JP2014107237A - 電極シート乾燥装置及び電極シート乾燥方法 - Google Patents

電極シート乾燥装置及び電極シート乾燥方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電極シート全体を均一に乾燥し,光源の熱による電極シートへの影響を防ぎつつ,乾燥時間を大幅に短縮する。
【解決手段】ロール状の電極シートを収容可能な巻出し側収容部110と巻取り側収容部120とを離間して設け,各収容部内を連通する連通部130を備えた気密なチャンバ102と,チャンバ内を排気して真空圧力にする真空排気装置と,巻出し側収容部内に設けられた巻出し軸114と,巻取り側収容部内に設けられた巻取り軸124と,巻出し側収容部から巻出された電極シートを,連通部を通って巻取り側収容部に案内する複数のガイドローラ108と,チャンバの外側に設けられ,連通部を通る電極シートに対し,連通部の途中に設けた透過窓を介して赤外線を照射する赤外線照射部136とを設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は,リチウム電池などに用いられるロール状の電極シートを乾燥する電極シート乾燥装置及び電極シート乾燥方法に関する。
例えば自動車の蓄電池などに用いられるリチウムイオン二次電池などの二次電池では,ロール状にした電極シートを切断加工して必要な長さの電極を製造している。このロール状の電極シートは基材となる金属泊にペースト状の活性剤が塗布されており,非常に吸湿性が高い。
このため,ロール状の電極シートはその加工前に水分等を除去するために乾燥する必要があり,従来はこのロール状の電極シートをそのまま乾燥装置に入れて加熱乾燥していた。
特開2011−134545号公報
しかしながら,従来のようにロール状電極のまま加熱乾燥すると,乾燥に非常に時間がかかり,しかも乾燥時間をかけてもロールの中心に近い内側と中心から遠い外側に温度差が生じて均一に乾燥できない問題がある。また,ロール状電極のまま加熱乾燥すると,乾燥処理中の熱履歴により電極素材がカールしてしまい,ロールの中心に近い部分はカールが強くなり,使用できなくなる場合が多いという問題もある。
なお,ロール状の電極シートを巻出して,シート状で加熱乾燥しながら巻取っていく乾燥装置もある。例えば特許文献1は,乾燥装置の内部に赤外光の光源を設け,乾燥装置の外部でロール状の電極シートを巻出して,それを乾燥装置内に取り入れて赤外光で加熱乾燥し,その電極シートを乾燥装置の外部で巻取っている。
ところが,特許文献1のようにロール状の電極シートの巻出しと巻取りを乾燥装置の外部で行うようにすると,乾燥装置の内部を乾燥させても巻取りの際に水分が再付着する虞がある。
また,特許文献1では乾燥装置の内部に赤外光の光源を配置するので,光源自体の熱による電極シートの劣化を防ぐため,特許文献1では冷却ガスにより光源を冷却している。さらに水分除去を促進するために乾燥ガスも乾燥装置内に導入している。このため,特許文献1では仮に水分除去効率を高めるために乾燥装置内を減圧したとしても,冷却ガスや乾燥ガスを導入するので十分な真空圧力にすることはできない。
しかも,圧力を低くするほど冷却効率は低下するので,圧力を真空圧力ほど低くすれば冷却ガスによる熱源の冷却効果も大幅に低下してしまい,電極シートへの熱の影響も大きくなってしまう。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,チャンバ内を水分除去効果を高めるのに十分な真空圧力雰囲気にすることができるとともに,水分を再付着させることなくカールを抑制しながら電極シート全体を均一に乾燥でき,電極シートの熱劣化させることなく乾燥時間を従来以上に大幅に短縮できる電極シート乾燥装置等を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,ロール状の電極シートを巻出して,巻取りながら乾燥する電極シート乾燥装置であって,前記ロール状の電極シートを収容可能な巻出し側収容部と巻取り側収容部とを離間して設け,前記巻出し側収容部内と前記巻取り側収容部内とを連通する連通部を備えた気密なチャンバと,前記チャンバ内を排気する排気口に接続され,前記チャンバ内を真空圧力にする真空排気装置と,前記巻出し側収容部内に設けられた巻出し軸と,前記巻取り側収容部内に設けられた巻取り軸と,前記巻出し側収容部から巻出された前記電極シートを,前記連通部を通って前記巻取り側収容部に案内する複数のガイドローラと,前記チャンバの外側に設けられ,前記連通部を通る電極シートに対し,前記連通部の途中に設けた透過窓を介して赤外線を照射する赤外線照射部と,を備えたことを特徴とする電極シート乾燥装置が提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,電極シート乾燥装置を用いてロール状の電極シートを巻出して,巻取りながら乾燥する電極シート乾燥方法であって,前記電極シート乾燥装置は,前記ロール状の電極シートを収容可能な巻出し側収容部と巻取り側収容部とを離間して設け,前記巻出し側収容部内と前記巻取り側収容部内とを連通する連通部を備えた気密なチャンバと,前記チャンバ内を排気する排気口に接続され,前記チャンバ内を真空圧力にする真空排気装置と,前記巻出し側収容部内に設けられた巻出し軸と,前記巻取り側収容部内に設けられた巻取り軸と,前記巻出し側収容部から巻出された前記電極シートを,前記連通部を通って前記巻取り側収容部に案内する複数のガイドローラと,前記チャンバの外側に設けられ,前記連通部を通る電極シートに対し,前記連通部の途中に設けた透過窓を介して赤外線を照射する赤外線照射部と,を備え,前記チャンバ内を前記真空排気装置によって排気して所定の真空圧力に減圧するステップと,前記巻出し軸から前記電極シートを巻出して前記巻取り軸で巻取りながら,前記赤外線照射部により赤外線を照射して前記電極シートを加熱乾燥するステップと,を有することを特徴とする電極シート乾燥方法が提供される。
