JP2014106956A - タッチスクリーンモジュール及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、タッチスクリーンモジュール及びその製造方法に関する。
【解決手段】本発明は、ガラス基板と10、ガラス基板10上に形成される第1感光性樹脂層11と、第1感光性樹脂層11上に形成される第2感光性樹脂層と、を含むベゼル12と、ガラス基板10及びベゼル12の上に同時に形成される透明電極20aと、を含む、タッチスクリーンモジュールを提供する。本発明によると、ベゼル12に含まれた顔料粒子が露光現像後にガラス基板10の表面に残る残渣現象を防止することができる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、ガラス基板と10、ガラス基板10上に形成される第1感光性樹脂層11と、第1感光性樹脂層11上に形成される第2感光性樹脂層と、を含むベゼル12と、ガラス基板10及びベゼル12の上に同時に形成される透明電極20aと、を含む、タッチスクリーンモジュールを提供する。本発明によると、ベゼル12に含まれた顔料粒子が露光現像後にガラス基板10の表面に残る残渣現象を防止することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、タッチスクリーンモジュール及びその製造方法に関する。
電子工学技術及び情報技術の発達に伴い、業務環境を含む日常生活において電子機器が占める割合が徐々に増加しつつある。特に、電子技術が発達し続けるにつれ、最近は、小型化、薄型化の傾向にある携帯用機器にタッチスクリーンモジュール(touch screen module、TSM)が用いられている。
一般に、タッチスクリーンモジュールは、ディスプレイ装置に設けられてユーザが接触する画面上の位置を検知し、検知された接触位置に関する情報を入力情報として、ディスプレイの画面制御を含む電子機器の制御を行うための装置であって、構成が簡単でありながら誤操作が少なく、空間節約が可能であり、IT機器との連動が容易になるなど、様々な長所を有している。
一方、タッチスクリーンモジュールには、抵抗膜方式(Resistive Type)、静電容量方式(Capacitive Type)、電磁気方式(Electro−Magnetic Type)、表面弾性波方式(SAW Type)及び赤外線方式(Infrared Type)などの様々な方式が用いられているが、機能的な側面と経済的な側面を全て考慮した抵抗膜方式及び静電容量方式が広く用いられている。
特に、最近は、タッチスクリーンモジュールの作動方式が、抵抗膜方式から静電容量方式に急速に変化しており、タッチスクリーンモジュール方式もまたウィンドウ(window)一体型タッチスクリーンモジュール方式に変化する傾向にある。
ウィンドウ一体型タッチスクリーンモジュールでは、ベゼル(bezel)をコーティングしてからセンサ電極を被覆するが、センサ電極が非常に薄いことから、ベゼルの角部において電極が断線する不良を防止するためには、段差を減少させると共に、ベゼルの厚さを薄くしなければならない。つまり、ベゼルを薄くしてパターンを形成するために、インクが感光性を有する組成成分を含むようにする必要がある。
また、上記インクは、特定の色を示すために、感光性組成成分以外にも特定の顔料を使用するが、このインクをコーティングし、露光現像を行った後にも、顔料粒子がガラス基板上に残る残渣が発生することがある。このような残渣粒子は、センサ電極の形成及び作動を妨害するという問題点がある。
本発明の目的は、ガラス基板上に特定の色のベゼル(bezel)を形成することにあり、特に、顔料粒子の残渣を防止するために、顔料を含む感光性インクをコーティングする前に薄い感光性樹脂層を形成するタッチスクリーンモジュール及びその製造方法を提供することにある。
本発明の一実施形態は、ガラス基板と、上記ガラス基板上に形成される第1感光性樹脂層と、上記第1感光性樹脂層上に形成される第2感光性樹脂層と、を含むベゼルと、上記ガラス基板及びベゼルの上に同時に形成される透明電極と、を含むタッチスクリーンモジュールを提供する。
上記透明電極は、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、ITO(Indium Tin oxide)及び伝導性高分子からなる群から選択される一つ以上を含むことができる。
上記銀(Ag)はゼラチンを含有する銀塩であることができる。
上記第1感光性樹脂層は、スピンコーティング法またはスリットコーティング法により形成することができる。
上記第2感光性樹脂層は、スピンコーティング法またはスリットコーティング法により形成することができる。
上記第2感光性樹脂層は顔料を含んでなることができる。
上記顔料は二酸化チタン(TiO2)またはカーボンブラック(carbon black)とすることができる。
本発明の他の実施形態は、ガラス基板を用意する段階と、上記ガラス基板上に形成される第1感光性樹脂層と上記第1感光性樹脂層上に形成される第2感光性樹脂層とを含むベゼルを形成する段階と、上記ガラス基板及びベゼルの上に同時に形成される透明電極を形成する段階と、を含むタッチスクリーンモジュールの製造方法を提供する。
