンテナと、前記2次アンテナの有効無効を切り換える有効無効切換手段と、前記有効無効切換手段を介して前記2次アンテナの有効無効を切り換えることにより、前記通信マスタのエリア形成箇所を設定する通信エリア設定手段とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、2次アンテナが無効の場合、2次アンテナによる電波中継が不可となる。このため、1次アンテナが通信動作をとった際には、1次アンテナのみが機能し、通信マスタには1次アンテナの通信エリアが形成される。一方、2次アンテナが有効の場合、2次アンテナによる電波中継が可能となる。このため、1次アンテナが通信動作をとった際には、1次アンテナ及び2次アンテナの両方が機能し、通信マスタにはこれらアンテナの通信エリアが形成される。即ち、2次アンテナが有効の場合には、通信マスタの通信エリアを2次アンテナに切り換えることが可能となる。
よって、本構成の場合、1台の通信マスタで、1次アンテナによる通信エリアと、2次アンテナによる通信エリアとの2エリアを形成することが可能となる。このため、それぞれの通信エリアごとに個別の通信マスタを設ける必要がなくなるので、通信マスタの個数を減らすことが可能となる。また、1台の通信マスタを共用化しても、1次アンテナ及び2次アンテナの各アンテナによって、各々個別の通信エリアを形成するので、明確な区切りのあるエリア形成も可能となる。このため、通信マスタの個数削減と通信エリア確保との両立が可能となる。
本発明では、前記2次アンテナは、1つの環状のアンテナ線の途中を絞ることで、その両側に環状アンテナを有する形状をとり、これらの一方を前記1次アンテナとの電波結合部とし、他方を当該2次アンテナの電波入出力部として、前記1次アンテナの送受信電波を中継することを要旨とする。
この構成によれば、1つの環状アンテナを加工することによって、簡単に本構成の2次アンテナを製造することが可能となる。
本発明では、前記1次アンテナを車両の車内アンテナとし、前記2次アンテナを車外アンテナとし、これらアンテナのうちどちらで通信が成立したのかを見ることにより、前記通信端末が車内外のどちらに位置しているのかを判定する車内外判定手段を備えたことを要旨とする。
本発明では、前記1次アンテナを車両の車内アンテナとし、前記2次アンテナを車外アンテナとし、これらアンテナのうちどちらで通信が成立したのかを見ることにより、前記通信端末が車内外のどちらに位置しているのかを判定する車内外判定手段を備えたことを要旨とする。
この構成によれば、無線認証システムを車両に応用し、通信端末が車内外のどちらに位置するのかを判定するので、通信端末の認証を車外認証と車内認証とにそれぞれ区分けすることが可能となる。
本発明では、前記電波結合部は、前記車内アンテナに対して車内と反対側に配置されていることを要旨とする。
この構成によれば、車内アンテナが車内側に位置する配置位置をとるので、車内アンテナの通信エリアが車内側に向くことになる。よって、車内に持ち込まれた通信端末が車内アンテナの通信エリアに入り易くなるので、車内アンテナの通信成立性を確保することが可能となる。
この構成によれば、車内アンテナが車内側に位置する配置位置をとるので、車内アンテナの通信エリアが車内側に向くことになる。よって、車内に持ち込まれた通信端末が車内アンテナの通信エリアに入り易くなるので、車内アンテナの通信成立性を確保することが可能となる。
本発明では、前記1次アンテナ及び前記2次アンテナは、通信エリアの向きが互いに異なる向きをとるように配置されていることを要旨とする。
この構成によれば、通信エリアが互いに異なる向きをとるように1次アンテナ及び2次アンテナを配置可能としたので、1次アンテナ及び2次アンテナで各々好適となる通信エリアの向きが異なっていても、これに対応することが可能となる。
この構成によれば、通信エリアが互いに異なる向きをとるように1次アンテナ及び2次アンテナを配置可能としたので、1次アンテナ及び2次アンテナで各々好適となる通信エリアの向きが異なっていても、これに対応することが可能となる。
本発明では、車内には、前記通信端末の置き場所が設けられ、前記通信端末が前記置き場所に置かれたことを、前記置き場所に設けた検出手段で検出すると、前記車内アンテナが前記問い合せの送信を開始して、前記通信端末と前記車内アンテナとが自動で前記認証を実行することを要旨とする。
