JP2014107435A - コモンモードフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コモンモード挿入損失特性の共振点を複数有し、複数の無線通信の受信感度を向上させる。
【解決手段】コモンモードフィルタ1は、絶縁層10A上において直列接続された第1及び第2のスパイラルパターン11,12と、絶縁層10B上において直列接続された第3及び第4のスパイラルパターン13,14とを備える。スパイラルパターン11,13は、互いに磁気結合するように平面視にて重なる位置関係を有し、これにより第1のコモンモードフィルタ素子を構成しており、スパイラルパターン12,14は同様に第2のコモンモードフィルタ素子を構成している。スパイラルパターン11,12の巻回方向の関係並びにスパイラルパターン13,14の巻回方向の関係は、互いの磁束を打ち消す方向に設定される。スパイラルパターン11,13の巻数は、スパイラルパターン12,14の巻数よりもそれぞれ大きい。
【選択図】図1

Description

本発明は、コモンモードフィルタに関し、特に、薄膜コモンモードフィルタの構造に関するものである。
モバイル機器においては、機器内部から発生する輻射ノイズによる無線信号の受信感度の低下が問題となっている。このような輻射ノイズを抑制する手段として、機器内部のデジタル信号ライン(差動伝送ライン)上にコモンモードフィルタを搭載することが行われており、現在、このようなノイズ対策は一般的となっている。
例えば、特許文献1には、コモンモードノイズを大きく減衰させることができるコモンモードフィルタが記載されている。このコモンモードフィルタは、第1及び第2のコモンモードフィルタ素子の直列接続からなり、所望の周波数において、第1のコモンモードフィルタ素子と第1、第2の接続導体との接続点の位相が、第2のコモンモードフィルタ素子と第1、第2の接続導体との接続点の位相よりも0度より大きくかつ90度以下の位相量で変化できるように、第1、第2の接続導体の長さが設定されている。第2のコモンモードフィルタは、コモンモードに対して容量性素子(キャパシタンス)として働き、これにより、等価的にLCフィルタとして働くため、コモンモードノイズを大きく減衰させることができる。
特開2009−129665号公報
昨今のモバイル機器は、通話のみならずワンセグやGPS機能、WiFi等の無線通信技術が1つの機器で利用できるようになり、機器内部から発生する輻射ノイズの周波数帯も様々である。各無線通信技術で使用する周波数帯が異なる場合、機器内部からの輻射ノイズのうちどの周波数帯のものを抑制すべきかが非常に重要である。
上述した従来のコモンモードフィルタは、ある特定の周波数で大きな減衰を持ち、大きなノイズ抑制機能を有している。しかしながら、無線通信の受信感度を改善するために複数の周波数帯においてノイズ対策が必要となる場合、従来のコモンモードフィルタでは、十分なノイズ抑制効果を発揮することができないという問題がある。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、複数の周波数帯のコモンモードノイズを低減させ、これにより無線通信の受信感度を向上させることが可能なコモンモードフィルタを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によるコモンモードフィルタは、第1の平面上に設けられ、互いに直列接続された第1及び第2のスパイラルパターンと、前記第1の平面と異なる第2の平面上に設けられ、互いに直列接続された第3及び第4のスパイラルパターンとを備え、前記第1及び第3のスパイラルパターンは、互いに磁気結合するように平面視にて重なる位置関係を有し、これにより第1のコモンモードフィルタ素子を構成しており、前記第2及び第4のスパイラルパターンは、互いに磁気結合するように平面視にて重なる位置関係を有し、これにより第2のコモンモードフィルタ素子を構成しており、前記第1のスパイラルパターンの巻回方向と前記第2のスパイラルパターンの巻回方向との関係並びに前記第3のスパイラルパターンの巻回方向と前記第4のスパイラルパターンの巻回方向との関係は、互いの磁束を打ち消す方向に設定され、前記第1及び第3のスパイラルパターンの巻数は、前記第2及び第4のスパイラルパターンの巻数よりもそれぞれ大きいことを特徴とする。