また,上記チャンバ内の真空圧力は,30000Pa以下にして前記電極シートの乾燥を行うことが好ましい。
また,上記巻出し軸と上記巻取り軸の一方又は両方に,回転駆動及び軸方向へのスライド駆動を行う軸駆動部を設けるようにしてもよい。この場合,上記巻出し軸によって巻出した前記電極シートを,前記巻取り軸によって巻取る際に,前記電極シートの軸方向の蛇行を検出する蛇行検出センサを設け,前記蛇行検出センサの検出結果に基づいて前記電極シートの軸方向の蛇行補正量を算出し,この蛇行補正量に基づいて前記軸駆動部のスライド駆動を制御することが好ましい。
また,上記巻出し軸の軸方向に複数のロール状電極シートを配置して,これら複数のロール状電極シートを同時に巻出して乾燥するようにしてもよい。この場合,上記巻取り軸は,前記各電極シートごとに別々に設け,各巻取り軸をずらして配置してもよい。
また,上記電極シートの温度を検出する温度センサを設け,前記電極シートの温度が所定の設定温度になるように,前記赤外線照射部の出力と前記電極シートの送り速度のいずれか一方又は両方を調整するようにしてもよい。
本発明によれば,チャンバ内を水分除去効果を高めるのに十分な真空圧力雰囲気にすることができるようにし,真空圧力雰囲気でロール状の電極シートを巻出し巻取りしながらチャンバ外から加熱できるようにすることで,水分を再付着させることなくカールを抑制しながら電極シート全体を均一に乾燥でき,電極シートの熱劣化を防ぎながら乾燥時間を従来以上に大幅に短縮できる。
本発明の第1実施形態にかかる電極シート乾燥装置の構成例を示す外観斜視図である。 図1に示すA−A断面で切断した場合の概略構成を示す断面斜視図である。 同実施形態にかかる電極シート乾燥装置の動作を説明するための断面図である。 同実施形態にかかる電極シート乾燥処理の具体例を示すフローチャートである。 同実施形態における巻出し軸を駆動する軸駆動部の概略構成を示す断面図である。 同実施形態にかかる電極シート乾燥装置の変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる電極シート乾燥装置の構成例を示す断面斜視図である。 同実施形態にかかる電極シート乾燥装置の変形例を示す断面斜視図である。 図8に示す電極シート乾燥装置の動作を説明するための断面図である。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1実施形態にかかる電極シート乾燥装置の構成例)
先ず,本発明の第1実施形態にかかる電極シート乾燥装置について図面を参照しながら説明する。図1は第1実施形態にかかる電極シート乾燥装置の概略構成を示す外観斜視図であり,図2は図1に示すA−A断面で切断した場合の断面斜視図である。図3は電極シート乾燥装置の動作を説明するための断面図である。
本実施形態にかかる電極シート乾燥装置100は,真空圧力雰囲気にしたチャンバ内にてロール状の電極シートを巻出し,チャンバの外側から赤外線を照射して電極シートを加熱乾燥し,それをチャンバ内にて巻き取ることができるように構成される。
具体的には図1に示すように,第1実施形態にかかる電極シート乾燥装置100は,ステンレスやアルミニウムなどの金属で構成された気密なチャンバ102を備える。チャンバ102は,ロール状の電極シートWを収容する巻出し側の収容部110と,この収容部110から離間して設けられた巻取り側の収容部120と,これら収容部110,120との間を連通させる連通部130とを備える。
チャンバ102の天井には開口部103が設けられ,開口部103は蓋部104によって気密に閉塞されるようになっている。蓋部104は図1に示すようにチャンバ102に開口部103を開閉自在に枢支するようにしてもよく,チャンバ102にとは別体で構成してもよい。また蓋部104は図1に示すように透明な部材で構成してもよく,透明でない部材で構成してもよい。
各収容部110,120の前面にはそれぞれ,ロール状の電極シートWを出し入れする開口部111,121が設けられ,これら開口部111,121は扉部112,122によって閉塞される。扉部112,122は,チャンバ102に開口部111,121を開閉自在に枢支されている。
チャンバ102は図1に示すように,その両側面にそれぞれ透明窓106を設け,各収容部110,120を外部から観察できるようにしてもよい。チャンバ102の両側面にはこれら透明窓106を設けずに,側板で閉塞してもよい。
図2に示すように,巻出し側収容部110は巻出し軸114を備え,巻取り側収容部120は巻取り軸124を備える。巻出し軸114にロール状の電極シートWをセットする際には,ロール状の電極シートWの中心を巻出し軸114に差し込むことで支持されるようになっている。