この構成によれば、車内の通信端末の置き場所に通信端末を載置すれば、その時点で認証が自動で実行されるので、認証開始のための特別な操作をユーザに課す必要がない。よって、ユーザの利便性を向上することが可能となる。
本発明によれば、通信マスタの個数を少なく抑えることができ、かつ通信マスタの通信エリアも好適な範囲で確保することができる。
以下、本発明を具体化した無線認証システムの一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、携帯電話2に車両1のIDコードを登録することにより、携帯電話2を電子キーとして使用する携帯電話キーシステム3が設けられている。携帯電話キーシステム3の通信には、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)として例えばRFID(Radio Frequency IDentification)が使用されている。RFIDには、例えばFeliCa(登録商標)や等が使用されている。RFIDの周波数には、例えばHF(High Frequency)が使用されている。なお、携帯電話2が通信端末に相当する。
図1に示すように、車両1には、携帯電話2に車両1のIDコードを登録することにより、携帯電話2を電子キーとして使用する携帯電話キーシステム3が設けられている。携帯電話キーシステム3の通信には、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)として例えばRFID(Radio Frequency IDentification)が使用されている。RFIDには、例えばFeliCa(登録商標)や等が使用されている。RFIDの周波数には、例えばHF(High Frequency)が使用されている。なお、携帯電話2が通信端末に相当する。
携帯電話キーシステム3は、携帯電話2を車両1の極近傍に近づける「かざし」によって、携帯電話2のID(Identification)照合を実行する。即ち、携帯電話2を車両1の極近傍にかざして携帯電話2が車両1から駆動電波Svを受信すると、駆動電波Svを電源に携帯電話2がID信号Sidを車両1に返信し、ID信号Sidに含まれるIDコードによって携帯電話2のID照合、いわゆるかざし照合を実行する。なお、駆動電波Svが問い合せ及び送受信電波を構成し、ID信号Sidが識別情報及び送受信電波を構成する。
携帯電話キーシステム3には、車外でかざし照合が成立すれば、ドアロックの施解錠が実行されるドアエントリー機能と、車内でかざし照合が成立すれば、車内に設置されたプッシュ操作式のエンジンスイッチ4を押し操作するのみでエンジンが始動するワンプッシュエンジンスタート機能とがある。エンジンスイッチ4は、エンジン始動操作のみならず、車両1の電源遷移操作も可能となっている。
車両1には、携帯電話2との間でID照合を実行するID照合装置5と、ドアロックの施解錠を管理するドアロック装置6と、エンジンの動作を管理するエンジン始動装置7とが設けられ、これらが車内バス8を介して接続されている。ID照合装置5には、ID照合装置5のコントロールユニットとして照合ECU(Electronic Control Unit)9が設けられている。照合ECU9は、近距離無線通信により携帯電話2からIDコードを取得した際、同IDコードを自身のものと照らし合わせることによりID照合を実行する。
車両1には、携帯電話2と近距離無線通信が可能なリーダライタ10が設けられている。リーダライタ10は、例えば非接触ICカードのような端末と電磁誘導により電波の送受信が可能な通信機の一種である。リーダライタ10の本体部10aには、送信電波の変調や、受信電波の復調/増幅などを実行する通信回路11が設けられている。なお、リーダライタ本体部10aが通信マスタに相当する。
通信回路11には、車外リーダライタ10のアンテナ12が接続されている。アンテナ12は、アンテナ線(アンテナエレメント)を環状に複数巻回した磁界アンテナの一種のループアンテナが使用される。アンテナ12は、アンテナコイル13と、共振用のコンデンサ14との直列共振回路からなる。アンテナ12は、電波の送信及び受信の両方が可能な送受信アンテナとなっている。