上記透明電極は、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、ITO(Indium Tin oxide)及び伝導性高分子からなる群から選択される一つ以上を含むことができる。
上記銀(Ag)は、ゼラチンを含有する銀塩とすることができる。
上記第1感光性樹脂層は、スピンコーティング法またはスリットコーティング法により形成することができる。
上記第2感光性樹脂層は、スピンコーティング法またはスリットコーティング法により形成することができる。
上記第2感光性樹脂層は顔料を含んでなることができる。
上記顔料は、二酸化チタン(TiO2)またはカーボンブラックとすることができる。
本発明によると、露光現像の後に、ベゼルに含まれた顔料粒子がガラス基板の表面に残る残渣現象を防止することができる。
以下では、添付の図面を参照し、本発明の好ましい実施形態について説明する。しかし、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲は以下で説明する実施形態に限定されない。また、本発明の実施形態は、当該技術分野で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。なお、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
一方、本実施形態では、ガラス基板が適用される例としてタッチスクリーンモジュールについて説明するが、本発明はこれに限定されず、太陽電池、ディスプレイ分野などにも本実施形態によるガラス基板が適用することができる。
タッチスクリーンモジュール100の構造
図1は、タッチスクリーンモジュール100の断面図である。以下では、これを参照して、本実施形態によるタッチスクリーンモジュール100について説明する。
図1に示されているように、、本実施例によるタッチスクリーンモジュール100は、第1感光性樹脂層11及びベゼル12を含むガラス基板10と、透明電極20a、20bと、絶縁層30と、光学接着フィルム(OCA;Optically Clear Adhesive)40と、ディスプレイ50と、を含むことができる。上記ベゼル12は、第2感光性樹脂層を含むことができる。
ガラス基板10は、透明電極20a、20bが形成される空間を提供する部材である。
ここで、ガラス基板10は、ガラス基板10の他の構成を外力から十分に保護することができるように耐久性の高い物質で構成されることが好ましい。また、ディスプレイ50からの映像をユーザにきれいに伝達できるように、透明な物質で構成されることが好ましい。
透明電極20a、20bは、ガラス基板10に形成され、多様な電気的信号を検知する部材である。
ここで、ガラス基板10がタッチスクリーンモジュール100に用いられる場合、透明電極20a、20bは入力による信号を検知することができる。例えば、静電容量方式のタッチスクリーンモジュール100において、透明電極20a、20bは、入力から寄生容量を測定し、静電容量の変化を検知してからそれを制御部に伝達し、制御部が押圧位置の座標を認識することで、所望の動作を具現することができる。具体的には、電圧が印加されて高周波が透明電極20a、20bの全面に拡散すると、入力の発生時において、透明電極20a、20bが電極、ガラス基板10が誘電体として作用するようになって所定のキャパシタンス変化が発生するようになるが、制御部において変形された波形を検知して入力位置または入力の発生有無などを認識することができる。
光学接着フィルム40は、絶縁層30とディスプレイ50との間に形成され、絶縁層30とディスプレイ50を接着させる部材である。
ガラス基板10の製造方法
図2は、本発明の一実施形態によるガラス基板10の製造工程を示した断面図である。以下では、図2を参照して本発明によるガラス基板10の製造方法について説明する。
まず、図2に示されているように、ガラス基板10を用意する。上記ガラス基板10に、例えば、スピンコーティング法またはスリットコーティング法により第1感光性樹脂層11を形成する。
次に、上記第1感光性樹脂層11上に第2感光性樹脂層を含むベゼル12をスピンコーティング法またはスリットコーティング法により形成することができる。
従来は、主にスクリーンプリンティング法が用いられていたが、この方法は、厚いベゼル12を製造するのに用いられていた。これに対し、薄いベゼル12を製造するためには、スピンコーティング法またはスリットコーティング法を用いることができる。
これにより、ガラス基板10上に第1感光性樹脂層11を形成し、第2感光性樹脂層を含むベゼル12を形成した後、露光または現像を行って上記タッチスクリーンモジュール100に含まれるガラス基板10を用意する。
感光性樹脂組成物
上記タッチスクリーンモジュール100において粒子とガラス基板10の表面との相互力が強い場合には、露光または現像の後にも、粒子がガラス基板10の表面に残る可能性が高いことから、最初から粒子の残渣を防止するためにガラス基板10上に薄い第1感光性樹脂層11を形成する。
上記感光性樹脂組成物は、(a)バインダー樹脂と、(b)光重合性化合物と、(c)光重合開始剤と、(d)溶剤と、を含んでなることができる。