巻出し軸114,巻取り軸124はそれぞれ,チャンバ102の背板102aから前面に向けて延出し,回転自在に支持されている。チャンバ102の背板102aには,電極シートWを搬送する複数のガイドローラ108が設けられている。巻出し軸114にセットされた電極シートWは,連通部130を通して巻取り軸124まで,上記複数のガイドローラ108を介して掛け渡される。
巻出し軸114,巻取り軸124はそれぞれこれらを回転させる回転駆動モータ105,125が設けられている。なお,ここでは巻出し軸114,巻取り軸124のそれぞれに回転駆動モータ105,125を設けた場合を例に挙げているが,これに限られるものではなく,巻取り軸124だけに回転駆動モータを設けるようにしてもよい。
図2に示すガイドローラ108は,各収容部110,120に2つずつ配置した場合を例に挙げたものである。ガイドローラ108の数や配置は図示するものに限られるものではない。なお,図2に示すように,巻出し側収容部110に設けられる2つのガイドローラ108間には,電極シートWのテンションを調整するためのテンションローラ109を設けるようにしてもよい。テンションローラ109の数や配置についても図示するものに限られるものではない。
連通部130には,電極シートWを加熱するための赤外線を透過する光透過窓134が設けられている。具体的には図2に示すように連通部130の下面に複数の開口部132が設けられ,これら開口部132を閉塞するように光透過窓134が設けられている。
チャンバ102の外側,すなわち連通部130の外側には,各光透過窓134に向けて赤外線を照射する赤外線照射部136が設けられている。赤外線照射部136は例えばハロゲンランプで構成され,光透過窓134はこのハロゲンランプからの赤外線を透過する石英ガラスで構成される。
なお,光透過窓134の材質は石英ガラスに限られるものではなく,赤外線照射部136からの赤外線を透過して電極シートWを加熱できるものであればよい。ハロゲンランプなどの赤外線照射部136の下方には,電極シートWへの赤外線の照射効率を高めるため,反射板を設けるようにしてもよい。また,赤外線照射部136は,チャンバ102外から電極シートWを加熱する熱線を照射できる熱線照射部の例であり,ハロゲンランプに限られるものではない。
連通部130には,図3に示す真空ポンプなどの真空排気装置140(図1では省略)が接続される排気口142が設けられている。チャンバ102内は真空排気装置140によって排気され所定の真空圧力にすることができる。
なお,水分除去効果を十分に高めるためには,乾燥処理時のチャンバ102の真空圧力は,少なくとも30000Pa以下であることが好ましく,10000Pa以下であることがより好ましい。例えば乾燥時の真空圧力を10000Paにすると,水は46℃程度でも沸騰するため,少なくとも46℃以上程度の比較的低い温度で電極シートWを加熱するだけでも,水分の除去効率を高めることができる。このように,本実施形態によれば,チャンバ102の十分な真空圧力にすることができるので,水分の除去効率を大幅に高めることができる。
ところで,電極シートWを乾燥する際には高温高圧で加熱するほど効率よく水分を除去できるが,温度条件に制限があるリチウムイオン電池などに用いる電極シートWを乾燥する場合には,低温でより効率的に乾燥することが望ましい。
具体的には,リチウムイオン電池などに用いる電極材料では,加熱できる温度は例えば130℃〜150℃程度,加熱処理後(乾燥処理後)の電極材料を乾燥装置から取出すことができる温度は,酸化防止や安全性などを考慮して例えば50℃〜60℃以下程度にすべきなどの厳しい温度制限がある。
このため,このような電極シートWを150℃以上の高温で乾燥することはできないばかりか,高温で加熱するほどその後に取出し可能温度まで冷却するのに時間がかかるので,タクトタイムが低下するなどの不利がある。この点,本実施形態にかかる電極シート乾燥装置100では,チャンバ102内を十分な真空圧力にすることができるので,低温でより効率的に乾燥することができる。
また,チャンバ102内の真空圧力を低く(真空度を高く)するほど,電極シートに用いられている多孔質材料に含まれる水分も効果的に除去することができるものの,真空圧力を600Pa以下にすると,水分は凍結してしまうので,これを乾燥するには融解熱や気化熱など余分な熱量が必要となってしまう。従って,低温で効率よく水分除去を行うには,例えば60℃の水の蒸気圧(略20000Pa)から0℃の水の蒸気圧(略613Pa)の圧力領域で乾燥することが好ましい。従って,チャンバ102内の真空圧力は実用的には,20000Pa〜1000Paの圧力範囲で設定することが好ましく,10000Pa〜1000Paの圧力範囲で設定することがより好ましい。
排気口142は電極シートWが加熱される範囲に設けられることが好ましい。これにより,電極シートWから蒸発した水分を効率よく排気口142から排気することができる。図1では,電極シートWが加熱される連通部130を構成するチャンバ102の背板102aに排気口142を設けた場合を例に挙げたものである。