また、本例の場合、リーダライタ10のアンテナ12を1次アンテナ12として、この1次アンテナ12の電波を2次アンテナ15で中継することにより、1台のリーダライタ本体部10aを車外及び車外で共用する2次アンテナ中継式となっている。本例の2次アンテナ15は、1次アンテナ12と電磁誘導により結合して、1次アンテナ12の送受信電波を中継するアンテナである。本例では、1次アンテナ12がかざし照合の車内通信エリアを形成し、2次アンテナ15がかざし照合の車外通信エリアを形成する。なお、1次アンテナ12が車内アンテナを構成し、2次アンテナが車外アンテナを構成する。
一方、携帯電話2には、携帯電話2の各種動作を制御する端末制御部16が設けられている。携帯電話2には、リーダライタ10と近距離無線通信を実行するタグ17が設けられている。タグ17には、タグ17の動作を管理する通信制御回路18が設けられている。通信制御回路18には、携帯電話2を車両キーとして機能させるべくIDコードが登録されている。
通信制御回路18には、タグ17のアンテナとして送受信アンテナ19が接続されている。送受信アンテナ19は、磁界アンテナの一種であるループアンテナが使用される。送受信アンテナ19は、アンテナ線を環状に巻回したアンテナコイル20と、共振用のコンデンサ21との直列共振回路からなる。タグ17は、リーダライタ10から近距離無線通信によって駆動電波Svを受信すると起動し、自身に登録されたIDコードを含むID信号Sidを、近距離無線通信を介してリーダライタ10に返信する。
車両1には、リーダライタ10の動作を制御するリーダライタ制御ECU22が設けられている。リーダライタ制御ECU22は、車両1が駐車状態又は停車状態の際、リーダライタ10から駆動電波Svを断続的に送信させる。そして、リーダライタ制御ECU22は、駆動電波Svの応答としてタグ17からID信号Sidを受信すると、このIDコードを照合ECU9に転送する。照合ECU9は、リーダライタ制御ECU22からIDコードを入力すると、このIDコードを照合し、携帯電話2が正規通信相手か否かを判定する。
図2に示すように、本例の2次アンテナ15は、1つの大きなループ状のアンテナ線を、その中央において絞って、その両側のアンテナ線を環状に形成したアンテナコイル23となっている。本例の場合、2次アンテナ15には、2つの環状アンテナ24,25と、これらを繋ぐ一対の接続アンテナ26,27とが形成されている。また、環状アンテナ24,25及び接続アンテナ26,27は、環状に繋いだ1本のアンテナ線として形成されている。
図2及び図3に示すように、2次アンテナ15は、一対の環状アンテナ24,25において1次アンテナ12に重ね配置された第1環状アンテナ24側が、電波結合部28として形成されている。電波結合部28は、2次アンテナ15を1次アンテナ12に電磁結合させる箇所である。電波結合部28には、電波結合部28のアンテナ基板として基板29が設けられている。基板29の実装面には、2次アンテナ15のアンテナコイル23の一部が第1環状アンテナ24として実装されている。第1環状アンテナ24は、アンテナ線を環状に複数巻回したアンテナパターンをとる。
図3に示すように、電波結合部28は、1次アンテナ12が車内側を向くように、1次アンテナ12に対して車内と反対側に配置されている。これは、1次アンテナ12の通信エリアが車内通信エリアとして使用されるためである。また、1次アンテナ12は、磁束がアンテナコイル13の内部を突き抜けるように発生するため、コイル面が左右方向に沿う向き、つまり横向きに配置されている。電波結合部28は、1次アンテナ12との電磁誘導により起電力を生じて電波送受信を行うので、1次アンテナ12に沿う向き、つまり横向きに配置されている。
また、2次アンテナ15は、一対の環状アンテナ24,25において1次アンテナ12に重ね配置されていない第2環状アンテナ25側が、電波入出力部30として形成されている。電波入出力部30は、車外において携帯電話2をかざす箇所である。電波入出力部30には、電波入出力部30のアンテナ基板として基板31が設けられている。基板31の実装面には、2次アンテナ15のアンテナコイル23の一部が第2環状アンテナ25として実装されている。第2環状アンテナ25も、アンテナ線を環状に複数巻回したアンテナパターンをとる。
電波入出力部30は、第2環状アンテナ25の通信エリアが窓越しに車外を向くように、例えばドアトリムの上面に配置されている。また、電波入出力部30は、第2環状アンテナ25のコイル内に発生する磁束が車外を向くべく、コイル面が上下方向に沿う向き、つまり縦向きに配置されている。