また、上記第1感光性樹脂層11をコーティングしてから熱を加えて溶剤を除去した後、第2感光性樹脂層を含むベゼル12を形成する。ここで、上記第2感光性樹脂層は顔料を含んでなることができる。
即ち、上記第2感光性樹脂層は、上記感光性樹脂組成物に分散液を撹拌してなるが、上記分散液は、(a)バインダー樹脂、(d)溶剤、(e)着色剤及び(f)分散剤からなることができる。また、(g)添加剤を含んでもよい。
(a)バインダー樹脂
上記バインダー樹脂は、当該分野において一般的に用いられるものであれば、制限なく用いられることができる。
上記バインダー樹脂は、本発明の溶剤に溶解されることができ、上記着色剤に対する結着樹脂の機能を果たす。また、上記バインダー樹脂は、アルカリ性現像液に溶解可能な樹脂であれば、その種類を特に制限することなく用いることができる。
上記バインダー樹脂としては、例えば、カルボキシル基含有単量体、及びこの単量体と共重合可能な他の単量体との共重合体などが挙げられる。
上記カルボキシル基含有単量体としては、例えば、不飽和モノカルボン酸や不飽和ジカルボン酸、不飽和トリカルボン酸などの分子のうち一つ以上のカルボキシル基を有する不飽和多価カルボン酸などの不飽和カルボン酸などが挙げられる。
上記不飽和モノカルボン酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、αークロロアクリル酸、ケイ皮酸などが挙げられる。
上記不飽和ジカルボン酸としては、例えば、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸などが挙げられる。
上記不飽和多価カルボン酸は、酸無水物であってもよく、具体的には、マレイン酸無水物、イタコン酸無水物、シトラコン酸無水物などが挙げられる。また、上記不飽和多価カルボン酸は、そのモノ(2ーメタクリロイルオキシアルキル)エステルであってもよく、例えば、こはく酸モノ(2ーアクリロイルオキシエチル)、こはく酸モノ(2ーメタクリロイルオキシエチル)、フタル酸モノ(2ーアクリロイルオキシエチル)、フタル酸モノ(2ーメタクリロイルオキシエチル)などが挙げられる。上記不飽和多価カルボン酸は、その両末端ジカルボキシ重合体のモノ(メタ)アクリレートであってもよく、例えば、ωーカルボキシポリカプロラクトンモノアクリレート、ωーカルボキシポリカプロラクトンモノメタクリレートなどが挙げられる。
上記カルボキシル基含有単量体は、それぞれ単独または2種以上を混合して用いることができる。
上記カルボキシル基含有単量体と共重合可能な他の単量体としては、例えば、スチレン、αーメチルスチレン、oービニルトルエン、mービニルトルエン、pービニルトルエン、pークロロスチレン、oーメトキシスチレン、mーメトキシスチレン、pーメトキシスチレン、oービニルベンジルメチルエーテル、mービニルベンジルメチルエーテル、pービニルベンジルメチルエーテル、oービニルベンジルグリシジルエーテル、mービニルベンジルグリシジルエーテル、pービニルベンジルグリシジルエーテル、インデンなどの芳香族ビニル化合物;メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、nープロピルアクリレート、nープロピルメタクリレート、iープロピルアクリレート、iープロピルメタクリレート、nーブチルアクリレート、nーブチルメタクリレート、iーブチルアクリレート、iーブチルメタクリレート、secーブチルアクリレート、secーブチルメタクリレート、tーブチルアクリレート、tーブチルメタクリレート、2ーヒドロキシエチルアクリレート、2ーヒドロキシエチルメタクリレート、2ーヒドロキシプロピルアクリレート、2ーヒドロキシプロピルメタクリレート、3ーヒドロキシプロピルアクリレート、3ーヒドロキシプロピルメタクリレート、2ーヒドロキシブチルアクリレート、2ーヒドロキシブチルメタクリレート、3ーヒドロキシブチルアクリレート、3ーヒドロキシブチルメタクリレート、4ーヒドロキシブチルアクリレート、4ーヒドロキシブチルメタクリレート、アリルアクリレート、アリルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、フェニルアクリレート、フェニルメタクリレート、2ーメトキシエチルアクリレート、2ーメトキシエチルメタクリレート、2ーフェノキシエチルアクリレート、2ーフェノキシエチルメタクリレート、メトキシジエチレングリコールアクリレート、メトキシジエチレングリコールメタクリレート、メトキシトリエチレングリコールアクリレート、メトキシトリエチレングリコールメタクリレート、メトキシプロピレングリコールアクリレート、メトキシプロピレングリコールメタクリレート、メトキシジプロピレングリコールアクリレート、メトキシジプロピレングリコールメタクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、ジシクロペンタジエニルアクリレート、ジシクロペンタジエチルメタクリレート、2ーヒドロキシー3ーフェノキシプロピルアクリレート、2ーヒドロキシー3ーフェノキシプロピルメタクリレート、グリセロールモノアクリレート、グリセロールモノメタクリレートなどの不飽和カルボン酸エステル類;2ーアミノエチルアクリレート、2ーアミノエチルメタクリレート、2ージメチルアミノエチルアクリレート、2ージメチルアミノエチルメタクリレート、2ーアミノプロピルアクリレート、2ーアミノプロピルメタクリレート、2ージメチルアミノプロピルアクリレート、2ージメチルアミノプロピルメタクリレート、3ーアミノプロピルアクリレート、3ーアミノプロピルメタクリレート、3ージメチルアミノプロピルアクリレート、3ージメチルアミノプロピルメタクリレートなどの不飽和カルボン酸アミノアルキルエステル類;グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレートなどの不飽和カルボン酸グリシジルエステル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、安息香酸ビニルなどのカルボン酸ビニルエステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、アリルグリシジルエーテルなどの不飽和エーテル類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、αークロロアクリロニトリル、シアン化ビニリデンなどのシアン化ビニル化合物;アクリルアミド、メタクリルアミド、αークロロアクリルアミド、Nー2ーヒドロキシエチルアクリルアミド、Nー2ーヒドロキシエチルメタクリルアミドなどの不飽和アミド類;マレイミド、Nーフェニルマレイミド、Nーシクロヘキシルマレイミドなどの不飽和イミド類;1,3ーブタジエン、イソプレン、クロロプレンなどの脂肪族共役ジエン類;及びポリスチレン、ポリメチルアクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリーnーブチルアクリレート、ポリーnーブチルメタクリレート、ポリシロキサンの重合体分子鎖の末端にモノアクリロイル基またはモノメタクリロイル基を有するマクロ単量体類などが挙げられる。これらの単量体はそれぞれ単独または2種以上を混合して用いることができる。
上記バインダー樹脂がカルボキシル基含有単量体及びこの単量体と共重合可能な他の単量体との共重合体である場合、上記カルボキシル基含有単量体から誘導される構成単位の含量割合は、上記共重合体を構成する構成単位の総含量に対して10〜50質量%であることができる。上記カルボキシル基含有単量体から誘導される構成単位の含量割合が上記の基準で10〜50質量%であると、現像液に対する溶解性が良好であり、現像時においてパターンが正確に形成されるために好ましい。また、酸価は、70mgKOH/g〜120mgKOH/gの範囲内であることが好ましい。
上記バインダー樹脂としては、例えば、(メタ)アクリル酸/メチル(メタ)アクリレート共重合体、(メタ)アクリル酸/ベンジル(メタ)アクリレート共重合体、(メタ)アクリル酸/2ーヒドロキシエチル(メタ)アクリレート/ベンジル(メタ)アクリレート共重合体、(メタ)アクリル酸/メチル(メタ)アクリレート/ポリスチレンマクロ単量体共重合体、(メタ)アクリル酸/メチル(メタ)アクリレート/ポリメチル(メタ)アクリレートマクロ単量体共重合体、(メタ)アクリル酸/ベンジル(メタ)アクリレート/ポリスチレンマクロ単量体共重合体、(メタ)アクリル酸/ベンジル(メタ)アクリレート/ポリメチル(メタ)アクリレートマクロ単量体共重合体、(メタ)アクリル酸/2ーヒドロキシエチル(メタ)アクリレート/ベンジル(メタ)アクリレート/ポリスチレンマクロ単量体共重合体、(メタ)アクリル酸/2ーヒドロキシエチル(メタ)アクリレート/ベンジル(メタ)アクリレート/ポリメチル(メタ)アクリレートマクロ単量体共重合体、(メタ)アクリル酸/スチレン/ベンジル(メタ)アクリレート/Nーフェニルマレイミド共重合体、(メタ)アクリル酸/こはく酸モノ(2ーアクリロイルオキシ)/スチレン/ベンジル(メタ)アクリレート/Nーフェニルマレイミド共重合体、(メタ)アクリル酸/こはく酸モノ(2ーアクリロイルオキシエチル)/スチレン/アリル(メタ)アクリレート/Nーフェニルマレイミド共重合体、(メタ)アクリル酸/ベンジル(メタ)アクリレート/Nーフェニルマレイミド/スチレン/グリセロールモノ(メタ)アクリレート共重合体などが挙げられる。
このうち、(メタ)アクリル酸/ベンジル(メタ)アクリレート共重合体、(メタ)アクリル酸/ベンジル(メタ)アクリレート/スチレン共重合体、(メタ)アクリル酸/メチル(メタ)アクリレート共重合体、(メタ)アクリル酸/メチル(メタ)アクリレート/スチレン共重合体を用いることが好ましい。
上記バインダー樹脂は特に制限されず、そのポリスチレン換算の重量平均分子量が3,000〜100,000の範囲内とすることができる。バインダー樹脂の重量平均分子量が3,000〜100,000の範囲内であれば、着色剤分散が容易になり、粘度が低く、保存安定性に優れる。
上記バインダー樹脂の含量は、着色剤分散組成物における固形分に対し、質量分率で3〜80質量%の範囲内とすることができる。上記バインダー樹脂の含量が上記の基準で3〜80質量%であれば、着色剤の分散が容易になり、保存安定性に優れる。
(b)光重合性化合物
光重合性化合物は、光及び光重合開始剤の作用により重合することができる化合物であり、単官能単量体、2官能単量体、その他の多官能単量体などを用いることができる。