本発明によれば、フィルタ周波数が異なる第1及び第2のコモンモードフィルタ素子の直列接続からなるコモンモードフィルタを提供することができる。特に、前記第1のスパイラルパターンを流れる電流によって発生し、当該第1のスパイラルパターンを貫通する第1の磁束の向きと、前記第2のスパイラルパターンを流れる電流によって発生し、当該第2のスパイラルパターンを貫通する第2の磁束の向きは同じであり、前記第3のスパイラルパターンを流れる電流によって発生し、当該第3のスパイラルパターンを貫通する第3の磁束の向きと、前記第4のスパイラルパターンを流れる電流によって発生し、当該第4のスパイラルパターンを貫通する第4の磁束の向きは同じであるため、第1のコモンモードフィルタ素子と第2のコモンモードフィルタ素子との磁気結合を防止することができる。したがって、複数の周波数帯においてコモンモードノイズを低減させることができる。また、そのようなフィルタ特性をワンチップで実現することができ、小型で高性能なコモンモードフィルタを実現することができる。
本発明において、前記第1及び第3のスパイラルパターンの外周端は、前記第2及び第4のスパイラルパターンの外周端にそれぞれ接続されており、前記第1及び第3のスパイラルパターンの内周端から外周端に向かう巻回方向は、前記第2及び第4のスパイラルパターンの外周端から内周端に向かう巻回方向とそれぞれ同じであることが好ましい。この構成によれば、第1及び第2のコモンモードフィルタ素子の直列接続を容易に形成することができ、両素子を接続するための連結パターンの形成を省略することができる。
本発明によるコモンモードフィルタは、前記第1及び第2の平面と異なる第3の平面上において互いに独立に設けられた第5及び第6のスパイラルパターンと、前記第1乃至第3の平面と異なる第4の平面上において互いに独立に設けられた第7及び第8のスパイラルパターンとをさらに備え、前記第5及び第6のスパイラルパターンは、前記第1及び第2のスパイラルパターンにそれぞれ直列接続され、前記第7及び第8のスパイラルパターンは、前記第3及び第4のスパイラルパターンにそれぞれ直列接続され、前記第5及び第7のスパイラルパターンは、前記第1及び第3のスパイラルパターンと互いに磁気結合するように平面視にて重なる位置関係を有し、これにより前記第1のコモンモードフィルタ素子を構成しており、前記第6及び第8のスパイラルパターンは、前記第2及び第4のスパイラルパターンと互いに磁気結合するように平面視にて重なる位置関係を有し、これにより前記第2のコモンモードフィルタ素子を構成しており、前記第5及び第7のスパイラルパターンの巻数は、前記第6及び第8のスパイラルパターンの巻数よりもそれぞれ大きいことが好ましい。この構成によれば、第1及び第2のコモンモードフィルタ素子を構成するコイルのインダクタンスを大きくすることができ、フィルタ特性の向上を図ることができる。
本発明によるコモンモードフィルタは、前記第3の平面上において前記第5及び第6のスパイラルパターンの外周端にそれぞれ接続された第1及び第2の引き出しパターンと、前記第4の平面上において前記第7及び第8のスパイラルパターンの外周端にそれぞれ接続された第3及び第4の引き出しパターンとをさらに備えることが好ましい。この場合において、前記第5及び第7のスパイラルパターンの巻数は、前記第1及び第3のスパイラルパターンの巻数よりもそれぞれ小さいことが好ましい。この構成によれば、引き出しパターンの形成面をスパイラルパターンの形成面として利用することができる。したがって、スパイラルパターンの形成面を引き出しパターンの形成面とは別に用意する場合に比べて、コモンモードフィルタのチップ部品の薄型化を図ることができる。
本発明によるコモンモードフィルタはまた、前記第1及び第2の平面と異なる第3の平面上に設けられ、前記第1のスパイラルパターンの内周端と前記第2のスパイラルパターンの内周端とを接続する第1の連結パターンと、前記第1の連結パターンと共に前記第3の平面上に設けられ、前記前記第3のスパイラルパターンの内周端と前記第4のスパイラルパターンの内周端とを接続する第2の連結パターンとをさらに備えることが好ましい。この構成によれば、できるだけ少ない層数で2つのコモンモードフィルタ素子の直列接続構造を実現することができる。したがって、コモンモードフィルタのチップ部品のさらなる薄型化を図ることができる。
本発明によれば、複数の周波数帯のコモンモードノイズを低減させ、これにより無線通信の受信感度を向上させることが可能なコモンモードフィルタを提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態によるコモンモードフィルタの外観構成を示す略斜視図である。 図2は、第1の実施形態によるコモンモードフィルタの略分解斜視図である。 図3は、第1の実施形態によるコモンモードフィルタの機能層の各層の平面レイアウトである。 図4は、第1の実施形態によるコモンモードフィルタの等価回路図である。 図5は、第1の実施形態によるコモンモードフィルタの挿入損失特性のシミュレーション結果を示すグラフである。 図6は、本発明の第2の実施形態によるコモンモードフィルタの構成であって、機能層の各層の平面レイアウトである。 図7は、第2の実施形態によるコモンモードフィルタの等価回路図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態によるコモンモードフィルタ1の外観構成を示す略斜視図であって、上下反転させた状態を示す図である。
図1に示すように、コモンモードフィルタ1は、磁性基体2と、磁性基体2の上面に設けられたコモンモードフィルタ素子を含む機能層3と、機能層3の上面に設けられた第1〜第4の端子電極4a〜4dと、第1〜第4の端子電極4a〜4dと共に機能層3の上面に設けられた絶縁樹脂層5とを備えている。
コモンモードフィルタ1は表面実装型のチップ部品であり、特に限定されないが、そのチップサイズは例えば0.65×0.5×0.3(mm)である。本実施形態によるコモンモードフィルタ1は、絶縁層の表面に形成された導体パターンの積層構造からなるいわゆる薄膜タイプであり、コア又はボビンにワイヤを巻回してなるいわゆる巻線タイプとは異なるものである。
磁性基体2は、機能層3を物理的に保護すると共に、コモンモードフィルタ1の磁路の一部を構成するものである。磁性基体2の材料としては、焼結フェライト、複合フェライト(フェライト粉含有樹脂)等を用いることができるが、機械的強度が高く磁気特性に優れた焼結フェライトを用いることが特に好ましい。
第1〜第4の端子電極4a〜4dは直方体からなる積層体の4つの角部にそれぞれ設けられており、チップの底面及び2つの側面に露出面を有している。特に限定されないが、第1〜第4の端子電極4a〜4dは、厚膜めっき電極(バンプ電極)からなり、その厚さは下地層の表面にスパッタリングやスクリーン印刷により形成される電極パターンよりも十分に厚い。
絶縁樹脂層5は、機能層3を物理的に保護すると共に、第1〜第4の端子電極4a〜4dを固定・支持するものである。絶縁樹脂層5は第1〜第4の端子電極4a〜4dの周囲を埋め込むように設けられている。絶縁樹脂層5の材料としては、複合フェライトを用いることが好ましい。この構成によれば、絶縁樹脂層5をコモンモードフィルタ1の磁路の一部として構成することができ、磁性基体2と共に閉磁路を構成することができる。
図2は、コモンモードフィルタ1の略分解斜視図である。また、図3は、機能層3の各層の平面レイアウトである。
図2及び図3に示すように、機能層3は、下から上に向かって順に積層された第1〜第4の絶縁層10a〜10dと、第1の絶縁層10aの上面(第1の平面)に形成された第1及び第2のスパイラルパターン11,12と、第2の絶縁層10bの上面(第2の平面)に形成された第3及び第4のスパイラルパターン13,14と、第3の絶縁層10cの上面(第3の平面)に形成された第5及び第6のスパイラルパターン15,16と、第4の絶縁層10dの上面(第4の平面)に形成された第7及び第8のスパイラルパターン17,18とを備えている。
第1及び第2のスパイラルパターン11,12は、第1の絶縁層10a上において互いに直列接続されており、第3及び第4のスパイラルパターン13,14は、第2の絶縁層10b上において互いに直列接続されている。特に、第1のスパイラルパターン11の外周端は第2のスパイラルパターンの外周端に接続されており、第3のスパイラルパターンの外周端は第4のスパイラルパターンの外周端に接続されている。同一平面上の2つのスパイラルパターンは一本の一定幅のラインパターンによって連続的に形成されたものであり、両者の繋ぎ目は存在しない。
第5及び第6のスパイラルパターン15,16は第3の絶縁層10c上において互いに接続されず各々が独立しており、第7及び第8のスパイラルパターンは第4の絶縁層10d上において互いに接続されず各々が独立している。