このように、2次アンテナ15には、電波結合部28及び電波入出力部30が形成されているので、電波結合部28によって1次アンテナ12と繋がり、電波入出力部30によって携帯電話2と無線通信する。また、本例の2次アンテナ15は、電波結合部28及び電波入出力部30の一方に誘起された電波と同じ電波が、他方にも同様に誘起される動作をし、これにより電波中継機能が可能となっている。
図2に示すように、第2環状アンテナ25の一部には、2次アンテナ15用の共振コンデンサ32が接続されている。よって、2次アンテナ15は、アンテナコイル23及び共振コンデンサ32の直列共振回路となり、この直列共振回路によってアンテナとして機能する。
第2環状アンテナ25と共振コンデンサ32との間には、2次アンテナ15のアンテナコイル23を1本のアンテナ線として繋げるか否かを設定する2次アンテナ切換スイッチ33が接続されている。2次アンテナ切換スイッチ33は、共振コンデンサ32に対して直列接続されている。このため、2次アンテナ切換スイッチ33がオフをとると、アンテナコイル23が途中で分断されるので、2次アンテナ15が無効となる。一方、2次アンテナ切換スイッチ33がオンをとると、アンテナコイル23が1本の環状のアンテナ線となるので、2次アンテナ15が有効となる。なお、2次アンテナ切換スイッチ33が有効無効切換手段に相当する。
図1に示すように、車両1には、車内における携帯電話2の置き場所としてクレードル34が設けられている。クレードル34には、クレードル34に携帯電話2がセットされたか否かを検出するセット検出部35が設けられている。セット検出部35は、例えばマイクロスイッチや光センサ等が使用されている。セット検出部35は、クレードル34に携帯電話2がセットされると、検出信号をリーダライタ制御ECU22に出力して、セット有りの旨を通知する。なお、クレードル34が置き場所に相当し、セット検出部35が検出手段に相当する。
また、クレードル34の近傍位置には、リーダライタ10の1次アンテナ12が配置されている。よって、クレードル34に携帯電話2がセットされると、そのセット状態において携帯電話2が1次アンテナ12と極近傍状態をとり、携帯電話2と1次アンテナ12とが車内かざし照合可能となる。
リーダライタ制御ECU22には、2次アンテナ切換スイッチ33のオンオフを切り換えることにより、車内外の通信エリアを切り換える通信エリア設定部36が設けられている。通信エリア設定部36は、車両駐車時、2次アンテナ切換スイッチ33をオンすることにより、1次アンテナ12から断続送信される駆動電波Svを2次アンテナ15により中継送信して、車外通信エリアを形成する。また、通信エリア設定部36は、セット検出部によってクレードル34への携帯電話2のセットをセット検出部35によって確認すると、2次アンテナ切換スイッチ33をオフして、1次アンテナ12のみから駆動電波Svを断続送信させ、車内通信エリアを形成する。なお、通信エリア設定部36が通信エリア設定手段に相当する。
リーダライタ制御ECU22には、携帯電話2が車内外のどちらに位置するのかを判定する車内外判定部37が設けられている。車内外判定部37は、2次アンテナ15による車外通信エリア形成時、2次アンテナ15を介してかざし照合が成立することを確認すると、2次アンテナ切換スイッチ33をオフして、今度は1次アンテナ12でかざし照合が成立するか否かを確認する。そして、1次アンテナ12でかざし照合が成立しなければ、携帯電話2が車外に存在するとして、車外かざし照合を成立と処理する。
一方、車内外判定部37は、セット検出部35からの通知によって1次アンテナ12で車内通信エリアを形成する際、1次アンテナ12でかざし照合が成立することを確認すると、携帯電話2が車内に存在するとして、車内かざし照合を成立と処理する。なお、車内外判定部37が車内外判定手段に相当する。
次に、本例の携帯電話キーシステム3の動作を図4及び図7に従って説明する。
まず、図4に示すように、車両1が駐車状態(エンジン停止、ドアロック施錠)をとる際、リーダライタ制御ECU22は車外かざし照合の成立可否を常時確認する。このとき、通信エリア設定部36は、2次アンテナ切換スイッチ33をオンして、2次アンテナ15を有効にする。よって、1次アンテナ12と2次アンテナ15とが電磁誘導による結合が可能となり、2次アンテナ15が1次アンテナ12の中継アンテナとして機能する。