上記単官能単量体の具体的な例としては、ノニルフェニルカルビトールアクリレート、2ーヒドロキシー3ーフェノキシプロピルアクリレート、2ーエチルヘキシルカルビトールアクリレート、2ーヒドロキシエチルアクリレート、Nービニルピロリドンなどが挙げられる。
上記2官能単量体の具体的な例としては、1,6ーヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのビス(アクリロイルオキシエチル)エーテル、3ーメチルペンタンジオールジ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
上記3官能以上の多官能光重合性化合物の具体的な例としては、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エトキシ化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、エトキシ化ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、プロポキシ化ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどがある。
上記挙げられた光重合性化合物の中でも、3官能以上の(メタ)アクリル酸エステル及びウレタン(メタ)アクリレートが重合性に優れており、強度を向上させることができる点において特に好ましい。
上記挙げられた光重合性化合物は、それぞれ単独または二つ以上を組み合わせて用いることができる。
(c)光重合開始剤
光重合開始剤は、トリアジン系化合物、アセトフェノン系化合物、非イミダゾール系化合物及びオキシム化合物からなる群から選択される1種以上を用いることができる。
上記トリアジン系化合物としては、具体的に、2,4ービス(トリクロロメチル)ー6ー(4ーメトキシフェニル)ー1,3,5ートリアジン、2,4ービス(トリクロロメチル)ー6ー(4ーメトキシナプチル)ー1,3,5ートリアジン、2,4ービス(トリクロロメチル)ー6ーピペロニルー1,3,5ートリアジン、2,4ービス(トリクロロメチル)ー6ー(4ーメトキシスチリル)ー1,3,5ートリアジン、2,4ービス(トリクロロメチル)ー6ー[2ー(5ーメチルフランー2ーイル)エテニル]ー1,3,5ートリアジン、2,4ービス(トリクロロメチル)ー6ー[2ー(フランー2ーイル)エテニル]ー1,3,5ートリアジン、2,4ービス(トリクロロメチル)ー6ー[2ー(4ージエチルアミノー2ーメチルフェニル)エテニル]ー1,3,5ートリアジン、2,4ービス(トリクロロメチル)ー6ー[2ー(3,4ージメトキシフェニル)エテニル]ー1,3,5ートリアジンなどが挙げられる。
上記アセトフェノン系化合物としては、具体的に、ジエトキシアセトフェノン、2ーヒドロキシー2ーメチルー1ーフェニルプロパンー1ーオン、ベンジルジメチルケタル、2ーヒドロキシー1ー[4ー(2ーヒドロキシエトキシ)フェニル]ー2ーメチルプロパンー1ーオン、1ーヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2ーメチルー1ー(4ーメチルチオフェニル)ー2ーモルホリノプロパンー1ーオン、2ーベンジルー2ージメチルアミノー1ー(4ーモルホリノフェニル)ブタンー1ーオン、2ーヒドロキシー2ーメチルー1ー[4ー(1ーメチルビニル)フェニル]プロパンー1ーオン、2ー(4ーメチルベンジル)ー2ー(ジメチルアミノ)ー1ー(4ーモルホリノフェニル)ブタンー1ーオンなどが挙げられる。
上記非イミダゾール化合物としては、具体的に、2,2’ービス(2ークロロフェニル)ー4,4’,5,5’ーテトラフェニル非イミダゾール、2,2’ービス(2、3ージクロロフェニル)ー4,4’,5,5’ーテトラフェニル非イミダゾール、2,2’ービス(2ークロロフェニル)ー4,4’,5,5’ーテトラ(アルコキシフェニル)非イミダゾール、2,2’ービス(2ークロロフェニル)ー4,4’,5,5’ーテトラ(トリアルコキシフェニル)非イミダゾール、2,2ービス(2,6ージクロロフェニル)ー4,4’,5,5’ーテトラフェニルー1、2’ー非イミダゾールまたは4,4’,5,5’位置のフェニル基がカルボアルコキシ基で置換されているイミダゾール化合物などが挙げられる。
上記オキシム化合物としては、具体的に、oーエトキシカルボニルーαーオキシイミノー1ーフェニルプロパンー1ーオンなどが挙げられる。
また、本発明の効果を損傷しない程度であれば、本分野において一般的に用いられるその他の光重合開始剤などをさらに併用することができる。なお、上記光重合開始剤は、当該分野において一般的に用いられる光重合開始補助剤を組み合わせて用いることもできる。
(d)溶剤
溶剤は特に制限されない。好ましくは、上記溶剤としては、エーテル類、芳香族炭化水素類、ケトン類、アルコール類、エステル類またはアミド類などを用いることができる。