このような電極シート乾燥装置100は図3に示すように,その各構成部を制御する制御部200を備える。制御部200には,オペレータが電極シート乾燥装置100を操作するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードやディスプレイ等からなる操作部210が接続されている。操作部210はタッチパネルで構成してもよい。
さらに,制御部200には,電極シート乾燥装置100で実行される乾燥処理を制御部200の制御にて実現するためのプログラムやプログラムを実行するために必要なレシピデータ(例えばチャンバ102内の真空圧力,電極シートWの巻取り速度等)などが記憶された記憶部220が接続されている。
なお,これらのレシピはハードディスクや半導体メモリーに記憶されていてもよく,またCD−ROM,DVD等の可搬性のコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体に収容された状態で記憶部220の所定位置にセットするようになっていてもよい。
制御部200は,操作部210からの指示等に基づいて所望のプロセスレシピを記憶部220から読み出して各部を制御することで,電極シート乾燥装置100での所望の処理を実行する。また,操作部210からの操作によりレシピを編集できるようになっている。
(ロール状電極シート)
次に,電極シート乾燥装置100で乾燥処理を行うロール状の電極シートについて説明する。ここではリチウムイオン二次電池を製造する際に用いられるロール状の電極シートを例に挙げる。
リチウムイオン二次電池は,例えば正極と負極とをセパレータを介して積層して電池容器内に収容し,電解液を注入して構成される。これら正極,負極などの電極は,集電体となる銅箔などの金属泊にペースト状の活性剤が塗布された電極シートを切断加工して必要な長さや形状に加工して製造される。
具体的には,正極は金属箔に正極活物質を塗布した電極シートから製造され,負極は金属箔に負極活物質を塗布した電極シートから製造される。これら正極又は負極の電極シートは,金属箔に電極活性材を塗布した後に乾燥してロール状に形成され,その状態で保管室に保管される。その後,必要に応じてロール状の電極シートを取り出し,必要な長さや形状に切断加工して電極を製造する。
リチウムイオン二次電池のように電解液成分が水分と反応して劣化を生じ易い電池では,これを構成する電極の水分が十分に除去されることが要求される。ところが,電極シートは多孔質材料などが用いられることが多く,非常に吸湿し易いので,ロール状の電極シートを保管室から取り出して,電極に加工する前にも水分等を除去するために乾燥する必要がある。
本実施形態にかかる電極シート乾燥装置100は,このようなロール状電極シートを電極に加工する前の乾燥に使用することができる。なお,電極シートは片面に電極活性材を塗布したものでもよく,また両面に電極活性材を塗布したものでもよい。さらに,本実施形態にかかる電極シート乾燥装置100は,ロール状電極シートの加工前の乾燥工程のみならず,ロール状電極シートを製造する際や保管前の乾燥工程(例えば電極活性材に残留する水分等の不純物を除去する乾燥工程)に使用することもできる。
(電極シートの乾燥処理)
次に,このようなロール状の電極シートWを本実施形態にかかる電極シート乾燥装置100を用いて乾燥する際の乾燥処理について図面を参照しながら説明する。制御部200は,所定のプログラムに基づいて電極シート乾燥装置100の各部を制御することによって,電極シート乾燥処理を実行するようになっている。図4は本実施形態にかかる電極シート乾燥処理の具体例を示すフローチャートである。
この乾燥処理は,ロール状電極シートWを電極シート乾燥装置100にセットし,例えば操作部210に設けた乾燥開始ボタンを押圧することによって開始される。具体的には,ロール状電極シートWのロールコア115を巻出し軸114に差し込んで固定し,電極シートWを繰り出して図3に示すように各ガイドローラ108,テンションローラ109に掛け渡し,巻取り軸124にセットしたロールコア125に取り付ける。そして,蓋部104と扉部112,122をすべて閉塞して乾燥処理を開始させる。
制御部200は乾燥処理を開始すると,先ずステップS110にてチャンバ102内を真空排気する。具体的には,真空排気装置140を駆動してチャンバ102内を排気し,所定の真空圧力まで減圧する。
続いて,ステップS120にてチャンバ102内が所定の真空圧力になったか否かを判断する。具体的には例えば図示しない圧力センサによってチャンバ102内の圧力を監視し,所定の真空圧力(例えば10000Pa以下)になったか否かを判断する。
ステップS120にて所定の真空圧力になったと判断した場合には,その真空圧力を保持するように真空排気装置140を制御しながら,ステップS130にて赤外線照射部136をオンし,赤外線の照射を開始する。
次いで,ステップS140にて電極シートWの巻出し巻取りを開始する。具体的には回転駆動モータ105,125を駆動して巻取り軸124と巻出し軸114を回転を開始する。こうして,図3に示すようにロール状の電極シートWは巻出し収容部110から巻出され,連通部130を通って巻取り収容部120の巻取り軸124に巻取られる。そして電極シートWが連通部130を通る際に,赤外線照射部136から赤外線が照射され,電極シートWは下方から加熱される。これにより,電極シートWは水分が除去され,大気に晒されることなく,そのままの状態で巻取り軸124に巻取られる。
そして,ステップS150にて電極シートWの巻取り終了か否かを判断する。巻取り終了か否かは,例えば巻径センサなどによって巻出し側と巻取り側の一方又は両方で電極シートWの巻径を検出し,その検出結果に基づいて巻取り終了を判断するようにしてもよい。なお,このような巻径センサについての詳細は後述する。
また,電極シートWの巻取りが終了すると,電極シートWはすべて巻取り軸124にロール状に巻き取られるため,テンションがかからなくなり,巻取り軸124のトルクが急峻に変化する。このため,図示しないトルクセンサなどによって巻取り軸124のトルク出力を監視し,トルク出力の変化を検出することで巻取り終了を検出するようにしてもよい。なお,巻取りが終了の判断方法については上述したものに限られるものではない。
ステップS150にて巻取り終了と判断した場合には,ステップS160にて電極シートWの巻出し巻取りを停止する。具体的には回転駆動モータ105,125を停止して巻取り軸124と巻出し軸114の回転を停止する。
続いて,ステップS170にて赤外線照射部136をオフして赤外線の照射を停止し,ステップS180にてチャンバ102内を大気圧力に復帰させて,一連の乾燥処理を終了する。具体的には例えばチャンバ102に,大気への連通を開閉可能な図示しないパージバルブを設け,パージバルブを開放することで,チャンバ102内を大気圧に復帰させるようにしてもよい。この大気圧への復帰が完了すると,図1に示す扉部122を開放して乾燥処理済みロール状電極シートを取り出すことができる。
このように本実施形態にかかる電極シート乾燥処理は,所定の真空圧力雰囲気に保持されたチャンバ102内で行われるため,大気圧力雰囲気の場合よりも水の沸点が大幅に下がる。このため,赤外線加熱によって電極シートWから水分を効率よく高速で除去できるので,乾燥時間を大幅に短縮することができる。
しかも,電極シートWの巻出しも巻取りもすべて,チャンバ102内にて真空圧力雰囲気で行うことができるので,電極シートWを巻出す際のみならず,電極シートWを巻取る際にも水分が再付着することを極めて効果的に防止することができる。また,電極シートWを一方で巻出しながら乾燥して,他方で巻き取ることで,電極シートWをロール状のまま乾燥する場合に比して,電極シートWのカール(丸まり)の発生を大幅に抑制できる。
また,赤外線照射部136をチャンバ102の外側に設けるので,赤外線照射部136自体が発熱しても,電極シートWはその熱の影響を受けることはない。このため,チャンバ102内に赤外線照射部136を冷却するガスを導入する必要もないので,チャンバ102内を水分除去効果を高めるのに十分な真空圧力(例えば10000Pa以下)にすることができる。
これに対して,もし仮に赤外線照射部をチャンバ102内に設けると,赤外線照射部が発熱したときに電極シートWが熱の影響を非常に受け易くなる。これを防止するためには冷却ガスなどで赤外線照射部自体を冷却する必要があるので,チャンバ102内には本実施形態のような真空圧力環境を作ることができなくなる。
また,本実施形態にかかる電極シート乾燥装置100は,巻出し側の収容部110と巻取り側の収容部120を連通する連通部130を設けて,電極シートWがこの連通部130を通る際に加熱するようにしている。これにより,連通部130は電極シートWが通る程度の厚みにすることができるので,チャンバ102を単なる箱状にする場合に比して,真空排気するチャンバ102の内部空間を極力少なくすることができる。
また,赤外線照射部136をチャンバ102の外側に配置しても,厚みの薄い連通部130の下部に配置することで,電極シートWに近い位置に配置させることができるので,加熱効率を高めることができる。
なお,赤外線照射部136の数と配置位置は,図示するものに限られるものではない。例えば赤外線照射部136は1つであってもよく,3つ以上であってもよい。赤外線照射部136の数を増やす場合は,連通部130の電極シートWの搬送方向に沿って配置することが好ましい。複数の赤外線照射部136を設ける場合には,光透過窓134を赤外線照射部136と同じ数だけ配置して対向配置させてもよく,1つの光透過窓134を赤外線照射部136の配置範囲まで拡大して設けるようにしてもよい。
また,複数の赤外線照射部136を配置する場合には,各赤外線照射部136による赤外線の出力(発光強度)は同じでもよく,変えるようにしてもよい。発光強度を変える場合には,例えば巻取り側に配置されたものほど発光強度が弱くなるように調整してもよい。
さらに,赤外線照射部136の配置位置は連通部130の上部であってもよい。さらに,赤外線照射部136は連通部130の上部と下部の両方に設けるようにしてもよい。このような赤外線照射部136の配置位置については,電極シートWの構成に応じて決めるようにしてもよい。例えば電極シートWの両面に活性剤が塗布されている場合には,これら両面の活性剤にそれぞれ直接赤外線が照射されるように,赤外線照射部136を連通部130の上部と下部の両方に設けるようにしてもよい。