まず、図4に示すように、車両1が駐車状態(エンジン停止、ドアロック施錠)をとる際、リーダライタ制御ECU22は車外かざし照合の成立可否を常時確認する。このとき、通信エリア設定部36は、2次アンテナ切換スイッチ33をオンして、2次アンテナ15を有効にする。よって、1次アンテナ12と2次アンテナ15とが電磁誘導による結合が可能となり、2次アンテナ15が1次アンテナ12の中継アンテナとして機能する。
このとき、リーダライタ制御ECU22は、1次アンテナ12から駆動電波Svを断続的に送信する。ここでは、2次アンテナ15が有効になっているので、1次アンテナ12及び2次アンテナ15の通信が電磁誘導によって確立される。つまり、1次アンテナ12の駆動電波Svが電波結合部28に誘起され、電波結合部28と同一アンテナ線である電波入出力部30にも、同様の駆動電波Svが誘起される。このため、1次アンテナ12の駆動電波Svが2次アンテナ15により中継されて、駆動電波Svが車外に送信される。
そして、運転者がドアロックを解錠するには、携帯電話2を車外から2次アンテナ15にかざす操作をとる。このとき、図5の等価回路に示すように、1次アンテナ12と2次アンテナ15とが電磁誘導により通信が確立し、2次アンテナ15とタグ17とが電磁誘導により通信が確立するので、リーダライタ10及びタグ17の近距離無線通信が確立する。よって、タグ17がリーダライタ10からの駆動電波Svによって起動し、その応答としてID信号Sidを車両1に返信する。
リーダライタ制御ECU22は、タグ17からID信号Sidを受信すると、このID信号Sidに含まれるIDコードを照合ECU9に転送する。照合ECU9は、タグ17のIDコードを照合し、ID照合が成立することを確認すると、車外かざし照合が成立すると認識する。
車外かざし照合が成立すると、車内外判定部37は、携帯電話2が車外に存在するものか否か最終確認する。このとき、車内外判定部37は、2次アンテナ切換スイッチ33をオフに切り換えることにより、1次アンテナ12のみを有効にして、車内かざし照合が成立する状況となっていないか確認する。ここでは、携帯電話2が車外に存在するので、車内かざし照合は成立しない。よって、車内外判定部37は、携帯電話2が車外に存在すると認識して、このときのかざし照合を車外かざし照合として処理する。
このため、照合ECU9は、携帯電話2が車内に存在すると認識する状況下でID照合が成立することを確認するので、車外かざし照合を成立として処理し、ドアロックを解錠する。なお、携帯電話2を2次アンテナ15に再度かざして、車外かざし照合を成立させると、今度はドアロックが解錠される。
ドアロック解錠後、運転者が乗車した際には、クレードル34に携帯電話2がセットされる。通信エリア設定部36は、セット検出部35から検出信号を入力すると、運転者が車内に乗車したと認識し、今度は車内かざし照合を開始する。このとき、通信エリア設定部36は、2次アンテナ切換スイッチ33をオフのままとして、2次アンテナ15を無効にする。よって、2次アンテナ15は1次アンテナ12との電磁結合ができず、結果として1次アンテナ12のみが機能する。
クレードル34にセットされた携帯電話2は、1次アンテナ12と極近傍状態をとる。よって、車内かざし照合において1次アンテナ12から駆動電波Svが送信された際には、図6に示すように、携帯電話2が1次アンテナ12の通信エリアに入り込む。このとき、図7の等価回路に示すように、1次アンテナ12とタグ17とが電磁誘導により通信が確立するので、リーダライタ10及びタグ17の近距離無線通信が確立する。よって、タグ17がリーダライタ10からの駆動電波Svによって起動し、その応答としてID信号Sidを車両1に返信する。
リーダライタ制御ECU22は、車内かざし照合の際、タグ17からID信号Sidを受信すると、このID信号Sidに含まれるIDコードを照合ECU9に転送する。照合ECU9は、タグ17のIDコードを照合し、車内に携帯電話2が存在すると認識する状況下でID照合が成立することを確認すると、車内かざし照合を成立として処理し、エンジンスイッチ4による電源状態遷移操作を許可する。
