JP2014107924A - Ipmロータ構造 - Google Patents
Ipmロータ構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014107924A JP2014107924A JP2012258411A JP2012258411A JP2014107924A JP 2014107924 A JP2014107924 A JP 2014107924A JP 2012258411 A JP2012258411 A JP 2012258411A JP 2012258411 A JP2012258411 A JP 2012258411A JP 2014107924 A JP2014107924 A JP 2014107924A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- longitudinal
- spring plate
- rotor structure
- ipm rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明によるIPMロータ構造は、ロータコア(16)の外周縁に形成された多数のマグネット用孔(50)内に長手状弾性部材(62)と突出片(61)を有する非磁性バネ板(60)を配設し、この非磁性バネ板(60)を介して長手状マグネット(17)をマグネット用孔(50)内に保持する構成である。
【選択図】図1
Description
すなわち、図5において、モータケース1の壁面に内側へ切り起こして形成された係止部10,10に、矢印方向にモータケース1内に挿入されたマグネット2,2の一方の側端部同士が当接され、そして、略C字形状の押えバネ体3の略C字状の開口部側端部30,30とその反対側部31とがマグネット2,2の他方の側端部同士に当接するように、挿入されたマグネット2,2の側端部間に圧入されるものである。圧入された押えバネ体3は、略C字状の開口部側端部30,30とその反対側部31とが拡がるようにしてマグネット2,2を係止部10方向に押圧して、モータケース1の内周面に2個のステータマグネット20,20を対向するように配設して固定して保持するものである。
すなわち、図6及び図7において、ロータコア16の外周部に軸方向に延びるホルダ取付溝15を設け、ホルダ取付溝45に断面略T字状のホルダアーム32を取り付ける。ホルダアーム32は、本体部41と嵌合突起44及びマグネット保持片42を備え、嵌合突起44はホルダ取付溝45と嵌合する。マグネット保持片42に第1接触部46と第2接触部47、被接触部48を設け、隣接するホルダアーム32の対向するマグネット保持片42とロータコア外周面16aによってマグネット収容部43を形成する。マグネット収容部43には軸方向からロータマグネット17が圧入固定される。これにより、精度良くかつ低コストでマグネットをロータコア等に固定可能なマグネット固定構造を提供する。
すなわち、図5の従来構成の場合、マグネットを押えバネ体で強く押える構成であるため、細分化された多くのマグネットを柱状のロータコアの外周に固定するためには不適であった。
また、図示していないIPMロータ構造における各マグネットを接着固定することは、接着強度が経時劣化するため、長年の使用に耐えることは困難であった。
また、この場合は、接着剤を扱うため、大量生産時のネックになっていた。
すなわち、筒状に形成されたロータコアの外周縁に所定角度毎に設けられると共に軸方向に沿って延設された複数のマグネット用孔と、前記マグネット用孔の底面に設けられた長手状の非磁性バネ板と、前記非磁性バネ板の長手方向に沿う両端に突出して形成された突出片と、前記各突出片間に形成され前記非磁性バネ板の板面から突出する長手状弾性部材と、前記非磁性バネ板と前記マグネット用孔の天井面との間に挿入された長手状マグネットと、を備え、前記マグネット用孔に挿入された前記長手状マグネットは前記長手状弾性部材によって前記天井面側へ付勢され、前記長手状マグネットは前記各突出片間に位置していることにより、長手状マグネットをスラスト方向及びラジアル方向に対して容易かつ確実に固定することができる。
また、前記突出片及び前記長手状弾性部材は、前記非磁性バネ板の一部を切り起こして形成されていることにより、長手状弾性部材を極めて容易に形成でき、かつ、長手状マグネットを容易に付勢できる。
また、前記長手状マグネットの両端は前記各突出片に当接していることにより、確実に長手状マグネットを保持できる。
また、前記各マグネット用孔の横断面でみて、幅方向に沿う両側には、前記長手状マグネットの横断面幅の外側に位置するように一対の逃げ溝が形成され、前記各逃げ溝は前記マグネット用孔の軸方向長さと同一となるように形成されていることにより、マグネット用孔内に長手状マグネットを挿入する際の逃げを各逃げ溝で行うことができ、長手状マグネットの挿入を容易化できる。
また、前記各逃げ溝は、横断面でみて三角形をなすことにより、長手状マグネットの挿入時に最適な形状とすることができる。
また、前記非磁性バネ板に形成された前記長手状弾性部材は互いに並設された一対よりなり、前記非磁性バネ板に形成された前記各突出片は、互いに並設された一対よりなることにより、長手状マグネットをマグネット用孔内に挿着した時における係止動作及び弾性付勢力を十分に発揮し、長手状マグネットの確実な保持を達成することができる。
尚、図6、図7の従来構成と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明する。
図1において、符号2で示されるものはロータシャフト2であり、このロータシャフト2は円筒状をなすロータコア16の軸孔2Aに嵌入されている。
前記ロータコア16の外周縁には、所定角度毎に軸方向Aに沿って延設された複数のマグネット用孔50が形成され、前記マグネット用孔50には長手状マグネット17が挿入されていると共に、このマグネット用孔50は、横断面でみると六面の六角形をなし、その中で、ロータシャフト2の軸心Pに最も近い位置の面が底面51として形成され、この底面51と対向する位置に天井面52が形成されている。
前記突出片61は、両端に各1個とした場合もその係止作用を得ることができるが、図3のように、両端に一対ずつ並設して形成されている方がより確実な係止作用を得ることができる。
前記マグネット用孔50内に挿入された長手状マグネット17は、前記非磁性バネ板60の長手状弾性部材と突出片61によって保持されるため、従来構成よりも、より簡単で確実に保持状態を維持することができる。