第1のスパイラルパターン11の内周端は、第2及び第3の絶縁層10b,10cを貫通する第1のスルーホール導体19aを介して第5のスパイラルパターン15の内周端に接続されている。第2のスパイラルパターン12の内周端は、第2及び第3の絶縁層10b,10cを貫通する第2のスルーホール導体19bを介して第6のスパイラルパターン16の内周端に接続されている。第3のスパイラルパターン13の内周端は、第3及び第4の絶縁層10c,10dを貫通する第3のスルーホール導体19cを介して第7のスパイラルパターン17の内周端に接続されている。第4のスパイラルパターン14の内周端は、第3及び第4の絶縁層10c,10dを貫通する第4のスルーホール導体19dを介して第8のスパイラルパターン18の内周端に接続されている。
第3の絶縁層10c上には第1及び第2の引き出しパターン20a,20bが設けられており、第5のスパイラルパターン15の外周端は第1の引き出しパターン20aを介して第1の端子電極4aに接続されており、第6のスパイラルパターンの外周端は第2の引き出しパターン20bを介して第2の端子電極4bに接続されている。第4の絶縁層10d上には第3及び第4の引き出しパターン20c,20dが設けられており、第7のスパイラルパターン17の外周端は第3の引き出しパターン20cを介して第3の端子電極4cに接続されており、第8のスパイラルパターン18の外周端は第4の引き出しパターン20dを介して第4の端子電極4dに接続されている。
図4は、コモンモードフィルタ1の等価回路図である。
図2〜図4に示すように、第1、第5のスパイラルパターン11,15は第1のスルーホール導体19aを介して直列接続され、第1のコイルL1を構成しており、第2、第6のスパイラルパターン12,16は第2のスルーホール導体19bを介して直列接続され、第2のコイルL2を構成しており、第1及び第2のコイルL1,L2は直列接続されている。また、第3、第7のスパイラルパターン13,17は第3のスルーホール導体19cを介して直列接続され、第3のコイルL3を構成しており、第4、第8のスパイラルパターン14,18は第4のスルーホール導体19dを介して直列接続され、第4のコイルL4を構成しており、第3及び第4のコイルL3,L4は直列接続されている。
第1のコイルL1と第3のコイルL3は互いに電気的に接続されていないが、第1、第3、第5及び第7のスパイラルパターン11,13,15,17は平面視にて重なる位置関係を有しており、これにより第1及び第3のスパイラルパターン11,13が互いに磁気結合するように構成されており、また第5及び第7のスパイラルパターン15,17が互いに磁気結合するように構成されている。なお、第3及び第5のスパイラルパターン13,15も互いに磁気結合するが、その結合度は小さく、前記第1及び第3のスパイラルパターン11,13の結合や第5及び第7のスパイラルパターン15,17の結合の方が大きい。以上の構成により、第1、第3、第5及び第7のスパイラルパターン11,13,15,17は第1のコモンモードフィルタ素子CMF1を構成している。
また、第2のコイルL2と第4のコイルL4は互いに電気的に接続されていないが、第2、第4、第6及び第8のスパイラルパターン12,14,16,18は平面視にて重なる位置関係を有しており、これにより第2及び第4のスパイラルパターン12,14が互いに磁気結合するように構成されており、また第6及び第8のスパイラルパターン16,18が互いに磁気結合するように構成されている。なお、第4及び第6のスパイラルパターン14,16も互いに磁気結合するが、その結合度は小さく、前記第2及び第4のスパイラルパターン12,14の結合や第6及び第8のスパイラルパターン16,18の結合の方が大きい。以上の構成により、第2、第4、第6及び第8のスパイラルパターン12,14,16,18は第2のコモンモードフィルタ素子CMF2を構成している。
第1の端子電極4aから第2の端子電極4bに向けて電流を流すとき、この電流は、第1の引き出しパターン20a、第5のスパイラルパターン15、第1のスルーホール導体19a、第1のスパイラルパターン11、第2のスパイラルパターン12、第2のスルーホール導体19b、第6のスパイラルパターン16、第2の引き出しパターン20bを順に流れる。また、第3の端子電極4cから第4の端子電極4dに向けて電流を流すとき、この電流は、第3の引き出しパターン20c、第7のスパイラルパターン17、第3のスルーホール導体19c、第3のスパイラルパターン13、第4のスパイラルパターン14、第4のスルーホール導体19d、第8のスパイラルパターン18、第4の引き出しパターン20dを順に流れる。