以上により、本例においては、リーダライタ10の1次アンテナ12の送受信電波を中継可能な2次アンテナ15を設け、2次アンテナ15の有効無効を切り換えることにより、リーダライタ10の通信エリアを車内外のどちらかに切り換える。よって、1台のリーダライタ本体部10aで車外通信エリア及び車内通信エリアの両方形成することが可能となるので、1台のリーダライタ本体部10aを車内アンテナ及び車外アンテナの両方で共用可能となる。このため、アンテナごとにリーダライタ本体部10aを設けずに済むので、リーダライタ本体部10aの個数を削減することが可能となる。
また、このように1台のリーダライタ本体部10aを共用しても、車外通信エリアは2次アンテナ15によって形成し、車内通信エリアは1次アンテナ12で形成するように、各通信エリアをそれぞれ個別のアンテナによって形成する。よって、車外通信エリアと車内通信エリアとを、それぞれ明確な区分けのエリアによって形成するので、車外通信及び車内通信の各通信成立性も確保される。よって、リーダライタ本体部10aの個数削減と、通信エリア確保との両立が可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)リーダライタ10に2次アンテナ15を設け、2次アンテナ15の有効無効を切り換えることにより、車両1に車外通信エリア又は車外通信エリアを形成する。よって、1台のリーダライタ本体部10aを車内外で共用することが可能となるので、リーダライタ本体部10aの個数を削減することができる。また、車外通信エリア及び車内通信エリアを別々のエリアに設定可能となるので、リーダライタ本体部10aを車内外で共用化しても、車内外の各通信において通信成立性が悪化することもない。
(1)リーダライタ10に2次アンテナ15を設け、2次アンテナ15の有効無効を切り換えることにより、車両1に車外通信エリア又は車外通信エリアを形成する。よって、1台のリーダライタ本体部10aを車内外で共用することが可能となるので、リーダライタ本体部10aの個数を削減することができる。また、車外通信エリア及び車内通信エリアを別々のエリアに設定可能となるので、リーダライタ本体部10aを車内外で共用化しても、車内外の各通信において通信成立性が悪化することもない。
(2)本例の2次アンテナ15は、1つのループアンテナの中央部を絞り、その両側に2つの環状アンテナ24,25を有する形状をとる。このため、1つのループアンテナを単に形状加工するだけで、電波中継可能な2次アンテナ15を簡単に製造することができる。
(3)1次アンテナ12を車内アンテナとし、2次アンテナ15を車外アンテナとして、携帯電話2が車内外のどちらに位置するのかを判定するので、携帯電話2のかざし照合を車外照合と車内照合とにそれぞれ区分けすることができる。
(4)2次アンテナ15を電波結合部28及び電波入出力部30を有する構造とし、電波結合部28を1次アンテナ12に対して車内と反対側に配置した。このため、1次アンテナ12としての車内アンテナが車内側に位置する配置位置をとるので、車内アンテナの通信エリアが車内側を向くことになる。よって、車内に持ち込まれた携帯電話2が車内アンテナの通信エリアに入り易くなるので、車内かざし照合の通信成立性を向上することができる。
(5)1次アンテナ12を横向きに配置し、2次アンテナ15(電波入出力部30)を縦向きに配置するように、1次アンテナ12と2次アンテナ15を、それぞれ異なる配置向きとすることが可能である。よって、1次アンテナ12と2次アンテナ15とで各々要求する通信エリアの向きが異なっていても、これに対応することができる。
(6)携帯電話2がクレードル34にセットされたことがクレードル34のセット検出部35により検出されると、1次アンテナ12が通信を開始して車内かざし照合が実行される。よって、携帯電話2をクレードル34にセットすれば、その時点で車内かざし照合が自動で実行されるので、車内かざし照合開始のための特別な操作をユーザに課す必要がない。よって、ユーザの利便性をよくすることができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・2次アンテナ切換スイッチ33は、共振コンデンサ32に対して直列接続されることに限定されない。例えば、図8に示すように、2次アンテナ切換スイッチ33を共振コンデンサ32に対して並列に接続し、2次アンテナ切換スイッチ33をオフすることで2次アンテナ15を有効とし、2次アンテナ切換スイッチ33をオンすることで、2次アンテナ15を無効としてもよい。この場合、2次アンテナ15を無効とした際、2次アンテナ15は単なるアンテナコイルのみの部材となるので、状態切り換え時にアンテナ線がショートすることがない。