上記溶剤は、具体的に、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテルなどのエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレンなどの芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、アセトン、メチルアミルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類;エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、グリセリンなどのアルコール類;3ーエトキシプロピオン酸エチル、3ーメトキシプロピオン酸メチル、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、エチルアセテート、ブチルアセテート、アミルアセテート、メチルラクテート、エチルラクテート、ブチルラクテート、3ーメトキシブチルアセテート、3ーメチルー3ーメトキシー1ーブチルアセテート、メトキシペンチルアセテート、エチレングリコールモノアセテート、エチレングリコールジアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノアセテート、ジエチレングリコールジアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノアセテート、プロピレングリコールジアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネートまたはγーブチロラクトンなどのエステル類などが挙げられる。上記挙げられた溶剤のうち、塗布性及び乾燥性の面を考慮すると、好ましくは、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、シクロヘキサノン、エチルラクテート、ブチルラクテート、3ーエトキシプロピオン酸エチル、3ーメトキシプロピオン酸メチルなどが挙げられる。上記挙げられた溶剤は、それぞれ単独または二つ以上を組み合わせて用いることができる。
(e)着色剤
上記着色剤は、白色顔料または黒色顔料とすることができる。
上記着色剤である白色顔料はTiO2を含むことができ、黒色顔料はカーボンブラックを含むことができる。
上記カーボンブラックは、特に制限されないが、例えば、黒鉛化カーボン、ファーネス(furnace)ブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラックなどが挙げられる。
上記TiO2は、非常に安価で、高い屈折率により反射率が高いという長所を有することから、効果的な白色着色剤として用いられることができる。上記TiO2は、ルチル構造を有することが好ましい。ルチル構造を有するTiO2は優れた白色度を有することから、好ましく用いることができる。
上記白色顔料であるTiO2には、必要に応じて、レジン処理や、酸性基または塩基性基が導入された顔料誘導体などを用いた表面処理、高分子化合物などによる顔料表面へのグラフト処理、硫酸微粒化法などによる微粒化処理、不純物を除去するための有機溶剤や水などによる洗浄処理、イオン交換法などによるイオン性不純物の除去処理などを行うこともできる。
好ましくは、上記TiO2は、その表面にSiO2、Al2O3及び有機物からなる群から選択される少なくとも一つで処理を施したものとすることができる。このようなTiO2の表面処理は、TiO2の光触媒活動性を低減させると共に、反射輝度の特性を向上させることができる。このとき、表面処理を施した上記TiO2は、TiO2コアの含量が75〜95質量%であることが好ましい。TiO2コアの表面処理を上記の範囲内で施すと、白色度及び反射輝度に優れた特性を有するようになる。
(f)分散剤
分散剤は、着色剤である白色顔料及び黒色顔料の脱凝集及び安定性を維持するために添加されるものである。
上記分散剤は、BMA(ブチルメタアクリレート)またはDMAEMA(N,Nージメチルアミノエチルメタアクリレート)を含むアクリレート系分散剤でとすることができる。
上記分散剤は、公知の樹脂タイプの顔料分散剤、特に、ポリウレタン、ポリアクリレートで代表されるポリカルボン酸エステル、不飽和ポリアミド、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸の(部分的)アミン塩、ポリカルボン酸のアンモニウム塩、ポリカルボン酸のアルキルアミン塩、ポリシロキサン、長鎖ポリアミノアミドホスフェート塩、ヒドロキシル基ー含ポリカルボン酸のエステル及びこれらの改質生成物、またはフリー(free)カルボキシル基を有するポリエステルとポリ(低級アルキレンイミン)の反応によって形成されたアミドまたはこれらの塩と同様な油質の分散剤;(メト)アクリル酸ースチレン共重合体、(メト)アクリル酸ー(メト)アクリレートエステル共重合体、スチレンーマレイン酸共重合体、ポリビニルアルコールまたはポリビニルピロリドンのような水溶性樹脂または水溶性重合体化合物;ポリエステル;改質ポリアクリレート;エチレンオキサイド/プロピレンオキサイドの付加生成物及びホスフェートエステルを含むことができる。
特に、着色剤に顔料分散剤を添加する場合において、上記顔料分散剤としては、例えば、ポリエステル系重合体分散剤、アクリル系重合体分散剤、リン酸エステル系分散剤、ポリウレタン系重合体分散剤、陽イオン系界面活性剤、陰イオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤などが挙げられ、これらはそれぞれ単独または2種以上を組み合わせて用いることができる。顔料分散剤の含量は、顔料及び/または染料100重量部を基準として1〜100重量部含有される。顔料分散剤の含量が上記範囲内であると、均一な分散状態の顔料が得られる傾向があるために好ましい。