このような本実施形態にかかる電極シート乾燥装置100を用いた乾燥処理においては,ロール状電極シートWを巻出し,巻取りながら乾燥させるので,電極シートWが蛇行する虞がある。この場合,ロール状電極シートWを巻取る側,すなわち巻取り軸124を軸方向にスライド可能にすることで,電極シートWの蛇行を補正するのが効果的である。そこで,少なくとも巻取り軸124は回転方向の駆動のみならず,軸方向にスライド駆動自在に構成することが好ましい。なお,巻取り軸124のみならず,巻出し軸114も軸方向にスライド駆動自在に構成し,巻取り軸124と巻出し軸114のどちらでも電極シートWの蛇行を補正できるように構成してもよい。
本実施形態にかかる電極シート乾燥装置100では,巻取り軸124と巻出し軸114のいずれかで電極シートWの蛇行を補正できるように,巻取り軸124と巻出し軸114の両方をスライド駆動自在に構成した場合の具体的具体例を説明する。図5は,巻出し軸114を回転駆動及びスライド駆動する軸駆動部を説明するための断面図である。図5に示す巻出し軸114は,チャンバ102の背板102aを突き抜けて,チャンバ102の外側に設けられた軸駆動部150に取り付けられている。軸駆動部150は,巻出し軸114を回転駆動及び軸方向スライド駆動できるように構成されている。
具体的には軸駆動部150は例えば図5に示すように構成される。すなわち,巻出し軸114は,背板102aにガイドローラ取付板152を介して軸受154で軸支されながら,直交減速機156に挿入されている。すなわち,ガイドローラ取付板152は,背板102aの内側に配置される板状部152aと,この板状部152aから軸方向に突き出された筒状部152bとからなる。この筒状部152bは背板102aに設けられた軸孔に挿入され,この筒状部152b内に巻出し軸114が軸支されている。
直交減速機156には回転駆動モータ105が設けられ,この回転駆動モータ105によって巻出し軸114を回転させる。また,直交減速機156は,スライド駆動モータ160によってスライドガイド162に沿って巻出し軸114の軸方向にスライド自在に構成されている。
具体的には直交減速機156はスライド部材158に取り付けられている。このスライド部材158はその下方に設けたスライダ159によってスライドガイド162に沿ってスライドするようになっている。スライダ159は,スライド駆動モータ160によって回転するボールねじ164に螺合している。
これによれば,スライド駆動モータ160でボールねじ164を回転させることによって,スライダ159をスライドガイド162に沿って駆動することで,直交減速機156をスライド駆動できる。
スライド部材158とチャンバ102の背板102aとの間には,巻出し軸114とガイドローラ取付板152の筒状部152bを囲むようにベローズ157が設けられている。これによれば,直交減速機156が前後にスライド駆動するとベローズ157が伸縮する。
なお,巻出し軸114は,背板102aにガイドローラ取付板152を介して軸受154で軸支するようにしているが,これに限られるものではない。ガイドローラ取付板152を設けない場合は,チャンバ102の背面102aに軸受154で軸支するようにしてもよい。
このような軸駆動部150は巻取り軸124にも設けられる。巻取り軸124の場合も,ガイドローラ取付板152を設けない場合は,チャンバ102の背面102aに軸受154で軸支するようにしてもよい。
このような軸駆動部150によれば,回転駆動モータ105によって巻出し軸114と巻取り軸124を回転させながら,スライド駆動モータ160により巻取り軸124と巻出し軸114のいずれか一方を他方に対して軸方向に自在にスライドさせることができる。これにより,電極シートWの蛇行を補正することができる。なお,上述のとおり,ロール状電極シートWを巻取る側のみ,すなわち巻取り軸124のみを軸方向にスライド駆動させることによって電極シートWの蛇行を補正するのが最も効果的である。
このとき,電極シートWの蛇行を検出するセンサを設けて蛇行を監視し,蛇行している場合はその蛇行を補正することがより好ましい。蛇行補正量は例えば軸方向へのスライド補正量により制御する。具体的には例えば図6に示すように,チャンバ102の天井に蛇行監視窓172を設けるとともに,蛇行監視窓172の外側に蛇行検出センサ170を設けるようにしてもよい。
蛇行検出センサ170は,蛇行補正するためにスライド駆動させる軸(巻出し軸114又は巻取り軸124)に近い位置に配置することが好ましい。例えば巻取り軸124側をスライド駆動させる場合には,図6に示すように巻取り軸124に近い位置に配置させる。
この場合,電極シートWの巻取り終了まで蛇行補正を行うために,巻取り最終時の電極シートWの径も考慮して蛇行検出センサ170を配置することが好ましい。具体的には例えば図6に示すように,巻取り軸124の中心から巻出し軸114側に,巻取り最終時に予想される電極シートWの外周(一点鎖線)の半径分だけ離間した位置と,巻取り軸124に最も近いガイドローラ108との間の範囲d内に配置することが好ましい。なお,蛇行検出センサ170の配置位置は図示する位置に限られるものではなく,チャンバ102の天井以外に蛇行検出センサ170を配置してもよい。
チャンバ102の天井から電極シートWの蛇行を監視する場合には,天井の蓋部104を図6に示す蓋部104a,104bのように蛇行監視窓172の取付部位の左右に2つに分けて,これらを別々に開閉できるようにしてもよい。
また,各収容部110,120の下面に監視窓174を設け,これら監視窓174の外側から電極シートWの巻径を測定する巻径測定センサ175を設けるようにしてもよい。これによれば,電極シートWの巻取終了を検出することで,乾燥終了を検出することができる。