・2次アンテナ切換スイッチ33は、共振コンデンサ32に対して直列接続されることに限定されない。例えば、図8に示すように、2次アンテナ切換スイッチ33を共振コンデンサ32に対して並列に接続し、2次アンテナ切換スイッチ33をオフすることで2次アンテナ15を有効とし、2次アンテナ切換スイッチ33をオンすることで、2次アンテナ15を無効としてもよい。この場合、2次アンテナ15を無効とした際、2次アンテナ15は単なるアンテナコイルのみの部材となるので、状態切り換え時にアンテナ線がショートすることがない。
・1次アンテナ12と電波入出力部30の配置向きは、各々別の向きをとることに限定されず、同じとしてもよい。
・2次アンテナ15は、2つの環状アンテナ24,25のみ有する形状に限定されず、例えば3つ以上持つものでもよい。
・2次アンテナ15は、2つの環状アンテナ24,25のみ有する形状に限定されず、例えば3つ以上持つものでもよい。
・1次アンテナ12は、1つのみに限らず、複数設けてもよい。
・電波入出力部30を複数配置する場合、その配置パターンは、直列でも並列でもどちらでもよいし、これらを組み合わせたパターンとしてもよい。
・電波入出力部30を複数配置する場合、その配置パターンは、直列でも並列でもどちらでもよいし、これらを組み合わせたパターンとしてもよい。
・電波結合部28及び電波入出力部30のアンテナ面積は、同一に限らず、異ならせてもよい。
・電波入出力部30の配置位置は、ドアトリムに限定されず、例えば車内天井やドアガラス等でもよい。
・電波入出力部30の配置位置は、ドアトリムに限定されず、例えば車内天井やドアガラス等でもよい。
・携帯電話2のかざし箇所に、かざし位置を通知する絵柄や文字等を描画してもよい。
・環状アンテナ24,25は、四角状に限らず、例えば円形状としてもよい。
・タグ17は、端末制御部16から独立したICチップであることに限定されず、タグ17の機能が端末制御部16に組み込まれていてもよい。
・環状アンテナ24,25は、四角状に限らず、例えば円形状としてもよい。
・タグ17は、端末制御部16から独立したICチップであることに限定されず、タグ17の機能が端末制御部16に組み込まれていてもよい。
・通信端末は、携帯電話2に限らず、IDコードを無線により送信可能な端末であれば、何でもよい。
・近距離無線通信は、RFIDに限らず、他の通信方式が採用可能である。
・近距離無線通信は、RFIDに限らず、他の通信方式が採用可能である。
・送受信電波は、駆動電波SvやID信号Sidに限らず、通信形式に応じた種々の電波が採用可能である。
・携帯電話キーシステム3の各アンテナ(2次アンテナ15)は、ループアンテナに限らず、例えばダイポールアンテナ等の他のアンテナも使用可能である。
・携帯電話キーシステム3の各アンテナ(2次アンテナ15)は、ループアンテナに限らず、例えばダイポールアンテナ等の他のアンテナも使用可能である。
・携帯電話キーシステム3の周波数は、HFに限定されず、例えばLF(Low Frequency)やUHF(Ultra High Frequency)等を使用してもよい。また、双方向通信の行きと帰りとで電波の周波数を異ならせてもよい。
・タグ17のIDコードは、登録変更可能としてもよい。
・2次アンテナ切換スイッチ33は、例えばトランジスタ等のスイッチング素子も使用可能である。
・2次アンテナ切換スイッチ33は、例えばトランジスタ等のスイッチング素子も使用可能である。
・車内の携帯電話2の置き場所は、クレードル34に限定されない。例えば、車内センターコンソールの一部を携帯電話2の置き場所としてもよい。
・セット検出部35は、マイクロスイッチや光センサに限定されず、例えば磁気センサとしてもよい。
・セット検出部35は、マイクロスイッチや光センサに限定されず、例えば磁気センサとしてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項3〜6のいずれかにおいて、前記車外アンテナは、前記車内においてドア寄りの位置に配置され、車外に位置する前記通信端末とドアガラス越しに無線通信可能となっている。この構成によれば、車外アンテナといっても車内を配置位置とするので、車外アンテナが車外に露出してしまうことがない。