本実施形態において、第1のスパイラルパターン11の内周端から外周端に向かう巻き方向は左回りであり、第2のスパイラルパターン12の外周端から内周端に向かう巻き方向もまた左回りである。つまり、第1のスパイラルパターン11の内周端から外周端に向かう巻回方向は、第2のスパイラルパターン12の外周端から内周端に向かう巻回方向と同じである。そのため、第1及び第2のスパイラルパターン11,12を流れる電流によって発生してスパイラルパターンの中心部を貫く磁束の向きは共に同一方向となる。第3及び第4のスパイラルパターンの関係、第5及び第6のスパイラルパターン15,16の関係、並びに第7及び第8のスパイラルパターン17,18の関係についても同様である。そのため、同一平面上で互いに隣接する2つのスパイラルパターン間の磁気結合を防止することができる。
以上により、本実施形態によるコモンモードフィルタ1は、互いに磁気結合しない第1のコモンモードフィルタ素子CMF1と第2のコモンモードフィルタ素子CMF2との直列接続構造を有している。
さらに本実施形態において、第1のスパイラルパターン11の巻数は第2のスパイラルパターン12の巻数よりも大きく、第3のスパイラルパターン13の巻数は第4のスパイラルパターン14の巻数よりも大きい。また、第5のスパイラルパターン15の巻数は第6のスパイラルパターン16の巻数よりも大きく、第7のスパイラルパターン17の巻数は第8のスパイラルパターン18の巻数よりも大きい。そのため、第1のコモンモードフィルタ素子CMF1の共振周波数と第2のコモンモードフィルタ素子CMF2の共振周波数を異ならせることができる。
本実施形態において、互いに直列接続される2つのスパイラルパターンを同一平面上で横並びに配置した理由は、チップ部品の薄型化(低背化)と共に、両者の磁気結合を防止するためである。異なる共振周波数を得たいスパイラルパターンが磁気結合してしまうと、2つの共振ピークが弱まってしまい、1つの共振ピークに近づく傾向がみられる。しかし、両者の磁気結合を防止した場合には、2つの共振ピークを確実に出現させることができる。
2つのスパイラルパターンを同一平面上で横並びに配置し、これらの外周端どうしを直接接続する場合には、スパイラルパターンの内周端を外側に引き出す必要があり、そのための引き出しパターン20a〜20dをスパイラルパターン11〜14の形成層とは別の層に用意する必要がある。しかし、引き出しパターン20a〜20dのためだけに別の絶縁層を設けることはレイアウトの効率が悪い。そこで本実施形態では、引き出しパターンを形成する層にスパイラルパターンを追加してコイルL1〜L4の巻数を稼ぎ、インダクタンスの向上を図っている。
第5のスパイラルパターン15の巻数は、第1のスパイラルパターン11の巻数よりも小さいことが好ましく、第7のスパイラルパターン17の巻数は、第3のスパイラルパターン13の巻数よりも小さいことが好ましい。この構成によれば、引き出しパターン20a〜20dが形成される第3及び第4の絶縁層10c,10dを追加のスパイラルパターンの形成面として効率よく利用することができ、引き出しパターン20a〜20dの形成領域の確保と第1及び第3のコイルL1,L3のインダクタンスの向上を両立させることができる。
図5は、コモンモードフィルタ1の挿入損失特性のシミュレーション結果を示すグラフである。
図5に示すように、第1のコモンモードフィルタ素子CMF1だけからなる構成の場合にはグラフAのように850MHzに一つの共振周波数を持ち、第2のコモンモードフィルタ素子CMF2だけからなる構成の場合にはグラフBのように2.4GHzに一つの共振周波数を持つ。これに対し、第1及び第2のコモンモードフィルタ素子CMF1,CMF2の直列接続からなる構成の場合にはグラフCのように850MHzと2.4GHzの両方に共振点を持つ。