ところで,本実施形態のように電極シートWを巻取りながら乾燥処理を行う場合,電極シートWの温度は,赤外線照射部136の出力のみならず,電極シートWの送り速度(巻取り速度)によっても変化する。例えば赤外線照射部136の出力が同じでも,電極シートWの送り速度が小さいほど電極シートWも遅くなるので,電極シートWが赤外線照射部136を通過する際に受ける熱量も大きくなる。このため,電極シートWの送り速度を小さくするほど,電極シートWの温度を上げることができる。
そこで,本実施形態にかかる電極シート乾燥装置100に,電極シートWの温度を検出する温度センサを設け,電極シートWの温度が所定の設定温度になるように,赤外線照射部136の出力(発光強度)と電極シートWの送り速度の一方又は両方を調整するようにしてもよい。この場合の電極シートWの送り速度は,巻出し軸114と巻取り軸124のいずれか一方又は両方の回転速度を調整することで調整できる。
このように,赤外線照射部136の出力と電極シートWの送り速度の一方又は両方を調整することで,電極シートWの温度をより的確に調整することができる。また,赤外線照射部136の出力を大きくしなくても,電極シートWの送り速度によって電極シートWの温度を調整することもできる。
上述した温度センサは,例えば放射温度計などの非接触温度計で構成することにより,巻取り中の電極シートWでもその温度を非接触で測定できる。具体的には例えば放射温度計をチャンバ102の外側に,図示しない石英窓などを介して電極シートWに向けて配置し,チャンバ102の外側から非接触にて電極シートWの温度を検出する。
この場合,予め電極シートWの熱抵抗を測定しておくことにより,放射温度計は電極シートWの片側に配置するだけで電極シートWの温度を測定できる。このため,放射温度計は電極シートWの上側と下側のいずれに配置してもよい。例えば図6に示すように電極シートWの下側から赤外線照射部136で赤外線を照射する場合には,放射温度計を電極シートWの上側に配置して,電極シートWの温度を測定するようにしてもよい。
また,放射温度計などの非接触温度計は,電極シートWの上側と下側の両側に配置してもよい。これによれば,例えば電極シートWの上面と下面の両面に赤外線照射部136で別々に赤外線を照射する場合や,乾燥対象物の熱抵抗が大きくて上面と下面の温度差が大きくなる場合などにも,電極シートWの両面の温度をそれぞれ的確に測定することができる。なお,非接触温度計の配置は上述したものに限られるものではなく,非接触温度計も放射温度計に限られるものではない。
(第2実施形態にかかる電極シート乾燥装置の構成例)
次に,本発明の第2実施形態にかかる電極シート乾燥装置の構成例について,図面を参照しながら説明する。第2実施形態では,複数のロール状の電極シートWを同時に乾燥することができるように構成した電極シート乾燥装置を例に挙げる。なお,第1実施形態と同一の機能を有する部分については,同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図7は第2実施形態にかかる電極シート乾燥装置101の構成例である。電極シート乾燥装置101は,2つのロール状の電極シートWを同時に乾燥可能に構成されている。具体的には図7に示すように,巻出し軸114,巻取り軸124,各ガイドローラ108,テンションローラ109を,チャンバ102の前方に延長することによって,チャンバ102内の前後に2つのロール状の電極シートWを取り付けられるようにしている。
これによれば,共通の巻出し軸114と巻取り軸124を回転駆動させることによって,2つのロール状の電極シートWを同時に巻出し,巻き取りながら真空雰囲気中にて乾燥させることができる。しかも,この構成によれば巻出し軸114と巻取り軸124の長さを前方にさらに延長することで,3つ以上のロール状の電極シートWを取付けて,同時に乾燥させることもできる。
なお,複数のロール状の電極シートWを同時に乾燥させることができる電極シート乾燥装置101としては,図7に示す構成に限られるものではなく,例えば巻取り軸124については別々にずらして設けるようにしてもよい。例えば図8は巻取り軸124と巻取り側のガイドローラ108だけを別々にずらして設けた場合である。具体的には図9に示すように,巻取り軸124と巻取り側のガイドローラ108をそれぞれ水平方向にずらして配置している。各巻取り軸124には,上述した軸駆動部150を設けて,蛇行補正も行うことができるようにしてもよい。
図8,図9に示す電極シート乾燥装置101によっても,2つのロール状の電極シートWを同時に巻出し,巻き取りながら真空雰囲気中において乾燥することができる。しかも,巻取り軸124を別々に設け,それぞれに軸駆動部150を設けることで,2つの電極シートWの蛇行補正を別々に調整することができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば上述した実施形態では,リチウムイオン二次電池に用いられる電極シートを乾燥する場合を例に挙げて説明したが,これに限られるものではなく,水分などの不純物の除去が必要なロール状の電極シートであれば,どのような用途の電極シートを乾燥することができる。例えば電池に用いられる電極シートだけでなく,コンデンサなどの電子部品に使用される電極シートであってもよい。