(イ)請求項3〜6のいずれかにおいて、前記車外アンテナは、前記車内においてドア寄りの位置に配置され、車外に位置する前記通信端末とドアガラス越しに無線通信可能となっている。この構成によれば、車外アンテナといっても車内を配置位置とするので、車外アンテナが車外に露出してしまうことがない。
(ロ)請求項1〜6,前記技術的思想(イ)のいずれかにおいて、前記有効無効切換手段は、前記2次アンテナの共振コンデンサに直列配置されたスイッチ手段であって、当該スイッチ手段がオンすると、直列共振回路が成立して前記2次アンテナが有効となり、該スイッチ手段がオフすると、前記直列共振回路が不成立となって前記2次アンテナが無効となる。この構成によれば、アンテナ線上のスペースをスイッチ手段の配置位置とするので、これら部品群を1つのアンテナ部品として集約することが可能となる。
(ハ)請求項1〜6,前記技術的思想(イ)のいずれかにおいて、前記有効無効切換手段は、前記2次アンテナの共振コンデンサに並列配置されたスイッチ手段であって、当該スイッチ手段がオフすると、直列共振回路が成立して前記2次アンテナが有効となり、前記スイッチ手段がオンすると、前記共振回路が不成立となって前記2次アンテナが無効となる。この構成によれば、2次アンテナを無効とすべくスイッチ手段がオンされた際には、2次アンテナが単なる1本のアンテナコイルの線となることにより、2次アンテナが無効となる。よって、2次アンテナを無効とすべくスイッチ手段のオンオフを切り換えた際に、ショート等が生じ難い。
1…車両、2…通信端末としての携帯電話、10…通信マスタとしてのリーダライタ、12…1次アンテナ、15…2次アンテナ、24,25…環状アンテナ、28…電波結合部、30…電波入出力部、33…有効無効切換手段としての2次アンテナ切換スイッチ、34…置き場所としてのクレードル、35…検出手段としてのセット検出部、36…通信エリア設定手段としての通信エリア設定部、37…車内外判定手段としての車内外判定部、Sv…問い合せ及び送受信電波を構成する駆動電波、Sid…識別情報及び送受信電波を構成するID信号。
Claims (6)
- 通信マスタとその通信端末とが近距離無線通信により相互通信が可能であり、前記通信マスタからの問合せを契機に前記通信端末が固有の識別情報を前記通信マスタに返信して、当該識別情報により前記通信端末を認証する無線認証システムにおいて、
前記通信マスタのアンテナを1次アンテナとし、当該1次アンテナの送受信電波を中継して、該1次アンテナと異なる領域に通信エリアを形成可能な2次アンテナと、
前記2次アンテナの有効無効を切り換える有効無効切換手段と、
前記有効無効切換手段を介して前記2次アンテナの有効無効を切り換えることにより、前記通信マスタのエリア形成箇所を設定する通信エリア設定手段と
を備えたことを特徴とする無線認証システム。 - 前記2次アンテナは、1つの環状のアンテナ線の途中を絞ることで、その両側に環状アンテナを有する形状をとり、これらの一方を前記1次アンテナとの電波結合部とし、他方を当該2次アンテナの電波入出力部として、前記1次アンテナの送受信電波を中継する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線認証システム。 - 前記1次アンテナを車両の車内アンテナとし、前記2次アンテナを車外アンテナとし、これらアンテナのうちどちらで通信が成立したのかを見ることにより、前記通信端末が車内外のどちらに位置しているのかを判定する車内外判定手段を備えた
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線認証システム。 - 前記電波結合部は、前記車内アンテナに対して車内と反対側に配置されている
ことを特徴とする請求項3に記載の無線認証システム。 - 前記1次アンテナ及び前記2次アンテナは、通信エリアの向きが互いに異なる向きをとるように配置されている
ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の無線認証システム。 - 車内には、前記通信端末の置き場所が設けられ、前記通信端末が前記置き場所に置かれたことを、前記置き場所に設けた検出手段で検出すると、前記車内アンテナが前記問い合せの送信を開始して、前記通信端末と前記車内アンテナとが自動で前記認証を実行する
ことを特徴とする請求項3〜5のうちいずれか一項に記載の無線認証システム。
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