したがって、本実施形態によるコモンモードフィルタ1を用いれば、GSM(登録商標)の周波数帯のノイズとWiFiの周波数帯のノイズの両方を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態によるコモンモードフィルタ1は、第1及び第3のスパイラルパターン11,13どうし並びに第5及び第7のスパイラルパターン15,17どうしが互いに磁気結合するように平面視にて重なる位置関係を有し、これにより第1のコモンモードフィルタ素子CMF1を構成しており、第2及び第4のスパイラルパターン12,14どうし並びに第6及び第8のスパイラルパターン12,14どうしが互いに磁気結合するように平面視にて重なる位置関係を有し、これにより第2のコモンモードフィルタ素子CMF2を構成しており、第1のコモンモードフィルタ素子CMF1を構成する上記スパイラルパターンの巻回方向と第2のコモンモードフィルタ素子CMF2を構成する上記スパイラルパターンの巻回方向との関係は、互いの磁束を打ち消す方向に設定され、第1及び第3のスパイラルパターンの巻数は、第2及び第4のスパイラルパターンの巻数よりもそれぞれ大きい。したがって、第1のコモンモードフィルタ素子CMF1の共振周波数と第2のコモンモードフィルタ素子CMF2の共振周波数を異ならせることができ、2つの共振点を有するコモンモードフィルタをワンチップで実現することができる。
図6は、本発明の第2の実施形態によるコモンモードフィルタ7の構成であって、機能層3の各層の平面レイアウトである。また、図7は、コモンモードフィルタ7の等価回路図である。
図6に示すように、本実施形態によるコモンモードフィルタ7の機能層3は、下から上に向かって順に積層された第1〜第3の絶縁層10a〜10cを備え、第1の絶縁層10aの上面に第1及び第2のスパイラルパターン21,22が設けられており、第3の絶縁層10cの上面に第3及び第4のスパイラルパターン23,24が設けられている。なお実際には第3の絶縁層10cの上面にカバー層としての第4の絶縁層を設ける必要があるが、ここでは図示を省略する。
第1及び第2のスパイラルパターン21,22は第2の絶縁層10bの上面に設けられた第1の連結パターン25aを介してその内周端どうしが接続されており、第3及び第4のスパイラルパターン23,24は第2の絶縁層10bの上面に設けられた第2の連結パターン25bを介してその内周端どうしが接続されている。詳細には、第1のスパイラルパターン21の内周端は第1のスルーホール導体19aを介して第1の連結パターン25aの一端に接続されており、第2のスパイラルパターン22の内周端は第2のスルーホール導体19bを介して第1の連結パターン25aの他端に接続されており、第3のスパイラルパターン23の内周端は第3のスルーホール導体19cを介して第2の連結パターン25bの一端に接続されており、第4のスパイラルパターン24の内周端は第4のスルーホール導体19dを介して第2の連結パターン25bの他端に接続されている。その他の基本的な構成は第1の実施形態によるコモンモードフィルタ1と実質的に同一であるため、詳細な説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態においては、第1及び第3のスパイラルパターン21,23が第1のコモンモードフィルタ素子CMF1を構成しており、第2及び第4のスパイラルパターン22,24が第2のコモンモードフィルタ素子CMF2を構成している。そして、第1のスパイラルパターン21と第2のスパイラルパターン22との磁気結合が防止されており、第3のスパイラルパターン23と第4のスパイラルパターン24との磁気結合が防止されている。さらに、第1のスパイラルパターン21の巻数は第2のスパイラルパターン22の巻数よりも大きく、第3のスパイラルパターン23の巻数は第4のスパイラルパターン24の巻数よりも大きい。したがって、第1の実施形態と同様、第1のコモンモードフィルタ素子CMF1の共振周波数と第2のコモンモードフィルタ素子CMF2の共振周波数を異ならせることができ、2つの共振点を有するコモンモードフィルタをワンチップで実現することができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能であり、それらも本発明に包含されるものであることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、2つのコモンモードフィルタ素子の直列接続を挙げたが、本発明において直列接続の段数は特に限定されず、3つ以上のコモンモードフィルタ素子の直列接続であっても構わない。
また、上記実施形態においては、機能層3が磁性基体2と絶縁樹脂層5とで挟まれた構造であるが、本発明はそのような構造に限定されず、種々の構造を採用することができる。したがって、例えば機能層3の上下が磁性基体2で挟まれた構造であってもよく、あるいは、絶縁樹脂層5で挟まれた構造であっても構わない。