(g)添加剤
本発明の分散液には、必要に応じて、他の高分子化合物、硬化剤、界面活性剤、密着促進剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、凝集防止剤などの添加剤を添加してもよい。
上記他の高分子化合物の具体的な例としては、エポキシ樹脂、マレイミド樹脂などの硬化性樹脂、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポリフルオロアルキルアクリレート、ポリエステル、ポリウレタンなどの熱可塑性樹脂などが挙げられる。
上記硬化剤は、本発明による着色剤分散組成物を含む感光性組成物を用いて電子ペーパーの反射板に適用するにあたり、深部硬化及び機械的強度を高めるために用いられる。また、硬化剤の具体的な例としては、エポキシ化合物、多官能イソシアネート化合物、メラミン化合物、オキセタン化合物などが挙げられる。
上記硬化剤のうち、エポキシ化合物の具体的な例としては、ビスフェノールA系エポキシ樹脂、水素化ビスフェノールA系エポキシ樹脂、ビスフェノールF系エポキシ樹脂、水素化ビスフェノールF系エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、その他の芳香族系エポキシ樹脂、脂環族系エポキシ樹脂、グリシジルエステル系樹脂、グリシジルアミン系樹脂、またはこのようなエポキシ樹脂のブロム化誘導体、エポキシ樹脂及びそのブロム化誘導体以外の脂肪族、脂環族または芳香族エポキシ化合物、ブタジエン(共)重合体エポキシ化物、イソプレン(共)重合体エポキシ化物、グリシジル(メタ)アクリレート(共)重合体、トリグリシジルイソシアヌレートなどが挙げられる。
上記硬化剤のうち、オキセタン化合物の具体的な例としては、カルボネートビスオキセタン、キシレンビスオキセタン、アジペートビスオキセタン、テレフタレートビスオキセタン、シクロヘキサンジカルボン酸ビスオキセタンなどが挙げられる。
上記硬化剤は、硬化剤と共に、エポキシ化合物のエポキシ基、オキセタン化合物のオキセタン骨格を開環重合することが可能な硬化補助化合物を併用することができる。上記硬化補助化合物としては、例えば、多価カルボン酸類、多価カルボン酸無数物類、酸発生剤などが挙げられる。上記で挙げられた硬化剤は、単独または2種以上を混合して用いることができる。
上記界面活性剤としては、フッ素系界面活性剤またはシリコーン系界面活性剤などが好ましく用いられる。
上記密着促進剤の具体的な例としては、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2ーメトキシエトキシ)シラン、Nー(2ーアミノエチル)ー3ーアミノプロピルメチルジメトキシシラン、Nー(2ーアミノエチル)ー3ーアミノプロピルトリメトキシシラン、3ーアミノプロピルトリエトキシシラン、3ーグリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3ーグリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2ー(3,4ーエポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3ークロロプロピルメチルジメトキシシラン、3ークロロプロピルトリメトキシシラン、3ーメタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、3ーメルカプトプロピルトリメトキシシラン、3ーイソシアネートプロピルトリメトキシシラン、3ーイソシアネートプロピルトリエトキシシランなどが挙げられる。
上記酸化防止剤の具体的な例としては、2,2’ーチオビス(4ーメチルー6ーtーブチルフェノール)、2,6ージーtーブチルー4ーメチルフェノールなどが挙げられる。
上記紫外線吸収剤の具体的な例としては、2ー(3ーtertーブチルー2ーヒドロキシー5ーメチルフェニル)ー5ークロロベンゾトリアゾール、アルコキシベンゾフェノンなどが挙げられる。
上記凝集防止剤の具体的な例としては、ポリアクリル酸ナトリウムなどが挙げられる。
以下では、本発明の理解を助けるために好ましい実施例を提示するが、下記実施例は本発明を例示するものに過ぎず、本発明の範疇及び技術思想の範囲内で多様な変更及び修正が可能であることは当業者にとって明らかであり、このような変形及び修正が添付の特許請求の範囲に属することも当然である。
<実施例>
感光性樹脂組成物は、アルカリ水溶性バインダー樹脂(SUN3004、美源商事製)50g、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(Dipentaerythritol Hexaacrylate)(DPHA、美源スペシャリティケミカル社製)40g、光開始剤(Irgacure 819)(Ciba)5g、光開始剤(Irgacure 184)(Ciba)5g、PGMEA 300gを混合して製造した。この感光性樹脂組成物をガラス基板上にスピンコーティング(1000rpm、30秒)して第1感光性樹脂層を形成した。上記第1感光性樹脂層を100℃において5分間加熱して溶剤を除去した。