2A 軸孔
16 ロータコア
17 長手状マグネット
50 マグネット用孔
51 底面
50a 逃げ溝
52 天井面
60 非磁性バネ板
61 突出片
62 長手状弾性部材
P 軸心
A 軸方向
B 長手方向
WT 幅方向
W 横断面幅
Claims (6)
- 筒状に形成されたロータコア(16)の外周縁に所定角度毎に設けられると共に軸方向(A)に沿って延設された複数のマグネット用孔(50)と、前記マグネット用孔(50)の底面(51)に設けられた長手状の非磁性バネ板(60)と、前記非磁性バネ板(60)の長手方向(B)に沿う両端に突出して形成された突出片(61)と、前記各突出片(61)間に形成され前記非磁性バネ板(60)の板面から突出する長手状弾性部材(62)と、前記非磁性バネ板(60)と前記マグネット用孔(50)の天井面(52)との間に挿入された長手状マグネット(17)と、を備え、
前記マグネット用孔(50)に挿入された前記長手状マグネット(17)は前記長手状弾性部材(62)によって前記天井面(52)側へ付勢され、前記長手状マグネット(17)は前記各突出片(61)間に位置していることを特徴とするIPMロータ構造。 - 前記突出片(61)及び前記長手状弾性部材(62)は、前記非磁性バネ板(60)の一部を切り起こして形成されていることを特徴とする請求項1記載のIPMロータ構造。
- 前記長手状マグネット(17)の両端は前記各突出片(61)に当接していることを特徴とする請求項1又は2記載のIPMロータ構造。
- 前記各マグネット用孔(50)の横断面でみて、幅方向(WT)に沿う両側には、前記長手状マグネット(17)の横断面幅(W)の外側に位置するように一対の逃げ溝(50a)が形成され、前記各逃げ溝(50a)は前記マグネット用孔(50)の軸方向(A)長さと同一となるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のIPMロータ構造。
- 前記各逃げ溝(50a)は、横断面でみて三角形をなすことを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のIPMロータ構造。
- 前記非磁性バネ板(60)に形成された前記長手状弾性部材(62)は互いに並設された一対よりなり、前記非磁性バネ板(60)に形成された前記各突出片(61)は、互いに並設された一対よりなることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載のIPMロータ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012258411A JP2014107924A (ja) | 2012-11-27 | 2012-11-27 | Ipmロータ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012258411A JP2014107924A (ja) | 2012-11-27 | 2012-11-27 | Ipmロータ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014107924A true JP2014107924A (ja) | 2014-06-09 |
Family
ID=51028988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012258411A Pending JP2014107924A (ja) | 2012-11-27 | 2012-11-27 | Ipmロータ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014107924A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105186816A (zh) * | 2015-07-16 | 2015-12-23 | 博格思众(常州)电机电器有限公司 | 定子和转子的组合结构 |
WO2016177968A1 (fr) * | 2015-05-07 | 2016-11-10 | Valeo Equipements Electriques Moteur | Rotor de machine electrique tournante muni d'au moins un element de plaquage d'un aimant a l'interieur d'une cavite correspondante |
JP2018157654A (ja) * | 2017-03-16 | 2018-10-04 | 多摩川精機株式会社 | Ipmモータのマグネット固定構造 |
WO2020218030A1 (ja) * | 2019-04-25 | 2020-10-29 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 回転電機の回転子及び回転電機 |
CN117254639A (zh) * | 2023-11-20 | 2023-12-19 | 张家港华捷电子有限公司 | 一种水冷型无刷内转子水泵电机及水泵 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05219668A (ja) * | 1992-02-03 | 1993-08-27 | Toshiba Corp | 永久磁石式回転子 |
JPH10126985A (ja) * | 1996-10-18 | 1998-05-15 | Hitachi Ltd | 永久磁石回転電機および永久磁石回転電機を用いた電動車両 |
JP2002305846A (ja) * | 2001-01-22 | 2002-10-18 | Denso Corp | 直流モータ |
JP2008545364A (ja) * | 2005-06-30 | 2008-12-11 | スパル オートモーティブ ソチエタ レスポンサビリタ リミテ | 電気機械用ロータ |
-
2012
- 2012-11-27 JP JP2012258411A patent/JP2014107924A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05219668A (ja) * | 1992-02-03 | 1993-08-27 | Toshiba Corp | 永久磁石式回転子 |