また、上記実施形態においては、同一平面上の2つのスパイラルパターンの外周端どうしまたは内周端どうしを接続する場合を例に挙げたが、本発明はそのような構成に限定されるものではなく、一方のスパイラルパターンの外周端と他方のスパイラルパターンの内周端とを接続するようにしても構わない。
1 コモンモードフィルタ
2 磁性基体
3 機能層
4a〜4d 端子電極
5 絶縁樹脂層
7 コモンモードフィルタ
10a〜10e 絶縁層
11〜18 スパイラルパターン
19a〜19d スルーホール導体
20a〜20d 引き出しパターン
21〜24 スパイラルパターン
25a,25b 連結パターン
CMF1,CMF2 コモンモードフィルタ素子
L1〜L4 コイル

Claims (6)

  1. 第1の平面上に設けられ、互いに直列接続された第1及び第2のスパイラルパターンと、
    前記第1の平面と異なる第2の平面上に設けられ、互いに直列接続された第3及び第4のスパイラルパターンとを備え、
    前記第1及び第3のスパイラルパターンは、互いに磁気結合するように平面視にて重なる位置関係を有し、これにより第1のコモンモードフィルタ素子を構成しており、
    前記第2及び第4のスパイラルパターンは、互いに磁気結合するように平面視にて重なる位置関係を有し、これにより第2のコモンモードフィルタ素子を構成しており、
    前記第1のスパイラルパターンの巻回方向と前記第2のスパイラルパターンの巻回方向との関係並びに前記第3のスパイラルパターンの巻回方向と前記第4のスパイラルパターンの巻回方向との関係は、互いの磁束を打ち消す方向に設定され、
    前記第1及び第3のスパイラルパターンの巻数は、前記第2及び第4のスパイラルパターンの巻数よりもそれぞれ大きいことを特徴とするコモンモードフィルタ。
  2. 前記第1及び第3のスパイラルパターンの外周端は、前記第2及び第4のスパイラルパターンの外周端にそれぞれ接続されており、
    前記第1及び第3のスパイラルパターンの内周端から外周端に向かう巻回方向は、前記第2及び第4のスパイラルパターンの外周端から内周端に向かう巻回方向とそれぞれ同じである、請求項1に記載のコモンモードフィルタ。
  3. 前記第1及び第2の平面と異なる第3の平面上において互いに独立に設けられた第5及び第6のスパイラルパターンと、
    前記第1乃至第3の平面と異なる第4の平面上において互いに独立に設けられた第7及び第8のスパイラルパターンとをさらに備え、
    前記第5及び第6のスパイラルパターンは、前記第1及び第2のスパイラルパターンにそれぞれ直列接続され、
    前記第7及び第8のスパイラルパターンは、前記第3及び第4のスパイラルパターンにそれぞれ直列接続され、
    前記第5及び第7のスパイラルパターンは、前記第1及び第3のスパイラルパターンと互いに磁気結合するように平面視にて重なる位置関係を有し、これにより前記第1のコモンモードフィルタ素子を構成しており、
    前記第6及び第8のスパイラルパターンは、前記第2及び第4のスパイラルパターンと互いに磁気結合するように平面視にて重なる位置関係を有し、これにより前記第2のコモンモードフィルタ素子を構成しており、
    前記第5及び第7のスパイラルパターンの巻数は、前記第6及び第8のスパイラルパターンの巻数よりもそれぞれ大きい、請求項1又は2に記載のコモンモードフィルタ。
  4. 前記第3の平面上において前記第5及び第6のスパイラルパターンの外周端にそれぞれ接続された第1及び第2の引き出しパターンと、
    前記第4の平面上において前記第7及び第8のスパイラルパターンの外周端にそれぞれ接続された第1及び第2の引き出しパターンとをさらに備える、請求項3に記載のコモンモードフィルタ。
  5. 前記第5及び第7のスパイラルパターンの巻数は、前記第1及び第3のスパイラルパターンの巻数よりもそれぞれ小さい、請求項4に記載のコモンモードフィルタ。
  6. 前記第1及び第2の平面と異なる第3の平面上に設けられ、前記第1のスパイラルパターンの内周端と前記第2のスパイラルパターンの内周端とを接続する第1の連結パターンと、
    前記第1の連結パターンと共に前記第3の平面上に設けられ、前記前記第3のスパイラルパターンの内周端と前記第4のスパイラルパターンの内周端とを接続する第2の連結パターンとをさらに備える、請求項1に記載のコモンモードフィルタ。
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