本発明は,リチウム電池などに用いられるロール状の電極シートを乾燥する電極シート乾燥装置及び電極シート乾燥方法に適用可能である。
100,101 電極シート乾燥装置
102 チャンバ
102a 背板
103 開口部
104 蓋部
104a,104b 蓋部
105 回転駆動モータ
105,125 回転駆動モータ
106 透明窓
108 ガイドローラ
109 テンションローラ
110 巻出し側の収容部
112 扉部
114 巻出し軸
115 ロールコア
120 巻取り側の収容部
121 開口部
122 扉部
124 巻取り軸
125 ロールコア
130 連通部
132 開口部
134 光透過窓
136 赤外線照射部
140 真空排気装置
142 排気口
150 軸駆動部
152 ガイドローラ取付板
152a 板状部
152b 筒状部
154 軸受
156 直交減速機
157 ベローズ
158 スライド部材
159 スライダ
160 スライド駆動モータ
162 スライドガイド
164 ボールねじ
170 蛇行検出センサ
172 蛇行監視窓
174 監視窓
175 巻径測定センサ
200 制御部
210 操作部
220 記憶部
W 電極シート

Claims (9)

  1. ロール状の電極シートを巻出して,巻取りながら乾燥する電極シート乾燥装置であって,
    前記ロール状の電極シートを収容可能な巻出し側収容部と巻取り側収容部とを離間して設け,前記巻出し側収容部内と前記巻取り側収容部内とを連通する連通部を備えた気密なチャンバと,
    前記チャンバ内を排気する排気口に接続され,前記チャンバ内を真空圧力にする真空排気装置と,
    前記巻出し側収容部内に設けられた巻出し軸と,
    前記巻取り側収容部内に設けられた巻取り軸と,
    前記巻出し側収容部から巻出された前記電極シートを,前記連通部を通って前記巻取り側収容部に案内する複数のガイドローラと,
    前記チャンバの外側に設けられ,前記連通部を通る電極シートに対し,前記連通部の途中に設けた透過窓を介して赤外線を照射する赤外線照射部と,
    を備えたことを特徴とする電極シート乾燥装置。
  2. 前記チャンバ内の真空圧力は,30000Pa以下にして前記電極シートの乾燥を行うことを特徴とする請求項1に記載の電極シート乾燥装置。
  3. 前記巻出し軸と前記巻取り軸の一方又は両方に,回転駆動及び軸方向へのスライド駆動を行う軸駆動部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電極シート乾燥装置。
  4. 前記巻出し軸によって巻出した前記電極シートを,前記巻取り軸によって巻取る際に,前記電極シートの軸方向の蛇行を検出する蛇行検出センサを設け,
    前記蛇行検出センサの検出結果に基づいて前記電極シートの軸方向の蛇行補正量を算出し,この蛇行補正量に基づいて前記軸駆動部のスライド駆動を制御することを特徴とする請求項3に記載の電極シート乾燥装置。
  5. 前記巻出し軸の軸方向に複数のロール状電極シートを配置して,これら複数のロール状電極シートを同時に巻出して乾燥することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電極シート乾燥装置。
  6. 前記巻取り軸は,前記各電極シートごとに別々に設け,各巻取り軸をずらして配置したことを特徴とする請求項5に記載の電極シート乾燥装置。
  7. 前記電極シートの温度を検出する温度センサを設け,前記電極シートの温度が所定の設定温度になるように,前記赤外線照射部の出力と前記電極シートの送り速度のいずれか一方又は両方を調整することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電極シート乾燥装置。
  8. 電極シート乾燥装置を用いてロール状の電極シートを巻出して,巻取りながら乾燥する電極シート乾燥方法であって,
    前記電極シート乾燥装置は,前記ロール状の電極シートを収容可能な巻出し側収容部と巻取り側収容部とを離間して設け,前記巻出し側収容部内と前記巻取り側収容部内とを連通する連通部を備えた気密なチャンバと,前記チャンバ内を排気する排気口に接続され,前記チャンバ内を真空圧力にする真空排気装置と,前記巻出し側収容部内に設けられた巻出し軸と,前記巻取り側収容部内に設けられた巻取り軸と,前記巻出し側収容部から巻出された前記電極シートを,前記連通部を通って前記巻取り側収容部に案内する複数のガイドローラと,前記チャンバの外側に設けられ,前記連通部を通る電極シートに対し,前記連通部の途中に設けた透過窓を介して赤外線を照射する赤外線照射部と,を備え,
    前記チャンバ内を前記真空排気装置によって排気して所定の真空圧力に減圧するステップと,
    前記巻出し軸から前記電極シートを巻出して前記巻取り軸で巻取りながら,前記赤外線照射部により赤外線を照射して前記電極シートを加熱乾燥するステップと,
    を有することを特徴とする電極シート乾燥方法。
  9. 前記チャンバ内の所定の真空圧力は,30000Pa以下であることを特徴とする請求項8に記載の電極シート乾燥方法。
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