TiO2感光性樹脂組成物を製造するために、まず、TiO2に対して2%の分散剤BYK180と2%のバインダー樹脂をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(Propylene Glycol Monomethylethylether Acetate、PGMEA)に溶解した後、60%になるようにTiO2を添加してから1時間ビーズミル(beads mill)を用いて分散した。この分散液を上記感光性樹脂組成物と混合してTiO2感光性樹脂組成物を製造した。この組成物においては、TiO2が45%、組成物の感光性樹脂組成成分が15%、PGMEAが残りを占めている。この組成物を上記第1感光性樹脂層上にスピンコーティング(700rpm、30秒)して白色層を形成した。その後100℃において5分間加熱して溶剤を除去した。
上記第1感光性樹脂層上にフォトマスクを載せて紫外線を照射した。このとき、紫外線光源としてはg、h、i線を全て含む1KWの高圧水銀などを用いて150mJ/cm2の照度で照射した。現像機を用いて現像温度25℃、現像時間60秒、洗浄時間60秒及びスピン乾燥(spinーdry)を25秒行って現像した。このとき、現像液としては1重量%濃度の水酸化カリウム水溶液を使用した。
<比較例>
上記実施例1における第1感光性樹脂層の形成を除いては同様に行った。
上記実施例及び比較例によって製造されたガラス基板の現像後に表面をSEMを用いて観察した結果を図3及び図4に示した。図3から分かるように、第1感光性樹脂層を適用した場合にはTiO2残渣が観察されなかったが、図4から分かるように、第1感光性樹脂層を適用していない場合には表面に残っている粒子が観察された。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想から外れない範囲内で多様な修正及び変形が可能であることは、当技術分野の通常の知識を有するものには明らかである。
10 ガラス基板
11 第1感光性樹脂層
12 ベゼル
20a、20b 透明電極
30 絶縁層
40 光学接着フィルム
50 ディスプレイ
11 第1感光性樹脂層
12 ベゼル
20a、20b 透明電極
30 絶縁層
40 光学接着フィルム
50 ディスプレイ
Claims (14)
- ガラス基板と、
前記ガラス基板上に形成される第1感光性樹脂層と、前記第1感光性樹脂層上に形成される第2感光性樹脂層と、を含むベゼルと、
前記ガラス基板及びベゼルの上に同時に形成される透明電極と、を含む、タッチスクリーンモジュール。 - 前記透明電極は、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、ITO(Indium Tin oxide)及び伝導性高分子からなる群から選択される一つ以上を含む、請求項1に記載のタッチスクリーンモジュール。
- 前記銀(Ag)はゼラチンを含有する銀塩である、請求項2に記載のタッチスクリーンモジュール。
- 前記第1感光性樹脂層は、スピンコーティング法またはスリットコーティング法により形成される、請求項1に記載のタッチスクリーンモジュール。
- 前記第2感光性樹脂層は、スピンコーティング法またはスリットコーティング法により形成される、請求項1に記載のタッチスクリーンモジュール。
- 前記第2感光性樹脂層は顔料を含んでなる、請求項1に記載のタッチスクリーンモジュール。
- 前記顔料は二酸化チタン(TiO2)またはカーボンブラック(carbon black)である、請求項6に記載のタッチスクリーンモジュール。
- ガラス基板を用意する段階と、
前記ガラス基板上に形成される第1感光性樹脂層と、前記第1感光性樹脂層上に形成される第2感光性樹脂層と、を含むベゼルを形成する段階と、
前記ガラス基板及びベゼルの上に同時に形成される透明電極を形成する段階と、を含む、タッチスクリーンモジュールの製造方法。 - 前記透明電極は、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、ITO(Indium Tin oxide)及び伝導性高分子からなる群から選択される一つ以上を含む、請求項8に記載のタッチスクリーンモジュールの製造方法。
- 前記銀(Ag)はゼラチンを含有する銀塩である、請求項9に記載のタッチスクリーンモジュールの製造方法。
- 前記第1感光性樹脂層は、スピンコーティング法またはスリットコーティング法により形成される、請求項8に記載のタッチスクリーンモジュールの製造方法。
- 前記第2感光性樹脂層は、スピンコーティング法またはスリットコーティング法により形成される、請求項8に記載のタッチスクリーンモジュールの製造方法。
- 前記第2感光性樹脂層は顔料を含んでなる、請求項8に記載のタッチスクリーンモジュールの製造方法。
- 前記顔料は二酸化チタン(TiO2)またはカーボンブラックである、請求項13に記載のタッチスクリーンモジュールの製造方法。
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