JPH10126985A (ja) * | 1996-10-18 | 1998-05-15 | Hitachi Ltd | 永久磁石回転電機および永久磁石回転電機を用いた電動車両 |
JP2002305846A (ja) * | 2001-01-22 | 2002-10-18 | Denso Corp | 直流モータ |
JP2008545364A (ja) * | 2005-06-30 | 2008-12-11 | スパル オートモーティブ ソチエタ レスポンサビリタ リミテ | 電気機械用ロータ |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016177968A1 (fr) * | 2015-05-07 | 2016-11-10 | Valeo Equipements Electriques Moteur | Rotor de machine electrique tournante muni d'au moins un element de plaquage d'un aimant a l'interieur d'une cavite correspondante |
FR3036006A1 (fr) * | 2015-05-07 | 2016-11-11 | Valeo Equip Electr Moteur | Rotor de machine electrique tournante muni d'au moins un element de plaquage d'un aimant a l'interieur d'une cavite correspondante |
CN105186816A (zh) * | 2015-07-16 | 2015-12-23 | 博格思众(常州)电机电器有限公司 | 定子和转子的组合结构 |
US10320274B2 (en) | 2015-07-16 | 2019-06-11 | Bergstrom, Inc. | Combination structure between stator and rotor in a brushless motor |
JP2018157654A (ja) * | 2017-03-16 | 2018-10-04 | 多摩川精機株式会社 | Ipmモータのマグネット固定構造 |
WO2020218030A1 (ja) * | 2019-04-25 | 2020-10-29 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 回転電機の回転子及び回転電機 |
JPWO2020218030A1 (ja) * | 2019-04-25 | 2020-10-29 | ||
CN113826306A (zh) * | 2019-04-25 | 2021-12-21 | 日立安斯泰莫株式会社 | 旋转电机的转子以及旋转电机 |
JP7177256B2 (ja) | 2019-04-25 | 2022-11-22 | 日立Astemo株式会社 | 回転電機の回転子及び回転電機 |
CN117254639A (zh) * | 2023-11-20 | 2023-12-19 | 张家港华捷电子有限公司 | 一种水冷型无刷内转子水泵电机及水泵 |
CN117254639B (zh) * | 2023-11-20 | 2024-02-13 | 张家港华捷电子有限公司 | 一种水冷型无刷内转子水泵电机及水泵 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2014107924A (ja) | Ipmロータ構造 | |
US8049586B2 (en) | Magnetic coupler | |
JP2015154665A (ja) | ロータ及びロータの製造方法 | |
JPWO2013150652A1 (ja) | 回転子および永久磁石埋込型電動機 | |
JP2015110999A (ja) | クリップ | |
JP2015092926A (ja) | クリップ固定治具およびそれを備えるシート用パッドの成形型 | |
JP5281133B2 (ja) | 永久磁石回転子 | |
US20100176678A1 (en) | Electric motor | |
US10491078B2 (en) | Linear motor heat dissipation structure | |
CN110462761B (zh) | 电磁阀及其制造方法 | |
JP2018098997A (ja) | リニアモータ用電機子及びリニアモータ | |
JP5079178B1 (ja) | リニアモータの梱包・組付治具 | |
JPWO2018180634A1 (ja) | モータ | |
JP5794496B2 (ja) | 金型位置決め機構 | |
JP5983245B2 (ja) | モールドモータ | |
JP2008301667A (ja) | ダブルステータ型モータ | |
JP2005269874A (ja) | 永久磁石同期モータ用回転子 | |
JP2018157654A (ja) | Ipmモータのマグネット固定構造 | |
JP6702378B2 (ja) | 永久磁石表面貼付形回転機の回転子およびその製造方法 | |
JP6239431B2 (ja) | 発電素子 | |
CN107131157B (zh) | 散热装置及其摆动结构 | |
JPWO2013108355A1 (ja) | 磁石埋込型回転子 | |
CA2686287C (en) | Device for releasably fastening a wire foil in an installation for producing paper | |
JP2007049758A5 (ja) | ||
JP2003274587A (ja) | 永久磁石型モータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150707 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150724 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160705 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170110 |